JP5706311B2 - 内燃エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン自体の内部で作動流体を燃焼して得られる熱エネルギーを、例えば乗物(自動車、オートバイ、飛行機、又は船舶のような)を推進したり、機械(工業用機械又は農業用機械)を駆動したり、又は発電機タイプのエネルギー変換装置に機械エネルギーを供給するような、機械エネルギーに変換するところのエンジン、特に内燃エンジンの一般的な技術分野に関する。
本発明は、より正確には、の燃焼室で燃焼をうける作動流体を受け入れるために設計された燃焼室と、述の燃焼室の容積の範囲を定める第1ピストンを含む内燃エンジンに関する。
このタイプのエンジン駆動の乗物のみが述べられてはいるが、内燃エンジンは、非常に大多数の自動車に収まるので、長い間知られかつ広く使われてきた。
最も広く使われている内燃エンジンは、専門分野でよく知られている「Beau de Rochas cycle」と呼ばれる理論的熱力学サイクルに実質上対応する熱力学サイクルをうける、「4サイクル」エンジンである。
それら公知の4サイクルエンジンの構造は一般的に、シリンダーヘッドでその上部が閉じられたシリンダーの使用に基づいている。
シリンダーとシリンダーヘッドは共に燃焼室を形成し、その容積は、燃焼室内で実行される燃焼サイクルに起因する圧力変化によって与えられる往復運動をしながら滑るピストンのシリンダー内での動きで調整される。ピストンの直線の並進運動をクランクシャフトの回転運動に変換するために、ピストン自体は連接棒によってクランクシャフトに連結している。シリンダーヘッドは、燃焼流体(空気/燃料ガス混合物)を燃焼室に吸入せしめ、上記流体の急速な燃焼(又は爆燃)に起因する燃焼ガスを燃焼室から排出せしめる、吸気及び排気弁を収容するように意図されている。シリンダーヘッドに対しての弁の動きは、例えばチェーン又はギアを用いてクランクシャフトで駆動される1つかそれ以上のカムシャフトで同期的に制御される。
この公知のエンジン構造は一般的には満足できるものであるが、それにもかかわらずいくつかの重大な欠点を有する。
まず、シリンダーに固定されたシリンダーヘッドの存在は、具体的にはシリンダーとシリンダーヘッドの間に挿入されたシリンダーヘッドガスケットにおいて、信頼性の問題を引き起こしやすい。高い又は非常に高い圧縮比は言うまでもなくシリンダーヘッドガスケットに損傷を与えるために、シリンダーヘッドとそれに対応するガスケットを用いることは必然的にエンジンの圧縮比を制限する。加えて、これら公知のエンジンは比較的重く機械的にかつ運動学的に複雑な、クランクシャフト、カムシャフト(一般的にはオフセットされる)及び弁の間の軸外の負荷伝達のためのチェーンを採用している。このことは言うまでもなく潜在的な故障の原因及びエネルギー効率の損失を構成し、信頼性向上及び製造コスト削減に背く状態になる。
一般的に、これら公知のエンジンは、再度、効率及び信頼性の問題の原因となる、高い移動質量に対応する多数の可動部品を採用している。加えて、これら公知のエンジンの構造は、弁をシリンダーヘッドに収めるうえでの制約の理由で、比較的小さい値に制限されている吸気及び排気断面積の観点から、比較的抑制されている。最後に、これら公知のエンジンは同様に比較的重くかつかさばっているのが判明しているので、これらを自動車内に収めるのは、特に乗用車タイプの自動車の場合、問題があると判明されうる。
したがって、本発明の1つの目的は上述のさまざまな欠点に改善を与えることで、かつ特に単純で効率的かつ信頼性のある構造を有する新しい種類のエンジンを与えることである。
本発明のその他の目的は、特に信頼性が高く、かつ特に高さ及び幅方向において小さな寸法を有する最小限の数の可動部品を採用している新しい種類のエンジンを与えることである。
本発明のその他の目的は、特に単純、効率的かつ信頼性が高いばかりではなく、エンジンの性能が容易にかつ迅速に調整される、ピストンと出力軸の間の機械的リンクを採用した新しい種類のエンジンを与えることである。
本発明のその他の目的は、最小限の移動質量を採用し、かつ広い吸気及び/又は排気断面積を有する能力がある新しい種類のエンジンを与えることである。
本発明のその他の目的は、特に小型でかつ軸外負荷伝達及びオフセットされた伝達部品の使用を回避した新しい種類のエンジンを与えることである。
本発明のその他の目的は、吸引行程と排気行程を特に効率的に行う能力のある新しい種類のエンジンを与えることである。
本発明のその他の目的は、最小限の数の異なる部品を採用する新しい種類のエンジンを与えることである。
本発明に与えられた目的は、
−その燃焼室内で燃焼を受ける作動流体を受け入れるために設計された燃焼室と;
−上記燃焼室の容積の範囲を定める第1ピストンと;
−第1ピストンを通じて供給され、作動流体を燃焼室に供給するため及び/又は作動流体の燃焼に起因する燃焼した流体を燃焼室の外部に排出するために設計された、燃焼室の内部を外部に通じさせるための第1通路と;
−上記第1通路の開閉を制御するために第1ピストン上に取り付けられた第1弁と;及び
−出力軸の回転運動を第1ピストンに呼応する運動に変換するために出力軸及び第1弁が協力することを特徴とし、出力軸及び第1ピストンが第1ピストンの運動を出力軸の回転運動に変換するように協力する、第1ピストンの同軸上に取り付けられた出力軸と、
を含む内燃エンジンによって達成される。
本発明のその他の目的と利点は、単に限定されない具体例として与えられた添付の図を参照し、以下の説明を読むことにより今まで以上に詳しく理解される。
