JP5713139B1 - 電線保護パイプおよびワイヤハーネス - Google Patents
電線保護パイプおよびワイヤハーネス Download PDFInfo
- Publication number
- JP5713139B1 JP5713139B1 JP2014229545A JP2014229545A JP5713139B1 JP 5713139 B1 JP5713139 B1 JP 5713139B1 JP 2014229545 A JP2014229545 A JP 2014229545A JP 2014229545 A JP2014229545 A JP 2014229545A JP 5713139 B1 JP5713139 B1 JP 5713139B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall portion
- electric wire
- pipe
- protection pipe
- wire protection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/02—Details
- H02G3/04—Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/0207—Wire harnesses
- B60R16/0215—Protecting, fastening and routing means therefor
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L11/00—Hoses, i.e. flexible pipes
- F16L11/14—Hoses, i.e. flexible pipes made of rigid material, e.g. metal or hard plastics
- F16L11/15—Hoses, i.e. flexible pipes made of rigid material, e.g. metal or hard plastics corrugated
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L27/00—Adjustable joints, Joints allowing movement
- F16L27/10—Adjustable joints, Joints allowing movement comprising a flexible connection only, e.g. for damping vibrations
- F16L27/107—Adjustable joints, Joints allowing movement comprising a flexible connection only, e.g. for damping vibrations the ends of the pipe being interconnected by a flexible sleeve
- F16L27/11—Adjustable joints, Joints allowing movement comprising a flexible connection only, e.g. for damping vibrations the ends of the pipe being interconnected by a flexible sleeve the sleeve having the form of a bellows with multiple corrugations
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L55/00—Devices or appurtenances for use in, or in connection with, pipes or pipe systems
- F16L55/07—Arrangement or mounting of devices, e.g. valves, for venting or aerating or draining
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L9/00—Rigid pipes
- F16L9/006—Rigid pipes specially profiled
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L9/00—Rigid pipes
- F16L9/12—Rigid pipes of plastics with or without reinforcement
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02G—INSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
