JP5717118B2 - 場所打ち鋼管コンクリート杭 - Google Patents

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本発明は、鋼管コンクリート部と鉄筋コンクリート部とを備えた場所打ち鋼管コンクリート杭に関するものである。
従来、杭の上部を鋼管コンクリート杭にし、下部を場所打ちコンクリート杭にした場所打ち鋼管コンクリート杭が知られている(特許文献1,2など参照)。
そして、このような複合構造の杭では、鋼管コンクリート部と鉄筋コンクリート部との境界に継手部が発生する。通常、杭には鉛直荷重が主に作用することになり、継手部が存在しても鉛直荷重に対しては支障をきたすことはない。しかしながら、地震時において、杭頭に大きな水平力が作用すると、杭に曲げモーメント及びせん断力が作用し、継手部が弱部となるおそれがある。
そこで、特許文献1では、鋼管コンクリート部と鉄筋コンクリート部との継手部を補強するために、鋼管の内周面に環状リブを設け、内空に充填するコンクリートとの付着力(摩擦抵抗)を大きくしている。
また、特許文献2には、鋼管の下端を底板で塞ぎ、その底板を貫通して吊り下げられた鉄筋(下部連結部材)に対して、鉄筋籠の上端部を重ね合わせる継手部の構成が開示されている。
特開2006−138095号公報 特許第3733772号公報
しかしながら、特許文献1に開示された環状リブは、鋼管の軸心方向に突出する高さがせん断抵抗となってコンクリートとの付着力を高めることができることは明らかであるが、どの程度の効果があるかという継手構造としての評価が難しく、特殊な設計計算が必要になる。
他方、特許文献2の継手部では、鉄筋の継手構造としてはよく知られた重ね継手によって鉄筋籠と下部連結部材とが継手されるが、下部連結材を固定するために鋼管を底板で塞ぐという特殊な構成としなければならない。また、鋼管の下端が底板で塞がれるため、鋼管を建て込んだ後に、鉄筋籠を沈設するという従来の場所打ち鋼管コンクリート杭の施工方法が実施できなくなる。
そこで、本発明は、確実に補強の効果が見込める継手構造を備えた場所打ち鋼管コンクリート杭を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の場所打ち鋼管コンクリート杭は、上部に形成される鋼管コンクリート部と下部に形成される鉄筋コンクリート部とを備えた場所打ち鋼管コンクリート杭であって、前記鋼管コンクリート部を構成する鋼管の下端付近の内周面又は外周面には、前記鋼管の軸方向と略平行に延伸される継手芯材が、前記鋼管の周方向に間隔を置いて複数固着され、前記鉄筋コンクリート部を構成する鉄筋籠の上端部が、前記継手芯材とラップされることを特徴とする。
ここで、前記継手芯材は、前記鋼管の内周面に固着されるとともに、前記鉄筋籠の上端部が前記鋼管の内部に収容される構成とすることができる。また、前記継手芯材の下端は、前記鋼管の下端面より上方に位置する構成とすることができる。
また、前記継手芯材は、前記鋼管の内周面に固着される固着部と、杭の軸心に向けて折り曲げられる曲折部と、その曲折部の下端から下方に向けて垂下する近接部とを有する構成であってもよい。さらに、前記継手芯材の下端は、前記鋼管の下端面より下方に突出していてもよい。
このように構成された本発明の場所打ち鋼管コンクリート杭は、鋼管の下端付近の内周面又は外周面に継手芯材が固着される。そして、その継手芯材に鉄筋籠の上端部がラップされる。
ここで、継手芯材と鉄筋籠とをラップさせる重ね継手であれば、鉄筋籠の主鉄筋に発生した応力は、主鉄筋周辺のコンクリートの付着力が周囲のコンクリートにせん断力として伝わり、さらに付着力によって継手芯材に伝わった後に鋼管に伝達されるというメカニズムによって応力伝達がおこなわれる。
このように、明確な応力伝達メカニズムの継手構造であれば、確実に鋼管コンクリート部と鉄筋コンクリート部との継手部が補強されて、曲げ耐力及びせん断耐力を向上させることができる。
また、継手芯材を鋼管の内周面に固着し、鉄筋籠の上端部を鋼管の内部に収容する構成とすることで、鉄筋籠の上端部が鋼管に拘束されたコンクリートの中に埋設されることになって、継手部の強度をさらに高めることができる。
さらに、継手芯材の下端を鋼管の下端面より上方に位置させることで、継手芯材のかぶりが確実に確保でき、かぶり厚不足による継手芯材の劣化を抑えることができる。
また、継手芯材を杭の軸心に向けて折り曲げ、その下端から垂下させて近接部を設ける構成であれば、鋼管コンクリート部が鉄筋コンクリート部よりも拡幅された拡頭杭の継手部にも適用することができる。さらに、継手芯材の下端を鋼管の下端面より下方に突出させることで、鋼管の外部で容易に継手をおこなうことができる。
本発明の実施の形態の場所打ち鋼管コンクリート杭の継手部周辺の構成を説明する縦断面図である。 本発明の実施の形態の場所打ち鋼管コンクリート杭の全体構成を説明する縦断面図である。 場所打ち鋼管コンクリート杭の継手部周辺の構成を説明する図であって、(a)は鉄筋籠を挿入する前の鋼管の横断面図、(b)は場所打ちコンクリートを充填した状態の横断面図である。 実施例の場所打ち鋼管コンクリート杭の継手部周辺の構成を説明する縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態の場所打ち鋼管コンクリート杭1の継手部周辺の構成を説明するための部分拡大断面図、図2は、場所打ち鋼管コンクリート杭1の全体構成を説明する縦断面図である。
まず、全体構成から説明すると、場所打ち鋼管コンクリート杭1は、図2に示すように、上部に形成される鋼管コンクリート部2と、下部に形成される鉄筋コンクリート部3とを備えている。
また、場所打ち鋼管コンクリート杭1の頭部は、鉄筋コンクリート製のフーチング6に接続される。そして、建物などの基礎に作用する上載荷重は、このフーチング6を介して場所打ち鋼管コンクリート杭1に伝達される。
なお、この場所打ち鋼管コンクリート杭1は、図2に示すように、鉄筋コンクリート部3の下部に截頭円錐状の拡底部11が設けられる拡底杭である。
そして、このフーチング6の下方に形成される鋼管コンクリート部2は、円筒状の鋼管21と、その内空に充填されるコンクリート4とによって主に構成される。ここで、鋼管21には、例えば直径が700mm〜2500mm程度の鋼製の管材が使用できる。
また、この鋼管21の上端の外周面には、複数の杭頭定着筋12,・・・が溶接などによって取り付けられる。この鋼管21から上方に向けて突出された杭頭定着筋12,・・・は、フーチング6内に埋設される。
一方、地震時には、このフーチング6が杭下部より大きく水平移動することによって、鋼管コンクリート部2と鉄筋コンクリート部3との接合部に曲げモーメントやせん断力が作用することになる。
そこで、このような力に対抗させるために、鋼管21の下端付近に継手芯材としての継手鉄筋5を固着する。この継手鉄筋5は、図1に示すように、軸心Cと略平行するように鋼管21の内周面21aに溶接部51,・・・によって固着される。
この継手鉄筋5の太さは、後述する鉄筋籠31の主鉄筋31bと略同じ太さ(径)とする。また、継手鉄筋5の長さがラップ長になるため、主鉄筋31bの太さ(径)、種類(異形鉄筋、丸鋼など)、コンクリート4の強度などに基づいて必要なラップ長を計算し、その必要ラップ長以上の長さの継手鉄筋5に形成する。例えば、継手鉄筋5には、主鉄筋31bと同じ径で、長さがその径の40倍の異形鉄筋が使用できる。
また、この継手鉄筋5は、下端5aが鋼管21の下端面21bより上方に位置するように取り付けられる。この継手鉄筋5の下端5aと鋼管21の下端面21bとの距離は、任意に設定することができるが、例えば、60mm〜150mmとすることができる。
さらに、図3(a)に示すように、鋼管21の内周面21aに周方向に間隔を置いて複数の継手鉄筋5,・・・が取り付けられる。
また、下部に形成される鉄筋コンクリート部3は、図1に示すように、軸方向(軸心Cの延伸方向)に延設される鉄筋籠31と、その周囲に充填されるコンクリート4とを備えている。
この鉄筋籠31は、図3(b)に示すように間隔を置いて平面視円状に配置される複数の主鉄筋31b,・・・と、図1に示すように軸方向に間隔を置いて配置される環状の帯鉄筋31c,・・・とによって主に構成される。
この主鉄筋31b,・・・は、図3(b)に示すように、継手鉄筋5,・・・よりも軸心C側に配置される。また、この主鉄筋31b,・・・と継手鉄筋5,・・・との間には、コンクリート4がまわり込めるだけの隙間が確保される。例えば、この隙間は100mm程度にする。
さらに、鉄筋籠31の上端部31aは、鋼管21の内部に収容される。この鋼管21の下部に収容された上端部31aは、継手鉄筋5,・・・と略同じ高さに配置されることによってラップされたことになる。
すなわち、鉄筋籠31の上端面31dは、図1に示すように継手鉄筋5の上端5bと略同じ高さにあり、継手鉄筋5の全長にわたって鉄筋籠31の上端部31aがラップしているので、継手鉄筋5の長さがラップ長となる。このため、継手鉄筋5の長さで鋼管コンクリート部2と鉄筋コンクリート部3とは重ね継手されたことになる。
次に、本実施の形態の場所打ち鋼管コンクリート杭1の構築方法について説明する。
まず、鋼管21の下端付近の内周面21aに継手鉄筋5,・・・を溶接部51,・・・を介して固着する(図1、図3(a)参照)。一方、施工箇所においては、地中にアースドリル工法やリバース工法などによって杭孔(図示省略)を掘削する。
そして、クレーンによって杭孔の上方に鋼管21を吊り上げ、杭孔の上部に鋼管21を建て込む。この段階では、鋼管21の内側は、空洞又は掘削用の安定液で満たされた状態となっている。
続いて、杭孔の上方に鉄筋籠31を吊り上げ、鋼管21の中に鉄筋籠31を挿入し、沈降させる。ここで、図示していないが、鉄筋籠31の上端部31aには鋼管21より長い吊り筋が接続されており、この吊り筋を介して鉄筋籠31を吊り下げることによって、鉄筋籠31を図1に示す位置まで沈降させることができる。そして、吊り筋の杭孔からの突出量を計測することで、鉄筋籠31の上端面31dを継手鉄筋5の上端5bの位置に合せることができる。
このように鋼管21と鉄筋籠31を杭孔の所定の位置に配置した後に、杭孔にトレミー管を建て込んで、トレミー管を使ってコンクリート4を打設する。このコンクリート4は、図2に示すように鋼管21の上端まで連続して打ち上げる。
そして、このコンクリート4の打設によって、鉄筋コンクリート部3と鋼管コンクリート部2とを備え、鋼管21に固着された継手鉄筋5と鉄筋籠31の上端部31aとが重ね継手された場所打ち鋼管コンクリート杭1が構築される。
次に、本実施の形態の場所打ち鋼管コンクリート杭1の作用について説明する。
このように構成された本実施の形態の場所打ち鋼管コンクリート杭1は、鋼管21の下端付近の内周面21aに継手鉄筋5が溶接部51によって固着される。そして、その継手鉄筋5に鉄筋籠31の上端部31aがラップされる。
ここで、継手鉄筋5と鉄筋籠31の主鉄筋31bとをラップさせる重ね継手であれば、鉄筋籠31の主鉄筋31bに発生した応力(引張力又は圧縮力)は、主鉄筋31b周辺のコンクリート4の付着力が周囲のコンクリート4にせん断力として伝わって、さらに付着力によって継手鉄筋5に伝わった後に鋼管21に伝達されるというメカニズムによって応力伝達がおこなわれる。また、鋼管21に発生した応力は、上記とは逆の経路を辿って主鉄筋31bに伝達される。
このように、重ね継手であれば、鉄筋同士の継手として従来から実施されており、応力伝達メカニズムが解明されているので、確実に鋼管コンクリート部2と鉄筋コンクリート部3との継手部が補強される。そして、継手部が補強された場所打ち鋼管コンクリート杭1は、曲げ耐力及びせん断耐力が向上し、耐震性能の高い杭とすることができる。
また、継手鉄筋5を鋼管21の内周面21aに固着し、鉄筋籠31の上端部31aを鋼管21の内部に収容する構成とすることで、鉄筋籠31の上端部31aが鋼管21に拘束されたコンクリート4の中に埋設されることになって、継手部の強度をさらに高めることができる。
さらに、継手鉄筋5の下端5aを鋼管21の下端面21bより上方に位置させることで、継手鉄筋5と地盤との間に充分なコンクリート4のかぶりが確保でき、かぶり厚不足による継手鉄筋5の劣化を抑えることができる。
以下、前記した実施の形態とは別の形態としての実施例について、図4を参照しながら説明する。なお、前記実施の形態で説明した内容と同一乃至均等な部分の説明については同一符号を付して説明する。
この実施例では、前記実施の形態で説明した場所打ち鋼管コンクリート杭1とは異なる拡頭杭1Aについて説明する。拡頭杭1Aは、上部が下部よりも拡幅された場所打ち鋼管コンクリート杭である。
この拡頭杭1Aは、下部に形成される鉄筋コンクリート部3と、その鉄筋コンクリート部3よりも直径が大きく拡幅された鋼管コンクリート部2Aとによって主に構成される。
この拡頭杭1Aは、図4に示すように、鉄筋コンクリート部3と鋼管コンクリート部2Aとの境界に段差が発生する。例えば、鋼管21のかぶりが100mm程度、鉄筋籠31のかぶりが100mm程度で100mm程度の段差が発生する。
そして、鋼管21の直径が鉄筋籠31の直径に比べて大きいため、前記実施の形態で説明した直線状の継手鉄筋5を使うと、鉄筋籠31の上端部31aとの間に隙間が開きすぎてしまう。
そこで、鋼管21の下端付近に固着する継手芯材として、軸心C側に折り曲げ加工された継手鉄筋7を使用する。この継手鉄筋7には、鋼管21の内周面21aに溶接部51によって固着させる固着部71と、その下端から軸心Cに向けて折り曲げられる曲折部72と、その下端から垂下される近接部73とが設けられる。
例えば、固着部71の長さを200mm〜300mm程度とし、曲折部72の折り曲げ角度を1/6rad(上下方向の高さは500mm程度)とし、近接部73の長さを600mm程度とする。
また、近接部73は、鉄筋籠31の上端部31aの外側に密接して配置される。さらに、近接部73は、鋼管21から下方に突出しており、鋼管21の下端面21bより継手鉄筋7の下端7aの方が下方に位置することになる。
そして、固着部71の下端付近の高さに鉄筋籠31の上端面31dの位置を合わせることによって、近接部73と曲折部72の上下方向の長さ(高さ)を重ね継手のラップ長(例えば1200mm程度)とすることができる。
また、この実施例の拡頭杭1Aを構築するに際しては、前記実施の形態とは異なり、先に鉄筋籠31を杭孔に挿入し、杭孔から上端部31aが地上に突出した状態で、鋼管21から下方に突出した継手鉄筋7と上端部31aとを重ね合わせ、帯鉄筋31cを近接部73の外側に配置する。
このように鋼管21の継手鉄筋7と鉄筋籠31の上端部31aとをラップさせた後に、鋼管21と鉄筋籠31とを一緒に杭孔の所定の深さまで沈降させる。また、鋼管21と鉄筋籠31を配置した後は、杭孔にコンクリート4を打設して、鉄筋コンクリート部3と鋼管コンクリート部2Aとが一体になった拡頭杭1Aを完成させる。
このように継手鉄筋7を杭の軸心Cに向けて折り曲げ、継手鉄筋7の下端7aを鋼管21の下端面21bより下方に突出させる構成であれば、鋼管コンクリート部2Aが鉄筋コンクリート部3よりも拡幅された拡頭杭1Aの継手部にも適用することができる。
さらに、継手鉄筋7の下端7aを鋼管21の下端面21bより下方に突出させる構成であれば、鋼管21の外部で容易に継手をおこなうことができる。
なお、他の構成及び作用効果については、前記実施の形態と略同様であるので説明を省略する。
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態及び実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施の形態又は実施例では、鋼管21の内周面21aに継手鉄筋5,7を固着させる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、鋼管21の外周面に継手芯材を固着させる構成であってもよい。
また、前記実施の形態では、鉄筋籠31の上端部31aを鋼管21の内部に収容する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、継手鉄筋5の下端5aを鋼管21の下端面21bより下方に突出させて、鋼管21の外部で継手鉄筋5と鉄筋籠31の上端部31aとの重ね継手をおこなう構成であってもよい。
さらに、前記実施例では、鋼管21の外部で鉄筋籠31の上端部31aと継手鉄筋7とをラップさせる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、継手鉄筋7の下端7aが鋼管21の下端面21bより上方に位置するように取り付け、鉄筋籠31の上端部31aを鋼管21の内部に収容する構成とすることもできる。
また、前記実施の形態では、鉄筋籠31の主鉄筋31b,・・・の数と継手鉄筋5,・・・の数とを同じにしたが、これに限定されるものではなく、重ね継手としての機能が確保できるのであれば、双方の数が異なっていてもよい。さらに、主鉄筋31bと継手鉄筋5,7の太さ(径)も異なっていてもよい。
さらに、前記実施の形態及び実施例では、鋼管コンクリート部2,2Aの内部に鉄筋を配置していないが、これに限定されるものではなく、鋼管21の内部に鉄筋を配置して鋼管鉄筋コンクリートとしてもよい。
1 場所打ち鋼管コンクリート杭
2 鋼管コンクリート部
21 鋼管
21a 内周面
21b 下端面
3 鉄筋コンクリート部
31 鉄筋籠
31a 上端部
4 コンクリート
5 継手鉄筋(継手芯材)
5a 下端
51 溶接部(固着)
1A 拡頭杭(場所打ち鋼管コンクリート杭)
2A 鋼管コンクリート部
7 継手鉄筋(継手芯材)
7a 下端
71 固着部
72 曲折部
73 近接部
C 軸心

Claims (3)

  1. 上部に形成される鋼管コンクリート部と下部に形成される鉄筋コンクリート部とを備えた場所打ち鋼管コンクリート杭であって、
    前記鋼管コンクリート部を構成する鋼管の下端付近の内周面には、前記鋼管の軸方向と略平行に延伸される継手芯材が、前記鋼管の周方向に間隔を置いて複数、溶接部によって固着され、
    前記鉄筋コンクリート部を構成する鉄筋籠の上端部の主鉄筋が、前記継手芯材の前記溶接部の位置で、コンクリートがまわり込めるだけの隙間が確保された状態でラップされる重ね継手が設けられ、
    前記継手芯材は前記主鉄筋と略同じ太さであることを特徴とする場所打ち鋼管コンクリート杭。
  2. 前記鉄筋籠の上端部が前記鋼管の内部に収容されることを特徴とする請求項1に記載の場所打ち鋼管コンクリート杭。
  3. 前記継手芯材の下端は、前記鋼管の下端面より上方に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の場所打ち鋼管コンクリート杭。
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