本発明による4ストロークエンジンの例の部分断面側面図を示す。 図1のエンジンのその他の部分断面側面図を示す。 第1(吸引)行程が実施されている期間の図1と図2のエンジンの側面断面図を示す。 第1行程最終時の上図のエンジンの側面断面図を示す。 第2(圧縮)行程が実施されている期間の上図のエンジンの側面断面図を示す。 第3行程の第1(爆発)段階が実施されている期間の上図のエンジンの側面断面図を示す。 第3行程の第2(膨張)段階が実施されている期間の上図のエンジンの側面断面図を示す。 ピストンが「下死点」と呼ばれる位置にある膨張段階最終時の上図のエンジンの側面断面図を示す。 第4(排気)行程開始時の上図のエンジンの側面断面図を示す。 排気行程最終時の上図のエンジンの側面断面図を示す。 出力軸と上図のエンジン中のピストンの間の機械的リンクの側面断面図を示す。 上図のエンジンの出力軸の詳細の斜視図を示す。 上図のエンジンで採用されたピストンの詳細構成の斜視図を示す。 上図のエンジンで採用されたピストンの詳細構成の斜視図を示す。 上図のエンジンに用いられ、かつ図13及び図14に示されるピストンに取り付けることを目的としている弁の斜視図を示す。 図15の弁を図13及び図14のピストンに取り付けた結果として生じる一体の半組立部品の斜視図を示す。
本発明はエンジン、すなわち、特に、例えば自動車、オートバイ、飛行機又は船舶のような乗物を推進すること、又は機械(工作機械、土木機械、農機具、ポンプ又はコンプレッサー)又は発電機のようなエネルギー変換装置を運転することに用いられる機械的な仕事を供給することを可能にする装置に関する。本発明によるエンジン1は、すなわち、燃料、例えばガソリンのような炭化水素ベースの燃料を含む作動流体のそれの中での燃焼から機械エネルギーを生み出すことができる内燃エンジンである。それ自体が周知であるように、本発明によるエンジン1は、燃焼室を形成し、かつ上記の燃焼室3の中で燃焼をうけることを目的としている作動流体を受け入れる目的の為に設計された燃焼室3を含む。かかる作動流体はそれ故に可燃性流体であり、かつ望ましくは空気と蒸発した燃料の混合物からなる気体から形成される。この気体は燃焼室3の中で迅速な燃焼、さらに正確には爆発(又はいっそう正確には爆燃)をうけることを目的としている。上記で想定されるように、かかる燃料は石油派生物からなりえて、本発明は間違いなく特定の作動流体に限定されないことが理解されている。燃焼室3を製造するためには、エンジン1は望ましくは、例えば図で説明されるように、中空で、有利にまっすぐで、長手方向延長軸X-X'を有する管の形をしたシリンダー2含む。有利には、図に示されるようにシリンダー2はほぼ円形の断面を有する。しかしながらシリンダー2が、例えば多角形断面のような非円形断面を有することは本発明の範囲を決して逸脱しない範囲で充分にありうる。図で示された実施態様においては、シリンダー2の内壁20は燃焼室3の範囲を定める一因となる。作動流体の燃焼室3内での燃焼から生じる熱的及び機械的応力に耐えるために、シリンダー2は、望ましくは、例えば鋳鉄又はアルミニウム合金タイプの金属材料のような機械的に強靭でかつ耐熱性のある材料でできている。
本発明によるエンジン1はさらに少なくとも燃焼室3の容積の範囲を定める一因となる第1ピストン4を含む。図で示された例において、第1ピストン4は、燃焼室3の中での圧力変動の影響下で往復運動(すなわち交互に行き来する動き)を行うためにシリンダー2の中で滑るように設計されていて、上記圧力変動は、それ自体がよく知られているように、燃焼室3の中での作動流体の燃焼サイクルによって生じる。したがって、第1ピストン4はシリンダー2の中に挿入され、シリンダー2の中をX-X'軸に沿って、さらにまだずっと上記シリンダー2の内壁20と密封接触したままで滑ることができるように、シリンダー2の内壁20をこするように密閉してはめ込まれる。第1ピストン4及びシリンダー2の内壁20の密封接触は、当業者には充分よく知られているように、例えば先行技術で採用された周知の実績のある技術的解決法を採用し、適合させることによって達成しうる。第1ピストン4は有利に燃焼室3を画定する一因となるヘッド4Aを有する。上記ヘッド4Aは望ましくはシリンダー2の内部断面と相補的な断面を有し、この断面は望ましくは図に示す例のような円形断面である。第1ピストン4はさらにヘッド4Aから周囲方向へ伸びるスカート4Bを含む。有利には、第1ピストン4は、上記ピストンのヘッド4Aの断面の対称軸に対応する長手方向の延長軸Y-Y'を有する。図1から図10に示すように、第1ピストン4がシリンダー2の中の機能的位置に取り付けられるときに、第1ピストン4の長手方向の軸Y-Y'は、有利にはシリンダー2の延長軸X-X'と一致する。図に示される好適な実施態様によると、第1ピストン4はシリンダー2の中で、全くの軸方向の並進運動を行うように滑るように設計され、すなわち、上記第1ピストン4は、第1ピストン4のそれ自体のまわりの回転なしにX-X'軸と平行な長手方向のみの並進運動を行えるようにシリンダー2と相対的に案内される。言い換えると、第1ピストン4はこの場合シリンダー2にガイドレールリンクで機械的に連結される。シリンダー2の中の全くの並進運動における第1ピストン4のこのような軸方向の案内は、先行技術のエンジンにおいて引き起こされる、振動及びピストンのライナーに対する早すぎる損耗の問題ばかりではなく、上記の同じエンジンにおいて引き起こされる、力の損失の問題も軽減する。上記の問題は基本的に、先行技術においては、ピストンがシリンダーの中で直接案内されないで、荷重を受けてピストンが動いている間にオフセット状態で動く連接棒によって間接的に案内されるという事実が原因である。