JP2008290844A - 用紙後処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙の押え機構における構造の簡素化を図り、綴じ不揃いを低減させ、用紙後処理品質を向上させる用紙後処理装置を提供する。
【解決手段】 針打込部6aと、針受部6bを備えたステイプラ6によって、画像形成装置から排出される用紙からなる用紙束を、ステイプル処理する用紙後処理装置1において、ステイプラ6には用紙押圧手段が設けられ、この用紙押圧手段は、ステイプラ6によるステイプル処理前に、用紙束の後端側におけるステイプル位置の近傍を、針打込部6a側に押圧し、この押圧状態で用紙束に対してステイプル処理することにより、押圧保持構造を簡素にでき、かつ用紙束の後端のステイプル位置の近傍で生じる浮きを規制でき、よって用紙束の不揃いがなくなり、用紙後処理品質が向上する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置から排出される用紙を束にしてステイプル処理する用紙後処理装置に関する。
複写機、プリンタ等の画像形成装置には、この画像形成装置から排出される用紙をステイプル処理する機能を備えた用紙後処理装置が使用されている(例えば特許文献1)。この用紙後処理装置は、ソレノイドで作動するリンクに連結されるアームを介してカール押えアームを揺動させて、該カール押えアーム先端でビン上のシートを押さえるようにしたシート押え機構と、このシート押え機構とは別体でシート押え機構によるシート押え位置から離れた位置に、ステイプル処理するためのステイプラが配置されている。
特許第2873039号公報
このように、特許文献1のシート押え機構は、可動部材(ソレノイド、リンク、アーム、カール押えアーム等)が多く、構造が複雑となる問題がある。しかも、ステイプル位置とシート押え位置が離れていることにより、ステイプル位置でのシート浮きが生じやすいため、綴じ不揃いの解消策としては必ずしも充分とはいえない。
本発明の課題は、用紙の押え機構における構造の簡素化を図り、綴じ不揃いを低減させ、用紙後処理品質を向上させる用紙後処理装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の用紙後処理装置は、用紙に針を打ち込みする針打込部と、該針打込部から用紙に打ち込まれた針を受け止めて折り曲げる針受部と、を備えたステイプラによって、画像形成装置から排出される複数枚の用紙からなる用紙束を、ステイプル処理するようにした用紙後処理装置において、前記ステイプラには用紙押圧手段が設けられ、該用紙押圧手段は、前記ステイプラによるステイプル処理前に、前記用紙束の後端側におけるステイプル位置の近傍を、前記針打込部側に押圧し、この押圧状態で前記ステイプラにより前記用紙束に対してステイプル処理を行うことを特徴とする。
上記構成とすることにより、用紙束の後端のステイプル位置の近傍で生じる浮きを規制でき、よって用紙束の不揃いが解消又は抑制され、用紙後処理品質が向上する。
また、前記用紙押圧手段は、針打込部に対して接近・離間可能に設けられた押圧部材と、その押圧部材を針打込部の側へ付勢する弾性部材とを備え、その押圧部材が用紙束を針打込部の側へ押圧した状態でステイプラ処理が行われることを特徴とするので、上記に加えて用紙束を押えるための押圧構造を簡素にできる。
前記用紙押圧手段は、風力発生装置と、この風力発生装置で発生した空気流を針打込部の側へ噴出するノズルとを備え、そのノズルから噴出する空気流をステイプラによるステイプル処理前に、用紙束の後端側におけるステイプル位置の近傍に当て、空気流による押圧力によって用紙束を針打込部側へ押圧しながらステイプラによってステイプル処理を行うので、用紙束を非接触で押圧保持するため、用紙を汚したり、傷つけることもなく、さらに用紙後処理品質が向上する。
前記用紙押圧手段は、圧力空気を発生するシリンジ機構と、このシリンジ機構で発生した圧力空気を針打込部の側へ空気流として噴出するノズルとを備え、そのノズルから噴出する空気流をステイプラによるステイプル処理前に、用紙束の後端側におけるステイプル位置の近傍に当て、空気流による押圧力によって用紙束を針打込部側へ押圧しながらステイプラによってステイプル処理を行うので、押圧力を強くして用紙束を非接触で押圧保持するため、厚めの用紙束でも浮きを規制でき、用紙を汚したり、傷つけることもなく、さらに用紙後処理品質が向上する。
また、前記ノズルから噴出する空気流による押圧力を用紙束の浮き量によって変更することができるので、用紙束の浮き量に適した押圧力で押圧保持するため、効率的に綴じ不揃いを無くすことができる。
また、前記用紙束におけるステイプル位置の近傍の浮き量を検出する浮き量センサと、該浮き量センサで検出された浮き量に基づいてノズルから噴出する空気流を増減して押圧力を可変制御する押圧力制御手段とを備えたので、上記に加えて用紙束に浮きが生じない場合、空気流の発生を停止することができ、さらに効率的にステイプル処理が行える。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本実施の形態に係る用紙後処理装置を示す概略構成図である。図1において、用紙後処理装置1は、給紙部50から供給される用紙Wに画像形成部51で画像形成する複写機などの画像形成装置CPの用紙排出口CP1に連結され、連続排出される用紙Wを積み重ねて用紙束W1にした後、ステイプル(針綴じ)処理して排出するためのステイプル処理部2を備えている。
用紙後処理装置1には、画像形成装置CPから用紙Wが矢印Mで示される方向から搬入される。用紙後処理装置1は、画像形成装置CPから搬送されてくる用紙Wをステイプル処理部2へ搬送するための搬送経路3を有している。
ステイプル処理部2は、図2に示すように、搬送経路3における用紙搬送方向Fの下流側に配設され、タタキコロ4、ステイプルトレイ5、ステイプラ6(針綴じ装置)、排出ローラ7を備えている。タタキコロ4は搬送経路3によって搬送される用紙Wの表面に接触して、その用紙Wを下方へ押さえるよう当接自在に設けられる。ステイプルトレイ5はタタキコロ4によって1枚毎に叩き落とされる用紙Wを受け取って載置する。ステイプルトレイ5は、その先端側(用紙搬送方向Fの下流側)を上方とし、後端側(用紙搬送方向Fの上流側)を下方にして傾斜状に配設される。このステイプルトレイ5の後端側には、後端フェンス5aが設けられ、ステイプルトレイ5に載せられた用紙Wの後端(用紙搬送方向Fの上流側)が後端フェンス5aに突き当たって整合される。
ステイプラ6はステイプルトレイ5の後端フェンス5aに突き当たって整合される用紙束W1の後端側をステイプル処理するのに使用する。ステイプラ6は図示しない駆動源によって用紙搬送方向Fと直交する方向に対応する用紙幅方向F1の任意位置に移動可能(図3参照)に制御される。この例のように移動制御されるステイプラ6であれば、単一のステイプラ6で用紙幅方向F1における任意位置にステイプル処理できる。なお、用紙幅方向F1は、例えば用紙縦送りの場合は用紙短辺方向となり、用紙横送りの場合は用紙長辺方向となる。よって用紙辺の2個所にも可能である。
図2に戻って、ステイプラ6は用紙束W1に針を打ち込みする針打込部6aと、針打込部6aによって打ち込まれた針を受け止めて折り曲げる針受部6bとを備えている。前者の針打込部6aは固定的に設けられ、他方、後者の針受部6bは、対向する針打込部6aに対して接近・離間するように揺動自在に設けられ、図示しない駆動源によって揺動され、針打込部6aと針受部6bとの間に介在する用紙束W1の後端側を挟み込んだ状態でステイプル処理を行う。
ステイプラ6には用紙束押圧手段としての押圧部材8が設けられる。押圧部材8は針受部6b内において、針打ち込み方向F2に沿う方向(又はその針打ち込み方向F2と小角度で交差する方向)、要するに針打込部6aに対して接近・離間する方向において移動可能に設けられる。また、この押圧部材8は針打込部6aと針受部6bとによるステイプル位置S(図3参照)の近傍を押圧する位置に配置される。さらに押圧部材8は、針打込部6aに接近する方向に、例えば、針打込部6aによる針打ち込み方向F2と逆方向に、弾性部材8a(例えば、圧縮スプリング)の弾発力によって付勢される。これによって押圧部材8の先端側を針受部6bから針打込部6aの側へ突出させている。この突出状態の押圧部材8が、弾性部材8aの弾発力に抗して針打ち込み方向F2と同方向に押圧されると、針受部6b内に戻るように収納ないし後退させられる。また、押圧部材8の先端形状や、材質については、用紙Wを傷つけることがなく、かつ所定領域面に当接する形状や材質であればよい。
ステイプル位置Sの近傍に位置する押圧部材8の平面視的な配置形態としては、図4に示すように、ステイプル位置Sの用紙幅方向F1での一方側(図面における左側)、他方側(図面における右側)や、用紙搬送方向Fでの下流側(図面における上側)、上流側(図面における下側)のいずれかの位置に配置したり、全て位置に配置したり、その中の2位置以上に選択配置することができる。また、図2に示すように、配置した押圧部材8をステイプル処理時に針打ち込み方向F2と同方向に用紙束W1を介して押圧するため、ステイプラ6の針打込部6aには、所定領域を有する平面的な当接面6a1が設けられている。
このステイプラ6では、針受部6bを揺動させ、針受部6bが針打込部6aに順次接近すると、針受部6bの押圧部材8の先端が用紙束W1の後端側に押し当てられ、その後は弾性部材8aの変形に応じた弾発力によって用紙束W1の後端側を押圧保持しながら挟むことにより、用紙束W1の後端側の浮きGを押える。この浮きGは用紙束W1の後端部が、主に自身の自重によりステイプルトレイ5のガイド傾斜部(ガイド面)5bから離れるように湾曲状にたわみ変形する状況を指し、この浮きGが生じたままステイプル処理がされると、綴じたあとに用紙Wが不揃いになりやすい。このように用紙束W1の後端側の浮きを押える位置は、図4に示すように、ステイプル位置Sの近傍(押圧部材8の配置数によってはステイプル位置Sの近傍周囲)であることにより、ステイプル処理時の用紙束W1の綴じ不揃いが解消ないしは抑制され、用紙後処理品質が向上する。
なお、ステイプル針は、いずれも図示しない針ストッカ並びに打ち込み駆動部材(周知の機構)により、用紙束W1を貫通して打ち込まれ、その先端部が針受部6bで曲げ形成される。また、図示しないがステイプルトレイ5のステイプル6、針受部6b並びに押圧部材8に対する部分は、図示しないが切り欠かれていて干渉しないようになっている。
次に別の実施例を図5に基づいて説明する。
この例は用紙束押圧手段を上記の接触形態のもの(押圧部材8)に代えて、非接触形態の構造にしたものである。図5では、モータ9aに連結されたファン9bを備える非容積式の第一の風力発生装置9が、ステイプラ6の針受部6b内に組み込まれ、または針受部6bに近接して設けられている。この第一の風力発生装置9にはノズル9cが設けられる。ノズル9cから噴出する空気流をステイプル位置Sの近傍(図3、4参照)における用紙束W1の後端側に当てることにより、用紙束W1の後端側の浮きGを押える。この第一の風力発生装置9はステイプル処理時のみに作動される。このことにより電力消費や、騒音を抑えることが可能となる。なお、本例ではステイプル処理部2の各構成は図2で説明した接触形態のものと同様であるため、詳しい説明は省略する。
更に、別の実施例を示す図6から明らかなように、非容積式の第一の風力発生装置9に代えて、シリンジ10a内のピストン10bをクランク機構を備える駆動部10dによって往復動させて、ノズル10cから空気流を噴出させるようにした容積式の第二の風力発生装置10を用いることも可能である。なお、本例ではステイプル処理部2の各構成は接触形態と同様であるため、詳しい説明は省略する。
また、第一の風力発生装置9、第二の風力発生装置10を針受部6bに組み込む以外に、各ノズル9c、10cが針受部6bに吹出口として配置されれば、これの各ノズル9c、10cに図示しない誘導管を介して、針受部6bとは別の個所に設けられた第一の風力発生装置9、第二の風力発生装置10とを連結することも可能である。また、各ノズル9c、10cの平面視的な配置形態としては、詳細な説明は省略するが、押圧部材8と同様に配置(図4参照)することができる。また、各ノズル9c、10cの先端口の形状については、局所領域や、大域に対応するものであれば任意形状で形成することができる。
このような空気流による非接触の用紙束押圧部であれば、空気流による押圧力を可変制御することが可能である。この可変制御ために、図5、6に示すように、用紙束W1の後端側の浮き量を検出する非接触式の光電センサである浮き量センサ11が設けられる。浮き量センサ11は、例えばステイプルトレイ5のガイド傾斜部5bなどに固定され、用紙束W1の後端部を例えば光電方式で検出可能な位置に配置されて、用紙束W1の浮き量の大小を検出する。この浮き量センサ11の検出量に応じて、押圧力制御手段を含む制御装置12によって、ファン9bの回転数や、ピストン10bの往復動の速さを制御する。これらの回転数や速さは、段階的に変化させたり、連続的に変化させることが可能である。
この制御装置12としては、マイコンが使用される。このマイコンの構成は周知であるため詳しい説明は省略するが、I/Oポートと、CPU、ROM及びRAMを備えて、これらがバスで接続されたものである。記憶部として機能するROM及びRAMのうち、ROMには演算等に必要な制御のための公知の各種プログラムが格納されている。
つぎに、本発明の用紙後処理装置の作用を説明する。画像形成装置CPの用紙排出口CP1から排出される用紙Wは、搬送経路3によってステイプル処理部2まで搬送される。搬送された用紙Wが排紙センサ13によって検知されると、この排紙センサ13からの検知信号によって制御装置12がタタキコロ4を駆動させる。タタキコロ5は、搬送される用紙Wの表面に接触して、用紙Wを下方へ押さえるよう回転しつつ用紙Wを打撃してステイプルトレイ5上に1枚づつ載置する。このステイプルトレイ5では、載せられた用紙Wがその自重によって下方へ移動し、用紙Wの後端が後端フェンス5aに突き当たって整合される。用紙Wが順次整合されて積層されることによって用紙束W1となる。その後、ステイプラ6を作動させてステイプル処理を実行する。
この実行時において、接触形態の用紙束押圧手段である図2の押圧部材8であれば、ステイプラ6の針受部6bの押圧部材8の先端が用紙束W1の後端側に押し付けられ、その後は押圧部材8と針打込部6aの当接面6a1によって用紙束W1の後端側を押圧保持しながら、用紙束W1の後端側の浮きを押えた状態でステイプル処理が実行される。その後は排出ローラ7の作動によって、ステイプル処理された用紙束W1が外部へ排出される。
また、上記のステイプラ6のステイプル処理実行時において、図5又は図6の非接触形態の用紙束押圧手段であれば、第一の風力発生装置9のノズル9c、または第二の風力発生装置10のノズル10cから噴出する空気流を、ステイプル位置Sの近傍における用紙束W1の後端側に当てることにより、用紙束W1の後端側の浮きを押える。この時、用紙束W1の浮き量の大きさによって押圧力を変える可変制御の場合は、浮き量センサ11によって用紙束W1の後端側の浮き量を検出し、この検出量によって制御装置12がファン9bの回転数や、ピストン10bの往復動の速さを制御し、ノズル9c、10cからの空気流による押圧力を変化(段階的、若しくは連続的)させて、用紙束W1の後端側を非接触で押圧保持しながら、用紙束W1の後端側の浮きを押えた状態でステイプル処理が実行される。
また、用紙束押圧手段の空気流による押圧力の変化(可変制御)を、一例として強弱の2段階に切り換える際のフローチャートとして図7に示す。ステップS1でモータ(風圧モータ)9aが作動中(ON)と判断されると、ステップS2で浮き量センサ11よる浮き量が検出され、これが基準量より少なければ、ステップS3でモータ9aを弱作動(低回転)させる。あるいはステップS2で浮き量センサ11よる浮き量が基準量より多ければ、ステップS4でモータ9aを強作動(高回転)させる。
本発明に係る用紙後処理装置を示す概略構成図。 用紙後処理装置におけるステイプル処理部を示す図。 ステイプル処理部のステイプラの配置を示す図。 ステイプラでの用紙押圧部の配置を示す図。 ステイプル処理部の他の例を示す図。 ステイプル処理部の他の例を示す図。 用紙束押圧部の空気流による押圧力を変化を、切換する際のフローチャート。
符号の説明
1 用紙後処理装置
6 ステイプラ
6a 針打込部
6b 針受部
8 押圧部材(用紙束押圧手段)
8a 弾性部材
9 第一の風力発生装置(用紙束押圧手段)
9c ノズル
10 第二の風力発生装置(用紙束押圧手段)
10c ノズル
11 浮き量センサ
12 制御装置(押圧力制御手段)
W 用紙
W1 用紙束
S ステイプル位置
CP 画像形成装置

Claims (6)

  1. 用紙に針を打ち込みする針打込部と、
    該針打込部から用紙に打ち込まれた針を受け止めて折り曲げる針受部と、
    を備えたステイプラによって、画像形成装置から排出される複数枚の用紙からなる用紙束を、ステイプル処理するようにした用紙後処理装置において、
    前記ステイプラには用紙押圧手段が設けられ、該用紙押圧手段は、前記ステイプラによるステイプル処理前に、前記用紙束の後端側におけるステイプル位置の近傍を、前記針打込部側に押圧し、この押圧状態で前記ステイプラにより前記用紙束に対してステイプル処理を行うことを特徴とする用紙後処理装置。
  2. 前記用紙押圧手段は、前記針打込部に対して接近・離間可能に設けられた押圧部材と、その押圧部材を前記針打込部の側へ付勢する弾性部材とを備え、その押圧部材が前記用紙束を前記針打込部の側へ押圧した状態で前記ステイプラ処理が行われることを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  3. 前記用紙押圧手段は、風力発生装置と、この風力発生装置で発生した空気流を前記針打込部の側へ噴出するノズルとを備え、そのノズルから噴出する空気流を前記ステイプラによるステイプル処理前に、前記用紙束の後端側における前記ステイプル位置の近傍に当て、前記空気流による押圧力によって前記用紙束を前記針打込部側へ押圧しながら前記ステイプラによってステイプル処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  4. 前記用紙押圧手段は、圧力空気を発生するシリンジ機構と、このシリンジ機構で発生した圧力空気を前記針打込部の側へ空気流として噴出するノズルとを備え、そのノズルから噴出する空気流を前記ステイプラによるステイプル処理前に、前記用紙束の後端側における前記ステイプル位置の近傍に当て、前記空気流による押圧力によって前記用紙束を前記針打込部側へ押圧しながら前記ステイプラによってステイプル処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の用紙後処理装置。
  5. 前記ノズルから噴出する前記空気流による押圧力を前記用紙束の浮き量によって変更することを特徴とする請求項3又は4に記載の用紙後処理装置。
  6. 前記用紙束における前記ステイプル位置の近傍の浮き量を検出する浮き量センサと、該浮き量センサで検出された浮き量に基づいて前記ノズルから噴出する前記空気流を増減して前記押圧力を可変制御する押圧力制御手段とを備えたことを特徴とする請求項5に記載の用紙後処理装置。
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