JP5712004B2 - コージェネレーション装置 - Google Patents

コージェネレーション装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5712004B2
JP5712004B2 JP2011050681A JP2011050681A JP5712004B2 JP 5712004 B2 JP5712004 B2 JP 5712004B2 JP 2011050681 A JP2011050681 A JP 2011050681A JP 2011050681 A JP2011050681 A JP 2011050681A JP 5712004 B2 JP5712004 B2 JP 5712004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
exhaust gas
flow path
guided
hot water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011050681A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012188932A (ja
Inventor
浩一 岡
岡  浩一
大樹 神山
大樹 神山
康介 山名
康介 山名
信行 佐々木
信行 佐々木
牛山 英行
英行 牛山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2011050681A priority Critical patent/JP5712004B2/ja
Priority to US13/413,120 priority patent/US8893472B2/en
Priority to EP12158179.7A priority patent/EP2497933B1/en
Publication of JP2012188932A publication Critical patent/JP2012188932A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5712004B2 publication Critical patent/JP5712004B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G5/00Profiting from waste heat of combustion engines, not otherwise provided for
    • F02G5/02Profiting from waste heat of exhaust gases
    • F02G5/04Profiting from waste heat of exhaust gases in combination with other waste heat from combustion engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B63/00Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices
    • F02B63/04Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators
    • F02B63/044Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for electric generators the engine-generator unit being placed on a frame or in an housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2260/00Recuperating heat from exhaust gases of combustion engines and heat from cooling circuits
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G2262/00Recuperating heat from exhaust gases of combustion engines and heat from lubrication circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E20/00Combustion technologies with mitigation potential
    • Y02E20/14Combined heat and power generation [CHP]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、筐体内に導かれた水が原動機の廃熱で温水に生成され、生成された温水が水流路を経て筐体外に導かれるように構成されたコージェネレーション装置に関する。
コージェネレーション装置は、筐体内にエンジン、発電器および熱交換器を備え、エンジンで発電器を駆動する際にエンジンの廃熱を熱交換器で回収し、回収した熱を室内暖房などに利用する熱電併給装置である。
このコージェネレーション装置は、筐体内にエンジン、発電器および熱交換器を備えるため、筐体内の空気を換気して筐体内の環境温度を好適に保つように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
ここで、コージェネレーション装置のなかには、排気ガスに含まれた一酸化炭素(CO)を検知するCOセンサを備えたものが知られている。
コージェネレーション装置にCOセンサを備えることで、筐体内に排気ガスが流出した場合に、排気ガスに含まれた一酸化炭素(CO)をCOセンサで検知し、検知した検知情報に基づいてエンジンを停止させることができる。
特開2007−187027号公報
しかし、従来のコージェネレーション装置に備えたCOセンサを用いて、筐体内に流出した排気ガスの一酸化炭素をCOセンサで検知するためには、筐体内にある程度の排気ガスが貯えられる必要がある。
このため、筐体内に流出した排気ガスの一酸化炭素をCOセンサで検知するまでに、筐体内に貯えられた排気ガスが筐体の外部に流出することが考えられる。
ここで、コージェネレーション装置が屋内に設置された場合、排気ガスが筐体内から屋内に流出する。
本発明は、筐体内から屋内に排気ガスが流出することを防止できるコージェネレーション装置を提供することを課題とする。
