JP5709379B2 - コーティングを用いたガラスの強化 - Google Patents

コーティングを用いたガラスの強化 Download PDF

Info

Publication number
JP5709379B2
JP5709379B2 JP2009551276A JP2009551276A JP5709379B2 JP 5709379 B2 JP5709379 B2 JP 5709379B2 JP 2009551276 A JP2009551276 A JP 2009551276A JP 2009551276 A JP2009551276 A JP 2009551276A JP 5709379 B2 JP5709379 B2 JP 5709379B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
precursor
water
additive
composition
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009551276A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010520138A (ja
Inventor
ギュイ マルソー,セルジュ
ギュイ マルソー,セルジュ
ヴォントラクツェク,カトリン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Corning Inc
Original Assignee
Corning Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Corning Inc filed Critical Corning Inc
Publication of JP2010520138A publication Critical patent/JP2010520138A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5709379B2 publication Critical patent/JP5709379B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C17/00Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating
    • C03C17/006Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with materials of composite character
    • C03C17/008Surface treatment of glass, not in the form of fibres or filaments, by coating with materials of composite character comprising a mixture of materials covered by two or more of the groups C03C17/02, C03C17/06, C03C17/22 and C03C17/28
    • C03C17/009Mixtures of organic and inorganic materials, e.g. ormosils and ormocers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C1/00Ingredients generally applicable to manufacture of glasses, glazes, or vitreous enamels
    • C03C1/006Ingredients generally applicable to manufacture of glasses, glazes, or vitreous enamels to produce glass through wet route
    • C03C1/008Ingredients generally applicable to manufacture of glasses, glazes, or vitreous enamels to produce glass through wet route for the production of films or coatings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03CCHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
    • C03C2218/00Methods for coating glass
    • C03C2218/10Deposition methods
    • C03C2218/11Deposition methods from solutions or suspensions
    • C03C2218/113Deposition methods from solutions or suspensions by sol-gel processes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Geochemistry & Mineralogy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Composite Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Surface Treatment Of Glass (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、ガラス基板を強化するための組成物およびガラス基板を強化するためのコーティングを製造し、これをガラス基板に塗布する方法に関する。
ガラスは、機械的応力に対して非常に敏感である。理論的に、ガラスは、その構造に関して、非常に高い強度を有するべきである。しかしながら、実際は、ガラスから製造された素子は、機械的欠陥、本質的に表面欠陥のために、予測されるよりも、低い強度および高い破損率を示す。それゆえ、破損率は、少なくとも大半は、ガラスの表面と縁の品質によって決定される。残念ながら、これらのタイプの欠陥は、ガラスの耐用寿命の減少に寄与する。