- H02G3/00—Installations of electric cables or lines or protective tubing therefor in or on buildings, equivalent structures or vehicles
- H02G3/02—Details
- H02G3/04—Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
- H02G3/0462—Tubings, i.e. having a closed section
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Architecture (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Details Of Indoor Wiring (AREA)
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
【課題】走行時の飛び石等によって穴が開くことを防ぐことができ、かつ曲管部を容易に曲げることが可能な電線保護パイプおよびワイヤハーネスを提供する。【解決手段】電線が挿通される樹脂製のパイプであり、軸方向に交互に連続する凸部11と凹部12とを有する形状に形成されて曲げやすくされた曲管部13と、軸方向に平坦な形状に形成されて曲げにくくされた直管部14とを備え、車両に取り付けられたときに下側に配される下壁部10Sの厚さ寸法が、左右両側に配される左壁部10Lおよび右壁部10Rの厚さ寸法よりも大きくされている。【選択図】図8
Description
本発明は、電線保護パイプおよびワイヤハーネスに関する。
従来、車両の床下に配索されるワイヤハーネスを保護するために、ワイヤハーネスを構成する電線を電線保護パイプに挿通して車両に取り付ける技術が知られている。電線保護パイプは、ワイヤハーネスの配索経路に沿うように三次元方向に屈曲される。
この種の電線保護パイプとして、例えば下記特許文献1に記載のように、曲げやすくされた曲管部と、曲げにくくされた直管部とを備えたものが知られている。曲管部は、軸方向に交互に連続する凸部と凹部とを有する形状に形成され、直管部は、軸方向に平坦な形状に形成されている。
この電線保護パイプによれば、曲管部を曲げることで、比較的容易に電線保護パイプを三次元方向に屈曲することができ、また直管部は略水平に配置されてもワイヤハーネスの自重によって垂れ下がらないので、垂れ下がりを防ぐための固定用クランプの多用および取付け工数の増大を防ぐことができる。
ところで、車両の床下に取り付けられる電線保護パイプには、走行時の飛び石等によって穴が開くことを防ぐべく、所定の強度が必要である。しかしながら、電線保護パイプの強度を高めると、曲管部を曲げにくくなるという問題があり、対策が望まれていた。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、走行時の飛び石等によって穴が開くことを防ぐことができ、かつ曲管部を容易に曲げることが可能な電線保護パイプおよびワイヤハーネスを提供することを目的とする。
本発明の電線保護パイプは、電線が挿通される樹脂製のパイプであり、軸方向に交互に連続する凸部と凹部とを有する形状に形成されて曲げやすくされた曲管部と、軸方向に平坦な形状に形成されて曲げにくくされた直管部とを備え、前記曲管部および前記直管部のいずれにおいても、車両に取り付けられたときに下側に配される下壁部の厚さ寸法が、左右両側に配される左壁部および右壁部の厚さ寸法よりも大きくされ、相対的に前記下壁部が肉厚部、前記左壁部および右壁部が薄肉部となっているものである。
本発明のワイヤハーネスは、複数本の電線が前記電線保護パイプに挿通されたものである。
本発明のワイヤハーネスは、複数本の電線が前記電線保護パイプに挿通されたものである。
本発明によれば、走行時に飛び石等が当たりやすい下壁部は強度が高く、左右両側に配される左壁部および右壁部は変形しやすくなるから、走行時の飛び石等によって電線保護パイプに穴が開くことを防ぐことができ、かつ曲管部を左右方向に容易に曲げることができる。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
本発明の電線保護パイプは、前記軸方向に対して略直交する断面が、車両に取り付けられたときに上側に配される上壁部と前記下壁部との対向方向の寸法よりも、前記左壁部と前記右壁部との対向方向の寸法が大きい偏平な形状とされているものとしてもよい。
本発明の電線保護パイプは、前記軸方向に対して略直交する断面が、車両に取り付けられたときに上側に配される上壁部と前記下壁部との対向方向の寸法よりも、前記左壁部と前記右壁部との対向方向の寸法が大きい偏平な形状とされているものとしてもよい。
このような構成によれば、例えば断面が円形状である場合に比して高さ寸法を小さくすることができるから、配置スペースに高さ制限がある場合に有利なものとすることができる。また、このような偏平な形状の曲管部は、断面が円形状である曲管部に比して上下方向に曲げやすくなるので、下壁部が厚くても曲管部を上下方向に容易に曲げることができる。さらに、偏平な形状の曲管部は、断面が円形状である曲管部に比して左右方向に曲げにくくなるけれども、左壁部と右壁部とが薄くされているから、曲管部を左右方向に容易に曲げることができる。すなわち、曲管部を上下方向および左右方向のいずれにも容易に曲げることができる。
<実施例>
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図10を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における電線保護パイプ10は、図1に示すように、車両Vに取り付けられるものであり、その内部には、車両Vの前部のエンジンルーム内に配置された機器M1と、車両Vの後部の室内に配置された機器M2とを接続するワイヤハーネスを構成する電線Wが複数本挿通される。ワイヤハーネスは、車両Vの内部の前側から車体フレームの外側となる車体床下を通って車両Vの内部の後側に配索される。
以下、本発明を具体化した一実施例について、図1〜図10を参照しつつ詳細に説明する。
本実施例における電線保護パイプ10は、図1に示すように、車両Vに取り付けられるものであり、その内部には、車両Vの前部のエンジンルーム内に配置された機器M1と、車両Vの後部の室内に配置された機器M2とを接続するワイヤハーネスを構成する電線Wが複数本挿通される。ワイヤハーネスは、車両Vの内部の前側から車体フレームの外側となる車体床下を通って車両Vの内部の後側に配索される。
電線Wのうち電線保護パイプ10の両端部から外部に引き出された部分は、コルゲートチューブ等の外装部品30によって保護されている。外装部品30の端部は、電線保護パイプ10の端部に被せられ、外装部品30と電線保護パイプ10との継ぎ目にはテープ巻き31がなされている。
以下、各構成部材において、車両Vに取り付けられたときに進行方向前方を向く側(図1の左側)を前方、後方を向く側(図1の右側)を後方とし、また図1の上側を上方、下側を下方として説明する。
電線保護パイプ10は合成樹脂製であって、軸方向に交互に連続する凸部11と凹部12とを有する形状に形成されて曲げやすくされた曲管部13と、軸方向に平坦な形状に形成されて曲げにくくされた直管部14とを備えている。
曲管部13は蛇腹形状をなし、図1に示すように、電線Wを屈曲させる部位に設けられ、本実施例では、電線保護パイプ10の前端寄りの位置と後端寄りの位置とに設けられている。電線保護パイプ10は、内部に電線Wが挿通された後、電線Wの配索経路に沿うように三次元方向に屈曲され、車両Vに取り付けられる。
直管部14は蛇腹形状をなしておらず、曲がらないものとされている。直管部14は直線状に形成されており、電線保護パイプ10の前後両端部および前後の曲管部13の間に設けられている。曲管部13の間に設けられた部分は、車両Vの床下に略水平に配置される。
電線保護パイプ10には、内部の水を外部に排出するための水抜き部20が設けられている。水抜き部20は、図1に示すように、車両Vに取り付けられたときに最も低い位置に配される曲管部13の近傍(車両Vの前側に配された曲管部13の後側であって直管部14の端部)に設けられている。これにより、例えば外装部品30と電線保護パイプ10の継ぎ目から電線保護パイプ10内に入り込んだ水は、電線保護パイプ10の内面を下方に伝って水抜き部20に到達し、外部に排出される。
水抜き部20は、図5に示すように、車両Vに取り付けられたときに下側に配される下壁部10Sから外側に膨出された膨出部21を有し、その周壁部22に水抜き孔23が開口されたものである。すなわち水抜き部20は、膨出部21の内側に、電線保護パイプ10の内部と外部とを連通する開口部24が設けられた形態とされている。
膨出部21は、下方から見ると、図3に示すように、左右方向に長い長方形状をなし、下壁部10Sの略全幅にわたる幅寸法(左右方向の寸法)を有している。この膨出部21によって開口部24の全体が覆われ、下側から見たときに電線保護パイプ10の内部が見えないものとされている。
水抜き孔23は、図5に示すように、膨出部21の周壁部22のうち車両Vに取り付けられたときに後側に配される部分に形成され、膨出部21の後面の略全体が後方に開口している。
電線保護パイプ10は、膨出部21を含む全体がブロー成形または真空成形により一体成型された後、水抜き孔23を開ける孔開け加工が施されて製造される。水抜き孔23は、左右方向から膨出部21の周壁部22の一部(後側の部分)をカットして形成される。
さて、電線保護パイプ10は、図7および図8に示すように、軸方向に対して略直交する断面が、上下方向の寸法(車両に取り付けられたときに上側に配される上壁部10Uと下壁部10Sとの対向方向の寸法)よりも、左右方向の寸法(左壁部10Lと右壁部10Rとの対向方向の寸法)が大きい偏平な長円形状とされている。上壁部10Uおよび下壁部10Sは、互いに略平行をなす平坦な壁とされ、左壁部10Lおよび右壁部10Rは、円弧形状をなすように湾曲した壁とされている。
