JP5708118B2 - 非接触型情報媒体、ic冊子、icカード並びにicタグ - Google Patents
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Description
請求項2の発明は、請求項1記載の非接触型情報媒体において、前記一対の外装基材が多孔質熱可塑性材であることを特徴とする。
請求項3の発明は、IC冊子であって、互いに開閉可能な表表紙と裏表紙を有する表紙と、前記表表紙と裏表紙の間に綴じられた本文用紙を備え、前記表表紙もしくは前記裏表紙と、該表表紙もしくは裏表紙に貼着される内貼り材との間に請求項1または2記載の非接触型情報媒体を装着した、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、ICカードであって、請求項1または2記載の非接触型情報媒体が収容筐体内に装着されている、ことを特徴とする。
請求項5の発明は、ICタグであって、請求項1または2記載の非接触型情報媒体が収容筐体内に装着されている、ことを特徴とする
請求項6の発明は、請求項4記載のICカードまたは請求項5記載のICタグにおいて、前記収容筐体は、中間層とその表裏面に設けられる表面層および裏面層とを有する印刷・複写媒体であることを特徴とする。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る非接触型情報媒体10を有する冊子100は、二つ折り可能な表表紙11aと裏表紙11bを有する表紙11と、この表紙11の内側に綴じられた本文用紙13を備える。そして、非接触型情報媒体10は、表表紙11a(または裏表紙11bでもよい)の内面と、これに貼着されるクロスまたは紙などからなる内貼り材12との間に挟み込まれた状態で装着されている。
図2に示すように、ICインレット200は、矩形状のシート材からなるアンテナ基材20と、このアンテナ基材20の一方の面に、アンテナ基材20の形状に合わせて渦巻状に設けられ識別データ等を送受信するアルミニウム製のコイルアンテナ21と、アンテナ基材20の一方の面に実装され固有の識別データ等を格納するICチップ22と、コイルアンテナ21の両端をジャンパ線24を介してICチップ22に接続するリードフレーム23とを含んで構成される。
また、図3に示すように、ICインレット200の両面、すなわちは、アンテナ基材20の一方の面と接触(接着)した状態で露出するコイルアンテナ21の表面を含めたアンテナ基材20の一方の面20aと、この一方の面20aと反対のアンテナ基材20の他方の面20bには、接着層31a,31bを介して外装基材30a,30bがそれぞれ積層接着されている。これにより、非接触型情報媒体10が構成される。また、このように構成された非接触型情報媒体10は、表表紙11a(または裏表紙11bでもよい)の内面と内貼り材12との間に挟み込まれることで冊子100に装着される。
即ち、コイルアンテナ21は、アンテナ基材20の一方の面に接触(接着)した状態で露出する部分を、上面21bと両側面21c,21cとを二次曲線状の曲面21dで接続した、全体的に丸みを帯びた曲面で構成している。
この場合、上底21bの両端部分の曲面21dを、曲率半径R1=100〜400μmの円弧面で形成し、かつ各脚辺21cの下端部分の曲面21eを、曲率半径R2=500〜900μmの凹状の円弧面で形成してもよいが、曲面21d,21eの最も望ましい曲率半径は、R1=100〜300μm、かつR2=800〜900μmである。
なお、曲辺21dの曲率半径R1がR1<100μmであると、接着剤層を突き破るおそれがあり不利である。
一方、曲辺21eの曲率半径R2がR2<500μmであると、接着剤層がコイルアンテナおよびアンテナ基材に追従できず接着剤層とコイルアンテナおよびアンテナ基材との間に隙間が生じるおそれがあり不利である。また、曲辺21eの曲率半径R2をR2=800〜900μmとすれば、曲率半径R2を500μm以上で800μmより小さい値とするよりも、接着剤層がコイルアンテナおよびアンテナ基材にしっかりと追従する点で有利である。
なお、図2に示すジャンパ線24においても、その長手方向と直交する断面形状は、コイルアンテナ21の断面形状と同様な形状に形成することが望ましい。
なお、本実施形態の非接触型情報媒体10では、コイルアンテナ21の曲面21eが、アンテナ基材20の一方の面とコイルアンテナ21の両側面21c,21cとを、角張って引っ込んだ隅部を伴わずに滑らかな連続面として接続している。このため、アンテナ基材20の一方の面からコイルアンテナ21の両側面21c,21c側へも接着剤を滞留させずにスムーズにいきわたらせることが可能になる。これにより、コイルアンテナ21の両側面21c,21cに接着層31aをより一層ムラなく均一に形成し、接着層31aが外装基材30aを両側面21c,21cに、より確実に隙間なく接着させるようにすることができる。
(実施例1)
アンテナ基材の一方の面と接する前記コイルアンテナの面を下底とし、この下底と対向する上底と、下底と上底との両端間をそれぞれ接続する一対の脚辺とで構成される等脚台形の断面形状であり、かつ上底の両端と各脚辺とが断面(等脚台形)の外側に凸状の曲線によりそれぞれ接続されている形状に作製されたコイルアンテナを有する非接触型情報媒体に対して一定時間塩水試験を行った。
上記条件で12ピースの非接触型情報媒体の塩水試験を行った結果、通信不良または通信不能を生じさせる製品はなかった。また、コイルアンテナ部分の腐食も確認されなかった。
(比較例1)
両側面と上面との成す角度が90度となる矩形状の断面形状を有するコイルアンテナを用いて非接触型情報媒体を作製し、この非接触型情報媒体に対して一定時間塩水試験を行った。
上記条件で12ピースの非接触型情報媒体の塩水試験を行った結果、12ピース中、1ピースが通信不良または通信不能を生じさせる製品であった。通信不良または通信不能の製品についてコイルアンテナ部分に腐食が発生していることが確認された。
非接触型情報媒体中のコイルアンテナ部の一部を切り取り、断面観察を行った。その結果、上記実施例1で使用した非接触型情報媒体のコイルアンテナ上の接着剤層は均一な層であった。しかし、上記比較例1で使用した非接触型情報媒体の通信不良または通信不能となった製品では、コイルアンテナの端部は接着剤層が薄く、アンテナの幅方向の両端面に対向する箇所に間隙が見られ、アンテナの腐食が確認された。
ICカード300やICタグ400に使用される収納筐体310,410は、ICカード300またはICタグ400に適合した形状の専用筐体が使用される。例えば、図5(b)に示すように、コイン型のICタグ400の場合は、コインに適した扁平な円盤状の筐体が使用される。
11……表紙用部材
12……内貼り用紙
13……本文部分
20……アンテナ基材
20a……一方の面
20b……他方の面
21……コイルアンテナ
21a……下面
21b……上面
21c……側面
21d,21e……曲面
22……ICチップ
23……リードフレーム
30a,30b……外装基材
31a,31b……接着剤層
100……冊子
200……ICインレット
300……ICカード
310,410……収容筐体
400……ICタグ
500……印刷・複写媒体
510……中間層
520……表面層
530……裏面層
Claims (6)
- ICチップにコイルアンテナを接続してそれらをアンテナ基材の一方の面に実装した非接触型のICインレットと、
前記ICインレットの露出した表面を含む前記アンテナ基材の一方の面と、該一方の面とは反対側に位置する前記アンテナ基材の他方の面とに、イオン透過抑制機能を有する接着剤層を介してそれぞれ積層接着された一対の外装基材とを備え、
前記コイルアンテナは、前記アンテナ基材の一方の面と接する下底と、該下底と対向する上底と、前記下底と前記上底との両端間をそれぞれ接続する一対の脚辺とで構成される台形状の断面を有しており、
前記上底の両端と前記各脚辺とは、前記断面の外側に凸状の曲線によりそれぞれ接続されており、
前記断面の外側に凸状の曲線は100μm以上300μm以下の曲率半径を有する円弧であり、
前記下底の両端と前記各脚辺とは、前記断面の内側に凸状の曲線によりそれぞれ接続されており、
前記断面の内側に凸状の曲線は800μm以上900μm以下の曲率半径を有する円弧である、
ことを特徴とする非接触型情報媒体。 - 前記一対の外装基材が多孔質熱可塑性材であることを特徴とする請求項1記載の非接触型情報媒体。
- 互いに開閉可能な表表紙と裏表紙を有する表紙と、
前記表表紙と裏表紙の間に綴じられた本文用紙を備え、
前記表表紙もしくは前記裏表紙と、該表表紙もしくは裏表紙に貼着される内貼り材との間に請求項1または2記載の非接触型情報媒体を装着した、
ことを特徴とするIC冊子。 - 請求項1または2記載の非接触型情報媒体が収容筐体内に装着されている、
ことを特徴とするICカード。 - 請求項1または2記載の非接触型情報媒体が収容筐体内に装着されている、
ことを特徴とするICタグ。 - 前記収容筐体は、中間層とその表裏面に設けられる表面層および裏面層とを有する印刷・複写媒体であることを特徴とする請求項4記載のICカードまたは請求項5記載のICタグ。
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