当業者は、長年に亘り、ガラスの低い強度に関連する問題を緩和するための手段を捜し求めてきた。しかしながら、発見された改変および適用プロセスのいくつかは、望ましくない副作用を有し、ある場合には、ガラス強度の信頼性の低下に寄与してしまう。ある場合には、基板製造中にガラスを取り扱うための手法および/または意図する強化手法により、ガラスの表面と縁に余計な欠陥が形成され、それによって、強度が低下してしまう。例えば、フュージョン・ドローにより形成されたガラス板は、通常、無垢な表面品質を有するが、製造中のその後の工程により、微細欠陥が生じ、それによって、ガラスの強度が劇的に減少してしまうことが多い。そのために、当業者は、傷が形成された後のガラス基板におけるこれらの欠陥を減少させることに焦点を当ててきた。
傷成形後のガラスを強化する見込みとしては、熱強化および化学強化が挙げられる。化学強化は、約10μmの侵入深さに及ぶ一般にアルカリ元素を含むイオン交換を必要とし、これは、その表面で誘発された圧縮によってガラスを強化する。しかしながら、EAGLE(登録商標)ガラス(コーニング社(Corning Incorporated)からの)などの無アルカリガラスの場合には、化学強化は、交換可能なイオンがないために、可能ではない。さらに、熱強化も化学強化も、ガラスの長期性能を補償せず、そのようなプロセスは、実施するのが高くつき得る。
ガラス表面の長期間の強化および保護のために、コーティングの塗布が、非特許文献1に示されるように、欠陥を手当し、ガラス上のそれらの結果を部分的に硬化させるかまたは少なくとも最小にするための非常に効果的なプロセスであろう。既存の文献から、そのようなガラス強化に用いられるコーティングには、ゾルゲル系の混成コーティングおよび高分子コーティングの少なくとも2種類の一般タイプがある。溶融、延伸および仕上げの最中の処理パラメータを注意深く選択することによって、ガラス表面に欠陥が形成されるのを防ぐはずであると考えられる。欠陥の排除は、火仕上げ(fire polishing)、HFエッチング、またはアルカリエッチング(シリカガラスにとって好ましい)により達成されると考えられる。表面欠陥をなくすためにHFエッチングを利用する場合、これも強度の減少に寄与するであろう、表面粗さが増すことを避けるために、特別な配合物を使用しなければならない。
コーティングを使用したガラスの強化機構が、長年に亘り、科学界において議論されてきた。これまで、コーティングが何故ガラスを強化すると考えられるかについての通説の理由の中に、水からの保護および亀裂内への閉合応力の導入がある。不確かで取るに足らない他の理由には、非特許文献2および3に示されるように、ガラス中の熱圧縮応力の存在、コーティングにおける熱膨張応力の不一致、および亀裂の短縮(コーティング侵入)がある。例えば、非特許文献4に示されているように、コーティングと基板との間の著しい熱膨張係数(「CTE」)の不一致により、基板表面上に圧縮応力が生じるので、コーティングがガラス基板よりも低いCTEを有するときに、基板が強化される。
被覆ガラスの破損特徴におけるいずれの改善の検証にも、ワイブル破損分布曲線の両方のパラメータ、ワイブル係数および破壊強度における明白な改善が必要である。ワイブル係数は、ガラスサンプルにおける欠陥が、ガラスの試験領域全体に亘り均一に分布しているかを示す。文献に報告されてきた破壊強度の増加は、約30%からほぼ300%までに及ぶ。最も大きい破壊強度の増加は、エポキシ樹脂、硬化剤およびシランを含むコーティング系を用いて達成された。しかしながら、高い破壊強度を達成することでは、高いワイブル係数は保証されない。ガラスの全体的な信頼性を最大にするためには、高いワイブル係数および高い破壊強度の両方が望ましい。
H.Scholze. Glas,Natur,Struktur und Eigenschaften. Springer Verlag, Berlin, Heidelberg 1977. Chapter:3.5 "Mechanische Eigenschaften" R.J.Hand, B.Ellis, B.R.Whittle, F.H.Wang. J Non-Cryst Sol, 2003, 315, 276-287, Epoxy based coatings on glass strengthening mechanisms B.D.Fabes, G.D.Berry, J.Non-cryst. Sol. 1990, 121, 357-364, Infiltration of glass flaws by alkoxide coatings L.Nikolie, L.Fadonjic, Ceram Internat. 1998, 24, 547-552. Effect of the silica sol-gel coatings on the properties of glass substrate
したがって、ワイブル係数および破壊強度の両方を低下させず、それらの改善を他のやり方で酷く阻害しないコーティング組成物および塗布プロセスが、当該技術分野において必要とされている。
本発明の1つ以上の実施の形態によれば、既に表面傷を有する(または欠陥のない表面を有する)ガラス基板を強化するためのコーティングの形成および塗布に関する方法は、少なくとも水を含む添加剤により予め加水分解されたゾルゲル前駆体から製造された組成物の薄膜をガラス基板に塗布する工程を含む。組成物の塗布は周囲条件で行ってよく、その組成物のコーティング層を有するガラス基板は、適度な高温で硬化される。使用される適度な高温によって、有機基が熱処理後にもまだ存在することが可能になる。そのコーティングは、ガラス基板に化学結合されてもよい。他の硬化条件を用いてもよい。例えば、当業者は、熱硬化に加え、紫外線硬化または縁の局部硬化を用いてもよい。その上、本発明の様々な実施の形態によるコーティングは、浸漬コーティングなどの、当該技術分野において公知のどのような様式で施してもよい。さらに、被覆法は、組成物のガラス基板のどの部分への塗布を必要としてもよい。
本発明の1つ以上の態様によれば、ガラス基板コーティングのための組成物は、前駆体、および化学量論量未満の水を含有する添加剤を含む。添加剤中の水の量により、前駆体と混合されたときに、加水分解が生じることができ、ある実施の形態においては、加水分解に必要なだけの水は、周囲空気の湿度から得てもよい。前駆体は、コーティング組成物の基礎を提供するものであり、Si、Ti、架橋性部分、またはそれらの任意の組合せを含有してもよい。一旦、前駆体と添加剤が反応して組成物を形成したら、その組成物の粘度を調節するために、組成物を、水またはアルカノール、すなわち、エタノールまたはイソプロパノールなどの溶媒により希釈してもよい。水は、同様に溶媒として用いても差し支えなく、これにより、例えば、ポリ(3−アミノプロピル)シルセスキオキサンを希釈するのにエタノールを使用するよりも、さらに良好な結果が得られるかもしれないことに留意されたい。また、必要に応じて、ある組成物を別の組成物と混合することによって、追加のコーティング組成物を形成してもよい。
