JP2015148353A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP2015148353A
JP2015148353A JP2014019883A JP2014019883A JP2015148353A JP 2015148353 A JP2015148353 A JP 2015148353A JP 2014019883 A JP2014019883 A JP 2014019883A JP 2014019883 A JP2014019883 A JP 2014019883A JP 2015148353 A JP2015148353 A JP 2015148353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange member
bottom plate
heat insulating
resin flange
refrigerator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014019883A
Other languages
English (en)
Inventor
佑介 中西
Yusuke Nakanishi
佑介 中西
斉藤 浩二
Koji Saito
浩二 斉藤
生田 裕也
Hirotaka Ikuta
裕也 生田
祥 花岡
Sho Hanaoka
祥 花岡
誠 岡部
Makoto Okabe
誠 岡部
章弘 難波
Akihiro Nanba
章弘 難波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014019883A priority Critical patent/JP2015148353A/ja
Publication of JP2015148353A publication Critical patent/JP2015148353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Refrigerator Housings (AREA)

Abstract

【課題】発泡断熱材の漏れが確実に防止され、製造が容易で、安価かつ、外観品質を確保できる発泡断熱材漏れシール構造を実現した冷蔵庫を得る。【解決手段】断熱箱体1の外箱11を構成する外箱側面板11aと、前記外箱の底面を構成する底板13と、前記外箱と内箱の間に充填された発泡断熱材とを有する冷蔵庫であって、前記底板における前記外箱側面板に接続される側方端部13aを前記断熱箱体の幅方向に略フラット状に形成すると共に、その側方端部と前記外箱側面板との間に介装された樹脂フランジ部材4を備え、前記樹脂フランジ部材の弾力性によって前記発泡断熱材の漏れが防止されるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に発泡断熱材の漏れシール構造の改良に関するものである。
断熱性能を確保するため、冷蔵庫箱体は外箱と内箱と底板とで形成される空間に、発泡断熱材を充填しているが、充填される空間から冷蔵庫箱体外殻に通じる隙間があると、発泡断熱材が漏れて製品の外観不良、発泡断熱材充填設備の故障が発生するため、隙間をシールする構造が必要である。例えば底板の外周フランジを比較的大なる曲げ半径にて外側に展開した状態に折曲形成し、外箱の側壁内面にその外周フランジを当接せしめ、発泡治具にて外側より前記側壁を押し圧することで密接させ、隙間をシールするようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平2−242076号公報(第1〜3頁、図1〜4)
前記のような従来の発泡断熱材の漏れシール構造では、外箱の側壁内面に対する底板の外周フランジの弾性力で断熱材発泡充填時のシールの役目をさせているが、底板の外周フランジでは、外周フランジ先端部に生じる隙間を無くすことは困難で、発泡断熱材の漏れ防止のためには隙間を埋める別の部材が必要になり、材料コスト、別部材取り付けコストがかかるという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、発泡断熱材の漏れが確実に防止され、製造が容易で、安価かつ、外観品質を確保できる発泡断熱材の漏れシール構造を実現した冷蔵庫を得ることを目的としている。
この発明に係る冷蔵庫は、断熱箱体の外箱を構成する外箱側面板と、前記外箱の底面を構成する底板と、前記外箱と内箱の間に充填された発泡断熱材とを有する冷蔵庫であって、前記底板における前記外箱側面板に接続される側方端部を前記断熱箱体の幅方向に略フラット状に形成すると共に、その側方端部と前記外箱側面板との間に介装された樹脂フランジ部材を備え、前記樹脂フランジ部材の弾力性によって前記発泡断熱材の漏れが防止されるようにしたものである。
この発明によれば、樹脂フランジ部材の弾力性によって発泡断熱材の漏れを防止するようにしたことにより、発泡断熱材の漏れが確実に防止され、しかも漏れ防止のための別部材を必要としないため製造工程が簡素化され、コストも削減できる。また、外観品質を確保できると共に、製造の歩留まりを改善できる。
本発明の実施の形態1による冷蔵庫の本体概要を示す斜視図である。 図1に示された冷蔵庫の機械室部分を示す背面斜視図である。 図1に示された冷蔵庫の足周りを構成する要部部品の分解斜視図である。 図3に示された樹脂フランジ部材の拡大斜視図である。 図3に示された樹脂フランジ部材の底板への組み付けを説明する斜視図である。 図1に示された冷蔵庫の足周り部の組立を説明する斜視図である。 図1に示された冷蔵庫の機械室側面と機械室天井面の接続部分の発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図である。 図1に示された冷蔵庫の機械室側面部分を除く外箱側面板と底板との接続部における発泡断熱材漏れシール構造を示す断面図である。 本発明の実施の形態2による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図である。 図9に示された樹脂フランジ部材による冷蔵庫の機械室側面の発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図である。 本発明の実施の形態2による冷蔵庫の製造過程で用いる発泡治具の機械室内への設置位置を概略的に説明する斜視図である。 図11に示された発泡治具の発泡断熱材充填時における設置状態を概略的に示す部分断面図である。 本発明の実施の形態3による冷蔵庫の樹脂フランジ部材と底板及び機械室側面との発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図である。 本発明の実施の形態4による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図である。 図14に示された樹脂フランジ部材とその周辺部品の組立状態を概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態5による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図である。 図16に示された樹脂フランジ部材の底板への組み付け方法を示す概観側面図である。 本発明の実施の形態6による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図である。 図18に示された樹脂フランジ部材と底板及び機械室側面との発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図である。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1による冷蔵庫の本体概要を示す斜視図、図2は図1に示された冷蔵庫の機械室部分を示す背面斜視図、図3は図1に示された冷蔵庫の足周りを構成する要部部品の分解斜視図、図4は図3に示された樹脂フランジ部材の拡大斜視図である。図において、冷蔵庫の扉を除いた本体部分の断熱箱体1は、外箱11、内箱12、及び、外箱11と内箱12の相互の間につくられた空間に充填された発泡断熱材(図示省略)によって形成され、外箱11の底面部は底板13を用いて構成されている。断熱箱体1の底部背面側には、外箱11の底面を構成する底板13を階段状に成形し、圧縮機21、冷媒配管溶接部22、冷媒流量切替弁23等を収納する機械室3が設けられている。本発明の特徴部分の一つは底板13と外箱11との接続部分の発泡断熱材の漏れシール構造にあり、特に、外箱11を構成する外箱側面板11aと、その外箱側面板11aに接続される底板13の側方端部13aとの間の漏れシール構造にある。
底板13は、幅方向(図3の略左右方向)の端部である側方端部13aにフランジが設けられておらず、側方端部13aは断熱箱体1の幅方向に断面略フラット状に形成されている。そして、その側方端部13aの内、機械室3に対応する部分と外箱側面板11aとの間には、詳細を図4に示す樹脂フランジ部材4が介装されている。なお、図4の樹脂フランジ部材4は、図3とは前後が逆に示されている。そして、底板13の側方端部13aにおける機械室3に対応した部分を除いた残余の部分は断面略L字状の部分を有する底面補強部材5を介して外箱側面板11aの下端部にネジ止めにより固定される。なお、図3に示すように底面補強部材5は全体概観が略L字状で外箱側面板11aの左右双方に配設され、左右のものは対称的に形成され、前端が外箱11の前方下端部に設置される底面把手部材6の端部に接続され、後端部は外箱背面板11bの下部の側端部に接続される。
底板13の前部は底面把手部材6に接続され、底板13の後部は外箱背面板11bの下端部に接続される。図3に示すように、底板13の外周囲部分における発泡断熱材の漏れシール構造は、外周囲前方は底面把手部材6と底板13との接続部によって、外周囲側方の内、機械室3の側方部分を除く部分は外箱側面板11aと底面補強部材5と底板13との接続部によって、外周囲側方の内、機械室3の側方部分は外箱側面板11aと樹脂フランジ部材4と底板13との接続部によって、外周囲後方は外箱背面板11bと底板13によって、それぞれ形成されている。
樹脂フランジ部材4は、図4に示すように、概観が機械室3の階段状の形状に倣った形状に成形されており、弾力性を持たせた機械室天井シール面4aと機械室側面シール面4b、底板13の側方端部13aに固定する固定爪4c、底面補強部材シール部4d、背面シール部4e、及び背面メネジ部4fを有し、樹脂射出成形により成形されている。機械室天井シール面4aと機械室側面シール面4bは後述する図7に示すように、断面大凡L字状の部分を有し、そのL字状の一辺部が前記機械室天井シール面4aを構成して底板13の側方端部13aに係合すると共に、その側方端部13aの上部側表面に面接触され、L字状の他辺部が前記機械室側面シール面4bを構成して、前記一辺部に対して自由状態において直角よりも大きい角度に上方向に折曲形成されている。なお、樹脂フランジ部材4には、底板13の側方端部13aに組み付けるときに底板13をガイドすると共に、固定爪4cを底板13の穴13hに嵌合させるための、奥部(図の左方向)が狭められたフラップ状のガイド部41が形成されている。
次に、図面を参照してさらに詳細に説明する。なお、図5は図3に示された樹脂フランジ部材の底板への組み付けを説明する斜視図、図6は図1に示された冷蔵庫の足周り部の組立を説明する斜視図、図7は図1に示された冷蔵庫の機械室側面と機械室天井面との接続部分の発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図、図8は図1に示された冷蔵庫の機械室側面部分を除く外箱側面板と底板との接続部における発泡断熱材漏れシール構造を示す断面図である。
まず、図5に示すように樹脂フランジ部材4を底板13へ側方より矢印方向に挿入する。このとき、樹脂フランジ部材4のガイド部41で底板13の側方端部13aを挟み込むように装着して、固定爪4cを穴13hに係合させて、樹脂フランジ部材4を底板13に固定する。なお、図5の右側も左側と対称的に形成された樹脂フランジ部材(図示省略)を同様に取付ける。以下、左右で同様な部分については一方についてのみ説明する。
次に、樹脂フランジ部材4を組み付けた状態の底板13を図6に示すように外箱11の底部にネジ(図示省略)によって組み付ける。なお、図6において外箱11の内側には内箱12が設置され(図示省略)、底面把手部材6と底面補強部材5は、それぞれ外箱11の所定個所にネジ止めにより予め固定されている。樹脂フランジ部材4を組み付けた底板13は、左右それぞれ外側に傾いた機械室側面シール面4bが外箱側面板11aの内側に入り込むように樹脂フランジ部材4の弾性力に抗して図7の矢印で示す方向に曲げて挿入しつつ外箱11、底面補強部材5によって位置決めした後、底面把手部材6及び底面補強部材5に対してネジ固定する。その後、外箱背面板11bを外箱11の外箱側面板11aに取り付け、外箱背面板11b、底面補強部材5を樹脂フランジ部材4の背面メネジ部4fにネジで共締めすることで固定する。
前記のように組み立てられた実施の形態1では、樹脂フランジ部材4の外側に傾いた機械室側面シール面4bが、図7に示すように外箱側面板11aによって矢印方向に内側に押されて外箱側面板11aの内側表面に密着されることにより、機械室3に対応する部分の側方向への漏れシール面が形成され、機械室3の天井面については機械室天井シール面4aの下面と底板13の側方端部13aの上面とが図7に示すように密着されることにより漏れシール面が形成される。一方、底板13の側方端部13aにおける機械室3以外の残余の部分は、図8に示すように、断面L字状の底面補強部材5を介して外箱側面板11aの下端部に断面L字状に形成されたコーナー部Rに固定されることで、図の側方向及び下方向の双方に対して発泡断熱材に対する漏れシール面が形成される。
上記のように、実施の形態1においては、機械室3の側面において、樹脂フランジ部材4の機械室側面シール面4bと外箱側面板11aとが樹脂フランジ部材4の弾力性と、発泡断熱材の発泡圧力により密着し、漏れシール面を形成する。機械室天井面も同様に、樹脂フランジ部材4の機械室天井シール面4aと底板13の上面とが発泡圧力により密着し、漏れシール面を形成する。機械室を除く側面部分は、図8に示すように、底面補強部材5の側壁5aと外箱側面板11aとが密着するように組みつけられ、漏れシール面を形成する。冷蔵庫底面は底面補強部材5の底面部5bと底板13とがネジ締結により共締めされて密着し、漏れシール面を形成する。
上記のように実施の形態1によれば、樹脂フランジ部材4の弾力性によって発泡断熱材の漏れを防止するようにしたことにより、発泡断熱材の漏れシール面端部の隙間が発生しないため、発泡断熱材の漏れが確実に防止され、しかも漏れ防止のための別部材を必要としないため製造工程が簡素化され、コストも削減できる。また、製造の歩留まりを改善できる。また、底板13は側面外周フランジを設けることが不要なため、小形で簡素になり製造も容易である。また、樹脂フランジ部材4の弾力性で密着を図るようにしているので、意匠面の打痕が抑制され外観品質を確保することができる。
実施の形態2.
図9は本発明の実施の形態2による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図、図10は図9に示された樹脂フランジ部材による冷蔵庫の機械室側面の発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図、図11は冷蔵庫の製造過程で用いる発泡治具の機械室3内への設置位置を概略的に説明する斜視図、図12は図11に示された発泡治具の発泡断熱材充填時における設置状態を概略的に示す部分断面図である。図において、断面L字形状の樹脂フランジ部材4Aの発泡断熱材充填空間より外殻側の角部には、断面大凡S字形状に形成されて組み付け時に外箱側面板11aに圧接するように突出された補助フランジ4gが設けられている。その他の構成は実施の形態1と同様である。
前記のように構成された実施の形態2においては、樹脂フランジ部材4Aにおける機械室側面シール面4bと外箱側面板11aとの間に形成される漏れシール面Aの図における下側に補助フランジ4gと外箱側面板11aとの間に空間Bが形成される。発泡断熱材の充填時に、漏れシール面Aで発泡断熱材をシールし切れず、発泡断熱材が漏れシール面Aから図の下方向に漏れたとしても、発泡断熱材は、補助フランジ4gと外箱側面板11aとで形成される空間Bで漏れ流路が拡大し減速され、補助フランジ4gの先端部と外箱側面板11aとは密着されていることで、補助フランジ4gよりも図の上部側の前記空間Bに滞留し、補助フランジ4gよりも下側の外部への発泡断熱材の漏れが防止される。
なお、発泡断熱材充填時には、樹脂フランジ部材4Aを用いた部分における底板13に作用する発泡圧力を支持するために、図11、図12に示すように機械室側面の漏れシール部に発泡治具7を設置することが望ましい。発泡治具7は発泡断熱材充填時、発泡圧力による底板13と樹脂フランジ部材4Aの変形を拘束し、かつ発泡断熱材充填時、発泡治具7により補助フランジ4gが外箱側面板11aに押し付けられることで、部品製造時の寸法のばらつき、組み立て時に生じた位置のばらつきを矯正するだけでなく、補助フランジ4gが外箱側面板11aにさらに密着し、漏れシール性が向上する。なお、発泡治具7は例えば木材、樹脂材、アルミニウム材などを用いて機械室3及び装着箇所の形状に応じて適宜に形成される。
上記のように実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の作用効果が得られることに加えて、部品製造時の寸法のばらつき、あるいは組立位置のばらつきによって部品間に隙間が発生した場合でも、機械室側面シール面4bの図における下側に補助フランジ4gを設けていることによって、発泡断熱材の漏れシール性を一層向上できる。そのため、漏れシール性に関わる部品の許容される公差を大きくすることができ、製造コストを削減することもできる。
実施の形態3.
図13は本発明の実施の形態3による冷蔵庫の樹脂フランジ部材と底板及び機械室側面との発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図である。図において、樹脂フランジ部材4Bの機械室天井シール面4aと底板13の側方端部13aの漏れシール面において、底板13の側方端部13aには底板ビード部13bが設けられ、機械室天井シール面4aには、底板13への組み付け時に正規の所定位置で前記底板ビード部13bに嵌り合うように形成された樹脂フランジ部材ビード部4hが設けられている。なお、底板ビード部13bと樹脂フランジ部材ビード部4hによって、樹脂フランジ部材4Bの組付け時に互いに相手側に係合することで互いの係止位置を保持する係止部としての凹凸部Cを構成している。その他の構成は実施の形態1と同様である。
上記のように構成された実施の形態3によれば、底板ビード部13bと樹脂フランジ部材ビード部4hが、底板13に樹脂フランジ部材4Bを組み付ける際の位置決め構造となり、漏れシール面を確実に形成できるだけでなく、底板13と樹脂フランジ部材4Bとの隙間から外郭に漏れ出す発泡断熱材がビードの形状に沿って流れることで流動抵抗が増加し、漏れ出し難くすることができるという更なる効果も得られる。更に、実施の形態1と同様の作用効果が得られる。
実施の形態4.
図14は本発明の実施の形態4による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図、図15は図14に示された樹脂フランジ部材とその周辺部品の組立状態を概略的に示す斜視図である。図において、樹脂フランジ部材4Cには、機械室3に対向される外箱側面板11aの内側に沿って延在するように形成された機械室補強側壁部4iが一体的に設けられ、その機械室補強側壁部4iには、機械室3の方向に突出された冷媒流量切替弁固定爪4jが一体に形成されている。前記樹脂フランジ部材4Cは、図15に示すように組み付けられて冷媒流量切替弁23を保持する。外箱側面板11aと機械室補強側壁部4iとで形成される空間には発泡断熱材が充填され、機械室補強側壁部4iの折り返し部4iaと底面補強部材5とで漏れシール面が形成される。その他の構成は実施の形態1と同様である。
実施の形態4においては、機械室側面に発泡断熱材を充填させることで、冷蔵庫が設置される床の凹凸による断熱箱体のゆがみや、輸送時の落下衝撃で冷蔵庫底部に発生する負荷に対する剛性が向上する。また、冷媒流量切替弁固定爪4jには冷媒流量切替弁23を固定することができる。なお、冷媒流量切替弁固定爪4jは冷媒流量切替弁23に限らず、固定したい機械室3内の部品に応じて爪形状を変更することもできる。
上記のように構成された実施の形態4によれば、樹脂フランジ部材4Cに機械室補強側壁部4iを設けたことにより冷蔵庫底部の剛性が向上するため、底面補強部材5を薄肉化することが可能になるなど、材料使用量を削減できる。また、実施の形態1と同様に漏れシール性が改善されることに加えて、冷媒流量切替弁23の固定を別部品を必要とせずに一部品で実現でき、材料コストを削減できる。
実施の形態5.
図16は本発明の実施の形態5による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図、図17は図16に示された樹脂フランジ部材の底板への組み付け方法を示す概観側面図である。図において、樹脂フランジ部材4Dの底板13の機械室天井面と接する面には、複数の係合片4kが間隔をあけて設けられ、底板13の機械室前方側の側壁部と接する面には、離間して平行に突出された一対の係合ピンを有し、先端部側が弾性的に傾動する嵌合爪4mが間隔をあけて複数個設置されている。底板13の樹脂フランジ部材4Dと接する機械室天井面には、図17に示すように、係合片4kに係合する係合穴13cが、その係合片4kに対応して複数設けられている。また、底板13の機械室前方側の側壁部における樹脂フランジ部材4Dと接する面には、嵌合爪4mの先端部よりも狭く、嵌合爪4mの根元より広い寸法の係止穴13dがその嵌合爪4mに対応されて複数(この例では3個)設けられている。なお、係合片4kと係合穴13c、及び嵌合爪4mと係合穴13cは、何れも、底板13の側方端部13aと樹脂フランジ部材4Dの組付け時に、互いに相手側に係合することで互いの係止位置を保持する係止部D(図17に図示)を構成している。
樹脂フランジ部材4Dを底板13に組み付けるには、図17に示すように、まず、樹脂フランジ部材4Dの係合片4kが底板13の係合穴13cに入り込むように、樹脂フランジ部材4Dを機械室天井の上側から底板13の上面部に組み付ける。次に、その樹脂フランジ部材4Dを冷蔵庫背面方向(図における右方向)にスライドさせつつ、機械室前面部の嵌合爪4mと係止穴13dを、3か所とも嵌合させることで、機械室天井部の係合片4kが底板13を係合穴13cの部分で挟み込み、樹脂フランジ部材4Dと底板13を密着させ、漏れシール面を形成する。なお、太線の矢印は、樹脂フランジ部材4Dの一連の動作軌跡を示している。
上記のような構成になる実施の形態5によれば、樹脂フランジ部材4Dを底板13に組付ける際に、互いに相手側に係合することで互いの係止位置を保持する係止部Dを設けたことにより、樹脂フランジ部材4Dと底板13のクランク形状ないしは階段状の形状が成形のばらつきにより形状が完全に一致していなくても組立性を損なわず、組み立てコストを削減することができるという更なる効果が得られる。
実施の形態6.
図18は本発明の実施の形態6による冷蔵庫の樹脂フランジ部材を示す斜視図、図19は図18に示された樹脂フランジ部材と底板及び機械室側面との発泡断熱材漏れシール構造を説明する断面図である。図において、樹脂フランジ部材4Eの底板13における側方端部13aに当接して発泡断熱材が充填される領域の先端部には、図に示すように、樹脂フランジ部材4E本体よりも薄肉でS字形様に形成された補助シールフランジ4nが形設されている。補助シールフランジ4nは、図19に示すように発泡断熱材が充填される際の発泡圧力Eにより、変形して底板13に密着し、機械室側面シール面4bの外箱側面板11aへの密着と合わせて、密着面が発泡断熱材の外郭への漏れを防止する。なお、実施の形態1における図4の固定爪4cとガイド部41に代えて、実施の形態5と同様の係止穴13d(図示省略)に嵌合される嵌合爪4mが具備されている。
上記のように構成された実施の形態6によれば、樹脂フランジ部材4Eと外箱側面板11a、底板13を組み付けた際に隙間が生じても、発泡断熱材の充填圧力により補助シールフランジ4nが底板13に密着することでシール性をさらに一層向上できる。また、実施の形態5と同様の嵌合爪4mと係止穴13d(図示省略)を用いた漏れシール構造を採用していることにより、樹脂フランジ部材4Eと底板13の形状が成形のばらつきにより一致していなくても組立性を損なわず、組み立てコストを削減できるという更なる効果が得られる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態の一部または全部を自由に組み合せたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 断熱箱体、11 外箱、11a 外箱側面板、11b 外箱背面板、12 内箱、13 底板、13a 側方端部、13b 底板ビード部、13c 係合穴、13d 係止穴、13h 穴、21 圧縮機、22 冷媒配管溶接部、23 冷媒流量切替弁、3 機械室、4(4A、4B、4C、4D、4E) 樹脂フランジ部材、4a 機械室天井シール面、4b 機械室側面シール面、4c 固定爪、4d 底面補強部材シール部、4e 背面シール部、4f 背面メネジ部、4g 補助フランジ、4h 樹脂フランジ部材ビード部、4i 機械室補強側壁部、4ia 折り返し部、4j 冷媒流量切替弁固定爪、4k 係合片、4m 嵌合爪、4n 補助シールフランジ、41 ガイド部、5 底面補強部材、5a 側壁、5b 底面部、6 底面把手部材、7 発泡治具、A 漏れシール面、B 空間、C 凹凸部、D 係止部、E 発泡圧力、R コーナー部。

Claims (8)

  1. 断熱箱体の外箱を構成する外箱側面板と、前記外箱の底面を構成する底板と、前記外箱と内箱の間に充填された発泡断熱材とを有する冷蔵庫であって、前記底板における前記外箱側面板に接続される側方端部を前記断熱箱体の幅方向にフラット状に形成すると共に、その側方端部と前記外箱側面板との間に介装された樹脂フランジ部材を備え、前記樹脂フランジ部材の弾力性によって前記発泡断熱材の漏れが防止されるようにしたことを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記樹脂フランジ部材は断面L字状で、そのL字状の一辺部が前記底板の側方端部に係合されると共にその側方端部の上部側表面に面接触され、L字状の他辺部が前記一辺部に対して自由状態において直角よりも大きい角度に上方向に折曲形成され、組付け状態で前記他辺部が前記外箱側面板の内面に弾力性をもって面接触されてなることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 前記樹脂フランジ部材は、前記L字状の角部から前記外箱側面板の方向に延出された補助フランジが設けられていることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 前記底板は前記断熱箱体の奥側に機械室が形成されるように階段状に曲げて形成されてなり、前記樹脂フランジ部材は、前記底板の側方端部における前記機械室に対応する部分に設置され、前記底板の側方端部における残余の部分は断面L字状の底面補強部材を介して前記外箱側面板の下端部に固定されていることを特徴とする請求項2または請求項3記載の冷蔵庫。
  5. 前記樹脂フランジ部材は、前記機械室に対向される前記外箱側面板の内側に沿って延在するように形成された機械室補強側壁部が一体的に設けられていることを特徴とする請求項4記載の冷蔵庫。
  6. 前記樹脂フランジ部材には、前記機械室に設けられた冷媒流量切替弁を固定するための冷媒流量切替弁固定爪が設けられていることを特徴とする請求項4または請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 前記樹脂フランジ部材における前記L字状の一辺の先端部には、前記発泡断熱材の充填空間側に突出するように前記L字状の一辺に沿って形成された補助シールフランジが設けられていることを特徴とする請求項2から請求項6の何れかに記載の冷蔵庫。
  8. 前記底板の側方端部と前記樹脂フランジ部材との双方の係合部分には、組付け時に、互いに相手側に係合することで互いの正規の位置を保持する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7の何れかに記載の冷蔵庫。
JP2014019883A 2014-02-05 2014-02-05 冷蔵庫 Pending JP2015148353A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014019883A JP2015148353A (ja) 2014-02-05 2014-02-05 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014019883A JP2015148353A (ja) 2014-02-05 2014-02-05 冷蔵庫

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015148353A true JP2015148353A (ja) 2015-08-20

Family

ID=53891856

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014019883A Pending JP2015148353A (ja) 2014-02-05 2014-02-05 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015148353A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017145691A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN108344235A (zh) * 2018-02-07 2018-07-31 安徽海博家电科技有限公司 一种冰箱底座扣板
EP4212803A1 (en) * 2022-01-14 2023-07-19 BSH Hausgeräte GmbH Heat-insulated housing of household refrigeration appliance
WO2024057582A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 断熱貯蔵庫

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670787U (ja) * 1979-11-05 1981-06-11
JPS57139193U (ja) * 1981-02-25 1982-08-31
JPS63183369A (ja) * 1987-01-26 1988-07-28 株式会社日立製作所 冷蔵庫用断熱箱体
JPH0461290U (ja) * 1990-09-28 1992-05-26

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5670787U (ja) * 1979-11-05 1981-06-11
JPS57139193U (ja) * 1981-02-25 1982-08-31
JPS63183369A (ja) * 1987-01-26 1988-07-28 株式会社日立製作所 冷蔵庫用断熱箱体
JPH0461290U (ja) * 1990-09-28 1992-05-26

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017145691A1 (ja) * 2016-02-25 2017-08-31 三菱電機株式会社 冷蔵庫
JPWO2017145691A1 (ja) * 2016-02-25 2018-05-31 三菱電機株式会社 冷蔵庫
CN108700369A (zh) * 2016-02-25 2018-10-23 三菱电机株式会社 冰箱
CN108700369B (zh) * 2016-02-25 2020-05-05 三菱电机株式会社 冰箱
CN108344235A (zh) * 2018-02-07 2018-07-31 安徽海博家电科技有限公司 一种冰箱底座扣板
CN108344235B (zh) * 2018-02-07 2020-10-02 安徽海博家电科技有限公司 一种冰箱底座扣板
EP4212803A1 (en) * 2022-01-14 2023-07-19 BSH Hausgeräte GmbH Heat-insulated housing of household refrigeration appliance
WO2024057582A1 (ja) * 2022-09-16 2024-03-21 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 断熱貯蔵庫

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4179244B2 (ja) 冷蔵庫
JP6081069B2 (ja) 冷蔵庫
JP2015148353A (ja) 冷蔵庫
JP5546033B2 (ja) 覗き窓付き断熱扉
JP2013119909A (ja) ガスケット、防水構造、及び、電子機器
JP2015081659A (ja) ホールプラグ
JP2006194545A (ja) 冷蔵庫扉
US9982744B2 (en) Liquid-sealed vibration damping device
US20060201185A1 (en) Thermally insulated housing and manufacturing method thereof
JP6448846B2 (ja) 冷蔵庫
JP6221721B2 (ja) 空調装置のシール部材および空調装置
JP5736992B2 (ja) 冷蔵庫
US20130272907A1 (en) Electric compressor
WO2018105086A1 (ja) 冷蔵庫の扉及びこの扉を備えた冷蔵庫
JP2006329549A (ja) 冷蔵庫扉
JP2009150283A (ja) 合成樹脂製部品のシール構造
CN103868316A (zh) 用于冰箱的吧台及具有其的冰箱
JP2009144765A (ja) シールパッキン
JP6167281B2 (ja) 冷蔵庫
JP4798080B2 (ja) 便座
US20130228982A1 (en) Sealing structure for compressor
JP2008309363A (ja) 冷却貯蔵庫
JP4242363B2 (ja) 断熱扉
JP2019052519A (ja) 浴室の洗い場床パネル
KR20200104728A (ko) 기계실을 구비하는 냉장고

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151005

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160726

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170131