JP5727591B2 - 投写光学系および投写型表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズと反射ミラーとを配してなる投写光学系、およびその投写光学系を用いた投写型表示装置に関するものである。
近年、ライトバルブに表示された画像を投影する投写型表示装置(プロジェクタともいう)が広く普及しつつある。
そのようなプロジェクタに用いられる投写光学系は、一般に、長いバックフォーカスを有することや、縮小側(ライトバルブ側)から見た入射瞳が十分遠方に位置すること、すなわち縮小側がテレセントリック性を有することが要求される。
また、近年のライトバルブの性能向上を受けて、投写光学系には、ライトバルブの解像度に見合った良好な収差補正が求められている。さらに、プレゼンテーション用など、比較的明るく狭い室内空間で使用されることを考慮して、より明るく広角な投写光学系が強く要望されるようになっている。
このような要望に応える投写光学系として、屈折光学系で構成された複数枚のレンズからなる第1光学系と、反射光学系で構成された凸面ミラーからなる第2光学系とを組み合わせて構成した投写光学系が知られている(特許文献1、2参照)。
通常の屈折光学系のみで構成された投写光学系は、焦点距離を短くして広角化をしようとするので、どうしても拡大側のレンズが大きくなりすぎてしまう。一方、屈折光学系と反射光学系とで構成された投写光学系は、屈折光学系のみからなるものに比べて比較的小さくすることが可能であり、焦点距離を短くして広角化するのにも適している。
特開2010−204328号公報 特開2010−72374号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の投写光学系は、屈折光学系に配されたレンズの一部を光軸上へ移動させて投写距離を変更したときのフォーカス調節を行っているが、このフォーカス調節時の収差の変動を十分に抑えることができない。
一方、上記特許文献2に記載の投写光学系は、フォーカス調節時に、レンズを光軸方向以外の様々な方向へ移動させるため、フォーカス調節機構が複雑になり、その組立が非常に難しくなってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系及びこれを用いた投写型表示装置を提供することを目的とする。
本発明の投写光学系は、縮小側の共役面に形成された画像を拡大側の共役面に拡大投写する投写光学系であって、縮小側から順に、複数のレンズで構成された第1光学系、非球面形状をなす凸面からなる1枚の反射ミラーで構成された第2光学系を配設してなり、第1光学系および第2光学系を構成する全ての光学面が、1つの共通の軸の周りに回転対称な形状をなすように形成されたものであり、第1光学系が、縮小側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、および第4レンズ群からなり、第1レンズ群、第4レンズ群、および第2光学系を固定し、かつ、前記第1光学系中の2つのレンズ群である第2レンズ群、第3レンズ群それぞれを前記共通の軸に沿って個別に移動させてフォーカス調節が行なわれるように構成されたものであり、第2レンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズが、拡大側に凸面を向けたレンズであることを特徴とするものである。
前記第3レンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズは、拡大側に凹面を向けたレンズとしたり、拡大側に凸面を向けたレンズとすることができる。
前記第2レンズ群は、正の単レンズ1枚で構成されたものとすることができる。
前記第3レンズ群は、少なくとも、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる接合レンズを有するものとすることができる。
前記投写光学系は、レンズ全系の縮小側がテレセントリック性を有するように構成されたものとすることが望ましい。
本発明の投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、光源からの光束をライトバルブへと導く照明光学部と、前記投写光学系とを備え、光源からの光束をライトバルブで光変調し、投写光学系によりスクリーンへ投写することを特徴とするものである。
なお、縮小側がテレセントリックとは、縮小側の共役面上の任意の点から発せられ拡大側の共役面上に収束する光束に関し、縮小側の共役面上から発せられる光束の各光束断面における2等分角線が光軸に対して平行に近い状態であることを意味するものであり、完全にテレセントリックな場合、すなわち前記2等分角線が光軸に対して完全に平行な場合に限るものではなく、多少の誤差がある場合をも含むものを意味する。ここで多少の誤差がある場合とは、光軸に対する前記2等分角線の傾きが±3°の範囲内の場合である。
上記光束断面は、光軸を通る平面で切断される断面である。また、2等分角線は、縮小側の共役面上から発せられる各光束断面における拡がり角を等しい角度に二つに分ける2等分線である。
本発明の投写型表示装置は、光源と、ライトバルブと、光源からの光束をライトバルブへ導く照明光学部と、上記投写光学系とを備え、光源からの光束をライトバルブで光変調し、この光変調された光束を投写光学系に通してスクリーンへ投写することを特徴とするものである。
本発明の投写光学系および投写型表示装置によれば、複数のレンズ群で構成された第1光学系、および非球面形状をなす凸面からなる1枚の反射ミラーで構成された第2光学系を構成する全ての光学面を、1つの共通の軸の周りに回転対称な形状をなすように形成されたものとし、第1光学系中の2つのレンズ群を前記軸上へ個別に移動させてフォーカス調節が行なわれるように構成し、2つのレンズ群中の縮小側に配置されたレンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズを、拡大側に凸面を向けたレンズとしたので、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる。
すなわち、この投写光学系は、第1光学系中の2つのレンズ群を1つの共通の軸上に別々に移動させることでフォーカス調節を行うものであり、その2つのレンズ群のうち縮小側のレンズ群でフォーカス調節を行い、このフォーカス調節で生じた収差を拡大側のレンズ群で補正するように構成したので、良好な収差補正が可能である。特に縮小側のレンズ群のうち最も拡大側のレンズを凸面とすることで、投写距離を変更したときの縮小側レンズによるフォーカス調節のための移動量を少なくすることができるため、投写距離の変更に伴う収差の発生を抑えることができる。
さらに、上記2つのレンズ群中の拡大側に配置されたレンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズを、拡大側に凹面を向けたレンズとすれば、縮小側レンズで発生した収差(特にメリジオナル方向の像面湾曲)をキャンセルするような働きを持たせることが可能となる。
また、2つのレンズ群中の拡大側に配置されたレンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズを、拡大側に凸面を向けたレンズとすれば、拡大投写される画像の周辺部と中心部とでの収差バランスを良好に保つことができる。
本発明の実施の形態における投写光学系およびこの投写光学系を用いた投写型表示装置の概略構成を示す図 実施例1の投写光学系の断面図 実施例1の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例1の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例2の投写光学系の断面図 実施例2の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例2の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例3の投写光学系の断面図 実施例3の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例3の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例4の投写光学系の断面図 実施例4の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例4の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例5の投写光学系の断面図 実施例5の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例5の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例6の投写光学系の断面図 実施例6の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例6の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例7の投写光学系の断面図 実施例7の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例7の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例8の投写光学系の断面図 実施例8の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例8の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 実施例9の投写光学系の断面図 実施例9の投写光学系に関する歪曲収差を示す図 実施例9の投写光学系に関するスポットダイアグラムを示す図 スポットダイアグラムを取得する対象となる縮小側の共役面上の位置を示す図 本発明の実施の形態における投写型表示装置の投写用光変調部を示す図
以下、本発明の投写光学系およびこの投写光学系を備えた撮像装置について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態の投写光学系およびこの投写光学系を用いた投写型表示装置の概略構成を示す断面図である。また、図12は投写用光変調部300を示す図である。
図1に示す本発明の投写光学系100は、縮小側の共役面Cps上(すなわち、表示素子の画像形成面Hm上)に形成された画像Gを拡大側の共役面Cpk上(すなわち、スクリーン1上)に拡大投写するものである。
この投写光学系100は、縮小側から順に、複数のレンズ群で構成された屈折光学系である第1光学系K1、非球面形状をなす凸面からなる1枚の反射ミラーで構成された反射光学系である第2光学系K2を配設してなるものである。
第1光学系K1および第2光学系K2を構成する全ての光学面は、1つの共通の軸である光軸Z1の周りに回転対称な形状となるように形成されたものである。すなわち、第1光学系K1および第2光学系K2を構成する全ての光学面は回転対称面である。
この投写光学系100は、第1光学系K1中の2つのレンズ群であるレンズ群Gs、レンズ群Gkそれぞれを光軸Z1上へ個別に移動させてフォーカス調節が行なわれるように構成されたものである。上記2つのレンズ群Gs、Gk中の縮小側に配置されたレンズ群Gsの最も拡大側には、拡大側に凸面を向けたレンズLaが配されている。
また、上記2つのレンズ群Gs、Gk中の拡大側に配置されたレンズ群Gkの最も拡大側に配されるレンズとして、拡大側に凹面を向けたレンズLb1や、拡大側に凸面を向けたレンズLb2を採用することができる。
また、縮小側のレンズ群Gsは、正の屈折力を有する単レンズ1枚で構成されたものとすることができる。
さらに、拡大側のレンズ群Gkは、少なくとも、負の屈折力を有するレンズと正の屈折力を有するレンズとを張り合わせてなる接合レンズを有するものとすることができる。
さらに、第1光学系K1と第2光学系K2とを配置してなる投写光学系100のレンズ全系は、縮小側がテレセントリック性を有するように構成されたものとすることが望ましい。
次に、上記投写光学系を用いた本発明の投写型表示装置について説明する。
図1に示す本発明の投写型表示装置200は、光源20およびライトバルブ11等を備えた投写用光変調部300と上記投写光学系100とを備え、光源20から発せられた光束をライトバルブ11で光変調し、光変調された光束を投写光学系100へ通してスクリーン1に投写するものである。
図12に示す投写用光変調部300は、光源20と、ライトバルブである透過型液晶パネル11a、11b、11cと、光源20から発せられた光束を透過型液晶パネル11a〜11cそれぞれへ導く照明光学部25と、透過型液晶パネル11a〜11cを通った光束を合成する光束合成光学系であるクロスダイクロイックプリズム14とを備えている。なお、照明光学部25は、光源20とダイクロイックミラー12の間に配されたフライアイ等のインテグレータ(図示を省略)を有している。
光源20から発せられた白色光の光束は照明光学部25を通して、3種類の色の光束(G光、B光、R光)に色分解され、各色に対応する液晶パネル11a〜11cそれぞれに入射し光変調される。
液晶パネル11a〜11cを通して光変調された各光束は、クロスダイクロイックプリズム14により色合成された後、投写光学系100を通ってスクリーン1に投写される。
なお、この投写用光変調部300の照明光学部25には、色分解のためのダイクロイックミラー12、13、全反射ミラー18a、18b、18c、コンデンサレンズ16a、16b、16c等が配されている。
投写用光変調部300は、上記のような透過型の液晶表示パネルを用いた態様に限られるものではなく、反射型の液晶表示パネルあるいはDMD等の他の光変調手段を採用することも可能である。
以下、本発明の投写光学系の具体的な実施例1〜9について図2A、2B、2C、3A、3B、3C、・・・10A、10B、10C、11、および表1A、1B、2A、2B、・・・9A、9B、10を参照して説明する。
ここで、図2A、3A、・・・10Aは、各実施例の投写光学系の断面を示す断面図である。図2B、3B、・・・10Bは、各実施例の投写光学系の光学性能を表す歪曲収差を示す図である。図2C、3C、・・・10Cは、各実施例の投写光学系の光学性能を表すスポットダイアグラムを示す図である。図11は、スポットダイアグラムを取得する対象とする縮小側の共役面上の位置を示す図である。
また、表1A、2A、・・・9Aは、各実施例の投写光学系のレンズデータを示す表である。表1B、2B、・・・9Bは、各実施例の投写光学系を構成する非球面の形状を表すための非球面データを示す表である。
以下に説明する実施例1〜9の投写光学系は、いずれも、縮小側から順に、複数のレンズで構成された第1光学系K1、非球面形状をなす凸面からなる1枚の反射ミラーで構成された第2光学系K2を配置して、縮小側の共役面に形成された画像Gを拡大側の共役面に拡大投写するものである。
また、実施例1〜9の投写光学系は、第1光学系K1および第2光学系K2を構成する全ての光学面が、1つの共通の軸の周りに回転対称な形状をなすように形成され、第1光学系K1中の2つのレンズ群である第2レンズ群G2、第3レンズ群G3それぞれを、光軸Z1に沿って個別に移動させてフォーカス調節が行なわれるように構成されている。また、上記2つのレンズ群中の縮小側に配置されたレンズ群である第2レンズ群G2のうち最も拡大側に配されたレンズは、拡大側に凸面を向けたレンズである。
なお、本発明の投写光学系における必須の構成ではないが、実施例1〜9の投写光学系は、上記第2レンズ群G2が正の屈折力を有する単レンズ1枚で構成されている。また、上記第3レンズ群G3は、少なくとも、負の屈折力を有するレンズと正の屈折力を有するレンズとを貼り合わせてなる接合レンズを有するものであり、レンズ全系の縮小側がテレセントリック性を有するように構成されている。
なお、後述の実施例1から7の投写光学系は、上記拡大側のレンズ群である第3レンズ群G3のうち最も拡大側に、凹面を拡大側に向けたレンズを有するものである。
また、後述の実施例8、9の投写光学系は、上記拡大側のレンズ群である第3レンズ群G3のうち最も拡大側に、凸面を拡大側に向けたレンズを有するものである。
各実施例を示す図に関し、上述の投写光学系100と対応関係にある類似の構成については同じ符号で示し、それらの説明については省略する。
また、各図中に示す投写用光変調部300の構成は、説明済みの図1および図12に示す投写用光変調部300の構成と同様であり、それらの説明については省略する。
なお、表1B、・・・9Bに示す、実施例1〜9の各投写光学系に関する非球面係数は、下記非球面式に適用して非球面形状が定められるように作成されたものである。
Figure 0005727591
<実施例1>
図2Aは実施例1の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例1の投写光学系は、4群構成の第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図2Aに示すように第1光学系K1は、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有し、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、拡大側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、L6で示す6枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L7で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L8、L9の2枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L10、L11、L12、L13で示す4枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配して構成されている。なお、絞りStは第1レンズ群G1に付随している。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S27が面番号27に対応している(表1A参照)。
次に、この実施例1の投写光学系におけるレンズデータを示す表1A、非球面係数を表1Bについて説明する。
Figure 0005727591
表1Aの上段に、実施例1の投写光学系を構成する各光学部材の光学面の曲率半径R、各光学部材の光軸Z1上における厚さ、各レンズ間の光軸Z1上における空気間隔D、各光学部材のd線における屈折率Ndおよびアッベ数νdを示す。なお、非球面における曲率半径は近軸領域における曲率半径を示すものである。また、投写用光変調部300は、レンズデータ上では平行平面板とみなしてデータ化されている。
なお、上記表1Aに示す曲率半径R、および空気間隔Dの値は実長(単位mm)である。
この表1A中に記載されている「面番号」の下側に並ぶ数字は、縮小側から拡大側に向かうに従い順次増加する光学部材の面(レンズ面、開口絞り、あるいは反射ミラー面等)の番号を示す。なお、面番号に*印を付した面は非球面であることを表している。また、各記号「R」、「D」、「Nd」、「νd」の下側に並ぶ値は、上記「面番号」に対応して示される値である。
ここで、「Nd」の下側に並ぶ値は、縮小側から拡大側に向かうに従い順次増加する各光学要素(レンズ)のd線に対する屈折率を示す。また、「νd」の下側に並ぶ値は、縮小側から拡大側に向かうに従い順次増加する各光学要素(レンズ)のd線を基準としたアッベ数を示す。
また、表1Aの下段に、投写距離に応じたフォーカス調節により変化する各群間の移動間隔(ここでは、D13、D15、D18)を示す。なお、反射面と拡大側の共役面(スクリーン1)との間隔(ここではD27)については、反射して光の伝播方向が逆転するので(拡大側から縮小側に向けて伝播するので)、負の値として示されている。
上記反射面と拡大側の共役面との間隔は、ここでは、反射面の面頂(反射面と光軸Z1とが交わる点)から拡大側の共役面までの距離である。なお、表1Aの下段に示す各群間の移動間隔の値は実長(mm)である。
さらに、下記表1Bに、実施例1の投写光学系を構成する非球面の形状を表すための各球面係数を示す。
Figure 0005727591
図2Bは実施例1の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図2Cは実施例1の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
上記図2Bは、実施例1の投写光学系に関する歪曲収差を歪曲格子(Distortion Grid)の歪みとして示す図であり、投写可能な全範囲に亘って歪曲格子を示すものである。この図2Bから、投写可能な全範囲に亘って格子の歪が視認されないレベルであることがわかる。
上記図2Cは、縮小側の共役面上の点を拡大側の共役面上に投影したときに得られる点像をスポットダイヤグラムとして示すものである。
なお、図2C中の各スポットダイヤグラムを囲む枠の左側に記載された記号Q1、Q2・・・Q12は、縮小側の共役面Cps(画像形成面Hm)上の位置に対応するものである。
より具体的には、拡大側から画像形成面Hm(縮小側の共役面Cps)を見た様子を表す図11に示すように、スポットダイアグラムを取得する対象となる縮小側の共役面Cps上の位置は、Q1〜Q12の12箇所であり、画像形成面Hm上をY軸方向(光軸Z1を通りこの光軸Z1と直交する方向)へ縦断するように定められている。これらの位置Q1〜Q12は、符号中の数値が大きくなるほどY座標の値の絶対値が大きくなるように定められている。ここで、図2C中に符号Q1〜Q12で示す各枠に表示されている各スポットダイアグラムは、図11中に符号Q1〜Q12で示す位置に応じて取得されたものである。なお、図11において、光軸Z1の位置がX軸とY軸の交点である原点(0,0)に定められており、図中この原点の下側へY軸に沿って画像形成面Hm中を縦断するように位置Q1〜Q12が定められている。ここで、図11中に記載されている画像形成面Hmの範囲の最上部に位置Q1が定められ、画像形成面Hmの範囲の最下部に位置Q9が定められ、さらに画像形成面Hmの範囲の中心Ceに位置Q5が定められている。
これらの表1A、1B、および図1A、2B、2C等から明らかなように、この実施例1の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
なお、上記レンズデータ、スポットダイヤグラム、歪曲収差等を示す図や表の読み取り方については、以下に示す他の実施例2〜9についても同様である。
<実施例2>
図3Aは実施例2の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例2の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図3Aに示すように実施例2の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、L6で示す6枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L7で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L8、L9の2枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L10、L11、L12、L13で示す4枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、絞りStは第1レンズ群G1に付随している。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S27が面番号27に対応している(表2A参照)。
この実施例2の投写光学系におけるレンズデータを示す表2A、非球面係数を示す表2Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図3Bは実施例2の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図3Cは実施例2の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図3A、3B、3C、および表2A、2Bから明らかなように、この実施例2の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
<実施例3>
図4Aは実施例3の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例3の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図4Aに示すように実施例3の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、L6で示す6枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L7で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L8、L9の2枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L10、L11、L12、L13で示す4枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、絞りStは第1レンズ群G1に付随している。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S27が面番号27に対応している(表3A参照)。
この実施例3の投写光学系におけるレンズデータを示す表3A、非球面係数を示す表3Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図4Bは実施例3の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図4Cは実施例3の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図4A、4B、4C、および表3A、3Bから明らかなように、この実施例3の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
<実施例4>
図5Aは実施例4の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例4の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図5Aに示すように実施例4の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、L6で示す6枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L7で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L8、L9の2枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L10、L11、L12、L13で示す4枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、絞りStは第1レンズ群G1に付随している。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S27が面番号27に対応している(表4A参照)。
この実施例4の投写光学系におけるレンズデータを示す表4A、非球面係数を示す表4Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図5Bは実施例4の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図5Cは実施例4の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図5A、5B、5C、および表4A、4Bから明らかなように、この実施例4の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
<実施例5>
図6Aは実施例5の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例5の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図6Aに示すように実施例5の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、L6で示す6枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L7で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L8、L9の2枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L10、L11、L12、L13で示す4枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、絞りStは第1レンズ群G1に付随している。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S27が面番号27に対応している(表5A参照)。
この実施例5の投写光学系におけるレンズデータを示す表5A、非球面係数を示す表5Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図6Bは実施例5の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図6Cは実施例5の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図6A、6B、6C、および表5A、5Bから明らかなように、この実施例5の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
<実施例6>
図7Aは実施例6の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例6の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図7Aに示すように実施例6の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、で示す5枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L6で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L7、L8の2枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L9、L10、L11、L12で示す4枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S24が面番号24に対応している(表6A参照)。
この実施例6の投写光学系におけるレンズデータを示す表6A、非球面係数を示す表6Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図7Bは実施例6の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図7Cは実施例6の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図7A、7B、7C、および表6A、6Bから明らかなように、この実施例6の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
<実施例7>
図8Aは実施例7の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例7の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図8Aに示すように実施例7の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、で示す5枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L6で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L7、L8の2枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L9、L10、L11、L12で示す4枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、第1レンズ群G1を構成するレンズL3、レンズL4、レンズL5は、3枚のレンズが互いに接合された接合レンズをなすものである。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S24が面番号24に対応している(表7A参照)。
この実施例7の投写光学系におけるレンズデータを示す表7A、非球面係数を示す表7Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図8Bは実施例7の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図8Cは実施例7の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図8A、8B、8C、および表7A、7Bから明らかなように、この実施例7の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
<実施例8>
図9Aは実施例8の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例8の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図9Aに示すように実施例8の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、L6で示す6枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L7で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L8、L9、L10、L11の4枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L12、L13で示す2枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、絞りStは第1レンズ群G1に付随している。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S26が面番号26に対応している(表8A参照)。
この実施例8の投写光学系におけるレンズデータを示す表8A、非球面係数を示す表8Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図9Bは実施例8の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図9Cは実施例8の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図9A、9B、9C、および表8A、8Bから明らかなように、この実施例8の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
<実施例9>
図10Aは実施例9の投写光学系の断面を示す断面図である。
この実施例9の投写光学系も、4つのレンズ群(第1レンズ群G1〜第4レンズ群G4)を有する第1光学系K1、非球面反射ミラーである第2光学系K2を縮小側からこの順に配設してなるものである。
図10Aに示すように実施例9の第1光学系K1においても、2つのレンズ群(第2レンズ群G2、第3レンズ群G3)それぞれを光軸Z1方向に沿って個別に移動させることにより、投写距離を変更したときのフォーカス調節が行われる。
なお、第1光学系K1は、縮小側から順に、図中に符号L1、L2、L3、L4、L5、L6、L7で示す7枚のレンズからなる第1レンズ群G1、符号L8で示す1枚のレンズからなる第2レンズ群G2、符号L9、L10、L11、L12の4枚のレンズからなる第3レンズ群G3、符号L13、L14、L15で示す3枚のレンズからなる第4レンズ群G4を配設して構成されている。なお、絞りStは第1レンズ群G1に付随している。また、符号L1で示すレンズL1の縮小側のレンズ面S3が面番号3に対応し、第2光学系K2の反射面S31が面番号31に対応している(表9A参照)。
この実施例9の投写光学系におけるレンズデータを示す表9A、非球面係数を示す表9Bを以下に示す。
Figure 0005727591
Figure 0005727591
図10Bは実施例9の投写光学系に関する歪曲収差を示す図、図10Cは実施例9の投写光学系に関するスポットダイヤグラムを示す図である。
これらの図10A、10B、10C、および表9A、9Bから明らかなように、この実施例9の投写光学系は、フォーカス調節時の諸収差の発生を良好に補正することができる投写光学系である。
なお、本発明は、上記各実施例等に限定されず、発明の要旨を変更しない限りにおいて種々の変形実施が可能である。例えば、各レンズの曲率半径、面間隔および屈折率の値などは、上記各表中に示した数値に限定されず、他の値を取り得る。

Claims (7)

  1. 縮小側の共役面に形成された画像を拡大側の共役面に拡大投写する投写光学系であって、
    縮小側から順に、複数のレンズ群で構成された第1光学系、非球面形状をなす凸面からなる1枚の反射ミラーで構成された第2光学系を配設してなり、
    前記第1光学系および前記第2光学系を構成する全ての光学面が、1つの共通の軸の周りに回転対称な形状をなすように形成されたものであり、
    前記第1光学系が、縮小側から順に、第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群、および第4レンズ群からなり、
    前記第1レンズ群、前記第4レンズ群、および前記第2光学系を固定し、かつ、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群それぞれを前記共通の軸に沿って個別に移動させてフォーカス調節が行なわれるように構成され、
    前記第2レンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズが、拡大側に凸面を向けたレンズであることを特徴とする投写光学系。
  2. 前記第3レンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズが、拡大側に凹面を向けたレンズであることを特徴とする請求項1記載の投写光学系。
  3. 前記第3レンズ群のうち最も拡大側に配されたレンズが、拡大側に凸面を向けたレンズであることを特徴とする請求項1記載の投写光学系。
  4. 前記第2レンズ群は、正の単レンズ1枚で構成されたものであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の投写光学系。
  5. 前記第3レンズ群は、少なくとも、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる接合レンズを有するものであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の投写光学系。
  6. レンズ全系の縮小側がテレセントリック性を有するように構成されたものであることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の投写光学系。
  7. 光源と、ライトバルブと、前記光源からの光束を前記ライトバルブへと導く照明光学部と、請求項1から6のいずれか1項記載の投写光学系とを備え、前記光源からの光束を前記ライトバルブで光変調し、前記投写光学系によりスクリーンへ投写するものであることを特徴とする投写型表示装置。
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