言うまでもなく、当業者には周知の、第1ピストン4とシリンダー2の間のそのようなガイドレールリンクを製造するための多数の技術的選択肢がある。図で示される実施態様において、本質的に全くの直線的な並進運動を行わせるようにシリンダー2の中を第1ピストン4が滑ることを許容するこのガイドレールリンクは、第1ピストン4上に取り付けられた少なくともひとつのスライド4Cと、シリンダー2の中に供給され、上記シリンダー2の長手方向の延長軸X-X'とほぼ平行に伸びる、対応するガイドレール2Aとの連携で製造される。望ましくは、第1ピストン4のシリンダー2に対してのバランスのとれた案内を保証するために、第1ピストン4には、そのピストン上に、上記ピストンの対称軸Y-Y'に対して直径方向に相対する位置に設けられた2つのスライドが設けられている。スライド/ガイドレールの接触を改善し、特にエンジンの効率を悪くする摩擦を制限するために、各々のスライドは、ピン400Cがピストン4の延長軸X-X'に対してほぼ半径方向に伸びるように、有利に、スカート4Bを通して供給される穴40Bの中にそれ自体が取り付けられているピン400C上に回転自在に取り付けられている、ローラー40Cを含む。図を明瞭にする目的で第2スライドは図中に示されておらず、スカート4Bの中に設けられたこの第2スライドを取り付ける、取り付け穴41Bのみが認識できる。各々のローラー40Cは、図で示されるように有利にシリンダー2の内壁20の中に設けられた、上記内壁20の表面上にあり、対応するローラーに面する直線的な溝からなる、対応するガイドレール2Aの中で回転するように設計されている。しかしながら、本発明はシリンダー2の中のガイドレールリンクによって取り付けられた第1ピストン4の使用に限定されたものでは全くない。例えば、本発明の範囲を逸脱しない範囲で、シリンダー2の中の第1ピストン4の運動がこの場合その軸Y-Y'に関して全くの軸方向の並進運動ではなく、らせん状の並進運動であるような方法で、第1ピストン4が往復運動の動作中にそれ自体の周囲を回転することは充分あり得る。
本発明に従って、エンジン1は燃焼室3の内部を外部に通じさせるために上記第1ピストン4を貫通して供給され、作動流体を燃焼室3に供給するため及び/又は燃焼室3内での作動流体の燃焼に起因する燃焼した流体を燃焼室から排出するために設計された、第1通路5を含む。第1通路5はそれ故に外から燃焼室3内へ及び/又は燃焼室3から外へその流体がピストン4自体を直接通過することを可能にする。したがって、本発明は特に吸気及び/又は排気を、先行技術におけるようにシリンダーに取り付けられたシリンダーヘッドの中でではなく、ピストン自体の中に設けられた通路を通して行わせるという着想にもとづいている。本発明はそれ故に、取り付けられたシリンダーヘッドを不要にすることができ、それによってエンジンを単純化させ、かつその信頼性を高める一因となり、さらにその製造コストが削減される。この配列は、取り付けられたシリンダーヘッド及びそれに対応するガスケットが無いおかげで非常に高い圧縮率で運転することができるため、その能率をも向上させる。しかしながら、取り付けられたシリンダーヘッドを使うことは全く排除されるわけではなく、かつ本発明によるエンジンがそのようなシリンダーヘッドを含むことは、好適な実施態様には対応しないにもかかわらず、確実に考えられる。
図で示される例において、第1ピストン4のヘッド4Aは、ヘッド4の上端を構成し、Y-Y'軸に垂直な前面40Aを有する。この前面40Aは、より正確には第1ピストン4の動きの影響下でシリンダー2の中を動く可動壁である燃焼室3の壁を直接構成する。第1通路5は流体が燃焼室3の範囲を定める一因となるこの前面40Aを通して移動できるよう有利に設計されている。図で示される例において、このピストン4のヘッドは前面40Aから周辺に伸びる環状の側壁4Dを伴ったほぼ円筒形を有する。さらにこの前面40Aは円形の側面枠が立ち上がる底面をもつ環状の円形キャビティ400Aを有する。この例示的な実施態様においては、第1通路5がキャビティの円形枠中に角度をもって均一に分布させられた複数の穴5A、及びヘッド4Aの側壁4Dの表面に設けられた対応する溝5Bの中への開口部によって形成される。各々の溝5Bはそれ自体ちょうどよいときにシリンダー2を通して、より正確にはこのシリンダー2の管状側壁の厚みの全部を貫通して設けられた対応する穴2Bの向かい側にあるように有利に設計されている。この穴2Bそれ自体は、第1通路5が吸気及び/又は排気に使用されるかにより、燃料吸気部品(気化器、燃料噴射装置または同様のもの)及び/又は排気系に通じている。
したがって、穴5A及びそれに対応する、補完的な穴5Bをともなう溝5Bの組み合わせは新しいガスを吸入する及び/又は燃焼したガスを排気することを可能にする密封された導管を構成する。
図に示されるように、エンジン1は第1通路5の開閉を制御するために設計された第1弁6を含む。言い換えれば、第1弁6は第1通路5と、燃焼室3の内側が第1通路5を通して外側に通じさせるように、又はその反対に燃焼室3の内側が第1通路5を通して外側に通じることを阻むために第1通路5を閉じるように相互に作用する。第1弁6は、例えば上記シリンダー2の中に設けられた穴2Bと直接連携するようにシリンダー2上に取り付けられる。しかしながら、図で示される実施態様におけるように、第1通路5を開閉させるために第1弁6が第1ピストン4上に取り付けられることは一層より有利である。第1弁6を直接第1ピストン4上に取り付けることは、便利な大断面を有する第1通路5をうまく利用することを可能せしめ、このことは決してエンジンの構造を複雑にしたり負荷をかけたりしないし、弁をピストン上に設置することが第1通路5を構成する全ての穴5Aをさらに開閉できるという利点を有するので、吸入又は排気効率にとって有益である。したがって、図に示すように第1ピストン4及び第1弁6によって形成される一体の半組立部品を設置することは、上記弁がピストン4上に取り付けられているので特に有利である。望ましくは、少なくとも第1通路5を密閉して封鎖する閉位置(特に図11に示される)と、より詳細には穴5A及び少なくとも燃焼室3と外側を通じさせるように第1通路5を解放する開位置(特に図16に示される)の間を摺動するように、第1弁6は第1ピストン4上に摺動自在に取り付けられている。有利には、第1弁6は対称軸S-S'を有し、軸方向に褶動できるようにピストン4上に取り付けられており、言い換えると、本質的に上記ピストンのY-Y'軸に平行な第1ピストン4と相対的に褶動でき、Y-Y'とS-S'軸は一致する。第1ピストン4に対し軸方向に褶動できるように第1弁6を取り付けることは当業者には容易に達成しうる。望ましくは、第1弁6は少なくともひとつのS-S'軸に対してほぼ半径方向に伸びるガイドピン7及びS-S'軸に対して直径方向に向かい合った位置にある望ましくは2つのガイドピンを含む。有利には、各々のガイドピン7はピストン4のスカート4Bの中に設けられた補完的な細長いガイド溝70の中で並進運動をするように設計されている。さらに詳細には、その例が図に示されているように、第1弁6は補完的な形状の第1ピストン4のヘッド4Aの前面40Aに設けられたキャビティ400Aの中に挿入されることを目的とする、ほぼ平坦な円形環の形をとる封止材6Aを有する。第1弁6が閉位置にあるときには、穴5Aが密封状態で閉鎖されるように封止材6Aはこのキャビティの底に押し付けられている。しかしながら、第1弁6が開位置にあるときには、封止材6Aはこのキャビティの底から離れており、それによって穴5Aを解放し、流体がそれを通って流れることを可能にする。封止材6Aは有利に脚6B(例えば均等に角度をもって(angularly)配置される3つの脚)によって、各々のガイドピンが取り付けられた管状の弁スカート6Cに固定される。
有利には、弁スカート6Cは、上記ピストンスカート4Bに対して、第1ピストン4のスカート4Bの中を滑るように設計されており、脚6Bはこの底部に設けられた貫通開口部を通してキャビティ400Aの底部を貫通する。上記脚6Bは、上記貫通開口部を通してのいかなる漏出をも防止するためにきつく密封するように当該貫通開口部の中を滑る。
図で示すように、エンジン1は第1ピストン4と同軸上に取り付けられた出力軸を含み、出力軸8と第1ピストン4は協力して第1ピストン4の動きを出力軸8の回転運動に変換する。望ましくは、出力軸8と第1ピストン4の間の協力は相互的で、このことは言い換えると出力軸8の回転運動が第1ピストン4の動き、この場合は上記の第1ピストン4の往復(交互に行き来する)運動、に変換されることを可能にする。出力軸8は望ましくはまっすぐで、有利にシリンダー2のX-X'軸と一致しており、この場合第1ピストン4のY-Y'軸及び第1弁6のS-S'軸とも一致している、長手方向のZ-Z'軸に沿って伸びている。望ましくは、出力軸8はピストン4を貫通しており、言い換えるとそのピストン4は出力軸8を覆っている。この目的で、第1ピストン4には出力軸8が貫通する中央孔4Eが設けられ、第1ピストン4が出力軸8に沿って、出力軸8と密封接触を保ちながら滑ることができるように、かつ、したがって出力軸8と第1ピストン4の接触面を通して燃焼室3の内部と外側がいかなる場合にも通じることを防ぐために、かかる軸はきつく中央孔4Eに納められている。簡素化と明瞭化の目的で、燃焼室3を貫通する出力軸8の中央部は図1及び図2では省略されていることに注意しなければならない。
望ましくは、出力軸8及び第1ピストン4は直接協力して第1ピストン4の動きを出力軸8の回転運動に変換し、逆もまた同じである。この目的のために、第1ピストン4及び出力軸8には、ピストン4の往復運動(例を図に示すような純粋に軸方向の並進運動)を出力軸8の回転運動、より正確には一方向のみの連続回転運動、に変換するように設計された補完的な荷重伝達手段が設けられている。言い換えると、第1ピストン4及び出力軸7に装備されているその補完的な荷重伝達手段は、出力軸のそれ自体のまわりの、すなわちそのZ-Z'軸のまわりの回転に変換される第1ピストン4の直線の往復運動を可能にする。図に示される本発明によるエンジン1の実施態様は下記の一般的な原理に従って機能する:
−起爆混合物(蒸発した燃料/空気混合タイプの)の爆燃の周期によって得られる燃焼室3の中の圧力変動はピストン4の直線的な往復運動を生じさせる;かつ
−第1ピストン4自体が、駆動される対象に連結されることを意図される駆動軸を構成する、出力軸8を回転させる。
このような設計は、先行技術におけるような種々の作動軸に沿った軸外負荷移動の使用を回避する。このような設計は第1ピストン4の動作の出力軸8への直接伝達を可能にする。言い換えると、第1ピストン4は出力軸8を直接回転させ、そのことによりエンジン1を特別に小型にでき、したがって、容易に乗物の本体に組み入れることができる。
まさにその性質上、このような設計は、基本的にエンジン1の長手方向の特徴ゆえに乗物の重心をも下げることができ、エンジン1を上記乗物の対称軸に沿って設置することができる。第1ピストン4による出力軸8の直接の同軸上駆動のおかげで、出力軸8が受けるねじり応力は、先行技術のエンジンの中の連接棒経由でクランクシャフトに分け与えられたものに比して大いに低減される。
有利に、エンジン1は出力軸8と一体になり、かつ望ましくは出力軸8の上の表面に形成される(すなわち直接形成される又は取り付けられる)、第1ガイド経路9を含む。有利に、エンジン1は第1ピストンと一体になった第1ガイド要素10をも含み、第1ピストン4の動きを出力軸8の回転運動に変換するために、上記の第1ガイド要素10は第1ガイド経路9に沿って動くように取り付けられる。有利に、図で示されるように、第1ガイド経路9は実質的に波状の形状を有し、さらに望ましくは、実質的に正弦曲線の形状を有する。さらに正確には、例が図で示されるように、第1ガイド経路9は、出力軸8の長手方向の延長軸Z-Z'の周囲の環状の外形に従う。有利に、エンジン1は出力軸8上に取り付けられた第1環8Aを含み、上記第1環8Aは第1ガイド経路9を有する。したがって、第1環8Aは出力軸8から分離する環状の部品からなりえて、環状の部品上に取り付けられる。この場合は、第1環8Aは、出力軸8と一体となって回転(X-X'軸の周りを)するように出力軸8上に取り付けられる。第1環8Aが出力軸8と一緒にひとつの部品を構成することは充分にありうる。望ましくは、第1ガイド経路9は、第1環8A(すなわち環8Aが出力軸8と合併するときの出力軸8の方の)の内側表面に設けられた第1溝9Aを含み、1ガイド要素10は第1ピストン4から突き出ていて、上記第1溝9Aにはまっている第1フィンガーを含む。望ましくは、第1ガイド要素10はY-Y'軸に関して直径方向に相対して、同じ第1溝9Aにはまっている2つのフィンガーを含む。第1ガイド要素10と第1溝9Aの接触を改善するために、第1フィンガーは、有利にスカート4Bを貫通して設けられた穴の中にそれ自体が取り付けられたピン上に回転自在に取り付けられたローラー10Aを含み、上記ピンはピストン4の延長X-X'軸に関してほぼ半径方向に伸びる。望ましくは、当該ピンはローラー40Cがその上に取り付けられているピン400Cに対応する。この特別に単純で信頼性のある構成において、ローラー10Aは、対応する正弦曲線の溝9Aにはまるためにスカート4Bの内側のピン400C上に取り付けられており、ーラー40Cは、対応する直線的な溝2Aにはまるためにスカート4Bの外側の同じピン400C上に取り付けられている。
図に示されるように、出力軸8及び第1弁6は、出力軸8の回転運動を第1ピストン4に対しての第1弁6の動きに変換するために協力する。したがって、第1弁6に、例えば、図に示される実施態様におけるような軸方向の併進往復運動のような動きを与えるために、第1ピストン4に対しての第1弁6の位置及び、それ故の第1通路5の開閉が、望ましくは直接第1弁6と相互作用する出力軸8によって直接制御される。この目的のため、エンジン1は有利に、出力軸8と一体になり、望ましくは出力軸8上に形成される(すなわち直接形成されるか又は取り付けられる)、出力軸8の表面の上のガイド経路11を含む。有利には、エンジン1は第1弁6と一体になっている第2ガイド要素12をも含み、出力軸8の回転運動を第1ピストン4に対しての第1弁6の動き、さらに正確には直線的な軸方向の往復(すなわち交互に行き来する)運動に変換するために、上記第2ガイド要素12は、第2ガイド経路11に沿って動くように取り付けられている。有利には、かつ図に示されているように、第2ガイド経路11は実質的に波状の形状を有し、さらに望ましくは、実質的に正弦曲線の形状を有する。以下に今まで以上に詳しく説明するように、望ましくは、第2ガイド経路は、吸入と排気をちょうどよいときに行わせるために純粋な正弦曲線の形状を有していない。例えば、第2ガイド経路11の形状は、圧縮と膨張の段階(弁6が閉状態にあるべきときは)中では、第1ガイド経路9の形状にならっており、吸入と排気中には第2ガイド経路11の形状は、弁6を適切な時に開閉させるために、第1ガイド経路9の形状に対してオフセットされる。
望ましくは、第1ガイド経路9と同様に、第2ガイド経路11は出力軸8の長手方向の延長軸Z-Z'の周囲に環状の形状で伸びる。有利には、エンジン1は出力軸8上に取り付けられた第2環8Bを含み、上記第2環8Bは上記第2ガイド経路11を有する。したがって、第2環8Bは出力軸8から分離され、出力軸8上に嵌め込まれた環状の部分でできていうる。この場合、出力軸8と一体となって回転する(X-X'軸の周りを)ように、第2環8Bは出力軸8上に取り付けられる。第2環8Bが出力軸8と共にひとつの部品として作られることは、同じく充分に考えうる。
望ましくは、第1ガイド経路9は第1環8Aの表面(すなわち環8Aが出力軸8と合併するときの出力軸8の表面)上に設けられた第1溝9Aを含み、第1ガイド要素10は第1ピストン4から突き出て、上記第1溝9Aの中にはまる第1フィンガーを含む。図に示される好適な実施態様においては、第2ガイド経路11は第2環8Bの中の表面(すなわち環8Bが出力軸8と合併するときの出力軸8の表面)に作られた第2溝13を含み、第2ガイド要素12は第1弁6から突き出て、上記第2溝13の中にはまる第2フィンガーを含む。したがって、第1ピストン4とこの同じ出力軸8の間に存在する機械的結合に、少なくとも原理上は実質的に類似する、弁6と出力軸8の機械的結合を供給することは特別に有利である。望ましくは、第2ガイド要素12は第1弁6のスカート6Cを通して伸びる円筒形の棒で形成され、スカート6Cの外側に位置する、上記棒の第1端はガイドピン7を形成し、上記スカート6Cの内側に位置する、第2反対の端は、S-S'軸に関して実質的に半径方向に伸びる実際の第2ガイド要素を形成する。望ましくは、第2ガイド要素12はS-S'軸に関して直径方向に相対する2つの円筒形の棒によって形成される(図の簡素化と明瞭化の目的でそれらの棒のうちひとつのみが図で示される)。有利には、かつ図12に示されるように、一番目と第2環8A、8Bは単一の部品として作られる同一の部品で形成され、第1ガイド経路9及び第2ガイド経路11の両方を有する。しかしながら、代替の実施態様においては、一番目と第2環8A、8Bは別々の独立した部品で形成されることがありうる。この場合、例えば、第1環8Aを出力軸8上に固定的に(又は可動的にさえ、言い換えれば並進運動的に及び/又は回転運動的に)取り付け、第2環8Bを出力軸8上に可動的に取り付け、かつ望ましくは、出力軸8及び第1環8Aに関してX-X'軸の周りを回転させることができるようにすることは、有利である。この好適な実施態様において、第2環8Bの出力軸8に対する角度位置は、したがって、どんな適切な手段ででも有利に調整でき、例えば、それによってエンジン1の速度に従って吸気を調整することを可能にできる。したがって、第1弁6を開く速度及び/又はモーメントに作用するためには、第2環8Bを軸8に対してほんの少し回転させるだけで充分である。エンジン1の熱力学的サイクルの進捗に応じてエンジン1の第1弁6の位置を調整するために、第2環8Bが出力軸8に関して並進運動をするように取り付けられることもさらにありうる。
有利には、本発明によるエンジン1は、さらに燃焼室3の容積の範囲を定める一因となる第2ピストン14を含む。したがって、望ましくは、かつ図で示されるように、エンジン1はこの場合軸方向に滑るように一番目と第2ピストン4、14がその中に取り付けられている、シリンダー2を含む。図に示される、この特別に有利な実施態様においては、燃焼室3は望ましくは、シリンダー2の中で第1ピストン4を第2ピストン14から分離する挟まれた空間によって形成される。言い換えると、燃焼室3はこの場合シリンダー2の中に位置するピストン4、14の間の容積が可変の自由空間に対応する。有利には、図で示されるように、一番目と第2ピストン4、14はシリンダー2の中でお互いに相対するように、言い換えると、それらのそれぞれのヘッド4A,14Aはお互いに向かい合うように取り付けられている。したがって、燃焼室3は、一番目と第2ピストン4、14のヘッド4A,14Aで軸方向に境界を定められて、かつ、上記ピストン4、14の上記ヘッド4A,14Aの間に伸びるシリンダー2の内壁20で半径方向に境界を定められている空間の中に伸びている。したがって、燃焼室3は一番目と第2ピストン4、14の相対位置に応じた可変な容積を有する。
有利には、一番目と第2ピストン4、14は上記ピストン4、14が実質的にさらにお互いに近づいたり離れたりするような反対した往復運動をうけるために動くように設計されている。言い換えると、第1ピストン4及び第2ピストン14はX-X'軸に垂直な燃焼室3の中央平面に関して対称的に動く。好適な実施態様においては、図に示すように、各々のピストン4、14はシリンダー2の中を単独に、言い換えると他のピストンとは独立に動くように設計されている。望ましくは、第2ピストン14は第1ピストン4と同一であり、さらに上記ピストン4と同一の方法でエンジン1の中に取り付けられている。図で示されるこの有利な実施態様において、出力軸8は従ってさらに第2ピストン14と同軸上に取り付けられており、出力軸8及び第2ピストン14は第2ピストン14の動きを出力軸8の回転運動に変換するように協力する。この目的のために、エンジン1は望ましくは出力軸8と一体になり、かつ望ましくは出力軸8の上の出力軸8の表面に形成(すなわち直接形成される又は取り付けられる)された第3ガイド経路15を含む。有利には、エンジン1はさらに第2ピストン14と一体になった第3ガイド要素16を含み、上記第3ガイド要素16は第2ピストン14の動きを第1ピストン4に合わせて出力軸8の回転運動に変換するために、第3ガイド経路15に沿って動くように取り付けられる。望ましくは、第3ガイド経路15は、X-X'軸に垂直な燃焼室3の中央平面に関して、第1ガイド経路9の形状に有利に対称的な、実質的に波状の形状を有している。有利には、第3ガイド経路15及び第3ガイド要素16の構造は、それぞれ第1ガイド経路9及び第1ガイド要素10の構造と同一である。
有利には、エンジン1は出力軸8上に取り付けられた第3環を含み、上記第3環は上記第3ガイド経路15を有する。したがって、第3環は、出力軸8から分離されかつ出力軸8上に取り付けられた環状の部品からなりうる。この場合、この第3環は、出力軸8と一体となって回転(X-X'軸の周りを)するように出力軸8上に取り付けられる。さらにこの第3環が出力軸8とともに一体の部品として作られることは充分ありうる。望ましくは、第3ガイド経路15は第1環8Aの表面(すなわち環8Aが出力軸8と合併するときの出力軸8の表面)の中に設けられた第3溝を含み、第3ガイド要素16は第2ピストン14から突き出てかつ上記第3溝にはまるローラーを伴った第3フィンガーを含む。結局、図で示す例においては、エンジン1は燃焼室3の中央平面、言い換えると、燃焼室3の中央を貫通し、シリンダー2の長手方向の延長軸X-X'に垂直な平面についての総括的な対称性を有している。下記を組み合わせることは特別に有益であることがわかる:
−反対に働く2つのピストン4、14で境界を定められた燃焼室3;及び
−上記のピストンのうちのひとつの中に又はそれを貫通して設けられた、燃焼室3の内部を外側に通じさせるための通路5。
なぜならば、通路5が開いているとき、言い換えれば燃焼室3が上記通路5を貫通して外側に通じているとき、前面40Aに対応する上記ピストン4の押し出し又は吸引部分がそのとき密封されていない(弁6が開いているため)ため、第1ピストン4の上記往復運動は効果の弱い圧縮及び吸引効果しか供給しない。
第1ピストン4と反対に働く第2ピストン14を用いることにより、この第2ピストンがさらに働くことによる圧縮及び吸引不足を軽減することができ、それにより吸引及び圧縮段階での第1ピストン4を補強する。
望ましくは、エンジン1は燃焼室3の内部を外側に通じさせるために、第2ピストン14を貫通して設けられる第2通路17を含む。望ましくは、図に示される二重ピストン構造において、第2ピストン14の中に設けられる第2通路17は、燃焼室3に作動流体、言い換えると、燃焼されることが目的の新鮮な混合物を供給するように設計され、第1ピストン4の第1通路5は、燃焼室3の中での作動流体の燃焼の結果として生じる燃焼された流体を燃焼室3から排出するにように設計される。したがって、吸入は上記ピストン14を貫通して行われ、排気は上記ピストン4を貫通して行われる。今まで以上に詳しく下記で説明されるように、このような設計は4サイクルで動作するエンジンを製造するために特別に有利であることがわかる。
加えて、下記を含む内燃エンジンはそれ自体で独立した発明を構成する。
−燃焼室3の中で燃焼をうけることを目的とした作動流体を受け入れるために設計された上記燃焼室3;
−その両方が燃焼室3の容積の範囲を定める一因となる第1ピストン4及び第2ピストン14;
−燃焼室3の内部を外側に通じさせるために上記第1ピストン4を貫通して設けられる第1通路5で、作動流体の燃焼の結果として生じる燃焼された流体を燃焼室3から排出するために設計された上記第1通路5;及び
−燃焼室3の内部を外側に通じさせるために上記第2ピストン14を貫通して設けられる第2通路17で、燃焼室3に作動流体を供給するように設計された上記第2通路17。
言うまでもなく、第2ピストン14に関して、第1ピストン4に採用されるものと同一の技術的手段を提供することは、特別に有利である。このことは、この例において、エンジン1は第1弁6と同一の第2弁18を含み、第2ピストン14を貫通して設けられる第2通路17の開閉を制御するために、上記第2弁18が第2ピストン14上に取り付けられることを意味する。同様に、出力軸8及び第2弁18は、出力軸8の回転運動を第2ピストン14と相対的な第2弁18の動きに変換するように協力する。この目的のために、エンジン1は、出力軸と一体になり、かつ望ましくは出力軸8上に形成される第4ガイド経路19及び、第2弁18と一体になった第4ガイド要素21を含み、出力軸の回転運動を第2ピストンと相対的な第2弁の動きに変換するために、上記第4ガイド要素21は、第4ガイド経路19に沿って動くように取り付けられる。有利には、第4ガイド経路21は実質的に波状の形状を、かつさらに望ましくは実質的に正弦曲線の形状を有する。前述において示されたように、エンジン1は燃焼室3の中央平面に関して有利に相称的であるために、第2弁18、第2ピストン14、及び第2弁18及び第2ピストン14の両方と協力する軸8の対応する部分の構造は今まで以上に詳しくは説明されない。
図で示されるエンジン1の運動を4行程周期との関連でここで説明する。
エンジンの運動周期の第1行程は、図3及び図4に示されるように、燃焼室3への、望ましくは空気及び蒸発した燃料の混合物によって形成される作動流体の吸入に対応する。この目的のために、第2弁18は、第2ピストン14を貫通して第2通路17経由で、シリンダー2の外側から来る新鮮な作動流体が入ることを許すように開位置にある。この第1行程の間、一番目及び第2ピストン4,14はさらに離れていき、燃焼室3の中に真空を作り出し、それにより、作動流体が第2通路17経由で吸い込まれることを強制し、作動流体を燃焼室3に入らせるように第2弁18が開く。第1ピストン4が設けられている第1弁6自体は閉じており、それにより、第1ピストン4のずれのため優れた吸引があることを保証し、その吸引は第2弁18が開いている第2ピストン14によって発生するより弱い吸引を相殺する。
ピストン4,14が最も離れた(図4に示される)時点で、ピストン4,14は共に接近し、すなわちそれらは燃焼室3の中に入っている作動流体を圧縮するようにお互いに近づきあう(図5)。第2行程に対応する、ピストンが互いに近づきあっている間に、一番目及び第2弁6,18はピストン4、14の間の作動流体を圧縮するように閉じられる。したがって、作動流体は極めて圧縮され、その結果作動流体はだんだん熱くなる。
図6に示されるように、ピストン4、14が最もお互いの近くの点に達する(ピストンはそのとき「上死点」とよばれる位置にある)とき、作動流体は、最大に圧縮され、点火プラグ(示されていない)によって生じるか又は圧縮比の効果を通じての発火効果をとおして爆発し、作動流体をそれが自然発生的に爆発するように加熱する(ディーゼルエンジンの場合)。
この爆発段階は作動流体からなる気体の膨張を引き起こす。この膨張は燃焼室の中で、ピストン、閉じられた弁6,18上に作用する高い圧力(例えば40から100バールの間の)を生じ、それによってピストン4,14を分離させる。
このピストン4,14の分離は、燃焼室の中での爆発に起因する圧力の効果を通じて
出力軸8を回転させる。したがって、この爆発及び膨張段階(第3行程に対応する)は、出力軸8を回転させる機械的エネルギーに変換される熱エネルギーを作り出す。ピストン4,14はその後再び互いに近づきあい、燃焼室3の中で圧縮を作り出す。
この時点で、第1ピストン4の第1弁6は開かれ、それによって、ピストン4,14の互いの接近で引き起こされる圧縮効果を通じて、燃焼された作動流体が第1通路5を貫通して排気されることを可能にする。
この第4行程の後、エンジン1は再び第1行程に対応する配置となり、もう一度上述の4行程周期を始める準備ができている。
本発明はさらに、本発明によるエンジン1を搭載した自動車の部類の乗物のようなものに関する。
本発明はさらに、独立して、本発明によるエンジン1の第1ピストン4を形成するように設計されたピストン4に関する。
最後に、本発明はさらに、本発明によるエンジン1の第1弁6を形成するように設計された弁に関する。
本発明は、エンジンの設計、製造及び使用において産業上利用可能である。

Claims (16)

  1. 燃焼室(3)の中で燃焼をうけることを目的としている作動流体を受け入れるように設計された上記燃焼室(3)と、
    上記燃焼室(3)の容積の範囲を定める一因となる第1ピストン(4)と、
    燃焼室(3)の内部を外側に通じさせるために上記第1ピストン(4)を貫通して設けられた第1通路(5)で、燃焼室(3)に作動流体を供給するように及び/又は作動流体の燃焼の結果として生じる燃焼された流体を燃焼室(3)の外に排出するように設計されている上記第1通路(5)と、
    第1通路(5)の開閉を制御するために第1ピストン(4)上に取り付けられた第1弁(6)と、及び
    上記第1ピストン(4)と同軸上に取り付けられ、第1ピストン(4)の動きを出力軸(8)の回転運動に変換するように出力軸(8)及び第1ピストン(4)が協力し、出力軸(8)及び第1弁(6)が出力軸(8)の回転運動を第1弁(6)の第1ピストン(4)に対応する動きに変換するように協力することを特徴とする出力軸(8)と、
    を含む内燃エンジン(1)。
  2. 出力軸(8)と一体になった第1ガイド経路(9)と、
    第1ピストン(4)と一体になり、第1ピストン(4)の動きを出力軸(8)の回転運動に変換するために、第1ガイド経路(9)に沿って動くように取り付けられた第1ガイド要素(10)と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のエンジン(1)。
  3. 第1ガイド経路(9)が実質的に波状の形状を有することを特徴とする請求項2に記載のエンジン(1)。
  4. 出力軸(8)上に取り付けられた第1環(8A)を含み、上記第1環(8A)が上記第1ガイド経路(9)を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のエンジン(1)。
  5. 力軸(8)と一体になった第2ガイド経路(11)と、
    1弁(6)と一体になり、出力軸(8)の回転運動を第1ピストン(4)に対応する第1弁(6)の動きに変換するために、第2ガイド経路(11)に沿って動くように取り付けられている第2ガイド要素(12)を含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のエンジン(1)。
  6. 第2ガイド経路(11)が実質的に波状の形状を有することを特徴とする請求項5に記載のエンジン(1)。
  7. 出力軸(8)上に取り付けられた第2環(8B)を含み、上記第2環(8B)が第2ガイド経路(11)を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のエンジン(1)。
  8. 上記第2環(8B)が出力軸(8)上に可動的に取り付けられていることを特徴とする請求項7記載のエンジン(1)。
  9. 記燃焼室(3)の容積の範囲をさらに定める第2ピストン(14)を含むことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のエンジン(1)。
  10. 上記出力軸(8)が上記第2ピストン(14)と同軸上に取り付けられており、
    出力軸(8)及び第2ピストン(14)が第2ピストン(14)の動きを出力軸(8)の回転運動に変換するように協力することを特徴とする請求項9に記載のエンジン(1)。
  11. 燃焼室(3)の内側を外側に通じさせるために第2ピストン(14)を貫通して設けられ、作動流体を燃焼室(3)に供給するように設計される第2通路(17)を含み、その一方、第1ピストン(4)の第1通路(5)が作動流体の燃焼に起因する燃焼された流体を燃焼室(3)の外側に排出するように設計されることを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載のエンジン(1)。
  12. 上記第2通路(17)の開閉を制御するために第2ピストン(14)上に取り付けられる第2弁(18)を含むことを特徴とする請求項11に記載のエンジン(1)。
  13. 出力軸(8)及び第2弁(18)が出力軸(8)の回転運動を第2ピストン(14)に対応する第2弁(18)の動きに変換するように協力することを特徴とする請求項12に記載のエンジン(1)。
  14. 第1ピストン(4)及び第2ピストン(14)が、上記ピストン(4,14)が実質上さらにお互いに接近しかつ離れるように、反対の往復運動をうけるべく設計されることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載のエンジン(1)。
  15. その中に第1及び第2ピストン(4,14)が軸方向に滑るように取り付けられており、上記燃焼室(3)がシリンダー(2)の中で上記ピストン(4,14)を分離する挟まれたスペースで形成されるシリンダー(2)を含むことを特徴とする請求項9〜14のいずれか1項に記載のエンジン(1)。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項に記載したエンジン(1)を搭載した乗物。
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