JP5725251B2 - シート処理装置及び画像形成システム - Google Patents
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Description
(所謂縦方向)と搬送方向に対して直交する方向(所謂幅方向)の揃えを行ってから綴じ
を行うスティプラを備えたフィニッシャと称される装置が知られている。スティプラで端
面綴じを行う場合、スティプラは用紙の搬送方向の位置を規定する基準フェンスに当接す
る用紙端部(通常、用紙後端)に沿って、用紙搬送方向と直交する方向に移動し、綴じ位
置を変更することができる。その際、綴じられた用紙束の仕上がりの揃え精度を向上させ
るためには、スティプルトレイに積載された用紙後端の姿勢を維持させるようにすればよ
い。そこで、前記基準フェンスにシート束の後端が当接した状態でシート束をおさえつけ
るようにした構成が知られている。この構成は、後述の図1におけるが押圧部材(後端押
さえレバー)110であり、押圧部材110は後端基準フェンス51に収容されたシート
束SBの後端を押さえることができるように後端基準フェンス51の下端部に位置し、端
面綴じ処理トレイFに対してほぼ垂直な方向に往復動することができるようになっている
(後述の図7参照)。
ート束(特に後端)の姿勢を維持する構成では、シート束を押圧し、保持する押圧部材は
、スティプラとの干渉を考慮してスティプラから離れた位置を押圧するようになっている
。そのため、スティプルで綴じる際にシート束に撓み等が生じ、良好な揃え精度を得るこ
とが難しかった。また、押圧部材がシート束の幅方向には固定されているため、シートサ
イズや綴じ位置によっては、押圧部材はスティプル位置からさらに遠く離れた位置を押圧
するという場合もあった。
する目的で、押圧部材が基準フェンス近傍位置に配置され、押圧部材によるシートの押圧
回数及び押圧時間の少なくとも一方を変更する制御手段を備えた構成が開示されている。
れ、押圧部材によるシートの押圧回数及び押圧時間の少なくとも一方を変更したとしても
、押圧位置がシートサイズや綴じ位置に応じて変更される訳ではないので、押圧位置と綴
じ位置が離れてしまうこともある。そのような場合には、前述のように撓みが生じること
があり、押圧位置やシートサイズの変更に十分に対応できてはいない。
な揃え精度を得ることができるようにすることにある。
きる。
トの綴じ位置の相違に拘わらず、常にスティプル位置の近傍を押さえ部材によって押さえ
た状態で綴じ処理が行えるようにしたことを特徴とする。
以下の説明で、同一の構成若しくは同一の機能を有する各部に添え字a,b、・・・と付けているが、これら各部を総括的に称する場合には、添え字は省略する。
像形成装置PRとからなるシステムを示すシステム構成図である。
変換する画像処理回路、画像処理回路から出力される画像信号に基づいて感光体に光書き
込みを行う光書き込み装置、光書き込みにより感光体に形成された潜像をトナー現像する
現像装置、現像装置によって顕像化されたトナー像をシートに転写する転写装置、及びシ
ート転写されたトナー像を定着する定着装置を少なくとも備え、トナー画像が定着された
シートをシート後処理装置PDに送り出し、シート後処理装置PDによって所望の後処理
が行われる。画像形成装置PRはここでは前述のように電子写真方式のものであるが、イ
ンクジェット方式、熱転写方式などの公知の画像形成装置が全て使用できる。なお、この
実施例では、前記画像処理回路、光書き込み装置、現像装置、転写装置、及び定着装置が
画像形成手段を構成している。
置PRから排出されたシートはシート後処理装置PDに導かれる。シート後処理装置PD
は、搬送路A、搬送路B、搬送路C、搬送路D及び搬送路Hを備え、前記シートは、1枚
のシートに後処理を施す後処理手段(この実施例では穿孔手段としてのパンチユニット1
00)を有する搬送路Aへまず搬送される。
レイ202へ導く搬送路Cである。搬送路Dは整合及びスティプル綴じ等を行う処理トレ
イF(以下「端面綴じ処理トレイ」とも称する)に導く搬送路Dである。搬送路Aから搬
送路B,C,Dへは、それぞれ分岐爪15及び分岐爪16によって振り分けられるように
構成されている。
ト揃え+端部綴じ(ジョガーフェンス53、端面綴じスティプラS1)、シート揃え+中
綴じ(中綴じ上ジョガーフェンス250a、中綴じ下ジョガーフェンス250b、中綴じ
スティプラS2)、シートの仕分け(シフトトレイ202)、中折り(折りプレート74
、折りローラ81)などの各処理を行うことができる。そのため、搬送路Aと、これに続
く搬送路B、搬送路C及び搬送路Dが選択される。また、搬送路Dはシート収容部Eを含
み、搬送路Dの下流側には端面綴じ処理トレイF、中綴じ中折り処理トレイG、排紙搬送
路Hが設けられている。
置PRから受け入れるシートを検出する入口センサ301、その下流に入口ローラ1、パ
ンチユニット100、パンチかすホッパ101、搬送ローラ2、第1及び第2の分岐爪1
5,分岐爪16が順次配置されている。第1及び第2の分岐爪15,16は図示しないば
ねにより図1の状態に保持されており(初期状態)、図示しない第1及び第2のソレノイ
ドをONすることにより、分岐爪15、16をそれぞれ駆動し、第1及び第2のソレノイ
ドのON/OFFを選択することにより、第1及び第2の分岐爪15,16の分岐方向の
組み合わせを変えることによって、搬送路B、搬送路C、搬送路Dへシートを振り分ける
。
1の分岐爪15は下向きが初期状態)状態のままとする。これにより、シートは搬送ロー
ラ3から排紙ローラ4を経て上トレイ201に排出される。
搬送路Cへシートを導く場合は、図1の状態から第1及び第2のソレノイドをON(第
2の分岐爪16は上向きが初期状態)とすることにより、分岐爪15は上方に、分岐爪1
6は下方にそれぞれ回動した状態となる。これにより、シートは搬送ローラ5及び排紙ロ
ーラ対6(6a,6b)を経てシフトトレイ202側に搬送される。この場合には、シー
トの仕分けが行われる。シート後処理装置PDの最下流部に位置するシフトトレイ排紙部
で、シートの仕分けが行われ、シートの仕分けは、シフト排紙ローラ対6(6a,6b)
と、戻しコロ13と、紙面検知センサ330と、シフトトレイ202と、シフトトレイ2
02をシート搬送方向に直交する方向に往復動させる図示しないシフト機構と、シフトト