請求項は、筐体外から前記筐体内に水流路を経て水が導かれ、導かれた水が原動機の廃熱で温水に生成され、生成された温水が前記水流路を経て前記筐体外に導かれるコージェネレーション装置であって、前記筐体内に設けられ、前記原動機の排気ガスが流出することを防止可能な気密室と、前記気密室において前記水流路に設けられ、前記水流路に含まれた前記排気ガスを前記気密室に放出可能なリリーフバルブと、前記水流路に設けられて温水の温度を検知可能な温水センサと、前記温水センサで検知した温度の情報に基づいて、前記リリーフバルブの開放により生じる前記温水の温度上昇を認識可能な制御部と、を備え、前記リリーフバルブは、前記水流路の内圧がしきい値を超えた場合に開放可能に構成されることを特徴とする。
請求項は、筐体外から前記筐体内に水流路を経て水が導かれ、導かれた水が原動機の廃熱で温水に生成され、生成された温水が前記水流路を経て前記筐体外に導かれるコージェネレーション装置であって、前記筐体内に設けられ、前記原動機の排気ガスが流出することを防止可能な気密室と、前記気密室において前記水流路に設けられ、前記水流路に含まれた前記排気ガスを前記気密室に放出可能なリリーフバルブと、前記気密室において前記水流路に設けられ、前記水流路に含まれた前記排気ガスを前記温水から分離可能な排気ガス分離部と、を備え、前記気密室は、前記原動機の燃焼室に吸気流路を経て連通可能に構成され、前記排気ガス分離部で前記温水から分離された排気ガスを前記リリーフバルブで前記気密室に放出可能としたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、筐体に気密室を設け、気密室を排気ガスの流出を防止可能に形成した。この気密室の水流路にリリーフバルブを設け、リリーフバルブで水流路に含まれた排気ガスを気密室に放出可能とした。
よって、水流路に含まれた排気ガスをリリーフバルブで気密室に放出することができる。気密室は排気ガスの流出を防止可能に形成されている。よって、気密室に放出された排気ガスを気密室に滞留させることができる。
これにより、コージェネレーション装置が屋内に設置された場合に、気密室に放出された排気ガスが筐体内から屋内に流出することを防止できる。
加えて、水流路に含まれた排気ガスをリリーフバルブで気密室に放出するようにした。
これにより、水流路に含まれた排気ガスが、原動機の廃熱(排熱)を暖房として利用する屋内(室内)に流出することを防止できる
また、請求項に係る発明では、リリーフバルブを水流路の内圧がしきい値を超えた場合に開放可能に構成した。
ここで、水流路に排気ガスが含まれた場合に、水流路の内圧が上昇してしきい値を超える。よって、水流路に排気ガスが含まれた場合にリリーフバルブが開放され、水流路から温水が気密室に排出されるとともに、温水に含まれた排気ガスが気密室に放出される。
水流路から温水が気密室に排出されることで水流路の温水量が減少して温水の温度が上昇する。
そこで、請求項において、温水センサで温水の温度を検知し、検知した温度の情報に基づいて制御部で温水の温度上昇を認識するようにした。
よって、温水の温度上昇に基づいてリリーフバルブの開放状態を認識し、制御部から原動機を停止させる信号をアクチュエータに伝えることができる。
このように、リリーフバルブが開放して温水の温度が上昇した場合に、アクチュエータで原動機を迅速に停止させることができる。
これにより、水流路に含まれた排気ガスが、原動機の廃熱(排熱)を暖房として利用する屋内(室内)に流出することを防止できる
加えて、気密室は排気ガスの流出を防止可能に形成されている。よって、気密室に放出された排気ガスを気密室に滞留させることができる。
これにより、コージェネレーション装置が屋内に設置された場合に、気密室に放出された排気ガスが筐体内から屋内に放出されることを阻止できる。
請求項に係る発明では、水流路に排気ガス分離部を設け、排気ガス分離部で排気ガスを温水から分離可能とした。そして、排気ガス分離部で分離した排気ガスをリリーフバルブで気密室に放出可能とした。
よって、水流路に排気ガスが含まれた場合、排気ガスを温水から分離可能として排気ガスのみを気密室に放出させることができる。
ここで、気密室は排気ガスの流出を防止可能に形成されている。よって、気密室に放出された排気ガスを気密室に滞留させることができる。
これにより、コージェネレーション装置が屋内に設置された場合に、気密室に放出された排気ガスが筐体内から屋内に放出されることを阻止できる。
さらに、原動機の燃焼室に吸気流路を経て気密室を連通させている。よって、気密室に放出させた排気ガスを吸気流路を経て燃焼室に強制的に導くことができる。
このように、気密室の排気ガスを燃焼室に強制的に導くことにより原動機を迅速に停止させることができる。
これにより、水流路に含まれた排気ガスが、原動機の廃熱を暖房として利用する屋内(室内)に流出することを防止できる。
本発明に係るコージェネレーション装置(実施例1)を正面側から見た状態を示す概略断面図である。 図1の温水導出手段を示す正面図である。 図2の3部を拡大した状態で示す断面図である。 実施例1のコージェネレーション装置を通常運転させる例を説明する図である。 実施例1の気密室に排気ガスが流出する例を説明する図である。 実施例1のコージェネレーション装置で温水を生成する例を説明する図である。 実施例1のリリーフバルブを開放する例を説明する図である。 実施例1の解放流路から温水を流出させてエンジンを停止させる例を説明する図である。 本発明に係るコージェネレーション装置(実施例2)を正面側から見た状態を示す概略断面図である。 実施例2の排気ガス除去手段を示す断面図である。 図10の11部拡大図である。 実施例2のコージェネレーション装置で温水を生成する例を説明する図である。 実施例2のリリーフバルブを開放して気密室に排気ガスを放出する例を説明する図である。 実施例2の気密室に排気ガスを放出させてエンジンを停止させる例を説明する図である。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図中において「左(L)」、「右(R)」はコージェネレーション装置10の背面から見た方向にしたがう。
実施例1に係るコージェネレーション装置10について説明する。
図1に示すように、コージェネレーション装置10は、コージェネレーション装置10の外枠を形成するコージェネケース(筐体)11と、コージェネケース11の内部(筐体内)に設けられた気密室12と、気密室12に収納されたエンジン(原動機)14と、エンジン14の本体(以下、「エンジン本体」という)15上部に設けられた発電器16と、エンジン本体15側方に設けられた熱交換器17と、熱交換器17で生成した温水を導き出す(取り出す)温水導出手段20とを備えた熱電併給装置である。
さらに、コージェネレーション装置10は、気密室12の外部においてエンジン本体15の左側に設けられた第1制御部21と、気密室12の外部において第1制御部21の上方に設けられた電力変換部22と、気密室12の外部において熱交換器17の上方に設けられた第2制御部(制御部)23とを備えている。
このコージェネレーション装置10は、一例として屋内(室内)38に設置され、エンジン14の廃熱(排熱)を利用して温水を生成し、生成した温水の熱を室内(図示せず)で暖房として利用するように構成されている。
