JP5721003B2 - 脱穀装置 - Google Patents
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Description
また、被処理物が連通部上に集積し、被処理物を排塵処理室に能率良く搬送できない虞もあった。
すなわち、請求項1記載の発明は、前後方向の扱胴軸(13)に軸架された扱胴(14)を内装する扱室(10)を設け、該扱室(10)の後部一側には排塵処理胴(61)を内装する排塵処理室(60)を備える脱穀装置において、前記扱室(10)の後部の中仕切壁(22)と該中仕切壁(22)の後側に設けられた後仕切壁(24)の間の前記排塵処理室(60)側の部位に、該排塵処理室(60)に連通する連通部(25)を形成し、前記連通部(25)の前後方向の中間部に中間仕切壁(23)を設け、前記中仕切壁(22)と中間仕切壁(23)の前後方向の間隔(L1)を、前記排塵処理胴(61)の外周に設けた前側スクリュー羽根体(62)のピッチ(P)の1/2以下に設定したことを特徴とする脱穀装置である。
脱穀装置3は、図4〜図6に示すように、上部に穀稈の脱穀を行う扱室10を備え、下部に穀粒の選別を行う選別室40を備えている。また、扱室10の左側面には、穀稈の穂先側を扱室10内に供給する扱ぎ口11が開口されており、刈取装置3によって刈取られた穀稈は、供給搬送装置8により揚上搬送され、扱ぎ口11の側方に沿って設けられた脱穀部搬送装置12に引継がれ、株元側をフィードチェン12Aと挟持杆12Bで挟持され、穂先側を扱室10内で脱穀されながら後方に搬送される。
なお、エンジンEの回転は、脱穀装置3の前方に設けられたプーリ16、ギヤボックス17、及び扱胴軸13を介して扱胴14に伝動され、正面視において扱胴14を時計方向に回転させる。
また、排塵処理室60に搬送された被処理物の連通部25への逆戻りを防止する為に、第1実施形態においては、中仕切壁22と中間仕切壁23の前後方向の間隔L1を排塵処理室60に内装された排塵処理胴61の螺旋状の前側スクリュー羽根体62のピッチPの1/2以下、好適にはピッチPの1/2に形成され、被処理物を排塵処理室60に能率良く搬送する為に、中仕切壁22と後仕切壁24の前後方向の間隔L2を排塵処理胴61の螺旋状のスクリュー羽根体のピッチP以下、好適にはピッチPに形成されている。
なお、中仕切壁22、中間仕切壁23、及び後仕切壁24は、いずれも扱胴14の下側外周を包囲するように設けられ、中仕切壁22、中間仕切壁23、及び後仕切壁24の左側端部に設けられた取付部材33に支持され、扱室10の下壁にボルト等の締結部材によって取付けられている。
中仕切壁22、中間仕切壁23、及び後仕切壁24の高さH1,H2,H3とは、扱網15及び、後述する第1排塵格子網27及び第2排塵格子網27の内面から、扱胴軸13の軸心へ向かう方向へ各仕切壁が突出する量のことである。
扱胴14の後端部は、後仕切壁24を貫通して刺さり粒回収室29まで延伸し、扱胴14の後端部には、扱胴14の回転方向に対して所定角度に傾斜する傾斜扱歯14Bが周方向に所定の間隔を空け、且つ、交互に設けられている。
また、穀稈の穂先側が下方に逃げるのを防止し、刺さり粒を能率良く回収する為に、後仕切壁24には、扱胴14の下側外周に延伸する複数のガイド杆28が設けられている。
また、第1実施形態に換え、以下に説明する第2実施形態〜第5実施形態を採用することもできる。
本発明の第2実施形態について添付図面を参照しつつ詳述する。なお、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
また、中間仕切壁23と後仕切壁24の底部も同様に、中間仕切壁23と後仕切壁24の底部の右側部は、無孔プレート30によって連結され、左側部は、第2排塵口27Aを有する第2排塵格子網27によって連結されている。
なお、後仕切壁24には、扱胴14の下側外周に延伸する複数のガイド杆28が設けられている。
本発明の第3実施形態について添付図面を参照しつつ詳述する。なお、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
なお、中仕切壁22と中間仕切壁23の底部は、第1排塵口26Aを有する第1排塵格子網26によって連結し、後仕切壁24には、扱胴14の下側外周に延伸する複数のガイド杆28が設けられている。
本発明の第4実施形態について添付図面を参照しつつ詳述する。なお、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
なお、フレーム材31は、中仕切壁22と後仕切壁24の間に設けられた中間仕切壁23を貫通し中仕切壁22と後仕切壁24に延伸しており、後仕切壁24には、扱胴14の下側外周に延伸する複数のガイド杆28が設けられている。
本発明の第5実施形態について添付図面を参照しつつ詳述する。なお、同一部材には同一符号を付し説明を省略する。
なお、フレーム材31は、中仕切壁22と後仕切壁24の間に設けられた中間仕切壁23を貫通し中仕切壁22と後仕切壁24に延伸しており、後仕切壁24には、扱胴14の下側外周に延伸する複数のガイド杆28が設けられている。
扱室10の扱網15の下方には、図5に示すように、扱網15から漏下する脱穀処理物を穀粒とそれ以外の物とに選別するための選別室40が備えられている。選別室40の上部には前後方向に往復揺動する揺動選別装置41が設けられ、選別室40の下部には、第一唐箕44、一番受樋46、第二唐箕45、及び二番受樋47が、前側(上流側)から後側(下流側)に向かって順次設けられている。
また、シーブ43の上面の中間部(還元口32の下方部位)には、比較的大きな藁屑中から枝梗付着粒等を篩い選別し、二番受樋47に漏下させる為に、ストローラック48Aが設けられている。
なお、一番受樋46は、その前側の部分が第一唐箕44のケーシング44Aに一体的に繋がれるとともに、その後側の部分は一番棚先49まで延在されており、一番棚先49は、上方のシーブ43の終端部に向けて斜め上方へ傾斜して設けられており、上下方向に揺動可能に構成され、揺動選別装置41の後端部の上方には、吸引排塵ファン51が設けられている。
扱室10の後端部は、図4〜図6に示すように、連通部25を介して排塵処理室60に連通されている。排塵処理室60内には、扱胴14の軸心と略平行な排塵処理胴61が内装されており、正面視において時計方向に回転している。排塵処理室60の周壁のうち揺動選別装置41側の下部は、後端部に排出口65が形成されるとともに、この排出口65と連通部25の間の部分には排塵網64が設けられている。
また、後側スクリュー羽根体63の倒伏を防止する為に、隣接する後側スクリュー羽根体63の間には、図12に示すように、プレート66が設けられている。
排塵処理室60の前側には、図4、図5に示すように、二番物を処理して還元するための二番処理室70が設けられている。二番処理室70内には、外周面に間欠螺旋羽根を有する二番処理胴71が排塵処理胴61と同心的かつ直列的に内装されており、正面視において時計方向に回転している。
10 扱室
11 扱ぎ口
12 脱穀部搬送装置
13 扱胴軸
14 扱胴
20 前壁
21 後壁
22 中仕切壁
23 中間仕切壁
24 後仕切壁
25 連通部
26 第1排塵格子網(第1排塵漏下部)
26A 第1排塵口
27 第2排塵格子網(第2排塵漏下部)
27A 第2排塵口
28 ガイド杆
29 刺さり粒回収室
30 無孔プレート
31 フレーム材
32 還元口
33 取付部材
40 選別室
41 揺動選別装置
44 第一唐箕
45 第二唐箕
46 一番受樋
47 二番受樋
60 排塵処理室
61 排塵処理胴
62 前側スクリュー羽根体
63 後側スクリュー羽根体
66 プレート
P ピッチ
H1 中仕切壁の高さ
H2 中間仕切壁の高さ
H3 後仕切壁の高さ
L1 中仕切壁と中間仕切壁の間隔
L2 中仕切壁と後仕切壁の間隔
Claims (5)
- 前後方向の扱胴軸(13)に軸架された扱胴(14)を内装する扱室(10)を設け、該扱室(10)の後部一側には排塵処理胴(61)を内装する排塵処理室(60)を備える脱穀装置において、
前記扱室(10)の後部の中仕切壁(22)と該中仕切壁(22)の後側に設けられた後仕切壁(24)の間の前記排塵処理室(60)側の部位に、該排塵処理室(60)に連通する連通部(25)を形成し、
前記連通部(25)の前後方向の中間部に中間仕切壁(23)を設け、
前記中仕切壁(22)と中間仕切壁(23)の前後方向の間隔(L1)を、前記排塵処理胴(61)の外周に設けた前側スクリュー羽根体(62)のピッチ(P)の1/2以下に設定したことを特徴とする脱穀装置。 - 前記中仕切壁(22)と後仕切壁(24)の前後方向の間隔(L2)を、前記排塵処理胴(61)の外周に設けた前側スクリュー羽根体(62)のピッチ(P)以下に設定した請求項1記載の脱穀装置。
- 前記中間仕切壁(23)の高さ(H2)を中仕切壁(22)および後仕切壁(24)の高さ(H1,H3)よりも低く設定した請求項1又は2記載の脱穀装置。
- 前記後仕切壁(24)の高さ(H3)を中仕切壁(22)の高さ(H1)よりも高く設定した請求項3記載の脱穀装置。
- 前記中仕切壁(22)と中間仕切壁(23)の間に第1排塵口(26A)を複数有する第1排塵漏下部(26)を形成し、前記中間仕切壁(23)と後仕切壁(24)の間に第2排塵口(27A)を複数有する第2排塵漏下部(27)を形成し、第1排塵口(26A)の被処理物濾過用の開口部を第2排塵口(27A)の開口部よりも小さく形成した請求項1〜4のいずれか1項に記載の脱穀装置。
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