JP5732009B2 - 画像形成装置、及び媒体排出方法 - Google Patents
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Description
特許文献1に記載されたプリンタでは、上位側ホストPC(Personal Computer)より送られてくる行単位の印字データやプリンタ制御コマンド(改行コマンド、排出コマンド等)により、印字動作や用紙の搬送を伴う動作(改行動作、排出動作等)を行う。
実施の形態で説明する各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。なお、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
≪第1実施形態に係るプリンタの概要≫
実施形態1に係るプリンタは、改行方向(印刷媒体搬送方向)と用紙排出方向(印刷媒体排出方向)が異なる場合(特に、逆方向の場合)において、ページ内最終印字行の印字動作終了後、ページ下端位置まで印字データがないときには、即時に排出動作を実行する。詳細な制御については、後記する。
図1A、図1B、及び図1Cを参照して、第1実施形態に係るプリンタ1000の構成を説明する。図1Aは、第1実施形態に係るプリンタ1000の機能構成図である。図1Bは、第1実施形態にデータ解析部201の機能構成図である。図1Cは、第1実施形態に係るプリンタ1000の要部(印字ヘッド302周辺)概略縦断面図である。
メニュー設定記憶部600には、プリンタ1000の各種設定情報が格納され、例えば、用紙を排出することが出来る方向についての情報が格納される。
主記憶部400は、累計位置格納バッファ401、改行量保持バッファ402、及び排出方向格納バッファ403で構成される。
累計位置格納バッファ401には、改行動作の実行を保留された改行コマンドが実行されたときの改行到達位置が格納される。
改行量保持バッファ402には、改行動作の実行を保留された改行コマンドの改行量を累積加算した改行量情報が格納される。
排出方向格納バッファ403には、メニュー画面又はプリンタ制御コマンドにより指定される用紙の排出方向を示す排出方向情報が格納される。
受信制御部100は、主制御部200の指示に従い、図示しない上位側ホストPCから送信される印字データやプリンタ制御コマンドを受信する。以下では、「印字データ」を「画像データ」と呼ぶ場合がある。
ここで、印字データには、印字を行う文字データの他に、実際の印字動作に先立ち実施されるスペーシングなどの動作を要求する印字関連コマンドが含まれる。また、プリンタ制御コマンドには、プリンタ1000に改行動作を実行させるための改行コマンド、プリンタ1000に排出動作を実行させるための排出コマンドの他に、改行動作時の改行量N(Nは正の整数)を設定するための改行量設定コマンドや、排出動作時の用紙の排出方向を設定するための排出方向設定コマンド等が含まれる。
受信バッファ101は、受信制御部100が受信した印字データやプリンタ制御コマンドが格納される。
スペースモータ301は、印字ヘッド302を用紙の幅方向(主走査方向)に往復移動させる。
印字ヘッド302は、印字を行うための複数のドットピンを備えて構成され、用紙の幅方向(主走査方向)に移動自在である。印刷ヘッド302は、その往路及び復路において、用紙上にドットパターンを印字する。
改行モータ303は、印字ヘッド302の前方(上流側)に配設されるフィードローラ503(図1C参照)、及び後方(下流側)に配設されるフィードローラ504(図1C参照)に接続され、改行動作時や搬出動作時にフィードローラ503,504を時計回り、又は反時計回りに回動させる。これにより、フィードローラ503,504に接触する用紙は、用紙の幅方向(主走査方向)に直交する方向である用紙の長さ方向(副走査方向)に搬送される。
機構制御部300は、主制御部200から印字命令が指示された場合に、スペースモータ301を駆動し、印字ヘッド302を用紙の幅方向(主走査方向)に往復移動させる。これにより、印刷ヘッド302は、その往路及び復路において、用紙上にドットパターンを印字する。
テーブルセンサ501は、フィードローラ503(図1C参照)の前方に配設され、用紙の有無を検出する。テーブルセンサ501が検出した情報は、主制御部200に送られ、後記する給紙処理を開始する為の判定に用いられる。