そして、電線保護パイプ10は、図7および図8に示すように、上壁部10Uおよび下壁部10Sの厚さ寸法(内外方向の寸法)が、左壁部10Lおよび右壁部10Rの厚さ寸法よりも大きくされている。すなわち、電線保護パイプ10の上壁部10Uおよび下壁部10Sが厚肉部、左壁部10Lおよび右壁部10Rが薄肉部とされている。
電線保護パイプ10の上壁部10Uおよび下壁部10Sは、全幅にわたり一定の厚さ寸法を有し、また上壁部10Uおよび下壁部10Sの厚さ寸法は同等とされている。これにより、上壁部10Uを下側にして電線保護パイプ10を車両Vに取り付けても、飛び石等から電線Wを保護することができる。上壁部10Uおよび下壁部10Sの厚さ寸法は、走行時の飛び石等に対して十分な強度を確保できるとともに、高さ寸法を抑えるべくできるだけ小さい寸法とされている。
左壁部10Lおよび右壁部10Rは、いずれも上下方向の両端部(上壁部10Uおよび下壁部10Sとの境界部)から上下方向における略中心部に向かって次第に厚さ寸法が小さくなるものとされている。そして、左壁部10Lおよび右壁部10Rの上下方向における略中心部は、電線保護パイプ10において厚さ寸法が最も小さい最薄肉部15とされている。なお、左壁部10Lの厚さ寸法と右壁部10Rの厚さ寸法とは同等とされている。
電線保護パイプ10の厚さ寸法は、曲管部13においても直管部14においても同等とされている。すなわち、電線保護パイプ10は、軸方向には厚さ寸法が変化せず一定とされ、曲管部13における凸部11を構成する部分および凹部12を構成する部分の厚さ寸法は、直管部14の厚さ寸法と同等とされている。
そして、図9に示すように、曲管部13を垂直方向に曲げる場合には、下壁部10Sまたは上壁部10Uのうち曲げの外側に配される壁部(図9では下壁部10S)が伸び、曲げの内側に配される壁部(図9では上壁部10U)が縮む。また、図10に示すように、曲管部13を水平方向に曲げる場合には、左壁部10Lまたは右壁部10Rのうち曲げの外側に配される壁部(図10では左壁部10L)が伸び、曲げの内側に配される壁部(図10では右壁部10R)が縮む。その際、曲げの外側に配される凸部11および凹部12は、曲げの方向に沿ってそれぞれ伸びるように変形し、曲管部13が曲げられていない状態に比して凸部11の間隔が大きく開く。また、曲げの内側に配される凸部11および凹部12は、凸部11の間隔が狭まるように凸部11および凹部12がそれぞれ変形し、凸部11の突出端同士が当接する。
次に、上記のように構成された実施例の作用および効果について説明する。
本実施例の電線保護パイプ10は、電線Wが挿通される樹脂製のパイプであり、軸方向に交互に連続する凸部11と凹部12とを有する形状に形成されて曲げやすくされた曲管部13と、軸方向に平坦な形状に形成されて曲げにくくされた直管部14とを備え、車両Vに取り付けられたときに下側に配される下壁部10Sの厚さ寸法が、左右両側に配される左壁部10Lおよび右壁部10Rの厚さ寸法よりも大きくされている。この構成によれば、走行時に飛び石等が当たりやすい下壁部10Sは強度が高く、左右両側に配される左壁部10Lおよび右壁部10Rは変形しやすくなるから、走行時の飛び石等によって電線保護パイプ10に穴が開くことを防ぐことができ、かつ曲管部13を左右方向に容易に曲げることができる。
本実施例の電線保護パイプ10は、電線Wが挿通される樹脂製のパイプであり、軸方向に交互に連続する凸部11と凹部12とを有する形状に形成されて曲げやすくされた曲管部13と、軸方向に平坦な形状に形成されて曲げにくくされた直管部14とを備え、車両Vに取り付けられたときに下側に配される下壁部10Sの厚さ寸法が、左右両側に配される左壁部10Lおよび右壁部10Rの厚さ寸法よりも大きくされている。この構成によれば、走行時に飛び石等が当たりやすい下壁部10Sは強度が高く、左右両側に配される左壁部10Lおよび右壁部10Rは変形しやすくなるから、走行時の飛び石等によって電線保護パイプ10に穴が開くことを防ぐことができ、かつ曲管部13を左右方向に容易に曲げることができる。
また、電線保護パイプ10は、軸方向に対して略直交する断面が、上下方向の寸法よりも、左右方向の寸法が大きい偏平な形状とされている。この構成によれば、例えば断面が円形状である場合に比して高さ寸法を小さくすることができるから、配置スペースに高さ制限がある場合に有利なものとすることができる。
さらに、このような偏平な形状の曲管部13は、同等の容積を有する断面円形状の曲管部13に比して上下方向の寸法が小さくなるので上下方向に曲げやすくなる。したがって、上壁部10Uおよび下壁部10Sが厚くても曲管部13を上下方向に容易に曲げることができる。
加えて、このような偏平な形状の曲管部13は、例えば同等の容積を有する断面円形状の曲管部13に比して左右方向に幅が大きくなるので左右方向に曲げにくくなる。しかしながら、左壁部10Lと右壁部10Rとが薄くされているから、曲管部13を左右方向に容易に曲げることができる。
すなわち、本実施例の電線保護パイプ10によれば、上下方向および左右方向のいずれにも曲管部13を容易に曲げることができる。
