JP5721661B2 - 既設コンクリート構造物の増幅補強構造及び増幅補強方法 - Google Patents

既設コンクリート構造物の増幅補強構造及び増幅補強方法 Download PDF

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Description

本発明は、既設コンクリート構造物の増幅補強構造及び増幅補強方法に関する。
既設のコンクリート構造物は、荷重の増加や老朽化による強度低下等に対応するために、補強を行う場合がある。
既設コンクリート構造物の補強方法としては、鋼板等の部材の接合する方法や、新たにコンクリートを打設して増幅する方法が知られている。
新たにコンクリートを打設して増幅する方法は、既設コンクリートにケミカルアンカーを複数突設し、突設したケミカルアンカーを鉄筋として新たにコンクリートを打設して増幅するものである。
新設部分は鉄筋コンクリート(RC)部材となり、鉄筋(ケミカルアンカー)を介して既設部分と一体となる。
しかし、新たにコンクリートを打設して増幅する補強方法には以下のような問題点がある。
(1)新設部分と既設部分を一体化して設計重量に抵抗するためには、多数の鉄筋(ケミカルアンカー)が必要となる。
(2)多数のケミカルアンカーを突設するためには、既設コンクリート構造物に複数の孔を設ける必要があるが、既設構造物の表面付近には鉄筋が密に配置されており、これらを避けて削孔することは困難である。
(3)削孔位置と既設の鉄筋が交錯した場合、位置を変えて再削孔する必要があり、既設コンクリート構造物を著しく傷つける可能性がある。
(4)新設部分はRC構造であるため、荷重によるひび割れが発生しやすく、新設部分と既設部分の打ち継目から水等の腐食因子が侵入し、鉄筋(ケミカルアンカー)が腐食するおそれがある。
本発明は、既設コンクリートに新設コンクリートを一体化して補強することができる、既設コンクリート構造物の増幅補強構造及びその構築方法を提供することを目的とする。
本願の第一発明は、既設コンクリートと、前記既設コンクリートの表面に打設する新設コンクリートと、前記既設コンクリートと前記新設コンクリートに亘って配置されるプレストレス付与部材と、からなる既設コンクリート構造物の増幅補強構造であって、前記プレストレス付与部材は、前記既設コンクリートに削孔した定着孔に挿入した棒状の引張材と、前記引張材の先端に設けた定着部材と、からなり、前記定着孔は、前記定着孔の深さ方向に拡径する円錐台状の定着部を有し、前記定着部材は、前記引張材から離れるにつれて拡径する円錐状又は円錐台状であり、前記プレストレス付与部材は、前記定着部材の斜辺と前記定着部の斜辺とが接触した状態で引張されて、前記既設コンクリートと前記新設コンクリートに同時にプレストレスを付与して一体とすることを特徴とする、既設コンクリート構造物の増幅補強構造を提供する。
本願の第二発明は、第一発明の既設コンクリート構造物の増幅補強構造において、前記定着部材は、前記定着部内に充填したグラウト又はエポキシ樹脂からなることを特徴とする、既設コンクリート構造物の増幅補強構造を提供する。
本願の第三発明は、第一発明の既設コンクリート構造物の増幅補強構造において、前記定着部材は、前記引張材に螺着した円錐台状のテーパーナットと、前記テーパーナットを包囲する弾性部材からなることを特徴とする、既設コンクリート構造物の増幅補強構造を提供する。
本願の第四発明は、既設コンクリート構造物の増幅補強方法であって、既設コンクリートに定着孔を削孔し、前記定着孔の一部に、深さ方向に拡径する円錐状または円錐台状の定着部を形成し、前記定着孔に棒状の引張材を挿入して、前記既設コンクリートの表面から前記引張材を突設し、前記定着部内に固結材を充填して定着部材を形成し、前記引張材の突設部分の一部をシース管で包囲し、 前記既設コンクリートの表面と、前記引張材の端部との間に、前記シース管の端部に当接するように型枠を配置して、前記既設コンクリートと前記型枠との間にコンクリートを打設して新設コンクリートを形成し、前記引張材の露出端を緊張定着して、前期既設コンクリートと前記新設コンクリートにプレストレスを付与して一体化することを特徴とする、既設コンクリート構造物の増幅補強方法を提供する。
本願の第五発明は、第四発明の既設コンクリート構造物の増幅補強方法において、前記定着部材は、グラウト又はエポキシ樹脂からなることを特徴とする、既設コンクリート構造物の補強方法を提供する。
本願の第六発明は、既設コンクリート構造物の増幅補強方法であって、既設コンクリートに定着孔を削孔し、前記定着孔の一部に、深さ方向に拡径する円錐状または円錐台状の定着部を形成し、前記定着孔に、先端に円錐台状のテーパナットを螺着した棒状の引張材を挿入して、前記既設コンクリートの表面から前記引張材を突設し、弾性部材を、前記引張材を挿通した状態で定着孔に内挿して、前記テーパーナットを被覆して定着部材を形成し、前記引張材の突設部分の一部をシース管で包囲し、前記既設コンクリートの表面と、前記引張材の端部との間に、前記シース管の端部に当接するように型枠を配置して、前記既設コンクリートと前記型枠との間にコンクリートを打設して新設コンクリートを形成し、前記引張材の露出端を緊張定着して、前記既設コンクリートと前記新設コンクリートにプレストレスを付与して一体化することを特徴とする、既設コンクリート構造物の増幅補強方法を提供する。
本発明は、上記した課題を解決するための手段により、次のような効果の少なくとも一つを得ることができる。
(1)既設コンクリートと新設コンクリートを一体にしてプレストレスを付与して補強するため、ケミカルアンカーの本数を少なくすることができる。
(2)多数のケミカルアンカーを突設する必要がないため、既設コンクリート構造物に複数の孔を設ける必要がなく、既設コンクリートへの影響を最小限とすることができる。
(3)新設コンクリートにプレストレスを付与するため、新設コンクリート部分にひび割れが生じず、継目から腐食因子が侵入して鉄筋(ケミカルアンカー)が腐食することがない。
(4)プレストレス付与部材と定着孔が斜辺によって接触するため、プレストレス部材に大きな引張力を付与することができる。
本発明に係る既設コンクリート構造物の補強構造の断面図 本発明に係る既設コンクリート構造物の補強方法の説明図 その他実施例に係る定着部材の構築方法の説明図
以下、図に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
[1]既設コンクリート構造物の増幅補強構造
本発明の既設コンクリート構造物の増幅補強構造は、既設コンクリートAの表面に新設コンクリートBを打設して増幅し、既設コンクリートAと新設コンクリートBに亘ってアンカー筋1及びプレストレス付与部材2を配置した構造である。(図1)
プレストレス付与部材2には引張力が作用しており、既設コンクリートA及び新設コンクリートBにプレストレスが付与されて、既設コンクリートAと新設コンクリートBが一体となり、既設コンクリート構造物が補強される。
プレストレス付与部材は、新設コンクリートBの表面から、新設コンクリートB内に配置したシース管3及び既設コンクリートAの定着孔4に挿通し、定着孔4内の定着部41で定着する。
(1)アンカー筋
アンカー筋1は、既設コンクリートAの表面に立設する鋼棒である。
アンカー筋1は、従来の補強方法と同様の方法で既設コンクリートAに立設する。
アンカー筋1の長さは、新設コンクリートBの幅よりも短くなるようにする。
アンカー筋1は、既設コンクリートA及び新設コンクリートBを結合するとともに、新設コンクリートBの鉄筋として作用する。
(2)新設コンクリート
新設コンクリートBは、既設コンクリートAの表面に打設して構築する。
新設コンクリートBの厚さは、補強後のコンクリート構造物の必要強度に合わせて設定する。
新設コンクリートBの内部にはシース管3を設ける。シース管3の一方の端部は新設コンクリートBの表面に合わせ、シース管3の端部は既設コンクリートAの定着孔4に合わせる。
(3)定着孔
定着孔4は、既存の削孔機により既設コンクリートAを削孔して形成する。
定着孔4の底部には、プレストレス付与部材2を定着するための定着部41を形成する。
(3−1)定着部
定着部41は定着孔4の一部(例えば底部)に形成する。
定着部41は定着孔4の深さ方向に拡径する円錐状または円錐台状である。
(4)プレストレス付与部材
プレストレス付与部材2は、棒状の引張材21と引張材21の先端に設けた定着部材22と、からなる。
(4−1)引張材
引張材21はPC鋼棒により構成する。
引張材21は引張力を付与した状態で、新設コンクリートBのシース管3の端部に設ける定着具23によって固定する。
引張材21は先端を雄ネジ状とし、リングナット24を設けてもよい。
(4−2)定着部材
定着部材22は、引張材21の端部であって、定着孔4の定着部41に設ける。
定着部材22は、定着孔4の深さ方向に向かって、すなわち引張材21から離れるにつれて拡径する円錐状又は円錐台状である。
このように構成することにより、定着部41の斜辺と定着部材22の斜辺が接触し、定着部材22がくさびとなる。
定着部材22は、引張材21を内包した状態で、グラウト又はエポキシ樹脂を固化して構成する。
(4−3)プレストレスの付与
プレストレス付与部材2の引張材21には引張力が作用しており、端部に設けた定着部材22と定着具23によって、既設コンクリートA及び新設コンクリートBにプレストレスが付与され、既設コンクリートAと新設コンクリートBが一体となり、既設コンクリート構造物が補強される。
プレストレス付与部材2の腐食を防止するために、定着孔4及びシース管3内のプレストレス付与部材2の周囲にはグラウト5を充填して包囲する。
[2]既設コンクリート構造物の増幅補強構造の構築手順
次に、本発明の既設コンクリート構造物の増幅補強構造の構築手順について説明する。
(1)削孔
ドリル等により既設コンクリートAの表面を複数箇所削孔して、アンカー筋1の立設およびプレストレス付与部材2を定着するための定着孔4を形成する。
そして従来知られた方法により、定着孔4の一部を拡径して定着部41を形成する。(図2a)
(2)新設コンクリートの打設
既設コンクリートAから所定の間隔を離して型枠6を立設する。
型枠6と既設コンクリートAの定着孔4の間にシース管3を配置する。
そして、型枠6と既設コンクリートAの間にコンクリートを打設して新設コンクリートBを構築する。(図2b)
既設コンクリートAの表面にはアンカー筋1を立設するため、アンカー筋1を介して既設コンクリートAと新設コンクリートBを結合する。
(3)引張材の配置
新設コンクリートBが固化して所定の強度が得られたら、型枠6を取り外して、既設コンクリートAの表面から、連通するシース管3及び定着孔4に、引張材21を挿入する。引張材21は先端が定着部41に到達するように挿入・配置する。このとき、引張材21の後端がシース管3から突出するように引張材21の長さを決定する。(図2c)
引張材21にリングナット24を設ける場合には、リングナット24が定着孔4の定着部41に位置するように引張材21を挿入する。
(4)定着部材の形成
引張材21の先端の周囲に定着部材22を形成する。
定着部材22は、ホース等によってグラウト又はエポキシ樹脂からなる充填材25を定着部41に充填して固化して形成する。これによって、定着部41の斜辺と接触した状態で、引張材21と一体となった定着部材22が形成できる。
(5)プレストレス付与部材の引張
プレストレス付与部材2は、定着部材22によって、先端が定着孔4に定着している。
シース管3から突出した引張材21の後端をジャッキ等によって把持して、引張材21を引張する。(図2d)
引張材21の先端は定着部材22によって定着部41に定着しているため、引張材21は引き抜けずに、引張材21に引張力が作用する。
引張材21の先端を雄ネジ状とし、リングナット24を設ける場合には、ネジ部及びリングナット24が引き抜き抵抗となり、大きな引張力を付与できる。
また、引張材21を引張する際、定着部材22に引張力が集中するが、定着部材22と定着孔4の定着部41は、斜辺により接触するくさび状である。このため、引張材21には大きな引張力を付与できる。
そして、引張材21を引張した状態で、シース管3の端部からの出口に定着具23を設けて固定する。
定着部材22と定着具23によって、既設コンクリートA及び新設コンクリートBにプレストレスが付与されて既設コンクリートAと新設コンクリートBが一体となり、既設コンクリート構造物が補強される。
引張材21に大きな引張力を付与できるため、既設コンクリートAと新設コンクリートに作用するプレストレスも大きくなり、既設コンクリート構造物の補強効果も大きくなる。
(6)グラウト注入
シース管3及び定着孔4内にグラウト5を注入し、既設コンクリートAやシース管3とプレストレス付与部材2を一体化する。(図2e)
このように、既設コンクリートAと新設コンクリートBはプレストレスを付与して一体とするため、アンカー筋1の本数を少なくすることができる。
既設コンクリートAの表面の削孔を少なくすることで、施工が容易になるとともに、既設コンクリート構造物への影響を最小限とすることができる。
新設コンクリートBにはアンカー筋1を配置するとともに、プレストレスを付与する。
このため、新設コンクリートBはにはひび割れが生じず、既設コンクリートAと新設コンクリートBの打ち継目から腐食因子が侵入して、アンカー筋1が腐食することがない。
[その他実施例]
上記実施例においては、定着部材22はグラウト又はエポキシ樹脂を固化して形成したが、図3に示すように挿入する際に引張材21に設けたテーパーナット26を、定着部内で弾性部材27によって被覆することによって形成してもよい。
テーパーナット26は円錐台状の部材であり、底面の径を定着孔の内径よりも小径とし、雄ネジ状に形成した引張材21の先端に螺着した状態で定着孔4に挿入する。
弾性部材27は、内径は引張材21よりも大径であり、外径は定着孔4よりも小径な円筒状の部材とする。
弾性部材27は引張材21を挿通した状態で、定着孔4に内挿していく。
そして、さらに押し込むことによってテーパーナット26の形状に合わせて弾性変形して、テーパーナット26を被覆して、円錐台状として、定着部材22を形成する。
テーパーナット26に合わせて変形した弾性部材27の外径は、定着孔4よりも大径とする。
このように、グラウトやエポシキ樹脂等の薬剤ではなく、弾性部材27で定着部材22を形成することによって、確実な形態で定着部材22を形成することができる。
1 アンカー筋
2 プレストレス付与部材
21 引張材
22 定着部材
23 定着具
24 リングナット
25 充填材
26 テーパーナット
27 弾性部材
3 シース管
4 定着孔
41 定着部
5 グラウト
6 型枠
A 既設コンクリート
B 新設コンクリート

Claims (6)

  1. 既設コンクリートと、
    前記既設コンクリートの表面に打設する新設コンクリートと、
    前記既設コンクリートと前記新設コンクリートに亘って配置されるプレストレス付与部材と、からなる既設コンクリート構造物の増幅補強構造であって、
    前記プレストレス付与部材は、前記既設コンクリートに削孔した定着孔に挿入した棒状の引張材と、前記引張材の先端に設けた定着部材と、からなり、
    前記定着孔は、前記定着孔の深さ方向に拡径する円錐台状の定着部を有し、
    前記定着部材は、前記引張材から離れるにつれて拡径する円錐状又は円錐台状であり、
    前記プレストレス付与部材は、前記定着部材の斜辺と前記定着部の斜辺とが接触した状態で引張されて、前記既設コンクリートと前記新設コンクリートに同時にプレストレスを付与して一体とすることを特徴とする、
    既設コンクリート構造物の増幅補強構造。
  2. 請求項1に記載の既設コンクリート構造物の増幅補強構造において、
    前記定着部材は、前記定着部内に充填したグラウト又はエポキシ樹脂からなることを特徴とする、既設コンクリート構造物の増幅補強構造。
  3. 請求項1に記載の既設コンクリート構造物の増幅補強構造において、
    前記定着部材は、前記引張材に螺着した円錐台状のテーパーナットと、前記テーパーナットを包囲する弾性部材からなることを特徴とする、
    既設コンクリート構造物の増幅補強構造。
  4. 既設コンクリート構造物の増幅補強方法であって、
    既設コンクリートに定着孔を削孔し、
    前記定着孔の一部に、深さ方向に拡径する円錐状または円錐台状の定着部を形成し、
    前記定着孔に棒状の引張材を挿入して、前記既設コンクリートの表面から前記引張材を突設し、
    前記定着部内に固結材を充填して定着部材を形成し、
    前記引張材の突設部分の一部をシース管で包囲し、
    前記既設コンクリートの表面と、前記引張材の端部との間に、前記シース管の端部に当接するように型枠を配置して、前記既設コンクリートと前記型枠との間にコンクリートを打設して新設コンクリートを形成し、
    前記引張材の露出端を緊張定着して、前記既設コンクリートと前記新設コンクリートにプレストレスを付与して一体化することを特徴とする、
    既設コンクリート構造物の増幅補強方法。
  5. 請求項4に記載の既設コンクリート構造物の増幅補強方法において、
    前記定着部材は、グラウト又はエポキシ樹脂からなることを特徴とする、
    既設コンクリート構造物の補強方法。
  6. 既設コンクリート構造物の増幅補強方法であって、
    既設コンクリートに定着孔を削孔し、
    前記定着孔の一部に、深さ方向に拡径する円錐状または円錐台状の定着部を形成し、
    前記定着孔に、先端に円錐台状のテーパナットを螺着した棒状の引張材を挿入して、前記既設コンクリートの表面から前記引張材を突設し、
    弾性部材を、前記引張材を挿通した状態で定着孔に内挿して、前記テーパーナットを被覆して定着部材を形成し、
    前記引張材の突設部分の一部をシース管で包囲し、
    前記既設コンクリートの表面と、前記引張材の端部との間に、前記シース管の端部に当接するように型枠を配置して、前記既設コンクリートと前記型枠との間にコンクリートを打設して新設コンクリートを形成し、
    前記引張材の露出端を緊張定着して、前記既設コンクリートと前記新設コンクリートにプレストレスを付与して一体化することを特徴とする、
    既設コンクリート構造物の増幅補強方法。
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