ペーパエンドセンサ502は、フィードローラ503(図1C参照)と印字ヘッド302との間に配設され、用紙の有無を検出する。ペーパエンドセンサ502が検出した情報は、後記する給紙処理における頭出し動作や、後記する改行コマンド保留制御処理の排出動作で用いられる。
検出回路部500は、テーブルセンサ501やペーパエンドセンサ502に情報を検出させるための回路であり、検出した情報を主制御部200に送信する。
主制御部200は、給紙口に用紙がセットされたことをテーブルセンサ501が検出した場合に、頭出し位置へ用紙の搬送を開始する。具体的には、主制御部200は、機構制御部300を制御し、用紙が順方向へ搬送されるように改行モータ303の回転を開始させる。これに伴い、フィードローラ503も回転する。
また、主制御部200は、ペーパエンドセンサ502が「用紙無し」を検出している状態から、用紙の先端部を検出することで「用紙有り」に変化するのを監視する。そして、主制御部200は、ペーパエンドセンサ502が「用紙有り」を検出した時点から、印字媒体を所定時間搬送することで、頭出し位置まで用紙を搬送する。
データ解析部201は、受信バッファ101に格納された印字データ及びプリンタ制御コマンドを解析する。
また、図1Bに示すように、データ解析部201は改行コマンド保留制御部202を備えている。
改行コマンド保留制御部202は、受信バッファ101からデータを取り出し、プリンタ制御コマンドを解析し、コマンド種別に応じてコマンド処理を実行するもので、特に改行コマンドの実行を保留する制御を行う。
なお、詳細については、プリンタ1000の動作で説明する。
以上で、第1実施形態に係るプリンタ1000の構成についての説明を終了する。
以下では、第1実施形態に係るプリンタ1000の主な動作について説明する。
ここで、プリンタ1000は、メニュー画面(図示せず)を用いて「用紙排出方向」、及び「頭出し位置」があらかじめ設定されていることにする。
頭出し位置とは、搬送方向に対して用紙先端から印字開始位置までの距離であり、メニュー画面で選択されている位置である。頭出し位置の距離は、メニュー画面を用いた設定により、1/12インチ、2/12インチ、3/12インチ、4/12インチ等の設定が可能であり、ここではプリンタ1000のデフォルトである3/12インチを例に挙げて説明する。プリンタ1000の副走査方向の解像度は、1/360インチであり、前記メニュー画面で3/12インチが選択されている場合、90/360インチとなる。
図2を参照して、プリンタ1000の全体処理の流れを説明する。図2は、第1実施形態に係るプリンタ1000の全体処理の概略フローチャートである。主制御部200や機構制御部300は、図2に示すプリンタ1000の全般的な処理の中で実行される。
続いて、ステップS002の「印字データ作成処理」で、受信したデータが印字データであった場合に、その印字データのドットパターンを作成する。
続いて、ステップS004の「センサ検出処理」で、各種センサの状態を検出する為に、検出回路部500の制御が継続的に実行される。
そして、ステップS001〜ステップS004の処理は、受信バッファ101内のデータがなくなるまで繰り返し実行される。
以上で、全体処理についての説明を終了する。
プリンタ1000の給紙処理は、用紙の頭出し位置までの搬送と、制御に必要なワークエリアの初期化を行う。図3を参照して、プリンタ1000の給紙処理の動作について説明する。図3は、第1実施形態に係るプリンタ1000の給紙処理の概略フローチャートである。
給紙処理に続いて、処理はステップS004(図2参照)に進む。以上で、給紙処理についての説明を終了する。
図4を参照して、プリンタ1000の受信データリード処理の動作について説明する。図4は、第1実施形態に係るプリンタ1000の受信データリード処理の概略フローチャートである。
ステップS202に続いて、改行コマンド保留制御処理を実行する(ステップS203)。改行コマンド保留制御処理については後記する。改行コマンド保留制御処理後に受信データリード処理は終了する。
受信データリード処理に続いて、処理は改行コマンド保留制御処理(図5参照)に進む。以上で、受信データリード処理についての説明を終了する。
図5を参照して、プリンタ1000の改行コマンド保留制御処理の動作について説明する。図5は、第1実施形態に係るプリンタ1000の改行コマンド保留制御処理の概略フローチャートである。
一方、ステップS306で“Yes”の場合(累計位置格納バッファ401の値がページ長以上であった場合)、ページ長管理仕様別処理を実行する(ステップS307)。ページ長管理仕様別処理については後記する。ページ長管理仕様別処理後に処理はステップS308に進む。
具体的には、主制御部200は、ペーパエンドセンサ502が「用紙有り」を検出している状態から逆方向へ排出動作を実行した場合、排出動作中に用紙先端部により前記センサの出力が「用紙有り」から「用紙無し」に変化するのを監視し、「用紙無し」を検出した時点から固定量の排出量へ切替え特定位置で排出動作を停止する。
一方、主制御部200は、ペーパエンドセンサ502が「用紙無し」を検出している状態から逆方向へ排出動作を実行した場合、前記センサが用紙下端を認識後、さらに排出動作を継続し、今度は用紙先端部により前記センサの出力が「用紙有り」から「用紙無し」に変化するのを監視し、「用紙無し」を検出した時点から固定量の排出量へ切替え特定位置で排出動作を停止する。
図6及び図7を参照して、プリンタ1000のページ長管理仕様別処理の動作について説明する。図6は、ページ長管理方法について説明するための図である。図7は、第1実施形態に係るプリンタ1000のページ長管理仕様別処理の概略フローチャートである。
最初に、データ解析部201の改行コマンド保留制御部202は、プリンタ1000に設定されているページ長管理方法が「仕様1」及び「仕様2」のいずれであるかを判定する(ステップS401)。ページ長管理方法が「仕様1」である場合に処理はステップS402に進み、ページ長管理方法が「仕様2」である場合に処理はステップS404に進む。
ページ長管理仕様別処理に続いて、処理はステップS308(図5参照)に進む。以上で、第1実施形態に係るプリンタ1000の動作についての説明を終了する。
図8及び図9を参照して、第1実施形態に係るプリンタ1000の効果を従来技術のプリンタと比較しながら説明する。図8は、排出動作完了までの各動作時間の積み上げ時間を説明するための図である。図9は、排出動作完了までの各動作における用紙の位置を説明するための図である。
≪第2実施形態に係るプリンタの概要≫
第2実施形態に係るプリンタ1000a(図示せず)は、第1実施形態に係るプリンタ1000の機能に加えて、空白ページの制御を行うことができる。これにより、上位側ホストPCが空白ページを抑止する手段を持たない環境である場合や特別な中間ソフトウェアを持たない場合でも、第2実施形態に係るプリンタ1000aは、空白ページの出力を管理することができる。
図10を参照して、第2実施形態に係るプリンタ1000a(図示せず)の構成を説明する。図10は、第2実施形態に係るプリンタ1000aのデータ解析部201aの機能構成図である。
第1実施形態に係るデータ解析部201と、第2実施形態に係るデータ解析部201aとの違いは、空白ページ制御部203が追加されている点である。以下では、第2実施形態に係るプリンタ1000aの構成の内、変更されているデータ解析部201aの機能を中心に説明する。
データ解析部201aは、改行コマンド保留制御部202、及び空白ページ制御部203を備えて構成される。
空白ページ制御部203は、第1実施形態で説明した累計位置格納バッファ401(図1参照)、及び改行量保持バッファ402(図1参照)を用いて、空白ページの出力を制御する。詳細は、第2実施形態に係るプリンタ1000aの動作で説明する。
以上で、第2実施形態に係るプリンタ1000aの構成についての説明を終了する。
図3に示す給紙処理、図4に示す受信データリード処理、及び図6に示すページ長管理仕様別処理については、第1実施形態と同様なので説明を省略する。以下では、第2実施形態に係るプリンタ1000aの改行コマンド保留制御処理について説明する。
図11を参照して、プリンタ1000aの改行コマンド保留制御処理の動作について説明する。図11は、第2実施形態に係るプリンタ1000aの改行コマンド保留制御処理の概略フローチャートである。
図5に示す第1実施形態に係るプリンタ1000の改行コマンド保留制御処理と、図11に示す第2実施形態に係るプリンタ1000aの改行コマンド保留制御処理との違いは、ステップS307の前にステップS701が追加されている点、及びステップS307の後にステップS702が追加されている点である。なお、第1実施形態と同様の動作については、図5と同様のステップを付して説明を省略する。
図12を参照して、プリンタ1000の空白ページ判定処理の動作について説明する。図12は、第2実施形態に係るプリンタ1000aの空白ページ判定処理の概略フローチャートである。
最初に、空白ページ制御部203は、現在のページに印字データが無かったか否かを判定する(ステップS801)。ステップS801における印字データの有無の判定は、例えば、従来の制御でも使用されている印字データを解析した場合にセットされ、排出動作が行われた場合にリセットされるフラグを用いることが可能である。印字データが無かった場合(ステップS801“Yes”)に処理はステップS802に進む。ここで、印字データが無かった場合(ステップS801“Yes”)は、既にステップS306で累積位置がページ長を超えているので、そのページは空白ページであることが分かる。すなわち、累積位置がページ長を超えている場合、かつ印字データが存在しなかった場合には、そのページは空白ページであることを示す。一方、印字データがあった場合(ステップS801“No”)に処理はステップS804に進む。
以上で、第2実施形態に係るプリンタ1000aの動作についての説明を終了する。
以上のように、第2実施形態に係るプリンタ1000aは、第1実施形態での制御方法を利用して、空白ページの制御を行う。そのため、第2実施形態に係るプリンタ1000aは、上位側ホストPCが空白ページを抑止する手段を持たない環境である場合や特別な中間ソフトウェアを持たない場合でも、空白ページの出力を管理することができる。これにより、第2実施形態に係るプリンタ1000aは、空白ページの排出時間、さらには空白ページ排出後の次ページ給紙動作時間を無くすことができるため、1ジョブあたりのスループットが向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。実施形態の変形例を以下に示す。
第1実施形態及び第2実施形態で説明した制御方法は、第1実施形態で説明したプリンタ1000、及び第2実施形態で説明したプリンタ1000a(図示せず)以外にも、上位側ホストPCからの印字データ、改行コマンド等の制御コマンド等により、行単位で動作を行うシリアルプリンタであり、かつ改行コマンドによる用紙搬送方向と用紙排出方向が逆方向に設定可能な構成を持つプリンタに対して広く適用可能である。
第1実施形態及び第2実施形態に係る改行コマンド保留制御部202は、ステップS306で累計位置格納バッファ401に格納される値がページ長未満であった場合に、改行量は保留したまま処理を終了する、つまり、この時点では改行動作の要求は発生せず、次のデータ解析へ移行していた。しかしながら、改行コマンド保留制御部202は、累計位置格納バッファ401に格納される値がページ長未満であった場合、かつ、改行量を保留中にホストからのデータ送信が終了、または何らかの原因でホストからのデータ送信が途絶えた場合、タイムアウト時間を監視する事で、改行動作を実行するようにしてもよい。
タイムアウト制御については公知の技術の為、詳細な説明は省略するが、受信データを強制的に出力するプリンタ内にデータを保持し続ける状態を避ける為に用いられている制御方法である。
図13を参照して、比較例として本発明の制御を実施しないプリンタの印字ジョブの制御について説明する。
上位側ホストPCは、図13(a)に示すように、ページ内最終印字データ(印字データ2)を送信した後、ホスト側アプリケーションで設定されているページ長に合わせたページ最終位置近傍までの改行コマンド3〜改行コマンド7を送信し、最後に排出コマンドを送信する場合がある。図13(a)に示すようなデータシーケンスは、改行動作による用紙吸入方向と排出動作による用紙排出方向とが同一方向に設定されるプリンタの使用環境において、帳票印刷用に合わせて作成されたデータに多く見られる。
101 受信バッファ(受信部)
200 主制御部(制御部)
201,201a データ解析部(制御部)
202 改行コマンド保留制御部(改行量保留制御部)
203 空白ページ制御部
300 機構制御部(画像形成部)
301 スペースモータ(画像形成部)
302 印字ヘッド(画像形成部)
303 改行モータ(画像形成部)
400 主記憶部(記憶部)
401 累計位置格納バッファ
402 改行量保持バッファ(改行量保持領域)
403 排出方向格納バッファ
500 検出回路部(媒体位置検出部)
501 テーブルセンサ(媒体位置検出部)
502 ペーパエンドセンサ(媒体位置検出部)
503,504 フィードローラ
600 メニュー設定記憶部
1000,1000a プリンタ(画像形成装置)
Claims (8)
- 媒体の排出方向を示す媒体排出方向情報を記憶する記憶部と、
外部装置から送信される印刷データ及び改行コマンドを含む印刷制御データを受信し格納する受信部と、
前記媒体の位置を検出する媒体位置検出部と、
前記受信部で格納した前記印刷データ及び印刷制御データを解析すると共に、前記媒体位置検出部が検出した検出結果に基づいて前記媒体の位置検出を行う制御部と、
前記制御部の解析結果により、前記媒体の搬送及び印刷を実行する画像形成部と、を備える画像形成装置であって、
前記制御部は、
前記受信部に前記印刷制御データがなくなるまで、該印刷制御データのリード処理と解析とを繰り返すものであって、該制御部は、前記記憶部に記憶された前記媒体排出方向情報が改行方向に対し逆方向の場合、前記改行コマンドの処理を、改行後の媒体位置が同一媒体内であるか否かを判断し、
同一媒体内である場合には、前記記憶部に改行量を加算した値を格納するとともに、改行動作を保留し、同一媒体内でない場合には、前記画像形成部に対して前記媒体の排出命令を発行する
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記媒体排出方向情報が改行方向に対し逆方向の場合、前記改行コマンドの処理を、改行後の媒体位置が同一媒体内であるか否かを判断し、同一媒体内でない場合には、前記改行コマンドの処理を無効にし、前記画像形成部に対して前記媒体の排出命令を発行する
ことを特徴とする請求項1に記載された画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記記憶部に記憶された前記媒体排出方向情報が改行方向に対して逆方向の場合、前記改行コマンドの処理を、改行後の媒体位置が同一媒体内であるか否かを判断し、同一媒体内でない場合には、同一媒体内の改行動作を無効にして同一媒体外の改行量を前記記憶部に保留分の改行量として記憶させ、前記画像形成部に対して前記媒体の排出命令を発行する
ことを特徴とする請求項1に記載された画像形成装置。 - 前記制御部は、
前記記憶部に記憶された保留分の改行量が媒体長以上であり、現在のページに印字データが無かった場合に、当該保留分の改行量は空白ページであると判定し、前記画像形成部に印刷を行わせないようにする空白ページ制御部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載された画像形成装置。 - 媒体の排出方向を示す媒体排出方向情報を記憶する記憶部と、
外部装置から送信される印刷データ及び改行コマンドを含む印刷制御データを受信し格納する受信部と、
前記媒体の位置を検出する媒体位置検出部と、
前記受信部で格納した前記印刷データ及び印刷制御データを解析すると共に、前記媒体位置検出部が検出した検出結果に基づいて前記媒体の位置検出を行う制御部と、
前記制御部の解析結果により、前記媒体の搬送及び印刷を実行する画像形成部と、を備える画像形成装置に用いられる媒体排出方法であって、
前記受信部に前記印刷制御データがなくなるまで、該印刷制御データのリード処理と解析とが繰り返され、
前記記憶部に記憶された前記媒体排出方向情報が改行方向に対し逆方向の場合、前記改行コマンドの処理を、改行後の媒体位置が同一媒体内であるか否かを判断し、同一媒体内である場合には、前記記憶部に改行量を加算した値を格納するとともに、改行動作を保留し、同一媒体内でない場合には、前記画像形成部に対して前記媒体の排出命令を発行する、
ことを特徴とする媒体排出方法。 - 前記記憶部に記憶された前記媒体排出方向情報が改行方向に対し逆方向の場合、前記改行コマンドの処理を、改行後の媒体位置が同一媒体内であるか否かを判断し、同一媒体内でない場合には、前記改行コマンドの処理を無効にし、前記画像形成部に対して前記媒体の排出命令を発行する
ことを特徴とする請求項5に記載の媒体排出方法。 - 前記記憶部に記憶された前記媒体排出方向情報が改行方向に対して逆方向の場合、前記改行コマンドの処理を,改行後の媒体位置が同一媒体内であるか否かを判断し、同一媒体内でない場合には、同一媒体内の改行動作を無効にして同一媒体外の改行量を前記記憶部に保留分の改行量として記憶させ、前記画像形成部に対して前記媒体の排出命令を発行する
ことを特徴とする請求項5に記載の媒体排出方法。 - 前記記憶部に記憶された保留分の改行量が媒体長以上であり、現在のページに印字データが無かった場合に、当該保留分の改行量は空白ページであると判定し、前記画像形成部に印刷を行わせないようにする
ことを特徴とする請求項5に記載の媒体排出方法。
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