レイ202を昇降させるシフトトレイ昇降機構とに行われる。
、第2の分岐爪を駆動する第2のソレノイドをOFFとすることにより、分岐爪15は上
方に、分岐爪16は下方に回動した状態となり、シートは搬送ローラ2から搬送ローラ7
を経て搬送路D側に導かれる。搬送路Dに導かれたシートは、端面綴じ処理トレイFへ導
かれ、この端面綴じ処理トレイFで整合及びスティプル等を施されたシートは、ガイド部
材44により、シフトトレイ202へ導く搬送路C、折り等を施す中綴じ・中折り処理ト
レイG(以下、単に「中綴じ処理トレイ」とも称する)へ振り分けられる。シフトトレイ
202に導かれる場合には、シート束は排紙ローラ対6からシフトトレイ202に排紙さ
れる。また、中綴じ処理トレイG側に導かれたシート束は、中綴じ処理トレイGで折り及
び綴じを施され、排紙搬送路Hを通り排紙ローラ83から下トレイ203へ排紙される。
保持されており、搬送ローラ7によって搬送されるシートの後端が前記分岐爪17を通過
した後、搬送ローラ9、10、スティプル排紙ローラ11のうち少なくとも搬送ローラ9
を逆転させ、シートをターンガイド8に沿って逆行させることができる。これにより、シ
ート後端からシートをシート収容部Eへ導いて滞留(プレスタック)させ、次シートと重
ね合せて搬送することが可能なように構成されている。この動作を繰り返すことによって
2枚以上のシートを重ね合せて搬送することも可能である。なお、符号304はシートを
プレスタックさせる際の逆送タイミングを設定するためのプレスタックセンサである。
って端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは、端面綴じ処理トレイF上に順次積載され
る。この場合、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われ、ジ
ョガーフェンス53によって横方向(シート搬送方向と直交する方向−シート幅方向とも
称す)の整合が行われる。ジョブの切れ目、すなわち、シート束の最終紙から次のシート
束先頭紙までの間で、図示しない制御装置からのスティプル信号により綴じ手段としての
端面綴じスティプラS1が駆動され、綴じ処理が行われる。綴じ処理が行われたシート束
は、直ちに放出爪52aが突設された放出ベルト52(図2参照)によりシフト排紙ロー
ラ6へ送られ、受け取り位置にセットされているシフトトレイ202に排紙される。
(ドライバ)S1aと、スティプル針の先端を折り曲げるクリンチャS1bとからなり、
両者間が第1及び第2の後端基準フェンス51a,51bが通り抜けることができる空間
部S1cとなっていることから、端面綴じスティプラS1と後端基準フェンス51が干渉
することなく端面綴じスティプラS1は移動する。また、端面綴じスティプラS1は、中
綴じスティプラS2とは異なり、ステッチャS1aとクリンチャS1bが一体となってい
る。ステッチャS1aはシート面に対して垂直方向には移動せずに固定側として機能し、
クリンチャS1bがシート面に対して垂直な方向に移動する移動側として機能している。
これにより、シート束SBに対して綴じ動作を行う場合には、第1及び第2の後端基準フ
ェンス51a,51bのスタック面51a1,51b1に当接したシート束SBの所定の
被綴じ部分をクリンチャS1bがステッチャS1a側に移動し、その過程で綴じ動作が行
われる。
62間に張架され、放出ベルト駆動モータ157により駆動される。また、複数の放出ロ
ーラ56が前記放出ベルト52に関して対称に配置され、駆動軸に対して回転自在に設け
られ、従動コロとして機能している。なお、図4は図1における放出ベルトの動作を示す
側面図で、矢印K方向がシート搬送方向である。
うになっており、この放出ベルトHPセンサ311は放出ベルト52に設けられた放出爪
52aによりオン・オフする。放出ベルト52の外周上には対向する位置に2つの放出爪
52aが配置され、端面綴じ処理トレイFに収容されたシート束を交互に移動搬送する。
また必要に応じて放出ベルト52を逆回転させ、これからシート束を移動するように待機
している放出爪52aと対向側の放出爪52aの背面で端面綴じ処理トレイFに収容され
たシート束の搬送方向先端を揃えるようにすることもできる。
後端基準フェンス51に収容されたシート束SBの後端を押さえることができるように後
端基準フェンス51の下端部に位置し、端面綴じ処理トレイFに対してほぼ垂直な方向に
往復動する(図7:矢印Y1,Y2方向)。端面綴じ処理トレイFに排出されたシートは
、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整合が行われるが、端面綴じ処
理トレイFに積載されたシート後端がカールしていたり、腰が弱かったりするとシート自
身の重量によって後端が座屈し膨らむ傾向にある。さらに、その積載枚数が増えることに
よって、後端基準フェンス51内の次のシートが入る隙間が小さくなり、縦方向の揃えが
悪くなる傾向にある。そこで、シート後端の膨らみを少なくしてシートが後端基準フェン
ス51に入りやすくするようにしたのが、シート後端を押さえる押圧機構であり、シート
若しくはシート束を直接押さえるのが押圧部材110a,100b,100cである。な
お、押圧部材は押圧レバーとも称される。
検知センサであり、設けられた位置におけるシートの通過の有無、若しくはシートの積載
の有無を検知する。
側から見た場合に相当する。同図において、上流側の画像形成装置PRより受け入れたシ
ートの幅方向の整合はジョガーフェンス53a及び53bによって実施され、縦方向は第
1及び第2の後端基準フェンス51a,51b(図1では符号51で示す)に突き当てて
整合される。
示すように、スティプル排紙ローラ11により端面綴じ処理トレイFへ導かれたシートは
順次端面綴じ処理トレイF上に積載される。このとき、端面綴じ処理トレイFに排出され
るシートの枚数が1枚の場合、シート毎に叩きコロ12で縦方向(シート搬送方向)の整
合が行われ、ジョガーフェンス53a,53bによって幅方向(シート搬送方向と直交す
るシート幅方向)の整合が行われる。叩きコロ12は支点12aを中心に叩きSOL17
0によって振り子運動を与えられ、端面綴じ処理トレイFへ送り込まれたシートに間欠的
に作用してシート後端STを後端基準フェンス51に突き当てる。なお、叩きコロ12自
身は反時計回りに回転する。ジョガーフェンス53は、図2及び図3に示すように前後一
対(53a,53b)設けられ、正逆転可能なジョガーモータ158によりタイミングベ
ルトを介して駆動され、シート幅方向に往復移動する。
ように、支持板140の両側板間に支持されたスライド軸141と、支持板140に前記
スライド溝141と平行に形成されたスライド溝142とによってシート幅方向にスライ
ド移動可能に支持されている。一方、スライド軸141と平行にタイミングベルト159
bがプーリ159c,159d間に張設され、正逆転可能なスティプラ移動モータ159
によりタイミングベルト159aを介してタイミングベルト159bが駆動される。端面
綴じスティプラS1はタイミングベルト159bに取り付けられていることから、スティ
プラ移動モータ159の回転駆動力が端面綴じスティプラS1に伝達され、端面綴じステ
ィプラS1は、シート後端部の所定位置を綴じるためにスライド軸141及びスライド溝
142に沿ってシート幅方向に移動する。
ティプラ移動HPセンサ312が設けられており、シート幅方向の綴じ位置は、前記ホー
ムポジションからの端面綴じスティプラS1の移動量により制御される。端面綴じスティ
プラS1は、シート後端部で1箇所若しくは複数個所(一般には2箇所)綴じることがで
きるように構成され、少なくとも後端基準フェンス51a,51bによって支持されるシ
ート後端STの全幅にわたって移動可能となっている。また、スティプル針の交換のため
に装置前側には最大限移動できるようになっており、ユーザのスティプル針交換操作の便
を図っている。
フェンス51と、端面綴じスティプラS1との関係を示す図である。同図から分かるよう
に、第1及び第2の後端基準フェンス51a,51bは、それぞれ内側にシート後端ST
が当接するスタック面51a1,51b1を備え、シート後端STを支持し、延いてはシ
ート束SB全体が支持するようになっている。支持は従来では4点で可能であるのが一般
的であったが、本実施形態では、2点支持となっており、2点でシート後端STの位置が
規定される。また、図6(a)は端面1箇所綴じであるが、1箇所斜め綴じの場合、端面
綴じスティプラS1は図6(a)の端面1箇所綴じの位置から端面綴じスティプラS1本
体がスティプル針S1sの図6(b)において、シート後端ST側の端部を中心に回転し
、斜めの角度傾いた状態で綴じ処理を行う。
51b1の2箇所に接触してスタックされる。そして、スティプラS1によって綴じ処理
される。図6(b)は斜め綴じ後のスティイプル針S1dと後端基準フェンス51bとの
関係を示す図であり、整合動作完了後は、端面綴じスティプラS1により綴じ処理が施さ
れ、図4の放出ベルトの動作を示す斜視図から分かるように、放出ベルト52が放出ベル
ト駆動モータ157によって反時計方向に駆動され、綴じ処理後のシート束は放出ベルト
52に取り付けられた放出爪52aによってすくわれ、端面綴じ処理トレイFから放出さ
れる。なお、符号64a,64bは前側板及び後側板である。また、本動作は整合処理後
に綴じ処理を実施しない未綴じ束においても同様の動作が可能である。
トレイFの下部には、後端基準フェンス51、端面綴じスティプラS1、スティプル排紙
ローラ11が設けられ、後端基準フェンス51と対向する側に押圧部材110が配置され
ている。押圧部材110は前にも触れたが、後端基準フェンス51に収容されたシート束
SBの後端を押さえるためのもので、後端基準フェンス51の下端部に位置し、端面綴じ
処理トレイFに対してほぼ垂直な方向に往復動(矢印:Y1,Y2方向)することができ
るようになっている。押圧部材110はシートの幅方向に複数(本実施例では3個)設け
られ、それぞれの押圧部材110a,110b,110cは後述の機構によりシート幅方
向に端面綴じスティプラS1に連動して移動するととともに、シート束に対して近接離間
動作が可能であり、シート束の後端を所定圧で押圧動作し、綴じ処理を行う際、後端基準
フェンス51との間でシート束SBを保持する。
いる。図1に示すように端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへ、また端面綴じ
処理トレイFからシフトトレイ202へシート束SBを送る搬送路、及びシート束SBを
搬送する搬送手段は、シート束SBに搬送力を与える搬送機構35、シート束SBをター
ンさせる放出ローラ56、シート束SBをターンさせるためのガイドを行うガイド部材4
4とから構成されている。
タイミングベルトによって伝達される構成となっており、ローラ36と駆動軸37はアー
ムによって連結支持され、駆動軸37を回転支点として揺動可能となっている。搬送機構
35のローラ36の揺動駆動はカム40によって行われ、カム40は回転軸を中心に回転
し、図示しないモータによって駆動される。搬送機構35では、ローラ36の対向する位
置には従動ローラ42が配置され、従動ローラ42とローラ36によってシート束を挟み
、弾性材によって加圧し、搬送力を与えている。
出ローラ56と放出ローラ56に対向する側のガイド部材44の内面との間に形成される
。ガイド部材44は支点を中心に回動し、その駆動は束分岐駆動モータ161(図2参照
)から伝達される。端面綴じ処理トレイFからシフトトレイ202へシート束を搬送する
場合には、ガイド部材44が支点を中心に図示時計方向に回動し、ガイド部材44の外面
(放出ローラ56と対向しない側の面)とその外側のガイド板間の空間が搬送路として機
能する。端面綴じ処理トレイFから中綴じ処理トレイGへシート束Pを送る場合、端面綴
じ処理トレイFで整合されたシート束SBの後端を放出爪52aで押し上げ、搬送機構3
5のローラ36と、これに対向する対向する従動ローラ42との間でシート束を挟み、搬
送力を与える。このとき搬送機構35のローラ36は、シート束SB先端にぶつからない
ような位置で待機している。次に、シート束SB先端が通過してからシート表面に搬送機
構35のローラ36を接触させ、搬送力を与える。このときガイド部材44と放出ローラ
56とでターン搬送路のガイドを形成し、シート束SBを下流の中綴じ処理トレイGへと
搬送する。
ラ56からなるシート束偏向機構の下流側に設けられている。中綴じ処理トレイGは、前