コージェネケース11は、底パネル25、前パネル、後パネル、左サイドパネル26、右サイドパネル27およびルーフパネル28で略矩形体状に形成されている。前パネルおよび後パネルは図示せず。
このコージェネケース11内の左サイドパネル26寄りに、左サイドパネル26に沿わせて仕切壁31が設けられている。さらに、仕切壁31の上端部31aから上仕切部32が右サイドパネル27まで延出するように設けられている。
底パネル25、仕切壁31、上仕切部32、右サイドパネル27および換気ダクト34で密閉された空間(すなわち、気密室)12が形成されている。
換気ダクト34は、下端部34aが上仕切部32に設けられ、かつ、上端部34bがルーフパネル28に設けられている。
換気ダクト34は、下端部34aが上仕切部32の換気開口35に連通されることで換気開口35を経て気密室12に連通されている。
さらに、換気ダクト34は、上端部34bがルーフパネル28の換気開口36を経て外ダクト37に連通されている。
外ダクト37は屋外(筐体の外部)39に連通されている。
気密室12は、コージェネケース11の内部に設けられた空間であり、エンジン本体15、発電器16および熱交換器17が収納されている。
この気密室12は、例えば、解放流路92(後述する)から排気ガスが放出された場合に、放出された排気ガスが気密室12の外部に流出することを防止可能な密封性を備えている。
気密室12の底部(底パネル)25にアンダフレーム29が設けられている。
気密室12の外部で、かつ、コージェネケース11の内部の空間13に、第1制御部21、電力変換部(インバータユニット)22および第2制御部23が収納(配設)されている。
さらに、気密室12の外部で、かつ、コージェネケース11の内部の空間13に、エンジン14の吸気系41の一部を構成するエアクリーナ部44、ガス流量調整部45、ミキサー46(スロットル弁を含む)が収納(配設)されている。
エンジン14は、発電器16の駆動軸16aを回転可能なエンジン本体15と、エンジン本体15の燃焼室18にガス燃料(燃料)を供給する吸気系41と、燃焼室18の排気ガスを屋外39に放出する排気系51とを備えたガスエンジンである。
エンジン本体15は、発電器16の駆動軸16aに同軸上にクランクシャフト19が連結され、クランクシャフト19にコンロッドを介してピストンが連結されている。
このエンジン本体15は、ピストンがシリンダブロック15a内に摺動自在に配置され、シリンダブロック15aの先端部に燃焼室18が設けられたレシプロエンジンである。
エンジン本体15によれば、燃焼室18でガス燃料を燃焼することで、ピストンがシリンダ内で摺動してクランクシャフト19が回転する。クランクシャフト19が回転することで発電器16の駆動軸16aが回転する。
吸気系41は、上仕切部32に設けられた吸気開口部42と、吸気開口部42をエンジン本体15の燃焼室18に連通する吸気流路43と、吸気流路43の途中に設けられたエアクリーナ部44とを備えている。
さらに、吸気流路43には、エアクリーナ部44の下流側にミキサー46が設けられている。このミキサー46にスロットル弁が含まれている。
よって、エンジン本体15の燃焼室18は、吸気流路43、ミキサー46、エアクリーナ部44および吸気開口部42を経て気密室12に連通されている。
吸気系41によれば、気密室12から吸い込んだ空気が吸気開口部42を経て吸気流路43に導かれ、吸気流路43に導かれた空気がエアクリーナ部44に導かれる。
エアクリーナ部44に空気が導かれることにより、導かれた空気がエアクリーナ部44で浄化される。エアクリーナ部44で浄化された空気がミキサー46でガス燃料と混合される。
ガス燃料は、ガス供給流路48を経てガス流量調整部45に導かれ、ガス流量調整部45で流量が調整された後ミキサー46に導かれる。
ミキサー46で混合されたガス燃料がスロットル弁および吸気流路43を経てエンジン本体15の燃焼室18内に導入されてエンジン14が駆動する。
排気系51は、燃焼室18の排気ガスを外部に導き出す排気手段52と、排気手段52の途中に連通されて排気ガスの排気圧を調整可能な凝縮水分離手段62とを備えている。
排気手段52は、エンジン本体15の燃焼室18を熱交換器17に連通する第1排気流路53と、熱交換器17をマフラー55に連通する第2排気流路54と、第2排気流路54の出口に連通されたマフラー55と、マフラー55を屋外39に連通する第3排気流路56とを備えている。
排気手段52によれば、エンジン14(燃焼室18)の排気ガスは第1排気流路53を経て熱交換器17に導かれる。熱交換器17に導かれた排気ガスは熱交換器17を経て第2排気流路54に導かれる。
第2排気流路54に導かれた排気ガスは第2排気流路54を経てマフラー55に導かれる。マフラー55に導かれた排気ガスは、マフラー55を経て第3排気流路56に導かれる。
第3排気流路56に導かれた排気ガスは、第3排気流路56を経て屋外39に放出される。
凝縮水分離手段62は、マフラー55の底部連通口55aに連通された凝縮水流路63と、凝縮水流路63の出口部63aに連通された貯留部64と、貯留部64の出口部64bに連通された凝縮水排出部67とを備えている。
凝縮水流路63は、気密室12内に収納され、マフラー55の底部連通口55aに入口部が連通され、底パネル25に向けて略鉛直に延出されている。
凝縮水流路63の出口部63aに貯留部64が連通されている。
凝縮水流路63は、排気手段52に含まれた凝縮水をマフラー55の底部連通口55aから導入可能な流路である。
貯留部64は、気密室12内に収納され、凝縮水流路63の出口部63aに入口部64aが連通されている。この貯留部64は、入口部64aおよび出口部64bが底部64cの上方に配置されることにより略U字状に形成されている。
貯留部64が略U字状に形成されることで、排気ガス中に含まれた凝縮水を貯留部64に貯えることができる。
貯留部64に凝縮水を貯えることで、凝縮水流路63の排気ガスが貯留部64を経て気密室12に放出されることを防止できる。
貯留部64の出口部64bに凝縮水排出部67が連通されている。
凝縮水排出部67は、貯留部64の出口部64bから左サイドパネル26を経て下り勾配に延出されることで出口部67aがコージェネケース11外の屋内38に突出されている。
凝縮水分離手段62によれば、マフラー55内で排気ガスから分離された凝縮水が凝縮水流路63に導かれる。凝縮水流路63に導かれた凝縮水が貯留部64に貯えられる。
貯留部64に凝縮水が貯えられることで、マフラー55内から凝縮水流路63に導かれた排気ガスが貯留部64に導かれることを凝縮水で阻止される。
よって、凝縮水流路63に導かれた排気ガスが貯留部64を経てコージェネケース11内から屋内38に放出されることを阻止できる。
発電器16は、エンジン本体15の上部に設けられ、発電器16の駆動軸16aがエンジン14のクランクシャフト19に同軸上に連結されている。
