JP5716027B2 - 印刷インク - Google Patents

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Description

本発明は、印刷インク、特に無色の印刷インクに関する。
インクジェット印刷においては、インクの微小液滴が、1つまたは複数のリザーバまたは印字ヘッドから狭いノズルを通して、リザーバに対応して移動している基材に制御された状態で噴射される。この噴射されたインクは、基材上に画像を形成する。高速印刷のためには、インクが印字ヘッドから迅速に流れなければならず、これが起こることを確保するためには、インクは使用中一般には25℃で200mPas以下の低粘度を有さなければならないが、殆どの用途においてその粘度は50mPas以下、多くの場合25mPas以下であるべきである。一般には、ノズルを通して噴射されるとき、このインクは、多くの場合約40℃に上げられた噴射時の温度で、25mPas未満、好ましくは5〜15mPas、理想的には10.5mPasの粘度を有する(周囲温度ではそのインクは、はるかに高い粘度を有し得る)。このインクはまた、リザーバまたはノズル中での乾燥やクラスト形成に対して耐性を持たなければならない。これらの理由により、周囲温度でまたはその付近で使用するためのインクジェットインクは、通常、水または低沸点の溶媒もしくは溶媒の混合物等の大きな割合の流動性液体媒体または溶媒を含有するように配合される。
別のタイプのインクジェットインクは、光開始剤の存在下で通常は紫外線の照射によって重合するモノマーと称される不飽和有機化合物を含有する。このタイプのインクは、印刷物を乾燥させるために液相を蒸発させる必要がないという利点を有し、代わりに印刷物を放射線に露光することによってそれを硬化もしくは固化させ、これは、適度な温度で溶媒を蒸発させるよりも迅速なプロセスである。かかるインクジェットインクにおいては、低粘度を有するモノマーを用いることが必要である。
着色画像を印刷するためのインクジェットインクは、一般には染料および顔料から選択される着色剤を含む。
高光沢を有する印刷画像は、多くの用途、例えば写真印刷等に対して好まれる。染料着色剤を含むインクジェットインクは高光沢の基材に高光沢画像を印刷するために使用することができるが、かかるインクは大気および/または光にさらされると退色しやすい。顔料を含むインクから形成された画像は退色されやすさは少ないが、これらのインクを使用すると均一な光沢を有する画像を得ることが困難なことがある。言い換えると、画像のインクが付着している領域と「白い」領域、またはインクが付着していない領域とにおいて同レベルの光沢を得ることは困難なことがある。
その上、印刷画像の表面、とりわけ溶剤系インクジェットインクから形成された画像は、耐溶剤性が小さく、引っ掻きおよび磨耗の影響を受けやすいことがある。
印刷画像の特性、例えば基材への接着性、引っ掻き抵抗性、耐摩耗性、硬度、光沢および耐退色性などを改良するために、着色画像の下または上に印刷するための無色のインクがそのために開発されている。無色のインクは、写真の用途に対して均一な光沢を提供するために着色インク、特に顔料を含むインクと一緒に印刷することもできる。
インクジェットプリンターを使用して印刷することができる既存のものに代わる新しい無色のインクに対する必要性が存在する。
したがって、本発明は、インクの全重量を基準として少なくとも30重量%の単官能性アクリレートモノマーおよびインクの全重量を基準として少なくとも3重量%の光開始剤を含む無色のインクジェットインク組成物であって、光開始剤がα−ヒドロキシケトン光開始剤を含み、インクがインクの全重量を基準として0〜6重量%のアシルホスフィン光開始剤を含む無色のインクジェットインク組成物を提供する。
第1項は、インクの全重量を基準として少なくとも30重量%の単官能性アクリレートモノマーと、インクの全重量を基準として少なくとも3重量%の光開始剤とを含む無色のインクジェットインク組成物であって、光開始剤がα−ヒドロキシケトン光開始剤を含み、インクがインクの全重量を基準として0〜6重量%のアシルホスフィン光開始剤を含む、組成物である。
第2項は、インクの全重量を基準として35〜80重量%の単官能性アクリレートモノマーを含む、請求項1に記載の無色のインクジェットインクである。第3項は、多官能性(メタ)アクリレートモノマー、N−ビニルアミド、N−(メタ)アクリロイルアミンおよびβ−不飽和エーテルモノマーから選択される、1つのまたは複数の異なる放射線硬化性モノマーを含む、第1または第2項に記載の無色のインクジェットインクである。第4項は、インクの全重量を基準として15〜50重量%、好ましくは20〜40重量%の多官能性(メタ)アクリレートモノマーを含む、第1から第3項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。
第5項は、インクの全重量を基準としてN−ビニルアミドおよび/またはN−アクリロイルアミンを3〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは8〜18重量%含む、第1から第4項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第6項は、脂肪族または芳香族環状基を含む1つまたは複数の単官能性モノマーを含む、第1から第5項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第7項は、単官能性アクリレートモノマーが、脂肪族または芳香族環状基を含み、フェノキシエチルアクリレート、環状TMPホルマールアクリレート、イソボルニルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレートおよびジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、ならびにそれらの混合物から好ましくは選択される、第1から第6項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第8項は、単官能性アクリレートモノマーが、環状TMPホルマールアクリレート、イソボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含む、第1から第7項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第9項は、単官能性アクリレートモノマーが、環状TMPホルマールアクリレートを含む、第1から第8項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第10項は、C 〜C 14 直鎖状アルキル基を含む1つまたは複数のモノマーを含む、第1から第9項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第11項は、3−メチルペンタンジオールジアクリレートを含む、第1から第10項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第12項は、単官能性アクリレートモノマーが、インク中に存在する単官能性アクリレートモノマーの全重量を基準として、C 〜C 14 直鎖状アルキル基を含む0〜75重量%の単官能性アクリレートモノマーと、脂肪族または芳香族環状基を含む25〜100重量%の単官能性アクリレートモノマーとを含む、第1から第11項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第13項は、オリゴマーまたは不活性樹脂をさらに含む、第1から第12項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。
第14項は、少なくとも1つの単官能性アクリレートモノマーと、任意選択のN−ビニルアミドモノマーまたはN−アクリロイルアミンモノマーと、官能性オリゴマーとを含む、第1から第13項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第15項は、少なくとも1つの単官能性アクリレートモノマーと、任意選択のN−ビニルアミドモノマーと、官能性オリゴマーと、多官能性(メタ)アクリレートモノマーとを含む、第1から第14項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第16項は、水および揮発性有機溶媒を実質的に含まない、第1から第15項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第17項は、α−ヒドロキシケトン光開始剤が、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンと、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンとから選択される、第1から第16項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第18項は、1つまたは複数のさらなるフリーラジカル光開始剤を含む、第1から第17項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第19項は、インクの全重量を基準として3〜20重量%、好ましくは3〜15重量%の光開始剤を含む、第1から第18項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第20項は、α−ヒドロキシケトン光開始剤が、光開始剤の全重量を基準として25〜100重量%、より好ましくは50〜100重量%の量で存在する、第1から第19項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第21項は、インクの全重量を基準として0〜4重量%、好ましくは0〜3重量%のアシルホスフィン光開始剤を含む、第1から第20項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクである。第22項は、第1から第21項のいずれかに記載の無色のインクジェットインクを基材に印刷するステップおよびインクを化学線に露光するステップを含む、インクジェット印刷の方法である。
第23項は、インクを化学線に露光するステップが、インクが基材に噴射されてから1.0秒以内は、インクを300mW/cm 未満の強度を有する化学線に露光するステップと、インクが基材に噴射されてから1.0秒を超えると、インクを500mW/cm を超える強度を有する化学線に露光するステップとを含む、第22に記載の方法である。第24項は、インクを化学線に露光するステップが、インクが基材に噴射されてから1.0秒以内は、インクを化学線に露光せずに、インクが基材に噴射されてから1.0秒を超えると、インクを500mW/cm を超える強度を有する化学線に露光するステップを含む、第22項に記載の方法である。
第25項は、無色のインクジェットインクが、着色剤を含むインクジェットインクをインクジェット印刷することによって形成された印刷画像の上または下に印刷される、第22から第24のいずれか一項に記載の方法である。第26項は、無色のインクジェットインクが、着色剤を含む1つまたは複数のインクジェットインクと同時に印刷される、第22から第24のいずれか一項に記載の方法である。第27項は、前記着色剤が顔料である、第25項または第26項に記載の方法である。第28項は、第1から第21項のいずれかに記載のインクを含むインクジェットカートリッジである。第29項は、第1から第21項のいずれかに記載のインクが印刷されている基材である。
「無色の」とは、本発明のインクが着色剤を実質的に含まず、その結果裸眼によっては色が検知され得ないことを意味する。眼によって検知され得る色を生じさせない少量の着色剤はしかしながら許容され得る。一般に存在する着色剤の量は、インクの全重量を基準として0.3重量%未満、好ましくは0.1%未満、より好ましくは0.03%未満である。本発明の無色のインクはまた、「透明な」または「無色透明な」のようにも記載され得る。
アシルホスフィン光開始剤とは、アシルホスフィン基を含む光開始剤を意味する。例としては、ビス(2,6−ジメチルベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,3,3,−トリメチル−ペンチルホスフィンオキシドおよび(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ジフェニルホスフィンオキシドが挙げられる。
本発明のインクは、高光沢を有する画像を形成することができる。その上本発明のインクは、印字ヘッドにおいて低レベルの迷放射線にさらされたときプリンターノズル中で重合しやすいということがないため、確実に噴射され得る。本発明のインクから形成された印刷皮膜は、柔軟性であり、基材への良好な接着性を示す。
本発明のインクは、α−ヒドロキシケトン光開始剤が存在することによって高光沢を有する印刷画像を形成することができると考えられる。理論に縛られることは望まないが、印刷画像の表面に存在するα−ヒドロキシケトン光開始剤は大気中の酸素によってある程度抑制されるものと考えられる。これは、印刷画像の表面のインクの硬化が減速され、それによって表面のインクが硬化する前にある程度広がって流れ、高光沢を有する滑らかな平面を形成することを可能にすることが期待されることを意味する。意外にも、この光沢はインク中に存在するアシルホスフィン光開始剤の量を限定することによっても改良される。
単官能性アクリレートモノマーは、アクリル酸のエステルであり、当技術分野においてよく知られている。例としては、フェノキシエチルアクリレート(PEA)、環状TMPホルマールアクリレート(CTFA)、イソボルニルアクリレート(IBOA)、テトラヒドロフルフリルアクリレート(THFA)、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、2−(2−エトキシエトキシ)エチルアクリレート、オクタデシルアクリレート、トリデシルアクリレート、イソデシルアクリレート(イソ−デシルA)およびラウリルアクリレートが挙げられる。本発明のインクは、1つの単官能性アクリレートモノマーまたは2つ以上の単官能性アクリレートモノマーの混合物を含むことができる。
本発明のインクは、インクの全重量を基準として35〜80重量%の単官能性アクリレートモノマーを好ましくは含む。
本発明のインクは、放射線硬化性インクジェットインクで使用するために適するその他の放射線硬化性モノマーを場合によって含むことができる。例としては、多官能性(メタ)アクリレートモノマー、N−ビニルアミド、N−(メタ)アクリロイルアミンおよびβ−不飽和エーテルモノマーが挙げられる。
インクジェットインク中に含むことができる多官能性アクリレートモノマーの例としては、ヘキサンジオールジアクリレート(HDDA)、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、(例えばテトラエチレングリコールジアクリレート)、ジプロピレングリコールジアクリレート(DPGDA)、トリ(プロピレングリコール)トリアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ビス(ペンタエリスリトール)ヘキサアクリレート、3−メチルペンタンジオールジアクリレート(3−MPDA)、ならびにエトキシレート化もしくはプロポキシレート化グリコールおよびポリオールのアクリレートエステル、例えばプロポキシレート化ネオペンチルグリコールジアクリレート(NPGPODA)、エトキシレート化トリメチロールプロパントリアクリレート、ならびにそれらの混合物が挙げられる。特に好ましいのは二官能性および三官能性アクリレートである。同様に好ましいのは、200より大きい分子量を有するものである。
加えて、適当な多官能性(メタ)アクリレートモノマーとしては、メタクリル酸のエステル(即ちメタクリレート)、例えばヘキサンジオールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、エチレングリコールジメタクリレート、1,4−ブタンジオールジメタクリレートなどが挙げられる。(メタ)アクリレートの混合物もまた使用することができる。
本発明のインク中に存在する場合、多官能性(メタ)アクリレートモノマーを、インクの全重量を基準として15〜50重量%、例えば20〜40%の量で含むことができる。
(メタ)アクリレートとは、その標準的な意味を有すること、即ち、アクリレートおよび/またはメタクリレートを本明細書では表す。単官能性および多官能性もまた、それらの標準的な意味を有すること、即ち、硬化の際、重合反応に関与するのがそれぞれ1つおよび2つ以上の基であることを表す。
N−ビニルアミドは、当技術分野においてよく知られているモノマーであり、詳細な説明はそれ故必要としない。N−ビニルアミドは、(メタ)アクリレートモノマーに類似の様式でさらに置換されていてもよいアミドの窒素原子に結合したビニル基を有する。好ましい例は、N−ビニルカプロラクタム(NVC)およびN−ビニルピロリドン(NVP)である。同様に、N−アクリロイルアミンも当技術分野においてよく知られている。N−アクリロイルアミンも同様にアミドにではあるがカルボニル炭素原子を介して結合しているビニル基を有しており、この場合もやはり(メタ)アクリレートモノマーに類似の様式でさらに置換されていてもよい。好ましい例は、N−アクリロイルモルホリン(ACMO)である。
N−ビニルアミドおよび/またはN−アクリロイルアミンを、インクの全重量を基準として3〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、より好ましくは8〜18重量%で含むことができる。NVCが特に好ましい。
本発明のインクはまた、ビニルエーテル等のα,β−不飽和エーテルモノマーを含有することもできる。これらのモノマーは当技術分野において知られており、インク配合物の粘度を低下するために使用することができる。本発明のインクで使用することができる典型的なビニルエーテルモノマーは、トリエチレングリコールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニルエーテル、1,4−シクロヘキサンジメタノールジビニルエーテルおよびエチレングリコールモノビニルエーテルである。ビニルエーテルモノマーの混合物が使用され得る。
インク中に存在するとき、ビニルエーテルモノマーは、インクの全重量を基準として1〜20重量%、より好ましくは7〜15重量%の量で好ましくは提供される。一実施形態において、アクリレートモノマー対ビニルエーテルモノマーの重量比は、4:1から15:1である。
本発明の一実施形態において、このインクは、脂肪族または芳香族環状基を含む1つまたは複数の単官能性モノマーを含む。この環状基は、1つまたは複数のへテロ原子、例えば酸素または窒素などを場合によって含むことができる。例としては、フェノキシエチルアクリレート、環状TMPホルマールアクリレート、イソボルニルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、ジシクロペンテニルオキシエチルアクリレート、N−ビニルカプロラクトン、N−ビニルピロリドンおよびN−アクリロイルモルホリンが挙げられる。この実施形態に従う好ましいインクは、脂肪族または芳香族環状基を含む、フェノキシエチルアクリレート、環状TMPホルマールアクリレート、イソボルニルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレートまたはジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートなどの単官能性アクリレートモノマーを含む。
別の実施形態において、本発明のインクは、C〜C14直鎖状アルキル基を含む少なくとも1つのモノマー、例えばイソデシルアクリレート、ヘキサンジオールジアクリレート、またはノナンジオールジアクリレートなどを含む。
一実施形態において、本発明のインクは、インク中に存在する単官能性アクリレートモノマーの全重量を基準としてC〜C14直鎖状アルキル基を含む0〜75重量%の単官能性アクリレートモノマーおよび脂肪族または芳香族環状基を含む25〜100重量%の単官能性アクリレートモノマーを含む単官能性アクリレートモノマー成分を含む。
インクジェットインクの皮膜特性を熱可塑性アクリル等のオリゴマーまたは不活性樹脂を含めることによって修正することが可能である。前記オリゴマーは、500から8,000、好ましくは1,000から7,000、最も好ましくは2,000から6,000の重量平均分子量を有する。このオリゴマーは、硬化反応に関与するという点で、好ましくは官能性である(反応性オリゴマー)。適当な例はウレタンオリゴマーである。官能性は好ましくは2〜6であり、最も好ましくはこのオリゴマーは二官能性である。
オリゴマーを、インクの全重量を基準として1〜30重量%、好ましくは2〜20重量%、より好ましくは3〜15重量%含むことができる。
一実施形態において、本発明のインクジェットインクは、少なくとも1つの単官能性アクリレートモノマー、場合により、N−ビニルアミドモノマーまたはN−アクリロイルアミンモノマー、および上で定義した官能性オリゴマーを含む。別の実施形態において、本発明のインクジェットインクは、少なくとも1つの単官能性アクリレートモノマー、場合により、N−ビニルアミドモノマー、官能性オリゴマーおよび多官能性(メタ)アクリレートモノマーを含む。両方の場合において、単官能性アクリレートモノマーは、脂肪族または芳香族環状基を含む少なくとも1つの単官能性アクリレートモノマーを好ましくは含む。
本発明のインクジェットインクは、硬化によって、即ち上で論じたように存在するモノマーの重合によって主として乾燥し、したがって硬化性インクである。かかるインクは、それ故、インクの乾燥をもたらすために水または揮発性有機溶媒の存在を必要としないが、かかる成分の存在は許容され得る。それ故、本発明のインクジェットインクは、好ましくは実質的に水および揮発性有機溶媒を含まない。しかしながら、痕跡量の揮発性有機溶媒が存在することまたは痕跡量の水が空気からの吸収によって必然的に存在することは、このインク中でそれらが硬化速度に悪影響を及ぼさないという条件で許容され得る。
本発明のインクは、α−ヒドロキシケトン光開始剤を含む。かかる光開始剤は、当技術分野において知られており、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンおよび1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンが挙げられる。2つ以上のα−ヒドロキシケトン光開始剤の混合物を使用することができる。
本発明のインクの光開始剤成分はまた、少なくとも1つのα−ヒドロキシケトン光開始剤と1つまたは複数のその他のフリーラジカル光開始剤との混合物を含むことができる。このその他のフリーラジカル光開始剤(1つまたは複数)は、当技術分野において知られているもののいずれか、例えばベンゾフェノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、イソプロピルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、ビス(2,6−ジメチルベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキシド、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,3,3,−トリメチル−ペンチルホスフィンオキシド、(2,4,6−トリメチルベンゾイル)ジフェニルホスフィンオキシド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オンおよび2−ジメチルアミノ−2−(4−メチル−ベンジル)−1−(4−モルホリン−4−イル−フェニル)−ブタン−1−オンから選択することができる。上で名前を挙げた光開始剤は既知であり、例えば商標名IrgacureおよびDarocur(Cibaから)、ならびにLucerin(BASFから)などのもとで市販されている。
本発明のインクは、インクの全重量を基準として0〜6重量%、好ましくは0〜4重量%、より好ましくは0〜3重量%のアシルホスフィン光開始剤を含む。誤解を避けるために言えば、これらの範囲は0%が含まれている。言い換えれば、アシルホスフィン光開始剤は、本発明のインクに存在しなくてもよい。
好ましくはこのインク中の光開始剤の総量は、インクの全重量を基準として3〜20重量%、好ましくは3〜15重量%である。好ましくはα−ヒドロキシケトン光開始剤は、光開始剤の全重量を基準として25〜100重量%、より好ましくは50〜100重量%の量で存在する。
当技術分野において既知のタイプのその他の成分がインク中にその特性または性能を改良するために存在してもよい。これらの成分は、例えば界面活性剤、消泡剤、分散剤、光開始剤のための相乗剤、熱または光による劣化に対する安定剤、付香剤、流動またはスリップ助剤、殺生物剤および同定トレーサーであり得る。
