JP7178860B2 - コンクリート壁の補強工法 - Google Patents

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Description

本発明はコンクリート壁の補強工法に関する。
従来からコンクリート構造物の耐震性を強化する各種の補強工法が提案されている。
例えば、コンクリート壁に補強用孔を削孔したのち、補強用孔に充填材を充填し、補強用孔に補強部材を挿入し、充填材を硬化させることにより、補強部材とコンクリート壁とを結合させ、コンクリート壁のせん断力を補強する工法が提案されている。
しかしながら、単に充填材を細長い補強用孔に充填するのでは、充填の際に充填材に混入した空気を抜くことが難しく、補強用孔に充填された充填材には部分的に隙間が生じる場合がある。
補強用孔に充填された充填材に隙間が生じた状態で硬化すると、補強部材とコンクリート壁との結合強度が低下するため、コンクリート壁の補強強度を確保する上で改善の余地がある。
そこで、本出願人は、補強用孔への充填材の充填工程、補強用孔への補強部材の挿入工程の後に、前記補強用孔に充填された充填材を圧縮する圧縮工程を行なう工法を提案している。
特開2016-70016号公報
先の提案によれば、補強用孔に充填された充填材に部分的に生じていた隙間が閉塞され、充填材の充填率が高められ、コンクリート壁の補強強度を確保する上で有利となる。
一方、充填材に部分的に生じていた隙間を閉塞する作業は、回転板を回すことでなされ、この作業は充填材の半乾きの状態で行なわれる。
そのため、回転板の回転に伴って補強部材が多少回転し、充填材を効果的に圧縮する上で不利があった。
また、先の出願によれば、補強部材の回転を阻止する補強用孔の構造も開示されているものの、このような構造の補強用孔を削孔するには特別の削孔機を使わなければならず、現場において簡単に削孔することができない。
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、その目的は、補強用孔に充填した充填材を確実に圧縮でき、補強部材とコンクリート壁との結合強度を向上させ、コンクリート壁の補強強度を確保する上で有利なコンクリート壁の補強工法を提供することにある。
上述の目的を達成するため、発明は、コンクリート壁に補強用孔を削孔する削孔工程と、前記補強用孔を洗浄する洗浄工程と、充填材圧縮用ロッドと、前記充填材圧縮用ロッドの先端に設けられ前記充填材圧縮用ロッドよりも断面形状が大きくかつ前記補強用孔に挿入可能な大きさの定着部材とを有する補強部材を前記補強用孔に挿入する挿入工程と、前記補強用孔に充填材を充填する充填工程と、前記挿入工程、前記充填工程の後に、前記補強用孔に充填された充填材を圧縮する圧縮工程とを備えるコンクリート壁の補強工法であって、前記挿入工程後で前記充填工程の前に、前記定着部材を前記補強用孔の底部に接着剤を用いて回転不能に取り付ける取り付け工程を行ない、前記接着剤は、前記挿入工程の前に前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に保持させることを特徴とする。
また、本発明は、コンクリート壁に補強用孔を削孔する削孔工程と、充填材圧縮用ロッドと、前記充填材圧縮用ロッドの先端に設けられ前記充填材圧縮用ロッドよりも断面形状が大きくかつ前記補強用孔に挿入可能な大きさの定着部材とを有する補強部材を前記補強用孔に挿入する挿入工程と、前記補強用孔に充填材を充填する充填工程と、前記挿入工程、前記充填工程の後に、前記補強用孔に充填された充填材を圧縮する圧縮工程とを備えるコンクリート壁の補強工法であって、前記挿入工程後で前記充填工程の前に、前記定着部材を前記補強用孔の底部に接着剤を用いて回転不能に取り付ける取り付け工程を行ない、前記接着剤は、前記挿入工程の前に前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に保持させることを特徴とする。
また、本発明は、前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に複数の凹凸部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明は、前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に前記充填材圧縮用ロッドの軸心を中心とし前記充填材圧縮用ロッド側に窪む単一の凹部が形成されていることを特徴とする。
発明によれば、圧縮用回転部材の回転に伴って充填材圧縮用ロッドが回転しようとしても、接着剤により定着部材が補強用孔の底部に回転不能に取り付けられているので、圧縮用回転部材の回転に伴う補強部材の回転が阻止され、圧縮用回転部材を確実に補強用孔の底部側に移動させることができ、補強用孔に充填した充填材を確実に圧縮することができる。
そのため、充填材が圧縮され空気溜まりの空気や充填材の内部に残る空気が抜けて充填材に部分的に生じていた隙間が解消され、充填材の充填率が高まり、補強用孔に充填された充填材の強度を高めて密実なものとすることができ、その結果、補強部材と側壁との結合強度を向上させ、コンクリート壁の補強強度を確保する上で有利となる。
第1の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材の側面図である。 第1の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法の説明図であり、(A)はコンクリート壁に補強用孔を削孔した状態を示す断面図、(B)は接着剤を保持した定着部材を補強用孔に挿入した状態を示す断面図、(C)は定着部材が補強用孔の底部に接着剤で取り付けられた状態を示す断面図、(D)は充填材を補強用孔に充填した状態を示す断面図である。 第1の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法の説明図であり、(A)は雌ねじと雄ねじを螺合し圧縮用回転部材により補強用孔を閉塞した状態を示す断面図、(B)は補強用孔に充填された充填材を圧縮した状態を示す断面図、(C)は圧縮用回転部材の手前側に生じた空間に修復剤を充填した状態を示す断面図である。 充填材圧縮用ロッドの基部に圧縮用回転部材が取り付けられた状態を示す断面図である。 (A)は第2の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材のうち定着部材周辺を拡大した側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は定着部材に接着剤が保持された状態を示す側面図である。 (A)は第3の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材のうち定着部材周辺を拡大した側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は定着部材に接着剤が保持された状態を示す側面図である。 (A)は第4の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材のうち定着部材周辺を拡大した側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は定着部材に接着剤が保持された状態を示す側面図である。 (A)は第5の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材のうち定着部材周辺を拡大した側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は定着部材に接着剤が保持された状態を示す側面図である。 (A)は第6の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材のうち定着部材周辺を拡大した側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は定着部材に接着剤が保持された状態を示す側面図である。 (A)は第7の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材のうち定着部材周辺を拡大した側面図、(B)は(A)のB矢視図、(C)は定着部材に接着剤が保持された状態を示す側面図である。 第8の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法で使用される補強部材の断面図である。 第8の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法の説明図であり、(A)はコンクリート壁に補強用孔を削孔した状態を示す断面図、(B)は補強用孔に挿入した定着部材を補強用孔の底部に押し付けた状態を示す断面図、(C)は定着部材が補強用孔の底部に接着剤で取り付けられた状態を示す断面図である。
(第1の実施の形態)
以下、本発明の実施の形態のコンクリート壁の補強工法を図面にしたがって説明する。
まず、補強工法に用いる補強部材から説明する。
図1に示すように、補強部材12は、後述するコンクリート壁10の補強用孔14(図2、図3参照)に挿入され補強用孔14に充填された充填材16と共にコンクリート壁10を補強するものである。
補強部材12は、充填材圧縮用ロッド18と、定着部材20と、圧縮用回転部材22(図4参照)とを含んで構成されている。
充填材圧縮用ロッド18は、補強用孔14に挿入される先部1802とその反対の基部1804とを有し、基部1804に雄ねじ1806が形成されている。
充填材圧縮用ロッド18は、充填材16と共にコンクリート壁10の補強強度を確保するに足る剛性を有する材料で形成され、このような材料として例えば、鋼材や繊維強化樹脂などの従来公知の様々な材料が採用可能である。
本実施の形態では、充填材圧縮用ロッド18として、予め全長にわたって雄ねじ1806が形成されたねじ節鉄筋を用いている。
なお、本実施の形態では、補強すべきコンクリート壁10の厚さは、例えば、100cm程度であり、補強用孔14の内径は5cm程度、深さは90cm程度、充填材圧縮用ロッド18の直径は1cm~2cm程度、補強部材12の全長は85cm程度である。これらの寸法は、補強すべきコンクリート壁10の厚さに対応して適宜変更される。
図1、図2(A)~(D)に示すように、定着部材20は、充填材圧縮用ロッド18の先端に取着され、充填材16に埋設されることで補強用孔14の底部14Bに定着する箇所である。
定着部材20は充填材圧縮用ロッド18の断面形状よりも大きく、かつ、補強用孔14に挿入可能な断面形状を有している。
本実施の形態では、定着部材20は円板状を呈しており、定着部材20と充填材圧縮用ロッド18は同軸上に位置している。
定着部材20は、充填材圧縮用ロッド18と反対側の面が補強用孔14の底面1402に対向する先端面2002となっている。
図4に示すように、圧縮用回転部材22は、補強用孔14の内周面1404にその外周部が近接する程度の外径を有しその中心に雄ねじ1806に螺合する雌ねじが貫通形成されている。
本実施の形態では、圧縮用回転部材22は、補強用孔14に挿入可能で補強用孔14をほぼ閉塞する大きさの外径を有しその中心に補強部材挿通孔2402が形成された閉塞板部24と、閉塞板部24と同軸上に配置され雄ねじ1806に螺合可能な雌ねじ2602を有するナット部26との切り離された2つの部材で構成されている。
なお、このような圧縮用回転部材22の構成は上述の構造に限定されず、従来公知の様々な構造が採用可能である。
閉塞板部24は、硬化していない段階の可塑性を有する軟らかい充填材16を圧縮するに足る剛性を有するものであればよく、圧縮用回転部材22を構成する材料として、合成樹脂、ゴム、鉄鋼などの従来公知の様々な材料が使用可能である。
このように圧縮用回転部材22が切り離された2つの部材で構成されている場合、後述する圧縮工程において、閉塞板部24の補強部材挿通孔2402に補強部材12が挿通され、ナット部26は閉塞板部24の補強用孔14の開口14A側に配置されて雌ねじ2602が雄ねじ1806に螺合され、ナット部26を回転させることで、閉塞板部24は補強部材12の軸方向に沿って補強用孔14の底部14B側に移動する。
次に、第1の実施の形態に係るコンクリート壁の補強工法について説明する。
なお、本実施の形態では、コンクリート壁10が、地中に埋設されることにより鉄道用の地下トンネルを構成するボックスカルバートの側壁10である場合について説明する。
なお、本発明は、掘割道路、擁壁や橋梁アバット、橋脚などの従来公知の様々なコンクリート構造物を構成する側壁や底壁、天井壁などの壁部に適用可能である。
まず、図2(A)に示すように、穿孔装置を用いてボックスカルバートの側壁10の外側面1002から側壁10に厚さ方向に延在する補強用孔14を、側壁10の延在方向や高さ方向に間隔をおいて複数削孔する(削孔工程)。
補強用孔14の長さは、補強部材12の全長よりも若干大きい寸法とされる。
穿孔装置としては、ドリル装置、コアボーリング装置、ウォータジェット穿孔装置など従来公知の様々な装置が使用可能である。
側壁10に補強用孔14が削孔されたならば、補強用孔14の内部を水によって洗浄し、削孔によって発生したコンクリート片や粉塵を補強用孔14の内部から除去する(洗浄工程)。
次に、図2(B)に示すように、定着部材20の先端面2002に接着剤28を保持させる。
接着剤28は、先端面2002から垂れ落ちずに先端面2002に付着した状態を維持でき、先端面2002で接着剤28を安定した状態で保持できる程度の粘性を有するものを使用する。
また、後述する取り付け工程の短縮化を図るため、接着剤28として速乾性を有するものを使用する。
このような接着剤28としてエポキシ系接着剤28など従来公知の様々な接着剤28が使用可能である。
次に、図2(C)に示すように、補強部材12を充填材圧縮用ロッド18の先部1802、すなわち、定着部材20から各補強用孔14に挿入し、定着部材20を補強用孔14の底部14Bの底面1402に接着剤28を介在させた状態で不図示の治具を用いて底部14Bの底面1402に押し付けた状態とする(挿入工程)。
これにより、定着部材20の先端面2002と補強用孔14の底面1402との間に接着剤28が充填される。
本実施の形態では、定着部材20の先端面2002と補強用孔14の底面1402との間、および、定着部材20の外周面2004の一部と補強用孔14の内周面1404との間に接着剤28が充填される。
このように接着剤28を介在させ補強部材12を補強用孔14に対して押さえつけた状態で接着剤28が完全に硬化することで、定着部材20が補強用孔14の底部14Bに回転不能に取り付けられる(取り付け工程)。
次に、図2(D)に示すように、定着部材20が補強用孔14の底部14Bに回転不能に取り付けられて補強部材12が挿入された補強用孔14に、補強部材12と側壁10とを一体的に結合する充填材16を充填する(充填工程)。
充填材16としては、コンクリート、モルタル、あるいは、接着剤が使用可能である。
これにより、補強部材12は、充填材圧縮用ロッド18の基部1804を除いて充填材16によって埋設される。
すなわち、充填材16は、定着部材20の周囲および充填材圧縮用ロッド18の外周面1810と補強用孔14の内周面1404との間に充填される。
次に、例えば数時間経過後、充填材16が完全に硬化する前の未硬化の状態、すなわち、充填材16が半乾きの状態となったならば、図3(A)に示すように、補強用孔14の開口14A側で補強用孔14の内部に位置させて圧縮用回転部材22を充填材圧縮用ロッド18の基部1804に取り付ける。
すなわち、閉塞板部24の補強部材挿通孔2402に充填材圧縮用ロッド18を挿通し、次いで、ナット部26の雌ねじ2602を充填材圧縮用ロッド18の雄ねじ1806に螺合させる。
ナット部26の雌ねじ2602と雄ねじ1806を螺合することで閉塞板部24により補強用孔14が閉塞され、次に、図3(B)に示すように、ナット部26を回転させることで閉塞板部24を充填材圧縮用ロッド18の軸方向で補強用孔14の底部14B側に移動させ、充填材16を圧縮する(圧縮工程)。
これにより、補強用孔14の上部に形成された空気溜まりや充填材16の内部の空気が補強用孔14から排出され、補強用孔14内で充填材16が密に圧縮される。
圧縮工程において圧縮用回転部材22の移動に伴い補強部材12が補強用孔14から出る方向に変位すると、充填材16に対して作用する圧力が低下してしまう。
したがって、上述の不図示の治具を用いて圧縮工程において補強部材12を補強用孔14に対して押さえつけておき、これにより、圧縮用回転部材22の充填材圧縮用ロッド18の軸方向に沿った移動により充填材16に対して圧力を確実に加えることができる。
また、ナット部26の回転の際に補強部材12がナット部26と一体に回転すると、閉塞板部24を補強用孔14の底部14B側に移動させることができず、充填材16を確実に圧縮できなくなる。
本実施の形態では、圧縮用回転部材22の回転に伴って充填材圧縮用ロッド18が回転しようとしても、接着剤28により定着部材20が補強用孔14の底部14Bに回転不能に取り付けられているので、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転が阻止され、圧縮用回転部材22を確実に補強用孔14の底部14B側に移動させることができ、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮することができる。
圧縮工程後、開口14A側で補強用孔14の内部に充填材圧縮用ロッド18の基部1804および圧縮用回転部材22が露出した状態となっている。
そこで、開口14A側の補強用孔14の内部に、図3(C)に示すように、修復材30を充填することで充填材圧縮用ロッド18の基部1804および補強部材12を埋設する(修復工程)。
このように修復材30で充填材圧縮用ロッド18の基部1804および圧縮用回転部材22を埋設すると、充填材圧縮用ロッド18の基部1804および圧縮用回転部材22の劣化や腐食の防止を図る上で有利となる。
また、側壁10の外側面1002の補強用孔14が埋設され平坦面とされることで、外側面1002の美観の向上を図る上で有利となる。
修復材30としては、エポキシ樹脂を用いることができる。エポキシ樹脂は防水性に優れているため、補強部材12を構成する充填材圧縮用ロッド18の腐食、劣化を防止する上で有利となる。
また、修復材30として、コンクリートやモルタルを用いても良い。コンクリートやモルタルは耐熱性、耐火性に優れているため、火災が想定される環境下において耐久性を確保する上で有利となる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、圧縮用回転部材22の回転に伴って充填材圧縮用ロッド18が回転しようとしても、接着剤28により定着部材20が補強用孔14の底部14Bに回転不能に取り付けられているので、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転が阻止され、圧縮用回転部材22を確実に補強用孔14の底部14B側に移動させることができ、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮することができる。
そのため、充填材16が圧縮され空気溜まりの空気や充填材16の内部に残る空気が抜けて充填材16に部分的に生じていた隙間が解消され、充填材16の充填率が高まり、補強用孔14に充填された充填材16の強度を高めて密実なものとすることができ、その結果、補強部材12と側壁10との結合強度を向上させ、側壁10の補強強度を確保する上で有利となる。
また、以上の効果を、接着剤28を用いた取り付け工程を加えることにより簡単に達成できる。
(第2の実施の形態)
次に、図5(A)~(C)を参照して第2の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の部分、部材については第1の実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
第1の実施の形態では、定着部材20の先端面2002が平坦な面で形成されていたのに対し、第2の実施の形態では、定着部材20の先端面2002に複数の凹凸部32を設けたものである。
第2の実施の形態では、複数の凹凸部32は、定着部材20の先端面2002に形成された複数の凹溝3202で構成されている。
複数の凹溝3202は、先端面2002の周方向に間隔をおきそれぞれ先端面2002の中心から先端面2002の半径方向に延在している。
このような第2の実施の形態によれば、先端面2002に複数の凹凸部32が設けられることになるから、先端面2002の表面積が増大する。
この先端面2002の表面積の増大により、挿入工程の前に、先端面2002により多くの量の接着剤28を保持させることが可能となり、十分な量の接着剤28により定着部材20の先端面2002および外周面2004を補強用孔14の底部14Bに取着する上で有利となる。
また、先端面2002の表面積の増大により、接着剤28の硬化後の接着剤28と定着部材20との接合強度を高める上で有利となる。
したがって、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転を阻止し、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮する上で有利となり、補強部材12と側壁10との結合強度を向上させ、側壁10の補強強度を確保する上でより有利となる。
(第3の実施の形態)
次に、図6(A)~(C)を参照して第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は、第2の実施の形態と同様に、定着部材20の先端面2002に複数の凹凸部34を設けたものである。
第3の実施の形態では、複数の凹凸部34は、定着部材20の先端面2002に形成された複数の凸条3402で構成されている。
複数の凸条3402は、先端面2002の周方向に間隔をおきそれぞれ先端面2002の中心から先端面2002の半径方向に延在している。
このような第3の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に先端面2002の表面積が増大し、先端面2002により多くの量の接着剤28を保持することが可能となり、十分な量の接着剤28により定着部材20の先端面2002および外周面2004を補強用孔14の底部14Bに取着する上で有利となり、また、先端面2002の表面積の増大により、接着剤28の硬化後の接着剤28と定着部材20との接合強度を高める上で有利となる。
したがって、第2の実施の形態と同様に、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転を阻止し、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮する上で有利となり、補強部材12と側壁10との結合強度を向上させ、側壁10の補強強度を確保する上でより有利となる。
(第4の実施の形態)
次に、図7(A)~(C)を参照して第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は第3の実施の形態の変形例である。
すなわち、第3の実施の形態では、複数の凹凸部34を構成する複数の凸条3402が先端面2002の中心から先端面2002の半径方向に直線状に延在していたのに対し、第4の実施の形態では、先端面2002の中心を中心として先端面2002の周方向に延在する環状の凸条3410が先端面2002の半径方向に間隔をおいて複数設けられることで複数の凹凸部34が構成されている。
このような第4の実施の形態によっても第2の実施の形態と同様に、先端面2002の表面積が増大し、先端面2002により多くの量の接着剤28を保持することが可能となり、十分な量の接着剤28により定着部材20の先端面2002および外周面2004を補強用孔14の底部14Bに取着する上で有利となり、また、先端面2002の表面積の増大により、接着剤28の硬化後の接着剤28と定着部材20との接合強度を高める上で有利となる。
したがって、第2の実施の形態と同様に、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転を阻止し、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮する上で有利となり、補強部材12と側壁10との結合強度を向上させ、側壁10の補強強度を確保する上でより有利となる。
(第5の実施の形態)
次に、図8(A)~(C)を参照して第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態では、複数の凹凸部36が、定着部材20の先端面2002に互いに間隔をおいて突設された複数の突起3602で構成されている。なお、突起3602に代えて複数の凹部を設けても良い。
このような第5の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に、先端面2002の表面積が増大し、先端面2002により多くの量の接着剤28を保持することが可能となり、十分な量の接着剤28により定着部材20の先端面2002および外周面2004を補強用孔14の底部14Bに取着する上で有利となり、また、先端面2002の表面積の増大により、接着剤28の硬化後の接着剤28と定着部材20との接合強度を高める上で有利となる。
したがって、第2の実施の形態と同様に、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転を阻止し、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮する上で有利となり、補強部材12と側壁10との結合強度を向上させ、側壁10の補強強度を確保する上でより有利となる。
(第6の実施の形態)
次に、図9(A)~(C)を参照して第6の実施の形態について説明する。
第1の実施の形態では、定着部材20の先端面2002が平坦な面で形成されていたのに対し、第6の実施の形態では、定着部材20の先端面2002に、充填材圧縮用ロッド18の軸心を中心とし充填材圧縮用ロッド18側に窪む単一の凹部38が形成されている。
すなわち、定着部材20は円板状を呈し、凹部38は、中央部よりも外周部が突出する凹状の湾曲面3802で形成されている。
このような第6の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に先端面2002の表面積が増大し、先端面2002により多くの量の接着剤28を保持することが可能となり、十分な量の接着剤28により定着部材20の先端面2002および外周面2004を補強用孔14の底部14Bに取着する上で有利となり、また、先端面2002の表面積の増大により、接着剤28の硬化後の接着剤28と定着部材20との接合強度を高める上で有利となる。
したがって、第2の実施の形態と同様に、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転を阻止し、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮する上で有利となり、補強部材12と側壁10との結合強度を向上させ、側壁10の補強強度を確保する上でより有利となる。
(第7の実施の形態)
次に、図10(A)~(C)を参照して第7の実施の形態について説明する。
第7の実施の形態は、第6の実施の形態の変形例であり、充填材圧縮用ロッド18の軸心を中心とし充填材圧縮用ロッド18側に窪む単一の凹部38が、内周面3810と底面3812とで形成されている。
すなわち、定着部材20は円板部20Aと、円板部20Aの外周部から補強用孔14の底面1402側に突出する筒部20Bとを備え、凹部38は、筒部20Bの内側に位置し底面3812をなす円板部20Aの面と筒部20Bの内周面3810とで形成されている。
このような第7の実施の形態によれば、第2の実施の形態と同様に先端面2002の表面積が増大し、先端面2002により多くの量の接着剤28を保持することが可能となり、十分な量の接着剤28により定着部材20の先端面2002および外周面2004を補強用孔14の底部14Bに取着する上で有利となり、また、先端面2002の表面積の増大により、接着剤28の硬化後の接着剤28と定着部材20との接合強度を高める上で有利となる。
したがって、第2の実施の形態と同様に、圧縮用回転部材22の回転に伴う補強部材12の回転を阻止し、補強用孔14に充填した充填材16を確実に圧縮する上で有利となり、補強部材12と側壁10との結合強度を向上させ、側壁10の補強強度を確保する上でより有利となる。
(第8実施の形態)
次に、図11、図12(A)~(C)を参照して第8の実施の形態について説明する。
第8の実施の形態は、第1の実施の形態に接着剤供給路40を設けたものである。
接着剤供給路40は、定着部材20と反対側の充填材圧縮用ロッド18の基端から定着部材20の先端面2002に貫通している。
なお、この第8の実施の形態の接着剤供給路40は第1~第7の実施の形態の全てに適用可能である。
また、接着剤28として第1~第7の実施の形態に比べて粘性の低いものが使用され、すなわち接着剤28として接着剤供給路40を流通できる粘性のものが使用され、このような接着剤28としてエポキシ系接着剤28など従来公知の様々な接着剤28が使用可能である。
第8の実施の形態では、接着剤28は、挿入工程後で充填工程の前に接着剤供給路40から先端面2002に供給される。
すなわち、図12(A)に示すように、側壁10に補強用孔14が削孔され、補強用孔14の内部が水によって洗浄されたならば、図12(B)に示すように補強部材12を充填材圧縮用ロッド18の先部1802、すなわち、定着部材20から各補強用孔14に挿入し、不図示の治具を用いて定着部材20を補強用孔14の底面1402)に押し付けた状態とする(挿入工程)。
次に、図12(C)に示すように、接着剤供給路40から接着剤28を定着部材20の先端面2002に供給し、これにより接着剤28は定着部材20の先端面2002と補強用孔14の底面1402との間に充填される。
この場合、接着剤28は、接着剤供給路40において圧送できる程度の粘性を有するものを使用する。
本実施の形態では、定着部材20の先端面2002と補強用孔14の底面1402との間、および、定着部材20の外周面2004の一部と補強用孔14の内周面1404との間に接着剤28が充填される。
このように接着剤28を介在させ補強部材12を補強用孔14に対して押さえつけた状態で、接着剤28が完全に硬化することで定着部材20が補強用孔14の底部14Bに回転不能に取り付けられる(取り付け工程)。
接着剤28の硬化後は、第1の実施の形態と同様であり、充填工程、圧縮工程、修復工程が行なわれる。
第8の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様な効果が奏される他、接着剤28の定着部材20の先端面2002と補強用孔14の底面1402との間への充填を簡単に確実に行なえ、取り付け工程を簡易迅速に行なう上で有利となる。
なお、接着剤28は、補強用孔14に補強部材12を挿入する前に、接着剤供給管を用いて補強用孔14の底面1402に付着させておき、その後、補強用孔14に補強部材12を挿入し、定着部材20を底面1402に付着された接着剤28中に埋め込み、補強用孔14の底面1402に当て付け、接着剤28を硬化させるようにしてもよい。ただし、第1~第8の実施の形態のようにすると、接着剤供給管を用いることがないので、取り付け工程を簡易迅速に行なう上で有利となる。
10 コンクリート壁(側壁)
12 補強部材
14 補強用孔
14A 開口
14B 底部
1402 底面
16 充填材
18 充填材圧縮用ロッド
1802 先部
1804 基部
20 定着部材
2002 先端面
28 接着剤
32 凹凸部
34 凹凸部
36 凹凸部
38 単一の凹部
40 接着剤供給路

Claims (4)

  1. コンクリート壁に補強用孔を削孔する削孔工程と、
    前記補強用孔を洗浄する洗浄工程と、
    充填材圧縮用ロッドと、前記充填材圧縮用ロッドの先端に設けられ前記充填材圧縮用ロッドよりも断面形状が大きくかつ前記補強用孔に挿入可能な大きさの定着部材とを有する補強部材を前記補強用孔に挿入する挿入工程と、
    前記補強用孔に充填材を充填する充填工程と、
    前記挿入工程、前記充填工程の後に、前記補強用孔に充填された充填材を圧縮する圧縮工程と、
    を備えるコンクリート壁の補強工法であって、
    前記挿入工程後で前記充填工程の前に、前記定着部材を前記補強用孔の底部に接着剤を用いて回転不能に取り付ける取り付け工程を行ない、
    前記接着剤は、前記挿入工程の前に前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に保持させる、
    ことを特徴とするコンクリート壁の補強工法。
  2. コンクリート壁に補強用孔を削孔する削孔工程と、
    充填材圧縮用ロッドと、前記充填材圧縮用ロッドの先端に設けられ前記充填材圧縮用ロッドよりも断面形状が大きくかつ前記補強用孔に挿入可能な大きさの定着部材とを有する補強部材を前記補強用孔に挿入する挿入工程と、
    前記補強用孔に充填材を充填する充填工程と、
    前記挿入工程、前記充填工程の後に、前記補強用孔に充填された充填材を圧縮する圧縮工程と、
    を備えるコンクリート壁の補強工法であって、
    前記挿入工程後で前記充填工程の前に、前記定着部材を前記補強用孔の底部に接着剤を用いて回転不能に取り付ける取り付け工程を行ない、
    前記接着剤は、前記挿入工程の前に前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に保持させる、
    ことを特徴とするコンクリート壁の補強工法。
  3. 前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に複数の凹凸部が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート壁の補強工法。
  4. 前記補強用孔の底面に対向する前記定着部材の先端面に前記充填材圧縮用ロッドの軸心を中心とし前記充填材圧縮用ロッド側に窪む単一の凹部が形成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート壁の補強工法。
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