さらに、このような偏平な形状の曲管部13は、同等の容積を有する断面円形状の曲管部13に比して上下方向の寸法が小さくなるので上下方向に曲げやすくなる。したがって、上壁部10Uおよび下壁部10Sが厚くても曲管部13を上下方向に容易に曲げることができる。
加えて、このような偏平な形状の曲管部13は、例えば同等の容積を有する断面円形状の曲管部13に比して左右方向に幅が大きくなるので左右方向に曲げにくくなる。しかしながら、左壁部10Lと右壁部10Rとが薄くされているから、曲管部13を左右方向に容易に曲げることができる。
すなわち、本実施例の電線保護パイプ10によれば、上下方向および左右方向のいずれにも曲管部13を容易に曲げることができる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、曲管部13が前後に一対設けられているが、これに限らず、曲管部および直管部の位置やそれぞれの長さ等は、電線の配索経路等に対応して適宜変更することができる。
(2)上記実施例では、電線保護パイプ10の上壁部10Uおよび下壁部10Sの厚さ寸法が同等とされているが、これに限らず、上壁部の厚さ寸法を下壁部の厚さ寸法より小さくしてもよい。
(3)上記実施例では、電線保護パイプ10の断面形状が偏平な長円形状とされているが、これに限らず、電線保護パイプ10の断面形状はどのような形状であってもよく、例えば円形状または正方形状等、もしくは偏平な長方形状または楕円形状等であってもよい。
(4)上記実施例では、下壁部10Sの厚さ寸法が全幅において一定とされ、左壁部10Lおよび右壁部10Rの厚さ寸法は上下方向の中心に向かって次第に小さくなるものとされているが、これに限らず、例えば電線保護パイプが略円形断面を有している場合には、下端に位置する部分を最も厚くし、左右両端に位置する部分を最も薄くし、下端から左右両端にかけて次第に厚さ寸法が変わるものとしてもよく、また例えば電線保護パイプが略方形断面を有している場合には、左壁部および右壁部の厚さ寸法を一定としてもよい。
(5)上記実施例では、電線保護パイプ10の下壁部10Sに水抜き部20が設けられているが、水抜き部は必ずしも設けなくて良い。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、曲管部13が前後に一対設けられているが、これに限らず、曲管部および直管部の位置やそれぞれの長さ等は、電線の配索経路等に対応して適宜変更することができる。
(2)上記実施例では、電線保護パイプ10の上壁部10Uおよび下壁部10Sの厚さ寸法が同等とされているが、これに限らず、上壁部の厚さ寸法を下壁部の厚さ寸法より小さくしてもよい。
(3)上記実施例では、電線保護パイプ10の断面形状が偏平な長円形状とされているが、これに限らず、電線保護パイプ10の断面形状はどのような形状であってもよく、例えば円形状または正方形状等、もしくは偏平な長方形状または楕円形状等であってもよい。
(4)上記実施例では、下壁部10Sの厚さ寸法が全幅において一定とされ、左壁部10Lおよび右壁部10Rの厚さ寸法は上下方向の中心に向かって次第に小さくなるものとされているが、これに限らず、例えば電線保護パイプが略円形断面を有している場合には、下端に位置する部分を最も厚くし、左右両端に位置する部分を最も薄くし、下端から左右両端にかけて次第に厚さ寸法が変わるものとしてもよく、また例えば電線保護パイプが略方形断面を有している場合には、左壁部および右壁部の厚さ寸法を一定としてもよい。
(5)上記実施例では、電線保護パイプ10の下壁部10Sに水抜き部20が設けられているが、水抜き部は必ずしも設けなくて良い。
V…車両
W…電線
10…電線保護パイプ
10L…左壁部
10R…右壁部
10S…下壁部
10U…上壁部
11…凸部
12…凹部
13…曲管部
14…直管部
W…電線
10…電線保護パイプ
10L…左壁部
10R…右壁部
10S…下壁部
10U…上壁部
11…凸部
12…凹部
13…曲管部
14…直管部
Claims (3)
- 電線が挿通される樹脂製のパイプであり、
軸方向に交互に連続する凸部と凹部とを有する形状に形成されて曲げやすくされた曲管部と、軸方向に平坦な形状に形成されて曲げにくくされた直管部とを備え、
前記曲管部および前記直管部のいずれにおいても、車両に取り付けられたときに下側に配される下壁部の厚さ寸法が、左右両側に配される左壁部および右壁部の厚さ寸法よりも大きくされ、相対的に前記下壁部が肉厚部、前記左壁部および右壁部が薄肉部となっている電線保護パイプ。 - 前記軸方向に対して略直交する断面が、車両に取り付けられたときに上側に配される上壁部と前記下壁部との対向方向の寸法よりも、前記左壁部と前記右壁部との対向方向の寸法が大きい偏平な形状とされている請求項1に記載の電線保護パイプ。
- 複数本の電線が請求項1または請求項2に記載された電線保護パイプに挿通されたワイヤハーネス。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014229545A JP5713139B1 (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 電線保護パイプおよびワイヤハーネス |
