JP5708371B2 - 照明用電源装置および保持電流の制御方法 - Google Patents

照明用電源装置および保持電流の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5708371B2
JP5708371B2 JP2011184280A JP2011184280A JP5708371B2 JP 5708371 B2 JP5708371 B2 JP 5708371B2 JP 2011184280 A JP2011184280 A JP 2011184280A JP 2011184280 A JP2011184280 A JP 2011184280A JP 5708371 B2 JP5708371 B2 JP 5708371B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
circuit
voltage
power supply
control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011184280A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012109211A (ja
Inventor
大久保 貴史
貴史 大久保
太郎 磯貝
太郎 磯貝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsumi Electric Co Ltd filed Critical Mitsumi Electric Co Ltd
Priority to JP2011184280A priority Critical patent/JP5708371B2/ja
Priority to KR1020110110400A priority patent/KR20120044902A/ko
Priority to US13/282,688 priority patent/US8988002B2/en
Priority to CN201110339602.6A priority patent/CN102573209B/zh
Publication of JP2012109211A publication Critical patent/JP2012109211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5708371B2 publication Critical patent/JP5708371B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/10Controlling the intensity of the light
    • H05B45/14Controlling the intensity of the light using electrical feedback from LEDs or from LED modules
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/357Driver circuits specially adapted for retrofit LED light sources
    • H05B45/3574Emulating the electrical or functional characteristics of incandescent lamps
    • H05B45/3575Emulating the electrical or functional characteristics of incandescent lamps by means of dummy loads or bleeder circuits, e.g. for dimmers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/34Voltage stabilisation; Maintaining constant voltage
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/30Driver circuits
    • H05B45/37Converter circuits
    • H05B45/3725Switched mode power supply [SMPS]
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/50Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED] responsive to malfunctions or undesirable behaviour of LEDs; responsive to LED life; Protective circuits
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/30Semiconductor lamps, e.g. solid state lamps [SSL] light emitting diodes [LED] or organic LED [OLED]

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Description

本発明は、位相制御式の調光器により調光を行う照明用電源装置に関し、特にLED(発光ダイオード)を用いた照明装置の調光を制御可能な電源装置および保持電流の決定方法に関する。
近年、二酸化炭素の排出量を低減するため、消費電力の大きな白熱灯に代わって消費電力の少ないLEDを用いた照明器具(以下、LEDランプと称する)が普及しつつある。従来、LEDランプの電源装置において、位相制御式の調光器により調光を制御する技術が提案されている(特許文献1)。また、白熱灯の電源装置においても、位相制御式の調光器による調光制御が行われている。
特許文献1にも記載されているように、位相制御式の調光器を備えたLEDランプの電源装置においては、商用交流電源からの交流電源電圧を、スイッチング素子としてのサイリスタやトライアック、および該スイッチング素子をオン、オフ制御する制御部を備えた位相制御式調光器と、交流を直流に変換する整流回路と、所望の電力をLEDランプへ供給するAC−DCコンバータを有する照明用電源回路などから構成されており、位相制御式調光器において、調光調節手段としての可変抵抗の抵抗値などに応じてスイッチング素子のオン位相角を制御部により制御することで、交流電源電圧のデューティ比を変化させて、照明用電源回路に接続されたLEDの調光を行うようにしている。
特開2007−227155号公報 特開2009−158173号公報
位相制御式調光器においてスイッチング素子として使用されるサイリスタやトライアックは、トランジスタのようなスイッチング素子と異なり電流を完全に遮断してしまうと誤動作してしまうため、オン状態を維持できる最小電流(保持電流)を常時流しておくようにするのが望ましい。ところで、位相制御式の調光器を備えた白熱灯の電源装置においては、白熱電球が低抵抗負荷として見えるため、位相制御調光器においてサイリスタやトライアックの保持電流以上の電流が流れ、調光を下げても位相制御調光器は正常動作が可能であった。
しかし、位相制御式の調光器を備えたLEDランプの電源装置においては、LEDランプが誘導性負荷に見えるため、調光を下げるとサイリスタやトライアックの保持電流以上の電流が流れなくなり、位相制御調光器が異常動作することがある。しかも、サイリスタやトライアックはその種類によって保持電流の大きさが異なっており、現在市場に提供されている位相制御調光器は、保持電流に数mA〜数100mAの幅があるため、すべてに対応できるように電源装置を設計すると、保持電流が数mAでよい調光器を使用するシステムでは電流に無駄が生じ、電力効率が低下するという課題がある。
また、従来、負荷の変動の大きな照明の調光装置において、大きな負荷の駆動に使用する主電源開閉素子(サイリスタなど)と並列に、小さな負荷の駆動に使用する保持電流の少ない副電源開閉素子を設け、重負荷時には主電源開閉素子を使用し、軽負荷時には副電源開閉素子を使用して位相制御を行うようにした発明が提案されている(特許文献2)。しかし、特許文献2の発明は、主電源開閉素子と副電源開閉素子の2つの電源開閉素子を必要とするため、部品点数が増加し調光器の小型化を妨げるという課題がある。
この発明は上記のような課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、位相制御式の調光器を備えた照明システムを構成する照明用電源装置において、位相制御式調光器のスイッチング素子に最適な保持電流を流して、無駄な電流を流すことなく誤動作の発生を回避できるようにすることにある。
また、本発明の他の目的は、位相制御式の調光器を備えた照明システムを構成する照明用電源装置における電力効率を高めることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、
位相制御式調光器により位相制御された交流を整流する整流回路により交流から直流に変換された電圧を受け、負荷に供給する直流電圧・電流を生成し出力する照明用電源装置において、
前記整流回路により変換された電圧もしくはそれに比例した電圧を監視して前記位相制御式調光器が誤動作した場合に生じる事象が発生していないか判定しながら、前記整流回路から引き抜く電流を予め設定された所定の電流値から開始して徐々に電流を減らして行き、前記位相制御式調光器が誤動作した場合に生じる事象を検出した直前の電流値を保持電流値と決定するようにしたものである。
上記のような手段によれば、位相制御式調光器のスイッチング素子に必要最小限の保持電流を流すことができ、それによって調光器の誤動作の発生を回避することができる。また、必要以上に大きな保持電流を流さないで済むので、位相制御式調光器を備えた照明用電源装置における電力効率を高めることができる。
ここで、前記照明用電源装置は、例えば、
前記整流回路により変換された電圧もしくはそれに比例した電圧が入力される電圧入力端子と、
前記整流回路から出力される電流の一部を引き抜くための電流引抜き用端子と、
前記電圧入力端子に接続され該電圧入力端子に入力された電圧がゼロになるタイミングおよび入力電圧が急峻に変化するタイミングを検出するタイミング検出回路と、
前記タイミング検出回路による検出結果に基づいて入力電圧のゼロでない期間を判定する期間判定回路と、
前記タイミング検出回路による検出結果に基づいて前記位相制御式調光器の誤動作を判定する誤動作判定回路と、
前記期間判定回路により判定された期間に応じて前記整流回路から引き抜く電流を制御する電流制御回路と、を有する制御回路を備えるように構成する。
これにより、前記整流回路から引き抜く電流を、予め設定された比較的大きな電流値から開始して徐々に電流値を減らして行き、前記誤動作判定回路が誤動作を検出した直前の電流値を引抜き電流値と決定しその電流値を維持するように電流制御を行う制御回路を容易に実現することができる。電流引抜き用端子は、直接電流を引くものであっても良いし、電流引抜き用のスイッチング素子をオンさせる制御信号を出力するものであってもよい。
また、望ましくは、前記制御回路は、前記期間判定回路から出力される信号に応じて所定の周波数のクロック信号を計数するカウンタと、該カウンタの計数値を保持可能なラッチ回路と、前記カウンタの計数値と前記ラッチ回路が保持している値とを前記期間の終了タイミングで比較する比較回路と、該比較回路が一致を判定する毎に出力する信号を計数する積分器と、該積分器の出力でカウントダウンされ前記誤動作判定回路の出力でカウントアップされるアップダウンカウンタと、該アップダウンカウンタの出力するデコーダとを備え、前記電流制御回路は前記デコーダの出力に応じて前記引抜き電流を流すトランジスタを制御するように構成する。
これにより、上記のように引抜き電流値を制御する制御回路を既存の機能回路を用いて合理的に構成し、回路構成を容易にして保持電流最適化のための回路を最小構成で実現することができる。
また、望ましくは、前記制御回路は半導体集積回路として構成され、前記電流制御回路により制御され前記引抜き電流を流すトランジスタが、前記制御回路と同一のICとして形成されているようにする。
引抜き電流を流すトランジスタを制御回路と同一のICとして形成することにより、装置を構成する部品点数を減らし、装置の小型化を可能にする。
あるいは、前記制御回路は半導体集積回路として構成され、前記電流制御回路により制御され前記引抜き電流を流すトランジスタは、前記制御回路が形成された半導体チップの外付け素子として設けられ、前記電流引抜き用端子より出力される前記電流制御回路の出力信号によって前記トランジスタが制御されて前記引抜き電流を流すように構成する。
引抜き電流を流すトランジスタを外付けの素子とすることにより、該トランジスタに比較的高い電圧が印加される可能性がある場合に、制御回路が形成される半導体集積回路装置を高耐圧のプロセスを使用することなく製造することができ、コストアップを回避することができる。また、必要な耐圧や放熱を考慮して、最適な外付けトランジスタを選択することができる。
さらに、望ましくは、前記トランジスタと直列に接続された電流−電圧変換手段を備え、前記制御回路には、前記電流−電圧変換手段により変換された電圧が入力される電流検出端子が設けられ、前記電流制御回路は前記電流検出端子の電圧に応じて前記トランジスタにより流す引抜き電流を制御するように構成する。
これにより、引抜き電流を流すトランジスタにあまり大きな電流が流れないようにリミッタをかけることができ、電力効率を高めることができる。
また、望ましくは、前記整流回路の出力端子に接続された定電圧源と、該定電圧源の電流によって充電され電気エネルギーとして蓄積可能なエネルギー蓄積手段と、前記定電圧源と前記エネルギー蓄積手段との間に設けられた逆流防止用の整流素子とを有し、前記整流回路により交流から直流に変換された電圧を受けて前記制御回路の動作に必要な電源電圧を生成するレギュレータを備え、電流引抜き用の前記トランジスタは、前記定電圧源と前記整流素子の接続点と接地点との間に接続され、前記定電圧源を介して前記整流回路の出力端子から電流を引き抜くように構成する。
定電圧源を介して整流回路の出力端子から電流を引き抜くことにより、引抜き電流を流すトランジスタにあまり大きな電流が流れないように制限し、電力効率を高めることができる。
さらに、望ましくは、前記制御回路は、負荷に流れる電流の大きさおよび該電流の変化量に応じて、実行中の電流制御を継続または停止する。電流制御を停止した場合には、直前の引抜き電流が維持される。一旦引抜き電流値を決定した後も引抜き電流の制御を続けていると、引抜き電流値が変化されることがあり、特に負荷としての照明に流れる電流が少ない状態で引抜き電流値の変化量がある程度大きくなると明るさが変化しているように見えてしまうが、そのような場合に引抜き電流制御を停止することで、うねり(明るさの揺らぎ)を防止することができる。
以上説明したように、本発明に従うと、位相制御式の調光器を備えた照明システムを構成する照明用電源装置において、位相制御式調光器のスイッチング素子に常時保持電流を流して、誤動作の発生を回避することができる。また、サイリスタなどのスイッチング素子に必要最小限の保持電流を流すことができ、それによって位相制御式の調光器を備えた照明システムを構成する照明用電源装置における電力効率を高めることができるという効果がある。
本発明を適用して有効な位相制御式のLED電源装置およびそれを用いたLED照明システムの概略構成を示すブロック図である。 実施形態の照明システムを構成するLED電源装置の制御用ICの保持電流最適化の概略構成を示すブロック図である。 実施形態の照明システムにおいて調光器による位相制御が行われ、サイリスタなどのスイッチング素子に保持電流以上の電流が流れて正常に動作している場合の各部の信号や電圧の変化の様子を示すタイミングチャートである。 実施形態の照明システム調光器による調光が下げられて、スイッチング素子に保持電流以下の電流しか流れないようになって誤動作状態になった場合の各部の信号や電圧の変化の様子を示すタイミングチャートである。 実施例の制御用ICにおける比較器および積分器(分周カウンタ)の動作を示すタイミングチャートである。 実施例の制御用ICにおける起動後のブリーダ電流(引抜き電流)の変化を示すタイミングチャートである。 実施例の制御用ICにおける起動後のアップダウンカウンタの動作およびブリーダ電流(引抜き電流)の最大値の変化を示すタイミングチャートである。 実施例のLED電源装置の第1の変形例を示す回路構成図である。 実施例のLED電源装置の第2の変形例を示す回路構成図である。 実施例のLED電源装置の第3の変形例を示す回路構成図である。
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用して有効な位相制御式のLED電源装置およびそれを用いたLED照明システムの概略構成を示す。
図1に示すように、本実施形態の位相制御式LED照明システムは、商用交流電源からの交流電源電圧ACを入力とし、スイッチング素子のオン位相角を制御することで交流電源電圧のデューティ比を変化させて出力する位相制御式調光器10と、入力された交流を全波整流して直流に変換するダイオードブリッジなどからなる整流回路21と、整流回路21により変換された直流電圧・電流に基づいて所望の電力を負荷としてのLEDランプ22へ供給するAC−DCコンバータ(直流電圧変換回路)からなるLED電源回路23、該LED電源回路23の制御回路(30)の動作に必要な電源電圧を生成するレギュレータ24などから構成されている。
なお、正確には、図1において一点鎖線で囲まれている回路のうちLEDランプ22を除いた部分が電源回路(AC−DCコンバータ)である。AC−DCコンバータは、図1に示されている構成のものに限定されず、直流電圧に変換できるものであれば他の構成のAC−DCコンバータであっても良い。
位相制御式調光器10は、サイリスタ(ダイアック)もしくはトライアックなどのスイッチング素子11と、該スイッチング素子11を位相制御でオン/オフする制御部12と、可変抵抗などからなる調光調節手段13を備え、制御部12が調光調節手段13の抵抗値などの状態に応じてスイッチング素子11のオン位相角を制御することで交流電源電圧のデューティ比を変化させて出力する。なお、図1のLED照明システムにおいては、LEDランプ22が接続される出力端子OUT1−OUT2間に接続された容量C0は、出力端子間の電圧の変動を抑制するためのコンデンサである。出力端子OUT1と接地点との間に、出力端子OUT1の電圧(ダイオードD1のカソード電圧)を安定化させるための平滑コンデンサを接続しても良い。
本実施形態のLED電源回路23は、LEDランプ22が接続される出力端子OUT2と接地点との間に直列に接続されたインダクタL0とスイッチング・トランジスタQ0および電流検出用のセンス抵抗Rsと、インダクタL0とスイッチング・トランジスタQ0との接続ノードN1と出力端子OUT1との間に接続された整流用ダイオードD0と、スイッチング・トランジスタQ0をオン/オフ制御するスイッチング制御用半導体集積回路(制御用IC)30とを備え、いわゆるスイッチング・レギュレータとして構成されている。
また、センス抵抗Rsで電流−電圧変換された接続ノードN2の電位が制御用IC30へフィードバック電圧FBとして入力されている。制御用IC30は、フィードバック電圧FBと基準電圧とを比較して電位差に応じた電圧を出力する誤差アンプを備え、該誤差アンプの出力電圧に応じてスイッチング・トランジスタQ0をオン/オフ制御する信号を出力し、センス抵抗Rsに流れる電流が一定とするような制御を行うように構成されている。
また、LED電源回路23は、整流後の電圧を分圧する直列の抵抗R1,R2を備え、抵抗R1,R2により分圧された電圧が制御用IC30の入力端子VINへ監視電圧Vinとして入力されている。さらに、制御用IC30には、レギュレータ24により生成された電圧が供給される電源端子VCC、整流回路21の出力端子に抵抗R3を介して接続され、調光器内のスイッチング素子11の保持電流を引くための電流引込み端子BCが設けられている。制御用IC30のこの電流引込み機能についは、後に詳しく説明する。
制御用IC30は、トランジスタQ0とセンス抵抗Rsとの接続ノードN2の電位が下がると、トランジスタQ0をオンさせる制御信号をQ0のゲート端子へ出力する。これにより、Q0を通って接地点へ電流が流れることとなるが、整流用ダイオードD0が逆方向接続されているため、整流回路21からLED電源回路23へ流れ込んだ電流は、LEDランプ22−インダクタL0−トランジスタQ0−抵抗Rsを経由して接地点へ流れる。そして、LEDランプ22はこの電流によって点灯されるとともに、この間にインダクタL0にエネルギーが蓄積される。
センス抵抗Rsに電流が流れると、接続ノードN2の電位が高くなり、制御用IC30は、ノードN2の電位と内部の基準電圧とを比較することで基準電圧よりも高くなるとトランジスタQ0をオフさせる制御信号をQ0のゲート端子へ出力する。そして、Q0がオフされると、インダクタL0に蓄積されていたエネルギーが放出され、インダクタL0からダイオードD0を通して出力端子OUT1へ向かう電流が流され、LEDランプ22はこの電流によって点灯される。上記のような動作を繰り返すことで、LEDランプ22が連続して点灯される。また、調光器10によって交流入力の位相が制御されることで、LEDランプ22の明るさが調節される。制御用IC30によるトランジスタQ0のスイッチング周波数は、交流入力電圧ACの周波数よりも高い周波数となるように設定される。
図2には、上記LED電源回路23を構成する制御用IC30の実施例が示されている。
図2に示されているように、この実施例の制御用IC30は、抵抗R1,R2により分圧された電圧Vinが印加される入力端子VINに接続され整流後の電圧が0Vとなるタイミングを検出するためのゼロクロス検出回路31と、整流後の電圧が急峻に変化するタイミング(立上がりもしくは立ち下がり)を検出するためのエッジ検出回路32と、ゼロクロス検出回路31とエッジ検出回路32からの信号に基づいて電流が流れている期間を判定し対応する信号ENを出力する電流期間設定回路33と、調光器10の状態を判定する調光器判定回路34とを備える。
調光器判定回路34は、調光制御をしていないつまりLEDを点灯するが調光を下げていない調光未使用状態を検出するもので、ゼロクロス検出回路31がVinのゼロタイミングを検出しているにもかかわらず、エッジ検出回路32がVinのエッジを検出していない場合に調光未使用状態と判定することができる。そして、調光器判定回路34が調光未使用状態を検出すると、検出信号を上記電流期間設定回路33へ出力し、電流期間設定回路33の動作を停止もしくは出力を遮断するように構成されている。
また、制御用IC30は、ゼロクロス検出回路31とエッジ検出回路32からの信号に基づいて調光器10の誤動作を判定する誤動作判定回路35と、交流電源電圧ACの周波数よりも充分に高い周波数のクロック信号CKを生成する発振器36と、該発振器36からのクロック信号CKを計数するカウンタ37と備える。誤動作判定回路35は、エッジ検出回路32がVinのエッジを2度検出した間にゼロクロス検出回路31がVinのゼロタイミングを検出しない場合に調光器の誤動作と判定することができる。
さらに、制御用IC30は、上記カウンタ37の計数値をラッチするレジスタなどからなるラッチ回路38と、カウンタ37の現在の計数値とラッチ回路38に保持されている値とを比較し一致しているか判定する比較器39と、比較器39の出力パルスを計数する積分器(分周カウンタ)40と、該積分器40からの信号によりダウンカウントし誤動作判定回路35からの信号によりアップンカウントするアップダウンカウンタ41と、該カウンタ41の計数値をデコードするデコーダ42とを備える。アップダウンカウンタ41には、初期状態で予め決定された最大保持電流値を流す値が設定されるように構成されている。
さらに、制御用IC30には、前記電流引込み端子BCと接地点との間に接続された電流シンク用のMOSトランジスタQsと、該トランジスタQsのドレイン電流を制御するための電流制御回路43が設けられており、電流制御回路43は上記デコーダ42の出力に応じてトランジスタQsのゲート電圧を生成して引込み電流を制御する。電流制御回路43はDA変換回路により構成することができる。また、比較器39は減算器により構成することができる。
次に、上記制御用IC30による電流引込み動作について、図3〜図7を用いて説明する。図3は、調光器10による位相制御が行われ、サイリスタなどのスイッチング素子11に保持電流以上の電流が流れて正常に動作している場合の各部の信号や電圧の変化の様子を示す。また、図4は、調光器10による調光が下げられて、スイッチング素子11に保持電流以下の電流しか流れないようになって誤動作状態になった場合の各部の信号や電圧の変化の様子を示す。図3〜図7において、ブリーダ電流として示されている波形は、制御用IC30により引き込まれる電流であり、制御用IC30はこの電流を調節する機能を有する。
本実施例の制御用IC30においては、図3に示すように、調光器10が正常に動作していると、エッジ検出回路32が入力電圧Vinの立上がりエッジを検出して図3(C)のように、エッジ検出パルスを出力する。また、調光器10が正常に動作していると、ゼロクロス検出回路31が、入力電圧Vinが0Vとなったタイミングを検出して、図3(D)のように、ゼロクロス検出パルスを出力する。
図3(C)や(D)のようなパルスが出力されると、調光器判定回路34は、順位相調光であると判定し電流期間設定回路33を動作状態にさせ、電流期間設定回路33はエッジ検出パルスの出力タイミングt1でハイレベルに変化し電流が流れている期間を示す信号ENを出力する。すると、カウンタ回路37がこの期間を示す信号ENをイネーブル信号として発振器36からのクロック信号CKの計数を開始する。そして、エッジ検出パルスがなくゼロクロス検出パルスのみ出力されたタイミングt2で、電流期間設定回路33から出力される信号が変化することに応じて、カウンタ回路37がクロックの計数を停止し、そのときのカウント値をラッチ回路38へラッチさせる。
また、カウンタ回路37のカウント値がラッチ回路38へラッチされるとカウンタ37がリセットされ、次のエッジ検出パルスの出力タイミングt3で再び0からクロック信号CKの計数を開始する。そして、エッジ検出パルスがなくゼロクロス検出パルスのみ出力されたタイミングt4で、カウンタ回路37がクロックの計数を停止し、そのときのカウント値と既にタイミングt2でラッチ回路38にラッチされたカウント値とを、比較器39が比較する。
その結果、2つのカウント値が一致していると分周カウンタ40へカウントアップパルスを出力し、分周カウンタ40をカウントアップさせて行く(図5のタイミングチャート参照)。また、比較器39により2つのカウント値が一致していないと判定されたときは分周カウンタ40へリセット信号を出力するとともに、そのときのカウンタ回路37の値をラッチ回路38へ再ラッチさせる信号を出力する。これにより、ラッチ回路38は、カウンタ回路37のカウント値が同一の間はラッチ動作をせずに前の値を保持し、カウント値が異なるとその値がラッチされることとなる。ただし、比較器39による比較動作後に毎回ラッチさせるように構成しても良い。
上記のようにして、比較器39による比較の結果が一致している場合すなわち調光器10による調光調節に変化がない場合は、分周カウンタ40が比較動作の度にカウントアップし、所定の数N(例えば16)に達すると、アップダウンカウンタ41へパルスを出力する。このパルスは、アップダウンカウンタ41へダウンカウントを指示する信号として供給されるため、アップダウンカウンタ41は分周カウンタ40からパルスが入ってくる度にダウンカウント(−1)動作する。そして、前述したように、誤動作判定回路35から誤動作検出パルスがアップダウンカウンタ41に入ると、該カウンタ41をカウントアップ(+1)されることとなる。
一方、調光器10が誤動作して入力電圧Vinが0Vまで充分に下がらなかったとすると、図4(D)に示すように、正常時にはゼロクロス検出パルスが出力されるタイミングt2で、ゼロクロス検出パルスが出力されなくなる。すると、誤動作判定回路35がそれを検出してパルスを出力し、それによってカウンタ回路37がクロックの計数を停止する。また、誤動作判定回路35の検出パルスは、アップダウンカウンタ41に供給され、該カウンタ41をカウントアップ(+1)させる。
要するに、本実施例の制御用IC30は、アップダウンカウンタ41に初期状態で最大値が設定されており、制御開始直後はシンク用のトランジスタQsに最大の引込み電流が流れるようにされる。そして、カウンタ回路37によるカウント値が同一つまり調光調節に変化がない間はアップダウンカウンタ41を比較動作毎にダウンカウントさせ、トランジスタQsにより流される引込み電流(ブリーダ電流)を徐々に減らしていく(図6のタイミングチャート参照)。その結果、引込み電流が保持電流以下になると調光器10が誤動作し、それが誤動作判定回路35により検出されると、誤動作判定回路35から誤動作検出パルスがアップダウンカウンタ41へ供給され、該カウンタ41をカウントアップ(+1)させる(図7のタイミングチャート参照)。そして、その時点で上記のような一連の引込み電流調整動作を終了する。そのため、使用している調光器のスイッチング素子に最適な保持電流を引き込む状態に制御することができる。
なお、スイッチング素子にその保持電流以上の充分な電流が流れるような状態に調光器10が調節されている場合(位相制御していないフル点灯の場合)には、図4(B)のように、整流後の電圧(IC30の入力電圧Vin)が0Vまで下がらないような事態は発生しない。つまり、フル点灯の場合は、引込み電流を徐々に減らしても調光器に誤動作は発生しないので、アップダウンカウンタ41はダウンカウントを続け、カウント値が0になることで、トランジスタQsにより流される引込み電流も0となるような制御が行われる。
以上、調光器10が交流波形の位相の前縁(立上がり)を制御するタイプのものである場合について説明したが、図2の制御回路30は、調光器10が交流波形の位相の後縁(立下がり)を制御するタイプのものである場合にも同様な原理で引込み電流の最適化を行うことができる。位相の後縁が制御されている場合、カウンタ37はゼロクロス検出パルスで計数を開始しエッジ検出パルスで計数を停止すれば良い。また、位相の後縁が制御されているか否かは、調光器判定回路34がゼロクロス検出パルスとエッジ検出パルスのどちらが先に入って来ているかで判定することができる。
さらに、図2に示すような引込み電流調整制御を行う回路においては、一旦最適な保持電流を設定した後であっても、調光器10側で調光調節手段13により調光調節が行われることでLED電流が変化すなわち入力電圧Vinの位相(エッジ)が変化されると、その変化に応じてカウンタ37の計数値が変化してアップダウンカウンタ41がカウントアップまたはカウントダウンされて、調節後のLED電流に応じた引き込み電流に制御される。そして、このように引込み電流制御を継続して行っていると、調光調節がされていない状態においても、アップダウンカウンタ41がアップとダウンを繰り返すことで、ほぼ一定の引込み電流が流されることとなる。
なお、上記電流制御中、アップダウンカウンタ41がアップとダウンを繰り返す。そして、このアップダウンは、分周カウンタ40のカウント値Nが例えば16であれば1秒間に数回行われ、その度にLED電流が若干変動することとなる。この際、アップダウンカウンタ41が+1のアップと−1のダウンを繰り返すだけの場合やLED電流が充分に大きな場合には、電流の変化量は小さいので人の目に感じることはない。しかし、交流入力電圧ACの変動、使用する素子の特性等が原因でアップダウンカウンタ41が短時間のうちに+2以上アップしたり−2以上ダウンしたりすることがあり、それによって例えば1mA程度LED電流が変化したとする。すると、そのときのLEDの調節電流が充分に大きければ相対的な変化量は少なく問題はないが、LEDの調節電流が例えば10mAのように比較的小さい場合には、10mAに対して1mA変化することで約10%明るさが変化することとなるため、人の目にうねりとして見えてしまうという不具合がある。
そこで、本実施例の制御用IC30においては、負荷としてのLEDランプ23に流れる電流の大きさおよび該電流の変化量に応じて、実行中の電流制御を継続または停止する。そして、電流制御を停止した場合には、直前の引抜き電流を維持するようにした。これにより、電流制御に伴ううねり(明るさの揺らぎ)の発生を防止することができる。ここで、実行中の電流制御を継続するか停止するかの判定は、例えばアップダウンカウンタ41の出力あるいはデコーダ42の出力を監視して所定量以上変化したか否か判断することで行うことができる。また、電流制御の停止は、回路31〜40の動作停止、あるいは誤動作判定回路35と積分器40の動作停止等で容易に実現することができる。なお、電流制御の停止は、上記のようなものに限定されるものではない。
なお、上記説明では、一例としてLEDの電流が10%変化した場合に電流制御を停止するとしたが、10%はあくまでも一例であり、どの程度LED電流が変化した場合に人の目で認識できるかは、使用するLEDランプ23の特性や、そのときのLED電流値、アップダウンカウンタ41の分解能すなわちアップダウンカウンタ41の値が「1」変化したときの引抜き電流値の変化量等、適用するシステムによって異なる。従って、LEDの電流が何%変化した場合に電流制御を停止させるかは、LED電流値やシステムに応じて適宜設定すればよい。
図8には、図1のLED電源回路23の第1の変形例が示されている。
この変形例のLED電源回路23は、図2に示されているシンク用のオンチップのトランジスタQsを、制御用IC30の外部に外付け素子として設けたものであり、動作的には図1のものと同一である。また、調光器10と整流回路21との間には、コモンモードコイルなどからなるノイズ遮断用のフィルタ25が設けられている。さらに、図8には、制御用IC30の電源電圧Vccを生成するレギュレータ24の具体的な回路の一例が示されている。
図8に示されているように、レギュレータ24は、電源ラインL1と接地ラインL2との間に直列形態に接続された抵抗R4およびツェナーダイオードDzとからなる定電圧回路と、電源ラインL1と接地ラインL2との間に直列形態に接続されたMOSトランジスタQ1および抵抗R5と、Q1と抵抗R5との接続ノードN4と制御用IC30の電源端子VCCとの間に順方向接続された逆流防止用のダイオードD2と、ダイオードD2のカソード端子と接地ラインL2との間に接続されたコンデンサC2などから構成されている。そして、抵抗R4とツェナーダイオードDzとの接続ノードN3に上記MOSトランジスタQ1のゲート端子が接続され、Q1はゲート端子にツェナー電圧が印加されることで定電圧源として動作可能にされている。
この実施例のレギュレータ24は、整流回路21により全波整流された電圧(脈流)がDzのツェナー電圧以上になると抵抗R4およびツェナーダイオードDzに電流が流れ、MOSトランジスタQ1のゲート端子に定電圧が印加されてオン状態とされ、ダイオードD2を介してコンデンサC2に電流が流れ込む。その後、全波整流された電圧(脈流)がDzのツェナー電圧以下になるとQ1がオフし、ノードN4の電位は下がるが、逆流防止用のダイオードD2によってコンデンサC2の放電が阻止される。
上記の動作を繰り返すことによって、コンデンサC2に電荷がチャージされ平滑された電圧が生成され、制御用IC30の電源端子VCCに電源電圧Vccとして供給される。なお、レギュレータ24は、上記のような構成のものに限定されるものでない。また、レギュレータ24を設ける代わりに、別途バッテリもしくは補助電源を設けて制御用IC30の電源電圧Vccを供給するように構成することも可能である。
図9には、図1のLED電源回路23の第2の変形例が示されている。
この変形例のLED電源回路23は、整流回路21の出力端子からスイッチング素子11の保持電流を引き込む代わりに、抵抗R3の一方の端子を、レギュレータ24を構成するMOSトランジスタQ1と抵抗R5との接続ノードN4に接続して、ノードN4から保持電流を引き込むようにしたものである。シンク用のMOSトランジスタQsは、制御用IC30内にオンチップの素子として設けられている。
この変形例のLED電源回路23においては、トランジスタQ1のゲート端子がツェナー電圧に固定されることでドレイン電流が制限されるため、引込み電流の大きさも制限されることとなる。すなわち、図3(F)に示されているブリーダ電流の波形の頭が、破線のように、カットされたような波形となる。上記のように、引込み電流にリミッタをかけるように構成することによって、シンク用のMOSトランジスタQsがオンチップの素子で構成されている場合に、耐圧以上の電圧がQsに印加されるのを回避することができる。
図10には、LED電源回路23の第2の実施例が示されている。
この実施例のLED電源回路23は、図8の第1変形例と同様に、シンク用のトランジスタQsを制御用IC30の外部に外付け素子として設けるとともに、該トランジスタQsと直列にセンス抵抗Rs2を接続し、制御用IC30内にはセンス抵抗Rs2で電流−電圧変換された電圧と所定の基準電圧との電位差に応じた電圧を出力する誤差アンプなどからなる電流検出回路を設けてある。そして、保持電流制御回路43(図3参照)は、電流検出回路の出力に応じてシンク用のトランジスタQsのゲート電圧を制御し、所定以上の電流値の引込み電流が流れないように抑制しつつ電流を引き込むように構成されている。このように引込み電流にリミッタをかけることにより、無駄な電流を減らし電力効率を高めることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例えば、前記実施形態(図8〜図10)においては、位相制御式調光器10の後段に整流回路21を設けた例を示したが、位相制御式調光器10の前段に整流回路21を設けるようにしても良い。
また、前記実施形態においては、AC−DCコンバータ31として、スイッチング・トランジスタQ0とダイオードD0とインダクタL0を有するものを示したが、ダイオードD0の代わりにトランジスタを使用し、このトランジスタを制御用IC30によってスイッチング・トランジスタQ0と相補的にオン/オフ制御するいわゆる同期整流型のスイッチング・レギュレータとして構成することも可能である。
以上、本発明をその背景となった利用分野であるLED照明システムに適用したものを説明したが、本発明はそれに限定されず、LEDランプ以外の照明器具を使用し位相制御式で調光を行う照明システムにも利用することができる。
10 位相制御式調光器
11 スイッチング素子(サイリスタ,トライアック)
12 位相制御部
13 調光調節手段(可変抵抗)
21 整流回路(ダイオードブリッジ)
22 LEDランプ(照明器具)
23 LED電源回路(照明用電源装置)
24 レギュレータ
30 制御用IC(制御回路)

Claims (10)

  1. 位相制御式調光器により位相制御された交流を整流する整流回路により交流から直流に変換された電圧を受け、負荷に供給する直流電圧・電流を生成し出力する照明用電源装置であって、
    前記整流回路から引き抜く電流を、予め設定された所定の電流値から開始して徐々に電流を減らして行き、前記位相制御式調光器の誤動作を検出した直前の電流値を引抜き電流値と決定しその電流値を維持するように電流制御を行うことを特徴とする照明用電源装置。
  2. 前記整流回路により変換された電圧もしくはそれに比例した電圧が入力される電圧入力端子と、
    前記整流回路から出力される電流の一部を引き抜くための電流引抜き用端子と、
    前記電圧入力端子に接続され該電圧入力端子に入力された電圧がゼロになるタイミングおよび入力電圧が急峻に変化するタイミングを検出するタイミング検出回路と、
    前記タイミング検出回路による検出結果に基づいて入力電圧のゼロでない期間を判定する期間判定回路と、
    前記タイミング検出回路による検出結果に基づいて前記位相制御式調光器の誤動作を判定する誤動作判定回路と、
    前記期間判定回路により判定された期間に応じて前記整流回路から引き抜く電流を制御する電流制御回路と、
    を有する制御回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の照明用電源装置。
  3. 前記制御回路は、前記期間判定回路から出力される信号に応じて所定の周波数のクロック信号を計数するカウンタと、該カウンタの計数値を保持可能なラッチ回路と、前記カウンタの計数値と前記ラッチ回路が保持している値とを前記期間の終了タイミングで比較する比較回路と、該比較回路が一致を判定する毎に出力する信号を計数する積分器と、該積分器の出力でカウントダウンされ前記誤動作判定回路の出力でカウントアップされるアップダウンカウンタと、該アップダウンカウンタの出力するデコーダとを備え、前記電流制御回路は前記デコーダの出力に応じて前記引抜き電流を流すトランジスタを制御することを特徴とする請求項2に記載の照明用電源装置。
  4. 前記制御回路は半導体集積回路として構成され、前記電流制御回路により制御され前記引抜き電流を流すトランジスタが、前記制御回路と同一のICとして形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の照明用電源装置。
  5. 前記制御回路は半導体集積回路として構成され、前記電流制御回路により制御され前記引抜き電流を流すトランジスタは、前記制御回路が形成された半導体チップの外付け素子として設けられ、前記電流引抜き用端子より出力される前記電流制御回路の出力信号によって前記トランジスタが制御されて前記引抜き電流を流すように構成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の照明用電源装置。
  6. 前記トランジスタと直列に接続された電流−電圧変換手段を備え、
    前記制御回路には、前記電流−電圧変換手段により変換された電圧が入力される電流検出端子が設けられ、前記電流制御回路は前記電流検出端子の電圧に応じて前記トランジスタにより流す引抜き電流を制御するように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の照明用電源装置。
  7. 前記整流回路の出力端子に接続された定電圧源と、該定電圧源の電流によって充電され電気エネルギーとして蓄積可能なエネルギー蓄積手段と、前記定電圧源と前記エネルギー蓄積手段との間に設けられた逆流防止用の整流素子とを有し、前記整流回路により交流から直流に変換された電圧を受けて前記制御回路の動作に必要な電源電圧を生成するレギュレータを備え、
    電流引抜き用の前記トランジスタは、前記定電圧源と前記整流素子の接続点と接地点との間に接続され、前記定電圧源を介して前記整流回路の出力端子から電流を引き抜くように構成されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の照明用電源装置。
  8. 前記制御回路は、負荷に流れる電流の大きさおよび該電流の変化量に応じて、実行中の電流制御を継続または停止することを特徴とする請求項2〜7のいずれかに記載の照明用電源装置。
  9. 負荷となる照明器具と直列に接続されるインダクタに間欠的に電流を流すスイッチング素子と、該スイッチング素子を駆動する制御回路を備え、位相制御式調光器により位相制御された交流を整流する整流回路により交流から直流に変換された電圧を受け、負荷に供給する直流電圧・電流を生成し出力する照明用電源装置における保持電流の制御方法であって、
    前記制御回路は、前記整流回路により変換された電圧もしくはそれに比例した電圧を監視して前記位相制御式調光器が誤動作した場合に生じる事象が発生していないか判定しながら、前記整流回路から引き抜く電流を予め設定された所定の電流値から開始して徐々に電流を減らして行き、前記位相制御式調光器が誤動作した場合に生じる事象を検出した直前の電流値を保持電流値と決定し、引き抜く電流を制御することを特徴とする照明用電源装置における保持電流の制御方法。
  10. 前記制御回路は、負荷としての照明器具に流れる電流の大きさおよび該電流の変化量に応じて、実行中の電流制御を継続または停止することを特徴とする請求項9に記載の保持電流の制御方法。
JP2011184280A 2010-10-28 2011-08-26 照明用電源装置および保持電流の制御方法 Active JP5708371B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011184280A JP5708371B2 (ja) 2010-10-28 2011-08-26 照明用電源装置および保持電流の制御方法
KR1020110110400A KR20120044902A (ko) 2010-10-28 2011-10-27 조명용 전원 장치 및 유지 전류의 제어 방법
US13/282,688 US8988002B2 (en) 2010-10-28 2011-10-27 Lighting power supply device and method for controlling holding current
CN201110339602.6A CN102573209B (zh) 2010-10-28 2011-10-28 照明用电源装置以及保持电流的控制方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010242155 2010-10-28
JP2010242155 2010-10-28
JP2011184280A JP5708371B2 (ja) 2010-10-28 2011-08-26 照明用電源装置および保持電流の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012109211A JP2012109211A (ja) 2012-06-07
JP5708371B2 true JP5708371B2 (ja) 2015-04-30

Family

ID=45995954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011184280A Active JP5708371B2 (ja) 2010-10-28 2011-08-26 照明用電源装置および保持電流の制御方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8988002B2 (ja)
JP (1) JP5708371B2 (ja)
KR (1) KR20120044902A (ja)
CN (1) CN102573209B (ja)

Families Citing this family (34)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5476279B2 (ja) * 2010-11-19 2014-04-23 シャープ株式会社 Led駆動回路およびled照明機器
KR20120056162A (ko) * 2010-11-24 2012-06-01 삼성엘이디 주식회사 Led 구동장치
US9301354B2 (en) * 2011-03-30 2016-03-29 Koninklijke Philips N.V. Interface circuit for a light source
JP2012212548A (ja) 2011-03-31 2012-11-01 Mitsumi Electric Co Ltd 照明用電源装置
TWI441428B (zh) * 2011-07-06 2014-06-11 Macroblock Inc 自選維持電流電路
US8698407B1 (en) * 2011-11-14 2014-04-15 Technical Consumer Products, Inc. Highly integrated non-inductive LED driver
CN102497706B (zh) * 2011-12-15 2014-06-25 成都芯源系统有限公司 Led驱动装置和驱动方法以及控制器
US9282601B2 (en) * 2012-05-17 2016-03-08 Ping Cheung Michael LAU Method for improving operation lifetime of capacitor, capacitor control circuit structure and use thereof
US20130343090A1 (en) * 2012-06-21 2013-12-26 Fairchild Korea Semiconductor Ltd. Active bleeder, active bleeding method, and power supply device where the active bleeder is applied
US20140159692A1 (en) * 2012-07-18 2014-06-12 Victor Tzinker System and method of automatic dimmer loading in dimmer-converter arrangements
JP6037164B2 (ja) * 2012-12-07 2016-11-30 東芝ライテック株式会社 電源回路及び照明装置
JP6103348B2 (ja) * 2012-12-07 2017-03-29 東芝ライテック株式会社 電源回路及び照明装置
US9288864B2 (en) * 2012-12-10 2016-03-15 Dialog Semiconductor Inc. Adaptive holding current control for LED dimmer
JP6232708B2 (ja) * 2013-02-13 2017-11-22 スズキ株式会社 電動車両の充電装置
JP6086318B2 (ja) * 2013-03-22 2017-03-01 東芝ライテック株式会社 電源回路及び照明装置
JP5872501B2 (ja) * 2013-03-26 2016-03-01 ミネベア株式会社 電源装置及び照明装置
TWI496504B (zh) * 2013-04-26 2015-08-11 Unity Opto Technology Co Ltd Variable power dimming control circuit
TW201446072A (zh) * 2013-05-24 2014-12-01 Lextar Electronics Corp 應用電路及其控制方法
US9345088B2 (en) * 2013-06-07 2016-05-17 Texas Instruments Incorporated LED control circuits and methods
JP6157247B2 (ja) * 2013-07-08 2017-07-05 サイプレス セミコンダクター コーポレーション Led調光制御装置
US9692316B1 (en) * 2013-07-18 2017-06-27 Marvell International Ltd. Bleeder method using switch node coupling capacitor for TRIAC dimming of solid state lighting
DE102013020668B4 (de) * 2013-12-11 2023-06-15 Diehl Aerospace Gmbh Beleuchtungsleiste für einen Flugzeuginnenraum sowie Flugzeuginnenausstattung mit einer Mehrzahl der Beleuchtungsleisten
KR101456161B1 (ko) * 2014-02-26 2014-11-04 주식회사 현대엠앤케이 Led 구동 컨버터 회로가 탑재된 led 바 및 이를 적용한 엘이디 등기구
JP6676536B2 (ja) * 2014-03-05 2020-04-08 シグニファイ ホールディング ビー ヴィSignify Holding B.V. Ledベースライト用のデジタル制御スイッチモードスタートアップ回路
CN103813597B (zh) * 2014-03-10 2016-03-23 成都芯源系统有限公司 用于照明系统的驱动电路及其计时电路
JP6164129B2 (ja) * 2014-03-24 2017-07-19 東芝ライテック株式会社 点灯回路及び照明装置
US9214851B1 (en) 2014-07-02 2015-12-15 Power Integrations, Inc. Trailing edge detector using current collapse
CN204180343U (zh) * 2014-10-10 2015-02-25 罗小华 边沿信号计数装置及led驱动器
CN105282944A (zh) * 2015-11-25 2016-01-27 伊戈尔电气股份有限公司 一种可调光恒压输出型led驱动控制电路
CN105792422B (zh) * 2016-04-11 2017-06-30 电子科技大学 一种用于led的开关切换电路
WO2018143401A1 (ja) * 2017-02-02 2018-08-09 株式会社オルタステクノロジー 調光装置
CN106793352B (zh) * 2017-04-06 2018-11-13 矽力杰半导体技术(杭州)有限公司 具有可控硅调光器的led驱动电路、电路模块及控制方法
US10129939B1 (en) * 2017-07-10 2018-11-13 Dialog Semiconductor Inc. High efficiency flicker attenuator for lighting
JP7165916B2 (ja) * 2018-07-31 2022-11-07 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置及び点灯回路

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4221543A (en) * 1977-11-07 1980-09-09 Renal Systems, Inc. Bloom pump system
JPS5672366A (en) * 1979-11-19 1981-06-16 Mitsubishi Electric Corp Measuring device of holding current of thyristor
JP2006139755A (ja) * 2004-10-15 2006-06-01 Toshiba Lighting & Technology Corp Led式標識灯点灯装置及び標識灯システム
JP2006319172A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Wako Denken Kk Ledランプ調光用アダプタ装置
CN101496449B (zh) * 2005-06-06 2012-04-25 路创电子公司 用于具有三向开关的照明电路的调光器开关
JP4715547B2 (ja) * 2006-02-23 2011-07-06 パナソニック電工株式会社 照明用電源回路、照明装置、及び照明システム
JP4710842B2 (ja) * 2006-03-31 2011-06-29 ウシオ電機株式会社 希ガス蛍光ランプ点灯装置
CN101325367B (zh) * 2007-06-14 2010-09-22 海尔集团公司 一种部分有源功率因数校正电路
JP4972536B2 (ja) 2007-12-25 2012-07-11 パナソニック株式会社 調光装置
JP5211699B2 (ja) * 2008-01-08 2013-06-12 ミツミ電機株式会社 直流電源装置、led駆動用電源装置および電源駆動用半導体集積回路
JP2010218811A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Toshio Takahashi Led点灯回路。
EP2257124B1 (en) * 2009-05-29 2018-01-24 Silergy Corp. Circuit for connecting a low current lighting circuit to a dimmer
US8299730B2 (en) * 2010-02-09 2012-10-30 Power Integrations, Inc. Integrated on-time extension for non-dissipative bleeding in a power supply

Also Published As

Publication number Publication date
CN102573209A (zh) 2012-07-11
US20120104970A1 (en) 2012-05-03
JP2012109211A (ja) 2012-06-07
KR20120044902A (ko) 2012-05-08
US8988002B2 (en) 2015-03-24
CN102573209B (zh) 2016-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5708371B2 (ja) 照明用電源装置および保持電流の制御方法
TWI584675B (zh) System and method for current regulation in a light emitting diode illumination system
US9265110B2 (en) LED power supply with small dimming ratio control and control method thereof
US8749174B2 (en) Load current management circuit
JP6256839B2 (ja) 発光ダイオード駆動装置及び半導体装置
JP7448853B2 (ja) 半導体集積回路
KR20120056162A (ko) Led 구동장치
JP6391429B2 (ja) スイッチングコンバータおよびその制御回路、制御方法、それを用いた照明装置、電子機器
TW201338627A (zh) 照明用電源以及照明器具
JP2013033651A (ja) 発光体駆動装置及びこれを用いた照明機器
JP5126303B2 (ja) 照明用電源装置および照明システム
JP5853190B2 (ja) 固体発光素子駆動装置及び照明装置
JP2012143134A (ja) スイッチング電源装置
TWI484859B (zh) 驅動電路與其相關的電路驅動方法
CN106714411B (zh) 开关调光电路
JP6300610B2 (ja) Led電源装置及びled照明装置
US11051381B2 (en) Power supply apparatus, semiconductor integrated circuit, and ripple suppressing method
JP6282147B2 (ja) Led電源装置及びled照明装置
JP6080513B2 (ja) 点灯装置及び照明装置
JP7382548B2 (ja) 照明装置
JP2023127378A (ja) 点灯装置および照明器具
JP2013153558A (ja) 交流直流変換回路
JP2019040848A (ja) 低フリッカ発光ダイオード照明装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140424

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150216

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5708371

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150