JP5712159B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、インクを吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に関する。
インクが充填される圧力室内の容積をアクチュエータの動作により変化させ、圧力室に設けられたノズルからインクを吐出させて記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置がある。
ノズル内にはインクのメニスカスが形成される。このメニスカスは、空気と接しているために、乾燥等に起因した増粘等の変性が生じ易い。メニスカスの変性は、ノズルのインク吐出性能劣化の一因となる。従来、ノズルからインクが吐出しない程度にアクチュエータを動作させることによりメニスカスを振動させ、ノズル内のインクを攪拌してメニスカスの変性を防ぐ手法が知られている。このようなアクチュエータの動作は、プリカーサ動作と呼ばれる。
特開2004−230775号公報
インクジェット記録装置が備える全てのアクチュエータにプリカーサ動作を常時行わせると、アクチュエータの発熱量が大幅に増加して好ましくない。
本発明が解決しようとする課題は、アクチュエータの発熱量を抑えつつもプリカーサ動作による効果を得ることができるインクジェット記録装置を提供することである。
一実施形態に係るインクジェット記録装置は、インクが充填される圧力室と、前記圧力
室の容積を変化させるアクチュエータと、前記圧力室の容積の変化に伴い、前記圧力室内
のインクを吐出するノズルと、複数の画素の階調値と、前記アクチュエータを駆動して前
記各画素それぞれを被記録媒体に形成する形成タイミングとを表す画像データを記憶する
メモリと、前記画像データに基づき前記各画素を形成するにあたり、インク吐出を伴う画素の形成タイミングで、当該画素の階調値に応じた数だけ前記ノズルからインクを吐出させるための吐出信号を前記アクチュエータに出力し、インク吐出を伴わない画素であって同画素の直後から規定数以内に形成タイミングが到来する画素にインク吐出を伴うものが含まれる画素の形成タイミングで、インクの吐出を伴わずに前記ノズルを振動させるための振動信号を当該インク吐出を伴う画素の階調値に応じた数だけ前記アクチュエータに出力するコントローラと、を備えている。
第1の実施形態に係るインクジェット記録装置の全体構成を示す概略図。 同実施形態に係るインクジェットヘッドのノズル面を示す模式図。 図2におけるA−A´矢視断面図。 図2におけるB−B´矢視断面図。 同実施形態に係る吐出信号の波形例を示す図。 同実施形態に係るプリカーサ動作を説明するための図。 同実施形態に係る振動信号の波形例を示す図。 同実施形態に係るコントローラの動作を示すフローチャート。 同実施形態に係る画像データを説明するための図。 第2の実施形態に係る振動信号の波形例を示す図。
いくつかの実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
[インクジェット記録装置の構成]
図1は、第1の実施形態に係るインクジェット記録装置1の全体構成を示す概略図である。図示したように、インクジェット記録装置1は、コントローラ2と、給紙カセット3と、ピックアップローラ4と、回転ドラム5と、排紙トレイ6と、インクジェットヘッド7とを備える。
給紙カセット3は、被記録媒体である用紙Pを収納する。ピックアップローラ4は、図示せぬ搬送モータの駆動に伴い回転し、給紙カセット3に収納された用紙Pをピックアップして回転ドラム5の外周面に供給する。
回転ドラム5は、ピックアップローラ4によって供給される用紙Pを外周面に吸着して回転することにより、当該用紙Pをインクジェットヘッド7および排紙トレイ6に向けて搬送する。用紙Pを外周面に吸着する方法としては、例えばファンを用いた減圧方式を採用し得る。この方式を採用する場合、例えば円筒状に形成された回転ドラム5および該ドラム5の回転軸に多数の小孔を設け、この回転軸の一端を閉塞するとともに他端に排気ファンを接続する。この構成において排気ファンを回転させると、回転軸を通って回転ドラム5内の空気が排気されるとともに、該ドラム5の外周面に設けられた小孔から該ドラム5内に空気が取り込まれる。すなわち回転ドラム5内の圧力が下がるので、ピックアップローラ4により供給される用紙Pは、回転ドラム5の外周面に吸着する。なお、吸着した用紙Pを排紙トレイ6に排紙する際には、例えば排気ファンを停止させたり、回転軸内の空気の通路を機械的に遮蔽したりすることにより、回転ドラム5の外から内への空気の流れを止め、用紙Pの吸着を解除すればよい。