本発明の利点は、詳細な技術説明を読んだ後に、既存のガラス基板用コーティングのプロセスおよび組成物に関して、最もよく理解される。それでもなお、利点のいくつかを以下に強調する。
本発明におけるコーティングは、化学量論量未満の水を使用し、これにより、異なって凝縮された分子構造(従来技術と比較して)を有する反応生成物が生成される。この手法は、コーティングを形成/塗布するために用いられたときに、亀裂の伝搬を効果的に防ぐ。従来のコーティング組成物は、化学量論量よりも過剰な水中で形成されるが、本発明においては水の存在は非常に限られており、そのような低含水組成物では、他のコーティングおよびプロセスでは以前は達成されていない、最大にされていなくとも改善されたワイブル係数および破壊強度が達成される。
予め損傷したガラスを強化する(ワイブル係数および破壊強度を増加させる)ためのシルセスキオキサン(例えば、1.5モルの水で予め加水分解された1モルのγ−アミノプロピルトリエトキシシランまたはグリシドキシプロピルトリメトキシシラン)は、以前には用いられていない。さらに、架橋性シルセスキオキサンを使用すると、有機部分をさらに架橋させ、加水分解のために過剰の水で作業した場合に通常観察されるような沈殿が生じずに、より緻密な網状組織を生じる。
その上、約200℃で硬化したコーティング組成物の混成有機−無機官能基は、ガラス基板を補強するだけでなく、機械的衝撃から表面を保護する可能性を有する。完全に熱分解された無機コーティングは、強度を増加させるが、コーティングから脆い基板材料に直接伝達させるであろう、機械的衝撃からの保護は与えない。
他の態様、特徴、利点などは、添付の図面と併せて本発明の説明を考慮したときに、当業者には明らかになるであろう。
同様の数が同様の要素を示している、本発明の様々な態様を説明する目的のために、使用してよい単純化された形態が図面に示されているが、本発明は、図示された精密な配置および手段により、またはそれに制限されず、むしろ、発行された特許請求の範囲のみによって制限される。図面は、一定の縮尺で描かれておらず、図面の態様は、互いに対して一定の縮尺で描かれていないであろう。主題の物質を製造し使用する当該技術分野の当業者を支援するために、添付の図面を参照する。
被覆検体の強度分布のワイブル係数および破壊強度における変化、対、従来技術による多数のタイプのサンプル基板を用いた未被覆検体の変化を示すグラフ ガラス基板の片面に施されたコーティング組成物を示す断面図 ガラス基板のほとんどまたは全ての表面を被覆するコーティング層を示す断面図 従来技術のコーティングと、本発明の1つ以上の態様による新規のコーティング組成物に関する、ワイブル係数および破壊強度の増加を示すグラフ 本発明の1つ以上の実施の形態によるコーティング組成物に関する、前駆体、添加剤、溶媒、浸漬コーティング引抜き速度、および硬化温度を列記した表 本発明の様々な態様によるコーニングの「EAGLE」ガラス基板に用いた多数のコーティング組成物およびプロセスに関するワイブル係数および破壊強度における変化を列記した表 従来技術によるコーニングの「EAGLE」ガラス基板に用いた多数のコーティング組成物およびプロセスに関するワイブル係数および破壊強度における変化を列記した表
本発明は、予め損傷したガラス基板の強化のための組成物およびそのためのコーティングの製造および塗布に関する方法を含む。詳しくは、本発明は、コーニング社の「EAGLE」ガラスなどの薄いガラスおよび超薄ガラスへのコーティングのための組成物およびその製造および塗布方法に関する。
図1は、多数の(異なる)ガラス基板の被覆から得られたワイブル係数の変化および破壊強度の変化を示すグラフである。図1の5つのコーティング/基板の組合せの全ては、従来技術によるものである。未被覆のガラス検体の強度に対して被覆されたガラス検体の強度は常に増加しているが、コーティングのために、ワイブルパラメータは結果として減少している。それゆえ、ガラスの強度分布は全体として減少している。図1のデータを取った実験に用いたコーティングは、水溶液から塗布した。図1の左側の3種類のコーティング/基板における前駆体の加水分解に用いた水は、化学量論的過剰プロセスにおいて用いた。ガラス検体のワイブルパラメータが、コーティングプロセスの結果として低下しない場合においてさえも、ワイブル係数および破壊強度の正味の増加は、満足なレベルを達成していない。
本発明の1つ以上の実施の形態によれば、ガラス基板用コーティングのための組成物は、前駆体および化学量論量未満の水を含有する添加剤を含む。この添加剤は、前駆体と混合されたときに、加水分解が生じることのできる量の水を提供する。本発明のある実施の形態において、加水分解に必要なだけの水は、周囲空気の湿度から得てもよい。
この前駆体は、コーティング組成物のための基礎を提供するものであり、Si、Ti、架橋性部分、またはそれらの任意の組合せを含有してもよい。1つ以上の実施の形態において、前駆体は添加物と混合される。当業者に公知の多くの混合方法を用いてよい。例えば、組成物は、前駆体と添加剤を一緒に撹拌することによって、蓋付きPEボトル内で混合してもよい。前駆体を添加剤と混合した後、反応により組成物が形成されるのには、十分な時間が必要である。一旦、反応が完了したら、組成物の粘度を調節するために、組成物を溶媒で希釈してもよい。1つ以上の実施の形態において、溶媒は、1つ以上のヒドロキシル基を有する有機溶媒、エタノール、イソプロパノール、グリコール、エチレングリコール、および水の内の少なくとも1つを含んでよい。また、本発明の1つ以上の実施の形態において、先に形成された組成物が、ある組成物を別の組成物を混合することにより追加のコーティング組成物を形成するための前駆体または添加剤として働いてもよい。
図2を参照すると、本発明の1つ以上の実施の形態によるコーティング層112を有するガラス基板100が示されている。コーティング層112は、ガラス基板100の片面に示されているが、コーティング層112は、ガラス基板のそれより多い量の表面を被覆してもよい。例えば、図3を参照すると、コーティング層112は、ガラス基板100の表面のいくつかまたは全てを被覆している。ここに用いた「表面」という用語は、基板の主表面および/またはその縁を被覆するのに十分に広い定義を有することに留意されたい。コーティング層112は、浸漬コーティングまたは当該技術分野において公知の任意の他の塗布方法により施されてもよい。浸漬コーティングプロセスの特定のパラメータは、溶媒の組成物に依存して様々であってよいが、希釈特徴、例えば、引抜き速度の一例は、約5cm/分から約10cm/分の間である。
一旦、コーティング層112が塗布されたガラス基板100がコーティング組成物から引き抜かれたら、コーティング層112が塗布されたガラス基板100を硬化させてよい。硬化は、熱硬化、紫外線硬化、縁への局部硬化、または当業者に公知の他の硬化条件により行ってもよい。本発明の1つ以上の実施の形態において、コーティング層は最終的に、熱処理後に、約5nmおよび約500nmの間の厚さになるであろう。1つ以上の実施の形態において、適度に高い硬化温度は、約80℃から約500℃の範囲にあるであろう。使用するガラス基板のタイプと一致するように、プロセス温度、コーティング組成物の粘度、および最終的なコーティング厚を調節してもよい。
ここで、図4を参照すると、従来技術のコーティングと、本発明の1つ以上の態様によるコーティング組成物に関するワイブル係数および破壊強度の増加する可能性を示すグラフが示されている。「EAGLE」ガラス基板について示された従来技術のコーティングおよびプロセスにより、ワイブル係数および破壊強度の両方が増加したが(ディスプレイガラス「EAGLE」以外のガラス基板を用いた、図1に示した実例の選択と対照して)、そのような増加は、せいぜい控えめであり、不満足であった。本発明の1つ以上の実施の形態のコーティングおよびプロセスによれば、被覆ガラスのワイブル係数および破壊強度の両方が著しく増加している。図示した結果に関する特定のコーティング(3:1の比率のポリ(3−グリシドキシプロピル)シルセスキオキサン−ポリ(3−アミノプロピル)シルセスキオキサン)を以下に詳しく説明する。
一般的な態様において、ガラス基板用コーティングのための組成物は、前駆体および添加剤を含み、添加剤中の水の前駆体に対する比は、化学量論量未満に維持される。これは、前駆体中のアルコキシ基の数の関数として水の量を導入または制御することによって、維持される。前駆体は、1および4の間のアルコキシ基を有してよい。水の量が、アルコキシ基当たりで前駆体1モル当たり約0.5モル未満の水となるように制御された場合に、所望の強度結果が得られることが分かった。アルコキシ基当たりで前駆体1モル当たり約0.17未満から約0.5モルとなるように水の量を制御することが、許容されると考えられる。他の考えられる範囲としては、(i)アルコキシ基当たりで前駆体1モル当たり約0.33未満から約0.5モル、および(ii)アルコキシ基当たりで前駆体1モル当たり約0.33モル未満が挙げられる。
それゆえ、前駆体に1つのアルコキシ基がある場合、水は、前駆体1モル当たり約0.5モル未満の水の量に維持される。前駆体に2つのアルコキシ基がある場合、水は、前駆体1モル当たり約1.0モル未満の水の量に維持される。前駆体に3つのアルコキシ基がある場合、水は、前駆体1モル当たり約1.5モル未満の水の量に維持される。極端な場合には、前駆体に4つのアルコキシ基がある場合、水は、前駆体1モル当たり約2.0モル未満の水の量に維持される。
ここで、図5を参照すると、本発明の1つ以上の実施の形態によるコーティング組成物のための前駆体、添加剤、溶媒、引抜き速度、および硬化温度を列記した表が示されている。本発明のこれらの実施の形態に関する詳細を以下に説明する。
1つ以上の実施の形態において、コーティング剤は、前駆体と水との反応により形成してもよい。例として、前駆体は、任意のアミノシラン、または任意のエポキシシラン、例えば、以下により、それぞれ、ポリ(3−アミノプロピル)シルセスキオキサンまたはポリグリシドキシプロピル−シルセスキオキサンを生成する、(3−アミノプロピル)トリエトキシシラン(「GAPS」)、または(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン(「GLYMO」);任意の他のシルセスキオキサン;もしくはそれらの組合せであってよい。あるいは、コーティング剤は、前駆体と水との反応に触媒を加えることによって、形成してもよい。さらにまた、コーティング剤は、チタンアルコキシドが用いられる場合のように、前駆体と水との反応にキレート剤を加えることによって、形成してもよい。さらにまた、コーティング剤は、Si−アルコキシドおよび/またはTi−アルコキシドのその場の組合せを利用することが望ましい場合のように、前駆体と水との反応に触媒とキレート剤を加えることによって、形成してもよい。シランの水との反応中に、アルコキシ基1モル当たりこの化学量論の0.5モルの水において、反応は、平衡状態に到達する前に、すなわち、シルセスキオキサンが形成される前に、停止されてもよい。上述したコーティング剤は、現場で製造しても、シグマ・アルドリッチ社(Sigma Aldrich)などの供給業者、または他の供給業者のいずれから得てもよい。
1つ以上の実施の形態において、前駆体の転化、すなわち、前駆体の水との反応を完了するためには、酸性または塩基性触媒が必要であろう。
ある実施の形態において、組成物は、Siを含有する前駆体により形成してもよい。そのような前駆体としては、(3−アミノプロピル)トリエトキシシラン(「GAPS」)、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン(「GLYMO」)、ジエトキシ(3−グリシドキシプロピル)メチルシラン、シルセスキオキサン、ポリ(3−アミノプロピル)シルセスキオキサン、ポリ(3−グリシドキシプロピル)シルセスキオキサン、またはそれらの組合せが挙げられる。再度、これらの前駆体は、現場で製造しても、シグマ・アルドリッチ社などの供給業者から得てもよい。
一般的な態様において、ガラス基板用コーティングのための組成物は、前駆体および添加剤を含み、添加剤中の水の前駆体に対する比率は、前駆体中のアルコキシ基1モル当たり約0.5モル未満の水である。この点に関して、いくつかのより詳しい議論および実施例を以下に挙げる。
1つ以上の実施の形態において、組成物は、以下のように、0.5モルの水を1モルのアルコキシ基、または1モルの前駆体R’−Si(OR)3に加えることによって得られる、シルセスキオキサンを含むであろう:
nR'−Si(OR)3+1.5nH2O→−(R'−SiO1.5n−+3nROH
蓋付きPEボトル内でnモルのアミノシラン前駆体を撹拌している間、1.5nモルの蒸留水をゆっくりと加える。次いで、ボトルを閉じて、溶液中にさらに湿度が入るのを防ぐ。シルセスキオキサンの形成(すなわち、アミノシランの水との反応)中のエタノールの発熱生成によって、ボトルの圧力が上昇する。それゆえ、最初の30分間などの、ある期間中に、ボトルをときおり開けて、この圧力を解放してもよい。次いで、少なくとも二日間などの十分な時間に亘り、反応を行わせる。最後に、この原液を、コーティングの要件により純粋なエタノールで希釈して差し支えない。
1つ以上の実施の形態において、Siを含有する前駆体(この場合、テトラエチルオルトシリケート(「TEOS」))を1モル採取し、これを2モル未満の水と混合することにより、組成物がSiO2を含んでもよい。蓋付きPEボトル内でnモルのシラン前駆体を撹拌している間に、2nモル未満の蒸留水をゆっくりと加える。ある実施の形態において、少なくとも1種類の触媒、例えば、塩化水素(「HCl」)などの追加の添加剤を水と共に用いてもよい。次いで、少なくとも2時間などの十分な時間に亘り、反応を行わせる。
ある実施の形態において、組成物は、Tiを含有する前駆体により調製してもよい。そのような前駆体は、テトライソプロピルオルトチタネート(「Ti(OPr)4」)、チタンメタクリレートトリイソプロポキシド(「TiOPr−MA」)、またはそれらの組合せなどの、Tiアルコキシドを含んでもよい。これらの前駆体は、現場で製造しても、シグマ・アルドリッチ社や独国のエー・ビー・シー・アール・ジャーマニー社(ABCR)などの供給業者、もしくは他の公知の供給業者のいずれかから得てもよい。
ある実施の形態において、Tiを含有する前駆体(この場合、Ti(OPr)4)を1モル採取し、非常に速い加水分解を防ぐために、これを1モルの添加剤であるアセト酢酸エチル(「AcAc」)でキレート化することにより、組成物がTiO2の前駆体を含んでもよい。加水分解に用いられる少量の水添加は、周囲空気の湿度から得てもよい。この組成物を必要に応じて希釈するために、イソプロパノールを溶媒として用いてもよい。TiO2を含有するメタクリレート(MA)コーティングに関して、それぞれの前駆体をイソプロパノール中で希釈し、浸漬コーティングによって、基板に施してもよい。熱硬化を200℃で行ってもよい。それに加え、または代わりに、紫外線硬化を行ってもよい。
コーティング112(溶液中にあるときに)と基板100の表面との間の湿潤性を増加させる上で、界面活性剤が有用であるかもしれないことに留意されたい。
ここで、図6を参照すると、本発明の様々な態様による、コーニングの「EAGLE」ガラス基板に用いられる多数のコーティング組成物およびプロセスに関するワイブル係数および破壊強度の変化を列記した表が示されている。図6に示された実施の形態において、コーティングの有効性の検査を可能にし、大きい寸法の欠陥が存在するかもしれない製造条件をシミュレートするガラス基板の検体は、その表面上に再現性のある強度制限傷を形成することを意図したものであった。Vickers1およびVickers2への言及は、2つの異なるバッチのガラスサンプルに関する。図7における「裸の」という用語は、ギザギザがつけられておらず、Vickers1のサンプルに用いたのと同じバッチから得たガラスサンプルを称する。
そうしなければ無垢である表面(フュージョン・ドロー法により得た)に傷(flaws)を付けるために、ギザギザ付け(indentation)手法を行った。ギザギザを付けなければ、ガラス表面にはほとんど欠陥は存在しないであろう。ギザギザ付け手法により、コーティングと測定に関する、良好な対照および信頼性の基板が得られた。欠陥形成における再現性により、異なるコーティングおよびプロセスの科学的比較が信頼性のあるものになった。しかしながら、上述したVickersのギザギザは、実際に生じるであろう欠陥の種類の単なるモデルであった。実際に、ガラスの6つの表面全て、すなわち、上面、下面および/または縁に欠陥が存在するかもしれない。それゆえ、ここでの議論の目的のために、ガラスの縁は、「表面」という用語に含まれる。
ギザギザを付けた後であり、コーティング前に、検体に、約5時間に亘る500℃での熱分解処理を含む、約24時間に亘るエージングを行った。この処理は、ギザギザ付け後の応力緩和と、OH基をガラス/空気界面に持っていき、それゆえ、付着性を改善することによって、表面をより親水性にすることを意図したものである。このプロセスは、ギザギザを付けたガラスサンプル(対照とする)の品質を確保にするために行ったものであるが、強化自体には寄与しない。膜付着は、5または10cm/分の引抜き速度による浸漬コーティングにより行い、この後に、乾燥(空気中で)および熱処理を行った。
ガラス基板のワイブル係数および破壊強度を最大にしなくとも増加させるために、コーティング厚および硬化温度を注意深く選択すべきである。本発明の様々な態様による実験中に見つかった最も改善されたコーティングは、200℃の硬化温度および66nmのコーティング厚での、ポリ(3−アミノプロピル)シルセスキオキサンおよびポリ(3−グリシドキシプロピル)シルセスキオキサンの組合せである。この実験において、ワイブル係数は603%増加し、破壊強度は539%増加した。約3000nm未満の厚さを有するコーティングについて、ワイブル係数は、未被覆の参照サンプルのものと比較して、著しく増加した。破壊強度の増加は、未被覆検体の破壊強度に対して9倍までであった。3700nm厚のコーティングを有するサンプルを極値をテストするために作製したら、ワイブル係数が減少した結果となった。
図6に示された結果を、図7に示された従来技術のコーティングおよびプロセス(これもまたコーニングの「EAGLE」ガラス基板に用いた)と比較してもよい。EAS(化学量論的に過剰な水で加水分解したアミノシランおよびエポキシシラン)およびSiO2を従来技術に用いた。Vickers1および「裸の」は異なる基板を称し、ガラスの種類と厚さが同じであるが、Vickers1は人工的な欠陥を含む一方で、「裸の」は、人工的な欠陥を含まない(取扱い上の欠陥のみ)。
本発明を、特定の実施の形態を参照して記載してきたが、これらの実施の形態は、本発明の原理および用途の単なる例示であることが理解されよう。したがって、これら例示の実施の形態に数多くの改変を行ってもよく、他の構成が、添付の特許請求の範囲により定義された本発明の精神および範囲から逸脱せずに考えられることも理解されよう。
100 基板
112 コーティング

Claims (15)

  1. ガラス基板用コーティングのための組成物であって、1から4のアルコキシ基を有する前駆体、および水を含む添加剤を有してなり、前記添加剤中の水の前記前駆体に対する比率が、アルコキシ基当たり前駆体1モル当たり0.33モル未満の水であり、前記前駆体が、(3−アミノプロピル)トリエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする組成物。
  2. 1つ以上のヒドロキシル基を有する有機溶媒を1つ以上含む希釈溶媒をさらに含有する請求項1記載の組成物。
  3. 前記希釈溶媒が、エタノール、イソプロパノールおよびグリコールの内の少なくとも1つを含む、請求項記載の組成物。
  4. 前記グリコールがエチレングリコールである請求項記載の組成物。
  5. 前記添加剤が、水と、触媒、有機酸または塩基、無機酸または塩基、および塩化水素の内の少なくとも1つと、を含むことを特徴とする請求項1記載の組成物。
  6. 前記添加剤が塩化水素を含むことを特徴とする請求項1記載の組成物。
  7. ガラスを強化するためのガラス基板用コーティングのための組成物を調製する方法であって、
    少なくとも1つのアルコキシ基を有する前駆体、および少なくとも1種類の水を含む添加剤を混合する工程であって、前記添加剤中の水の前記前駆体に対する比率が、アルコキシ基当たり前駆体1モル当たり0.33モル未満の水である工程、および
    得られた混合物に、前記前駆体と前記添加剤との間の反応が生じるのに十分な時間を持たせる工程、を有してなり、
    前記前駆体が、(3−アミノプロピル)トリエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、およびそれらの混合物から選択されることを特徴とする方法。
  8. 前記添加剤が、水と、触媒、有機酸または塩基、無機酸または塩基、および/または塩化水素の内の少なくとも1つと、を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  9. 前記添加剤が塩化水素を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  10. ガラス基板のための1層コーティング層または多層コーティングを形成して強化されたガラス基板を作成する方法であって、
    少なくとも1つのアルコキシ基を有する前駆体、および水を含む添加剤を混合する工程であって、前記添加剤中の水の前記前駆体に対する比率が化学量論量未満である工程、
    得られた混合物に、前記前駆体と前記添加剤との間の反応が生じるのに十分な時間を持たせる工程、
    得られた組成物を希釈する工程、
    希釈された組成物の粘度を調節する工程、
    希釈および粘度調節された組成物をガラス基板に施して、1層コーティング層または多層コーティングを形成する工程、および
    コーティング層中に有機部分が残存するように前記ガラス基板および前記コーティング層を適度な高温で硬化させて、強化されたガラス基板を得る工程、
    を有してなり、
    前記前駆体が、(3−アミノプロピル)トリエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)トリメトキシシラン、およびそれらの混合物から選択され、および
    得られるコーティングが、(i)3000nm未満の厚さを有し、ガラスのワイブル係数の増加およびガラスの破壊強度の9倍までの上昇の両方をもたらすか、あるいは(ii)66nmの厚さを有し、ガラスのワイブル係数の603%までの増加および破壊強度の539%までの増加をもたらすことを特徴とする方法。
  11. 前記添加剤中の水の前記前駆体に対する比率が、前駆体1モル当たり0.5Nモル未満であり、ここでNは前記前駆体中に含まれるアルコキシ基の数である、請求項10記載の方法。
  12. 前記添加剤が、水と、触媒、有機酸または塩基、無機酸または塩基、および/または塩化水素の内の少なくとも1つと、を含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  13. 希釈に用いられる溶媒が、1つ以上のヒドロキシル基を有する有機溶媒を1つ以上含むことを特徴とする請求項10記載の方法。
  14. 前記適度な高温が、80℃から500℃までであることを特徴とする請求項10記載の方法。
  15. 前記適度な高温が、80℃から200℃までであることを特徴とする請求項10記載の方法。
JP2009551276A 2007-02-28 2007-02-28 コーティングを用いたガラスの強化 Expired - Fee Related JP5709379B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/IB2007/001650 WO2008104825A1 (en) 2007-02-28 2007-02-28 Strengthening glass using coatings

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010520138A JP2010520138A (ja) 2010-06-10
JP5709379B2 true JP5709379B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=38603393

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009551276A Expired - Fee Related JP5709379B2 (ja) 2007-02-28 2007-02-28 コーティングを用いたガラスの強化

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP2057101A1 (ja)
JP (1) JP5709379B2 (ja)
CN (1) CN101641302B (ja)
TW (1) TWI472497B (ja)
WO (1) WO2008104825A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2432744B1 (en) 2009-05-21 2020-07-15 Corning Inc. Thin substrates having mechanically durable edges
US20110023548A1 (en) 2009-07-29 2011-02-03 Garner Sean M Glass substrate comprising an edge web portion
US8584490B2 (en) 2011-02-18 2013-11-19 Corning Incorporated Laser cutting method
US9034458B2 (en) 2011-05-27 2015-05-19 Corning Incorporated Edge-protected product and finishing method
US20130299378A1 (en) * 2012-05-09 2013-11-14 Pramod K. Sharma Strengthening Glass Containers
TW201400429A (zh) * 2012-06-18 2014-01-01 Wintek Corp 玻璃強化塗料、強化玻璃切割件及具有強化玻璃保護的觸控顯示裝置
CN203535602U (zh) * 2012-11-09 2014-04-09 胜华科技股份有限公司 强化玻璃结构及具有强化玻璃结构的触控装置
US9090503B2 (en) 2012-12-28 2015-07-28 Owens-Brockway Glass Container Inc. Coatings for enhancing glass strength
US20140322547A1 (en) * 2013-04-30 2014-10-30 Corning Incorporated Antimicrobial Glass Articles and Methods for Making and Using Same
CN108698913A (zh) 2016-02-25 2018-10-23 Agc株式会社 抗裂性优异的玻璃
US11091389B2 (en) * 2018-08-31 2021-08-17 Corning Incorporated Methods for making coated glass articles such as coated glass containers
CN116477847A (zh) * 2022-07-12 2023-07-25 法国圣戈班玻璃公司 用于形成显示涂层的涂料组合物以及包含所述显示涂层的玻璃组件与窗体总成

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0482821B1 (en) * 1990-10-16 1998-09-30 Mitsui Chemicals, Inc. Use of a highly light-transmitting dust protective film, process for preparation thereof and dust protective member
JP2944819B2 (ja) * 1991-03-20 1999-09-06 株式会社東芝 ガラスゲル薄膜形成用コーティング液組成物、着色ガラスゲルフィルターおよび表示装置
US5520855A (en) * 1991-03-20 1996-05-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Coating solution composition for forming glass gel thin film, color glass gel filter, and display device using the same
US5272240A (en) * 1991-05-29 1993-12-21 Board Of Regents, The University Of Texas System Fast sol-gel preparation of glasses
US5750203A (en) * 1995-09-07 1998-05-12 Rockwell International Corp. Method of preparing organically modified aluminosilcates sol-gel films
JP4032185B2 (ja) * 1995-12-01 2008-01-16 日産化学工業株式会社 低屈折率及び撥水性を有する被膜
FR2795085B1 (fr) * 1999-06-18 2001-09-07 Prod Pour Les Tech Avancees Pr Materiaux photochromes a reponse tres rapide
DE19950383A1 (de) * 1999-10-19 2001-04-26 Inst Neue Mat Gemein Gmbh Beschichtungszusammensetzung auf Basis organisch modifizierter anorganischer Kondensate
DE60108274T2 (de) * 2000-02-16 2005-12-29 Central Glass Co., Ltd., Ube Lösung zum Auftragen einer Farbbeschichtung auf ein Glassubstrat, die farbbeschichtete Glasscheibe und Verfahren zur Herstellung dieser Glasscheibe
JP3865589B2 (ja) * 2000-02-16 2007-01-10 セントラル硝子株式会社 着色膜の形成方法
JP2001262064A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Sumitomo Metal Mining Co Ltd 常温硬化性日射遮蔽膜形成用塗布液およびこれを用いた日射遮蔽膜ならびに日射遮蔽機能を有する基材
JP2002161262A (ja) * 2000-11-27 2002-06-04 Nippon Sheet Glass Co Ltd 表面処理剤、薄膜製造方法、薄膜を備えた基材および太陽電池パネル
JP2002234710A (ja) * 2001-02-06 2002-08-23 Nittetsu Mining Co Ltd 金属酸化物膜およびその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
TW200906754A (en) 2009-02-16
CN101641302B (zh) 2013-02-06
CN101641302A (zh) 2010-02-03
WO2008104825A1 (en) 2008-09-04
JP2010520138A (ja) 2010-06-10
EP2057101A1 (en) 2009-05-13
TWI472497B (zh) 2015-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5709379B2 (ja) コーティングを用いたガラスの強化
JP5433372B2 (ja) 反射防止強化ガラスの製造方法
EP2938584B1 (en) Coatings for enhancing glass strength
JP4872549B2 (ja) 熱線遮蔽膜形成基材の製法
EP1988138A1 (en) Coating composition, hardened film and resin laminate
KR19980042554A (ko) 발수성 유리 및 그 제조방법
US20080050529A1 (en) Composition For Treating Glass To Improve Mechanical Strength Thereof Through Curing Of Surface Defects, Corresponding Treatment Methods And Resulting Treated Glasses
JP6494158B2 (ja) 光学フィルタ、その製造及び使用
JPWO2006011605A1 (ja) 防曇性物品およびその製造方法
JPH10194784A (ja) 撥水性ガラス
EP1230187B1 (de) Beschichtungszusammensetzung auf basis organisch modifizierter anorganischer kondensate
US20070219345A1 (en) Organic-inorganic hybrid glassy material and its production process
KR20070099457A (ko) 적외선 차단 필름―코팅 유리판 및 그의 제조 방법
US20160340234A1 (en) Anti-corrosion anti-reflection glass and related methods
CN112119049A (zh) 涂覆的基材及制备方法
JP2007161770A (ja) 親水性被膜形成用塗布液とその製造方法及び親水性被膜並びに親水性被膜の成膜方法
JPH06166550A (ja) 光学素子接合体の製造方法
Sáez-Rodríguez Regenerating the strength of thermally recycled glass fibres using chemical treatments
JP2003202960A (ja) タッチパネル
Yeung et al. Rapid hybrid microwave cladding of SiO 2/TiO 2 sol–gel derived composite coatings
KR20110084688A (ko) 렌즈 코팅용 조성물, 이의 제조방법, 이를 포함하는 코팅 렌즈
Pantulap et al. Optical transparent and hydrophobic properties of TEOS/OTES hybrid materials by sol-gel processing
JP4516767B2 (ja) 有機無機ハイブリッドガラス状物質とその製造方法
EP3578615A1 (en) Coating for forming infrared shielding film, infrared shielding film-equipped transparent substrate, and method for producing same
JP2016050276A (ja) 塗装鋼板用表面処理剤

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100618

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120830

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120904

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20121204

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20121221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130104

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130111

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130204

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140902

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141202

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141209

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150303

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5709379

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees