JP5713613B2 - 巡視点検支援システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、巡視点検支援システムに関する。
従来より、現場に設置された点検対象物に対応付けて設けられた現場操作盤と、作業者が点検対象物の巡視点検を行う際に携帯する携帯端末装置とからなり、作業者による巡視点検作業を支援するためのシステムが考えられている。この種のシステムでは、現場操作盤に備えられたICタグから各種の情報を携帯端末装置によって読み取ることにより、作業者による巡視点検作業の効率化を図るようにしている。
ところで、巡視点検において、作業者は現場操作盤に設けられた計器に表示される表示値に基づいて点検対象物の点検を行い、表示値が異常であれば必要な措置を行う。しかしながら、現場操作盤は、点検対象物の近傍、つまり、温度や湿度などの環境変化が激しい現場に設置されることから、この現場操作盤に備えられる計器に故障や異常が発生する場合がある。そのため、点検対象物が正常であるにもかかわらず異常な表示値が表示されて不必要な措置が行われてしまったり、逆に、点検対象物が異常であるにもかかわらず正常な表示値が表示されて必要な措置が行われなかったりするおそれがある。
特開2005−301842号公報 特開2007−241598号公報 特開2008−139985号公報
そこで、現場操作盤に設けられた計器に表示される表示値が正常であるか否かも加味して点検対象物の巡視点検を行うことができる巡視点検支援システムを提供する。
本実施形態の巡視点検支援システムは、現場に設置された点検対象物に対応付けて設けられた現場操作盤と、作業者が前記点検対象物の巡視点検を行う際に携帯する携帯端末装置とからなる。前記現場操作盤は、前記点検対象物に供給される電流を検出し、前記点検対象物の駆動時における各種の物性値を電流値として検出するセンサー部と、前記センサー部で検出した各種の物性値を表示値として表示する計器と、前記センサー部が検出した電流値を電流値データとして前記携帯端末装置に送信する送信手段と、を備える。前記携帯端末装置は、前記電流値データと、この電流値データに相当する電流が前記点検対象物に供給されたときに前記計器が前記点検対象物の各種の物性値として表示すべき表示値とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記送信手段が送信した前記電流値データを受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記電流値データに対応する前記計器が前記点検対象物の各種の物性値として表示すべき表示値を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手段が前記記憶手段から抽出した表示値を表示する表示部と、を備える。
第1実施形態に係る巡視点検支援システムの概略構成を示す図 現場操作盤、携帯端末装置、監視装置の概略構成を示す図 第2実施形態に係る図2相当図 起動電流/時間特性データを概念的に示す図 第4実施形態に係る図2相当図 推定進捗度データを概念的に示す図
以下、複数の実施形態による巡視点検支援システムを、図面を参照して説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1に示すように、巡視点検支援システム10は、例えば上下水道の浄化処理場の構内11(現場)に設置された複数の点検対象物12a〜12hにそれぞれ対応付けて設けられた現場操作盤13a〜13hと、作業者が現場操作盤13a〜13h及び点検対象物12a〜12hの巡視点検を行う際に携帯する携帯端末装置14と、点検対象物12a〜12hの駆動状態を現場操作盤13a〜13hを介して集中的に監視する監視装置15とを備える。
点検対象物12a〜12hは、この場合、浄化処理場に設置される一般的な設備であり、例えば、水を汲み上げたり水を圧送するためのポンプや当該ポンプを駆動するためのモータなどである。これら点検対象物12a〜12hは、構内11の各階、地下、屋上、屋外地など広範囲に分散して配置されている。
現場操作盤13a〜13hは、それぞれ点検対象物12a〜12hの近傍に設置されている。なお、各現場操作盤13a〜13hは、各点検対象物12a〜12hとの対応関係が作業者によって比較的容易に認識できる位置関係となるように設置することが望ましい。
