JP5736992B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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Description

この発明は冷蔵庫に関し、特に冷蔵庫を構成する断熱箱体の構造に関するものである。
断熱性能を確保するため、冷蔵庫の収納室には断熱箱体が使用されている。近年、真空断熱材を断熱箱体の内部に設置することで、家庭用冷蔵庫の断熱性能は飛躍的に向上した。市場では冷蔵庫にさらに高い省エネ性能が要求されているため、断熱箱体には断熱性能のさらなる向上が望まれている。
断熱箱体は外箱と内箱から構成されている。熱ロスは、冷蔵庫の断熱箱体のうち、主に真空断熱材が設置できない箇所で発生する。このため、冷蔵庫の開口部における外部から内部への熱侵入と、開口部に設けられる外箱と内箱の接続部における熱伝導を、低減することが課題となる。特許文献1と特許文献2は、冷蔵庫における断熱構造の改良に係る発明である。
実用新案平5-10224号公報 特開2008−39364号公報
冷蔵庫の断熱箱体において、外箱と内箱の接続部は形状が複雑なうえ、開口部の全面を占めている。外箱および内箱は剛性が低いため、発泡断熱材の注入前では外箱および内箱の位置が決まりにくい。また発泡断熱材の注入前の外箱および内箱では接続部を支え切れず、製造工程で断熱箱体が変形することがある。家庭用冷蔵庫のように、開口部を薄くし、間口を広くするニーズがある製品では、開口部に複雑な形状を適用できる寸法を確保することは難しい。
開口部には、製造時もしくは使用時に様々な荷重が加わるため、最も大きな応力がこの部分に発生する。開口部の接続部を樹脂のみで構成すると、強度が不足し、断熱箱体の変形が引き起こされる。回転動作する冷蔵庫扉の場合、開口部には扉固定部品も設置される。開口部では重量(負荷)に対する強度が低下し、扉固定部品の脱落が考えられる。
扉と断熱箱体の間の気密を確保するため、扉には内部に磁石が埋め込まれたガスケットが配設されている。金属性の外箱には着磁面が形成されていて、ガスケットと断熱箱体の密着性を向上させている。広い間口が要求される家庭用冷蔵庫でも開口部にはガスケットの着磁面を確保するスペースが要求される。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、開口部が薄い冷蔵庫において、開口部の断熱性能を向上させることを目的としている。
本願に係る冷蔵庫は、扉と断熱箱体から構成され、断熱箱体が、金属性の外箱と、樹脂製の内箱と、外箱と内箱の接続部をシールする樹脂アタッチと、外箱と内箱と樹脂アタッチで囲まれた内部空間に充填された発泡断熱材とを備えている。外箱は、間口方向に延在する着磁面と、着磁面から奥行方向に向かい鉤状に折り曲げられた先端部とを有しており、内箱は、扉の段差に対応して設けられた段差部と、段差部から延在し奥行方向に向かって突出した凸状部とを有しており、樹脂アタッチは、外箱の着磁面の裏側に向かって先端部に被さり係合するL字状の係合部と、内箱の凸状部が間口方向に挿入される凹状の収容部とを有しており、係合部は、収容部の一部であって、外箱の先端部と内箱に挟まれるものである。
さらに、本願に係る冷蔵庫は、扉と断熱箱体から構成され、断熱箱体が、金属性の外箱と、樹脂製の内箱と、外箱と内箱の接続部をシールする樹脂アタッチと、外箱と内箱と樹脂アタッチで囲まれた内部空間に充填された発泡断熱材とを備えている冷蔵庫であり、外箱は、間口方向に延在する着磁面と、着磁面から奥行方向に向かって折り曲げられた鉤状の先端部とを有しており、内箱は、扉の段差に対応して設けられた段差部と、段差部から延在し奥行方向に向かう先端部とを有しており、樹脂アタッチは、内箱の先端部が挿入される収容部と、収容部と間口方向に隣接して連続成形され外箱の先端部と係合する溝部と、溝部と間口方向に隣接して連続成形され奥行方向に突出する凸状部とを有しているものである。
この発明によれば、ガスケットの着磁面も確保しながら、断熱箱体の断熱性能が向上する。外箱と内箱を接続する樹脂アタッチの形状が簡素で小形にできるため、組立性が良い。樹脂アタッチは、発泡断熱材注入前の外箱と内箱で保持でき、開口部が薄い冷蔵庫にも設置できる。断熱箱体の開口部最外面は金属製の外箱で形成されるため、断熱箱体の変形により生じる応力、扉設置による負荷に対して強度を確保できる。