インクジェットヘッド7は、多数のノズル21(図2〜図4参照)を用紙Pの搬送方向と直交する方向に並べたライン型の印刷ヘッドである。インクジェットヘッド7は、コントローラ2に駆動されて各ノズル21から選択的にインク滴を吐出し、回転ドラム5によって搬送される用紙Pに画像を形成する。図1中にはインクジェットヘッド7を1つのみ示しているが、インクジェット記録装置1で使用するインクの種類が例えばシアン、マゼンダ、イェロー、ブラック等の複数種に亘る場合には、それぞれのインクについてインクジェットヘッド7を設ければよい。
コントローラ2は、CPU(Central Processing Unit)10と、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)で構成されるメモリ11とを備える。CPU10がメモリ11に記憶されたコンピュータプログラムを実行することにより、画像形成に関わる各種の機能が実現される。
[インクジェットヘッドの構成]
次に、インクジェットヘッド7の詳細について説明する。
図2は、インクジェットヘッド7の回転ドラム5との対向面(ノズル面)を示す模式図である。インクジェットヘッド7は、複数のノズル21を備える。各ノズル21は、回転ドラム5による用紙Pの搬送方向と垂直な方向に並ぶ。
図3は図2におけるA−A´矢視断面図であり、図4は図2におけるB−B´矢視断面図である。図3に示すように、インクジェットヘッド7は、インクタンク等のインク供給源からインクの供給を受ける共通インク室22と、隔壁23によって仕切られた複数の圧力室24と、共通インク室22と各圧力室24とを繋ぐ複数のインク供給口25と、各圧力室24の外壁面に設けられた複数のアクチュエータ26とを備える。ノズル21は、各圧力室24に1つずつ設けられる。図4に示すように、各圧力室24は、それぞれ隔壁23を介して隣り合う。
各アクチュエータ26は、コントローラ2に接続された圧電素子である。各アクチュエータ26は、コントローラ2から供給される駆動電圧信号に応じて変形する。アクチュエータ26の変形に伴い、対応する圧力室24の容積が拡張および収縮する。
[吐出信号]
画像形成に際し、コントローラ2は、ノズル21からインク滴を吐出させるための吐出信号を各アクチュエータ26に出力する。図5に吐出信号の波形例を示す。本実施形態に係る吐出信号は、圧力室24の容積を定常状態から拡張するための拡張パルスP1、圧力室24の容積を拡張パルスP1による拡張から定常状態に復帰させるためのグラウンド電位(パルス休止)、圧力室24の容積を定常状態から収縮するための収縮パルスP2を順に含む。
拡張パルスP1は、+Vaaの電圧振幅を有する矩形パルスである。収縮パルスP2は、−Vaaの電圧振幅を有する矩形パルスである。但し、拡張パルスP1と収縮パルスP2の極性を入れ替え、負極性の拡張パルスP1にて圧力室24の容積が拡張し、正極性の収縮パルスP2にて圧力室24の容積が収縮するようにアクチュエータ26を構成してもよい。
拡張パルスP1の期間はt1(μs)である。収縮パルスP2の期間はt2(μs)である。両パルスP1,P2間のグラウンド電位の期間はr1(μs)である。当該吐出信号にて1つのインク滴が吐出されるので、ノズル21から1つのインク滴を吐出させるための期間であるドロップ周期Tdは、t1+r1+t2となる。
期間t1は、圧力伝播時間Taの近傍に設定する。圧力伝播時間Taは、インク中の圧力波が圧力室24の後端部である共通インク室22から圧力室24の先端部であるノズル21の先端まで伝播する時間である。期間r1と期間t2は、r1=2*t1−(t1−t2)/2の関係が成立し、かつ、期間t1の中点から期間t2の中点までの期間が、2*Taとなるように設定する。
アクチュエータ26の電極に拡張パルスP1の電圧+Vaaを印加すると、アクチュエータ26は、圧力室24の容積を急激に拡張するように変形する。このとき、圧力室24内には負の圧力が瞬間的に発生する。この負の圧力は、圧力伝播時間Taが経過すると正の圧力に反転する。拡張パルスP1の後のグラウンド電位の期間r1において、アクチュエータ26は、圧力室24の容積を拡張状態から急激に収縮するように変形する。このとき、圧力室24内には正の圧力が瞬間的に発生する。この正の圧力は、圧力伝播時間Taが経過すると負の圧力に反転する。期間t1が圧力伝播時間Taの近傍に設定されていることから、この圧力変化により発生する圧力波と、最初の拡張パルスP1に起因した圧力変化により発生する圧力波との位相が一致する。その結果、インクの振幅が急激に増幅し、ノズル21からインク滴が吐出する。
アクチュエータ26の電極に拡張パルスP1の電圧+Vaaを印加し終えた後から2Taが経過するまでの間に、圧力室24内の圧力は、正、負、正と順次変化する。この変化の過程において、圧力室24内の圧力が負のときにアクチュエータ26の電極に収縮パルスP2の電圧−Vaaを印加すると、圧力室24の容積が急激に収縮する。これにより、圧力室24内の圧力は瞬間的に上がるので、拡張パルスP1によって発生した圧力波の振幅が弱まる。その結果、圧力室24内の圧力の残留振動を小さくすることができる。
収縮パルスP2に続けて次の吐出信号を順次アクチュエータ26に供給し、アクチュエータ26に上記一連の動作を繰り返させれば、インク滴が吐出信号の数だけ連続的にノズル21から吐出される。各インク滴は、用紙Pの同一位置に着弾する。このように用紙Pの同一位置に連続してインク滴を吐出し、一画素を形成する回数を例えば最大Nmax回とすると、1つのインクジェットヘッド7を用いてNmax+1階調の画像形成が可能となる。本実施形態ではNmax=3とする。すなわち図5に示すように、コントローラ2は1画素を形成するにあたり最大で3回連続して吐出信号を出力する。
[プリカーサ動作]
インク滴の吐出が長時間休止すると、ノズル21内のインクに含まれる水や溶媒が乾燥し、図6(a)に示すように、ノズル21内に形成されるインクのメニスカスの表面付近でインクに含まれる顔料が高濃度化することがある。高濃度化した部分では本来よりもインクの粘度が増加するため、インク滴の誤吐出や不吐出といった吐出不良を誘発しかねない。
このような吐出不良を回避すべく、本実施形態に係るコントローラ2は、図6(b)(c)のようにノズル21内のインクのメニスカスをインクが吐出しない程度に振動させる、いわゆるプリカーサ動作を実行する機能を有する。このプリカーサ動作を実行すると、図6(a)に示したインクの高濃度化部分が、振動により他の部分と混ざり合う。その結果、図6(d)に示すように、ノズル21ないし圧力室24内のインクの濃度が略一様となり、上記のような吐出不良が未然防止される。
プリカーサ動作を実行するにあたり、コントローラ2は、例えば図7に示すような波形の振動信号をアクチュエータ26に供給する。本実施形態に係る振動信号は、期間r2(μs)のグラウンド電位と、圧力室24の容積を定常状態から収縮するための収縮パルスであるプリカーサパルスP3とを順に含む。
プリカーサパルスP3は、収縮パルスP2と極性および電圧振幅が同一の矩形パルスである。プリカーサパルスP3の期間はt3(μs)である。期間r2と期間t3の和は、ドロップ周期Tdと一致する。また、期間t3は、プリカーサパルスP3の電圧−Vaaをアクチュエータ26に印加した際に発生する圧力室24内の圧力波と、アクチュエータ26がプリカーサパルスP3による変形から復帰した際に発生する圧力室24内の圧力波との位相が一致しない程度に定める。このような振動信号をアクチュエータ26に与えることで、ノズル21からインクが吐出しない程度にノズル21内のメニスカスを振動させることができる。
なお、プリカーサパルスP3に代えて、+Vaaの電圧振幅を有する期間t3の拡張パルスを用いて振動信号を構成してもよい。
[印刷動作]
インクジェット記録装置1の動作について説明する。
パーソナルコンピュータ等の上位機器から図示せぬ通信ユニットを介して印刷指令と印刷データとをインクジェット記録装置1が受信すると、コントローラ2は受信した印刷データをメモリ11に保存する。以降、コントローラ2は、図8のフローチャートに沿って動作する。
すなわち、先ずコントローラ2は、メモリ11に保存した印刷データに含まれる各画素の濃度情報を基に、0〜3ドロップの階調値にて構成される画像データW1[L,C]を生成する(Act1)。コントローラ2は、生成した画像データW1[L,C]をメモリ11に保存する。
本実施形態に係る画像データW1[L,C]は、図9に示すように、ラインナンバL(L=0〜Lmax)、カラムナンバC(C=0〜Cmax)を引数とし、各要素に0〜3ドロップの階調値が書き込まれた2次元配列である。図9中の1つの格子が1画素に対応する。また、斜線を付していない格子はインクの吐出を伴わない画素(0ドロップ)であり、斜線を付した格子はインクの吐出を伴う画素(1〜3ドロップ)である。
カラムナンバCは、ノズル21およびアクチュエータ26の各組と1対1で対応する。各カラムにラインナンバLの昇順で並ぶ各画素は、各カラムナンバCに対応するノズル21からのインク吐出(あるいはインク不吐出)によって、この順で用紙Pに形成される画素となる。すなわち、画像データW1[L,C]は、用紙Pに形成する複数の画素の階調値と、アクチュエータ26を駆動して各画素それぞれを用紙Pに形成する形成タイミングとを表す。
Act1の後、コントローラ2は、メモリ11に変数L,CおよびプリカーサデータW2[L,C]を生成し、それらの値を“0”に初期化する(Act2)。プリカーサデータW2[L,C]は、ラインナンバL(L=0〜Lmax)、カラムナンバC(C=0〜Cmax)を引数とし、後述のAct7にて各要素に振動信号数Mを書き込むための2次元配列である。
次に、コントローラ2は、現在の変数L,Cで表される画像データW1[L,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップであるかを判定する(Act3)。1〜3ドロップであると判定した場合(Act3のYES)、コントローラ2は、変数CがCmaxに達しているかを判定する(Act4)。変数CがCmaxに達していないと判定した場合(Act4のNO)、コントローラ2は、変数Cを1つインクリメントする(Act5)。その後、コントローラ2の動作はAct3に移る。
一方、ステップS3において、現在の変数L,Cで表される画像データW1[L,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップでないと判定した場合(Act3のNO)、コントローラ2は、現在の変数L,Cで表される画像データW1[L+1,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップであるかを判定する(Act6)。画像データW1[L+1,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップであると判定した場合(Act6のYES)、コントローラ2は、現在の変数L,Cで表されるプリカーサデータW2[L,C]に書き込むための振動信号数Mを算出する(Act7)。振動信号数Mは、例えば以下の計算式(1)にて算出する。
[振動信号数M]=[最大ドロップ数Nmax]−[ドロップ数N]+S・・・(1)
本実施形態において最大ドロップ数Nmaxは常に“3”である。ドロップ数Nは、画像データW1[L+1,C]に書き込まれた階調値である。Sは固定値であり、本実施形態では“1”とする。これらの条件を用いると、画像データW1[L+1,C]に書き込まれた階調値が1ドロップ、2ドロップ、および3ドロップである場合に、振動信号数Mはそれぞれ“3”、“2”、および“1”となる。
Act7にて振動信号数Mを算出すると、コントローラ2は、当該振動信号数Mを現在の変数L,Cで表されるプリカーサデータW2[L,C]に書き込む(Act8)。
Act6にて画像データW1[L+1,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップでないと判定した場合(Act6のNO)、コントローラ2は、画像データW1[L+2,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップであるかを判定する(Act9)。画像データW1[L+2,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップであると判定した場合(Act9のYES)、コントローラ2の動作はAct7に移る。このとき実行されるAct7の動作において、コントローラ2は、画像データW1[L+2,C]に書き込まれた階調値を式(1)のドロップ数Nとして、振動回数Mを算出する。振動回数Mを算出した後、コントローラ2は、当該振動回数Mを現在の変数L,Cで表されるプリカーサデータW2[L,C]に書き込む(Act8)。
Act9において、画像データW1[L+2,C]に書き込まれた階調値が1〜3ドロップでないと判定した場合(Act9のNO)、コントローラ2の動作はAct4に移る。
Act3〜Act9を含むループを1ライン分の画素について実行し終えると、変数CがCmaxに達する(Act4のYES)。このとき、コントローラ2は、変数LがLmaxに達したかを判定する(Act10)。変数LがLmaxに達していない場合(Act10のNO)、コントローラ2は、変数Lを1つインクリメントするとともに、変数Cを“0”に初期化する(Act11)。その後、コントローラ2の動作はAct3に移る。以降、コントローラ2は、順次変数LをインクリメントしながらAct3〜Act9を含むループを繰り返す。なお、変数LがLmax−1,Lmaxのとき、Act6,9では画像データW1[Lmax+1,C],W1[Lmax+2,C]を参照する必要が生じるが、これらの値は“0”として扱う。
画像データW1[L,C]に含まれる全ての画素を対象としてAct3〜Act9を含むループを実行し終えると、プリカーサデータW2[L,C]が完成する。このとき、変数CがCmaxかつ変数LがLmaxとなるので(Act4,10のYES)、コントローラ2の動作は当該ループを抜ける。
このときコントローラ2は、画像データW1[L,C]およびプリカーサデータW2[L,C]を用いた印刷処理を実行する(Act12)。印刷処理において、先ずコントローラ2は、ピックアップローラ4と回転ドラム5の駆動を開始する。このときピックアップローラ4が給紙カセット3から用紙Pをピックアップし、回転ドラム5の外周面に供給する。回転ドラム5は、供給された用紙Pを外周面に吸着して回転する。
用紙Pの先端がインクジェットヘッド7による画像形成位置に到達すると、コントローラ2は、継続して回転ドラム5を回転させつつ、画像データW1[L,C]に含まれる各画素値(L,Cの組合せ)に対応する駆動タイミングにて各アクチュエータ26を時分割で駆動し、各ノズル21から選択的にインク滴を吐出させる。
具体的には、先ずコントローラ2は、画像データW1[0,C]が示すドロップ数分の吐出信号をカラムナンバCに対応するアクチュエータ26に出力し、プリカーサデータW2[0,C]が示す回数分の振動信号をカラムナンバCに対応するアクチュエータ26に出力する動作を、C=0〜Cmaxの各カラムナンバについて実行する。
この動作が完了すると、L=1、2、3・・・とラインナンバLの値を順次インクリメントしながら、L=0の場合と同様の動作を繰り返す。やがてL=Lmaxのラインについて当該動作が完了すると、用紙Pへの画像形成が完了する。このときコントローラ2は、回転ドラム5を停止して用紙Pを排紙トレイ6に排紙する。以上でAct12の動作ならびに当該フローチャートに示す動作が完了する。
このような印刷動作において、1組のノズル21およびアクチュエータ26に着目すると、コントローラ2は次の2通りの態様にてアクチュエータ26を駆動していることになる。
第1の態様として、コントローラ2は、ノズル21からのインク吐出を伴う画素の形成タイミングで、同画素の階調値に応じた数の吐出信号をアクチュエータ26に出力する。例えば図9に示した画像データW1[L,C]を対象としてAct3〜11の動作を実行した場合、コントローラ2はインク吐出を伴う画素(斜線を付した格子)の形成タイミングで、同画素に対応するアクチュエータ26に同画素の階調値に応じた数の吐出信号を出力する。
第2の態様として、コントローラ2は、ノズル21からのインク吐出を伴わない画素であって、当該画素の形成タイミングの直後に形成タイミングが到来する規定数X(本実施形態ではX=2)以内の画素にノズル21からのインク吐出を伴うものが含まれる画素の形成タイミングで、アクチュエータ26に振動信号を出力する。例えば図9に示した画像データW1[L,C]を対象としてAct3〜11の動作を実行した場合、コントローラ2は白丸を付した画素の形成タイミングで、同画素に対応するアクチュエータ26に振動信号を出力する。
すなわち図9から明らかなように、本実施形態に係るコントローラ2は、インク吐出を伴う画素の形成タイミングの直前で、当該画素の形成に用いるノズル21を対象としたプリカーサ動作を実行する。このようにすれば、常時各アクチュエータ26をプリカーサ動作させる場合に比べて、プリカーサ動作に伴うアクチュエータ26の発熱量を低く抑えることができる。しかも、ノズル21がインク滴を吐出する直前で同ノズル21に対応するアクチュエータ26がプリカーサ動作を行うので、同ノズル21のインク吐出性能は良好に保たれる。
また、全ての画素の形成タイミングで一律に各アクチュエータ26をプリカーサ動作させると、発熱量が増大するとの問題の他に、用紙Pに形成される画像がプリカーサ動作によって乱れるとの問題も生じる。本実施形態に開示した構成であれば、プリカーサ動作の頻度を減らすことができるので、上記のような画像の乱れも抑えることができる。
その他、本実施形態にて開示した構成からは種々の好適な効果が得られる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。
本実施形態では、第1の実施形態に開示した構成において、吐出信号および振動信号の波形を変更する。さらに、インク吐出を伴う画素の形成タイミングにおいても、当該画素に対応するアクチュエータ26に振動信号を出力し、当該振動信号に続いて当該画素の階調値に応じた数の吐出信号を同アクチュエータ26に出力する。以下の説明において特に言及しない構成については、第1の実施形態と同様である。
本実施形態に係る吐出信号および振動信号の波形例を図10に示す。図示した吐出信号は、圧力室24の容積を定常状態から拡張するための拡張パルスP1、圧力室24の容積を拡張パルスP1による拡張から定常状態に復帰させるためのグラウンド電位、圧力室24の容積を定常状態から収縮するための第1収縮パルスP2a、圧力室24の容積を第1収縮パルスP2aによる収縮から定常状態に復帰させるためのグラウンド電位、圧力室24の容積を定常状態から収縮するための第2収縮パルスP2b、圧力室24の容積を第2収縮パルスP2bによる収縮から定常状態に復帰させるためのグラウンド電位を順に含む。
拡張パルスP1は、+Vaaの電圧振幅を有する矩形パルスである。第1収縮パルスP2aおよび第2収縮パルスP2bは、−Vaaの電圧振幅を有する矩形パルスである。但し、拡張パルスP1と各収縮パルスP2a,P2bの極性を入れ替え、負極性の拡張パルスP1にて圧力室24の容積が拡張し、正極性の各収縮パルスP2a,P2bにて圧力室24の容積が収縮するようにアクチュエータ26を構成してもよい。
拡張パルスP1の期間はt1(μs)である。第1収縮パルスP2aの期間はt2a(μs)である。第2収縮パルスP2bの期間はt2b(μs)である。拡張パルスP1および第1収縮パルスP2a間のグラウンド電位の期間はr1a(μs)である。各収縮パルスP2a,P2b間のグラウンド電位の期間はr1b(μs)である。第2収縮パルスP2bに続くグラウンド電位の期間はr1c(μs)である。
拡張パルスP1の始点から第1収縮パルスP2aの終点までの期間(t1+r1a+t2a)は、圧力室24内のインクと圧力室24との共振周期の半値(=AL)以下に設定する。拡張パルスP1の始点から第1収縮パルスP2aの終点までの期間の中間点から第2収縮パルスP2bの中間点までの期間は、上記共振周期(=2AL)以下に設定する。上記共振周期は、圧力室24の構造やインクの特性等によって決まるもので、ヘルムホルツ共振周期と称される。
このように定めた吐出信号が入力されたアクチュエータ26の変形により、同アクチュエータ26に対応するノズル21から1つのインク滴が吐出される。さらに、2つの収縮パルスP2a,P2bが入力された際のアクチュエータ26の変形によって、圧力室24内の圧力の残留振動が効果的に打ち消される。
一方、本実施形態に係る振動信号は、期間r2aのグラウンド電位と、圧力室24の容積を定常状態から収縮する収縮パルスである第1プリカーサパルスP3aと、圧力室24の容積を第1プリカーサパルスP3aによる収縮から定常状態に復帰させるためのグラウンド電位と、圧力室24の容積を定常状態から収縮する収縮パルスである第2プリカーサパルスP3bと、圧力室24の容積を第2プリカーサパルスP3bによる収縮から定常状態に復帰させるためのグラウンド電位とを順に含む。
各プリカーサパルスP3a,P3bは、各収縮パルスP2a,P2bと極性および電圧振幅が同一の矩形パルスである。第1プリカーサパルスP3aの期間はt3a(μs)である。第2プリカーサパルスP3bの期間はt3b(μs)である。各プリカーサパルスP3a,P3b間のグラウンド電位の期間はr2b(μs)である。第2プリカーサパルスP3bに続くグラウンド電位の期間はr2c(μs)である。
本実施形態では、t1+r1a=r2a、t2a=t3a、r1b=r2b、t2b=t3b、r1c=r2cとする。このようにすれば、振動信号の波形は、吐出信号の波形から拡張パルスP1を除いた形となる。
印刷動作に際し、コントローラ2は第1の実施形態と同様に、ノズル21からのインク吐出を伴わない画素であって、当該画素の形成タイミングの直後に形成タイミングが到来する規定数X(本実施形態ではX=2)以内の画素にノズル21からのインク吐出を伴うものが含まれる画素の形成タイミングで、アクチュエータ26に振動信号を出力する。このとき出力する振動信号の波形は、図7に示した波形に代えて図10に示した波形を用いる。式(1)にて算出される振動信号数Mが2以上の場合、コントローラ2は、図10に示した波形の振動信号をM回連続してアクチュエータ26に出力する。
また本実施形態において、コントローラ2は、インク吐出を伴う画素の形成タイミングにおいても当該画素に対応するアクチュエータ26に振動信号を出力する。さらにこの振動信号に続き、コントローラ2は、図10に示すように当該画素の階調値に応じた数の吐出信号を当該アクチュエータ26に出力する。
振動信号および吐出信号が連続して入力されるアクチュエータ26は、振動信号に従って変形してノズル21内のメニスカスを振動させた後、吐出信号に従って変形してノズル21からインク滴を吐出させる。このようにノズル21がインク滴を吐出する直前に当該ノズル21に対応するアクチュエータ26にプリカーサ動作を加えれば、各ノズル21のインク吐出性能は第1の実施形態の場合よりもさらに良好に保たれる。
また、1つの振動信号に複数のプリカーサパルスを含ませるとノズル21内のメニスカスが高頻度で振動するので、ノズル21内のインクを攪拌する効果が高まる。
その他、本実施形態にて開示した構成からは種々の好適な効果が得られる。
(変形例)
第1,第2の実施形態にて開示した構成は、実施段階において各構成要素を適宜変形して具体化できる。
例えば、上記各実施形態では式(1)中のSを1にするとしたが、Sの値は適宜変更すればよい。メニスカス表層の乾燥等が生じ易い種類のインクを使用する場合等には、Sの値を大きくしてアクチュエータ26に出力する振動信号数Mを増加させればよい。一方、メニスカス表層の乾燥等が生じ難い種類のインクを使用する場合等には、Sの値を小さくしてアクチュエータ26に出力する振動信号数Mを減少させればよい。
また、上記各実施形態では規定数Xが2である場合を例示したが、規定数Xは1であってもよいし3以上であってもよい。規定数Xを1とする場合には、図8のフローチャートに示したAct9の動作を省けばよい。規定数Xを3以上とする場合には、図8のフローチャートに示したAct9の動作で“NO”に進んだ場合に、画像データW1[L+3,C]・・・W1[L+X,C]に書き込まれた階調値を順次参照する動作を追加し、これら階調値が1つでも1〜3ドロップを示す場合にコントローラ2の動作がAct7に移るようにすればよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…インクジェット記録装置、2…コントローラ、3…給紙カセット、4…ピックアップローラ、5…回転ドラム、6…排紙トレイ、7…インクジェットヘッド、10…CPU、11…メモリ、21…ノズル、22…共通インク室、23…隔壁、24…圧力室、25…インク供給口、26…アクチュエータ、P1…拡張パルス、P2…収縮パルス、P3…プリカーサパルス。

Claims (4)

  1. インクが充填される圧力室と、
    前記圧力室の容積を変化させるアクチュエータと、
    前記圧力室の容積の変化に伴い、前記圧力室内のインクを吐出するノズルと、
    複数の画素の階調値と、前記アクチュエータを駆動して前記各画素それぞれを被記録媒体に形成する形成タイミングとを表す画像データを記憶するメモリと、
    前記画像データに基づき前記各画素を形成するにあたり、インク吐出を伴う画素の形成タイミングで、当該画素の階調値に応じた数だけ前記ノズルからインクを吐出させるための吐出信号を前記アクチュエータに出力し、インク吐出を伴わない画素であって同画素の直後から規定数以内に形成タイミングが到来する画素にインク吐出を伴うものが含まれる画素の形成タイミングで、インクの吐出を伴わずに前記ノズルを振動させるための振動信号を当該インク吐出を伴う画素の階調値に応じた数だけ前記アクチュエータに出力するコントローラと、
    を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記コントローラは、インク吐出を伴う画素の形成タイミングにおいても前記振動信号を前記アクチュエータに出力し、当該振動信号に続いて前記吐出信号を前記アクチュエータに出力することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記吐出信号は、前記圧力室の容積を拡張するための拡張パルスと、前記圧力室の容積を収縮するための2つ以上の収縮パルスとを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記振動信号は、前記圧力室の容積を収縮するための2つ以上の収縮パルスを含むことを特徴とする請求項1乃至のうちいずれか1に記載のインクジェット記録装置。
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