携帯端末装置14は、管理室16内に保管され、作業者が点検対象物12a〜12hを点検する際に管理室16から持ち出し携帯する。
監視装置15は、管理室16内に設置されている。この監視装置15は、構内11内に設置された複数の点検対象物12a〜12h及び現場操作盤13a〜13hとケーブル配線、LAN回線、無線通信回線、光回線などを介して接続されており、各点検対象物12a〜12hの駆動状態を示す情報(各点検対象物12a〜12hに供給される電力や電流値などの情報)が現場操作盤13a〜13hを介して集約される。監視装置15は、集約された各種の情報に基づいて、各点検対象物12a〜12hの駆動状態を監視し制御する。
次に、現場操作盤13a〜13h、携帯端末装置14、監視装置15の構成について図2を参照して詳細に説明する。なお、現場操作盤13a〜13hについては、何れも同様の構成であるので、以下、代表して現場操作盤13aの構成を説明する。
現場操作盤13aは、ICタグ17と計器18とを備える。ICタグ17は、この場合、電源機能を有しないパッシブ型で構成され、制御部17aと、センサー部17b(電流値検出手段に相当)と、記憶部17cと、通信部17d(送信手段に相当)とを備える。制御部17aは、マイクロコンピュータを主体として構成され、ICタグ17の動作全般を制御する。センサー部17bは、例えば、点検対象物12aの周囲の温度や湿度、点検対象物12aの周囲に発生する臭気や音響、点検対象物12aおよびその周辺の映像、点検対象物12aに印加される電圧や供給される電流値、点検対象物12aがポンプであれば圧送する水の圧力、水位、流量などを検出する各種のセンサーで構成される。記憶部17cは、メモリで構成され、点検対象物12aや現場操作盤13aの設置位置を示す情報、計器18の規格情報、点検対象物12aや現場操作盤13aに関する履歴情報などの各種の情報を記憶する。また、この場合、制御部17aは、センサー部17bによって検出された点検対象物12aに供給される電流値などを記憶部17cに記憶する。通信部17dは、アンテナで構成され、主として携帯端末装置14、或いは、稀に監視装置15との間で各種の情報の送受信を行う。また、ICタグ17は、この場合、パッシブ型で構成されていることから、この通信部17dが携帯端末装置14から受信する電波により駆動電力を誘起する。
計器18は、点検対象物12aの駆動状態(センサー部17bによって検出された電圧や電流値などの各種の検出データ)を表示値として表示する。作業者は巡視点検の際には、この計器18に表示される表示値に基づいて、点検対象物12aが正常に稼働しているか否か、或いは、点検対象物12aに故障や異常が発生していないか否かを判断する。
携帯端末装置14は、制御部14a(抽出手段に相当)と、入力部14bと、表示部14cと、記憶部14d(記憶手段に相当)と、通信部14e(受信手段に相当)と、撮像部14fと、音声処理部14gとを備える。制御部14aは、マイクロコンピュータを主体として構成され、携帯端末装置14の動作全般を制御する。入力部14bは、各種の操作キーなどで構成される。作業者は、この入力部14bを介して巡視点検に必要な各種の情報(例えば、点検対象物の識別番号、点検対象物の名称、点検対象物の設置位置、点検日時、作業者名、巡視点検の開始時刻など)を携帯端末装置14に入力する。表示部14cは、液晶ディスプレイなどで構成され、入力部14bを介して入力された各種の情報や記憶部14dに記憶されている各種の情報を適宜表示する。
記憶部14dは、メモリで構成され、入力部14bを介して入力された各種の情報、現場操作盤13a〜13hから受信した各種の情報、監視装置15から受信した各種の情報を記憶する。また、この記憶部14dには、メンテナンス項目、各点検対象物12a〜12hと各現場操作盤13a〜13hとの位置関係を示す情報などが記憶されている。なお、記憶部14dに記憶するメンテナンス項目には、点検対象物12a〜12hの外観の点検、設備の変形,変色,破損などの有無の点検,現場操作盤13a〜13hの計器18の指針の振動の点検など一般的な点検項目が含まれる。また、このメンテナンス項目に、点検対象物12a〜12hに特有の点検項目(例えば、専用部品の破損などの有無の点検)を含むようにしてもよい。
