JP5733555B2 - 熱処理装置、環状部材及び熱処理方法 - Google Patents

熱処理装置、環状部材及び熱処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、加熱された環状部材を冷却する際に冷却に伴って変化した環状部材の形状を修正する熱処理装置、それによって熱処理された環状部材及び環状部材を熱処理する熱処理方法に関する。
特許文献1にはリング状のワークを誘導加熱する装置が開示されている。加熱処理したワークを冷却すると、膨張したワークが収縮する。この冷却処理によって、リング状のワークが真円から外れた形状に変化することがある。
特許文献2には、加熱したリング状のワークの冷却によって変化した形状を矯正する装置が開示されている。この装置は、リング状のワークを載せる配置台と、この配置台上のリング状のワークの外周面にそれぞれ転動自在に接触させる一対のロールと、これら一対の受けロールにリング状品を介して対向して設けられた一個の加圧ロールとを備えている。この装置では、加熱状態のリング状のワークを配置台に載せ、加圧ロール進退機構により加圧ロールをリング状のワークの外周面に押し付け、加圧ロール回転駆動機構により加圧ロールを回転させながら、リング状のワークを冷却する。
特許第4121128号公報 特開2009−84610号公報
特許文献2では、一対のロールと一個の加圧ロールとがリング状のワークの外周面に接触することでワークの外周形状を矯正する。しかしながら、一対のロールと加圧ロールとがワークの外周面側に配設されるため、装置構成が大きくなってしまう。
また、特許文献2では、リング状ワークの外側から荷重を加えるため、内周面の形状変化を効果的に修正することは期待できない。
本発明はこのような課題を解決するために、装置構成をコンパクトにできて省スペース化を図ることができると共に、環状部材の冷却に伴う形状変化を修正することができる、熱処理装置、それによって熱処理された環状部材及び環状部材を熱処理する熱処理方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の構成は、加熱された環状部材を載置する載置手段と、環状部材の周方向に設けられ、冷却に伴う環状部材の形状変化をコントロールする形状制御手段と、環状部材を回転させる回転手段と、を備え、形状制御手段は、環状部材の内周面に当接するインナローラーと、環状部材の外周面に当接するアウタローラーと、アウタローラーを環状部材の外周面側に付勢する付勢手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明の第2の構成は、加熱された環状部材を載置する載置手段と、冷却に伴う環状部材の形状変化をコントロールする第1形状制御手段と、第1形状制御手段を通過した環状部材部分における冷却に伴う形状変化をコントロールする第2形状制御手段と、環状部材を回転させる回転手段と、を備え、第1形状制御手段が、環状部材の内周面に当接する第1インナローラーと、環状部材の外周面に当接する第1アウタローラーと、第1アウタローラーを環状部材の外周面側に付勢する第1付勢手段と、を備え、第2形状制御手段が、環状部材の内周面に当接する第2インナローラーと、環状部材の外周面に当接する第2アウタローラーと、第2アウタローラーを環状部材の外周面側に付勢する第2付勢手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明の第3の構成は、環状部材を冷却用治具を使用して冷却する方法であって、冷却槽で環状部材の冷却中に、回転手段が環状部材を回転させ、付勢手段によってアウタローラーが環状部材の外周面を押し、インナローラーが環状部材の内周面を押すことを特徴としている。
本発明によれば、環状部材の外周面と内周面とをそれぞれ加圧するよう、環状部材外側と環状部材内側とにそれぞれアウタローラーとインナローラーとを配置したことで、装置構成のコンパクト化を図ることができる。これにより、省スペース化に貢献できる。
また、本発明によれば、冷却中において、環状部材は、各部位それぞれをインナローラーによって環状部材内周面側から外周面側へ押圧されることで、ワークの形状を修正する。このようなインナローラーを経由したワーク部分は、外側に向けて膨らむように形状が変化する虞があるので、そのような変形はアウタローラーが環状部材外周面側から内周面側へ押圧することで修正される。
よって、本発明によって、冷却液に浸した状態で環状部材を回転させつつ、一対のローラーによって環状部材全体の形状変化を矯正乃至その歪みの程度を低減できる。
本発明の第1実施形態に係る熱処理装置の正面図である。 図1の熱処理装置の部分平面図である。 図1のA−A線に沿った熱処理装置の断面図である。 本発明の第1実施形態に係る第1形状制御手段を示す平面図である。 図1の熱処理装置における加熱部を下降させた状態での熱処理装置の部分正面図である。 本発明の第2実施形態に係る熱処理装置の正面図である。 本発明の第2実施形態に係るワーク冷却用治具の概略平面図である。 図7のA−A線に沿ったガイドボックスの断面図である。 本発明の第2実施形態に係る形状制御手段の側面図である。 (A)及び(B)は本実施形態の形状制御手段を示す平面図である。 本発明の第2実施形態に係る回転手段の構成を説明するためのワーク冷却用治具の概略断面図である。 図11に示す第1センターボックスを仮想の水平面で切った断面図である。 図11に示す第2センターボックスを仮想の水平面で切った拡大断面図である。 本発明の第2実施形態に係る昇降手段の概略平面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係る熱処理装置1の正面図であり、図2は熱処理装置1の部分平面図、図3は図1のA−A線に沿った熱処理装置1の断面図である。図中のUpは熱処理装置1の上方、Frは前方、LHは左方を示す。
本実施形態に係る熱処理装置1は、環状部材(以下、ワークと呼ぶ)Wを加熱する加熱部10と、加熱されたワークWを冷却する冷却部20と、を備えている。なお、ワークWは、円筒状の内周面S1と、この内周面S1より大径の円筒状の面で構成された外周面S2とを有する。ワークWの下面S3と上面S4とは平坦に形成されている。
〔加熱部について〕
加熱部10は、図1に示すように、加熱ベース部110と、加熱ベース部110に立設した複数の支持部120と、加熱ベース部110を昇降する加熱用昇降手段130と、加熱コイル部140と、を備えている。
加熱ベース部110は、図2に示すように、中央プレート部111と、中央プレート部111の中心C1から放射状に延びた複数の延出部112と、を備えている。支持部120は、これらの複数の延出部112のそれぞれに一本ずつ配設されている。複数の支持部120の上端部は、リング状のワークWの下面S3を支えることができるよう、図示を省略する仮想の円上で互いに離間して配置されている。なお、異なるサイズのワークWに対応できるよう、各支持部120の延出部112での取付位置は変えることができる。
加熱コイル部140は、図1に示すワークWを加熱する位置P1に対応した高さ位置で、ワークWを囲繞するように設けられている。加熱用昇降手段130は、位置P1と後述の冷却部20にセットする位置P2(後述の図5参照)との間でワークWを昇降する。この加熱用昇降手段130は、後述の冷却部20に固定されている。
加熱用昇降手段130による加熱ベース部110の昇降をガイドするように、本実施形態では、加熱ベース部110の底面から下方へ突出する回転規制シャフト150が設けられており、この回転規制シャフト150が後述する冷却部20に開設したガイド穴215(図3参照)にガイドされている。
〔冷却部について〕
冷却部20は、図1に示すように、冷却槽21と、この冷却槽21内に埋没可能に配設されるワーク冷却用治具200と、このワーク冷却用治具200を昇降する冷却用昇降手段22と、を備えている。
冷却槽21は、冷却液を収容するものであると共に、ワークWを冷却する際にワークWをセットしたワーク冷却用治具200を収容するものである。なお、図1の二点鎖線は、冷却槽21内に収容された冷却液の表面SCを表している。
本実施形態に係るワーク冷却用治具200は、冷却ベース部210と、載置手段220と、第1形状制御手段230と、第2形状制御手段240と、回転手段250と、第1調整手段260と、第2調整手段270と、を備えている。
冷却ベース部210は、図3に示すように、矩形型のフレーム部211と、このフレーム部211内に固定されるベースプレート部212と、を備えている。このベースプレート部212上の一点が前述の中央プレート部111の中心C1に対応するポイントに設定される。図示例では、ベースプレート部212が正方形に形成されるため、その中央の点(以下、中心C2と呼ぶ)が中心C1と一致する。なお、ベースプレート部212には、複数の開口213が開設されている。
載置手段220は、ベースプレート部212より上方の所定高さ位置でワークWを回転可能に保持するものである。本実施形態の載置手段220は、図2及び図3に示すように複数の載置用ユニット221を備えている。各載置用ユニット221は、図2に示すように、前述の加熱部10における隣り合う延出部112同士間の領域に対応して設けられている。各載置用ユニット221は、図2及び図3に示すように、ベースプレート部212に取り付けられるブラケット222と、このブラケット222に回転可能に配設される水平ローラー223と、を備えている。各水平ローラー223の回転軸は、図3に示すように、ベースプレート部212の中心C2から延びた仮想の直線L1に沿うように配設されている。この水平ローラー223の回転軸の両端がブラケット222に支持されている。各水平ローラー223は、ベースプレート部212からの高さが同じに設定されている。
ワークWは、その内周面S1及び外周面S2の円筒面の仮想の軸が通る中心(所謂『芯』)C3をベースプレート部212の中心C2と中央プレート部111の中心C1に一致するように、載置手段220の上、即ち複数の水平ローラー223上に載せられる。これらの水平ローラー223が回転可能なため、ワークWは例えば図2に示す矢印A方向へ中心C1,C2,C3まわりに回転できる。本実施形態では、詳細は後述するように、ワークWは載置手段220上で回転しつつ冷却処理が施される。冷却処理で生じるワークWの形状変化をコントロールするために、本実施形態では、図2に示すように第1形状制御手段230と第2形状制御手段240とを備えている。
第1形状制御手段230は、冷却に伴ってワークWの内周面S1と外周面S2とにそれぞれ生じる歪、即ち内周面S1及び外周面S2の真円形状からのずれを矯正し、或いは歪の程度を低減するようにワークWの形状を修正する。以下、ワークWの形状を矯正或いは修正することを、本明細書では『形状コントロール』と呼ぶ。
図4は本実施形態の第1形状制御手段230を示す平面図である。第1形状制御手段230は、取付部231と、固定ローラー部232と、可動ローラー部233と、ワーク支持部234と、駆動部235と、駆動用支持部236と、を備えている。
取付部231は、図1に示すように、冷却ベース部210のベースプレート部212に固定される下部231Aと、この下部231Aの上側に設けられる上部231B(図4も参照)と、を備えている。上部231Bは、下部231Aに設けられた軸、即ちベースプレート部212の上面に垂直な軸のまわりに回転可能に取り付けられている。
固定ローラー部232は、ワークWの冷却の過程でベースプレート部212上の位置を変えないようにベースプレート部212に配設される。本実施形態の固定ローラー部232は、図4に示すようにインナローラー232Aを備えており、このインナローラー232Aの回転軸232Bが前述の取付部231の軸と共軸に構成されている。なお、インナローラー232Aの回転軸232Bは取付部231の軸とは別体に構成されてもよいことは勿論である。このインナローラー232Aは、ワークWの内周面S1に接触する。
可動ローラー部233は、ワークWの冷却過程でベースプレート部212上の位置を可変に、即ち冷却に伴うワークWの形状変化に応じてベースプレート部212上における位置を可変に配設されている。
本実施形態の可動ローラー部233はアウタローラー233Aを備えている。アウタローラー233Aの回転軸233Bは、前述のインナローラー232Aの回転軸232Bと平行に、前述の取付部231の上部231Bに設けられている。アウタローラー233Aは、ワークWの外周面S2に接触する。このように、可動ローラー部233と固定ローラー部232との間にワークWを通過させることが可能な領域(言わば空間)を確保するよう、可動ローラー部233は固定ローラー部232に対して距離を置いて取付部231に設けられている。
図4に示すように、上部231Bの長手方向をD1、ベースプレート部212の中心C2と固定ローラー部232の回転軸232Bとを結ぶ仮想線をL1(また、この線の延出方向は、リング状のワークWにおける中心C3からの半径方向に相当する)とした場合、長手方向D1と仮想線L1とが重なった状態において、可動ローラー部233は固定ローラー部232に比べてベースプレート部212の中心C2からの距離が遠い位置に配設される。
本実施形態では、可動ローラー部233、即ちアウタローラー233Aの位置を変えるために、取付部231の上部231Bを前述の下部231Aに設けた軸232Bの周方向に回転させる。駆動部235はこのような回転力を取付部231の上部231Bに与える。