記シート束偏向機構の下流側にほぼ垂直に設けられており、中央部に中折り機構が、その
上方に束搬送ガイド板上92が、また、下方に束搬送ガイド板下91が配置されている。
下72がそれぞれ設けられているとともに、両ローラ71,72間を跨ぐように束搬送ガ
イド板上92の側面に沿って両側に中綴じ上ジョガーフェンス250aが配置されている
。同様に束搬送ガイド板下91の側面に沿って両側に中綴じ下ジョガーフェンス250b
が設けられ、この中綴じ下ジョガーフェンス250bが設置されている個所に中綴じステ
ィプラS2が配置されている。中綴じ上ジョガーフェンス250a及び中綴じ下ジョガー
フェンス250bは図示しない駆動機構により駆動され、シート搬送方向に直交する方向
(シートの幅方向)の整合動作を行う。中綴じスティプラS2は、クリンチャ部とドライ
バ部とが対となったもので、シートの幅方向に所定の間隔をおいて2対設けられている。
イミングベルトとその駆動機構とを備えた移動機構によりシート搬送方向(図において上
下方向)に移動可能となっている。駆動機構は図1に示すように前記タイミングベルトが
掛け渡された駆動プーリと従動プーリと、駆動プーリを駆動するステッピングモータとに
より構成されている。同様に束搬送ガイド板上92の上端側には、後端叩き爪251と、
その駆動機構が設けられている。後端叩き爪251はタイミングベルト252と図示しな
い駆動機構とによって前記シート束偏向機構から離れる方向とシート束の後端(シート束
導入時に後端に当たる側)を押す方向とに往復移動可能となっている。
ローラ81と、折られたシート束を搬送する搬送路Hとからなっている。なお、図1にお
いて、符号326は後端叩き爪251のホームポジションを検出するためのホームポジシ
ョンセンサ、符号323は中折りされたシートを検出するための折り部通過センサ、符号
321はシート束が中折り位置に到達したことを検知する束検出センサ、符号322は可
動後端基準フェンス73のホームポジションを検出する可動後端基準フェンスホームポジ
ションセンサである。
する検出レバー501が支点501aによって揺動自在に設けられ、この検出レバー50
1の角度を紙面センサ505によって検出し、下トレイ203の昇降動作及びオーバーフ
ロー検出を行っている。
、及び押圧部材110の関係を詳細に示す斜視図、図9はシート束を押さえていない状態
の図8−A方向矢視図、図10はシート束を押さえた状態の図8−A方向矢視図、図11
はシート束を押さえていない状態の図8−B方向矢視図、図12はシート束を押さえた状
態の図8−B方向矢視図、図13は図8−C方向矢視図、図14は端面綴じ処理トレイF
、後端基準フェンス51a,51b、及び押圧部材110の要部を示す斜視図である。な
お、A方向矢視図は後端基準フェンス51a,51bに後端が支持されたシート面に平行
に端面綴じ処理トレイFを上方から見た図であり、B方向矢視図はシート面に後端基準フ
ェンス51a,51bに後端が支持されたシート面に平行に端面綴じ処理トレイFを左側
面から見た図であり、C方向矢視図は端面綴じ処理トレイFを正面から見た図である。
51a,51bが配置され、それぞれの後端基準フェンス51a,51bに対向する位置
に第1及び第2の押圧部材110a,110bが配置され、両者の間であって、放出ベル
ト52に対向する位置に第3の押圧部材110cが設けられている。これら3個の押圧部
材110a,110b,110cはシート束SBに対して垂直な方向及びシート面に平行
な方向に移動可能に支持部材110dに支持され、押圧部材駆動機構110drvにより
シート束SBに対して垂直な方向に往復動可能となっている。
構成される。
すなわち、支持部材110dには、両端側にシート面に対して垂直な方向に延びる一対
の第1のガイドシャフト110e1,110e2が設けられ、このガイドシャフト110
e1,110e2にそれぞれ第1及び第2のスライダ110f1,110f2が摺動可能
に装着されている。第1及び第2のスライダ110f1,110f2間には2本の第2の
ガイドシャフト110g1とスライドベース110g2が設けられている。第2のガイド
シャフト110g1には、第1及び第2の押圧部材110a,110bのスライダ部であ
る第1のスライダ部分110a1及び第2のスライダ部分110b1が摺動可能に装着さ
れ、第3の押圧部材110cの基部110c1が当該第2のガイドシャフト110gの中
央部に固定されている。また、スライドベース110g2には、第1及び第2のプーリ1
10g21,110g22が設けられ、両者間にタイミングベルト110g23が張設さ
れている。
10b1のそれぞれの連結部110a11,110b11がタイミングベルト110g2
3の一方と他方の第3の押圧部材110cの基部110c1に関して対称な位置にそれぞ
れ連結されている。また、図17に示すように第1及び第3の押圧部材110a,110
cの間、第2及び第3の押圧部材110b,110cの間にはそれぞれ両者を互いに近接
する方向に常時弾性付勢する弾性部材(例えば、引張りコイルばね)110m1,110
m2が設けられている。これにより、タイミングベルト110g23の回転に応じて第1
及び第2の押圧部材110a,110bは第3の押圧部材110cを挟んで対称に互いに
近接し、離間するようになっている。
0hが配置され、対となるプーリ110h間には第1及び第2のスライダ110f1,1
10f2と平行に第1及び第2のタイミングベルト110i1,110i2が張架され、
また、支持部材110dの後端基準フェンス51配置側から離れた側に配置されたプーリ
110hの駆動軸には同軸に他のプーリ110h1,110h2が設けられ、両者間には
第2のガイドシャフト110gと平行に第3のタイミングベルト110i3が張架されて
いる(図13参照)。さらに、第2のスライダ110f2配置側には、当該配置側に配さ
れたプーリ110hの一方を駆動する駆動モータ110jが設けられ、当該駆動モータ1
10jの駆動プーリ110j1と前記一方のプーリ110hとの間に張架された第4のタ
イミングベルト110i4によって駆動力が伝達される。これにより駆動モータ110j
の駆動力が第4のタイミングベルト110i4から第1及び第2のスライダ110f1,
110f2に伝達され、第1及び第2のスライダ110f1,110f2がシート面に対
して垂直な方向に往復動可能となり、第1及び第2の押圧部材110a,110bはシー
ト面の幅方向(シート搬送方向に直交する方向)に移動自在な状態で、前記往復動に伴っ
て第1ないし第3の押圧部材110a,110b,110cのシート束SBに対する押圧
離間動作が可能となる。
110a1,110b1,110c1に、押圧部側をシート面に弾性付勢する方向に弾性
部材(例えば、圧縮コイルばね)110a2,110b2,110c2によって常時弾性
付勢された状態で支持されている。図9は無負荷の初期状態を、図10はシート束SBを
押圧した負荷状態をそれぞれ示す。無負荷状態では、第1及び第2のスライダ110f1
,110f2がシート面から後退し、最大限離間し、負荷状態では第1及び第2のスライ
ダ110f1,110f2が最大限前進し、弾性部材110a2,110b2,110c
2は圧縮される。このようにしてシート束SBを押さえる場合には、弾性部材110a2
,110b2,110c2から押圧力がシート面に作用する。
圧部110a3,110b3,110c3と、押圧部110a3,110b3,110c
3を支持する支持部110a4,110b4,110c4と、支持部110a4,110
b4,110c4と一体に連結された支持軸110a5,110b5,110c5とから
なり、支持軸110a5,110b5,110c5に前記弾性部材110a2,110b
2,110c2が装着され、前記支持部110a4,110b4,110c4をシート面
側に弾性付勢している。
、二股に分かれた空間部110c41を放出爪52aが通過することができるように構成
され、第3の押圧部材110cの押圧部110c4と放出爪52aが干渉しないようにな
っている。これにより、第1ないし第3の押圧部材110a,110b,110cのシー
ト面に対する押圧状態が解除された時点で、放出ベルト52を駆動し、放出爪52aによ
ってシート束SBを押し上げることが可能となり、次ジョブ間の待ち時間を最小にするこ
とができる。なお、二股に分かれた空間部110c4のシート幅方向の中心は、ジョガー
53による整合中心53c(図17参照)と一致している。
フト110gと平行に設けられている。このガイド溝110dは、スライド部材110k
をシート搬送方向と直交する方向にスライド移動させるためのもので、スライド部材11
0kのベース部110k1が遊嵌され、ガイド溝110dの長手方向に移動可能となって
いる。
0k2からなり、垂下部110k2はベース部110k1の端面綴じスティプラS1側か
ら下方に折曲されて形成されている。垂下部110k2はスティプラ移動方向(スライド
方向:矢印X)に延びた形状となっており、当該移動方向の前後には端面綴じスティプラ
S1の支持部材110d側先端部に設けられた当接部材S1eが当接する第1及び第2の
被当接部110k3,110k4が設けられている。両被当接部110k3,110k4
の間隔はスティプラS1の移動範囲に応じて適宜設定される。また、ベース部110k1
の前記移動方向の前後の端部には当接面110k5,110k6が設けられている。当接
面110k5,110k6は第1及び第2の押圧部材110a,110bの支持部110
a4,110b4の側面と当接し、端面綴じスティプラS1の移動に応じて移動するスラ
イド部材110kにより第1及び第2の押圧部材110a,110bを弾性部材110m
1,110m2の弾性付勢力に抗して第3の押圧部材110cから離間する方向に移動さ
せる。なお、図15は当接部材S1eの下側に垂下された第1の当接部S1e1の内側に
当接した状態を示している。
を示す図で、前記スティプラ移動方向(矢印X方向)に対して直交する方向から見た図で
ある。図16では、端面綴じスティプラS1の当接部材S1eの第1の当接部S1e1と
は逆側の端部で山形に起こした第2の当接部S1e2がスライド部材110kの第2の被
当接部110k4に当接し、端面綴じスティプラS1が45度回転(矢印R1方向)した
斜め綴じの状態を示している。なお、端面綴じスティプラS1とスライド部材110kの
動作については後述する。
イミングベルト50e及び幅方向フェンス駆動モータ50d3からなる。ベース50bの
両側には側板50aが立設され、スライド軸50cは、両側板50a間に支持固定され、
後端基準フェンス51a,51bの支持部51a2,51b2をスライド移動可能に支持
する。タイミングベルト50eはスライド軸50cと平行に駆動側及び従動側のタイミン
グプーリ50d1,50d2間に張設され、タイミングベルト50d4を介して幅方向フ
ェンス駆動モータ50d3により駆動側のタイミングプーリ50d1を駆動することによ
り回転駆動される。
ミングベルト50eの一方の側50e1に、後端基準フェンス51bの支持部材51b2
は前記タイミングベルト50eの他方の側50e2に、幅方向中央の支持部材50d5に
関して対称にそれぞれ取り付けられている。これより、例えばタイミングベルト50eが
右回転すると、互いに前記幅方向中央50d5に対して対称に近接し、左回転すると、前
記幅方向中央50d5から対称に離間する(矢印50d7方向)。その結果、スタック面
51a1,51b1の位置と両者間の距離をフェンス駆動モータ503d3の回転量によ
って設定することができる。そのため、制御の容易性と精度を勘案して幅方向フェンス駆
動モータ50d3には、例えばステッピングモータが使用される。
5に連結され、搬送方向フェンス駆動モータ55aによって駆動される駆動力伝達機構5
5bによってシート搬送方向の所定範囲内で上下方向に移動可能となっている。
ティプラS1、第1ないし第3の押圧部材110a,110b,110c、及び後端基準
フェンス51a,51bの関係を示す動作説明図であり、図20は手前綴じ、図21は奥
綴じ、図22は斜め綴じ、図23は2箇所綴じのときのそれぞれ端面綴じスティプラS1
、第1ないし第3の押圧部材110a,110b,110c、及び後端基準フェンス51
a,51bの関係を示す斜視図、図24は押圧部材による押圧位置を示す説明図である。
なお、手前綴じ、奥綴じ及び斜め綴じは端面1箇所綴じの所謂端綴じである。
159により装置手前側の綴じ位置(手前綴じ位置)まで移動する。その際、図13に示
したように当接部材S1eの第1の当接部S1e1の装置手前側の面がスライド部材11
0kの第1の被当接部110k3に当接し、移動に伴ってスライド部材110kを装置手
前側(矢印X1方向)に移動させる。この移動により、スライド部材110kの当接面1
10k5が第1の押圧部材110aの支持部110a4の側面に当接し、弾性部材110
m1の弾性付勢力に抗して第1の押圧部材110aもスライド部材110kとともに端面
綴じスティプラS1の綴じ位置と対応する位置まで移動する。また、第2の押圧部材11
0bは、タイミングベルト110g23の回転により第1の押圧部材110aから離間す
る方向(矢印X2方向)に移動し、第3の押圧部材110dに関して第1の押圧部材11
0aと対称な位置に位置する。
10f2がシート束SBを押圧する方向(矢印Y1方向:以下同様)に所定距離移動する
。その結果、各押圧部材110a,110b,110cの押圧部110a3,110b3
,110c3がシート束SBのシート面に当接し、所定圧で押圧した状態(矢印Z方向:
以下同様)で停止する。押圧力は弾性部材(圧縮コイルばね)110a2,110b2,
110c2の弾性力によって付与される。
押圧位置との関係を図24(a)に示す。図24(a)において、符号110a3’は押
圧部110a3による押圧位置を、符号110b3’は押圧部110b3による押圧位置
を、符号110c3’は押圧部110c3による押圧位置を、符号110a6’は押圧部
110a6による押圧位置を、符号110b6’は押圧部110b6による押圧位置をそ
れぞれ示す。なお、スティプル針S1dによる綴じ位置は図示の通り、シート後端ST近
傍かつ幅方向手前側の側部近傍であり、図24(a)に示す手前綴じでは押圧部110a
3,110a6によって綴じ位置近傍が押圧され、シート束SBが保持されていることが
分かる。
綴じ位置)まで移動する。その際、当接部材S1eの第1の当接部S1e1の装置奥側の
面がスライド部材110kの第2の被当接部110k4に当接し、移動に伴ってスライド
部材110kを装置奥側(矢印X2方向)に移動させる。動作自体は図16の手前綴じの
場合と方向が逆になるだけで同様の動作となる。図21は図18に対応する奥綴じの状態
を示す斜視図である。このときの綴じ位置と押圧位置との関係を図24(b)に示す。図
23(b)に示す奥綴じでは押圧部110b3,110b6によって綴じ位置近傍が押圧
され、シート束SBが保持されていることが分かる。
示す図である。斜め綴じは奥綴じ位置からさらにスティプラS1を奥側に移動させる。そ
の際、スティプラS1の装置奥側(矢印X2方向)への移動をスライド部材110kによ
って規制すると、図15に示したように端面綴じスティプラS1の第2の当接部S1e2
がスライド部材110kの第2の被当接部110k4に当接した状態でさらに奥側に移動
しようとすることから、端面綴じスティプラS1に回転モーメントが付与され、端面綴じ
スティプラS1はスライド部材110kの第2の被当接部110k4に当接した状態で第
2の当接部S1e2を中心に図15において反時計回転方向(矢印R1方向)に回転する
。この状態を図22の斜視図に示す。
ィプル針S1dはシート端面に対して45度傾き、この状態で綴じ処理が行われる。図2
4(c)はこのときの状態を示す。なお、端面綴じスティプラS1が45度傾くことから
、綴じ位置まで回動すると、第2の押圧部材110bの押圧部110b3と端面綴じステ
ィプラS1が干渉する。そこで、本実施形態では、第2の押圧部材110bの押圧部11
0b3に切り欠き部110b7を設け、両者の干渉を防止している。
ように、端面綴じスティプラS1のスライドベース160には、回転時のガイド溝160
a,160bが設けられ、スティプラS1本体側の図示しない突起が遊嵌されている。こ
れにより、前記突起が前記ガイド溝160a,160bに沿って移動し、端面綴じスティ
プラS1を支持するとともに動作精度を確保している。
、手前綴じと奥綴じと動作は同一である。綴じ位置はシート束SBの幅方向の中央側に寄
った位置であって、整合中心53c(整合後のシート束SBの幅方向の中央)から対称な
位置に設定されている。すなわち、動作自体は図19(a)に示した手前側綴じでは、図
17を参照して説明した手前綴じと整合中心53cからの距離が異なるだけで同一であり
、この動作後、奥側に移動して、図19(b)に示した奥側綴じを行う。この奥側綴じも
、図18を参照して説明した奥綴じと整合中心53からの距離が異なるだけで同一である
。手前綴じ、奥綴じ、2箇所綴じの場合、綴じ位置は後述の制御回路のCPU_PD1に
よってスティプラ移動モータ159のモータドライバを制御することにより設定される。
じの場合の斜視図であり、いずれも端面綴じスティプラS1の移動に連動させて第1及び
第2の押圧部材110a,110bを綴じ位置近傍に移動させる。このときの綴じ位置と
押圧位置との関係を図24(d)に示す。図24(d)に示す2箇所綴じでは押圧部11
0a3,110a6、あるいは110b3,110b6によって綴じ位置近傍が押圧され
、シート束SBが保持されていることが分かる。
成を示すブロック図である。シート後処理装置PDはCPU_PD1、I/Oインターフ
ェイスPD2等を有するマイクロコンピュータを搭載した制御回路を備え、CPU_PD
1には、画像形成装置PRのCPUあるいは操作パネルPR1の各スイッチ等、及び図示
しない各センサからの信号が通信インターフェイスPD33を介して入力され、CPU_
PD1は入力された信号に基づいて所定の制御を実行する。さらに、CPU_PD1は、
ドライバ、モータドライバを介してソレノイド及びモータを駆動制御し、インターフェイ
スから装置内のセンサ情報を取得する。また、制御対象やセンサに応じてI/0インター
フェイスPD2を介してモータドライバによってモータの駆動制御を行い、センサからセ
ンサ情報を取得する。なお、前記制御は、図示しないROMに格納されたプログラムコー
ドをCPU_PD1が読み込んで図示しないRAMに展開し、当該RAMをワークエリア
及びデータバッファとして使用しながら前記プログラムコードで定義されたプログラムに
基づいて実行される。
指示若しくは情報に基づいて実行される。ユーザの操作指示は画像形成装置PRの操作パ
ネルPR1から行われ、画像形成装置PRと操作パネルPR1は通信インターフェイスP
R2を介して相互に接続されている。これにより、画像形成装置PRからはシート後処理
装置PDへ操作パネルPR1からの操作信号が送信され、また、シート後処理装置PDの
処理状態や機能が操作パネルPR1を介してユーザ又は作業者に通知される。
F、後端基準フェンス51a,51b、及び押圧部材110の関係を詳細に示す斜視図で
シート束を押さえていない状態を示し、図27はシート束を押さえた状態を示す斜視図、
図28は手前綴じでシート束を押さえた状態の側面図、図29は奥綴じでシート束を押さ
えた状態の側面図、図30は斜め綴じでシート束を押さえた状態を示す側面図、図31は
本実施例における端面綴じスティプラS1の搬送機構を示す斜視図である。
じスティプラS1の搬送機構を除いて同一若しくは同等であるので、重複する説明は省略
する。
110の関係が図示されている。このうち端面綴じスティプラS1は、図31に示す支持
板140に沿ってシート幅方向に往復動し、後端基準フェンス51a,51bは実施例1
と同様にスライド軸50cに沿って同じくシート幅方向に近接離間動作を行う。第1及び
第2の押圧部材110a,110bは端面綴じスティプラS1の移動動作に連動してシー
ト幅方向に移動し、第3の押圧部材110cはシート幅方向の移動は行わない。また、第
1ないし第3の押圧部材110a,110b,110cは、シート面に垂直な方向に駆動
モータ110jとこの駆動モータ110jによって回転駆動されるタイミングベルト11
0i5の回転に従って往復する。タイミングベルト110i5は、駆動モータ110jの
駆動軸に嵌着された駆動プーリ110j1と、駆動プーリ110j1からシート面方向に
近接した位置に設けられた従動プーリ110j2間に張設され、このタイミングベルト1
10i5に第3の押圧部材110cの支持部110c4が連結されている。この支持部1
10c4には、ガイドシャフト110g3,110g4が固着され、第1ないし第3の押
圧部材110a,110b,110cが一体としてシート面に対して垂直な方向に往復移
動する。また、弾性部材(例えば、引張りコイルばね)110m3,110m4が第3の
押圧部材110cに対して第1及び第2の押圧部材110a,110bを互いに近接する
方向に弾性付勢している。
イド軸141と、スライド軸141に対して大略平行に支持板140に形成されたスライ
ド溝141に支持されている。スライド溝141は、平行な部分が第1ないし第4のスラ
イド溝部141a,141b,141c,141dの4つの部分に分かれて1つの移動経
路を構成する。
溝部141bは手前綴じ及び2箇所綴じの手前側の位置、第3のスライド溝部141cは
端面綴じスティプラS1の第3の押圧部材110cとの干渉を防ぐために中央部142c
がシート束端部に対して後退し、奥綴じ及び2箇所綴じ奥側の位置に移動するときに通過
する位置、第4のスライド溝部141dは奥綴じ及び2箇所綴じの奥側の位置となってい
る。スライド軸141に対して第1及び第3のスライド溝部141a,141cの平行部
の距離は同一であり、同様にスライド軸141に対する第2及び第4のスライド溝部14
1b,141dの平行部の距離も同一である。
d間に張設され、正逆転可能なスティプラ移動モータ159の駆動によりギア159e,
159fを介してタイミングベルト159bが駆動される。端面綴じスティプラS1はタ
イミングベルト159bに取り付けられていることから、スティプラ移動モータ159の
回転駆動力が端面綴じスティプラS1に伝達され、端面綴じスティプラS1は、シート後
端部の所定位置を綴じるためにスライド軸141及びスライド溝142に沿ってシート幅
方向に移動する。
ース160の側板に形成された長孔160cに遊嵌されている。長孔160cはスライド
ベース160のベース面に平行に形成され、これにより端面綴じスティプラS1は前記ベ
ース面に沿って上下方向(スライド軸141に近接離間する方向)に移動可能である。
て手前側から奥側(シート幅方向)に移動する間に、手前綴じ位置、2箇所綴じ手前側、
及び第3の押圧部材110cを回避(迂回)して2箇所綴じ奥側、奥綴じ、及び斜め綴じ
位置に移動することができる。
1g1,S1g2が突設されている。第1の係合部材S1g1は移動方向手前側に、第2
の係合部材g2は移動方向奥側にそれぞれ配置され、図26に示すように端面綴じスティ
プラS1を手前側に移動させたときに、第2の係合部材S1g2が第1の押圧部材110
aの奥側の側面に当接し、押圧部材110aと一体的に手前側に移動する。
ジョガーフェンス53a,53bによるシート束の幅方向の整合が行われる。端面綴じの
場合には、図26及び図28に示す位置に端面綴じスティプラS1と第1の後端基準フェ
ンス110aが移動し、第2の後端基準フェンス110bは弾性部材110m2によって
整合中心S1c方向に弾性付勢され、内側の初期位置で待機している。この位置関係でシ
ートが端面綴じ処理トレイFに排紙され、前述の整合動作が繰り返されて1ジョブのシー
ト束SBが後端フェンス51a,51bのスタック面51a1,51b1上に集積される
と、図27に示すように駆動モータ110jが駆動され、第3の押圧部材110cをシー
ト束SB方向に移動させ、一体に移動する第1及び第2の押圧部材110a,110bに
よってシート束SBを後端フェンス51a,51bに押し付け、その状態で端面綴じステ
ィプラS1による綴じ処理が行われる。これにより、シート束SBに対する端綴じが行わ
れる。
と第1の後端基準フェンス51aのスタック面51a1、第2の押圧部材110bの垂下
部110b8と第2の後端基準フェンス51bのスタック面51b1とが干渉しないよう
に、第1及び第2の押圧部材110a,110bの移動位置が設定されている。
の後端基準フェンス110bの関係を示すもので、前述のようにして第3の押圧部材11
0cを通過した端面綴じスティプラS1は、図28に示す手前綴じの場合とシート幅方向
整合中心S1cに関して対称な奥綴じ位置まで移動する。その際、第2の押圧部材51b
の垂下部51b8に端面綴じスティプラS1の第1の係合部材S1g1が係合し、第2の
押圧部材51bを端面綴じスティプラS1の移動に伴って一体的に移動させる。
部材110a,110b,110cを前進させ、シート束SBを後端フェンス51a,5
1b間で押圧し、保持する。この状態で端面綴じスティプラS1により奥綴じが実行され
る。
の状態となった場合を示す。図29の状態から端面綴じスティプラS1がさらに奥方向に
搬送されると、実施例1において図16を参照して説明したように、図示しない回転中心
に関して端面綴じスティプラS1が矢印R1方向に回転し、斜め綴じの状態となる。回転
範囲は図30に示すように第1の係合部材S1g1が第2の押圧部材110bの垂下部1
10b8の先端に形成された係合部110b9に係合することにより設定される。
ィプラS1の上面と第3の押圧部材110bの下部が干渉するので、第3の押圧部材11
0bの下部は、実施例1と同様に端面綴じスティプラS1の回転時の形状に合わせて切り
欠き部110b7が設けられ、両者間の干渉を防止している。
置近傍を端面綴じスティプラS1に追従して、若しくは連動して移動する第2の押圧部材
110bによって綴じ位置近傍を押圧し、シート束SBを確実に保持した状態で綴じ処理
が行われる。
側に近接する方向に第1及び第2の押圧部材110a,110bを弾性付勢し、係合側の
押圧部材すなわち綴じ側の押圧部材のみが綴じ位置側に移動し、非係合側の押圧部材は第
3の押圧部材110cに近接した初期位置に位置した状態でシート束SBを保持する。
構として、端面綴じスティプラS1の移動に連動させる機構を採用しているが、例えば端
面綴じスティプラS1の移動機構あるいは後端フェンスの移動機構を使用して移動するよ
うに構成することも可能である。
0cは一体的にシート束SBに対して近接離間動作を行うようになっているが、それぞれ
個々に駆動手段を設け、独立して駆動することも可能である。なお、駆動機構も直進往復
運動が可能な構成であれば、実施例の機構に限定されるものではない。
可能で、綴じ処理時にシート束SBを確実に押圧保持できる機構であればよく、実施例の
機構に限定されるものではない。
限定するものではなく、また、押圧個所の数を限定するものでもない。綴じ位置近傍を適
切に押圧できれば、これらの個数は任意である。
連動してシート束SBを押さえる第1及び第2の押圧部材110a,110bが端面綴じ
スティプラS1と近接した状態で動くので、シートサイズ、綴じ位置、綴じ方法に拠らず
、常にスティプル位置の近傍を押圧部材によって押圧することができる。これにより、端
面綴じスティプラS1により綴じ動作を行う際の揃え精度不良の原因となるシート若しく
はシート束の撓みを抑制することができるので、常に良好な綴じ精度を確保することが可
能となる。
種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の
全てが本発明の対象となる。前記各実施例は、好適な実施形態をそれぞれ示したものであ
るが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるい
は改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲により規定される範囲に
含まれる。
50e タイミングベルト
50d3 幅方向フェンス駆動モータ
51a,51b 後端基準フェンス
110a,110b,110c 押圧部材
110b7 切り欠き部
110g1 第2のガイドシャフト
110g23 タイミングベルト
110i5 タイミングベルト
110j 駆動モータ
110k スライド部材
110k3 第1の被当接部
110k5,110k6 当接面
110k4 第2の被当接部
110k6 当接面
110m1,110m2,110m3,110m4 弾性部材
110g1,110g3,110g4 ガイドシャフト
141 スライド軸
142 スライド溝
159 スティプラ移動モータ
159a,159b タイミングベルト
110c4 支持部
F 端面綴じ処理トレイ
PD シート後処理装置
PR 画像形成装置
S1 端面綴じスティプラS
S1g1,S1g2 係合部材
SB シート束
ST シート後端
Claims (2)
- 搬送されてくるシートを積載する積載手段と、
前記積載手段に積載されるシートの搬送方向を整合する整合手段と、
前記シート束の綴じ部側の端部に沿って移動し、前記整合手段によって整合されたシー
ト束に綴じ処理を施す綴じ手段と、
前記シート束の綴じ部側の端部を押圧する押圧手段と、
前記押圧手段を前記綴じ手段の移動に連動させて移動させる連動手段と、
を備えたシート処理装置であって、
前記押圧手段が複数の押圧部材を含み、そのうちの1つの押圧部材が前記綴じ手段に連
動して移動する際、他の1つの押圧部材を前記1つの押圧部材と対称に移動させる移動機
構を備え、
前記移動機構は、シート束の両端部を押圧する第1及び第2の押圧部材と、シート搬送
方向と直交する方向にスライド自在に前記第1及び第2の押圧部材を支持する支持部材と
、前記綴じ手段をシート搬送方向と直交する方向に往復動させる駆動源を含む駆動手段と
、を備え、
前記連動手段は、前記綴じ手段の移動時に当該綴じ手段と係合して移動し、移動時に前
記押圧部材の一方又は他方に当接して当該一方又は他方の押圧部材を一体に移動させる第
1及び第2の係合部材を含むスライド部材と、前記他方又は一方の押圧部材を前記支持部
材に沿って前記一方又は他方の押圧部材の移動動作と対称な動作を行わせる連結手段と、
を備え、
前記綴じ手段は、当該綴じ手段が一方向に移動するときに前記第1の係合部材が当接す
る第1の当接部と、前記綴じ手段が他方向に移動するときに前記第2の係合部材が当接す
る第2の当接部と、を備え、
前記スライド部材は、前記綴じ手段が一方向に移動するときに前記第1の押圧部材に当
接する第1の当接面と、前記綴じ手段が他方向に移動するときに前記第2の押圧部材に当
接する第2の当接面と、を備え、
前記第1及び第2の係合部材は、前記第1及び第2の当接面よりもシート幅方向に対し
てそれぞれ外側に位置し、前記スライド部材と一体に形成されていること
を特徴とするシート処理装置。 - 請求項1に記載のシート処理装置と、
前記シート処理装置側に画像形成済みのシートを搬出する画像形成装置と、
を備えた画像形成システム。
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JP2014243180A JP5725251B2 (ja) | 2014-12-01 | 2014-12-01 | シート処理装置及び画像形成システム |
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