通信部14eは、アンテナで構成され、現場操作盤13a〜13hや監視装置15との間で各種の情報の送受信を行う。撮像部14fは、デジタルカメラモジュールで構成される。作業者は、この撮像部14fにより現場の状況を撮像することができる。撮像部14fによって撮像されたデータは記憶部14dに記憶される。音声処理部14gは、マイクおよびスピーカなどで構成される。作業者は、この音声処理部14gを介して現場の状況などを携帯端末装置14に入力したり、或いは、音声処理部14gから出力される音声ガイドに基づいて巡視点検を行う。また、図示はしないが、携帯端末装置14には、巡視点検時に作業者の進路を照らしたり表示部14c部分を照らすための照明装置や、携帯端末装置14の駆動電源となるバッテリなどを備える。
監視装置15は、制御部15aと、通信部15bと、表示部15cと、記憶部15dと、警告部15eとを備える。制御部15aは、マイクロコンピュータを主体として構成され、監視装置15の動作全般を制御する。また、制御部15aは、点検対象物12a〜12hの駆動の監視制御を実行する。通信部15bは、アンテナで構成され、現場操作盤13a〜13hや携帯端末装置14との間で各種の情報の送受信を行う。表示部15cは、液晶ディスプレイなどで構成され、点検対象物12a〜12hの駆動状況などを表示する。記憶部15dは、メモリやハードディスクなどの大容量の記憶媒体で構成され、現場操作盤13a〜13hから受信した各種の情報や携帯端末装置14から受信した各種の情報を記憶する。また、この記憶部15dには、点検対象物12a〜12hに供給される電流値と当該電流値が点検対象物12a〜12hに供給されたときに計器18が表示すべき表示値とを対応付けた電流値/表示値データが記憶されている。警告部15eは、警告ランプやブザーなどで構成され、例えば点検対象物12a〜12hの駆動状況に異常が発生した場合に、点滅動作や警告音を発生する。
次に、上記の構成の巡視点検支援システム10によって点検対象物12a〜12hの巡視点検を行う場合の動作について説明する。
作業者は、巡視点検を行う際には、管理室16内に保管されている携帯端末装置14を携帯し、所定の巡視コースに沿って現場操作盤13a〜13h及び点検対象物12a〜12hを順に点検していく。ここで、各現場操作盤13a〜13h及び各点検対象物12a〜12hにおける動作内容は同様であるので、以下、代表して現場操作盤13a及び点検対象物12aの点検を行う場合について説明する。
作業者は、点検対象物12aの設置現場に到着すると、携帯端末装置14と点検対象物12aに対応する現場操作盤13aのICタグ17との間で通信を実行する。このとき、ICタグ17の制御部17aは、通信部17dにより、センサー部17bが検出した電流値(点検対象物12aに供給されている電流値)を携帯端末装置14に送信する。
一方、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eにより、現場操作盤13aのICタグ17が送信した電流値を受信する。また、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eと監視装置15の通信部15bとの通信により、監視装置15の記憶部15dに記憶されている電流値/表示値データを受信し、記憶部14dに記憶する。なお、電流値/表示値データの受信は、巡視点検を開始する前に予め監視装置15から受信しておくようにしてもよい。次に、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eがICタグ17から受信した電流値に対応する表示値を記憶部14dに記憶されている電流値/表示値データから抽出する(抽出手段)。そして、制御部14aは、抽出した表示値を表示部14cに表示する。
作業者は、携帯端末装置14の表示部14cに表示された表示値と、現場操作盤13aの計器18の表示値とを比較照合し、当該計器18に表示されている表示値が正常であるか否かを判断する。そして、計器18に表示されている表示値が正常であると判断すると、その表示値に基づいて、点検対象物12aに必要な措置(例えば、点検対象物12aの駆動を停止する措置、点検対象物12aの駆動レベルを調整する措置、点検対象物12aを交換する措置など)を行う。