エンジン14で発電器16を駆動することにより、発電器16で電力(交流電力)を発電することができる。
発電器16の上方に換気ファン81が設けられている。よって、発電器16が駆動するとともに換気ファン81が駆動する。
発電器16および換気ファン81がファンカバー82で覆われている。
ファンカバー82は、頂部82aに換気導入口83が開口され、周壁82bに換気導出口84が形成されている。
換気導出口84は、気密室12に連通されている。
よって、換気ファン81が駆動した状態で、ファンカバー82内の空気を換気導出口84から気密室12に導出することが可能である。
また、換気導入口83は、換気開口35の近傍に設けられ、気密室12、換気開口35、換気ダクト34および外ダクト37を経て屋外39に連通されている。
よって、換気ファン81が駆動した状態で、屋外39の外気(空気)を外ダクト37、換気ダクト34、換気開口35および気密室12を経て換気導入口83からファンカバー82内に導入することが可能である。
すなわち、換気ファン81を駆動することで、屋外39の外気(空気)が換気ダクト34や気密室12などを経てファンカバー82内に導かれる。ファンカバー82内に導かれた空気で発電器16が冷却される。
発電器16を冷却した空気が換気導出口84を経て気密室12に導かれ、気密室12を循環してエンジン本体15や熱交換器17が冷却される。
ここで、気密室12に吸気開口部42が連通されている。よって、エンジン本体15や熱交換器17を冷却した空気は、吸気開口部42や吸気流路43などを経てエンジン本体15の燃焼室18に導かれる。
熱交換器17は、エンジン14から第1排気流路53を経て排気ガスが導かれるとともに、コージェネケース11外の屋内(具体的には、温水の熱を暖房として利用する室内(図示せず))から温水導出手段20を経て水が導かれる。
熱交換器17に導かれた水が、排気ガスと熱交換されることにより昇温されて温水が生成される。
図2に示すように、温水導出手段20は、熱交換器17およびエンジン本体15のシリンダブロック15aに連通された水流路手段(水流路)85と、水流路手段85に設けられて水流路手段85の排気ガスを分離可能な排気ガス除去手段91とを備えている。
水流路手段85は、エンジン本体15のオイルタンク15bに連通された第1水流路86と、オイルタンク15bおよび熱交換器17を連通する第2水流路87と、熱交換器17で生成された温水をエンジン本体15のシリンダブロック15aに導く第3水流路88と、シリンダブロック15aを経た温水を屋内(温水の熱を暖房として利用する室内)に導き出す第4水流路89とを有する。
この水流路手段85は、温水の熱を暖房として利用する屋内(室内)側にポンプ(図示せず)が設けられている。
このポンプを駆動することで水流路手段85の水(温水)を循環させることができる。
水流路手段85のポンプを駆動することで、温水の熱を暖房として利用する屋内から第1水流路86を経てオイルタンク15bに水が導かれる。オイルタンク15bに導かれた水が潤滑オイルの熱と熱交換される。
潤滑オイルの熱で暖められた水が第2水流路87を経て熱交換器17に導かれる。
熱交換器17に導かれた水が、熱交換器17に導かれた排気ガスの熱(エンジン14の廃熱(排熱))と熱交換される。すなわち、エンジン14の廃熱を熱源として利用して温水が生成される。
生成された温水が第3水流路88を経てエンジン本体15のシリンダブロック15aに導かれる。
シリンダブロック15aに導かれた温水が、第4水流路89を経てコージェネケース11内から屋内(温水の熱を暖房として利用する室内)に導き出される。
温水の熱を暖房として利用する屋内に導き出された温水の熱は室内の暖房などに用いられる。
排気ガス除去手段91は、第4水流路89に連通された解放流路92と、解放流路92の途中に設けられたリリーフバルブ93と、第4水流路89の上流側端部89aに設けられた温水センサ94とを備えている。
解放流路92は、気密室12に収納されている。この解放流路92は、上端部(上流側端部)92aが第4水流路89に連通された状態で下方に向けて垂下され、下端部(下流側端部)92bがアンダフレーム29の上方に配置されている。
よって、解放流路92の下端部92bから気密室12に流出した温水をアンダフレーム29に貯えることができる。
解放流路92の途中にリリーフバルブ93が設けられている。
リリーフバルブ93は、気密室12に収納され、解放流路92の上端部92a近傍に設けられている。上端部92a近傍にリリーフバルブ93が設けられることで、リリーフバルブ93が第4水流路89に連通されている。
図3に示すように、リリーフバルブ93は、解放流路92に連通されたボディ(弁箱)96と、ボディ96の通路96aに摺動自在に設けられた弁体97と、弁体97をボディシート(弁座)98に向けて押圧する圧縮ばね99とを備えている。
リリーフバルブ93によれば、第4水流路89の内圧Pwがしきい値Pw1以下の場合、圧縮ばね99のばね力で弁体97がボディシート98に当接された状態に保たれる。
弁体97がボディシート98に当接することで、ボディ96の通路96aが弁体97で遮断されてリリーフバルブ93が閉塞状態に保たれる。
一方、第4水流路89の内圧Pwがしきい値Pw1を超えた場合に圧縮ばね99が圧縮され、弁体97が矢印方向に移動してボディシート98から離れる。
弁体97がボディシート98から離れてボディ96の通路96aが連通されることによりリリーフバルブ93が開放される。
図2に示すように、温水センサ94は、第4水流路89の上流側端部89aに設けられている。
この温水センサ94は、第4水流路89の上流側端部89aを流れる温水の温度Twを検知し、検知した温度Twの温度情報を第2制御部23に伝える(出力する)センサである。
第4水流路89の上流側端部89aは、エンジン本体15のシリンダブロック15aの出口に連通されている。
よって、第4水流路89の上流側端部89aを流れる温水は、水流路手段85のうち最も温度が高くなる。
図1に示すように、第1制御部21は、気密室12の外部で、かつ、コージェネケース11の内部の空間13において仕切壁31に設けられている。
この第1制御部21は、例えば、漏電遮断機が例示されるが、これに限定するものではなくその他のエンジン制御機能を備えることも可能である。
さらに、気密室12の外部で、かつ、コージェネケース11の内部の空間13において、熱交換器17の上方で、かつ、エアクリーナ部44の右側に第2制御部23が備えられている。
第2制御部23は、エンジン14の始動時に発電器16をスタータ機能に切り換え、エンジン14の始動後に発電器16をジェネレータ機能に切り換えるようにエンジン14を制御する機能などを備えるECUである。
また、第2制御部23は、温水センサ94から伝えられた温度情報に基づいて、温度情報がしきい値Tw1を超えているか否かを判断する機能を備えている。
さらに、第2制御部23は、検知温度Twがしきい値Tw1を超えていると認識した場合に、エンジン14を停止する停止信号をアクチュエータ(図示せず)に出力する機能を備えている。
アクチュエータは、一例として、第2制御部23から伝えられた停止信号に基づいてガス燃料の供給を停止可能な機能を有する。
ここで、検知温度Twがしきい値Tw1を超える条件を図2に基づいて説明する。
すなわち、リリーフバルブ93が開放され、第4水流路89の温水が解放流路92を経て流出されることで熱交換器17やシリンダブロック15a内を流れる温水量が減少する。
よって、熱交換器17やシリンダブロック15a内を流れる温水が温度上昇する。温水が温度上昇することで温水の温度Twがしきい値Tw1を超える。
ここで、第4水流路89の上流側端部89aを流れる温水の温度Twを温水センサ94で検知することで、温水の温度Twがしきい値Tw1を超えたことを速やかに検知できる。
これにより、リリーフバルブ93が開放されて温水が解放流路92から流出された際に、温水の温度Twがしきい値Tw1を超えたことを速やかに検知してエンジン14を迅速に停止できる。
加えて、図1に示すように、気密室12の外部で、かつ、コージェネケース11の内部の空間13において仕切壁31の上半部に電力変換部22が設けられている。
電力変換部22は、発電器16で発生した交流電力を要求仕様電力に変換するインバータユニットである。
つぎに、コージェネレーション装置10が通常に運転されている状態を図4に基づいて説明する。
図4に示すように、エンジン14を駆動することにより、気密室12から吸気開口部42に矢印Aの如く空気が吸い込まれる。吸気開口部42に吸い込まれた空気は吸気流路43を経てエアクリーナ部44に矢印Bの如く導かれる。
エアクリーナ部44に導かれた空気は、エアクリーナ部44で浄化された後ミキサー46に矢印Cの如く導かれてミキサー46でガス燃料と混合される。
ガス燃料は、ガス供給流路48を経てガス流量調整部45に矢印Dの如く導かれ、ガス流量調整部45を経てミキサー46に導かれる。
ミキサー46で混合されたガス燃料がスロットル弁および吸気流路43を経てエンジン本体15の燃焼室18内に矢印Eの如く導入される。
エンジン14で発電器16を駆動するとともに換気ファン81を駆動する。
換気ファン81が駆動することで、ファンカバー82内の空気が換気導出口84を経て気密室12に矢印Fの如く導かれる。
ファンカバー82内の空気が気密室12に導かれることで、ファンカバー82内が負圧になる。ファンカバー82内が負圧になることで、換気ダクト34内の空気が換気開口35、気密室12および換気導入口83を経てファンカバー82内に矢印Gの如く導かれる。
換気ダクト34内の空気がファンカバー82内に導かれることで、屋外39の空気が外ダクト37を経て矢印Hの如く換気ダクト34内に導かれる。
このように、換気ファン81が駆動することで、屋外39の外気(空気)が外ダクト37、換気ダクト34や気密室12などを経てファンカバー82内に矢印Gの如く導かれる。
ファンカバー82内に導かれた空気で発電器16を冷却する。発電器16を冷却した空気が換気導出口84を経て気密室12に矢印Fの如く導かれることで、導かれた空気が気密室12を矢印Iの如く循環してエンジン本体15や熱交換器17を冷却する。
エンジン本体15や熱交換器17を冷却した空気が、吸気開口部42から吸気流路43に導かれ、吸気流路43を経てエアクリーナ部44に矢印Bの如く導かれる。
エアクリーナ部44で浄化された空気が吸気流路43を経てエンジン本体15の燃焼室18に矢印Eの如く導かれる。
ついで、コージェネレーション装置10の気密室12に排気ガスが流出した場合にエンジン14を停止する例を図5に基づいて説明する。
図5に示すように、気密室12に排気ガスが流出した場合、流出した排気ガスが気密室12に滞留される。
これにより、気密室12に流出した排気ガスがコージェネケース11内から屋内38に放出されることを阻止できる。
この状態において、気密室12に流出した排気ガスは、気密室12の空気に混合される。空気に混合された排気ガスは、吸気開口部42を経て吸気流路43に矢印Jの如く導かれる。
吸気流路43に導かれた空気がエアクリーナ部44、ミキサー46および吸気流路43などを経てエンジン本体15の燃焼室18に矢印Kの如く導かれる。
このように、気密室12に放出された排気ガスをエンジン14の燃焼室18に強制的に導くことで、導かれた排気ガスでエンジン14を迅速に停止させることができる。
ここで、気密室12に流出される排気ガスが微量の場合が考えられる。
この場合、気密室12の排気ガスは、気密室12から燃焼室18、熱交換器17、マフラー55および第3排気流路56などを経て屋外39に排出される。
これにより、気密室12に流出した排気ガスがコージェネケース11内から屋内38に放出されることを阻止できる。
つぎに、コージェネレーション装置10のリリーフバルブ93を開放して解放流路92から温水を流出させることによりエンジン14を停止する例を図6〜図8に基づいて説明する。
図6に示すように、温水の熱を暖房として利用する屋内(室内)に設けられたポンプを駆動することで水流路手段85の水(温水)が循環する。
水流路手段85の水(温水)が循環することで、水が第1水流路86を経てオイルタンク15bに矢印Lの如く導かれる。オイルタンク15bに導かれた水が潤滑オイルの熱と熱交換される。
潤滑オイルの熱で暖められた水が第2水流路87を経て熱交換器17に矢印Mの如く導かれる。
熱交換器17に導かれた水が、熱交換器17に導かれた排気ガスの熱(エンジン14の廃熱(排熱))と熱交換される。すなわち、エンジン14の廃熱(排熱)を熱源として利用して温水が生成される。
生成された温水が第3水流路88を経てエンジン本体15のシリンダブロック15aに矢印Nの如く導かれる。
シリンダブロック15aに導かれた温水が、第4水流路89を経て温水の熱を暖房として利用する屋内に矢印Oの如く導き出される。
温水の熱を暖房として利用する屋内に導き出された温水の熱は室内の暖房などに用いられる。
ここで、第3水流路88から温水がシリンダブロック15aに導かれ、導かれた温水がシリンダブロック15aを流れる際に温水に排気ガスが含まれることが考えられる。
温水に排気ガスが含まれることで第4水流路89の内圧Pwが上昇してしきい値Pw1を超えることが考えられる。
図7に示すように、第4水流路89の内圧Pwがしきい値Pw1を超えた場合に圧縮ばね99が圧縮され、弁体97が矢印Pの如く移動してボディシート98から離れる。
弁体97がボディシート98から離れてボディ96の通路96aが連通されることによりリリーフバルブ93が開放される。
図8に示すように、リリーフバルブ93が開放されることで、第4水流路89の温水および排気ガスが解放流路92に矢印Qの如く導かれる。
解放流路92に導かれた温水は、リリーフバルブ93を経て解放流路92の下端部92bから矢印Rの如く気密室12に流出される。
解放流路92から流出された温水はアンダフレーム29に貯えられ、気密室12から外部に流出することが防止される。
一方、解放流路92に導かれた排気ガスは、温水と同様に、リリーフバルブ93を経て解放流路92の下端部92bから矢印Rの如く気密室12に放出される。
気密室12に放出された排気ガスは気密室12から外部に流出することが防止される。
第4水流路89の温水が解放流路92を経て気密室12に流出されることにより、熱交換器17やシリンダブロック15a内を流れる温水量が減少する。
よって、熱交換器17やシリンダブロック15a内を流れる温水が温度上昇する。温水が温度上昇することで温水の温度Twがしきい値Tw1を超える。
ここで、第4水流路89の上流側端部89aを流れる温水の温度Twが温水センサ94で検知され、検知された温度Twの温度情報が第2制御部23に伝えられている。
第4水流路89の上流側端部89aには、エンジン本体15のシリンダブロック15aを経た直後の温水が流れている。ここで、温水の温度はシリンダブロック15aの出口(すなわち、第4水流路89の上流側端部89a)で最も高くなる。
よって、第4水流路89の上流側端部89aを流れる温水の温度Twを温水センサ94で検知することで、温水の温度上昇を迅速に検知することが可能である。
温水センサ94から伝えられた温度情報に基づいて、第2制御部23において温度情報がしきい値Tw1を超えているか否かを判断する。
検知温度Twがしきい値Tw1を超えていると第2制御部23で認識した場合に、第2制御部23からアクチュエータ(図示せず)に停止信号を伝える。
伝えられた停止信号に基づいてアクチュエータが作動し、一例としてガス燃料の供給を止めることによりエンジン14を迅速に停止させる。
このように、温水に排気ガスが含まれて第4水流路89の内圧Pwが上昇した際に、リリーフバルブ93を開放させて温水や排気ガスを解放流路92から排出/流出させることができる。
さらに、温水が解放流路92から流出され、温水の温度Twがしきい値Tw1を超えた状態においてエンジン14を迅速に停止させることができる。
ここで、気密室12に放出された排気ガスは気密室12に滞留される。
これにより、気密室12に放出された排気ガスがコージェネケース11内から屋内38に放出されることを阻止できる。
加えて、エンジン14を迅速に停止させることで、温水に含まれた排気ガスが、第4水流路89を経て温水とともにコージェネケース11外の屋外(すなわち、温水の熱を暖房として利用する室内)に流出することを防止できる。
つぎに、実施例2を図9〜図11に基づいて説明する。
なお、実施例2において実施例1と同一・類似部材については同じ符号を付して説明を省略する。
実施例2に係るコージェネレーション装置110について説明する。
図9に示すように、コージェネレーション装置110は、実施例1の排気ガス除去手段91に代えて排気ガス除去手段111を備えたもので、その他の構成は実施例1のコージェネレーション装置10と同様である。
排気ガス除去手段111は、第4水流路89の途中に設けられた排気ガス分離部112と、排気ガス分離部112に設けられたリリーフバルブ113とを備えている。
図10に示すように、排気ガス分離部112は、気密室12において第4水流路89の途中に略鉛直に設けられ、流路径D1に形成された筒状体である。
この排気ガス分離部112は、円筒状の流路を形成する周壁115と、周壁115の上端部115aを塞ぐ頂部116と、周壁115の下端部115bを塞ぐ底部117とを有する。
周壁115の上端部115a近傍に第4水流路89の上流側が連通されている。
周壁115の上端部115a近傍に第4水流路89の上流側が連通されることで、第4水流路89の上流側が頂部116より高さH1だけ下方に設けられている。
さらに、周壁115の上端部115a近傍に第4水流路89の上流側が連通されることで、第4水流路89の上流側が底部117より高さH2だけ上方に設けられている。
排気ガス分離部112の流路径D1は、第4水流路89の流路径D2より大径に形成されている。
よって、第4水流路89の上流側から排気ガス分離部112に温水119が導かれる状態において、排気ガス分離部112の上部112aにガス収納空間122を確保することができる。
排気ガス分離部112の上部112aにガス収納空間122を確保することで、第4水流路89の上流側に含まれている排気ガスを温水から分離させてガス収納空間122に導くことができる。
排気ガス分離部112の頂部116にリリーフバルブ113が設けられている。
リリーフバルブ113は、気密室12に収納された状態で(図9も参照)、排気ガス分離部112の頂部116に設けられている。排気ガス分離部112の頂部116にリリーフバルブ113が設けられることで、リリーフバルブ113が頂部116の連通孔116aを経て排気ガス分離部112のガス収納空間122に連通されている。
図11に示すように、リリーフバルブ113は、排気ガス分離部112のガス収納空間122に連通されたボディ(弁箱)126と、ボディ126の通路126aに摺動自在に設けられた弁体127と、弁体127をボディシート128に向けて押圧する圧縮ばね129とを備えている。
リリーフバルブ113によれば、ガス収納空間122の内圧Pgがしきい値Pg1以下の場合、圧縮ばね129のばね力で弁体127がボディシート128に当接された状態に保たれる。
弁体127がボディシート128に当接することで、ボディ126の通路126aが弁体127で遮断されてリリーフバルブ113が閉塞状態に保たれる。
一方、ガス収納空間122の内圧Pgがしきい値Pg1を超えた場合に圧縮ばね129が圧縮され、弁体127が矢印方向に移動してボディシート128から離れる。
弁体127がボディシート128から離れてボディ126の通路126aが連通されることによりリリーフバルブ113が開放される。
よって、ガス収納空間122に導かれた排気ガスをリリーフバルブ113を経て気密室12に放出させることができる。
つぎに、コージェネレーション装置110のリリーフバルブ113を開放して排気ガスを気密室12に放出させることによりエンジン14を停止する例を図12〜図14に基づいて説明する。
図12に示すように、温水の熱を暖房として利用する屋内(室内)に設けられたポンプを駆動することで水流路手段85の水(温水)が循環する。
水流路手段85の水(温水)が循環することで、水が第1水流路86を経てオイルタンク15bに矢印Sの如く導かれる。オイルタンク15bに導かれた水が潤滑オイルの熱と熱交換される。
潤滑オイルの熱で暖められた水が第2水流路87を経て熱交換器17に矢印Tの如く導かれる。
熱交換器17に導かれた水が、熱交換器17に導かれた排気ガスの熱(エンジン14の廃熱(排熱))と熱交換される。すなわち、エンジン14の廃熱(排熱)を熱源として利用して温水が生成される。
生成された温水が第3水流路88を経てエンジン本体15のシリンダブロック15aに矢印Uの如く導かれる。
シリンダブロック15aに導かれた温水が、第4水流路89および排気ガス分離部112を経て温水の熱を暖房として利用する屋内に矢印Vの如く導き出される。
温水の熱を暖房として利用する屋内に導き出された温水の熱は室内の暖房などに用いられる。
ここで、第3水流路88から温水119(図13参照)がシリンダブロック15aに導かれ、導かれた温水がシリンダブロック15aを流れる際に温水119に排気ガスが含まれることが考えられる。
温水119に排気ガスが含まれることで第4水流路89の上流側に排気ガスが含まれる。
この状態で、図13に示すように、第4水流路89の上流側から排気ガス分離部112に温水119が矢印Vの如く導かれる。
排気ガス分離部112の流路径D1は、第4水流路89の流路径D2より大径に形成されている。
よって、第4水流路89の上流側から排気ガス分離部112に温水119が矢印Vの如く導かれる状態において、排気ガス分離部112の上部112aにガス収納空間122が確保される。
排気ガス分離部112の上部112aにガス収納空間122を確保することで、第4水流路89の上流側に含まれている排気ガスが温水119から分離されてガス収納空間122に矢印Wの如く導かれる。
ガス収納空間122に排気ガスが導かれることで、ガス収納空間122の内圧Pgがしきい値Pg1を超える。ガス収納空間122の内圧Pgがしきい値Pg1を超えることでリリーフバルブ113が開放される。
よって、ガス収納空間122に導かれた排気ガスのみをリリーフバルブ113を経て気密室12に矢印Xの如く放出させることができる。
気密室12に放出された排気ガスは気密室12から外部に流出することが防止される。
図14に示すように、気密室12に放出された排気ガスは、気密室12の空気に混合される。空気に混合された排気ガスは、吸気開口部42を経て吸気流路43に矢印Yの如く導かれる。
吸気流路43に導かれた空気がエアクリーナ部44、ミキサー46および吸気流路43などを経てエンジン本体15の燃焼室18に矢印Zの如く導かれる。
このように、気密室12に放出された排気ガスをエンジン14の燃焼室18に強制的に導くことで、導かれた排気ガスでエンジン14を迅速に停止させることができる。
ここで、気密室12に放出された排気ガスは気密室12に滞留される。
これにより、気密室12に放出された排気ガスがコージェネケース11内から屋内38に放出されることを阻止できる。
加えて、エンジン14を迅速に停止させることで、温水に含まれた排気ガスが第4水流路89を経て温水とともにコージェネケース11外の屋外(すなわち、温水の熱を暖房として利用する室内)に流出することを防止できる。
なお、本発明に係るコージェネレーション装置は、前述した実施例に限定されるものではなく適宜変更、改良などが可能である。
例えば、前記実施例1,2では、原動機としてガスエンジン14を例示したが、これに限らないで、ガソリンエンジンなどの他のエンジンを用いることも可能である。
また、前記実施例1,2では、コージェネレーション装置10を屋内に設置する例について説明したが、これに限らないで、コージェネレーション装置10を屋外に設置することも可能である。
さらに、前記実施例2では、排気ガス分離部112を略鉛直に設けた例について説明したが、これに限らないで、排気ガス分離部112を傾斜状や水平状に設け、排気ガス分離部112の最上部にリリーフバルブ113を設けることも可能である。
また、前記実施例1,2で示したコージェネレーション装置10,110、コージェネケース11、気密室12、エンジン14、熱交換器17、燃焼室18、吸気流路43、水流路手段85、リリーフバルブ93,113、温水センサ94および排気ガス分離部112などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
本発明は、筐体内に導かれた水を原動機の廃熱で温水に生成し、生成された温水を水流路を経て筐体外に案内可能なコージェネレーション装置への適用に好適である。
10,110…コージェネレーション装置、11…コージェネケース(筐体)、12…気密室、14…エンジン(原動機)、17…熱交換器、18…燃焼室、43…吸気流路、85…水流路手段(水流路)、93,113…リリーフバルブ、94…温水センサ、112…排気ガス分離部、119…温水、Pw…内圧、Pw1…しきい値、Tw…温度。

Claims (2)

  1. 筐体外から前記筐体内に水流路を経て水が導かれ、導かれた水が原動機の廃熱で温水に生成され、生成された温水が前記水流路を経て前記筐体外に導かれるコージェネレーション装置であって、
    前記筐体内に設けられ、前記原動機の排気ガスが流出することを防止可能な気密室と、
    前記気密室において前記水流路に設けられ、前記水流路に含まれた前記排気ガスを前記気密室に放出可能なリリーフバルブと、
    前記水流路に設けられて温水の温度を検知可能な温水センサと、
    前記温水センサで検知した温度の情報に基づいて、前記リリーフバルブの開放により生じる前記温水の温度上昇を認識可能な制御部と、を備え
    前記リリーフバルブは、
    前記水流路の内圧がしきい値を超えた場合に開放可能に構成されることを特徴とするコージェネレーション装置。
  2. 筐体外から前記筐体内に水流路を経て水が導かれ、導かれた水が原動機の廃熱で温水に生成され、生成された温水が前記水流路を経て前記筐体外に導かれるコージェネレーション装置であって、
    前記筐体内に設けられ、前記原動機の排気ガスが流出することを防止可能な気密室と、
    前記気密室において前記水流路に設けられ、前記水流路に含まれた前記排気ガスを前記気密室に放出可能なリリーフバルブと、
    前記気密室において前記水流路に設けられ、前記水流路に含まれた前記排気ガスを前記温水から分離可能な排気ガス分離部と、を備え、
    前記気密室は、前記原動機の燃焼室に吸気流路を経て連通可能に構成され、
    前記排気ガス分離部で前記温水から分離された排気ガスを前記リリーフバルブで前記気密室に放出可能としたことを特徴とするコージェネレーション装置。
JP2011050681A 2011-03-08 2011-03-08 コージェネレーション装置 Expired - Fee Related JP5712004B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011050681A JP5712004B2 (ja) 2011-03-08 2011-03-08 コージェネレーション装置
US13/413,120 US8893472B2 (en) 2011-03-08 2012-03-06 Cogeneration apparatus
EP12158179.7A EP2497933B1 (en) 2011-03-08 2012-03-06 Cogeneration apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011050681A JP5712004B2 (ja) 2011-03-08 2011-03-08 コージェネレーション装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012188932A JP2012188932A (ja) 2012-10-04