本発明に係る冷蔵庫の横断面図である。 実施の形態1による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 自動機による家庭用冷蔵庫の組立方法を示す概略図である。 組立て時における外箱と樹脂アタッチと内箱の関係を示す図である。 冷蔵庫の開口部に設けられた補強板の構造を示す縦断面図(5a)と横断面図(5b)である。 実施の形態2による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態3による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態4による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態5による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態6による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態7による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態8による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態9による冷蔵庫の開口部の横断面拡大図である。 実施の形態9による開口部に設けられた湾曲部を示す図である。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る冷蔵庫の横断面図を示す。冷蔵庫100は内側に空間を備えた断熱箱体(収納室)15と観音開き型の扉6から構成されている。断熱箱体15は金属製の外箱1と、樹脂製の内箱3と、発泡断熱材5と、真空断熱材8から構成されている。発泡断熱材5は外箱1と内箱3の間に充填され、断熱箱体15の断熱性能を確保する。真空断熱材8は断熱箱体15の断熱性能を向上させるが、設置しなくても本発明の効果は発揮される。部位Aは、断熱箱体15の開口部14の周辺を指している。外箱1は、開口部14で内側にL字に曲げられ、さらに端部を再度外側に折り返されている。冷蔵庫100では、開口部14が薄いため、冷蔵庫の横幅に比べて広い間口が確保されている。断熱箱体15は開口部14、側面17、背面18、内面19を備えている。冷蔵庫100には間口方向と奥行き方向が存在する。開口部14は断熱箱体15の意匠面を形成している。
図2は部位Aを拡大して表示した図である。扉6には、磁性体20を内包したガスケット7が、断熱箱体15と扉6との気密性を確保するために設けられている。外箱1は側面部1a、着磁面1b、先端部1c、角部1dから構成されている。樹脂アタッチ2は、係合部2a、弾性部2b、底部2c、傾斜部2dから構成されている。内箱3は段差部3a、直線部3b、凸状部3c、先端部3dから構成されている。段差部3aは扉6に設けられた段差に対応している。直線部3bは、段差部3aと凸状部3cを連絡している。
樹脂アタッチ2は、外箱1と角部1dの周辺で嵌合している。L字状に曲げられた係合部2aは、終端が鉤状に曲げられた外箱の先端部1cに当接し係合している。内箱3の凸状部3cは、樹脂アタッチ2の凹状の収容部(2a〜2d)の内側に嵌合されている。内箱3の凸状部3cには、冷蔵庫の冷気によって開口部に結露が発生するのを防止するために、露付き防止ヒータ4が設置されている。樹脂アタッチ2は小型であるため、開口部が薄い家庭用冷蔵庫にも設置できる。内箱3の先端部3dは樹脂アタッチ2の底部2cに当接している。
外箱1は鉤状の先端部1cが設けられており、断熱箱体15の剛性を確保している。着磁面1bは角部1dから間口方向に延在している。発泡断熱材5を断熱箱体15に充填させる際、外箱1の先端部1cと樹脂アタッチ2の係合部2a、および樹脂アタッチ2の弾性部2bと内箱3の凸状部3cが、それぞれ圧接されているため、断熱箱体15の開口部14の部品間からの発泡断熱材5の漏れを防止することができる。
断熱箱体15の開口部14における冷蔵庫の内外の熱浸入を考察してみる。2重フランジ構造部(弾性部2b、底部2c、傾斜部2d)が金属製である場合、金属の高い熱伝導性により、高温部が断熱箱体の内部まで侵入してくる。本発明においては、断熱箱体の内部に熱伝導性の低い樹脂アタッチ2などの樹脂部品が設置されているため、断熱性能が確保されている。
自動機による家庭用冷蔵庫の組立方法を簡単に説明する。図3は、外箱1と内箱3を接合する工程を表している。外箱1は2枚の側面板21と天板22から構成されている。生産性を優先した自動機による組立では、細かい位置決め作業を削除する必要がある。両方の側面板21を拡げた状態で、外箱1と内箱3を位置決めし、つぎに、2枚の側面板21を閉じることで、外箱1と内箱3が接続される。この状態で樹脂アタッチ2は外箱1と内箱3に保持される。このあと、発泡断熱材を注入する。
図4は、組立時における外箱1と樹脂アタッチ2と内箱3の関係を表している。まず左側図で示されるように外箱1の角部1dと着磁面1bに向かって樹脂アタッチ2を挿入する。この作業で、樹脂アタッチ2の底部2cが外箱1の側面部1a(の裏側)に当接する。樹脂アタッチ2の傾斜部2dの一部は外箱1の着磁面1b(の裏側)に当接する。樹脂アタッチ2の係合部2aは外箱1の先端部1cと係合する。
次いで外箱1と内箱3を位置決めし、図3で説明したように外箱1の側面板21を閉じる(中央図参照)。内箱3の凸状部3cには露付き防止ヒータ4を装着しておく。この作業で、内箱3の凸状部3cに、樹脂アタッチ2の収容部(2a〜2d)が圧入される。弾性部2bがバネ性を有するため、樹脂アタッチ2の口2kは一度広がったあと、閉まる。最終的に弾性部2bは凸状部3cを押えるように凸状部3cと密接する(右側図参照)。
図5は、断熱箱体の開口部の縦断面図(5a)と横断面図(5b)を示している。外箱1の着磁面1bには扉6を保持する扉ヒンジ12が設置されている。樹脂アタッチ2は途中で途切れており、この途切れた部分に扉ヒンジ12が配置される。扉ヒンジ12の裏側には、金属製のL字形状の補強部品13が配置されている。補強部品13は外箱の側面側に発泡断熱材保持部13aを有している。発泡断熱材5が充填される際、発泡断熱材保持部13aと発泡断熱材5が密着する。
このような構成によれば、負荷が集中する扉ヒンジ12を補強部品13の剛性と、発泡断熱材保持部13aと発泡断熱材の密着による保持力により、断熱箱体は負荷に対して強度を確保できる。また補強部品13の熱伝導により断熱性能が低下する領域を最小限に抑えることができる。回転動作する冷蔵庫扉の場合、負荷(扉の重量など)に対する強度が向上するので、扉固定部品の脱落を防止することができる。
実施の形態1の構成によれば、断熱箱体の断熱性能が向上する。外箱1と内箱3を接続する樹脂アタッチ2は形状が簡素で小形であるため、組立性が良く、開口部が薄い冷蔵庫にも設置できる。断熱箱体の開口部の最外面は金属製の外箱1で形成されているため、断熱箱体の変形により生じる応力、扉6の設置による負荷に対して強度を確保できる。寸法制約内に収まる構造で、強度と着磁面を確保できるといった効果を有する。
実施の形態2.
図6は、本発明の実施の形態2に係わる断熱箱体の開口部付近の拡大図である。露付き防止ヒータ4は外箱1の角部1dに設置されている。樹脂アタッチ2には、底部2cと側面部1aの間にスペーサ部2eが設けられている。樹脂アタッチ2のスペーサ部2eは露付き防止ヒータ4を外箱1に密着させる。
このような構成によれば、露付き防止ヒータ4が、熱伝導性の良い外箱1に接することで、露付き防止ヒータの発熱を効率よく、外箱1とガスケット7に伝達することができる。また、露付き防止ヒータ4の機能を、冷凍サイクルにおいて、断熱圧縮され、高温になった冷媒が流れる凝縮管で実現させる場合、冷媒凝縮量が増加し、冷凍サイクルの性能も向上する。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係る断熱箱体の開口部付近の拡大図である。外箱1は、側面部1a、角部1d、着磁面1b、折り曲げ部1e、傾斜部1f、底部1g、弾性部1h、先端部1iから構成されている。樹脂アタッチ2は、足部2fと固定部2gから構成されている。樹脂アタッチ2はヒータ固定スペーサとして働く。露付き防止ヒータ4は、外箱の角部1dに配置される。
樹脂アタッチ2は、外箱1の側面部1aと2重フランジ構造部(1e〜1h)との隙間に圧入され、露付き防止ヒータ4の固定と位置決めをおこなう。樹脂アタッチ2は、断熱箱体の開口部の全周ではなく、断続的に挿入される。樹脂アタッチ2が挿入されない領域には、発泡断熱材5が充填される。
このような構成によれば、露付き防止ヒータ4が金属製の2重フランジ構造部(1e〜1h)に接触することを防ぐことができる。樹脂アタッチ2が挿入されない領域は発泡断熱材5が充填されるため、断熱箱体の断熱性能が向上する。また、樹脂アタッチ2には内箱3との嵌合機能が不要なため、簡素な構造にでき、材料加工費を抑制できる。
実施の形態4.