以上に説明したように本実施形態によれば、現場操作盤13a〜13hの計器18に実際に表示されている表示値と計器18に表示されるべき表示値とを比較照合することができ、現場操作盤13a〜13hに設けられた計器18に表示される表示値が正常であるか否かも加味しながら点検対象物12a〜13hの巡視点検を行うことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態による巡視点検支援システムを図3および図4に示す。
図3に示すように、本実施形態では、現場操作盤13a(13b〜13h)の近傍には、電波供給装置21が設置されている。この電波供給装置21は、電源機能を有しないパッシブ型のICタグ17を常時稼働させるために、当該ICタグ17に駆動電力を誘起させるための電波を常時供給するものである。また、監視装置15の記憶部15dには、点検対象物12a〜12hが現場に設置された後の初期の稼働時における起動電流/時間特性データ、つまり、起動電流/時間特性データの初期値が記憶されている。
次に、本実施形態の動作について説明する。
ICタグ17の制御部17aは、点検対象物12a(12b〜12h)の起動時にセンサー部17bが検出した電流値と点検対象物12a(12b〜12h)の起動時間とを対応付けた起動電流/時間特性データを作成し、当該起動電流/時間特性データを記憶部17cに記憶する。なお、この起動電流/時間特性データは、図4に示すように、点検対象物12a(12b〜12h)に供給される電流値(起動電流)が起動直後に増大し、その後、ほぼ一定の値に収束する態様となる。また、記憶部17cに記憶する起動電流/時間特性データは、点検対象物12a(12b〜12h)が起動するごとに書き換えるようにしてもよいし、その全部或いは一部を記憶部17cに蓄積するようにしてもよい。そして、ICタグ17の制御部17aは、通信部17dにより、記憶部17cに記憶されている起動電流/時間特性データを携帯端末装置14に送信する。
一方、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eと監視装置15の通信部15bとの通信により、監視装置15の記憶部15dに記憶されている起動電流/時間特性データ(初期値)を受信し、記憶部14dに記憶する。なお、起動電流/時間特性データの受信は、巡視点検を開始する前に予め監視装置15から受信しておくようにしてもよい。また、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eにより、ICタグ17が送信した起動電流/時間特性データを受信する。次に、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eがICタグ17から受信した起動電流/時間特性データと、記憶部14dに記憶されている起動電流/時間特性データ(初期値)とを比較照合する(比較手段)。
ここで、起動電流/時間特性データは、点検対象物12a〜12hの経年劣化などの要因により、起動電流のピーク値や当該ピーク値に達するまでの時間が増大する傾向がある。そこで、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eがICタグ17から受信した起動電流/時間特性データ(現時点における起動電流/時間特性データ)と記憶部14dに記憶されている起動電流/時間特性データ(点検対象物12a〜12hの設置時における起動電流/時間特性データ(初期値))とのずれが所定の許容範囲内であるか否かに基づいて、点検対象物12a〜12hが正常であるか否かを判断する。
以上に説明したように本実施形態によれば、巡視点検時における点検対象物12a〜12hの起動電流/時間特性データと設置時における点検対象物12a〜12hの起動電流/時間特性データとを比較照合することで、点検対象物12a〜12hが正常であるか否かも加味しながら点検対象物12a〜13hの巡視点検を行うことができる。
なお、ICタグ17を電源機能を有するアクティブ型で構成し、電波供給装置21を不要としてもよい。
(第3実施形態)
第3実施形態による巡視点検支援システムを説明する。
本実施形態では、監視装置15の記憶部15dには、点検対象物12a〜12hの駆動状態と当該駆動状態の点検対象物12a〜12hに対して作業者が行うべき措置項目とを対応付けた駆動状態/措置項目データが記憶されている。この駆動状態/措置項目データには、例えば、「駆動状態Aの点検対象物12a〜12hに対しては措置aを行う」、「駆動状態Bの点検対象物12a〜12hに対しては措置bを行う」、「駆動状態Cの点検対象物12a〜12hに対しては措置cを行う」といった内容の情報が格納されている。
