JP5366770B2 - 定電流電源装置 - Google Patents

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本発明は、定電流電源装置に関する。
従来より、定電流を出力する電源として、定電流電源装置がある。この定電流電源装置は、例えば、発光ダイオードを駆動するために用いられる(例えば、特許文献1参照)。
[定電流電源装置100の構成]
図3は、従来例に係る定電流電源装置100の回路図である。定電流電源装置100は、交流電源Vinから出力される交流電力を用いて、直列接続された複数の発光ダイオードLED1〜LEDn(nは、n≧3を満たす整数)に直流電流を供給する。この定電流電源装置100は、調光器101、整流部102、定電流変換部103、および抵抗R1を備える。
整流部102は、調光器101からの出力を整流し、第1の出力端子から出力する。この第1端子から出力される出力電流IOUTは、定電流変換部103に供給される直流電流Iと、抵抗R1を流れる直流電流Iと、に分流される。
定電流変換部103は、供給された直流電流Iを定電流化し、出力する。この定電流変換部103から出力された電流は、発光ダイオードLED1〜LEDnを流れる。
調光器101は、トライアック(図示省略)を備えており、このトライアックのオンオフを制御することで、交流電源Vinから出力される交流電力の導通角を制御する。このため、調光器101により、発光ダイオードLED1〜LEDnを流れる電流が制御され、調光が行われることとなる。
図4は、調光器101により制御される導通角θと、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれを流れる電流ILEDと、の関係を示す図である。この導通角θと電流ILEDとの関係について、図4に示すように区間S1、S2の2つに区分して、以下に説明する。
区間S1では、電流ILEDは、導通角θによらず「0」である。これは、区間S1では、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれのアノードに印加される電圧が、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれの立ち上がり電圧より低いためである。
区間S2では、電流ILEDは、導通角θが増加するに従って増加する。このため、区間S2の範囲内で導通角を制御することで、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれを流れる電流ILEDを制御でき、調光を行うことができる。
[抵抗R1の役割]
図3に戻って、以下に、抵抗R1について説明する。
調光器101は、上述のようにトライアックを備えているが、このトライアックは、導通状態になると、流れる電流が予め定められた保持電流より小さくなるまで、導通状態を維持する。ここで、例えば保持電流が5mAである場合、導通状態のトライアックを流れる電流が5mAより小さくなると、トライアックが絶縁状態となり、このトライアックに流れる電流が「0」になってしまう。このため、抵抗R1が設けられていない場合には、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれを流れる電流を5mAより小さくすることはできない。
そこで、図3に示すように、抵抗R1を発光ダイオードLED1〜LEDnと並列に設け、この抵抗R1には、常に5mA以上の電流が流れるようにする。これによれば、トライアックには、常に5mA以上の電流が流れることになるので、トライアックが絶縁状態になってしまうのを防止でき、発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれを流れる電流を5mAより小さくすることができる。
以上のように、抵抗R1を設けることで、抵抗R1が設けられていない場合と比べて、より小さい電流を発光ダイオードLED1〜LEDnのそれぞれに流すことができ、より広範囲に調光を行うことができる。
特開2005−116572号公報
ところが、上述のように抵抗R1を設け、保持電流以上の電流をこの抵抗R1に常に流すと、抵抗R1で常に電力が消費されてしまうので、定電流電源装置の消費電力を十分には低減できなかった。
上述の課題を鑑み、本発明は、定電流電源装置の消費電力を低減することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するために、以下の事項を提案している。
(1)本発明は、導通状態になると、一端から他端に流れる電流が特定電流より小さくなるまで導通状態を維持するスイッチング手段と、入力端子に入力された電流を定電流化して出力端子から出力する定電流変換手段と、前記スイッチング手段が導通状態でかつ前記定電流変換手段の入力端子に入力される電流が前記特定電流より大きい場合には、入力端子から出力端子に流れる電流がゼロとなり、前記スイッチング手段が導通状態でかつ前記定電流変換手段の入力端子に入力される電流が前記特定電流以下の場合には、入力端子から出力端子に流れる電流が、前記特定電流から前記定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものに等しくなる電流補正手段と、を備え、前記定電流変換手段の入力端子と、前記電流補正手段の入力端子とは、前記スイッチング手段の他端に接続されることを特徴とする定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、定電流電源装置に、スイッチング手段、定電流変換手段、および電流補正手段を設けた。そして、スイッチング手段は、導通状態になると、一端から他端に流れる電流が特定電流より小さくなるまで導通状態を維持するものとした。また、定電流変換手段は、入力端子に入力された電流を定電流化して出力端子から出力するものとした。また、電流補正手段は、スイッチング手段が導通状態でかつ定電流変換手段の入力端子に入力される電流が特定電流より大きい場合には、入力端子から出力端子に流れる電流がゼロとなり、スイッチング手段が導通状態でかつ定電流変換手段の入力端子に入力される電流が特定電流以下の場合には、入力端子から出力端子に流れる電流が、特定電流から定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものに等しくなるものとした。そして、定電流変換手段の入力端子と、電流補正手段の入力端子と、をスイッチング手段の他端に接続した。
このため、スイッチング手段が導通状態でかつ定電流変換手段の入力端子に入力される電流が特定電流より大きい場合には、スイッチング手段を流れる電流も特定電流より大きくなるので、スイッチング手段は導通状態を維持する。そして、この場合には、電流補正手段の入力端子から出力端子に流れる電流は、「0」となる。
一方、スイッチング手段が導通状態でかつ電流補正手段の入力端子から出力端子に流れる電流が「0」である状態において、定電流変換手段の入力端子に入力される電流が特定電流より小さくなると、スイッチング手段の一端から他端に流れる電流も特定電流より小さくなってしまうので、スイッチング手段が絶縁状態になってしまう。ところが、スイッチング手段が導通状態でかつ定電流変換手段の入力端子に入力される電流が特定電流以下の場合には、電流補正手段の入力端子から出力端子に、特定電流から定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものが流れる。そして、スイッチング手段を流れる電流は、定電流変換手段の入力端子に入力される電流と、電流補正手段の入力端子に入力される電流と、の総和に等しい。このため、スイッチング手段が導通状態でかつ定電流変換手段の入力端子に入力される電流が特定電流以下の場合には、上述の電流補正手段の入力端子から出力端子に流れる電流により、スイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流に等しくなるので、スイッチング手段は導通状態を維持する。
以上のように、本発明の定電流電源装置は、スイッチング手段が導通状態でかつ定電流変換手段の入力端子に入力される電流が特定電流以下の場合、すなわちスイッチング手段が導通状態であるにもかかわらず、このスイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流以下である場合にのみ、電流補正手段に電流を流すことで、スイッチング手段の一端から他端に流れる電流を特定電流に等しくする。このため、抵抗R1に常に電流が流れてしまう図3に示した従来例に係る定電流電源装置100と比べて、消費電力を低減できる。
(2)本発明は、(1)の定電流電源装置について、前記電流補正手段は、前記スイッチング手段が導通状態でかつ前記スイッチング手段の一端から他端に流れる電流が前記特定電流以下の場合に、オン状態になるスイッチ素子と、一端が前記スイッチング手段の他端に接続され、前記スイッチ素子がオン状態になると、前記特定電流から前記定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものを一端から他端に流す電流流通手段と、を備えることを特徴とする定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、電流補正手段に、スイッチ素子および電流流通手段を設けた。そして、スイッチ素子は、スイッチング手段が導通状態でかつスイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流以下の場合に、オン状態になるものとした。また、電流流通手段は、一端がスイッチング手段の他端に接続され、スイッチ素子がオン状態になると、特定電流から定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものを一端から他端に流すものとした。
このため、スイッチング手段が導通状態でかつスイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流より大きい場合には、スイッチング手段は導通状態を維持する。そして、この場合には、スイッチ素子がオフ状態となり、電流流通手段の一端から他端に電流が流れない。
一方、スイッチング手段が導通状態でかつスイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流以下の場合には、スイッチ素子がオン状態となり、電流流通手段の一端から他端に、特定電流から定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものが流れる。そして、スイッチング手段を流れる電流は、定電流変換手段の入力端子に入力される電流と、電流流通手段の一端から他端に流れる電流と、の総和に等しい。このため、スイッチング手段が導通状態でかつスイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流以下の場合には、上述の電流流通手段の一端から他端に流れる電流により、スイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流に等しくなるので、スイッチング手段は導通状態を維持する。
以上のように、本発明の定電流電源装置は、スイッチング手段が導通状態であるにもかかわらず、このスイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流以下である場合にのみ、スイッチ素子をオン状態にして電流流通手段の一端から他端に電流を流すことで、スイッチング手段の一端から他端に流れる電流を特定電流に等しくする。このため、抵抗R1に常に電流が流れてしまう図3に示した従来例に係る定電流電源装置100と比べて、消費電力を低減できる。
(3)本発明は、(2)の定電流電源装置について、前記電流流通手段は、抵抗で構成されることを特徴とする定電流電源装置を提案している。
この発明によれば、電流流通手段を抵抗で構成した。ここで、図3に示した従来例に係る定電流電源装置100では、抵抗R1に常に電流が流れるため、抵抗R1に印加される電圧が高くなる場合を考慮する必要があり、抵抗R1を小型化するのは困難であった。これに対して、本発明の定電流電源装置では、スイッチング手段の一端から他端に流れる電流が特定電流より小さくなりそうな場合にのみ抵抗に電流が流れるため、抵抗に印加される電圧が高くなる場合を考慮する必要がなくなり、抵抗を小型化できる。
本発明によれば、定電流電源装置の消費電力を低減できる。
本発明の一実施形態に係る定電流電源装置の回路図である。 前記定電流電源装置のタイミングチャートである。 従来例に係る定電流電源装置の回路図である。 発光ダイオードを流れる電流と導通角との関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素などとの置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
[定電流電源装置1の構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る定電流電源装置1の回路図である。定電流電源装置1は、図3に示した従来例に係る定電流電源装置100とは、抵抗R2、R3と、NチャネルMOSFETで構成されるスイッチ素子Q1と、NPN型トランジスタで構成されるスイッチ素子Q2と、ツェナーダイオードZDと、を備える点が異なる。なお、定電流電源装置1において、定電流電源装置100と同一構成要件については、同一符号を付し、その説明を省略する。
抵抗R2の一端には、出力電流IOUTを出力する整流部102の第1の出力端子が接続される。抵抗R2の他端には、スイッチ素子Q1のゲートと、ツェナーダイオードZDのカソードと、スイッチ素子Q2のコレクタと、が接続される。ツェナーダイオードZDのアノードと、スイッチ素子Q2のエミッタとには、整流部102の第2の出力端子が接続される。
抵抗R1の一端には、出力電流IOUTを出力する整流部102の第1の出力端子が接続される。抵抗R1の他端には、スイッチ素子Q1のドレインが接続される。スイッチ素子Q1のソースと、スイッチ素子Q2のベースとには、抵抗R3を介して、整流部102の第2の出力端子が接続される。
[定電流電源装置1の動作]
以上の構成を備える定電流電源装置1の動作について、図2を用いて以下に説明する。
図2は、定電流電源装置1のタイミングチャートである。VOUTは、整流部102の第1の出力端子から出力される出力電圧を示し、IOUTは、整流部102の第1の出力端子から出力される出力電流を示す。また、STQ1は、スイッチ素子Q1の状態を示し、STQ2は、スイッチ素子Q2の状態を示す。そして、図2は、後述の第1期間、第2期間、および第3期間の3つに分割されている。
なお、本実施形態では、調光器101に設けられているトライアックのオンオフが調光器101により制御されることで、導通角θが制御されており、時刻t1および時刻t5において、トライアックの状態が絶縁状態から導通状態に遷移し、時刻t4および時刻t8において、トライアックの状態が導通状態から絶縁状態に遷移しているものとする。また、時刻t1および時刻t5における出力電圧VOUTは、V1であり、V1は、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧以上であるものとする。また、導通状態のトライアックに流れる電流が保持電流に等しい場合、出力電流IOUTがIthとなるものとする。そして、出力電流IOUTがIthより小さい場合には、導通状態のトライアックに流れる電流が保持電流より小さく、トライアックの状態が導通状態から絶縁状態に遷移してしまうものとする。
<第1期間>
第1期間とは、時刻t1より以前の期間と、時刻t4〜t5までの期間と、時刻t8以後の期間と、のことである。この第1期間は、調光器101によりトライアックを絶縁状態にしている期間である。このため、出力電圧VOUTおよび出力電流IOUTは、ともに「0」となっている。
抵抗R3には、直流電流Iと直流電流Iとの総和、すなわち出力電流IOUTが流れるため、出力電流IOUTが「0」であれば、抵抗R3の両端に生じる電位差も「0」になる。このため、スイッチ素子Q2のベース−エミッタ間電圧が「0」となるので、スイッチ素子Q2は、オフ状態である。
スイッチ素子Q2がオフ状態で、かつ、出力電圧VOUTが「0」であれば、スイッチ素子Q1のゲート電圧は、「0」となる。このため、スイッチ素子Q1は、オフ状態である。
<第2期間>
第2期間とは、時刻t1〜t2までの期間と、時刻t3〜t4までの期間と、時刻t5〜t6までの期間と、時刻t7〜t8までの期間と、のことである。この第2期間は、直流電流IをIth以下にしつつ、トライアックを導通状態で維持させている期間である。この第2期間および後述の第3期間では、交流電源Vinから出力される交流電圧の波形に応じて、出力電圧VOUTが正弦波状に変化している。このため、出力電流IOUTも、出力電圧VOUTと同様に正弦波状に変化しようとする。
ところが、第2期間では、出力電流IOUTが出力電圧VOUTと同様に正弦波状に変化してしまうと、出力電流IOUTがIth以下になってしまい、トライアックが絶縁状態になってしまうおそれがある。そこで、この第2期間では、上述の正弦波状に変化する電流を、直流電流Iとして定電流変換部103に供給するとともに、Ithから直流電流Iを差し引いたものを、直流電流Iとして抵抗R1に流す。これによれば、第2期間では、出力電流IOUTは、Ithとなる。そして、上述のように、導通状態のトライアックに流れる電流が保持電流に等しい場合には、出力電流IOUTがIthとなるため、出力電流IOUTがIthである第2期間では、導通状態のトライアックに流れる電流が保持電流に等しくなり、トライアックが導通状態で維持される。
具体的には、抵抗R3の両端には、出力電流IOUTと抵抗R3の抵抗値との積で求められる電位差が生じ、この電位差に応じてスイッチ素子Q2がオンオフする。ここで、本実施形態では、出力電流IOUTがIth以下の場合には、スイッチ素子Q2がオフ状態となり、出力電流IOUTがIthより大きい場合には、スイッチ素子Q2がオン状態となるように、抵抗R3の抵抗値が設定されているものとする。このため、第2期間では、スイッチ素子Q2は、オフ状態である。
スイッチ素子Q2がオフ状態で、かつ、出力電圧VOUTがツェナーダイオードZDのツェナー電圧以上であれば、スイッチ素子Q1のゲート電圧は、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧に等しくなる。ここで、本実施形態では、スイッチ素子Q1のゲート電圧がツェナーダイオードZDのツェナー電圧以上の場合には、スイッチ素子Q1がオン状態となるように、ツェナーダイオードZDのツェナー電圧が設定されているものとする。このため、第2期間では、スイッチ素子Q1は、オン状態である。
スイッチ素子Q1がオン状態であれば、出力電流IOUTは、直流電流Iと直流電流Iとに分流されることとなる。ここで、本実施形態では、スイッチ素子Q1がオン状態の場合に抵抗R1に流れる直流電流Iが、Ithから直流電流Iを差し引いたものに等しくなるように、抵抗R1の抵抗値が設定されているものとする。このため、第2期間では、直流電流Iは、上述の正弦波状に変化する電流に等しくなり、直流電流Iは、Ithから直流電流Iを差し引いたものに等しくなる。そして、これら直流電流Iと直流電流Iとの総和に等しい出力電流IOUTは、Ithに等しくなる。
<第3期間>
第3期間は、時刻t2〜t3までの期間と、時刻t6〜t7までの期間と、のことである。この第3期間は、出力電流IOUTがIthより大きく、トライアックが導通状態で維持されている期間である。この第3期間および上述の第2期間では、上述のように、出力電圧VOUTが正弦波状に変化し、出力電流IOUTも、出力電圧VOUTと同様に正弦波状に変化しようとする。
第3期間では、出力電流IOUTが出力電圧VOUTと同様に正弦波状に変化すると、出力電流IOUTがIthより大きくなるので、トライアックが導通状態で維持される。そこで、この第3期間では、直流電流Iを「0」にして、抵抗R1に電流が流れないようにする。
具体的には、本実施形態では、上述のように、出力電流IOUTがIthより大きい場合にはスイッチ素子Q2がオン状態となるように、抵抗R3の抵抗値が設定されている。このため、出力電流IOUTがIthより大きい第3期間では、スイッチ素子Q2は、オン状態である。
スイッチ素子Q2がオン状態であれば、スイッチ素子Q1のゲート電圧は、「0」となる。このため、スイッチ素子Q1は、オフ状態である。
スイッチ素子Q1がオフ状態であれば、抵抗R1に電流が流れなくなるので、直流電流Iが「0」となる。このため、出力電流IOUTは、直流電流Iと等しくなり、出力電圧VOUTと同様に正弦波状に変化する。
以上の定電流電源装置1によれば、以下の効果を奏することができる。
上述の第3期間では、出力電流IOUTがIthより大きいため、調光器101に設けられたトライアックは、導通状態を維持する。そして、この第3期間では、スイッチ素子Q1をオフ状態にして、抵抗R1を流れる直流電流Iを「0」にする。
一方、上述の第2期間では、出力電流IOUTがIth以下になってしまうので、スイッチ素子Q1をオン状態にし、Ithから直流電流Iを差し引いたものを、直流電流Iとして抵抗R1に流す。このため、第2期間では、出力電流IOUTがIthとなる。そして、上述のように、導通状態のトライアックに流れる電流が保持電流に等しい場合には、出力電流IOUTがIthとなるため、出力電流IOUTがIthである第2期間では、導通状態のトライアックに流れる電流が保持電流に等しくなり、トライアックが導通状態で維持される。
以上のように、定電流電源装置1は、トライアックが導通状態であるにもかかわらず、出力電流IOUTがIth以下の場合にのみ、スイッチ素子Q1をオン状態にして抵抗R1に電流を流すことで、トライアックを流れる電流を常に保持電流以上にする。このため、抵抗R1に常に電流が流れてしまう図3に示した従来例に係る定電流電源装置100と比べて、消費電力を低減できる。
また、図3に示した従来例に係る定電流電源装置100では、抵抗R1に常に電流が流れるため、抵抗R1に印加される電圧が高くなる場合を考慮する必要があり、抵抗R1を小型化するのは困難であった。これに対して、定電流電源装置1は、出力電流IOUTがIth以下の期間にのみ抵抗R1に電流が流れるため、抵抗R1に印加される電圧がV1より高い期間では、抵抗R1に電流が流れない。したがって、抵抗R1に印加される電圧がV1より高くなる場合を考慮する必要がないので、抵抗R1を小型化できる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
例えば、上述の実施形態では、定電流電源装置1は、直列接続された複数の発光ダイオードLED1〜LEDnに直流電流を供給したが、これに限らず、モータといった定電流を必要とするものに直流電流を供給できる。
また、例えば、上述の実施形態では、スイッチ素子Q2をNPN型トランジスタで構成したが、これに限らず、例えば、スイッチ素子Q2をNチャネルMOSFETやPチャネルMOSFETで構成してもよい。
1、100;定電流電源装置
101;調光器
102;整流部
103;定電流変換部
ZD;ツェナーダイオード
LED1〜LEDn;発光ダイオード
Q1、Q2;スイッチ素子
R1、R2、R3;抵抗

Claims (3)

  1. 導通状態になると、一端から他端に流れる電流が特定電流より小さくなるまで導通状態を維持するスイッチング手段と、
    入力端子に入力された電流を定電流化して出力端子から出力する定電流変換手段と、
    前記スイッチング手段が導通状態でかつ前記定電流変換手段の入力端子に入力される電流が前記特定電流より大きい場合には、入力端子から出力端子に流れる電流がゼロとなり、前記スイッチング手段が導通状態でかつ前記定電流変換手段の入力端子に入力される電流が前記特定電流以下の場合には、入力端子から出力端子に流れる電流が、前記特定電流から前記定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものに等しくなる電流補正手段と、を備え、
    前記定電流変換手段の入力端子と、前記電流補正手段の入力端子とは、前記スイッチング手段の他端に接続されることを特徴とする定電流電源装置。
  2. 前記電流補正手段は、
    前記スイッチング手段が導通状態でかつ前記スイッチング手段の一端から他端に流れる電流が前記特定電流以下の場合に、オン状態になるスイッチ素子と、
    一端が前記スイッチング手段の他端に接続され、前記スイッチ素子がオン状態になると、前記特定電流から前記定電流変換手段に流れる電流を差し引いたものを一端から他端に流す電流流通手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の定電流電源装置。
  3. 前記電流流通手段は、抵抗で構成されることを特徴とする請求項2に記載の定電流電源装置。
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