JP5731507B2 - 光学部品または光学層スタックの構造を製造するための方法 - Google Patents

光学部品または光学層スタックの構造を製造するための方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えば光学レンズのように、硬化材料の構造を製造するための概念に関する。
例えば携帯電話において用いられるためのマイクロオブジェクティブ(micro objectives)のためのレンズのように、パネルにおいて光学マイクロ構造の並列製造は、例えばUV複製によって、その上に光学構造が適用されるガラス基板の使用に基づく。図10aは、UV複製によってガラス基板上に複製されまたは成形されるレンズを示す。
機械的な理由のために、基板が製造の間も操作の間も臨界厚さを下回ることができず、そこにおいて、必要とされる厚さは、基板の直径の増加とともに増加し、8インチの基板でほぼ400μmである。1つまたはいくつかの基板が光学システムの光学経路に位置されるので、基板の厚い厚さは、2方向においてシステムの特性に影響する。一方では、オプティクスの構築長さが増加し、他方では、厚いレンズ厚さが光学イメージングエラーをもたらしうる。その機能を果たすために、いくつかのレンズが実際の方向において必要とされる場合、レンズアレイを有するいくつかの基板は、上下に積み重ねられ、互いに接続される。ここでレンズ間の軸方向における空隙は、高い精度で製造されて接合されるスルーホールを含むさらなる基板を必要とする。
図10bおよび図10cは、レンズフィールドおよびスペーサウェハーを有するウェハースタックを示す。図10cにおいて、スペーサウェハーは、それぞれの個々のレンズ構造間に明らかに示され、それは、オプティクスの構築長さが増加する理由である。
最新の方法は、AJIによるいわゆる「モノリシックレンズ技術(monolithic lens technology)」のように、ガラスキャリアを用いずに行うことができ、UV複製可能なポリマー材料からなり、さらに、レンズ間の軸方向において空隙を生成するためのスペーサ構造を含むことができる。いくつかのレンズが光学機能を果たすために軸方向において必要とされる場合、ここでも、いくつかのレンズウェハーは、高い精度(数μm)で互いに積み重ねられる。
図10dは、それが特にAJIによって用いられるように、「モノリシックレンズ技術」に基づいてこれらのオプティクスのうちの1つを例示的に示す。いくつかのレンズウェハーを高い精度で互いに積み重ねるときに課題が主に生じる。
示された先行技術に基づいて、本発明の目的は、空隙を有する光学マイクロ構造のよりコスト効率のよい製造またはより小さい構築高さで空隙を有する光学マイクロ構造の製造を可能にする概念を提供することである。
この目的は、請求項1、に記載の方法によって解決される。
本発明の第1の態様は、溶剤によって可溶性である硬化材料から構造を製造のための方法の1つのステップにおいて、構造が成形され、さらに、さらなる不溶性の硬化材料を成形した後に、後のステップにおいて、さらなる不溶性の材料を成形したときに自由なままであって可溶性の硬化材料に流体的に接続される通路領域に溶剤を導入することによって、構造の位置で空隙が可溶性の硬化材料からできるように、可溶性の硬化材料が溶解されるときに、構造、例えば空隙を有する硬化材料の光学マイクロ構造がよりコスト効率よく製造されうる、という知見に基づく。
1つの発明の方法において、第1の硬化材料の第1の構造は、基板上に成形されて硬化される。そして、基板から見て外方に向く第1の構造の第1の基板上に、第2の硬化材料の第2の構造は、第1の構造が通路領域で第2の構造によってカバーされないように第1の表面で第1の構造および第2の構造間の境界面またはインターフェイスが形成されるように、成形されて硬化されうる。それから、通路領域に、溶剤は、第2の構造および基板の第1の表面間に空洞が形成されるように、第1の構造の第1の硬化材料を溶解するために導入されうり、そこにおいて、第1の硬化材料は、硬化した後に、溶剤に対して可溶性であり、さらに、第2の硬化材料は、硬化した後に、溶剤に対して不溶性である。
このように、第1の構造を溶解することによって、空洞または空隙が、いくつかのガラス基板またはポリマーレンズ層を積み重ねずに、光学マイクロ構造において作られうることが、本発明の1つの利点であり、それは、「モノリシックレンズ技術」を有する場合のようであり、接合する前に互いに絶縁される存在する個々の層の機械的な安定性のためのそのほかの既存の要求が省略されるように、光学マイクロ構造の高い横方向および軸方向の精度を有するよりコスト効率よくしかも構築高さを低減した製造をもたらす。
さらに、本発明のいくつかの実施形態において、その上に構造が成形されて硬化された基板は、取り除かれうり、そのため、それは、非常に厚くてさらに機械的に安定でありうり、さらに、特に、極端に小さいたわみまたは曲げを含みうる。
本発明の一実施形態によれば、さらに、第3の硬化材料の第3の構造は、第2の構造が通路領域で第3の構造によってカバーされずさらに第3の硬化材料が溶剤に対して不溶性であるように第2の構造の第1の表面で第2の構造および第3の構造間に境界面が形成されるように、基板から見て外方に向く第2の構造の第1の表面に形成されて硬化されうる。第2の硬化材料および第3の硬化材料は、硬化した後に、異なる屈折率を含むことができる。
このように、レンズスタックが、高い精度で製造されて接合されうるスルーホールを有するさらなる基板なしに、硬化材料のいくつかの構造を互いに重なり合って成形することによって、互いに重なり合って成形されうることは、本発明のさらなる利点である。このように、本発明の実施形態によって、個々の成形された構造の互いに高い精度での高価な積み重ねが省略される。先行技術と比較すると、これは、増加されたコストの低減とより高い精度を有するセットアップ(setup)とをもたらす。
空洞が光学部品の硬化材料の光学的に関連した表面に隣接しているときに、硬化材料の光学部品がより良好な光学特性を含むことは、本発明のさらなる態様である。
このように、光学部品が例えば硬化材料のための境界面である光学的に関連した表面および空隙間の境界面を含むことは、本発明の利点である。このように、実施形態は、それがガラスからガラスへまたはガラスから硬化材料または他の材料への遷移を有する光学部品を有する場合であるより、硬化材料から空気への遷移による、より高い屈折率の急激な変化ひいてはより高い屈折力を含むことができる。
本発明の一実施形態によれば、光学部品は、2つの硬化材料から形成されてもよく、そこにおいて、2つの硬化材料は、異なる屈折率を含み、さらに、光学的に関連した表面の反対側の境界面は、2つの硬化された硬化材料間のアクロマート(achromat)として形成される。異なる屈折率を有する2つの硬化材料間の境界面によって、色収差を防止するためのアクロマートが提供されうることは、本発明の1つの利点である。
本発明の一実施形態による光学部品が、異なる硬化材料の境界面間にガラス基板を含まなく、そのため、よりコスト効率よく製造されうり、さらに、先行技術で知られている同程度の光学部品より低い構築高さを含むことは、本発明のさらなる利点である。
本発明の実施形態は、それらの側で放射に対して不透過性である硬化された硬化材料をさらに含むことができ、それは偽光を抑制するために役立つ。