現場操作盤13a〜13hのそれぞれのICタグ17の制御部17aは、通信部17dにより、センサー部17bが検出した各種の検出データ(点検対象物12a〜12hの駆動状態を示すデータ)を携帯端末装置14に送信する。
一方、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eと監視装置15の通信部15bとの通信により、監視装置15の記憶部15dに記憶されている駆動状態/措置項目データを受信し、記憶部14dに記憶する。なお、駆動状態/措置項目データの受信は、巡視点検を開始する前に予め監視装置15から受信しておくようにしてもよい。また、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eにより、ICタグ17が送信した検出データを受信する。次に、携帯端末装置14の制御部14aは、通信部14eがICタグ17から受信した検出データに対応する措置項目を記憶部14dから抽出する。そして、制御部14aは、抽出した措置項目を表示部14cに表示する。
これにより、例えば、ICタグ17のセンサー部17bによる検出データに基づく点検対象物12aの駆動状況が駆動状況Aであれば、措置項目aが抽出されて表示部14cに表示される。そして、作業者は、携帯端末装置14の表示部14cに表示された措置項目aを点検対象物12aに実施する。
以上に説明したように本実施形態によれば、点検対象物12a〜12hの実際の駆動状況に対応した措置項目が携帯端末装置14の表示部14cに表示される。これにより、作業者は、無駄なく過誤なく迅速に点検対象物12a〜12hに適切な措置を行うことができる。
(第4実施形態)
第4実施形態による巡視点検支援システムを図5および図6に示す。
図5に示すように、本実施形態では、携帯端末装置14は、警告ランプやブザーなどで構成される警告部14hを備える。また、監視装置15の記憶部15dには、作業者が点検対象物12a〜12hの巡視点検を行う場合に推定される推定進捗度を示す推定進捗度データが記憶されている。図6に示すように、この推定進捗度データには、例えば、作業者が巡視点検を開始した推定開始時刻T0(作業者が管理室16を出発した時刻)、作業者が最初の点検対象物12aに到着する推定到着時刻T1、作業者が点検対象物12aの点検作業を完了する推定完了時刻T2、作業者が次の点検対象物12bに到着する推定到着時刻T3、作業者が点検対象物12bの点検作業を完了する推定完了時刻T4(以降、点検対象物12c〜12hについても同様)、そして、作業者が全ての点検対象物12a〜12hの点検を完了し管理室16に到着する推定到着時刻Tfが格納されている。
携帯端末装置14は、通信部14eと監視装置15の通信部15bとの通信により、監視装置15の記憶部15dに記憶されている推定進捗度データを受信し、記憶部14dに記憶する。なお、推定進捗度データの受信は、巡視点検を開始する前に予め監視装置15から受信しておくようにしてもよい。
次に、本実施形態による動作について説明する。
作業者は、巡視点検を開始したときには、入力部14bを介して開始時刻T00を携帯端末装置14に入力する。携帯端末装置14の制御部14aは、入力された開始時刻T00を記憶部14dに記憶する。そして、作業者は、最初の点検対象物12aに到着すると、入力部14bを介して到着時刻T01を携帯端末装置14に入力する。携帯端末装置14の制御部14aは、入力された到着時刻T01を記憶部14dに記憶する。また、作業者は、点検対象物12aの点検作業を完了すると、入力部14bを介して完了時刻T02を携帯端末装置14に入力する。携帯端末装置14の制御部14aは、入力された完了時刻T02を記憶部14dに記憶する。
そして、携帯端末装置14の制御部14aは、記憶部14dに記憶されている推定開始時刻T0と推定到着時刻T1に基づいて作業者が点検対象物12aに到着するまでの推定移動時間Taを演算するとともに、入力された開始時刻T00と到着時刻T01に基づいて作業者が点検対象物12aに到着するまでの実際の移動時間T0aを演算する(進捗度演算手段)。そして、携帯端末装置14の制御部14aは、演算した推定移動時間Ta(推定進捗度)と実際の移動時間T0a(実際の進捗度)とを比較照合し、両時間のずれが所定の許容範囲内であるか否かに基づいて、移動中に作業者に異常が発生していないか否かを判断する。