本発明はまた、上記のインクを用いるインクジェット印刷の方法および硬化したインクを表面に有する基材も提供する。本発明のインクは、圧電式ドロップオンデマンドのインクジェット印刷に特に適する。適切な基材としては、スチレン、PolyCarb(ポリカーボネート)、BannerPVC(PVC)およびVIVAK(グリコール変性ポリエチレンテレフタレート)が挙げられる。
本発明のインクは、着色画像の下または上に印刷することができる。好ましくは、本発明のインクは、着色したインクジェットインクをインクジェット印刷することによって形成された着色画像の上に印刷される。本発明のインクはまた、1つまたは複数の着色したインクジェットインク、好ましくは顔料着色剤を含むインクジェットインクと同時に印刷することもできる。
本発明のインクは、印刷されたインクを化学線に露光することによって硬化させる。最終画像の光沢は、露光手順を変化させることによって調整することができる。それ故に、本発明の一実施形態において、このインクは、500mW/cmを超える強度を有する化学線に露光される。この実施形態によれば、基材へのインクの噴射と化学線への露光との間の時間遅延は、1.0秒を超える。一実施形態において、このインクは、基材への噴射から1.0秒以内は化学線に露光されない。別法では、このインクは、基材への噴射から1.0秒以内は300mW/cm未満の強度を有する化学線に露光され、続いてインクが基材に噴射されてから1.0秒を超えると500mW/cmを超える強度を有する化学線に露光することができる。これらの方法を用いて本発明のインクを硬化させることによって、印刷された皮膜の表面の光沢は改良されることが見出されている。
本発明のインクは、好ましくは、紫外線照射によって硬化され、インクジェット印刷による適用に向いている。本発明は、一組中のインクの1つが本発明のインクである一組のインクジェットインクをさらに提供する。本発明はまた、本明細書で定義されているインクジェットインクを含有するカートリッジも提供する。このカートリッジは、インク容器およびインクジェットプリンターと連結するのに適しているインク排出ポートを含む。
本発明のインクジェットインクは、望ましい低粘度を示す(25℃で200mPas以下、好ましくは100mPas以下、より好ましくは25mPas以下、より好ましくは10mPas以下、最も好ましくは7mPas以下)。粘度は、サーモスタット制御のカップとスピンドルの配列とを取り付けたブルックフィールド粘度計、例えばスピンドル00を用いて25℃において20rpmで作動するDV1低粘度粘度計などを用いて測定することができる。
本発明のインクは、既知の方法、例えば高速水冷式撹拌器による撹拌、または水平型のビーズミルによる混練などによって調製することができる。
本発明は、これから以下の実施例を参照することにより説明される。
表1に示されている組成を有する本発明によるインクジェットインク配合物(実施例1〜22)および比較配合物(比較例1〜3)は、所与量の成分を混合することによって調製した。量は重量百分率で与えられている。
FA512Aは、日立化成工業株式会社から入手できるジシクロペンテニルオキシエチルアクリレートであり、CN964 A85は、Sartomerから入手できる15%のTPGDAにより希釈された脂肪族ウレタンジアクリレートであり、Irgacure 184およびIrgacure 2959は、α−ヒドロキシケトン光開始剤(それぞれ、1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニルケトンおよび1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オン)であり、Darocure TPOは、アシルホスフィン光開始剤であり、BYK307は、BYK chemieから入手できるシリコーン界面活性剤であり、Firstcure ST−1は、Albemarle Corporationから入手できるラジカル阻害剤である。
これらのインク配合物は、富士フイルムグラフィックシステムズ(株)製のLuxelJET UV250GT UVインクジェットプリンターを用いてAvery permanent 400(Averyから入手できるPVCの基材)に印刷した。解像度は、600×450dpiであり、プリントサイズは、2m(幅)×1m(長さ)であった。印刷物は、電子安定器によって電力が供給されるHバルブを有する、1つがリーディング、1つがトレイリングの2つのIntegration Technology製SUB ZERO 085ランプユニット用いて、出力をレベル5/5に設定することによって硬化した。放射線の強度は、UV Power Mapシステム(Electronic Instrumentation & Technology Inc.)を用いて760mW/cm(UVA、UVBおよびUVCの全体のピーク面積)であることを確認した。
印刷画像は、硬化性能、柔軟性および基材への接着性について以下で説明されているように試験した。
・硬化性能
印刷され硬化した皮膜は、手に触れて皮膜の粘着性を次のように評点をつけた:
5:粘着性なし
4:わずかに粘着性
3:粘着性
2:わずかに湿潤
1:湿潤
・柔軟性
印刷され硬化した皮膜は、INSTRON 5544装置(Instron Limited)を用いて3cm/分で伸長した。硬化皮膜上に裂け目が発生した時点の伸長の百分率を以下に示されているように記録して評点をつけた:
5:50%を超える
4:40%〜50%
3:30%〜39%
2:20%〜29%
1:20%未満
・PVC基材への接着性
印刷された皮膜をISO2409クロスハッチテスト(Elcometer Instruments Ltd.)を用いて試験し、以下のように評点をつけた:
5:硬化皮膜が除去されない
4:10%未満が除去される
3:30%未満が除去される
2:50%未満が除去される
1:50%を超えて除去される
印刷されたインクの光沢を試験するために、インク配合物を100%シアンベタ画像に印刷した。光沢値は、光沢計(60°測定)(Sheen Instruments Ltd.)を用いて取得し、以下のように評点をつけた:
5:60を超える
4:50〜60
3:35〜49
2:20〜34
1:20未満
漏洩光安定性について試験するため、インク配合物の24μmの皮膜をノズル板材料(東芝テック株式会社)のシートに塗布し、その皮膜をノズル板材料から30cmのところに置かれた弱いUVランプ(TL−D 18W BLB SLV、Philips)に10分間露光した。そのシートを次にペーパータオルによって拭い、インク皮膜が残存していたシートの面積を計算し、以下のように評点をつけた:
5:0%(硬化皮膜が残存しない)
4:0%〜5%を超える
3:5%〜10%を超える
2:10%〜30%を超える
1:30%を超える
結果は、表1に示されている。
実施例1および20のインクを、以下の実施例23〜34に記載されているさまざまな硬化手順を用いて硬化させた。
100%カラーベタ画像(10cm×30cm)を、表2に示されている組成を有するシアンインク配合物を富士フイルムグラフィックシステムズ(株)製のLuxelJET UV250GT UVインクジェットプリンターを用いてAvery permanent 400(Averyから入手できるPVC基材)に印刷することによって作り出した。
実施例1または実施例20の無色のインク配合物を次にシアン画像に印刷した。印刷解像度は、600×450dpiであり、プリントサイズは、2m(幅)×1m(長さ)であった。印刷物は、電子安定器によって電力が供給されるHバルブを有する、1つがリーディングのランプユニットであり、1つがトレイリングのランプユニットである2つのIntegration Technology製SUB ZERO 085ランプユニット用いて硬化した。放射線の強度は、UVA、UVBおよびUVC放射線の全体のピーク面積の加算によって測定し、UV Power Mapシステム(Electronic Instrumentation & Technology Inc.)を用いて確認した。
実施例23〜34のそれぞれに対するインク配合物および露光条件は以下に示されている。
[実施例23]
インク:実施例1。
リーディングランプ:出力4、強度510mW/cm、露光インク噴射後1.1秒。
トレイリングランプ:出力3、強度282mW/cm、露光インク噴射後0.2秒。
[実施例24]
インク:実施例20。
放射線への露光は実施例23に対するのと同じ。
[実施例25]
インク:実施例1。
リーディングランプ:出力5、強度760mW/cm、露光インク噴射後1.1秒。
トレイリングランプ:出力2、強度133mW/cm、露光インク噴射後0.2秒。
[実施例26]
インク:実施例20。
放射線への露光は実施例25に対するのと同じ。
[実施例27]
インク:実施例1。
リーディングランプ:出力7、強度1150mW/cm、露光インク噴射後1.1秒。
トレイリングランプは、いかなる特定の出力設定に対してもより低い放射線の強度を提供するより旧式のランプに置き換えた:出力2、強度95mW/cm、露光インク噴射後0.2秒。
[実施例28]
インク:実施例20。
放射線への露光は実施例27に対するのと同じ。
[実施例29]
インク:実施例1。
リーディングランプ:出力7、強度1150mW/cm、露光インク噴射後1.1秒。
トレイリングランプ:出力0(露光なし)
[実施例30]
インク:実施例20。
放射線への露光は実施例29に対するのと同じ。
[実施例31]
インク:実施例1。
リーディングランプ:出力7、強度1150mW/cm、露光インク噴射後5.0秒。
トレイリングランプ:出力0(露光なし)
[実施例32]
インク:実施例20。
放射線への露光は実施例31に対するのと同じ。
[実施例33]
インク:実施例1。
リーディングランプ:出力2、強度243mW/cm、露光インク噴射後2.3秒。
トレイリングランプ:出力0(露光なし)
露光後、印刷物の表面はまだ湿潤していた。そのインクは、そのためインクを噴射後1分を超えて、以下のように放射線にさらに露光した。
リーディングランプ:出力7、強度1150mW/cm。トレイリングランプ:出力7、強度1150mW/cm
[実施例34]
インク:実施例20。
放射線への露光は実施例33に対するのと同じ。
[比較例4]
インク:実施例1。
リーディングランプ:出力5、強度760mW/cm、露光インク噴射後1.1秒。
トレイリングランプ:出力5、強度760mW/cm、露光インク噴射後0.2秒。
印刷画像を、上記の試験を用いて、光沢、硬化性能、柔軟性、接着性および漏洩光安定性について試験した。この場合、測定した60°の光沢値を1〜5の評点の代わりに記録した。結果は表3に示されている。

Claims (16)

  1. インク組成物の全重量を基準として少なくとも30重量%の単官能性アクリレートモノマーと、
    インク組成物の全重量を基準として3〜40重量%のN−ビニルアミドおよび/またはN−アクリロイルアミンと、
    インク組成物の全重量を基準として少なくとも3重量%の光開始剤とを
    含む無色のインクジェットインク組成物であって、光開始剤がα−ヒドロキシケトン光開始剤を含、組成物。
  2. インク組成物の全重量を基準として6重量%以下のアシルホスフィン光開始剤をさらに含む、請求項1に記載の無色のインクジェットインク組成物。
  3. インク組成物の全重量を基準として35〜80重量%の単官能性アクリレートモノマーを含む、請求項1または2に記載の無色のインクジェットインク組成物。
  4. 多官能性(メタ)アクリレートモノマー、N−ビニルアミド、N−(メタ)アクリロイルアミンおよびβ−不飽和エーテルモノマーから選択される、1つのまたは複数の異なる放射線硬化性モノマーを含む、請求項1〜3のいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  5. インク組成物の全重量を基準として15〜50重量%の多官能性(メタ)アクリレートモノマーを含む、請求項1〜4のいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  6. 脂肪族または芳香族環状基を含む1つまたは複数の単官能性モノマーを含む、請求項1からのいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  7. 単官能性アクリレートモノマーが、環状TMPホルマールアクリレート、イソボルニルアクリレート、またはそれらの混合物を含む、請求項1からのいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  8. α−ヒドロキシケトン光開始剤が、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンと、1−[4−(2−ヒドロキシエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシ−2−メチル−1−プロパン−1−オンとから選択される、請求項1からのいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  9. インク組成物の全重量を基準として3〜20重量%の光開始剤を含む、請求項1からのいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  10. α−ヒドロキシケトン光開始剤が、光開始剤の全重量を基準として25〜100重量%の量で存在する、請求項1からのいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  11. インク組成物の全重量を基準として0〜4重量%のアシルホスフィン光開始剤を含む、請求項1から10のいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物
  12. 請求項1から10のいずれかに記載の無色のインクジェットインク組成物を基材に印刷するステップおよびインク組成物を化学線に露光するステップを含む、インクジェット印刷の方法。
  13. インク組成物を化学線に露光するステップが、
    インク組成物が基材に噴射されてから1.0秒以内は、インク組成物を300mW/cm未満の強度を有する化学線に露光するステップと、
    インク組成物が基材に噴射されてから1.0秒を超えると、インク組成物を500mW/cmを超える強度を有する化学線に露光するステップと
    を含む、請求項12に記載の方法。
  14. インク組成物を化学線に露光するステップが、
    インク組成物が基材に噴射されてから1.0秒以内は、インク組成物を化学線に露光せずに、
    インク組成物が基材に噴射されてから1.0秒を超えると、インク組成物を500mW/cmを超える強度を有する化学線に露光するステップ
    を含む、請求項12に記載の方法。
  15. 請求項1から11のいずれかに記載のインク組成物を含むインクジェットカートリッジ。
  16. 請求項1から11のいずれかに記載のインク組成物が印刷されている基材。
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