駆動部235は、駆動用支持部236に回転可能に取り付けられている。この駆動用支持部236は、図示を省略するが、取付部231の下部231Aに固定されている。駆動用支持部236は、図4に示すように、可動ローラー部233に比べてベースプレート部212の中心C2からの距離が遠い位置で駆動部235を回転可能に保持する。
本実施形態では、駆動用支持部236は、駆動用回転軸236Aを介して駆動部235を支持している。駆動部235は、例えばシリンダー装置から構成されている。シリンダー装置は、油圧などの作用によってシリンダー235Aから引き出されるロッド235Bの長さを調整可能に構成されている。ロッド235Bの先端部がリンク部材237を介して取付部231の上部231Bに連結されている。リンク部材237によって、ロッド235Bに対する取付部231の上部231Bの向きの自由度が確保されている。また、駆動部235は、駆動用回転軸236Aによって駆動用支持部236に対する向きの自由度も確保されている。
駆動部235によれば、ロッド235Bのシリンダー235Aに対する進退度合を変えることで、取付部231の下部231Aの回転軸232Bまわりに上部231Bを回転できる。よって、可動ローラー部233の位置を変えることができる。なお、ワークWがワーク冷却用治具200にセットされる前は取付部231の上部231Bは、図4に示すαの状態(図中の位置変更前)であり、セット後に駆動部235によって図4に示すβの状態(図中の位置変更後)に変わる。
ワーク支持部234は、ワークWを部分的にその下側から支えるものである。ワークWの中心C3まわりの回転を円滑にするために、ワーク支持部234は、図4に示すように、水平な軸234Aまわりに回転する支持ローラー234Bと、軸234Aを保持するブラケット234Cと、を備えている。支持ローラー234BにおけるワークWとの接触部位は、前述の載置手段200の各水平ローラー223の接触部位と同じ高さに設定されている。ブラケット234Cは、図示省略するが、例えば取付部231の下部231Aに固定されている。このブラケット234Cは、前述の駆動用支持部236と一体に構成されてもよい。
本実施形態では、第1形状制御手段230のベースプレート部212における位置、具体的にはベースプレート部212の中心C2からの直線上の距離を第1調整手段260によって変えることができる。第1調整手段260は、ベースプレート部212の上面に固定されるガイドレール部材261を備えている。このガイドレール部材261は、図3に示すように、その長手方向がベースプレート部212の中心C2から延びた仮想の線L1に沿うように、ベースプレート部212に配設されている。ガイドレール部材261は、前述の第1形状制御手段230の仮想線L1方向への移動をガイドするものである。第1形状制御手段230の下部231Aは、ベースプレート部212の中心C2からの距離を調整したのち、図示省略するボルトとナットなどの締結手段によってガイドレール部材261に固定される。このように、第1形状制御手段230のベースプレート部212の中心C2からの距離を調整することで、異なるサイズのワークに対応させることができる。
本実施形態では、第1形状制御手段230を通過したワーク部分に対して『形状コントロール』を行うために、図4に示すように、第1形状制御手段230からワークWの送り先側に第2形状制御手段240を備えている。この第2形状制御手段240は、前述の第1形状制御手段230と同じ構成であるので、図面には第1形状制御手段230の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明は省略する。第2形状制御手段240は、第1形状制御手段230と同様に、ベースプレート部212に対する位置を第2調整手段270によって変えることができる。この第2調整手段270は第1調整手段260と同じ構成であるので、図面には第1調整手段260の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明は省略する。
本実施形態の回転手段250は、載置手段220上に配置されたワークWをその中心C3まわりに回転する。本実施形態では、回転駆動装置が設けられている。回転駆動装置は、モーター251(図1参照)と、このモーター251によって回転するベルト252(図1及び図2参照)と、このベルト252によって回転するピニオン253(図3参照)と、を備えている。なお、ピニオン253に代えてスプロケットなどの動力入力部を用いてもよく、ベルト252に代えてチェーンなどの動力伝達部を用いてもよい。
ベルト252は、その基端部と先端部とが連結されて一つの輪を構成し、ベースプレート部212に回転可能に配置された複数のスプロケット252A(図3参照)によって弛みなく配置されている。
ピニオン253は、前述の第1形状制御手段230及び第2形状制御手段240の回転軸、即ち各下部231Aに設けられた回転軸232B(図4参照)にそれぞれ取り付けられている。これらのピニオン253がベルト252によって回転することで、第1形状制御手段230及び第2形状制御手段240の各インナローラー232A(図4参照)を回転させる。各インナローラー232Aは図示省略するギアを介してアウタローラー233Aに接続されており、ピニオン253がベルト252から受ける力によってアウタローラー233Aも回転する。なお、各アウタローラー233Aは、インナローラー232Aとは逆方向に回転する。これらのインナローラー232A及び各アウタローラー233Aの回転力によってワークWが中心C3まわりに回転する。
本実施形態では、ベルト252の一部は第1調整手段260及び第2調整手段270のガイド部材261の側縁に沿って延びているため、第1形状制御手段230及び第2形状制御手段240の位置が変わっても、変更の前後の何れの位置でも、第1形状制御手段230及び第2形状制御手段240の各ピニオン253がベルト252に接触することができる。図中のY1はベースプレート部212の中心C2側に最も寄ったピニオン253を示し、Y2はピニオン253が中心C2から最も離れた位置を丸印で示している。なお、ベルト252は、ピニオン253との接触面に、ピニオン253に係合する係合部(図示省略)を複数備えていることが望ましい。
ベルト252を回転させるモーター251は、本実施形態では、図1に示すように、冷却ベース部210の右縁部から立設したタワーTW内に設けられている。
冷却用昇降手段22は、ワーク冷却用治具200の高さを変える機構である。本実施形態では、この冷却用昇降手段22を利用して、ワーク冷却用治具200にセットされたワークWを冷却槽21内の冷却液内に入れ、或いは冷却液外に出す。
冷却用昇降手段22は、図1及び図3に示すように、冷却ベース部210の前側と後側とにそれぞれ設けたXアーム部で構成されている。各Xアーム部は、棒状に形成された一対の第1及び第2メンバー22A,22Bを備えている。第1メンバー22Aと第2メンバー22Bとは、図1に示すようにその長手方向の中間部で回転軸22Cを介して連結されている。一部図示を省略するが、第1メンバー22Aは、下端部を冷却槽21内に固定した軸に取り付けられており、上端部をフレーム部211に設けたガイド溝213(図1参照)に摺動可能に取り付けられている。第2メンバー22Bは、上端部をフレーム部211に固定した軸に取り付けられており、下端部を冷却槽21内に設けたガイド溝(図示省略)に摺動可能に取り付けられている。このようなXアーム部が、第1メンバー22Aと第2メンバー22Bとの相互の開き角度θ(図1参照)を変えることで、その全高Hが変わる。よって、ワーク冷却用治具200の鉛直方向の位置を変えられる。
本実施形態の熱処理装置1は、以上のように構成されている。以下、熱処理装置1の動作を説明する。
ワークWを熱処理装置1にセットする前に、ワークWのサイズを考慮して、ベースプレート部212の中心C2からの第1形状制御手段230及び第2形状制御手段240の距離を調整する。なお、第1形状制御手段230と第2形状制御手段240とは、中心C2からの距離を同じに設定される。同様に、加熱部10における支持部120の延長部112(図2参照)における取付位置もワークWのサイズに合わせる。
次に、図1に示すように、ワークWを加熱用昇降手段130によって位置P1に上昇させた後、ワークWを加熱コイル部140によって加熱する。
加熱が終了したら、加熱用昇降手段130によって加熱ベース部110を下降させる。本実施形態では、ワークWを支持する支持部120を冷却部20の載置手段220の水平ローラー223よりも低い位置まで移動させる。これにより、図5に示すように、ワークWを支持部120から冷却部20の載置手段220に移し変える。このとき、ワークWは、第1形状制御手段230と第2形状制御手段240のインナローラー232Aとそれに対向して設けられたアウタローラー233Aとの間を通るように、載置手段220上にセットされる。なお、取付部231の上部231Bは図4のαの状態である。
次に、図示を省略するPCなどの制御装置が、第1形状制御手段230と第2形状制御手段240の駆動部235を制御して、各アウタローラー233AがワークWの外周面S2に接触するよう、取付部231の上部231Bを回動する。これにより、ワークWは、部分的に第1形状制御手段230と第2形状制御手段240とでチャックされる。
なお、アウタローラー233AがワークWの外周面S2に接触した状態では、図4のβで示すように、インナローラー232Aとアウタローラー233Aの各軸を結ぶ仮想線L1′が、ワークWの中心C3からの半径方向に沿った仮想線L1と交差する。
次に、冷却用昇降手段22によってワーク冷却用治具200を下降する。これにより、ワーク冷却用治具200にセットされたワークWは冷却液に浸漬されて、冷却される。この冷却中、回転手段250によって第1形状制御手段230と第2形状制御手段240とのインナローラー232Aにそれぞれ回転力が与えられて、ワークWは回転する。
ワークWは回転しながら、その部分が第1形状制御手段230と第2形状制御手段240とを通過することで、歪が矯正又はその程度が低減されるよう形状が修正される。
特に、本実施形態では、冷却中において、インナローラー232Aに対するアウタローラー233Aの位置が、ワークWの中心C3等からインナローラー232Aを結ぶ仮想線L1からずれている。具体的には、アウタローラー233Aは、インナローラー232Aに比べて、ワークWの送り先方向側へずれた位置でワークWの外周面S2に接触する。これにより、本実施形態では、インナローラー232AがワークWを内周面S1側から外周面S2側へ押圧する力F1(図4参照)によってワークWの形状が修正される。このようなインナローラー232Aを経由したワーク部分は、外側に向けて膨らむように形状が変化する虞があるので、そのような変化をアウタローラー233Aがワーク外周面S2側から内周面S1側へ向かう押圧力F2(図4参照)を付勢して修正する。
このように、本実施形態の熱処理装置1では、加熱されたワークWの冷却処理に伴う形状変化を、冷却液に浸した状態で回転させつつ、一対のローラー、即ちインナローラー232AによってワークWを内周面S1側から押させ、アウタローラー233AによってワークWを外周面S2側から押さえつつ、回転させることでワーク全体の形状変化を矯正乃至その程度を低減できる。
本実施形態では、加熱されたワークWにおける冷却に伴った収縮による形状変化に応じて、駆動部235(図4参照)はアウタローラー233Aがワーク外周面S2に追随するようアウタローラー233Aを移動させる。これにより、確実に冷却に伴うワークWの形状変化を矯正或いはその程度を低減できる。
さらに、本実施形態では、冷却部20が第1調整手段260と第2調整手段270とを備えているので、異なるサイズのリング状のワークWに対応できる。また、ワークWの外周面S2と内周面S1とをそれぞれ加圧するよう、ワーク外側とワーク内側とにそれぞれアウタローラー233Aとインナローラー232Aとを配置したことで装置構成のコンパクト化を図ることができる。これにより、省スペース化に貢献できる。
〔第1実施形態の第1変形例〕
本発明の第1実施形態の第1変形例に係る熱処理装置では、ワーク冷却用治具200が、第1形状制御手段230及び第2形状制御手段240に加えて、第2形状制御手段240を経由したワーク部分に対して『形状コントロール』を行う第3形状制御手段を備えている。この第3形状制御手段は、例えば第1形状制御手段230と同じ部材で構成される。
〔第1実施形態の第2変形例〕
本発明の第1実施形態の第2変形例に係る熱処理装置では、ワーク冷却用治具200が、第1形状制御手段230と第2形状制御手段240の組を複数備えている。組数は、2組に限らず、3以上でもよい。この第1実施形態の第2変形例のワーク冷却用治具200によれば、大径のリング状ワークWの形状変化に対して効果的である。
〔第2実施形態〕
本発明の第2実施形態に係る熱処理装置について説明する。
前述の第1実施形態と同じ或いは同様の部材には同じ符号を付してその詳細な説明を省略する。
図6は本発明の第2実施形態に係る熱処理装置5の正面図である。本実施形態の熱処理装置5は、ワークWを加熱する加熱部60と、加熱されたワークWを冷却する冷却部70と、を備えている。
〔加熱部について〕
加熱部60は、ワークWを支持する複数の支持部61と加熱コイル部62とを備えている。加熱コイル部62は、所定の高さ位置に配設されており、図6に示すようにワークWを囲繞する。複数の支持部61は、ワークWを加熱位置に保持する。本実施形態の支持部61は垂直バー61Aとこの垂直バー61Aの下端に接合した水平バー61Bとから逆T字状に形成されている。水平バー61Bの外端部の上面61Cに、ワークWが載置される。これらの支持部61は、図示省略する移動機構を動作させることで移動できる。
〔冷却部について〕
冷却部70は、図6に示すように、冷却槽71と、この冷却槽71内に埋没可能に配設されるワーク冷却用治具72(以下、冷却用治具72と呼ぶ場合がある)と、このワーク冷却用治具72を昇降する昇降手段76と、を備えている。
冷却槽71は、冷却液を収容するものであると共に、ワークWを冷却する際にワークWをセットしたワーク冷却用治具72を収容するものである。なお、図6の二点鎖線は、冷却槽71内に収容された冷却液の表面SCを表している。
図7は本実施形態に係るワーク冷却用治具72の概略平面図である。本実施形態に係るワーク冷却用治具72は、冷却ベース部710と、載置手段720と、4つの第5形状制御手段(以下、形状制御手段と呼ぶ)730と、回転手段740と、調整手段750と、を備えている。なお、図7には回転手段740と調整手段750とは示されていないが、これらを排除する主旨ではない。
冷却ベース部710は、図7に示すように、平面視正方形の第1センターボックス711と、この第1センターボックス711の各側面に取り付けられた平面視長方形の4つのガイドボックス712と、ガイドボックス712同士を連結する連結部材713と、から構成されている。なお、図7では後述の第2センターボックス751及びハンドル752などの表示を省略している。
各ガイドボックス712は第1センターボックス711の中心から第1センターボックス711の側壁711Aの中間を通って延びた仮想線L3に長手方向を沿わせて配設されている。図8は図7のA−A線に沿ったガイドボックス712の断面図である。ガイドボックス712は長さ方向に沿って延びた一対のフレーム712A,712Aを備えている。各フレーム712Aは断面コ字状に形成されている。
これらの一対のフレーム712A,712A間に、後述するスプラインシャフト747(図11参照)と、一対のガイドシャフト712B,712Bとが設けられている。
スプラインシャフト747は、後述の回転手段740の一構成部品であり、ガイドボックス712の幅中間位置でガイドボックス長さ方向に沿って設けられている。スプラインシャフト747の一端部は第1センターボックス711内にまでのびており、他端部はガイドボックス712の支持プレート712C(図7参照)に回転可能に取り付けられている。ガイドシャフト712B,712Bは、後述する形状制御手段730の移動を案内するものであり、図8に示すようにスプラインシャフト747の右側と左側でガイドボックス712の長手方向に沿って設けられている。スクリューシャフト753は、後述する形状制御手段730の位置を調整するためのものであり、ガイドボックス712の外側でガイドボックス712の長手方向に沿うように設けられている。さらに、スクリューシャフト753は、一方のフレーム712Aの上面に固定したブラケット712Dに、回転可能に支持されている。
載置手段720は、冷却ベース部710より上方の所定高さ位置でワークWを回転可能に保持するものである。本実施形態の載置手段720は、図7に示すように複数の載置用ユニット721を備えている。各載置用ユニット721は、図7に示すように、前述の冷却ベース部710のガイドボックス712同士間の領域に設けられている。各載置用ユニット721は、図7に示すように、連結部材713に取り付けられるブラケット722と、このブラケット722に回転可能に配設される水平ローラー723と、を備えている。各水平ローラー723の回転軸は、図7に示すように、冷却ベース部710の中心C5から伸びた仮想の直線L4に沿うように配設されている。この水平ローラー723の回転軸の両端がブラケット722に支持されている。各水平ローラー723は、冷却ベース部710からの高さが同じに設定されている。
ワークWは、その内周面S1及び外周面S2の円筒面の仮想の軸が通る中心(所謂『芯』)C6を冷却ベース部710の中心C5と一致するように、載置手段720の上、即ち複数の水平ローラー723上に載せられる。これらの水平ローラー723が回転可能なため、ワークWは例えば図7に示す矢印B方向へ中心C5,C6まわりに回転できる。本実施形態では、詳細を後述するように、ワークWは載置手段720上で回転しつつ冷却の処理が施される。冷却処理で生じるワークWの形状変化をコントロールするために、本実施形態では、図7に示すように、4つの形状制御手段730を備えている。4つの形状制御手段730は、ワークWの周方向に、具体的にはワークWの中心C6まわりに90度の等角度間隔で設けられている。
形状制御手段730は、冷却に伴ってワークWの内周面S1と外周面S2とにそれぞれ生じる歪、即ち内周面S1及び外周面S2の真円形状からのずれを矯正し、或いは歪の程度を低減するようにワークWの形状を修正する。
図9は本実施形態の形状制御手段730の側面図である。形状制御手段730は、ベース部731と、固定ローラー部732と、可動ローラー部733と、駆動部734と、を備えている。
ベース部731は、図9に示すように、下パーツ731Aと中間パーツ731Bと上パーツ731Cとを備えている。
下パーツ731Aは、後述のスプラインシャフト747と一対のガイドシャフト712B,712Bとをそれぞれ挿通させる貫通穴(図示省略)を有する。また、下パーツ731Aは、スプラインシャフト747を挿通させる貫通穴の入り口に、図9に示すように後述の回転手段740のマイタ歯車746Bを備えている。このマイタ歯車746Bは、スプラインシャフト747を挿通させるための貫通穴(図示省略)を有し、この貫通穴の表面には、スプラインシャフト747の軸方向に延びた歯に噛合する歯が形成されている。これにより、スプラインシャフト747の回転によって、マイタ歯車746Bが回転する。
中間パーツ731Bは下パーツ731Aと上パーツ731Cとを連結するものである。この中間パーツ731Bによって、上パーツ731Cは図9に示すように、下パーツ731Aより前方で且つ上方へずれた位置に配設される。
上パーツ731Cは、図9に示すように、下パーツ731Aのマイタ歯車746Bに噛合するマイタ歯車748を備えている。このマイタ歯車748に関連して、上パーツ731Cの上側に固定ローラー部732が設けられている。
さらに、上パーツ731Cには、後述するスクリューシャフト753に螺着したナット755を収容したナット収容部731Dが設けられている。なお、後述するようにナット755はスクリューシャフト753との相対的な位置を変えられるよう、スクリューシャフト753の軸方向に移動自在である。
図10(A)及び(B)は本実施形態の形状制御手段730を示す平面図である。なお、図10では、ベース部731の下パーツ731Aと中間パーツ731Bとの表示を省略し、スクリューシャフト753の一部を表している。
固定ローラー部732は、ワークWの冷却の過程で、冷却ベース部710に対する位置を変えないように配設される。本実施形態の固定ローラー部732は、図10に示すようにインナローラー732Aを備えており、このインナローラー732Aの回転軸732Bが前述のマイタ歯車748(図9参照)と共軸に構成されている。このインナローラー732Aは、ワークWの内周面S1に接触する。
このインナローラー732Aには、ワークWを載置させる載置部732Cが形成されている。載置部732Cは、図9に示すように、インナローラー732Aの表面から突出して形成されている。載置部732Cと前述の水平ローラー723の高さ、つまりワークWを載せる面の高さは同じに設定されている。
可動ローラー部733は、ワークWの冷却過程で冷却ベース部710に対する位置を可変に、即ち冷却に伴うワークWの形状変化に応じて冷却ベース部710上における位置を可変に配設されている。
本実施形態の可動ローラー部733はアウタローラー733Aを備えている。アウタローラー733Aの回転軸733Bは、前述のインナローラー732Aの回転軸732Bと平行に設けられている。アウタローラー733Aは、ワークWの外周面S2に接触する。
可動ローラー部733は、ベース部731に対して相対的に移動可能に設けられている。
図9及び図10に示すように、上パーツ731Cの後方側には所定の距離を置いてブラケット735が設けられている。このブラケット735は、ベース部731の中間パーツ731Bの後端部に固定されている。このブラケット735と上パーツ731Cとの間には、2本のシャフト736が平行に設けられている。これらのシャフト736は、軸方向を前述のガイドボックス712の長手方向に沿わせて配設されている。これらのシャフト736には可動ブロック737がスライド自在に設けられている。この可動ブロック737の上面に可動ローラー部733が設けられている。可動ローラー部733の位置を変えるために、ブラケット735には、駆動部734が設けられている。
本実施形態では、可動ローラー部733、即ちアウタローラー733Aの位置を変えるために、可動ブロック737を前述のシャフト736の軸方向に沿って移動させる。駆動部734はこのような力を可動ブロック737に与え、アウタローラー733AをワークWの外周面S2側に付勢する。
駆動部734は、ブラケット735に固定されている。駆動部734は、例えばシリンダー装置から構成されている。シリンダー装置は、油圧などの作用によってシリンダー734Aから引き出されるロッド734Bの長さを調整可能に構成されている。ロッド734Bの先端部が可動ブロック737に連結されている。
駆動部734によれば、ロッド734Bのシリンダー734Aに対する進退度合いを変えることで、可動ブロック737のシャフト736上の位置を変えることができる。なお、図10(A)はロッド734Bを最も引き出してアウタローラー733Aをインナローラー732Aに近接させた状態を示しており、図10(B)はロッド734Bをシリンダー734A内に引き込んでアウタローラー733Aをインナローラー732Aから最も引き離した状態であり、例えばワークWを冷却用治具72にセットする際のアウタローラー733Aとインナローラー732Aとを示している。
さらに、可動ブロック737には、ワークWの上面S4(図6参照)に接触するローラー738Aが設けられている(図9参照)。このローラー738Aは、図9に示すスライド部材738Bに回転可能に取り付けられている。スライド部材738Bは、可動ブロック737の上面から上方へ突出した2本のシャフト738C、738Dにスライド自在に設けられており、図示省略するばね部材によってスライド部材738Bは下方へ移動するよう付勢されている。
本実施形態の回転手段740は、載置手段720上に配置されたワークWをその中心C6まわりに回転させるために、固定ローラー部732のインナローラー732Aに回転力を与える。本実施形態では、回転手段740として回転駆動装置を備えている。回転駆動装置は、図11に示すように、冷却槽71の下方に配設されたモーターユニット741と、このモーターユニット741からの力を固定ローラー部732に伝達する伝達機構742と、を備えている。
モーターユニット741は、支持プレート741Aと、支持プレート741Aの底面から下方へ突出したモーターブラケット741Bと、このモーターブラケット741Bに取り付けられたモーター741Cと、このモーター741Cの回転軸741Dの先端部領域を囲繞するモーターボックス741Eと、を備えている。
伝達機構742は、図11に示すように、モーター741Cの回転軸741Dに取り付けられた傘歯車743と、両端に傘歯車744A,744Bを取り付けたシャフト745と、一端に傘歯車746Aを備えると共に長さ方向に沿って移動可能なマイタ歯車746Bを備えたスプラインシャフト747と、固定ローラー部732のインナローラー732Aの回転軸732Bに取り付けられたマイタ歯車748と、を備えている。
シャフト745は、図11に示すように、冷却槽71の底部71Aに形成された貫通穴71Bと支持プレート741Aに形成された貫通穴741Fとを貫いて、鉛直方向に延出している。シャフト745の下端部は、モーターブラケット741Bに固定されたシャフトブラケット741Gに回転可能に支持されている。シャフト下端部に設けられた傘歯車744Aはモーターボックス741E内でモーター回転軸741Dの傘歯車743に噛合している。シャフト上端部に設けられた傘歯車744Bは、スプラインシャフト747の端部に固定された傘歯車746Aに噛合している。シャフト上端部の傘歯車744Bは、第1センターボックス711内で回転自在に支持されている。
スプラインシャフト747に移動自在に設けられると共にスプラインシャフト747に噛合するように形成されたマイタ歯車746Bは、形状制御手段730に設けられたマイタ歯車748に噛合している。このマイタ歯車748は、固定ローラー部732のインナローラー732Aの回転軸732Bに取り付けられている。
このような構成によって、モーター741Cの回転力が伝達機構742を介してインナローラー732Aへ伝達されて、インナローラー732Aが回転する。
ここで、図12は第1センターボックスを仮想の水平面で切った断面図である。第1センターボックス711内には4つのスプラインシャフト747の端部に固定された各傘歯車746Aが設けられ、シャフト745の上端部に設けた一つの傘歯車744B(図12では破線で示している)は、4つの傘歯車746Aの全てに噛合している。この構成によって、モーター741C(図11参照)の回転力が傘歯車744Bを介して全てのインナローラー732Aに伝達されて、各インナローラー732Aが回転する。
本実施形態では、位置調整手段750を備えていることで、形状制御手段730のガイドボックス712における位置、具体的にはセンターボックス711の中心からの距離を変えることができる。
調整手段750は、図11に示すように、第1センターボックス711の上側に固定された第2センターボックス751と、この第2センターボックス751に回転可能に設けられたハンドル752と、ハンドル752によって回転するスクリューシャフト753と、ハンドル752の回転力をスクリューシャフト753に伝達する伝達機構754と、スクリューシャフト753の表面に形成されたネジに螺着したナット755(図9参照)と、から構成されている。
ここで、図13は図11の第2センターボックス751を仮想の水平面で切った拡大断面図である。
図13に示すように、スクリューシャフト753の端部は第2センターボックス751内まで延出している。スクリューシャフト753は、第2センターボックス751の中心から側壁の中間を貫く仮想線L5より横方向にずれた位置で当該仮想線L5と平行に延びている。図中の破線が、ハンドル752に取り付けた傘歯車752Aであり、この傘歯車752Aの回転によってスクリューシャフト753を軸周りに回転させるために、伝達機構754を備えている。
伝達機構754は、スクリューシャフト753の端部に取り付けられた第1平歯車754Aと、この第1平歯車754Aに噛合する第2平歯車754Bと、この第2平歯車754Bに噛合する第3平歯車754Cと、第3平歯車754Cに取り付けられ当該第3平歯車754Cと共軸の傘歯車754Dと、を備えている。
スクリューシャフト753、第2平歯車754Bの回転軸754E及び第3平歯車754Cの回転軸754Fは、第2センターボックス751内に設けられた軸支持部754Gに回転自在に支持されている。
伝達機構754の傘歯車754Dは、ハンドル752に取り付けた傘歯車752Aに噛合している。
スクリューシャフト753を回転させると、当該スクリューシャフト753に螺着したナット755が形状制御手段730に固定されているため、ナット755のスクリューシャフト753上の位置が変わる、つまり、形状制御手段730の位置が変わる。例えば、ハンドル752を回転させることで形状制御手段730を第1センターボックス711側へ、或いはハンドル752を逆方向に回転させることで形状制御手段730を第1センターボックス711から離れる方向へ移動させることができる。
第2センターボックス751内には4つのスクリューシャフト753の端部が設けられており、ハンドル752に取り付けられた一つの傘歯車752Aは、4つの伝達機構754の各傘歯車754Dに噛合している。このように、ハンドル752を回転させることで全てのスクリューシャフ753に回転力が与えられる。これにより、各ガイドボックス712の長手方向に沿って各形状制御手段730を移動させることができる。なお、各形状制御手段730は、第1センターボックス711の中心からの距離がそれぞれ同じに調整される。
昇降手段76は、ワーク冷却用治具72の高さを変える機構である。本実施形態では、この昇降手段76を利用して、ワーク冷却用治具72にセットされたワークWを冷却槽内の冷却液内に入れ、或いは冷却液外に出す。
昇降手段76は、図14に示すように、作業フロアに固定されるベースプレート761と、ベースプレート761に配設されたモーター762と、モーター762の一つの回転軸762Aの力を2つの回転力に分配する中継機構763と、二つのパワージャッキ装置764と、を備えている。
中継機構763は、モーター762の回転力によって回転する二つの回転軸763A,763Aを備えている。これらの回転軸763A,763Aは同じ回転速度で回転するように構成されている。なお、中継機構763には、モーター762の回転軸762Aから回転軸763A,763Aへ回転力を伝達する伝達機構、例えば傘歯車などが設けられている。
各パワージャッキ装置764は、中継機構763の回転軸763Aとベルト765を介して連結されていて当該回転軸763Aが回転することで回転する回転軸764Aと、鉛直上方へ延びていると共に回転軸764Aが回転することによって回転するネジ軸764Bと、このネジ軸764Bに螺着した可動部764Cと、を備えている。なお、パワージャッキ装置764には、回転軸764Aからネジ軸764Bへ回転力を伝達する伝達機構、例えば傘歯車などが設けられている。
各パワージャッキ装置764の可動部764Cは、モーターユニット741の支持プレート741Aに固定されている。なお、可動部764Cはネジ軸764Bとの相対的な位置を変えられるよう、ネジ軸764Bの軸方向に移動自在である。
このような構成によって、昇降手段76のモーター762の回転力によりパワージャッキ装置764のネジ軸764Bが回転することで、ネジ軸764B上の可動部764Cの位置、言い換えれば可動部764Cが取り付けられている支持プレート741Aの位置が変わる。この支持プレート741Aには、図11に示すように、シャフト745を介して冷却用治具72が取り付けられているため、支持プレート741Aの移動に伴って冷却用治具72の高さ位置も変わる。例えば、モーター762を正回転させることで冷却用治具72が上昇し、モーター762を逆回転させることで冷却用治具72が下降する。
また、本実施形態では、図11に示すように、冷却用治具72のシャフト745まわりの回転を規制する回転規制シャフト81が設けられている。回転規制シャフト81はシャフト745と軸方向を平行にして設けられていて、下端部がモーターユニット741の支持プレート741Aに取り付けられており、上端部がガイドボックス712同士を連結する連結部材713(図7参照)に固定されている。図14中の符号82や、図7中の符号83が回転規制シャフト81を通すための穴部である。これらの図に示すように、本実施形態では、4本の回転規制シャフト81が設けられる。
さらに、本実施形態では、回転規制シャフト81及びシャフト745が冷却槽71に形成された貫通穴71B,71Cを挿通しているが、当該貫通穴71B,71Cから冷却液が漏れないように水密構造が採用されている。水密構造は、回転規制シャフト81及びシャフト745が軸方向移動可能にするために、ベアリングなどを備えている。
本実施形態の熱処理装置5は、以上のように構成されている。次に、熱処理装置5の動作を説明する。
ワークWを熱処理装置5にセットする前に、ワークWのサイズを考慮して、第1センターボックス711の中心からの各形状制御手段730の距離を調整する。この場合、第2センターボックス751に設けたハンドル752(図10参照)を回転させる。各形状制御手段730は、第1センターボックス711の中心からの距離が同じに調整される。
次に、図6に示すように加熱部60の複数の支持部61によってワークWを加熱位置に移動させた後、ワークWを加熱コイル部62によって加熱する。
加熱が終了したら、複数の支持部61をそのまま下降させる。ワークWを載せた各支持部61の上面61Cを載置手段720の水平ローラー723及び固定ローラー部732の載置部732Cよりも低い位置まで移動させる。これにより、ワークWが支持部61から冷却用治具72へ乗り移る。
このとき、ワークWは、形状制御手段730のインナローラー732Aとそれに対向して設けられたアウタローラー733Aとの間を通るように、載置手段720上にセットされる。なお、複数の支持部61は、さらに、冷却用治具72の中央側へ集まるように、移動する。
次に、図示省略するPCなどの制御装置が各形状制御手段730の駆動部734を制御することで、各アウタローラー733AがワークWの外周面S2に接触する。これにより、ワークWは形状制御手段730でチャックされる。
なお、アウタローラー733AがワークWの外周面S2に接触した状態ではインナローラー732Aとアウタローラー733Aの各軸を結ぶ仮想線がワークWの中心からの半径方向に沿った仮想線と交差する。
次に、昇降手段76によってワーク冷却用治具72を下降する。これにより、ワーク冷却用治具72にセットされたワークWは冷却液に浸漬されて、冷却される。この冷却中、回転手段740によって形状制御手段730のインナローラー732Aにそれぞれ回転力が与えられて、ワークWは回転する。
ワークWは回転しながら、形状制御手段730を通過することで、歪が矯正、或いは歪の程度が低減されるよう形状が修正される。
このように、本実施形態の熱処理装置5では、加熱されたワークWの冷却処理に伴う形状変化を、冷却液に浸した状態で回転させつつ、一対のローラー、即ちインナローラー732AによってワークWを内周面S1側から押し、アウタローラー733AによってワークWを外周面S2側から押しつつ、回転させることでワーク全体の形状変化を矯正乃至その程度を低減できる。
本発明は発明の趣旨を逸脱しない範囲において様々な形態で実施をすることができる。
アウタローラー233AをワークWの外周面S2に接触するために、可動ローラー部233を移動させる第1付勢手段や第2付勢手段としての駆動部235は、シリンダーに限らず、スプリングなどでもよい。
前記実施形態では、アウタローラー233Aがその位置を変えることができるように構成されているが、本発明は、インナローラー232Aに対するアウタローラー233Aの位置が固定であってもよい。
前記実施形態では、第1形状制御手段230と第2形状制御手段240の位置を変えることができるように構成されているが、第1調整手段260及び第2調整手段270を省略しても構成できる。
前記実施形態では、加熱部と冷却部とが一体となって構成された熱処理装置に本発明のワーク冷却用治具を適用した場合を例示したが、加熱部と分離して装置構成された冷却装置に、本発明のワーク冷却用治具を適用できることは勿論である。
前述の第2実施形態では、回転手段によってインナローラーが回転するが、アウタローラーが回転するように構成されてもよい。回転手段は、ベルトなどを介さずに、ワークWに直に接触してワークWを回転させる機構でもよい。
前述の第2実施形態では、形状制御手段730がワークWの中心C6まわりに90度の等角度間隔で4つ設けられる場合を例示したが、これに限定することなく、1つ、2つ、3つ、或いは5つ以上であってもよい。これらの場合、例えば形状制御手段730はワークWの中心C6まわりに等角度間隔で配設される。
本発明によって加熱処理する環状部材は、図示例のリング状のワークWに限定されるものではない。ワークWの断面形状も図示の例に限定されないことは勿論である。
1,5 熱処理装置
10,60 加熱部
20,70 冷却部
21,71 冷却槽
200,72 ワーク冷却用治具
W ワーク
S1 ワークの内周面
S2 ワークの外周面
S3 ワークの下面
S4 ワークの上面

Claims (5)

  1. 加熱された環状部材を載置する載置手段と、
    上記環状部材の周方向に設けられ、冷却に伴う環状部材の形状変化をコントロールする形状制御手段と、
    上記環状部材を回転させる回転手段と、を備え、
    上記形状制御手段は、環状部材の内周面に当接するインナローラーと、環状部材の外周面に当接するアウタローラーと、該アウタローラーをワークの外周面側に付勢する付勢手段と、を備え
    上記回転手段が、上記インナローラーを回転させることを特徴とする、熱処理装置。
  2. 前記形状制御手段の位置を変える調整手段を備えていることを特徴とする、請求項に記載の熱処理装置。
  3. 加熱された環状部材を載置する載置手段と、
    冷却に伴う上記環状部材の形状変化をコントロールする第1形状制御手段と、
    上記第1形状制御手段を通過した環状部材部分における冷却に伴う形状変化をコントロールする第2形状制御手段と、
    上記環状部材を回転させる回転手段と、を備え、
    上記第1形状制御手段が、環状部材の内周面に当接する第1インナローラーと、環状部材の外周面に当接する第1アウタローラーと、第1アウタローラーを環状部材の外周面側に付勢する第1付勢手段と、を備え、
    上記第2形状制御手段が、環状部材の内周面に当接する第2インナローラーと、環状部材の外周面に当接する第2アウタローラーと、該第2アウタローラーをワークの外周面側に付勢する第2付勢手段と、を備え、
    上記回転手段が、上記第1インナローラーと上記第2インナローラーとを回転させることを特徴とする、熱処理装置。
  4. 前記第1形状制御手段の位置を変える第1調整手段と、前記第2形状制御手段の位置を変える第2調整手段と、を備えていることを特徴とする、請求項に記載の熱処理装置。
  5. 環状部材を支持する冷却用治具を使用して環状部材を熱処理する方法であって、
    上記冷却治具は、該環状部材の周方向に設けられた形状制御手段と、上記環状部材を回転させる回転手段と、を備え、
    上記形状制御手段は、環状部材の内周面に当接するインナローラーと、環状部材の外周面に当接するアウタローラーと、該アウタローラーを環状部材の外周面側に付勢する付勢手段と、を備えていて
    冷却槽で上記環状部材の冷却中に、上記回転手段が上記環状部材と上記インナローラーを回転させ、上記付勢手段によって上記アウタローラーが上記環状部材の外周面を押し、上記インナローラーが上記環状部材の内周面を押すことを特徴とする、熱処理方法。
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