また、携帯端末装置14の制御部14aは、記憶部14dに記憶されている推定到着時刻T1と推定完了時刻T2に基づいて点検対象物12aの点検作業に要する推定所要時間Tbを演算するとともに、入力された到着時刻T01と完了時刻T02に基づいて点検対象物12aの点検作業に実際に要した所要時間T0bを演算する(進捗度演算手段)。そして、携帯端末装置14の制御部14aは、演算した推定所要時間Tbと実際の所要時間T0bとを比較照合し、両時間のずれが所定の許容範囲内であるか否かに基づいて、点検作業中に作業者に異常が発生していないか否かを判断する。
以降、作業者は、点検対象物12b〜12hについても実際の到着時刻と実際の完了時刻を入力しながら巡視点検を行う。そして、携帯端末装置14の制御部14aは、記憶部14dに記憶されている推定進捗度データと巡視点検中に随時入力される実際の到着時刻および実際の完了時刻とに基づいて、推定進捗度と実際の進捗度とを比較照合し、その結果に基づいて、作業者に異常が発生していないか否かを判断する。
なお、本実施形態では、携帯端末装置14の制御部14aは、推定進捗度と実際の進捗度とが異なると判断した場合、つまり、作業者に異常が発生していると判断した場合には、警告部14hにより警告動作(警告ランプの点滅動作や、ブザーによる警告音の発生動作)を実行する(警告動作実行手段)。これにより、携帯端末装置14を携帯する作業者の所在を容易に確認することができ救助活動を迅速かつ的確に行うことができる。
また、例えば、作業者が巡視点検の途中において気絶などした場合には、携帯端末装置14に実際の到着時刻や実際の点検完了時刻を入力することができない。そこで、携帯端末装置14の制御部14aは、作業者による前回の時刻の入力から所定時間(例えば、5分)が経過しても次の時刻の入力がない場合には、作業者に異常が発生したものと判断して、警告部14hにより警告動作を実行する。
また、携帯端末装置14の制御部14aは、推定進捗度と実際の進捗度とが異なると判断した場合には、通信部14eにより、監視装置15に警告情報を送信するようにしてもよい。そして、監視装置15の制御部15aは、携帯端末装置14から警告情報を受信した場合には、警告部15eにより所定の警告動作を実行するようにしてもよい。
また、携帯端末装置14の制御部14aは、入力された時刻情報(開始時刻、到着時刻、完了時刻など)を、通信部14eにより監視装置15に送信するようにしてもよい。そして、監視装置15の制御部15aは、携帯端末装置14から受信した時刻情報に基づいて実際の進捗度を演算し、記憶部15dに記憶されている推定進捗度と演算した実際の進捗度とを比較照合し、両進捗度が異なる場合には所定の警告動作を実行するように構成してもよい。
以上に説明したように本実施形態によれば、予め記憶されている推定進捗度と巡視点検時に随時入力される時刻に基づく実際の進捗度とを比較照合し、両進捗度が異なる場合には所定の警告動作を実行するように構成した。これにより、巡視点検の途中における作業者の安否を加味しながら点検作業を安全に行うことができる。
以上のように各実施形態の巡視点検支援システムは、現場に設置された点検対象物に対応付けて設けられた現場操作盤と、作業者が前記点検対象物の巡視点検を行う際に携帯する携帯端末装置とからなる。前記現場操作盤は、前記点検対象物に供給される電流値を検出する電流値検出手段と、前記点検対象物の駆動状態を表示値として表示する計器と、前記電流値検出手段が検出した電流値を前記携帯端末装置に送信する送信手段と、を備える。前記携帯端末装置は、前記点検対象物に供給される電流値と当該電流値が前記点検対象物に供給されたときに前記計器が表示すべき表示値とを対応付けて記憶する記憶手段と、前記送信手段が送信した前記電流値を受信する受信手段と、前記受信手段が受信した前記電流値に対応する前記表示値を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した前記表示値を表示する表示部と、を備える。この構成によれば、現場操作盤に設けられた計器に表示される表示値が正常であるか否かも加味して点検対象物の巡視点検を行うことができる。