図8は、本発明の実施の形態4に係る断熱箱体の開口部付近の縦断面図である。外箱1は、側面部1a、角部1d、着磁面1b、折り曲げ部1e、傾斜部1f、先端部1iから構成されている。樹脂アタッチ2は、弾性部2b、足部2f、嵌合部2hから構成されている。外箱1と樹脂アタッチ2は協働して2重フランジ構造部(1e、1f、1i、2h、2b)として作用する。露付き防止ヒータ4が装着された内箱3の凸状部3cは2重フランジ構造部に収容される。
外箱1の先端部1iは、側面部1aに沿って配置されている。樹脂アタッチ2は外箱1の先端部1iに向かって断熱箱体の奥行方向に圧入され固定される。足部2fは外箱1と内箱3との組立時に発生する、弾性部2bのたわみを規制する。樹脂アタッチ2の嵌合部2hは外箱1の先端部1iを保持する。
このような構成によれば、外箱1の端部が傾斜部1fを経由して延長されるため、断熱箱体の剛性が向上する。樹脂アタッチ2と外箱1との固定は、先端部1iと嵌合部2hとの奥行方向への圧入で実現できる。外箱1の先端部1iの成形は、外箱成形機の大幅な設備改造を必要とせずに実現できる。
実施の形態5.
図9は、本発明の実施の形態5に係る断熱箱体の開口部付近の拡大図である。外箱1は側面部1a、角部1d、着磁面1b、先端部1cから構成されている。終端部が鉤状の先端部1cは、着磁面1bと直行する方向に設けられている。樹脂アタッチ2は、収容部2h、溝部2i、凸状部2j、先端部2fから構成されている。溝部2iには嵌合ツメ2mが設けられている。凸状部2jには露付き防止ヒータ4が固定される。内箱3は段差部3a、直線部3b、先端部3dから構成されている。
内箱3には樹脂アタッチ2が圧入され、先端部3dと収容部2hが嵌合する。外箱1が内箱3に対して、開口部から背面に向かう相対運動をすることで、嵌合ツメ2mが外箱1の先端部1cに接触する。嵌合ツメ2mは弾性変形し、外箱1の先端部1cを乗り越える。さらに外箱1と樹脂アタッチ2が対運動することで、先端部1cが嵌合ツメ2mに係止され、外箱1と内箱3の組み立てが完了する。組み立て完了時、外箱1の角部1dと、樹脂アタッチ2の先端部2fとは密着し発泡断熱材の充填時の漏れを防止する。
このような構成によれば、2重フランジ構造部を削除できる。外箱1と内箱3は前後の相対運動のみ行うので、組立に必要なスペースが大幅に削減できる。組み立てライン長が短縮され、より大型の断熱箱体を組み立てることができる。
実施の形態6.
図10は、本発明の実施の形態6に係る断熱箱体の開口部付近の横断面図である。外箱1は側面部1a、角部1d、着磁面1b、段差部1j、先端部1cから構成されている。終端部が鉤状の先端部1cは、段差部1jがあるため、着磁面1bと平行な方向(間口方向)を向いている。内箱3は段差部3a、直線部3b、圧入部3e、凸状部3c、先端部3dから構成されている。凸状部3cには露付き防止ヒータ4が固定される。外箱1の先端部1cと圧入部3eが嵌合することで、外箱1と内箱3が組み立てられる。
ここでも、2重フランジ構造部を採用していない。樹脂アタッチを削除できるため、樹脂アタッチの材料費、加工費を削減できる。また、外箱1と内箱3が、組立時に前後の相対運動で嵌合するように、先端部1cと圧入部3eを形成することで、さらに組立に必要なスペースを大幅に削減できる。組み立てライン長が短縮され、より大型の断熱箱体を組み立てることができる。
実施の形態7.
図11は、本発明の実施の形態7に係る断熱箱体の開口部付近の横断面図である。外箱1は側面部1a、角部1d、着磁面1b、先端部1cから構成されている。終端部が鉤状の先端部1cは、着磁面1bに垂直な方向(奥行方向)を向いている。内箱3は段差部3a、直線部3b、圧入部3e、凸状部3c、先端部3dから構成されている。圧入部3eは鉤形状を有する。先端部1cと圧入部3eは断熱箱体の奥行方向に嵌合するよう成形されている。
ここでも、2重フランジ構造部を採用していない。樹脂アタッチを削除できるため、樹脂アタッチの材料費、加工費を削減できる。また、外箱1と内箱3が、組立時に前後の相対運動で嵌合するように、先端部1cと圧入部3eを形成することで、さらに組立に必要なスペースが大幅に削減できる。組み立てライン長が短縮され、より大型の断熱箱体を組み立てることができる。
実施の形態8.
図12は、本発明の実施の形態8に係る断熱箱体の開口部付近の横断面図である。外箱1は側面部1a、角部1d、着磁面1b、先端部1cから構成されている。終端部が鉤状の先端部1cは、着磁面1bに垂直な方向を向いている。内箱3は、段差部3a、直線部3b、圧入部3e、凸状部3c、先端部3dから構成されている。内箱3の先端部3dは断面がL字形状に形成され、磁性体23が設置されている。
外箱1と内箱3は外箱1と磁性体23との吸着力を利用して組み立てる。このような構成にすれば、樹脂アタッチ2を削除できる。さらに内箱3の成形性、外箱1と内箱3との組立性を確保したまま、樹脂アタッチの材料費、加工費を削減できる。
実施の形態9.
図13は、本発明の実施の形態9に係る断熱箱体の開口部付近の横断面図である。外箱1は、側面部1a、角部1d、着磁面1b、折り曲げ部1e、傾斜部1f、底部1g、弾性部1h、先端部1iから構成されている。内箱3は段差部3a、直線部3b、凸状部3c、第1湾曲先端部3j、第2湾曲先端部3kから構成されている。第1湾曲先端部3jと第2湾曲先端部3kは露付き防止ヒータ4を固定するヒータ固定ツメとして作用する。露付き防止ヒータ4と内箱3との間には発泡断熱材5が充填される。
奥行方向に向かって湾曲した第1湾曲先端部3jと、反奥行方向に向かって湾曲した第2湾曲先端部3kの構造について補足説明する。図14はヒータ固定ツメの成形方法を示す概略図である。内箱3の角部には、断熱箱体正面視で奥行き方向に凹凸形状部3nが形成されている。凹凸形状部3nの凹凸変曲部を切り取ることで、第1湾曲先端部3jと第2湾曲先端部3kが形成される。
ヒータ固定ツメによって固定された露付き防止ヒータ4は、断熱箱体の角部でのみ、内箱3に接触する。露付き防止ヒータ4は、その他の箇所では内箱3の先端から離れている。このような構成によれば、内箱3への露付き防止ヒータからの受熱が低減でき、断熱箱体の断熱性能が向上する。また、露付き防止ヒータの位置決め精度が向上し、露付き防止機能が向上する。
1 外箱、2 樹脂アタッチ、3 内箱、4 露付き防止ヒータ、5 発泡断熱材、6扉、7 ガスケット、8 真空断熱材、12 扉ヒンジ、13 補強部品、23 磁性体

Claims (4)

  1. 扉と断熱箱体から構成され、前記断熱箱体が、金属性の外箱と、樹脂製の内箱と、前記外箱と前記内箱の接続部をシールする樹脂アタッチと、前記外箱と前記内箱と前記樹脂アタッチで囲まれた内部空間に充填された発泡断熱材とを備えている冷蔵庫であり、
    前記外箱は、間口方向に延在する着磁面と、前記着磁面から奥行方向に向かい鉤状に折り曲げられた先端部とを有しており、
    前記内箱は、前記扉の段差に対応して設けられた段差部と、前記段差部から延在し奥行方向に向かって突出した凸状部とを有しており、
    前記樹脂アタッチは、前記外箱の前記着磁面の裏側に向かって前記先端部に被さり係合するL字状の係合部と、前記内箱の前記凸状部が間口方向に挿入される凹状の収容部とを有しており、
    前記係合部は、前記収容部の一部であって、前記外箱の先端部と前記内箱に挟まれることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記樹脂アタッチは、収容部の底部に外箱の側面に向かうスペーサ部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 扉と断熱箱体から構成され、前記断熱箱体が、金属性の外箱と、樹脂製の内箱と、前記外箱と前記内箱の接続部をシールする樹脂アタッチと、前記外箱と前記内箱と前記樹脂アタッチで囲まれた内部空間に充填された発泡断熱材とを備えている冷蔵庫であり、
    前記外箱は、間口方向に延在する着磁面と、前記着磁面から奥行方向に向かって折り曲げられた鉤状の先端部とを有しており、
    前記内箱は、前記扉の段差に対応して設けられた段差部と、前記段差部から延在し奥行方向に向かう先端部とを有しており、
    前記樹脂アタッチは、前記内箱の前記先端部が挿入される収容部と、前記収容部と間口方向に隣接して連続成形され前記外箱の前記先端部と係合する溝部と、前記溝部と間口方向に隣接して連続成形され奥行方向に突出する凸状部とを有していることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記樹脂アタッチは、前記溝部の内側に設けられ、間口方向に突起した嵌合ツメを有する
    ことを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
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