さらに、本発明の実施形態によって、硬化材料のいかなる数の構造が、互いに重なり合って成形されて硬化されうり、そこにおいて、例えばレンズでありうる構造は、できるだけ薄く選択されうるが、互いに重なり合って配置されるいかなる数のレンズは、製造において用いられる厚い仮基板に基づいて作られうる。
特に、層スタックに互いに重なり合って成形される構造は、互いにそして外側に流体的に接続される層スタックの個々の光学的に関連した表面間に空洞を含むことができる。
以下において、本発明の実施形態が添付図面に関連してさらに詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態による硬化材料の構造を製造するための方法のフローチャートを示す。 図2aは、個々の層を溶解する前の本発明の一実施形態による光学部品の層セットアップ(layer setup)の略図を示す。 図2bは、個々の層を溶解した後の図2aの光学部品の層セットアップの略図を示す。 図2cは、本発明の一実施形態による図2bの構成の光学部品200の層セットアップの略図を示す。 図3aは、個々の層を溶解する前の本発明の実施形態による光学部品の層セットアップの略図を示す。 図3bは、個々の層を溶解した後の図3aの光学部品の概略層セットアップを示す。 図4aは、個々の層を溶解する前の本発明の実施形態による光学部品の層セットアップの略図を示す。 図4bは、個々の層を溶解した後の図4aの光学部品の層セットアップの略図を示す。 図5aは、スペーサ構造を用いて個々の層を溶解する前の本発明の一実施形態による光学部品を製造するための構成の層セットアップの略図を示す。 図5bは、個々の層を溶解した後の図5aの構成の層セットアップの略図を示す。 図6aは、統合スペーサ構造を含む本発明の一実施形態による光学部品の構成上の平面図を示す。 図6bは、統合スペーサ構造のない本発明の一実施形態による光学部品の構成上の平面図を示す。 図7aは、統合スペーサ構造を含む本発明の一実施形態による光学部品の構成上の平面図を示す。 図7bは、統合スペーサ構造のない本発明の一実施形態による光学部品の構成上の平面図を示す。 図8aは、個々の層を溶解する前の本発明の一実施形態による光学部品の層セットアップの略図を示す。 図8bは、個々の層を溶解した後の図8aの光学部品の層セットアップの略図を示す。 図8cは、光学部品800’から分離されかつ基板210から分離される光学部品800を示す。 図9は、成形ツールの底面図および断面図と成形された素子上の平面図および断面図とを示す。 図10aは、基板上に成形されるレンズの略図を示す。 図10bは、光学イメージングのためのすでに知られている装置の略図を示す。 図10cは、光学イメージングのためのすでに知られている装置の略図を示す。 図10dは、光学イメージングのためのすでに知られている装置の略図を示す。
本発明が図面に関連して以下にさらに詳細に説明される前に、図において同様の素子には同一または同様の参照番号が与えられ、さらに、これらの素子の反復記載が省略される点に留意すべきである。
図1は、本発明の一実施形態による硬化材料の構造を製造するための方法100のフローチャートを示す。
その方法100は、基板上に第1の硬化材料の第1の構造を成形して硬化する第1のステップ110を含む。ここで、成形および硬化は、基板の表面の第1の領域が露出されるように、位置に関して選択的に実行されうる。
さらに、その方法100は、第1の表面で第1の構造および第2の構造間に境界面が形成されるように、さらに、第1の構造が少なくとも1つの通路領域で第2の構造によってカバーされないように、基板から見て外方に向く第1の構造の第1の表面に第2の硬化材料の第2の構造を成形して硬化する第2のステップ120を含む。
さらに、その方法100は、空洞が第2の構造および基板の表面間に形成されるように、第1の構造の第1の硬化材料を溶解するために、溶剤を通路領域に導入する第3のステップ130を含み、そこにおいて、第1の硬化材料は、硬化した後に、溶剤に対して可溶性であり、さらに、第2の硬化材料は、硬化した後に、溶剤に対して不溶性である。
溶剤は、例えば、通路領域に導入されうり、第1の硬化材料の第1の構造および第2の硬化材料の第2の構造を含む製造される構造が溶剤浴に浸漬される。そのため、溶剤は、前に第1の構造が位置された位置でフリースペースが形成されるように、第1の構造の第1の硬化材料を溶解するために、通路領域を介して第1の構造に通過することができる。さらに、溶剤は、例えば特定のまたは選択的な注入によって、特に通路領域に導入されうる。
製造される構造は、例えばレンズまたは光学イメージングのためのレンズスタックを含む光学アセンブリでありうる。硬化材料は、例えば、UV硬化性ポリマーでありうる。
その方法100は、基板から見て外方に向く第2の構造の第1の表面に第3の硬化材料の第3の構造を成形して硬化するステップ140をさらに含むことができる。ここで、第2の構造の第1の表面で、境界面は、第2の構造および第3の構造間に形成され、そこにおいて、第1の構造は、通路領域で第3の構造によってカバーされず、さらに、第3の硬化材料は、溶剤に対して不溶性である。ここで、第3の硬化材料は、例えば、第2の硬化材料と異なりうり、さらに、異なる屈折率を含むことができる。このように、第2の構造および第3の構造間の境界面で、例えば、アクロマートが、色収差を修正するために形成される。
ステップ140は、好ましくはステップ120の後にさらにステップ130の前に実行される。
さらに、その方法100は、好ましくはステップ130の後に実行される基板を取り除くステップ150を含むことができる。
基板を取り除くこと(150)は、例えばのこ引き(sawing)またはミリング(milling)によって実行されうる。
さらなる実施形態によれば、基板を取り除くステップ150は、溶剤を導入するステップ130と同時に実行されうる。これは、例えば、溶剤浴に製造される構造を浸漬することによって行われうり、第1の構造の第1の硬化材料が溶解され、さらに、基板が製造される構造から取り除かれる。この点において、基板は、その完全な表面上またはその表面の部分上の溶剤によって可溶性の硬化材料、例えば第1の硬化材料を含むことができ、または、可溶性の硬化材料から少なくとも部分的に形成されうる。第1の硬化材料は、例えば、接続材料を溶剤浴に浸漬しているときに、それが溶解され、さらに、接続材料に隣接した第2の構造の表面が基板を取り除いた後に製造される構造の主側を形成するように、接続材料として基板の表面および第2の構造間に配置されうる。
さらなる実施形態によれば、第1の構造を成形して硬化するステップ110の前に、スペーサ構造が、(例えば成形される)基板上に配置されうる。そして、第1の構造を成形して硬化するステップ110および第2の構造を成形して硬化するステップ120は、適用されたスペーサ構造のホールにおいて実行される。基板、スペーサ構造および第2の構造間に(すでに上述のように)、可溶性の硬化材料が、製造される構造ひいては第1の構造を切り取りまたは取り除きまたは溶解すると同時に基板を取り除くステップ150において基板からスペーサ構造を取り除くために配置されることは、さらに可能である。スペーサ構造は、それを基板から取り除いた後に、製造される構造の周囲側壁を形成する。
本発明のさらなる実施形態によれば、硬化材料のいかなる数の構造が互いに重なり合って成形されて硬化されることも可能であり、そこにおいて、好ましくは溶剤を導入するための1つまたはいくつかの通路領域は、第1の硬化材料から構造を溶解するために、明らかに保たれる。通路領域は、例えば、硬化材料を硬化するときに選択的な照射によって作られうり、すなわち、後の光学部品に存在する、硬化材料のそれらの領域だけが照射される。硬化材料の非照射領域は、選択的な硬化の後に取り除かれうる。そして、互いに重なり合って成形される構造の層スタックの通路領域は、それが層スタックの第1の硬化材料のすべての構造を外側、外部または外界に流体的に接続するように、実施されうる。
さらなる実施形態は、さらなる硬化材料を成形して硬化するステップをさらに含むことができ、そこにおいて、さらなる硬化材料は、少なくとも硬化した後に、製造される構造の有用な波長範囲のための放射に対して不透過性である。さらなる硬化材料は、例えば、製造される構造の非主側で硬化した後に製造される構造のボーダーを形成するブラックポリマーであってもよい。
次の図2a〜図8bにおいて、少なくとも2つの光学部品がそれぞれ示される点に留意すべきである。これは、パネルにおいて、すなわちフィールドにおいて、光学部品の製造が、好ましいことを示すためである。図2a〜図8bに示される個々の光学部品を成形することが共通基板ウェハー上に実行される点に特に留意すべきである。基板ウェハーは、後のステップ150において再び取り除かれうる。次の図2a〜図8bにそれぞれ示された光学部品が同一であるにもかかわらず、それらは、さらなる実施形態により、それらのセットアップに関して互いに異なりうる。換言すれば、共通基板ウェハー上において、成形された光学部品は、それらのパラメータ、例えばプロファイルの経過、厚さ、境界および隣までの距離などに関して互いに異なりうる。これは、例えば、製造される個々の構造すなわち個々の光学部品の局所的に選択的な成形および硬化によって行われうる。
図2aは、個々の層を溶解する前の本発明の一実施形態による光学部品200,200’を製造するための構成の層セットアップの略図を示す。図2aに示される光学部品200および200’は、例えば、それが図1に記載されているように方法100によって製造されうり、そこにおいて、溶剤を導入するステップ130は、まだ実行されていない。光学部品200,200’は、共通基板210を含み、さらに、それらのセットアップに関して同一であり、このように、以下において、光学部品200のセットアップだけが、光学部品200’のセットアップのための代表として記載されている。
さらなる実施形態によれば、光学部品200,200’は、例えば局所的に選択的な成形および硬化が実行されるときに、それらの形状およびそれらの層順序に関して互いに異なってもよい。
基板210の表面に、第1の構造220が、局所的に選択的に成形されて硬化される。基板210の表面に配置される第1の構造220を循環して、第2の硬化材料の第2の構造230が配置される。基板210の表面と共に、第2の構造230は、1つまたはいくつかの通路240を除いて、第1の構造220を囲む。第2の構造230は、第2の硬化材料の境界領域290を介して基板210に接続される。第1の構造220から見て外方に向く第2の構造230の表面に、第3の硬化材料の第3の構造250が配置されうる。
第2の構造230は、例えば、凹湾曲面を有する凸レンズとして実施されうる。第3の構造250は、例えば、平凸面分散レンズとして実施されうる。第2の硬化材料および第3の硬化材料は、例えば、色収差を抑制するためのアクロマートをこのように形成するために、それらの屈折率に関して異なりうる。2つの光学部品200,200’間に、フリースペース260が形成されうる。
さらに、第2の構造230および第3の構造250の表面は、例えば、凹面、凸面、平面または自由形状タイプなどの他のランダムな形状を含むことができる。
図2bは、個々の層を溶解した後のすなわち第1の硬化材料から第1の構造220を溶解した後の図2aの構成の層セットアップの略図を示す。第1の硬化材料から構造220を溶解することは、例えば、それが図1に記載されている方法100に記載されているように、ステップ130によって実行されうる。現在、元の第1の構造220の位置で、空隙270が配置される。このように、第2の構造230および形成された空隙270間の境界面は、2つの異なる硬化材料間のまたは1つの硬化材料およびガラス間の境界領域と比較して高い屈折率の急激な変化を含む。このように、実施形態は、ガラス基板上に成形される硬化材料のレンズと比較してより優れた屈折特性を含むことができる。
図2cは、本発明の一実施形態による図2bの構成の光学部品200の層セットアップの略図を示す。光学部品200は、基板210を含まない。基板210を取り除くことは、例えば、それが図1による方法100に記載されているように、ステップ150によって実行されうる。光学部品200は、第1の主側280および第1の主側280から見て外方に向く第2の主側280’を含む。
さらに、光学部品200は、境界領域290および通路240を含み、そこにおいて、境界領域290は、第2の主側280’から離れる通常の方向N1において光学的に関連した表面230’から間隔を隔てて、第2の主側280’および光学的に関連した表面230’の境界間に配置され、さらに、光学的に関連した表面230’から横方向にオフセットされる通路240は、光学部品200の第1の主側280から第2の主側280までに流体接続を提供する。
光学的に関連した表面230’は、例えば、凹面、凸面、平面または自由形状タイプ表面、例えばレンズ面として実施されうる。
図2cに示される光学部品200が第3の硬化材料の第3の構造250を含むにもかかわらず、さらなる実施形態において、この第3の構造250は、存在しなくてもよく、または、第2の構造230と同じ硬化材料から形成されてもよい。
図2cに示される具体的の実施形態において基板210が完全に取り除かれるにもかかわらず、基板210が部分的に取り除かれるかまたは全く取り除かれない他の実施形態も適用できる。例えば方法100のステップ150において基板210を取り除くことは、例えば、のこ引きまたはミリングによって実行されうる。
さらなる実施形態によれば、基板を取り除くステップ150は、溶剤を導入するステップ130と同時に実行されうる。これは、例えば、第1の構造220の第1の硬化材料が溶解され、さらに、基板210が光学部品200,200’から取り除かれる、溶剤浴に図2bの構成を浸漬することによって行われうる。この点において、基板210は、例えば第1の硬化材料など、光学部品200,200’に対向している完全な表面上の溶剤によって可溶性である、硬化材料を含むことができるか、または、可溶性の硬化材料から少なくとも部分的に形成されうる。
図3aは、個々の層を溶解する前の本発明の一実施形態による光学部品300,300’を製造するための構成の層セットアップの略図を示す。図3aに示される光学部品300,300’は、第3の硬化材料の第3の構造250が通路240を除いて第2の硬化材料の第2の構造230を完全に囲むように、図2aに示される光学部品200,200’と異なり、一方、図2aに示される光学部品200,200’では、第3の硬化材料の第3の構造250は、基板210から見て外方に向く第2の構造230の表面に配置されて、それを完全に囲まない。
図2bに類似して、図3bは、個々の層を溶解した後のまたは第1の硬化材料から第1の構造220を溶解した後の図3aの構成の層セットアップの略図を示す。第1の硬化材料から構造220を溶解することは、例えば、図1に記載されている方法100に記載されているように、ステップ130によって実行されうる。現在、元の第1の構造220の位置で、空隙270が配置される。
さらに、本発明のさらなる実施形態において、光学部品300,300’の基板210は、例えば方法100のステップ150において、取り除かれうり、または、小型化されうる。
図4aは、個々の層を溶解する前の本発明の一実施形態による光学部品400,400’を製造するための構成の層セットアップの略図を示す。図4aに示される光学部品400,400’は、第2の硬化材料の第2の構造230が基板210から見て外方に向く第1の硬化材料の第1の構造220の表面にだけ配置されるように、図2aおよび図3aに示される光学部品200,200’,300,300’と異なる。ここで、第2の構造230は、それが前に示された具体的な実施形態における場合のように、その側端で第1の構造220を囲まない。そのため、基板210および第2の構造230を接続する端領域290は、前の実施形態とは対照的に、第3の硬化材料から形成されて、第2の硬化材料から形成されない。
図2bおよび図3bに類似して、図4bは、個々の層を溶解した後のまたは第1の硬化材料から第1の構造220を溶解した後の図4aの構成の層セットアップの略図を示す。
第1の硬化材料から構造220を溶解することは、例えば、それが図1に記載されている方法100に記載されているように、ステップ130によって実行されうる。現在、元の第1の構造220の位置で、空隙270が配置される。
さらに、本発明のさらなる実施形態において、光学部品400,400’の基板210は、例えば、方法100のステップ150において、取り除かれうり、または、小型化されうる。
図2bおよび図3bに示される光学部品200,200’,300,300’とは対照的に、ここに示される具体的な実施形態において、端領域290も第3の硬化材料から形成されるように、第3の硬化材料の第3の構造250を省略することは可能でない。
図5aは、スペーサ構造(いわゆる「スペーサウェハー」)を用いて個々の層を溶解する前の本発明の実施形態による光学部品500,500’を製造するための構成の層セットアップの略図を示す。図5aに示される2つの光学部品500,500’の構成は、光学部品500,500’間のフリースペース260においてさらなる硬化材料のスペーサ構造510が配置されるように、図2aにおける光学部品200,200’の構成と異なる。
第2の硬化材料および第3の硬化材料とは対照的に、さらなる硬化材料は、硬化した後に透過的でなくてもよい。
さらに、ここで、スペーサ構造510は、例示的に基板から見て外方に向く表面で凸部受けるための溝520をそれぞれ含む。さらに、スペーサ構造510は、例えば基板210に対向している表面で、溝520の反対側のさらなる溝を含んでもよい。スペーサ構造510が溝に導入するための凸部を含むことは、さらに可能であり、それは、例えば、溝の代わりにまたは溝に加えて、スペーサ構造510の表面に配置されうる。例えば、スペーサ構造510は、第1の表面での凸部および反対側の第2の表面での溝を含んでもよい。
溝または凸部は、例えば、スペーサ構造510の表面において光学部品500,500’の周辺で周囲にまたは周辺に統合されうり、すなわち、スペーサ構造510の表面の特定の領域だけにおいて形成されうる。
非透過的なさらなる硬化材料のスペーサ構造510は、偽光を抑制するために役立ち、それは、光学部品500,500’の端を越えて入射され、さもなければ、光学部品500,500’が用いられる光学イメージング装置のコントラストまたはイメージ品質を減少する。側壁のコストおよび時間がかかる黒色化は、従前の光学マイクロ構造によって実行されるように、省略されうる。
スペーサ構造510において凸部および溝520は、例えばレンズなどの他の光学部品上のイメージセンサ上に光学部品500,500’を搭載するために役立ちうる。これによって、高価な調整装置は、レンズフィールドを含む多くのウェハーで必要とされるように、省略されうる。
図2b、図3bおよび図4bに類似して、図5bは、第1の硬化材料から個々の層または第1の構造220を溶解した後の図5aの構成の層セットアップの略図を示す。
第1の硬化材料から構造220を溶解することは、例えば、それが図1に記載されている方法100に記載されているように、ステップ130によって実行されうる。現在、元の第1の構造220の位置で、空隙270が配置される。
さらに、本発明のさらなる実施形態において、光学部品500,500’の基板210は、例えば方法100のステップ150において、取り除かれうり、または、小型化されうる。
スペーサ構造510は、例えば「スペーサウェハー」として基板210上に配置されうり、この「スペーサウェハー」は、例えば非透過的なブラック材料で形成されうり、成形される部品のためのホールおよびおそらく基板210からより単純な分離のための穿孔を含むことができる。そして、スペーサ構造510は、「スペーサウェハー」のホール周辺で、周囲壁を形成する。それから、個々の光学部品(例えば光学部品510,510’)の成形は、「スペーサウェハー」の個々のホールにおいて行われうる。光学部品間の成形の後に、(例えば、図2aに示されるフリースペース260に相当する)フリースペースが残るように、例えば光学部品(例えば光学部品510,510’)を成形することが(例えば選択的な照射および硬化によって)空間的に分離されたモジュールにおいて行われるときに、「スペーサウェハー」がスペーサ構造510を形成するために基板上に配置されないことは、さらに可能でもある。モジュール間に自由なままであるこれらのフリースペースに、ブラックポリマーが、スペーサ構造510を形成するために、投じられうり、そこで硬化されうる。ここで、ブラックポリマーは、例えば、熱硬化性であってもUV硬化性であってもよい。
基板210または仮ウェハー210は、例えば方法100によるステップ150において、例えば、成形された光学部品から溶剤浴によってその後に分離されうる。それから、成形された光学部品は、スペーサ構造510に埋め込まれ、すなわち、スペーサ構造510は、成形された光学部品または部品の周囲側壁を形成する。
このように、スペーサ構造510に埋め込まれる光学部品は、光学部品ウェハーを形成し、そして、のこ引きによって基板210を取り除いた後に、スペーサ構造510によって分離されうる。しかしながら、光学部品ウェハーが複数のイメージセンサを有するウェハー上に配置され、さらに、部品ウェハーがイメージセンサウェハー(ウェハーレベルのアセンブリ)と共にその後にのこ引きされることは、さらに可能である。複数の光学部品(例えば5×5の光学部品)がイメージセンサと関連することは、さらに可能である。そして、光学部品は、例えば、イメージセンサの光チャネルを形成することができる。ここで、個々の光学部品は、互いに異なってもよい。
図6aは、統合スペーサ構造510を有する本発明の一実施形態による光学部品600a−600dの構成上の平面図を示す。図6aに示される光学部品600a−600dは、それぞれ、例えばレンズ面などの光学的に有効な表面610を含む。さらに、光学部品600a−600dは、図2bに示されるように、例えば第1の硬化材料から第1の構造220を溶解するために、溶剤を導入するための通路領域210を含む。さらに、光学部品600a−600dは、光学的に有効な表面610および光学的に有効な表面610の外側のそれぞれの層の周辺630間のブリッジ620を含む。スペーサ構造510は、個々の光学部品600a−600dのボーダーまたは境界をそれぞれ形成する。構成600の個々の光学部品600a−600dは、例えば一点鎖線640および650に沿ってのこ引きによって、さらなるステップにおいて分離されうる。そして、光学部品600a−600dのそれぞれは、周囲スペーサ構造510を含む。それから、光学部品600a−600dの側壁の次の黒色化は、もはや必要でない。
図6bは、統合スペーサ構造510のない本発明の一実施形態による光学部品600’a−600’dの構成上の平面図を示す。図6bに示される構成600’は、スペーサ構造510が個々の光学部品600’a−600’d間に配置されないように、図6aに示される構成600と異なる。また、ここで、個々の光学部品600’a−600’dは、例えば一点鎖線640および650に沿ってのこ引きによって互いに分離されうる。偽光を抑制するために、外壁すなわち個々の光学部品600’a−600’dの周辺630の側は、黒色化されてもよい。
さらなる実施形態によれば、互いに重なり合って成形される複数の層を有する光学部品によって、個々の層シートにおいて、光学的に活性な表面610を周辺630に接続するためのブリッジ620は、層スタックの少なくとも1つの他の層において、光学的に活性な表面610を周辺630に接続する少なくとも1つのそのようなブリッジ620が存在するときに、省略されうる。
光学的に活性な表面610および周辺630間のブリッジ620が連続接続を形成し、さらに、この接続が通路240を形成するために1つまたはいくつかの場所において中断されることは、さらに可能である。
図7aは、統合スペーサ構造510を含む本発明の一実施形態による光学部品700a−700dの構成上の平面図を示す。構成700の4つの光学部品700a−700dは、図6aに示される構成600の光学部品600a−600dに類似して、光学的に活性な表面610、例えばレンズ面、1つまたはいくつかのブリッジ620、周辺630、1つまたはいくつかの通路領域240およびスペーサ構造510を含む。図6aに示される構成600とは対照的に、周囲スペーサ構造510は、穿孔710を含む。構成700の個々の光学部品700a−700dは、例えば一点鎖線640および650に沿ってのこ引きによって、さらなるステップにおいて互いに分離されうり、特に穿孔710は、より少ない材料がのこ引きによって取り除かれればよいように、より簡単なのこ引きのために役立つことができる。さらに、個々のモジュールまたは個々の光学部品700a−700dの分離は、穿孔710によって形成される破断線に沿って切断することによって実行されうり、それは、分離工程のためのコストを低減する。そして、光学部品700a−700dのそれぞれは、周囲スペーサ構造510を含む。
ここで、この空間構造510が好ましくは非透過的な例えば偽光を抑制するブラック硬化材料から形成されることは、再び留意すべきである。そして、光学部品700a−700dの側壁の次の黒色化は、もはや必要でない。
図7bは、統合スペーサ構造510のない本発明の一実施形態による光学部品700’a−700’dの構成上の平面図を示す。構成700’は、図7bに示されるように、スペーサ構造510が個々の光学部品700’a−700’d間に配置されないように、図7aに示される構成700と異なる。また、ここで、個々の光学部品700’a−700’dは、例えば一点鎖線640および650に沿ってのこ引きによって互いに分離されうる。偽光を抑制するために、外壁すなわち個々の光学部品700’a−700’dの周辺630の側は、黒色化されてもよい。
図8aは、個々の層または第1の構造220を溶解する前の本発明の一実施形態による光学部品800,800’を製造するための構成の層セットアップの略図を示す。図8aに示される光学部品800,800’のそれぞれは、それらが図2aに記載されているように、2つの光学部品200の通常の方向において配置される層スタックを含む。光学部品800,800’は、共通基板210を含み、さらに、2つの光学部品800,800’間に、フリースペース260が形成される。ここで、2つの光学部品800,800’は、それらのセットアップに関して例示的に同一であり、このように、以下において、光学部品800のセットアップだけが、光学部品800’のセットアップのための代表として記載されている。しかしながら、光学部品800,800’が同一でなくさらに特に形状および/または層順序に関して互いに逸脱することが可能でもある点に留意すべきである。光学部品800の層スタックの第1の光学部品200aは、基板210上に配置される。基板210から見て外方に向く第1の光学部品200aの第3の構造250aの表面に、いくつかの個々の層シートの層スタックとして実施されうる層810、例えば誘電体層810が配置されうる。誘電体層810は、好ましくは透過的である。光学部品800の層スタックの第2の光学部品200bは、基板210から見て外方に向く層810の表面に隣接して配置される。基板210から見て外方に向く第2の光学部品200bの第3の構造250bの表面に、例えば金属からなる層820が配置される。このように、層820は、光学部品800の開口絞りを形成することができる。光学部品800の2つの光学部品200a,200bは、先行技術から知られているように、前に別々に製造された部品(ウェハー)として、互いに積み重ねられないが、いくつかの成形工程において互いに重なり合って成形される。これは、例えば、本発明の実施形態による方法において実行されうり、そこにおいて、ステップ110、120、140は、次々に繰り返して実行される。ここで、通路領域240が溶剤に対して可溶性である第1の硬化材料のすべての構造に流体的に接続される点に留意すべきである。
図8bは、第1の硬化材料から個々の層または第1の構造220a,220bを溶解した後の図8aの構成の層セットアップの略図を示す。第1の構造220a,220bは、例えば、それが図1による方法100のステップ130において記載されているように、溶剤を導入することによって溶解されうる。このように、第1の構造220a,220bの代わりに、空隙270a,270bが形成される。
さらなる実施形態によれば、フリースペース260において、非透過的な、硬化(例えば熱硬化)材料は、光学部品800,800’において偽光を抑制するために役立つ(図5aおよび図5bによる空間構造510に相当する)スペーサ構造を形成するために、満たされて硬化されうる。
光学部品800,800’は、基板210から取り除かれうり、さらに、例えば一点鎖線830および840に沿ってのこ引きによって互いに分離されうる。
さらに、さらなる実施形態によれば、光学部品800,800’は、光学部品800,800’を溶剤浴に浸漬することによって、基板210から分離されうる。例えば、同時に、第1の硬化材料から第1の構造220を溶解する。ここで、基板210および光学部品800,800’間に、例えば、溶解される第1の硬化材料の完全なまたは選択的な層が、光学部品800,800’を溶剤浴に浸漬するときに、配置されうり、それによって、光学部品800,800’および基板210間の接続が溶解され、さらに、光学部品800,800’が分離される。
図8cは、光学部品800’から分離されかつ基板210から分離される光学部品800を示す。このように、光学部品800は、光学部品200a,200bの構造230a,230b,250a,250b、層厚さ方向において次々に接続される光学的に関連した表面を有する硬化材料の層スタック800を形成する。光学部品200aの第2の構造230aは、第1の光学的に関連した表面232aを含む。第1の光学部品200aの第2の構造230aおよび第1の光学部品200aの第3の構造250a間に、2つの異なる硬化材料の(すなわち第2の構造230aの第2の硬化材料および第3の構造250aの第3の硬化材料の)第2の光学的に関連した表面(例えば第1の境界面)252aが形成される。さらに、第1の部品200aの第3の構造250aは、第3の光学的に関連した表面254aを含む。第3の光学的に関連した表面254aおよび第2の光学部品200bの第2の構造230bの第4の光学的に関連した表面232b間に、空洞270bが形成される。第3の光学的に関連した表面254aおよび空洞270b間に、層スタック800の光学特性にとって無関係であってもよい誘電体層810が形成されてもよい。第2の光学部品200bの第2の構造230bおよび第2の光学部品の第3の構造250b間に、2つの硬化材料の第5の光学的に関連した表面(例えば第2の境界面)252bが形成される。さらに、第2の光学部品200bの第3の構造250bは、例えば金属層820がその上に構造化されうる第6の光学的に関連した表面254bを含む。
このように、層スタック800は、層厚さ方向において次々に接続される光学的に関連した表面(第1の光学的に関連した表面232a、第2の光学的に関連した表面252a、第3の光学的に関連した表面254a、第4の光学的に関連した表面232b、第5の光学的に関連した表面252b、第6の光学的に関連した表面254b)を含む。
2つの空洞270a,270bは、通路240またはチャネル240によって流体的に外界または外側に接続される。この点において、チャネル240は、層厚さ方向において光学的に関連した表面に横方向にオフセットされて通過することができる。また、さらなる実施形態によれば、いくつかのチャネル240が実施されうる。特に、チャネル240は、光学層スタックの空洞を互いに接続し、さらに、外界との接続を生成するために、光学的に関連した表面と平行して、または、いかなる方向においても通過することもできる。
光学的に関連した表面232a,232bおよび254a,254bと共に異なる屈折率を有する2つの異なる硬化材料の光学的に関連した表面252a,252bは、色収差を低減するためにアクロマートを形成する。
図8cに示される次々に接続される光学的に関連した表面が部分的に同一であるにもかかわらず、さらなる実施形態において、層スタックの光学的に関連した表面は、互いに逸脱することができ、そのため、異なる屈折特性を含むことができる。さらに、さらなる実施形態において、誘電体層810は、誘電体でなくてもよくまたは完全に省略されてもよい。さらに、さらなる実施形態において、層820は、金属でなくてもよくまたは省略されてもよい。
さらなる実施形態によれば、誘電体層810または誘電体層スタック810は、光学層スタック800の伝送性能をセットするために役立つことができる。ここで、誘電体層810または誘電体層スタック810は、例えば特定の波長範囲の(例えば赤外領域において)入射をブロックするために、例えば、反射防止層としてまたはフィルタ層として役立つことができる。
さらなる実施形態によれば、層820(例えば金属停止層)の後に、誘電体層810または誘電体層スタック810が続くことができ、逆の場合も同じである。換言すれば、1つまたはいくつかの上述の層820(例えば金属停止層)および1つまたはいくつかの誘電体層810または誘電体層スタック810は、光学層スタック800の所望の光学機能を保証するために、光学層スタック800においていかなる位置にも配置されうる。
さらに、さらなる実施形態において、第3の構造250a,250bは、第2の構造230a,230bと同じ硬化材料からなってもよくまたは省略されてもよい。
図8cに示す具体的な実施形態において2つの構造230a,230bが同じ材料で形成されるにもかかわらず、さらなる実施形態において、第2の構造230a,230bが異なる材料で形成されてもよい。これは、第3の構造250aおよび250bにも当てはまる。
図8cに示される光学部品800または層スタック800は2つの光学部品200a,200bの構成で形成されるにもかかわらず、それは、さらなる実施形態においていかなる数の光学部品200,300,400,500からも形成されうる。換言すれば、光学部品800は、互いに重なり合って成形されるいかなる数のランダムに形成された光学的に関連した表面の層スタック800を形成することができる。それらの光学的に関連した表面の個々のものの間に、空洞が形成されてもよく、それらは、例えば層厚さ方向においてまたは層スタック方向において層スタックを通して光学的に関連した表面に横方向にオフセットされて通過するチャネルを介して、例えば、互いにさらに外界に流体的に接続される。
さらに、図8cに示される光学部品800または層スタック800は、例えば(それが図5に記載されているように)スペーサ構造510のように、例えば硬化性の非透過的な材料からなるボーダー510を含む。さらに、ボーダー510は、舌または溝を含んでもよい。溝または舌は、例えば、ボーダー510の表面において光学部品800の周辺で周囲にまたは周辺に、すなわちボーダー510の表面の特定の領域においてだけ統合されうる。さらに、ボーダー510は、図7による穿孔710に相当する、穿孔(いわゆるダイシングリリーフ(dicing reliefs))を含んでもよい。
図9は、成形ツール310の底面図および成形ツール310の断面図と成形された素子322上の平面図および成形された素子322の断面図とを示す。
図9に示される成形ツール310および成形された素子322の断面図は、それぞれ、切断軸311に沿って成形ツール310または成形された素子322の切断から生じる。
図9に示される成形ツール310は、光学機能表面領域312’を有する成形面312を含む。成形面312は、成形ツール310が表面330に位置付けられまたはその上に配置されるときに、表面330の方を向く。図9に示される成形された素子322は、前のステップにおいて表面330に成形された第1の硬化材料の第1の構造324を含む。第1の構造324は、表面330の領域を除いて、第2の硬化材料の第2の構造324’によって完全に包囲される。第2の構造324’は、成形ツール310を用いて第1の構造324上に成形される。ここで、第1の硬化材料は、硬化した後に溶剤に対して可溶性であり、その一方で、第2の硬化材料は、硬化した後に溶剤に対して不溶性である。
成形ツール310の光学機能表面領域312’は、成形された素子322の光学的に関連した表面323を規定するために役立つ。
さらに、成形ツール310は、成形面312で周囲弾性膜316を含む。ここで、弾性膜316は、部分的な範囲も可能であるにもかかわらず、例示的に成形面312を完全にカバーし、さらに、循環または周囲領域において非接着であり、それは、光学機能表面領域312’の周辺で横に閉経路を形成するが、周囲領域のボーダーで成形面312に接続され、まだ硬化されていない硬化材料をそこに移動しさらに後の材料の圧力を増加するために、例えば空気のような流体に圧力を印加するときに、成形面312および弾性膜316の内側間で、成形ツール310が表面330に位置付けられるときに表面330の方向において突出するチャネル318ができる。弾性膜316において圧力を印加して、このようにチャネル318を生成することは、硬化の間にポリマー容積の収縮を補償するために、成形および硬化ステップの間、成形された素子322の光学的に関連した表面323の領域においてさらなる硬化材料の流れをもたらす。成形および硬化ステップの間に圧力の下で膜316によって生成されるチャネル318は、周囲トレンチ328を成形された素子322において残すが、それは、さらなる意義なしに残りうる。
さらに、成形ツールは、第1のダイアフラム構造314およびおそらくさらなるダイアフラム構造314’を含む。ダイアフラム構造314,314’は、成形ツール310を通しての照射の間に硬化されないシールド領域のために役立つ。このように、成形された素子322においてダイアフラム構造314,314’は、第2の構造324’を通して表面330を垂直に通過するチャネル329をもたらし、さらに、おそらく既存の第2の構造324’を通して表面330を垂直に通過するさらなるチャネル329’をもたらし、そこにおいて、クリーニング工程またはデベロッピング工程の後のチャネルにおいて、硬化された材料が配置されない。チャネル329,329’は、例えば、空隙を生成するために(例えば第1の構造324の第1の硬化材料のような)可溶性の硬化材料を溶解するために、溶剤を導入するために用いられうる。
チャネル329,329’は、第1の構造324を外界に流体的に接続しまたは例えば溶剤を導入するために成形された素子322の外に流体接続を形成する。そして、第1の構造324は、空洞が、第2の構造324’のさらなる光学的に関連した表面323’および外側に流体的に接続される表面330間にできるように、チャネル329,329’を通して溶剤を導入することによって溶解されうる。表面330は、例えば、基板、または、第1の構造324を成形する前に、前のステップにおいて成形されたさらなる光学的に関連した表面であってもよい。
第1の硬化材料を溶解するための溶剤は、ガス状のまたは液状の溶剤であってもよい。硬化材料は、例えばUV硬化材料または熱硬化材料であってもよい。
要約すると、実施形態が光電子機械構造のコスト効果のよい実現のための構成および方法に、さらに、UVポリマーおよび/または熱硬化性ポリマーに基づいてパネル製造に関する点に留意すべきである。UV硬化性ポリマーは、特に、製造された光学部品の光学的に有効な表面において用いられうり、その一方で、熱硬化性ポリマーは、特に、非透過的な領域において、すなわち製造された光学部品の光学的に有効で有効な表面の外側に用いられうる。
先行技術とは対照的に、光学部品は、複雑なモジュールの製造のために積み重ねられるガラス基板上に位置されない。その代わりに、ポリマーレンズは、次々に実行されるいくつかの成形工程において、光学経路において残っている基板を用いることなく一般の仮基板上に生成されうり、そこにおいて、基板は、より後のセットアップにおいてもはや存在しない。このように、仮基板は、非常に厚くひいては機械的に安定であってもよく、さらに、特に、非常に小さいたわみを含んでもよい。
互いに重ね合わされて成形される層、すなわち例えば層セットアップを形成しさらに連続的であっても不連続的であってもよい成形されたポリマーレンズ層または個々に成形され硬化された構造は、異なる材料から形成されうり、そのため、異なる機械、光学、化学および電気の特性を含むことができる。光学機能表面の次の領域において、層セットアップは、所望の層シートまで層セットアップの部分を通して外側の領域から液状およびガス状のような媒体のアクセスを可能にするブレイクスルー(breakthroughs)を含むことができる。個々の層の材料を選択することによって、特に、溶剤が外側から層スタックにおいて特定の層(例えば図2aによる第1の構造220)に導かれ、さらに、層の材料が溶解された状態に変換されることによって取り除かれることが達成されうる。元の層の位置で、それは、基板の表面を横切って非連続構造を主に含み、そして、空隙が生じる(例えば図2bによる空隙270)。このように、そのようないわゆる犠牲層を用いて、空隙は、「モノリシックレンズ技術」において実施されるように、数ブロック基板またはポリマーレンズ層を積み重ねることなしに高い横方向および軸方向の精度で製造されうる。
光学機能のために用いられる領域の次のブレイクスルー領域は、光学的に用いられた表面が周辺にブリッジを介して実質的に接続されるように、大きい表面部分をとることができる。
さらに、実施形態において、UV複製によって適用される層から離れて、金属さらに誘電体層は、対応する方法(気相または液相からのウェハー堆積)によって適用されうり、それは、基板の表面を横切ってマスキングまたはリフトオフ法によって不連続的であってもよい。ここで、金属層は、特に、電気伝導構造を実現するために適用されうる。同じことが、特に、コンデンサ素子を実現するために用いられうる。層を成形すること/堆積することは、スルーホールまたは空洞を有する構造(スペーサウェハー)においてさらに行われうる。そのような(例えば、図5aおよび図5bによるスペーサ構造510から形成される)「スペーサウェハー」は、この点において、例えば、層順序の適切な位置において仮基板上に固定され、したがって、成形によって製造されるレンズ層は、基板表面を横切って不連続的である。さらなる構造は、特に非透過的である層より異なる材料から製造されうる。好ましくは、「スペーサウェハー」の材料(いわゆる「スペーサ材料」)および層材料は、熱膨脹係数に関して適合されうる。仮基板の熱膨脹係数への適応は、避けられなくない。
さらなる実施形態によれば、例えば、偽光を抑制するために役立ついくつかの光学部品間にスペーサ構造または光学的に非透過的な領域を製造するために、さらなる「スペーサウェハー」は、光学部品の基板または仮ウェハー上に適用される必要はない。光学部品の層を成形することは、空間的に分離されたモジュール(例えば図8aおよび図8bによる光学部品800,800’)が生じるように、仮ウェハー上に実行されうる。ブラックまたは非透過的なポリマーは、モジュール間または光学部品間の領域に(例えば図8aおよび図8bによるフリースペース260に)流し込まれうり、さらに、例えば、スペーサ構造またはキャスト「スペーサウェハー」を形成するために、UV放射によってそこで熱硬化される。
そして、スペーサ構造または「スペーサウェハー」がどのように生成されるとは無関係に、仮ウェハーは、成形されたモジュールすなわち仮基板上に配置されまたは投じられる「スペーサウェハー」に埋め込まれる光学部品から溶剤浴によって溶解されうる。
スペーサ構造は、個々の光学部品を互いに分離した後に、個々の光学部品の非透過的な側壁を形成することができる。特に、スペーサ構造は、それらの表面上に舌および/または溝および/または穿孔を含むことができる。
成形によって製造される光学部品すなわち硬化材料から製造される構造または光学部品のパラメータは、例えばプロファイル経過、厚さ、境界、隣までの距離などのように、基板の表面によって変動することができる。
層セットアップのため、実施形態において、すなわち例えば最終的なシステムにおいて残っているガラスウェハーまたはガラス基板なしに製造される光学部品または構造を有する光電子機械システムにおいて、レンズは、先行技術の今まで可能だったより小さい中心厚さで実現されうり、それは、光学イメージング品質に関してさらに光学システムの構築長さに関して利点を提供する。
適切な溶剤によって実施形態において中間層を取り除く可能性によって、空隙は、分離したウェハーを接合することなしに実現されうる。これは、より高い工程収量ひいてはより低い製造コストを潜在的にもたらす。
実施形態は、例えば、カメラオブジェクティブ(camera objectives)および光学センサのウェハーレベルの製造のような複製工程によって、マイクロ光学電子機械システム(MOMES)の製造において適用されうる。

Claims (8)

  1. 硬化材料の光学構造を製造するための方法であって、
    基板(210)上に第1の硬化材料の第1の構造(220)を形成する第1の層を成形して硬化するステップ(110)、
    前記第1の構造(220)の第1の表面で前記第1の構造(220)および第2の構造(230)間に境界面ができるように、さらに、前記第1の構造(220)が、光学的に関連した表面(230’)から横方向にオフセットされて層厚さ方向において前記第2の構造を通り抜ける通路領域(240)において第2の構造(230)によってカバーされないように、前記基板(210)から見て外方に向く前記第1の構造(220)の第1の表面に第2の硬化材料の第2の構造(230)を形成する第2の層を成形して硬化するステップ(120)、および
    空洞(270)が前記第2の構造(230)および前記基板(210)の表面間に形成されるように、前記第1の構造(220)の前記第1の硬化材料を溶解するために、前記第2の構造(230)を成形して硬化するステップの後に前記通路領域(240)に溶剤を導入するステップ(130)を含み、
    前記第1の硬化材料は、硬化した後に前記溶剤に対して可溶性であり、さらに、前記第2の硬化材料は、硬化した後に前記溶剤に対して不溶性であり、
    さらに、
    前記第2の構造(230a)上に前記第1の硬化材料の第4の構造(220b)を成形して硬化するステップ、および
    前記第4の構造(220b)が前記通過領域(240)でカバーされないように、前記第4の構造(220b)上に前記第2の硬化材料の第5の構造(230b)を成形して硬化するステップを含み、
    前記通路領域(240)に前記溶剤を導入するステップは、さらなる空洞(270b)が前記第5の構造(230b)および前記第2の構造(230a)間に形成され前記第2の構造(230a)および前記基板(210)間で前記空洞(270a)に流体的に接続されるように、前記第4の構造(220b)および前記第1の構造の前記第1の硬化材料を溶解するために、前記第5の構造(230b)を成形して硬化するステップの後に実行される、方法。
  2. 前記第1の構造(220)を成形して硬化するステップ(110)は、前記基板(210)の第1の領域が露出されるように、局所的に選択的に実行され、さらに、前記第2の構造(230)を成形して硬化するステップ(120)は、前記第2の構造(230)および前記第1の領域間に前記溶剤を導入するステップ(130)の前に、硬化した後に前記溶剤に対して不溶性である硬化材料が成形されて硬化されるように実行される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2の構造(230)の第1の表面で境界面が前記第2の構造(230)および第3の構造(240)間にできるように、さらに、第3の構造(250)を通る前記通路領域(240)がブロックされないように、前記基板から見て外方に向く前記第2の構造(230)の第1の表面に第3の硬化材料の第3の構造(250)を成形して硬化するステップ(140)をさらに含み、前記第3の硬化材料は、硬化した後に前記溶剤に対して不溶性である、請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 前記基板(210)の表面の露出された第2の領域(260)においてさらなる硬化材料(510)を成形して硬化するステップをさらに含み、前記さらなる硬化材料(510)は、硬化した後に、前記第2の硬化材料が硬化した後に透過性である有用な波長範囲のための放射に対して不透過性である、請求項1ないし請求項3のうちの1つに記載の方法。
  5. 前記基板(210)を取り除くステップ(150)をさらに含む、請求項1ないし請求項4のうちの1つに記載の方法。
  6. 前記基板(210)は、前記溶剤を導入する(130)ときに製造される前記光学構造が除去層を溶解することにより前記基板から分離されるように、前記溶剤に対して可溶性である前記除去層によってカバーされる、請求項1ないし請求項5のうちの1つに記載の方法。
  7. 前記光学構造は光学レンズである、先行する請求項のうちの1つに記載の方法。
  8. 硬化材料の複数の光学構造を製造するための方法であって、
    前記複数の光学構造のそれぞれに対して、前記複数の光学構造の第1の構造間に基板が露出されるフリースペース(260)が形成されるように、前記基板(210)から見て外方に向く第1の構造(220)の第1の表面に光学的に関連した表面(230’)を成形するように、前記基板(210)上に第1の硬化材料のそれぞれの第1の構造(220)を成形して硬化するステップ(110)、
    前記複数の光学構造のそれぞれに対して、前記第1の構造(220)の第1の表面で前記第1の構造(220)および第2の構造(230)間に境界面ができるように、前記第1の構造が配置された前記基板の領域(330)を除いて第2の硬化材料が前記第1の構造を完全に包囲する状態で前記第2の硬化材料の上に成形ツール(310)を配置し、前記成形ツールを用いて前記第2の硬化材料を成形し、選択的な照射を用いて前記第2の硬化材料を硬化させることにより、前記基板(210)から見て外方に向く前記第1の構造(220)の第1の表面に、前記第2の硬化材料のそれぞれの第2の構造(230)を成形して硬化するステップ(120)であって、前記選択的な照射は、前記複数の光学構造のそれぞれに対して、前記光学的に関連した表面(230’)から横方向にオフセットされ、層厚み方向において前記第2の構造を通り抜ける通路領域(240)における前記第2の構造(230)によって前記第1の構造(220)がカバーされないようにするステップ(120)、および
    前記複数の光学構造のそれぞれに対して、空洞(270)が前記第2の構造(230)および前記基板(210)の表面間に形成されるように、前記第1の構造(220)の前記第1の硬化材料を溶解するために、前記第2の構造(230)を成形して硬化するステップの後に前記通路領域(240)に溶剤を導入するステップ(130)を含み、
    前記第1の硬化材料は、硬化した後に前記溶剤に対して可溶性であり、さらに、前記第2の硬化材料は、硬化した後に前記溶剤に対して不溶性である、方法。
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