なお、巡視点検支援システムに対し同時に複数の実施形態を適用してもよい。
点検対象物が三相モータである場合には、U相,V相,W相の各電流値のうち最も大きい値を示す電流値を記憶するようにするとよい。また、その最も大きい値を示す電流値に基づいて起動電流/時間特性データを作成するようにするとよい。
上述の各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
図面中、10は巡視点検支援システム、12a〜12hは点検対象物、13a〜13hは現場操作盤、14は携帯端末装置、14aは制御部(抽出手段、比較手段、進捗度演算手段、警告動作実行手段)、14cは表示部、14dは記憶部(記憶手段)、14eは通信部(受信手段)、17bはセンサー部(電流値検出手段)、17dは通信部(送信手段)、18は計器を示す。

Claims (4)

  1. 現場に設置された点検対象物に対応付けて設けられた現場操作盤と、作業者が前記点検対象物の巡視点検を行う際に携帯する携帯端末装置とからなる巡視点検支援システムであって、
    前記現場操作盤は、
    前記点検対象物に供給される電流を検出し、前記点検対象物の駆動時における各種の物性値を電流値として検出するセンサー部と、
    前記センサー部で検出した各種の物性値を表示値として表示する計器と、
    前記センサー部が検出した電流値を電流値データとして前記携帯端末装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記携帯端末装置は、
    前記電流値データと、この電流値データに相当する電流が前記点検対象物に供給されたときに前記計器が前記点検対象物の各種の物性値として表示すべき表示値とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    前記送信手段が送信した前記電流値データを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記電流値データに対応する前記計器が前記点検対象物の各種の物性値として表示すべき表示値を前記記憶手段から抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段が前記記憶手段から抽出した表示値を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする巡視点検支援システム。
  2. 前記現場操作盤は、
    前記送信手段により、前記点検対象物の起動時に前記電流値検出手段が検出した電流値と前記点検対象物の起動時間とを対応付けた起動電流/時間特性データを前記携帯端末装置に送信するように構成され、
    前記携帯端末装置は、
    前記記憶手段により、前記点検対象物が現場に設置された後の初期の稼働時における前記起動電流/時間特性データを記憶し、
    前記受信手段により、前記送信手段が送信した前記起動電流/時間特性データを受信するとともに、
    前記受信手段が受信した前記起動電流/時間特性データと、前記記憶手段が記憶する前記起動電流/時間特性データとを比較する比較手段を備えることを特徴とする請求項1記載の巡視点検支援システム。
  3. 前記携帯端末装置は、
    前記記憶手段により、前記点検対象物の駆動状態と当該駆動状態の前記点検対象物に対して作業者が行うべき措置項目とを対応付けて記憶し、
    前記表示部により、前記記憶手段に記憶されている前記措置項目を表示することを特徴とする請求項1または2に記載の巡視点検支援システム。
  4. 前記携帯端末装置は、
    前記記憶手段により、作業者が前記点検対象物の巡視点検を行う場合に推定される推定進捗度を記憶するとともに、
    作業者による前記点検対象物の巡視点検の進捗度を演算する進捗度演算手段と、
    前記進捗度演算手段が演算した進捗度と前記記憶手段が記憶する推定進捗度とが異なる場合に警告動作を実行する警告動作実行手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1から3の何れか1項に巡視点検支援システム。
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