CN201480083063.6A CN107078480B (zh) | 2014-11-12 | 2014-11-28 | 电线保护管及线束 |
US15/525,243 US9923348B2 (en) | 2014-11-12 | 2014-11-28 | Electric wire protecting pipe and wire harness |
PCT/JP2014/081534 WO2016075840A1 (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-28 | 電線保護パイプおよびワイヤハーネス |
DE112014007162.5T DE112014007162B4 (de) | 2014-11-12 | 2014-11-28 | Schutzrohr für elektrische Leitungen und Kabelbaum |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014229545A JP5713139B1 (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 電線保護パイプおよびワイヤハーネス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP5713139B1 true JP5713139B1 (ja) | 2015-05-07 |
JP2016096596A JP2016096596A (ja) | 2016-05-26 |
Family
ID=53277260
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014229545A Active JP5713139B1 (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 電線保護パイプおよびワイヤハーネス |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9923348B2 (ja) |
JP (1) | JP5713139B1 (ja) |
CN (1) | CN107078480B (ja) |
DE (1) | DE112014007162B4 (ja) |
WO (1) | WO2016075840A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6252538B2 (ja) * | 2015-04-06 | 2017-12-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 外装部材付配線モジュール |
JP6635308B2 (ja) * | 2016-11-15 | 2020-01-22 | 住友電装株式会社 | 防水部材 |
JP6848814B2 (ja) * | 2017-10-30 | 2021-03-24 | 住友電装株式会社 | 電線保護パイプ及びワイヤハーネス |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3954802B2 (ja) * | 2000-04-11 | 2007-08-08 | 矢崎総業株式会社 | 自動車用スライドドアの給電装置 |
JP4139580B2 (ja) * | 2001-06-25 | 2008-08-27 | 住友電装株式会社 | 電気接続箱 |
JP5074757B2 (ja) * | 2006-12-19 | 2012-11-14 | 矢崎総業株式会社 | 給電装置とそれを用いたハーネス配索構造 |
JP2009143326A (ja) | 2007-12-12 | 2009-07-02 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | 三次元姿勢のワイヤハーネスの形成方法、該方法で形成された三次元姿勢のワイヤハーネス、ワイヤハーネスの外装保護材および該外装保護材の製造方法 |
JP5292016B2 (ja) * | 2008-08-19 | 2013-09-18 | 矢崎総業株式会社 | プロテクタ及びワイヤハーネス |
KR20120112728A (ko) * | 2010-01-29 | 2012-10-11 | 우베-니토 카세이 가부시키가이샤 | 케이블 가이드 |
JP5803659B2 (ja) * | 2011-12-26 | 2015-11-04 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線保護パイプ及びワイヤハーネス |
JP5875151B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-03-02 | 矢崎総業株式会社 | ハーネス用外装保護部材とそれを用いたワイヤハーネス |
JP6089292B2 (ja) * | 2012-08-23 | 2017-03-08 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス用外装部材及びワイヤハーネス |
JP6186615B2 (ja) | 2013-03-06 | 2017-08-30 | 矢崎総業株式会社 | ワイヤハーネス |
JP2014192906A (ja) | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Yazaki Corp | ワイヤハーネス |
-
2014
- 2014-11-12 JP JP2014229545A patent/JP5713139B1/ja active Active
- 2014-11-28 DE DE112014007162.5T patent/DE112014007162B4/de active Active
- 2014-11-28 US US15/525,243 patent/US9923348B2/en active Active
- 2014-11-28 CN CN201480083063.6A patent/CN107078480B/zh active Active
- 2014-11-28 WO PCT/JP2014/081534 patent/WO2016075840A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016075840A1 (ja) | 2016-05-19 |
CN107078480A (zh) | 2017-08-18 |
CN107078480B (zh) | 2018-09-11 |
DE112014007162B4 (de) | 2024-04-25 |
US20170324227A1 (en) | 2017-11-09 |
JP2016096596A (ja) | 2016-05-26 |
DE112014007162T5 (de) | 2017-07-20 |
US9923348B2 (en) | 2018-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5700167B1 (ja) | 電線保護パイプおよびワイヤハーネス | |
US10147514B2 (en) | Wire harness | |
JP5713139B1 (ja) | 電線保護パイプおよびワイヤハーネス | |
WO2014203979A1 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6200238B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6485704B2 (ja) | 電線外装材およびワイヤハーネス | |
JP5994595B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6860811B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6056781B2 (ja) | マフラー製造方法及びマフラー | |
JP6385913B2 (ja) | グロメット | |
JP5397134B2 (ja) | 車両用ダッシュパネルの成形方法 | |
US11529912B2 (en) | Wire harness | |
JP6351565B2 (ja) | コルゲートチューブ及びワイヤハーネス | |
JP2006143143A (ja) | 燃料タンク | |
JP4666590B2 (ja) | 車両床構造 | |
JP6522530B2 (ja) | ワイヤハーネスの製造方法 | |
JP2020087592A (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6371743B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP6594128B2 (ja) | ワイヤハーネス | |
JP2013237321A (ja) | 車両の配管固定部構造 | |
US9150094B2 (en) | Radiator core support | |
JP2023030402A (ja) | プロテクタおよびワイヤハーネス | |
CN110234560A (zh) | 用于机动车承载框架的、作为共振体积的吸能元件以及机动车 | |
JP6292452B2 (ja) | シールド導電路 | |
JP6337251B2 (ja) | 車両用インストルメントパネル及びその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5713139 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |