JP5727431B2 - セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池 - Google Patents

セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池 Download PDF

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Description

本発明は,セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池に関する。
電解質に固体酸化物を用いた固体酸化物形燃料電池(以下,「SOFC」又は単に「燃料電池」とも記す場合がある)が知られている。SOFCは,例えば,板状の固体電解質層の各面に燃料極と空気極とを備えた燃料電池セルを多数積層したスタック(燃料電池スタック)を有する。燃料極および空気極それぞれに,燃料ガス(例えば,水素)および酸化剤ガス(例えば,空気中の酸素)を供給し,固体電解質層を介して化学反応させることで,電力を発生させる。
燃料電池セルは,燃料ガスと酸化剤ガスとが存在する区画を区分するセパレータに,接合して,用いられる。この接合に,通例,Agロウ等のロウ材から構成される接合部が用いられ,燃料ガスと酸化剤ガスが隔離される。
ここで,SOFCの稼動時に,燃料極側の水素と空気極側の酸素が,接合部中を拡散,反応し,接合部にボイドを生成することが知られている。接合部でのボイドの生成を防止するために,ガスの拡散速度が遅い各種Ag合金を接合部として用いる技術が開示されている(特許文献1,2参照)。ガスの拡散速度が遅い材料を用いることで,ロウ材の寿命を長くすることができる。
特開2010−207863号公報 特表2011−522353号公報
しかしながら,特許文献1,2の技術では,接合部(燃料電池)の長寿命化を図れるものの,例えば,数万時間もの実用的に十分な寿命を確保するのは容易ではなかった。
本発明は,接合部のさらなる長寿命化を図った,セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池を提供することを目的とする。
本発明に係るセパレータ付燃料電池セルは,固体電解質層を空気極および燃料極で挟んで構成される燃料電池セル本体と,
Agを含むロウ材で構成される接合部を介して,前記燃料電池セル本体に取り付けられる開口部を有する,枠状の金属製セパレータと,
を具備する,セパレータ付燃料電池セルであって,
前記接合部よりも前記開口部側の前記金属製セパレータと前記燃料電池セル本体との間に,ガラスを含む封止材を含む封止部を具備し,前記封止部の接合部側の一部が,Agを含む混合層を有する。
セパレータ付燃料電池セルが,開口部側の金属製セパレータと燃料電池セル本体との間に,ガラスを含む封止材を含む封止部を具備することで,接合部への酸化剤ガスの移動が阻止される。この結果,接合部中での酸化剤ガスの拡散が抑制され,水素と酸素の反応によってボイドが発生することを防止できる。
また,封止部の接合部側の一部が,Agを含む混合層を有することで,封止部と接合部間での熱膨張差が緩和され,封止部の損傷(割れ等)を防止できる。
一般に,接合部(Agを含むロウ材)は,柔軟であるが,熱膨張率が高いことが多い。この結果,接合部と封止部(ガラスを含む封止材)の間に熱膨張差に起因する熱応力が発生し,封止部が損傷(割れる等)する可能性がある。このため,封止部の接合部側の一部を,Agを含む混合層(即ち,ガラスとAgの双方を含む,中間的な組成の層)として,接合部と封止部の界面での熱応力を緩和し,封止部の損傷(割れ等)を防止している。
(1)混合層において接合部側のAgの含有量が最も多いことが好ましい。
接合部(Agを含むロウ材)と混合層の境界で,Agの含有量が急峻に変化することが無くなり,この境界での熱応力が緩和される。
(2)接合部および前記混合層が,前記開口部の全周にわたって配置されることが好ましい。
開口部の全周にわたって,熱応力を緩和可能となる。
(3)前記封止部の熱膨張率が,常温から300℃の温度範囲において、8ppm/K以上12ppm/K以下であり,前記混合層の幅が50μm以上であることが好ましい。
封止部の熱膨張率および混合層の幅をこの範囲とすることで,熱膨張差を緩和し,封止部の損傷(割れ等)を防止できる。
(4)前記接合部が,800℃で1×10−13Paよりも低い酸素解離圧を有する酸化物を含んでも良い。
接合部(Agを含むロウ材)が,燃料電池セル本体との親和性を確保するための酸化物を含有する場合がある。燃料電池の動作状態では,封止部(ガラスを含む封止材)の内部は,一般に水素還元雰囲気になり,酸化物が還元される可能性がある。この還元を防止するために,接合部(Agを含むロウ材)中の酸化物の酸素解離圧を水素の酸素解離圧(800℃で1×10−13Pa)よりも低いものとした。
(5)前記接合部に含まれる酸化物が,AlまたはInの酸化物であっても良い。
接合部(ロウ材)がAlまたはInの酸化物を含むことで,ロウ材の熱膨張率が低下し,封止部(ガラスを含む封止材)の損傷(割れ等)を抑制できる。
また,金属性セパレータがAlを含む場合,金属性セパレータの表面にアルミナ(Al)皮膜)が形成される。この場合,接合部(ロウ材)中のAlまたはInの酸化物は,金属性セパレータのアルミナ被膜と親和性を有し,十分な接合強度の確保が可能となる。
(6)燃料電池が(1)〜(5)記載のセパレータ付燃料電池セルを具備しても良い。
接合の信頼性が向上した燃料電池を提供できる。
本発明によれば,燃料電池セルとセパレータの接合の信頼性を向上した,セパレータ付燃料電池セル,および燃料電池スタックを提供できる。
第1の実施形態の固体酸化物形燃料電池10を表す斜視図である。 固体酸化物形燃料電池10の模式断面図である。 燃料電池セル40の断面図である。 セパレータ付燃料電池セル50の上面図である。 混合層63の近傍を拡大した状態を表す燃料電池セル40の一例の一部拡大断面図である。 混合層63の近傍を拡大した状態を表す燃料電池セル40の他の例の一部拡大断面図である。 製造中のセパレータ付燃料電池セルの状態を表す断面図である。 製造中のセパレータ付燃料電池セルの状態を表す断面図である。 製造中のセパレータ付燃料電池セルの状態を表す断面図である。 製造中のセパレータ付燃料電池セルの状態を表す断面図である。 製造中のセパレータ付燃料電池セルの状態を表す断面図である。 製造中のセパレータ付燃料電池セルの状態を表す断面図である。 燃料電池セル40aの断面図である。 燃料電池セル40bの断面図である。 試験中のセパレータ付燃料電池セル50の状態を表す断面図である。 セパレータ付燃料電池セル50の試験結果を表す表である。 セパレータ付燃料電池セル50の試験結果を表す表である。 セパレータ付燃料電池セル50の試験結果を表す表である。
以下,本発明に係る固体酸化物形燃料電池について図面を用いて説明する。
図1は,本発明の一実施形態に係る固体酸化物形燃料電池(燃料電池スタック)10を表す斜視図である。固体酸化物形燃料電池10は,燃料ガス(例えば,水素)と酸化剤ガス(例えば,空気(詳しくは空気中の酸素))との供給を受けて発電する。
固体酸化物形燃料電池10は,エンドプレート11,12,燃料電池セル40(1)〜40(4)が積層され,ボルト21,22(22a,22b),23(23a,23b)およびナット35で固定される。
図2は,固体酸化物形燃料電池10の模式断面図である。
固体酸化物形燃料電池10は,燃料電池セル40(1)〜40(4)を積層して構成される燃料電池スタックである。ここでは,判り易さのために,4つの燃料電池セル40(1)〜40(4)を積層しているが,一般には,20〜60個程度の燃料電池セル40を積層することが多い。
エンドプレート11,12,燃料電池セル40(1)〜40(4)は,ボルト21,22(22a,22b),23(23a,23b)に対応する貫通孔31,32(32a,32b),33(33a,33b)を有する。
エンドプレート11,12は,積層される燃料電池セル40(1)〜40(4)を押圧,保持する保持板であり,かつ燃料電池セル40(1)〜40(4)からの電流の出力端子でもある。
図3は,燃料電池セル40の断面図である。図4は,燃料電池セル本体44と金属製セパレータ53(セパレータ付燃料電池セル50)を表す上面図である。
図3に示すように,燃料電池セル40は,金属製セパレータ53と燃料電池セル本体44を有し,インターコネクタ41,45,集電体42,枠部43を備える。
燃料電池セル本体44は,固体電解質層56を空気極(カソード,空気極層ともいう)55,および,燃料極(アノード,燃料極層ともいう)57で挟んで構成される。固体電解質層56の酸化剤ガス流路47側,燃料ガス流路48側それぞれに,空気極55,燃料極57が配置される。
空気極55としては,ペロブスカイト系酸化物(例えば,LSCF(ランタンストロンチウムコバルト鉄酸化物),LSM(ランタンストロンチウムマンガン酸化物),各種貴金属及び貴金属とセラミックとのサーメットが使用できる。
固体電解質層56としては,YSZ,ScSZ,SDC,GDC,ペロブスカイト系酸化物等の材料が使用できる。
燃料極57としては,金属が好ましく,Ni及びNiとセラミックとのサーメットやNi基合金が使用できる。
インターコネクタ41,45は,燃料電池セル本体44間の導通を確保し,かつ燃料電池セル本体44間でのガスの混合を防止し得る,導電性(例えば,ステンレス鋼等の金属)を有する板状の部材である。
なお,燃料電池セル本体44間には,1個のインターコネクタ(41若しくは45)のみが配置される(直列に接続される二つの燃料電池セル本体44の間に一つのインターコネクタを共有しているため)。また,最上層および最下層の燃料電池セル本体44それぞれでは,インターコネクタ41,45に替えて,導電性を有するエンドプレート11,12が配置される。
集電体42は,燃料電池セル本体44の空気極55とインターコネクタ41との間の導通を確保するためのものであり,例えば,SUS(ステンレス)等の金属材料からなる。また,集電体42が,弾性を有していてもよい。
枠部43は,酸化剤ガス,燃料ガスが流れる開口46を有する。この開口46は,気密に保持され,かつ酸化剤ガスが流れる酸化剤ガス流路47,燃料ガスが流れる燃料ガス流路48に区分される。また,本実施形態の枠部43は,空気極フレーム51,絶縁フレーム52,金属製セパレータ53,燃料極フレーム54で構成される。
空気極フレーム51は,空気極55側に配置される金属製のフレーム体で,中央部には開口46を有する。該開口46によって,酸化剤ガス流路47を区画する。
絶縁フレーム52は,インターコネクタ41,45間を電気的に絶縁する枠体で,例えば,Alなどのセラミックスやマイカ,バーミキュライトなどが使用でき,中央部には開口46を有する。該開口46によって,酸化剤ガス流路47を区画する。具体的には,絶縁フレーム52は,インターコネクタ41,45の間において,一方の面が空気極フレーム51に,他方の面が金属製セパレータ53に接触して配置されている。この結果,絶縁フレーム52により,インターコネクタ41,45間が電気的に絶縁されている。
金属製セパレータ53は,開口部58を有する枠状の金属製の薄板(例えば,厚さ:0.1mm)であり,燃料電池セル本体44の固体電解質層56に取り付けられ,かつ酸化剤ガスと燃料ガスとの混合を防止する金属製のフレーム体である。金属製セパレータ53によって,枠部43の開口46内の空間が,酸化剤ガス流路47と燃料ガス流路48に区切られ,酸化剤ガスと燃料ガスとの混合が防止される。
金属製セパレータ53の上面と下面の間を貫通する貫通孔によって開口部58が形成され,この開口部58内に,燃料電池セル本体44の空気極55が配置される。金属製セパレータ53が接合された燃料電池セル本体44を「セパレータ付燃料電池セル」という。なお,この詳細は後述する。
燃料極フレーム54は,絶縁フレーム52と同様に,燃料極57側に配置される絶縁フレームであり,中央部には開口46を有する。該開口46によって,燃料ガス流路48を区画する。
空気極フレーム51,絶縁フレーム52,金属製セパレータ53,燃料極フレーム54は,ボルト21,22(22a,22b),23(23a,23b)が挿入されるか,もしくは酸化剤ガスか燃料ガスが流通する貫通孔31,32(32a,32b),33(33a,33b)をそれぞれの周辺部に有する。
(セパレータ付燃料電池セル50の詳細)
本実施形態では,燃料電池セル本体44と金属製セパレータ53の間に接合部61,封止部62(混合部63を含む)が配置され,セパレータ付燃料電池セル50を構成する。開口部58に沿って,金属製セパレータ53の下面と固体電解質層56の上面が接合部61で接合され,封止部62(混合部63を含む)で封止される。
金属製セパレータ53は,主成分として,鉄(Fe),クロム(Cr)を含む金属材料から構成される。金属製セパレータ53は,Alを含むことが好ましい。金属製セパレータ53の表面にアルミナの被膜が形成され,耐酸化性が向上する。また,Alを含む,接合部61のAgロウとの親和性が良好となり,接合の強度を確保できる。
金属製セパレータ53が,1重量%以上10重量%未満(一例として,3重量%)のAlを含むことが好ましい。Al含有量が1重量%未満の場合,接合部61での接合(ガラス接合)時に,アルミナの被膜とガラスが一部反応することで,Alが枯渇し,耐酸化性が低下する。また,金属製セパレータ53が,10重量%以上のAlを含むと,硬くなり,加工および応力緩和が困難になる(Agロウによる接合時に燃料電池セル本体44が割れる畏れがある)。
金属製セパレータ53は,0.5mm以下(例えば,0.1mm)の厚みを有することが好ましい。厚みが0.5mmを超えると,金属製セパレータ53自体の温度分布により熱膨張差が生じる。また,固体酸化物形燃料電池10(燃料電池スタック)を形成するときに,燃料電池セル本体44と金属製セパレータ53を接続する接合部61や封止部62に印加される応力が緩和されず,接合部61や封止部62が損傷する(割れる)畏れがある。
接合部61は,Agを含むロウ材から構成され,開口部58に沿って,全周にわたって配置され,燃料電池セル本体44と金属製セパレータ53とを接合する。接合部61(Agロウ)は,例えば,2〜6mmの幅,10〜80μmの厚さを有する。
接合部61の材質として,Agを主成分とする各種のロウ材を採用できる。例えば,ロウ材として,Agと酸化物(例えば,AlまたはInの酸化物(Al,In))の混合体が好ましい。既述のように,金属性セパレータ53がAlを含む場合,金属性セパレータの表面にアルミナ(Al)皮膜)が形成される。この場合,接合部61(ロウ材)中の,酸化物(例えば,AlまたはInの酸化物)は,金属性セパレータ53のアルミナ被膜との親和性が高く,十分な接合強度の確保が可能となる。また,接合部61(ロウ材)が酸化物(例えば,AlまたはInの酸化物)を含むことで,ロウ材の熱膨張率が低下し,封止部62の損傷(割れ等)を抑制できる。
また,ロウ材として,Agと他の金属の合金(例えば,Ag−Ge−Cr,Ag−Ti,Ag−Alのいずれか)も利用できる。
Agを含むロウ材(Agロウ)は,大気雰囲気でもロウ付け温度で酸化し難い。このため,Agロウを用いて,燃料電池セル本体44と金属製セパレータ53とを大気雰囲気で接合でき,工程の効率上,好ましい。
ここで,接合部61中の酸化物が,800℃で1×10−13Paよりも低い酸素解離圧を有することが好ましい。燃料電池の動作状態では,封止部62(ガラスを含む封止材)の内部は,一般に水素還元雰囲気になり,酸化物が還元される可能性がある。この還元を防止するために,接合部61(Agを含むロウ材)中の酸化物の酸素解離圧を水素の酸素解離圧(800℃で1×10−13Pa)よりも低いものとする。
封止部62は,例えばガラス,ガラスセラミックス(結晶化ガラス),ガラスとセラミックスの複合物で構成され,燃料電池セル本体44と金属製セパレータ53間を封止する。封止部62は,開口部58に沿って,その全周にわたって,接合部61よりも開口部58側(空気極側)に配置される。
封止部62が接合部61よりも開口部58側(内周側)に配置されることから,接合部61が酸化剤ガスに接触することが無くなり,酸化剤ガス流路47から接合部61への酸素の移動が阻止される。この結果,水素と酸素の反応によって発生するボイドが発生して,ガスリークすることを防止できる。さらに,封止部62は金属製セパレータ53と燃料電池セル本体44の間に配置されることから,封止部62に働く熱応力が,引張応力ではなくせん断応力になる。このため,封止材が割れにくくなり,また封止部62と金属セパレータ53若しくは燃料電池セル本体44との界面での剥がれを抑制でき,封止部62の信頼性を向上できる。
封止部62は,例えば,1〜4mmの幅,80〜200μmの厚さを有する。
ここでは,封止部62が金属性セパレータ53の上面や側面(開口部58内)に配置され,封止部62と金属性セパレータ53の接続の強度が高くなっている。但し,後述のように,封止部62が金属性セパレータ53の上面や側面に配置されていなくても,封止部62による接合部61の信頼性向上は可能である。
接合部61と封止部62間に,封止部62の接合部61側の一部として,混合層63が配置される。
混合層63は,接合部61の構成材料(Ag)と封止部62の構成材料(ガラス)の双方を含む。この結果,混合層63は,接合部61と封止部62の中間的な特性(例えば,熱膨張率)を有し,封止部62と接合部61間での熱膨張差が緩和され,封止部62の損傷(割れ等)を防止できる。
一般に,接合部61(Agを含むロウ材)は,柔軟であるが,熱膨張率が高いことが多い。この結果,接合部61と封止部62の間に熱膨張差に起因する熱応力が発生し,封止部62が損傷(割れる等)する可能性がある。接合部61と封止部62の間に混合層63を配置し,熱応力を緩和し,封止部62の損傷(割れ等)を防止している。
混合層63において,接合部61側のAgの含有量が最も多いことが好ましい。
接合部61(Agを含むロウ材)と混合層63の境界で,Agの含有量が急峻に変化することが無くなり,この境界での熱応力が緩和される。特に,接合部61と混合層63間で,Agの含有量が段階的または連続的に増加することが好ましい。このようにすることで,混合層63と接合部61間で熱膨張係数等の特性が段階的または連続的に変化し,熱応力が緩和される。
封止部62の熱膨張率が,常温から300℃の温度範囲において8ppm/K以上12ppm/K以下であり,前記混合層63の幅が50μm以上であることが好ましい。封止部62の熱膨張率および混合層63の幅をこの範囲とすることで,熱膨張差を緩和し,封止部の損傷(割れ等)を防止できる。
(混合層63の幅の規定)
図5,図6は,混合層63の近傍を拡大した状態を表す。図5では,接合部61と混合層63の境界,混合層63と封止部62の境界はいずれも,入り組んだ形状をしており,単純な平面では表されない。図5では,接合部61と混合層63の境界,混合層63と封止部62の境界はいずれも,明確には表されない。接合部61と封止部62間に境界が存在する。接合部61の一部がガラス成分(例えばSi,Al,Mg,Ba,Ca)を含み,封止部62の一部がAg成分を含む。この結果,混合層63は,接合部61と封止部62に跨がって,存在することになる。
このように混合層63の境界が必ずしも明確でないのは,混合層63が接合部61と封止部62の中間的な組成を有するためである。混合層63と接合部61間,混合層63と封止部62の間で,組成が不連続的に変化すると,境界として認識されやすくなる。これに対して,混合層63と接合部61間,混合層63と封止部62の間で,組成が連続的に変化すると,明確な境界が存在しなくなる。
このように,混合層63の境界が明確で無くても,その幅Dを決定することができる。即ち,Agとガラス成分の双方が存在する領域の幅を混合層63の幅Dと規定できる。
具体的には,燃料電池セル本体44に垂直な断面において,電子線マイクロアナライザ(EPMA)の面分析により,Agが検出されなくなる限界点(0.1重量%(EPMAの検出限界)以下),ガラス成分が検出さなくなる限界点(0.1重量%(EPMAの検出限界)以下)を探知する。
そして,燃料電池セル本体44側のAgが検出されなくなる点と,金属性セパレータ53側のガラス成分が検出さなくなる点の距離を混合層63の幅Dとする。混合層63の分布のバラツキ等を考慮し,セパレータ付燃料電池セル50から10の断面を切り出し,それぞれの断面での混合層63の幅の平均をそのセパレータ付燃料電池セル50での混合層63の幅Dとする。
(セパレータ付燃料電池セル50の作成)
次のようにして,混合層63を有するセパレータ付燃料電池セル50を作成できる。
(1)燃料電池セル本体44上に,AgロウペーストP1,ガラスとAgロウの混合ペーストP3,ガラスペーストP2を隣り合うように印刷する(図7A参照)。
(2)燃料電池セル本体44と金属性セパレータ53とを接触させ(図7B参照),加熱する(例えば,1000℃)ことで,燃料電池セル本体44と金属性セパレータ53が接合,封止される(図7C参照)。なお,Agロウは,大気下でのろう付けが可能である。
(1)燃料電池セル本体44上に,AgロウペーストP1を印刷し,その後,AgロウペーストP1と一部が重なるように,ガラスペーストP2を印刷する(図8A参照)。AgロウペーストP1の印刷に替えて,Agロウの箔を配置しても良い。
(2)燃料電池セル本体44と金属性セパレータ53とを接触させ(図8B参照),加熱する(例えば,1000℃)ことで,燃料電池セル本体44と金属性セパレータ53が接合,封止される(図8C参照)。なお,Agロウは,大気下でのろう付けが可能である。
(変形例)
変形例1,2を説明する。図9,図10はそれぞれ,変形例1,2に係る燃料電池セル40a,40bの断面図である。
燃料電池セル40aでは,封止部62が金属性セパレータ53の上面には配置されない。燃料電池セル40bでは,封止部62が金属性セパレータ53の下面にのみ配置される(金属性セパレータ53からはみ出さない)。このように,封止部62が金属性セパレータ53の上面や側面に配置されていなくても,封止部62による接合部61の信頼性向上は可能である。
セパレータ付燃料電池セル50を作成し,水素試験(水素/Air中加熱試験),熱サイクル試験を行った。
図11は,水素試験(水素/Air中加熱試験)の状態を表す断面図である。セパレータ付燃料電池セル50をパイプ71の先にスウェージロック72で固定した。パイプ71内に水素,蒸気の混合気体(H+HO)を流入させ,パイプ71外を大気とした状態で,セパレータ付燃料電池セル50を850℃に加熱する。封止部62による封止が不十分な場合,接合部61において,パイプ71内の水素と大気中の酸素が拡散,結合し,ボイドが発生する可能性がある。
図12,図13はそれぞれ,500時間,1000時間の水素試験(水素/Air中加熱試験)の結果を表す表である。
ここで,金属性セパレータ53には,Fe,Cr,およびAlを含有する金属を用いた。Crの含有量を10〜22重量%の間で変化させ,Alの含有量を0.5〜13重量%の間で変化させた。
接合部61には,Ag−Al(AgとAl(アルミナ)の混合体)を使用した。その厚さは,10〜80μm,幅は2〜6mmとした。
封止部62には,Ba−Al−Si−O含有ガラスを使用した。その厚さは,80〜200μm ,幅は1〜4mmとした。試料によって,封止部62を有するものと無いものを作成した。
混合部63は,Ba−Al−Si−O含有ガラスとAgの混合物を使用した。その厚さは,10〜80μm,幅は50〜100μmとした。
試験において,封止部62が存在し,かつ金属性セパレータ53に含まれるAlの含有量が1〜10重量%のときに,良い結果が得られた。封止部62が存在することで,ボイドの発生を防止できた。また,金属性セパレータ53に含まれるAlの含有量が1〜10重量%のときに,金属性セパレータ53の耐久性が良好であった。
封止部62を有しないとき,ボイドが発生し,封止部62がリークした。
金属性セパレータ53に含まれるAlの含有量が13重量%のとき,金属性セパレータ53が硬く,ロウ付け時に燃料電池セル本体44が破損した。また,金属性セパレータ53に含まれるAlの含有量が0.5重量%のとき,金属性セパレータ53が酸化してリークが発生した。
図14は,熱サイクル試験(大気中熱サイクル試験)と水素試験(水素/Air中加熱試験)の双方を行った結果を表す表である。
ここで,金属性セパレータ53には,Fe,Cr,およびAlを含有する金属を用いた。Cr,Alの含有量をそれぞれ,18,3重量%とした。
接合部61には,Ag−Al(AgとAl(アルミナ)の混合体)を使用した。その厚さは,10〜80μm,幅は2〜6mmとした。
封止部62には,Ba−Al−Si−O含有ガラスを使用した。その厚さは,80〜200μm,幅は1〜4mmとした。SiとBaとの組成比を異ならせることで,熱膨張係数の異なる試料を作成した。
混合部63は,Ba−Al−Si−O含有ガラスとAgの混合物を使用した。その厚さは,10〜80μm,幅は10〜150μmとした。
熱サイクル試験では,セパレータ付燃料電池セル50を電気炉内で加熱し(昇温速度は5℃/min),800℃で5時間保持した後,電気炉内で冷却することを10回繰り返した。その後,500時間の水素試験(水素/Air中加熱試験)を行った。
その結果,封止部62の熱膨張係数が8〜12ppm/K,混合層63の幅Dが50μm以上のときに良い結果が得られた。
(その他の実施形態)
本発明の実施形態は上記の実施形態に限られず拡張,変更可能であり,拡張,変更した実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
10 固体酸化物形燃料電池
11,12 エンドプレート
21,22 ボルト
31,32 貫通孔
35 ナット
40 燃料電池セル
41,45 インターコネクタ
42 集電体
43 枠部
44 燃料電池セル本体
46 開口
47 酸化剤ガス流路
48 燃料ガス流路
50 セパレータ付燃料電池セル
51 空気極フレーム
52 絶縁フレーム
53 金属製セパレータ
54 燃料極フレーム
55 空気極
56 固体電解質層
57 燃料極
58 開口部
61 接合部
62 封止部
63 混合層
71 パイプ
72 スウェージロック

Claims (7)

  1. 固体電解質層を空気極および燃料極で挟んで構成される燃料電池セル本体と,
    Agを含むロウ材で構成される接合部を介して,前記燃料電池セル本体に取り付けられる開口部を有する,枠状の金属製セパレータと,
    を具備する,セパレータ付燃料電池セルであって,
    前記接合部よりも前記開口部側の前記金属製セパレータと前記燃料電池セル本体との間に,ガラスを含む封止材を含む封止部を具備し,
    前記封止部の接合部側の一部が,Agを含む混合層を有する,
    ことを特徴とするセパレータ付燃料電池セル。
  2. 前記混合層において接合部側のAgの含有量が最も多い,
    ことを特徴とする請求項1記載のセパレータ付燃料電池セル。
  3. 前記接合部および前記混合層が,前記開口部の全周に沿って配置される,
    ことを特徴とする請求項1または2記載のセパレータ付燃料電池セル。
  4. 前記封止部の熱膨張率が,常温から300℃の温度範囲において、8ppm/K以上12ppm/K以下であり,前記混合層の幅が50μm以上である,
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のセパレータ付燃料電池セル。
  5. 前記接合部が,800℃で1×10−13Paよりも低い酸素解離圧を有する酸化物を含む,
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のセパレータ付燃料電池セル。
  6. 前記接合部に含まれる酸化物が,AlまたはInの酸化物である,
    ことを特徴とする請求項5記載のセパレータ付燃料電池セル。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載のセパレータ付燃料電池セル,
    を具備することを特徴とする燃料電池。
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