JP5712004B2 true JP5712004B2 (ja) 2015-05-07

Family

ID=45811336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011050681A Expired - Fee Related JP5712004B2 (ja) 2011-03-08 2011-03-08 コージェネレーション装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8893472B2 (ja)
EP (1) EP2497933B1 (ja)
JP (1) JP5712004B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102021121074A1 (de) 2021-08-13 2023-02-16 Viessmann Climate Solutions Se Kraft-Wärme-Kopplungsanlage

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4736111A (en) * 1984-10-03 1988-04-05 Linden Craig L Cogeneration system
DE9100340U1 (ja) * 1991-01-12 1992-02-13 Immler, Volker
DE10151121B4 (de) * 2001-10-20 2006-04-06 Reimund Stelzer Kraft-Wärme-gekoppelte Einrichtung
US6595431B1 (en) * 2002-11-14 2003-07-22 Dennis A. Lieske Exhaust heat trap and redirecting system
US7284709B2 (en) * 2003-11-07 2007-10-23 Climate Energy, Llc System and method for hydronic space heating with electrical power generation
JP2007187027A (ja) 2006-01-11 2007-07-26 Chugoku Electric Power Co Inc:The コージェネレーションシステム
JP4848968B2 (ja) * 2007-01-31 2011-12-28 トヨタ自動車株式会社 廃熱回収装置
JP5043558B2 (ja) * 2007-08-17 2012-10-10 本田技研工業株式会社 コージェネレーション装置
JP4886667B2 (ja) * 2007-11-19 2012-02-29 本田技研工業株式会社 コージェネレーション装置
JP4838225B2 (ja) * 2007-11-19 2011-12-14 本田技研工業株式会社 コージェネレーション装置
JP5118604B2 (ja) * 2008-10-29 2013-01-16 本田技研工業株式会社 エンジン駆動発電装置
DE102009010834A1 (de) * 2009-02-28 2010-09-09 Piper, Erik John William Mikro-Kraftwärmekopplungsanlage
US20110036095A1 (en) * 2009-08-11 2011-02-17 Zero-Co2 Llc Thermal vapor stream apparatus and method

Also Published As

Publication number Publication date
US8893472B2 (en) 2014-11-25
JP2012188932A (ja) 2012-10-04
US20120227384A1 (en) 2012-09-13
EP2497933A1 (en) 2012-09-12
EP2497933B1 (en) 2015-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105074133B (zh) 用于发电涡轮封装的通流通风系统
JP5618009B2 (ja) 廃熱利用装置
JP5191792B2 (ja) 定置式エンジンの冷却水回路
JP4372020B2 (ja) エンジン駆動式作業機
WO2006077774A1 (ja) エンジン駆動式作業機
KR102328097B1 (ko) 시동 공기 시스템을 갖는 내연 엔진
JP6119662B2 (ja) 電動車両
JP2009215904A (ja) 内燃機関のインタークーラ凝縮水排出装置
JP5712004B2 (ja) コージェネレーション装置
CN106438000B (zh) 机舱发电机组冷却装置及冷却方法
RU2013103766A (ru) Система генерации мощности и способ ее работы
JP5715834B2 (ja) コージェネレーション装置
CN107636258A (zh) 燃气涡轮发动机
WO2018186050A1 (ja) 船舶
CA2686580A1 (en) Outboard motor
JP5840577B2 (ja) 携帯型エンジン発電機
JP2010274905A (ja) 船舶推進システム及び該システムを装備する船舶
JP2012188933A (ja) コージェネレーション装置
KR102413211B1 (ko) 차량의 냉각수 가열장치
JP2008274826A (ja) エンジンのegr装置
JP2008274777A (ja) 発電装置におけるキャニスタ配設構造
KR101708923B1 (ko) 엔진룸 흡기구조물 및 이를 구비한 드릴쉽
JP2006291766A (ja) エンジン駆動作業装置とその運転方法
JP2007016752A (ja) 建設機械のエンジン室
CN109476229A (zh) 用于空间、特别是车辆发动机室通风的通风装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20131127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140701

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150303

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5712004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees