JP4715547B2 - 照明用電源回路、照明装置、及び照明システム - Google Patents

照明用電源回路、照明装置、及び照明システム Download PDF

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Description

本発明は、位相制御式の調光器を接続して調光を行う照明用電源回路、照明装置、及びこれを用いた照明システムに関する。
図13は、背景技術に係る照明システムの構成を示す回路図である(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。図13に示す照明システム101は、位相制御によって発光ダイオードを調光するもので、調光器102と、照明用電源回路103と、発光ダイオード104とを備えて構成されている。調光器102は、位相制御式の調光器で、流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子であるサイリスタ106及びその制御部107、調光度合いを変える可変抵抗105などで構成されている。
調光器102には、商用交流電源電圧Vacが供給されており、制御部107により、可変抵抗105の抵抗値に応じてスイッチング素子のオン位相角を制御することで、交流電源電圧のデューティ比を変化させ、すなわち照明用電源回路103へ供給する電力量を変化させることにより、照明用電源回路103に接続された発光ダイオード104の調光を行うようになっている。
このように構成された位相制御式の調光器102では、スイッチング素子にサイリスタのような、流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするものを用いると、オン位相角を制御するだけで交流電源電圧のデューティ比、すなわち電力を調整することができるので、調光器を簡素化できる。そのため、調光用のスイッチング素子として、サイリスタのような、流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子が広く用いられている。
照明用電源回路103は、調光器102から出力された交流電源電圧を整流するダイオードブリッジ110と、ダイオードブリッジ110により整流された電圧を平滑するコンデンサ111と、コンデンサ111により平滑された電圧に応じて発光ダイオード104の発光用の直流電流を出力するDC−DCコンバータ112とを備えている。
DC−DCコンバータ112は、例えば降圧トランス113、パワーMOSFET114、パワーMOSFET内蔵ダイオード115、出力整流ダイオード116、出力平滑コンデンサ117等で構成される1石フライバックコンバータである。そして、DC−DCコンバータ112のスイッチングノイズが外部に漏れ出すことを防ぐために、ダイオードブリッジ110の入力端子間に雑音防止用のコンデンサ109が接続されている。さらに、コンデンサ109と並列に、抵抗108が接続されている。なお、図14に示すように、コンデンサ111を省略して力率改善を図った照明用電源回路103aも知られている。
上述のように構成された照明用電源回路103,103aにおいて、コンデンサ109は雑音防止用であり、図略のインダクタ素子と組み合わせてフィルターを形成する場合も多く、インダクタ素子の前段、後段に分散されて設けられることもある。そして、交流電源電圧が調光器102から照明用電源回路103,103aへ供給されると、コンデンサ109によって、入力電流の位相が進むこととなる。そこで、入力電流の進相を低減するために位相調整用の抵抗108が設けられている。
図15は、図13に示す照明用電源回路103における入力電源電圧Vinと、入力電流との位相関係を示す波形図である。(A0)に示す入力電源電圧Vinに対して、平滑用のコンデンサ111における充電電流IC111は、(C0)に示す如くパルス状となる。また全位相角にわたってコンデンサ109に流れる電流IC109及び抵抗108を流れる電流IR108は、それぞれ(D0)、(E0)のように流れる結果、これらを合成した入力電流Iinは、(F0)に示すように、(C0)に示すパルス状の電流が存在しない位相角では雑音防止用のコンデンサ109による進相電流の影響が顕著となる。
図16は、図14に示す照明用電源回路103aにおける入力電源電圧Vinと、入力電流Iinとの関係を示す波形図である。(A1)は、入力電流Iinに対してコンデンサ109による進相電流が無視できるほど小さい場合における入力電源電圧Vinと、入力電流Iinとを示している。この場合、入力電源電圧Vinと入力電流Iinとは、ほぼ同位相となる。これに対し、照明用電源回路103aが例えば無負荷状態やDC−DCコンバータ112が停止したような軽負荷の状態においては、コンデンサ109による電流の進相が増大する。
図16の(B1)、(C1)、(D1)は、抵抗108の抵抗値の違いによる入力電流Iinの位相を示す波形図である。(B1)は、抵抗108の抵抗値が相当に大きい場合の入力電流位相を示しており、入力電源電圧Vinに対して90度近い進相電流(位相角α1)となる。(C1)、(D1)は、抵抗108の抵抗値を順次小さくしていった場合の入力電流位相を示している。
図17は、図16における(B1)の入力電流Iin、すなわち90度近い位相角α1の進み位相となった状態において、調光器102でサイリスタ106のオン位相角が(180度−α1)を超えて大きく設定された場合の調光器102の動作を説明するための信号波形図である。(A2)はサイリスタ106をオンさせる制御信号を示し、(B2)はサイリスタ106のオンオフ状態を示し、(C2)は照明用電源回路103aにおける入力電源電圧Vinを示している。(D2)は、説明の簡単のため、サイリスタ106が常時オンしている場合の入力電流Iinを示している。
図17に示すように、(180度−α1)を超えたタイミングT1でサイリスタ106がオンされると、本来サイリスタ106がオフすべき入力電源電圧Vinのゼロクロス点(タイミングT2)では、入力電流Iinがゼロにならないためサイリスタ106はオフせず、位相角が(180度−α1)遅れたタイミングT3までオンしたままとなる。そのため、(C2)に波線で示す電圧が入力電源電圧Vinとして照明用電源回路103aに入力されてしまう結果、発光ダイオード104の発光を正しく調光することができなかったり、発光がちらついたりする等の問題が生じる。
同様に、サイリスタ106をオンするタイミングが、(180度−α1)よりも早い位相角になった場合には、本来、180度の位相角でオフすべきサイリスタ106が(180度−α1)の位相角でオフしてしまうため、発光ダイオード104の発光を正しく調光することができなかったり、発光がちらついたりする。
ここで、図16(C1)、(D1)に示すように、抵抗108の抵抗値を順次小さくすると、進相電流の進み位相角は、α2、α3というように、順次小さくなる。
そこで、従来、進相電流の進みを許容する最大限である許容最大進相角α0を、仕様上予め設定しておき、調光器102による調光範囲の位相角αを0度≦α<(180度−α0)の範囲に限定し、すなわち位相角(180度−α0)≦α<180度の範囲を、サイリスタ106をオンさせることを禁止するオン禁止位相角として設定するようにしている。例えば、位相角α3を許容最大進相角α0として設定すれば、調光器102による調光範囲の位相角αを(E1)に示すように、0度≦α<(180度−α3)の範囲に限定し、すなわち位相角(180度−α3)≦α<180度の範囲を、サイリスタ106をオンさせることを禁止するオン禁止位相角として設定する。
なお、オン禁止位相角は、180度から360度の範囲においても同様に設定されるが、説明の容易のため、以下、180度から360度の範囲については説明を省略する。
そして、照明用電源回路103aでは、例えば最も照明用電源回路103aの電流負荷が重い状態において、進相電流の進み位相角が許容最大進相角α0以下になるように抵抗108の抵抗値R108を設定してコンデンサ109による進相電流の影響を低減することで、上記問題が生じるような位相タイミングではサイリスタ106をオンさせないようにしている。
特開2004−335128号公報 特開2004−327152号公報
ところで、上述のように構成された照明用電源回路103,103aにおいて、位相調整用の抵抗108の抵抗値R108及びその消費電力Pは、以下の式(1)、式(2)により与えられる。
tanα=2πf×C109108
108=tanα/2πfC ・・・(1)
P=Vin/R108 ・・・(2)
今、雑音防止用のコンデンサC109の静電容量をC109=0.1μFとし、調光器102の位相制御信号範囲を170度まで、すなわちオン禁止位相角を位相角170度≦α<180度の範囲に設定すると、許容される進相角度、すなわち許容最大進相角α0は10度であることから、式(1)より、
108=tan10°/(2πf×0.1×10)≒4.7kΩ
その消費電力Pは、式(2)より、
P=100/4.7kΩ≒2.1W
(但し、入力電源電圧Vinは100V、60Hzとする)
以上より、調光器の特性や雑防コンデンサの容量値にも大きく影響されるが、照明用電源回路として位相制御式の調光器に対応する為に必要となる位相調整用の抵抗での損失は、例えばLED(Light Emitting Diode)照明において10W〜20Wが主流である現状から見て決して無視できないほど大きいという不都合があった。特に、このような照明用電源回路を用いたLED照明装置を、発光効率の良い放電灯の代替として用いるためには、発光効率を向上させる必要があり、位相調整用の抵抗での損失を低減したいというニーズがある。
本発明は、このような問題に鑑みて為された発明であり、位相制御式の調光器に接続されて用いられる照明用電源回路において、位相調整のために生じる電力損失を低減することができる照明用電源回路を提供することを目的とする。また、このような照明用電源回路を用いた照明装置、及び照明システムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の第1の手段に係る照明用電源回路は、流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子を用いて交流電源電圧をオン、オフすることによりオン位相角を制御する位相制御調光器によって、オン位相角が調整された交流電源電圧を、受電するための第1及び第2受電端子と、前記第1及び第2受電端子間に接続されたコンデンサと、前記コンデンサと並列に予め設定された定電流を流す定電流回路と、前記コンデンサの両端電圧におけるデューティ比に応じた電力を出力する電力制御部と、前記電力制御部から出力された電力を、外部に接続された発光部へ供給するための第1及び第2出力端子とを備えることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記位相制御調光器は、前記オン位相角を、予め設定されたオン禁止位相角の範囲を除く位相角に設定するものであり、前記定電流回路は、前記定電流の電流値を、前記第1及び第2受電端子間に流れる電流がゼロとなるゼロクロス位相角を前記オン禁止位相角の範囲内にさせるべく設定することを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記第1及び第2受電端子間の電圧のデューティ比を検出するデューティ比検出部をさらに備え、前記電力制御部は、前記デューティ比検出部により検出されたデューティ比の増減に応じて、前記電力を増減することを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記デューティ比検出部は、前記定電流回路を流れる電流に基づいて、前記デューティ比を検出することを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記定電流回路は、さらに、前記定電流を、前記保持電流以上にすることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記電力制御部は、前記コンデンサの両端電圧を整流する第1整流ブリッジと、前記第1整流ブリッジにより整流された整流電圧を、前記照明負荷を点灯させるための前記電力に変換する電力変換部とを備えることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記定電流回路は、前記コンデンサの両端電圧を整流する第2整流ブリッジを介して前記コンデンサと並列に接続されていることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記定電流回路は、前記コンデンサの一端にアノードが接続された第1ダイオードのカソードと前記コンデンサの他端にアノードが接続された第2ダイオードのカソードとの接続点と、前記第1整流ブリッジにおける前記整流電圧を出力する出力端子との間に接続されていることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記電力制御部は、電流の逆流を防止する逆流防止用ダイオードを介して前記第1整流ブリッジにおける前記整流電圧を出力する出力端子間に接続された平滑用コンデンサをさらに備え、前記定電流回路は、前記第1整流ブリッジを介して前記コンデンサと並列に接続されていることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記定電流回路は、予め設定された設定電圧に応じた電流を流すトランジスタのエミッタフォロア回路によって構成されていることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記定電流回路は、予め設定された設定電圧に応じた電流を流すトランジスタのカレントミラー回路によって構成されていることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記設定電圧は、前記第1整流ブリッジにおける前記整流電圧をコンデンサにより平滑し、抵抗分圧して得られることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記電力制御部は、前記第1整流ブリッジにより整流された整流電圧を平滑する平滑用コンデンサをさらに備え、前記電力変換部は、前記平滑用コンデンサにより平滑された電圧から直流電力を生成し、前記電力として出力するDC−DCコンバータにより構成されていることを特徴としている。
また、上述の照明用電源回路において、前記電力制御部は、前記コンデンサの両端電圧を整流する第1整流ブリッジと、前記第1整流ブリッジにより整流された整流電圧を平滑する平滑用コンデンサと、前記平滑用コンデンサにより平滑された電圧から直流電力を生成し、前記電力として出力するDC−DCコンバータとをさらに備え、前記DC−DCコンバータは、前記平滑用コンデンサにより平滑された電圧を降圧するためのトランスを備え、前記設定電圧は、前記トランスに巻かれた巻き線から得られることを特徴としている。
そして、本発明の第2の手段に係る照明装置は、発光部と、前記発光部を発光させるための照明用電源回路とを備え、前記照明用電源回路は、上述のいずれかに記載の照明用電源回路であることを特徴としている。
また、上述の照明装置において、前記発光部は、発光ダイオードであることを特徴としている。
さらに、本発明の第3の手段に係る照明システムは、発光部と、前記発光部の明るさを調光するべくデューティ比が設定された交流電源電圧を出力する位相制御調光器と、前記位相制御調光器から出力された交流電源電圧に基づき前記発光部を発光させる照明用電源回路とを備え、前記位相制御調光器は、前記発光部の明るさを指示する調光指示を受け付ける受付部と、交流電源電圧をオン、オフすると共に流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子と、前記受付部により受け付けられた調光指示に応じて、前記スイッチング素子をオンさせるオン位相角を制御する制御部とを備え、前記照明用電源回路は、上述のいずれかに記載の照明用電源回路であり、前記第1及び第2受電端子によって、前記スイッチング素子によりオン、オフされた交流電源電圧を受電することを特徴としている。
このような構成の照明用電源回路、及びこれを用いた照明装置、照明システムでは、位相制御調光器によって、流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子を用いて交流電源電圧をオン、オフすることによりオン位相角が調整された交流電源電圧が、第1及び第2受電端子の受電端子により受電される。また、第1及び第2受電端子間に接続されたコンデンサにより、外部に漏出するノイズが低減される。そして、定電流回路によって、このコンデンサと並列に予め設定された位相調整のための定電流が流されることにより、当該コンデンサによる電流位相の進みが低減される。そして、電力制御部により当該コンデンサの両端電圧におけるデューティ比に応じた電力が、第1及び第2出力端子に接続された発光部へ供給される。この場合、コンデンサと並列に接続された抵抗に電流を流して位相調整を行う場合と比較して、位相調整のために生じる電力損失を低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る照明システムの構成の一例を示す回路図である。図1に示す照明システム1は、位相制御調光器2と、照明用電源回路3及びLED4(発光部)からなる照明装置5とを備えて構成されている。位相制御調光器2は、位相制御式の調光器で、流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子であるサイリスタQ1、サイリスタQ1を用いて交流電源電圧Vacをオンオフすることによりオン位相角を制御する制御部21、調光度合いを変えるボリュームスイッチである可変抵抗VR(受付部)、及びサイリスタQ1によってオン位相角が制御された交流電源電圧Voutを、照明用電源回路3へ出力するための接続端子22,23等で構成されている。
位相制御調光器2には、商用交流電源電圧Vacが供給されており、例えばマイクロコンピュータを用いて構成された制御部21により、可変抵抗VRの抵抗値、すなわち調光指示、に応じてサイリスタQ1のオン位相角を制御することで、交流電源電圧のデューティ比を変化させ、照明用電源回路3へ供給する電力量を変化させることにより、照明用電源回路3に接続されたLED4の調光を行うようになっている。
制御部21には、オン禁止位相角の範囲が予め設定されており、制御部21は、サイリスタQ1のオン位相角を、オン禁止位相角の範囲を除く位相角の範囲内で設定する。オン禁止位相角αは、例えば位相角170度≦α<180度の範囲に設定されている。なお、オン禁止位相角αの範囲は、例えば、0度≦α<10度と170度≦α<180度とのように、全位相範囲の最初と最後とに設定するようにしてもよい。
なお、サイリスタQ1の代わりに、流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフする他のスイッチング素子、例えばSCR(Silicon Controlled Rectifier)やトライアック等を用いてもよい。
照明用電源回路3は、位相制御調光器2から出力された交流電源電圧Voutを受電するための受電端子31,32(第1,第2受電端子)と、受電端子31,32間に接続された雑音防止用のコンデンサC1と、コンデンサC1の両端電圧を整流し、整流電圧Vdb1として出力するダイオードブリッジDB1(第1整流ブリッジ)と、整流電圧Vdb1を平滑する平滑用コンデンサC2と、平滑用コンデンサC2により平滑された整流電圧Vdb1から直流電力を生成し、LED4を点灯させるための電流に変換するDC−DCコンバータ33(電力変換部)と、DC−DCコンバータ33から出力された直流電流をLED4へ供給するための出力端子35,36(第1,第2出力端子)と、コンデンサC1の両端電圧を整流するダイオードブリッジDB2(第2整流ブリッジ)と、ダイオードブリッジDB2を介してコンデンサC1と並列に接続された定電流回路34とを備えて構成されている。
そして、出力端子35,36に発光部としてLED4が取り付けられて、照明装置5が構成されている。なお、発光部は、LED限られず、例えばハロゲンランプや放電灯であってもよい。また、DC−DCコンバータ33は、整流電圧Vdb1に応じて発光部の発光用の電力を出力するものであればよく、電圧出力により発光部を発光させるものであってもよい。
定電流回路34は、受電端子31,32間に流れる入力電流Iinがゼロとなるゼロクロス位相角を、オン禁止位相角の範囲内にするべく電流値が、一定の電流Iに設定されている。図2は、定電流回路34の一例を示す回路図である。(A)は、一定の電流を流す定電流ダイオードD11(例えば、石塚電子(株)製、CRD(Current Regulative Diode)を、定電流回路34として用いるもので、電流値が電流Iの定電流ダイオードを定電流回路34として用いることで、定電流回路34の電流Iを予め設定することができる。
図2(B)は、エミッタフォロア回路を用いた定電流回路の一例であり、ダイオードブリッジDB2の出力端子の一端にトランジスタTr11のコレクタが接続され、トランジスタTr11のエミッタが抵抗R12を介してダイオードブリッジDB2の出力端子の他端に接続され、抵抗R12と並列にコンデンサC11が接続されている。そして、予め設定された直流の設定電圧Vdcを出力する直流定電圧源Vdcによって、設定電圧Vdcが抵抗R11を介してトランジスタTr11のベースに印加されることで、設定電圧Vdcに応じたベース電流が流れる結果、設定電圧Vdcに応じた電流Iが流れるようにされている。
図2(C)は、カレントミラー回路を用いた定電流回路の一例であり、ダイオードブリッジDB2の出力端子の一端にトランジスタTr21のコレクタが接続され、トランジスタTr21のエミッタがダイオードブリッジDB2の出力端子の他端に接続されている。また、トランジスタTr22のベースがトランジスタTr21のベース及びトランジスタTr22のコレクタに接続され、トランジスタTr22のエミッタがダイオードブリッジDB2の出力端子の他端に接続されている。そして、予め設定された直流の設定電圧Vdcを出力する直流定電圧源Vdcによって、設定電圧Vdcが抵抗R21を介してトランジスタTr22のコレクタ及びベースに印加されることで、設定電圧Vdcに応じた電流IがトランジスタTr22に流れる結果、トランジスタTr22とミラー構成にされたトランジスタTr21に設定電圧Vdcに応じた電流Iが流れるようにされている。
位相制御調光器2は、例えば家屋の壁面に取り付けられ、照明装置5は、例えば家屋の天井に取り付けられる。そして、位相制御調光器2における接続端子22,23と、照明用電源回路3における受電端子31,32とがケーブルCBL1によって接続されて、照明システム1が構成されている。
次に、上述のように構成された照明システム1の動作について説明する。まず、ユーザがLED4を調光するべく位相制御調光器2のボリュームスイッチを操作して可変抵抗VRの抵抗値を設定すると、制御部21により、可変抵抗VRの抵抗値に応じてサイリスタQ1のオン位相角が制御される。そして、サイリスタQ1によりオン位相角が制御された交流電源電圧Voutが、接続端子22,23、及びケーブルCBL1を介して受電端子31,32へ出力され、受電端子31,32によって、交流電源電圧Voutが入力電源電圧Vinとして受電される。
そうすると、入力電流Iinは、コンデンサC1により進み位相となるものの、ダイオードブリッジDB2を介して定電流回路34により電流Iが流されるため入力電流Iinの進み位相が低減され、入力電流Iinのゼロクロス位相角がオン禁止位相角αの範囲、例えば位相角170度≦α<180度の範囲内にされる。
これにより、入力電流Iinのゼロクロス位相角を超えた位相角でサイリスタQ1がオンすることがないので、本来サイリスタQ1がオフすべき入力電流Iinのゼロクロス位相角でオフできずにサイリスタQ1が次のサイクルまでオンを継続してしまうことが抑制される。また、入力電流Iinのゼロクロス位相角の手前でサイリスタQ1がオンする場合には、入力電流Iinのゼロクロス位相角が例えば位相角170度≦α<180度の範囲内、すなわち進相が10度以下の範囲にされるので、サイリスタQ1がオフするタイミングのずれが10度以下となる。この場合、進相によるオフタイミングのずれが例えば90度といった大きな値になることがないので、電流の進相による入力電源電圧Vinのデューティ比への影響が低減される。
そうすると、サイリスタQ1によるオン位相角に応じて、すなわちユーザが可変抵抗VRを用いて設定した調光指示に応じて、入力電源電圧Vinのデューティ比が設定される。そして、入力電源電圧Vinは、ダイオードブリッジDB1によって整流され、平滑用コンデンサC2によって平滑されて整流電圧Vdb1にされる。この場合、整流電圧Vdb1は、入力電源電圧Vinのデューティ比の増減に応じて増減する。
そして、DC−DCコンバータ33によって、整流電圧Vdb1に応じた直流の負荷電流I、すなわち調光指示に応じた負荷電流Iが出力端子35,36を介してLED4へ供給される。そうすると、LED4は、負荷電流Iすなわち調光指示に応じた明るさで発光する。
この場合、定電流回路34により電流Iが流されることにより入力電流Iinの進み位相が低減され、入力電源電圧Vinを調光指示に応じたデューティ比にすることができるので、LED4を正しく調光できなかったり、ちらつきが発生したりする等の問題の発生を抑制することができる。
また、図1に示す照明用電源回路3において、入力電流Iinの進相角を許容最大進相角α0とし、入力電流Iinにおけるゼロクロス点の位相角をα(=180度−α0)とするためには、入力電源電圧VinによりコンデンサC1を流れる電流IC1を相殺するように、電流Iの電流値を設定すればよい。コンデンサC1の静電容量をCとすると、電流I及び位相調整のために生じる電力損失Pは、以下の式(3)、式(4)により与えられる。
=−IC1=ωC×Vin×(2の平方根)×cosα ・・・(3)
P=Vin×I ・・・(4)
図3、図4、図5は、図1に示す照明用電源回路3と、図13に示す背景技術に係る照明用電源回路103とにおける位相調整のために生じる電力損失Pを示したグラフである。横軸は位相角α、縦軸は電力損失Pを示し、四角印は照明用電源回路3における電力損失Pを示し、丸印は照明用電源回路103における電力損失Pを示している。また、図3は雑音防止用コンデンサの静電容量C(=C=C103)が0.1μFの場合を示し、図4は雑音防止用コンデンサの静電容量C(=C=C103)が0.01μFの場合を示し、図5は雑音防止用コンデンサの静電容量C(=C=C103)が0.047μFの場合を示している。図3、図4、図5に示すように、雑音防止用コンデンサの静電容量や、入力電流Iinにおけるゼロクロス点の位相角α(=180度−α0)に関わらず、図1に示す照明用電源回路3により位相調整のために生じる電力損失Pを低減できる。
なお、例えば、図6に示す照明用電源回路3aのように、ダイオードブリッジDB2を用いる代わりに、コンデンサC1の一端にアノードが接続されたダイオードD1(第1ダイオード)と、コンデンサC1の他端にアノードが接続されたダイオードD2(第2ダイオード)とを備え、ダイオードD1のカソードとダイオードD2のカソードとの接続点と、ダイオードブリッジDB1の低圧側出力端子との間に定電流回路34が接続される構成としてもよい。この場合、ダイオードブリッジDB2をダイオード2個と置き換えることができるので、回路を簡素化することができる。
また、例えば、図7に示す照明用電源回路3bのように、ダイオードブリッジDB2を用いる代わりに、平滑用コンデンサC2からダイオードブリッジDB1へ電流が逆流することを防ぐ逆流防止用のダイオードD3を備え、ダイオードブリッジDB1の出力端子間に定電流回路34を接続することにより、定電流回路34を、ダイオードブリッジDB1を介してコンデンサC1と並列に接続する構成としてもよい。この場合、ダイオードブリッジDB2をダイオード1個と置き換えることができるので、回路を簡素化することができる。
また、例えば、照明用電源回路3,3a,3bにおいて、平滑用コンデンサC2の両端電圧を分圧する分圧抵抗と、当該分圧抵抗により分圧された電圧を設定電圧Vdcに定電圧化するツェナーダイオードとによって、図2(B)(C)に示す定電流回路34における直流定電圧源Vdcを構成してもよい。
また、例えば、図8に示す照明用電源回路3cのようにしてもよい。すなわち、DC−DCコンバータ33を、例えば降圧トランスT、パワーMOSFETQ2、パワーMOSFET内蔵ダイオードD4、出力整流ダイオードD5、出力平滑コンデンサC3等により1石フライバックコンバータとして構成する。そして、降圧トランスTにおける出力巻線n3の出力端をダイオードD7のアノードに接続し、ダイオードD7のカソードを、コンデンサC4を介してダイオードブリッジDB1の低圧側出力端子に接続する。そして、コンデンサC4の両端電圧を、ツェナーダイオードZDにより設定電圧Vdcに定電圧化して定電流回路34へ供給することにより、図2(B)(C)に示す定電流回路34における直流定電圧源Vdcを構成してもよい。この場合、DC−DCコンバータ33が動作を継続する限り、定電流回路34を動作させることができる。
また、図6、図8に示す照明用電源回路3a,3cにおいて、平滑用コンデンサC2を備えない構成としてもよく、図7に示す照明用電源回路3bにおいて、平滑用コンデンサC2とダイオードD3とを備えない構成としてもよい。
図9は、交流電源電圧Vacの波形と、定電流回路34を流れる電流Iの波形とを示したもので、交流電源電圧Vacの殆どの位相において定電流を確保できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る照明システムについて説明する。図10は、本発明の第2の実施形態に係る照明システム1dの構成の一例を示すブロック図である。図10に示す照明システム1dは、図6に示す照明用電源回路3aとは、照明用電源回路3dの構成が異なる。すなわち、図10に示す照明用電源回路3dは、デューティ比検出部37をさらに備える点で異なる。
デューティ比検出部37は、入力電源電圧Vinがオン状態であれば信号S1をハイレベルで出力し、入力電源電圧Vinがオフ状態であれば信号S1をローレベルで出力することにより、入力電源電圧Vinのデューティ比に応じた信号S1をDC−DCコンバータ33へ出力する。
DC−DCコンバータ33は、信号S1のデューティ比の増減に応じてLED4への負荷電流I、すなわち出力電力を増減する。例えば、DC−DCコンバータ33は、信号S1を平滑することにより得られた電圧、すなわち入力電源電圧Vinのデューティ比に応じた電圧の増減に応じてLED4への負荷電流I、すなわち出力電力を増減するようにされている。
図11は、図10に示す照明用電源回路3dのより詳細な構成の一例を示す回路図である。照明用電源回路3dでは、トランジスタTr1、抵抗R3,R4,R5、コンデンサC5、直流定電圧源Vdc等で構成したエミッタフォロア回路からなる定電流回路34におけるエミッタ抵抗R4の電圧降下、すなわち定電流回路34を流れる電流をトランジスタTr2で検出し、制限抵抗R6を介してフォトカプラPcを駆動してDC−DCコンバータ33へ信号S1を出力し、DC−DCコンバータ33に信号S1に応じた調光制御を行わせるようになっている。
この場合、抵抗R6、トランジスタTr2、及びフォトカプラPcがデューティ比検出部37に相当している。そして、デューティ比検出部37は、定電流回路34を利用して入力電源電圧Vinのオンオフを検出することができるので、回路を簡素化することができる。
図1、図6、図7、図8に示す照明システム1,1a,1b,1cでは、位相制御調光器2は、交流電源電圧Voutのデューティ比を変化させることにより照明用電源回路3,3a,3b,3cへ供給する電力を変化させ、LED4の発光を調光するようになっている。そのため、LED4を調光して暗くし、消灯に近い明るさにしようとすると、位相制御調光器2から照明用電源回路3,3a,3b,3cへ供給される電力量が低下する結果、DC−DCコンバータ33に入力される電力がゼロ付近まで低下する。そうすると、DC−DCコンバータ33が動作するための電力を確保することが困難になり、DC−DCコンバータ33の動作が不安定になる結果、LED4を暗くする場合の調光が不安定になるおそれがあった。
一方、図10、図11に示す照明用電源回路3dでは、デューティ比検出部37により検出された入力電源電圧Vinのデューティ比に応じて、DC−DCコンバータ33によりLED4の発光が調光されるので、LED4を調光して暗くする場合であっても、位相制御調光器2から照明用電源回路3,3a,3b,3cへ供給する電力量そのものを低下させる必要はない。
そこで、DC−DCコンバータ33は、図12に示すように、信号S1のデューティ比が100%の場合に負荷電流IをLED4の最大負荷電流Imaxとして出力し、信号S1のデューティ比が0%より大きく、DC−DCコンバータ33の動作用電力を確保することができるデューティ比Aにおいて、負荷電流Iをゼロ、すなわちLED4を消灯させるようになっている。これにより、LED4を調光して暗くし、消灯に近い明るさにする場合であっても、DC−DCコンバータ33の動作用電力は確保されるので、LED4を暗くする場合の調光が不安定になることを抑制することができる。
また、図10、図11に示す照明用電源回路3dでは、位相制御調光器2から出力される交流電源電圧Voutのデューティ比が、DC−DCコンバータ33の出力電流を制御する制御信号として用いられる。そして、LED4が暗く調光されると、DC−DCコンバータ33から出力される負荷電流Iが低下し、入力電流Iinも低下する。ところで、サイリスタQ1は、制御部21からのオン制御信号に関わらず、流れる電流すなわち入力電流Iinが所定の保持電流を下回るとオフし、位相制御調光器2から交流電源電圧Voutが出力されなくなる。そうすると、照明用電源回路3dは、調光用の制御信号としての交流電源電圧Voutを受信できなくなり、可変抵抗VRの抵抗値、すなわちユーザの調光指示に応じた調光を行うことができなくなるおそれがある。
そこで、定電流回路34の電流Iは、オン禁止位相角の範囲を除く位相角において、サイリスタQ1がオンを維持することができる最小の保持電流以上に設定されている。
また、図10、図11に示す照明用電源回路3dでは、調光用の制御信号としての交流電源電圧Voutが用いられるので、位相制御調光器2から照明用電源回路へ調光用の制御信号を出力して調光させる場合と比べて、ケーブルCBL1の他に別途調光用の制御信号を伝送する配線を設ける必要が無いので、省配線化を図ることができる。
本発明の第1の実施形態に係る照明システムの構成の一例を示す回路図である。 図1に示す定電流回路の一例を示す回路図である。(A)は定電流ダイオードを用いた例であり、(B)はエミッタフォロア回路を用いた例であり、(C)はカレントミラー回路を用いた例である。 図1に示す照明用電源回路と、背景技術に係る照明用電源回路とにおける位相調整のために生じる電力損失Pを示したグラフである。 図1に示す照明用電源回路と、背景技術に係る照明用電源回路とにおける位相調整のために生じる電力損失Pを示したグラフである。 図1に示す照明用電源回路と、背景技術に係る照明用電源回路とにおける位相調整のために生じる電力損失Pを示したグラフである。 図1に示す照明システムの変形例を示す回路図である。 図1に示す照明システムの変形例を示す回路図である。 図1に示す照明システムの変形例を示す回路図である。 定電流回路を流れる電流の波形を示す波形図である。 本発明の第2の実施形態に係る照明システムの構成の一例を示すブロック図である。 図10に示す照明用電源回路のより詳細な構成の一例を示す回路図である。 図10に示すDC−DCコンバータの制御特性の一例を示す説明図である。 背景技術に係る照明システムの構成を示す回路図である。 背景技術に係る照明システムの構成を示す回路図である。 図13に示す照明用電源回路における入力電源電圧と、入力電流との位相関係を示す波形図である。 図14に示す照明用電源回路における入力電源電圧と、入力電流との関係を示す波形図である。 背景技術に係る調光器の動作を説明するための信号波形図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d 照明システム
2 位相制御調光器
3,3a,3b,3c,3d 照明用電源回路
4 LED
5 照明装置
21 制御部
22,23 接続端子
31,32 受電端子
33 DC−DCコンバータ
34 定電流回路
35,36 出力端子
37 デューティ比検出部
C1 コンデンサ
C2 平滑用コンデンサ
C3 出力平滑コンデンサ
CBL1 ケーブル
D1,D2、D3 ダイオード
D4 パワーMOSFET内蔵ダイオード
D5 出力整流ダイオード
D7 ダイオード
DB1,DB2 ダイオードブリッジ
負荷電流
Iin 入力電流
Q1 サイリスタ
T 降圧トランス
VR 可変抵抗
Vdb1 整流電圧
dc 設定電圧
Vdc 直流定電圧源
Vin 入力電源電圧
Vout 交流電源電圧
n3 出力巻線

Claims (17)

  1. 流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子を用いて交流電源電圧をオン、オフすることによりオン位相角を制御する位相制御調光器によって、オン位相角が調整された交流電源電圧を、受電するための第1及び第2受電端子と、
    前記第1及び第2受電端子間に接続されたコンデンサと、
    前記コンデンサと並列に予め設定された定電流を流す定電流回路と、
    前記コンデンサの両端電圧におけるデューティ比に応じた電力を出力する電力制御部と、
    前記電力制御部から出力された電力を、外部に接続された発光部へ供給するための第1及び第2出力端子と
    を備えることを特徴とする照明用電源回路。
  2. 前記位相制御調光器は、前記オン位相角を、予め設定されたオン禁止位相角の範囲を除く位相角に設定するものであり、
    前記定電流回路は、前記定電流の電流値を、前記第1及び第2受電端子間に流れる電流がゼロとなるゼロクロス位相角を前記オン禁止位相角の範囲内にさせるべく設定すること
    を特徴とする請求項1記載の照明用電源回路。
  3. 前記第1及び第2受電端子間の電圧のデューティ比を検出するデューティ比検出部をさらに備え、
    前記電力制御部は、前記デューティ比検出部により検出されたデューティ比の増減に応じて、前記電力を増減すること
    を特徴とする請求項2に記載の照明用電源回路。
  4. 前記デューティ比検出部は、前記定電流回路を流れる電流に基づいて、前記デューティ比を検出すること
    を特徴とする請求項3に記載の照明用電源回路。
  5. 前記定電流回路は、さらに、前記定電流を、前記保持電流以上にすること
    を特徴とする請求項4に記載の照明用電源回路。
  6. 前記電力制御部は、
    前記コンデンサの両端電圧を整流する第1整流ブリッジと、
    前記第1整流ブリッジにより整流された整流電圧を、前記照明負荷を点灯させるための前記電力に変換する電力変換部と
    を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の照明用電源回路。
  7. 前記定電流回路は、前記コンデンサの両端電圧を整流する第2整流ブリッジを介して前記コンデンサと並列に接続されていること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の照明用電源回路。
  8. 前記定電流回路は、前記コンデンサの一端にアノードが接続された第1ダイオードのカソードと前記コンデンサの他端にアノードが接続された第2ダイオードのカソードとの接続点と、前記第1整流ブリッジにおける前記整流電圧を出力する出力端子との間に接続されていること
    を特徴とする請求項6記載の照明用電源回路。
  9. 前記電力制御部は、
    電流の逆流を防止する逆流防止用ダイオードを介して前記第1整流ブリッジにおける前記整流電圧を出力する出力端子間に接続された平滑用コンデンサをさらに備え、
    前記定電流回路は、前記第1整流ブリッジを介して前記コンデンサと並列に接続されていること
    を特徴とする請求項6記載の照明用電源回路。
  10. 前記定電流回路は、予め設定された設定電圧に応じた電流を流すトランジスタのエミッタフォロア回路によって構成されていること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の照明用電源回路。
  11. 前記定電流回路は、予め設定された設定電圧に応じた電流を流すトランジスタのカレントミラー回路によって構成されていること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載の照明用電源回路。
  12. 前記設定電圧は、前記第1整流ブリッジにおける前記整流電圧をコンデンサにより平滑し、抵抗分圧して得られること
    を特徴とする請求項10又は11記載の照明用電源回路。
  13. 前記電力制御部は、前記第1整流ブリッジにより整流された整流電圧を平滑する平滑用コンデンサをさらに備え、
    前記電力変換部は、前記平滑用コンデンサにより平滑された電圧から直流電力を生成し、前記電力として出力するDC−DCコンバータにより構成されていること
    を特徴とする請求項6記載の照明用電源回路。
  14. 前記電力制御部は、
    前記コンデンサの両端電圧を整流する第1整流ブリッジと、
    前記第1整流ブリッジにより整流された整流電圧を平滑する平滑用コンデンサと、
    前記平滑用コンデンサにより平滑された電圧から直流電力を生成し、前記電力として出力するDC−DCコンバータとをさらに備え、
    前記DC−DCコンバータは、前記平滑用コンデンサにより平滑された電圧を降圧するためのトランスを備え、
    前記設定電圧は、前記トランスに巻かれた巻き線から得られること
    を特徴とする請求項10又は11記載の照明用電源回路。
  15. 発光部と、
    前記発光部を発光させるための照明用電源回路と
    を備え、
    前記照明用電源回路は、請求項1〜14のいずれかに記載の照明用電源回路であること
    を特徴とする照明装置。
  16. 前記発光部は、発光ダイオードであること
    を特徴とする請求項15記載の照明装置。
  17. 発光部と、
    前記発光部の明るさを調光するべくデューティ比が設定された交流電源電圧を出力する位相制御調光器と、
    前記位相制御調光器から出力された交流電源電圧に基づき前記発光部を発光させる照明用電源回路とを備え、
    前記位相制御調光器は、
    前記発光部の明るさを指示する調光指示を受け付ける受付部と、
    交流電源電圧をオン、オフすると共に流れる電流が所定の保持電流を下回るとオフするスイッチング素子と、
    前記受付部により受け付けられた調光指示に応じて、前記スイッチング素子をオンさせるオン位相角を制御する制御部とを備え、
    前記照明用電源回路は、請求項1〜14のいずれかに記載の照明用電源回路であり、前記第1及び第2受電端子によって、前記スイッチング素子によりオン、オフされた交流電源電圧を受電すること
    を特徴とする照明システム。
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