JP5706192B2 - タイヤ用スパイク - Google Patents

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Description

本発明は、引っかき力向上及び軽量化を実現可能なタイヤ用スパイクに関する。
中心軸に沿った方向の一端面側からタイヤのトレッド面に形成された有底孔に嵌め込まれて取り付けられる柱体と、当該柱体の中心軸に沿った方向の他端面より前記中心軸に沿った方向に突出するピンとを備えたタイヤ用スパイクにおいて、前記ピンが、円柱又は角柱等により形成された構成のタイヤ用スパイクが知られている。
特開2010−95212号公報 EP1798069A2 WO2009/068744A1 RU2280564C1
トレッド面にタイヤ用スパイクが取り付けられたスパイクタイヤにおいて、氷上性能を向上させるためには、タイヤ用スパイクのピンの径を大きくしてピンの投影エッジ成分(ピンの最大幅長に相当)を増やすことにより、氷面に対するピンの引っかき力を向上させることが有効であるが、タイヤ用スパイクの重量は、決められた重さ以下(例えば、最大1.1g)となるように重量規制されているため、当該重量規制を満たすためには、ピンの径を大きくすることに限界がある。
上述したピンの投影エッジ成分はピンの形状を円柱にした場合に大きくできるため、ピンの重量を抑えて投影エッジ成分を大きくするためには、ピンの形状を円柱にすることが好ましい。
しかしながら、ピンの形状を円柱にした場合、ピンの円形端面と周面との境界線が円線となり、角(3つ以上の面の境界となる頂点)が無くなるので、氷面に対するピンの貫入力が小さいという課題がある。
一方、ピンの形状を、断面三角形、断面四角形等の角柱にした場合、ピンの形状を円柱とした場合に比べて、ピンの重量を抑えて投影エッジ成分を大きくすることができないという課題がある。
本発明は、投影エッジ成分を大きくすることができて氷面に対するピンの貫入力も大きくできるようにして氷面に対する引っかき力を向上でき、かつ、軽量化を図れるタイヤ用スパイクを提供する。即ち、引っかき力向上(氷上性能向上)及び軽量化を実現可能なタイヤ用スパイクを提供する。
本発明に係るタイヤ用スパイクは、中心軸に沿った方向の一端面側からタイヤのトレッド面に形成された有底孔に嵌め込まれてトレッド面に取り付けられる柱体と、前記柱体の中心軸に沿った方向の他端面より前記中心軸に沿った方向に突出するピンとを備え、前記ピンは、前記柱体の他端面より突出して前記柱体の中心軸に沿った方向に延長する円柱体の他端面と周面とに跨る部分を除去した窪み部を複数備え、かつ、周方向において互いに隣り合う窪み部と窪み部との間に、前記円柱体の他端面と周面とに跨る部分を除去した前記窪み部よりも窪み量の小さい小窪み部が設けられた異形柱体により形成されたので、引っかき力向上及び軽量化を実現でき、かつ、小窪み部を備えたことにより、ピンの軽量化をより図れるとともに、ピンの他端面と湾曲面と湾曲面との境界により形成される角の数を多くできるので、氷面への貫入力及び軽量化をより向上できる。
前記ピンの他端面と前記窪み部との境界線が曲線により形成され、前記窪み部の窪み面が湾曲面により形成されたので、前記ピンの他端面と前記ピンの周面である湾曲面と前記窪み部の窪み面である湾曲面との境界により形成される角が鋭利となり、この角により局所的にエッジ圧が高まるので、氷面への貫入力が高まる。
記柱体の他端面と前記柱体の周面とに跨る部分を除去した柱体側窪み部を備え、前記柱体の他端面と前記柱体側窪み部との境界線と前記ピンの他端面と前記窪み部との境界線とが前記柱体の中心軸を通る一直線と交差するように前記窪み部と前記柱体側窪み部とが配置されたので、柱体の軽量化をより図れるとともに、柱体側窪み部により形成された柱体の角とピンの角との相乗効果により氷面への貫入力も向上する。
タイヤ用スパイクを示す斜視図(実施形態1)。 タイヤ用スパイクのピンの平面図(実施形態1)。 (a)はタイヤとタイヤ用スパイクとの関係を断面で示し、(b)はタイヤ用スパイクが取り付けられたスパイクタイヤの断面を示す(実施形態1)。 (a)はタイヤ用スパイクを示す斜視図、(b)はタイヤ用スパイクの平面図(実施形態2)。 (a)はタイヤ用スパイクを示す斜視図、(b)はタイヤ用スパイクのピンの平面図(実施形態3)。 (a)はタイヤ用スパイクを示す斜視図、(b)はタイヤ用スパイクのピンの平面図(実施形態4)。
実施形態1
図1乃至図3を参照し、実施形態1によるタイヤ用スパイクの構成を説明する。
図3(a);(b)に示すように、タイヤ用スパイク1は、例えば金属により形成され、中心軸Xに沿った方向の一端面4側からタイヤ5のトレッド面6に形成された有底孔7に嵌め込まれて取り付けられることによってスパイクタイヤ8を形成するものであり、柱体2と、ピン3とを備える。
タイヤ用スパイク1は、それぞれ別々に形成された柱体2とピン3とを組み合わせて形成されたり、柱体2とピン3とが一体に形成されて構成される。
柱体2は、例えばシャンク(柄)又はボディと呼ばれ、中心軸Xに沿った方向の一端面4側から有底孔7に嵌め込まれて取り付けられる。柱体2は、少なくとも一端面4側が有底孔7に嵌め込まれる。即ち、柱体2の一端面4側あるいは柱体2の全体が有底孔7に嵌め込まれて取り付けられる。
柱体2は、柱部10と柱部10の一端に設けられたフランジ11とを備える。柱部10の他端部が大径円柱部12により形成され、柱部10の一端部が大径円柱部12の径よりも小径の小径円柱部13により形成される。即ち、柱部10は、大径円柱部12の円周面の一端縁と小径円柱部13の円周面の他端縁とが円錐状面14で繋がれた二段径の柱体により構成される。フランジ11は大径円柱部12よりも大径の円形板により形成され、有底孔7の底部に形成された係合孔部15に係止することで抜止めとして機能する。
有底孔7の径は大径円柱部12の径よりも小さく形成され、図外の機械を用いて柱体2を有底孔7内に圧入することにより、タイヤ用スパイク1が有底孔7に取り付けられてスパイクタイヤ8が形成される。
ピン3は、柱体2よりも小径に形成され、柱体2の他端面20より突出して柱体2の中心軸Xに沿った方向に延長するように設けられる。ピン3、大径円柱部12、小径円柱部13、フランジ11の中心軸は、同一である。
ピン3は、柱体2の他端面20より突出して柱体2の中心軸Xに沿った方向に延長する円柱体21(図2において想像線(二点鎖線)で示す)をベースにして形成されたものである。
即ち、ピン3は、円柱体21の突出端側である他端面と円柱体21の周面とに跨る部分を除去した窪み部22を備えた異形柱体により形成される。換言すれば、窪み部22は、円柱体21の他端面と円柱体21の周面とに跨る部分が抉られたような形状で円柱体21の周面から中心軸Xに近付く方向に形成された凹部である。
そして、ピン3を形成する異形柱体の他端面23と窪み部22の窪み面24との境界線25が円柱体21の周面から中心軸Xに近付くように湾曲する円弧曲線のような曲線により形成され、窪み部22の窪み面24が湾曲面により形成される。
窪み部22は、ピン3を形成する異形柱体の他端面23から柱体2の他端面20まで連続する窪み(凹部)により形成され、当該窪みの断面形状(即ち、ピン3の中心軸Xと直交する断面形状)は、ピン3の他端面23から柱体2の他端面20に渡ってどこでも同じ形状である。
ピン3は窪み部22を例えば4つ備え、当該4つの窪み部22が、円柱体21の周面において当該円柱体21の中心軸Xを中心として円柱体21の周方向に等角度間隔、即ち、90°隔てて設けられた構成である。換言すれば、ピン3の中心軸Xを中心としてタイヤ用スパイク1を初期状態から90°回転させる毎に、ピン3の他端面23の形状が十字状のような同一形状となるように構成される。
また、ピン3は、ピン3の他端面23と窪み部22との境界線25が円柱体21の周面から中心軸Xに近付くように湾曲する湾曲線により形成され、窪み部22の窪み面24が円柱体21の周面から中心軸Xに近付くように湾曲する湾曲面により形成される。
従って、ピン3は、ピン3の他端面23である平面とピン3の周面26(円柱体21の残った周面)である湾曲面と窪み部22の窪み面24である湾曲面との境界により形成された角30を備えた構成となる。当該角30は、3つの平面の境界により形成される角柱の角と比べてより鋭利となり、当該角30により局所的にエッジ圧が高まるので、氷面への貫入力が高まる。
実施形態1のタイヤ用スパイク1によれば、円柱体21を基にして形成されたピン3であって、円柱体21の突出端側である他端面と円柱体21の周面とに跨る部分を除去した窪み部22を有した異形柱体により形成されたピン3を備えたので、円柱や角柱により形成されたピンと比べて、重量低減を図れるとともに投影エッジ成分H(ピン3では円柱体21の直径の長さに相当(図2参照))を大きくでき、しかも、角30を備えるので、氷面への貫入力も向上する。よって、重量を軽減できるとともに引っかき力(氷上性能)を向上できるタイヤ用スパイク1となる。
実施形態2
図4に示すような柱体2Aを備えたタイヤ用スパイク1であってもよい。
即ち、実施形態1の構成に加えて、実施形態1での柱体2の他端面20を形成する大径円柱部12の円形の他端面と柱体2の周面2aを形成する大径円柱部12の円柱周面とに跨る部分を除去した柱体側窪み部41を有した柱体2Aを備えた構成のタイヤ用スパイク1としてもよい。
柱体側窪み部41は、例えば、実施形態1での柱体2の他端面20において両端が柱体2の他端面20の円形の円周縁に到達して他端面20と柱体側窪み部41との境界線42となる湾曲線を基準にして、他端面20の円形の円周縁付近の一部が柱体2の他端面20と柱体2の周面2aとに跨って抉り取られるようにして除去されて形成される。
柱体側窪み部41の窪み面43は例えば湾曲面に形成される。
従って、柱体2Aは、柱体2Aの他端面20である平面と柱体2Aの周面2aである湾曲面と柱体側窪み部41の窪み面43である湾曲面との境界により形成された角50を備えた構成となる。当該角50は、3つの平面の境界により形成される角柱の角と比べてより鋭利となり、当該角50により局所的にエッジ圧が高まるので、氷面への貫入力が高まる。
また、柱体側窪み部41は例えば4つ設けられ、当該4つの柱体側窪み部41が、柱体2の中心軸Xを中心として柱体2の周方向に等角度間隔、即ち、90°隔てて設けられた構成である。
そして、例えば、柱体2Aの他端面20と柱体側窪み部41との境界線42となる湾曲線とピン3の他端面23と窪み部22との境界線25となる湾曲線とが柱体2Aの中心軸Xを通る一直線aと交差するように窪み部22と柱体側窪み部41とが配置された構成とすれば、柱体2のピン3の角30と柱体2の角50との相乗効果によって氷面への貫入力が向上する。特に、柱体2の他端面20と柱体側窪み部41との境界線42となる湾曲線の中心とピン3の他端面23と窪み部22との境界線25となる湾曲線の中心とが柱体2Aの中心軸Xを通る一直線a上に位置するように構成すれば、柱体2のピン3の角30と柱体2Aの角50との相乗効果による氷面への貫入力がより向上する。つまり、柱体側窪み部41と窪み部22とが柱体2Aの中心軸Xに向けて同一方向に窪む構成とする。
実施形態2のタイヤ用スパイク1によれば、実施形態1で説明した窪み部22を有したピン3と柱体側窪み部41を有した柱体2Aとを備えたので、柱体2より軽量の柱体2Aとなることでタイヤ用スパイク1の重量を低減でき、かつ、ピン3の角30と柱体2Aの角50との相乗効果により氷面への貫入力も向上する。よって、実施形態1と比べて、さらに重量を軽減できるとともに、さらに引っかき力を向上できるタイヤ用スパイク1を提供できる。
実験結果を以下に示す。
試験方法:
・30km/hから0km/hまで減速するのに要した時間を計測して氷上ブレーキ性能を評価した。
・0km/hから20km/hまで加速するのに要した時間を計測して氷上トラクション性能を評価した。
試験車両:VW Golf6
タイヤサイズ:205/55R16
試験体:
試験体1=ピンが円柱体、ピンの直径2mmのタイヤ用スパイク
試験体2=ピンが円柱体、ピンの直径3mmのタイヤ用スパイク
試験体3=ピンが断面十字形状の柱体、ピンの最大径3mmのタイヤ用スパイク
試験体4=実施形態1のタイヤ用スパイク(直径3mmの円柱体21をベースに形成したピン3を備えたもの)
試験体5=実施形態2のタイヤ用スパイク(試験体4のタイヤ用スパイクの柱体2を柱体側窪み部41を有した柱体2としたもの)
以上の条件で実験した結果は以下の通りである。
氷上ブレーキ性能は、試験体1の評価値を100とすると、試験体2の評価値は103、試験体3の評価値は104、試験体4の評価値は106、試験体5の評価値は107であった。
氷上トラクション性能は、試験体1の評価値を100とすると、試験体2の評価値は105、試験体3の評価値は106、試験体4の評価値は108、試験体5の評価値は109であった。
即ち、実施形態1;2のタイヤ用スパイク1は、軽量化を実現できるとともに、氷上ブレーキ性能、氷上トラクション性能のいずれにおいても、優れた性能を発揮できることが証明された。
特に、3つの平面の境界により形成される角を有したピンを持つ試験体3のタイヤ用スパイクと比較して、平面と湾曲面と湾曲面との境界により形成される角30を有したピン3を持つ実施形態1のタイヤ用スパイクの方が、氷上ブレーキ性能、氷上トラクション性能のいずれにおいても優れていることがわかった。そして、角50を有した柱体2を持つ実施形態2のタイヤ用スパイクは、実施形態1のタイヤ用スパイクと比べて、氷上ブレーキ性能、氷上トラクション性能がさらに向上することがわかった。
実施形態3
図5に示すようなピン3Aを備えたタイヤ用スパイク1であってもよい。即ち、周方向において互いに隣り合う窪み部22と窪み部22との間に、円柱体21の他端面と周面とに跨る小窪み部32が設けられた異形柱体により形成されたピン3Aを備えたタイヤ用スパイク1である。尚、小窪み部32は、窪み部22よりも窪み量が小さい。ピン3Aを形成する異形柱体の他端面23と小窪み部32の窪み面33との境界線34は、円柱体21の周面から中心軸Xに近付くように湾曲する円弧曲線のような曲線により形成される。また、小窪み部32は、ピン3Aを形成する異形柱体の他端面23から柱体2の他端面20まで連続する窪み(凹部)により形成され、当該窪みの断面形状(即ち、ピン3Aの中心軸Xと直交する断面形状)は、ピン3Aの他端面23から柱体2の他端面20に渡ってどこでも同じ形状である。
実施形態3のタイヤ用スパイク1の場合、実施形態1と同様に、重量低減を図れるとともに投影エッジ成分Hを大きくできる。また、小窪み部32を備えたことで、実施形態1と比べてピン3Aの軽量化が図れる。さらに、平面と湾曲面と湾曲面との境界により形成される角30の数を多くできるので、氷面への貫入力もより向上する。
実施形態4
に示すようなピン3Bを備えたタイヤ用スパイク1であってもよい。即ち、窪み部22を3つ備え、当該3つの窪み部22が、円柱体21の周面において当該円柱体21の中心軸Xを中心として円柱体21の周方向に等角度間隔、即ち、120°隔てて設けられた構成のピン3Bを備えたタイヤ用スパイク1であってもよい。換言すれば、ピン3Bの中心軸Xを中心としてタイヤ用スパイク1を初期状態から120°回転させる毎に、ピン3Bの他端面23の形状が三角形のような同一形状となるように構成されたものである。
実施形態4のタイヤ用スパイク1の場合、実施形態1と同様に、重量低減を図れるとともに投影エッジ成分Hを大きくでき、しかも、角30を備えるので、氷面への貫入力も向上する。特に、窪み部22を大きくできるので、軽量化の面で有利である。
実施形態5
実施形態3のピン3Aと実施形態2の柱体2Aとを備えた構成のタイヤ用スパイク1とすれば、実施形態1と比べて、より重量を軽減できるとともに、より引っかき力を向上できるタイヤ用スパイク1を提供できる。
実施形態6
また、実施形態4のピン3Bと実施形態2の柱体2Aとを備えた構成のタイヤ用スパイク1とすれば、実施形態4と比べて、より重量を軽減できるとともに、より引っかき力を向上できるタイヤ用スパイク1を提供できる。
尚、実施形態5;6において、柱体2Aの他端面20と柱体側窪み部41との境界線42となる湾曲線とピン3A;3Bの他端面23と窪み部22との境界線25となる湾曲線とが中心軸Xを通る一直線と交差するように窪み部22と柱体側窪み部41とが配置された構成とすれば、柱体2Aのピン3A;3Bの角30と柱体2Aの角50との相乗効果によって氷面への貫入力が向上する。
尚、ピンの他端面23は、湾曲面に形成されてもよい。この場合、湾曲面と湾曲面と湾曲面との境界により形成される角を有したピンを持つタイヤ用スパイクとなり、当該角により局所的にエッジ圧が高まるので、氷面への貫入力が高まる。
また、ピンの他端面23と窪み部22や小窪み部32との境界線が複数の直線(円柱体21の他端面の円周から中心軸Xの方向に向けて延長する直線)により形成された構成のピンを備えたタイヤ用スパイクであってもよい。この場合、ピンは、ピンの他端面(平面又は湾曲面)とピンの周面(円柱体21の残った周面)である湾曲面と窪み部の窪み面である平面(円柱体21の周面から中心軸Xの方向に向けて延長する平面)との境界により形成された角を備えた構成となるので、当該角は、3つの平面の境界により形成される角柱の角と比べてより鋭利となり、当該角により局所的にエッジ圧が高まるので、氷面への貫入力が高まる。
従って、本願発明において、窪み部22や小窪み部32は、窪み面が、円柱体21の周面から中心軸Xに近付くように窪む曲面により形成された構成の凹部、又は、円柱体21の周面から中心軸Xの方向に向けて延長する複数の平面を有した構成の凹部を意味する。
また、窪み部22の数を2つとしてもよい。この場合、窪み部22を円柱体21の周方向に等角度間隔、即ち、180°隔てて設けた構成とすることが好ましい。また、窪み部22の数は1つでもよい。
また、上記実施形態では、異形柱体の他端面23から柱体2の他端面20まで連続する窪み(凹部)により形成された窪み部22を有したピンを説明したが、窪み部22は柱体2の他端面20まで連続していなくてもよい。
1 タイヤ用スパイク、2 柱体、3;3A;3B ピン、4 柱体の一端面、
5 タイヤ、6 トレッド面、7 有底孔、20 柱体の他端面、
21 円柱体、22 窪み部、23 ピンの他端面、25 境界線、
32 小窪み部、X 中心軸。

Claims (3)

  1. 中心軸に沿った方向の一端面側からタイヤのトレッド面に形成された有底孔に嵌め込まれてトレッド面に取り付けられる柱体と、前記柱体の中心軸に沿った方向の他端面より前記中心軸に沿った方向に突出するピンとを備え、
    前記ピンは、前記柱体の他端面より突出して前記柱体の中心軸に沿った方向に延長する円柱体の他端面と周面とに跨る部分を除去した窪み部を複数備え、かつ、周方向において互いに隣り合う窪み部と窪み部との間に、前記円柱体の他端面と周面とに跨る部分を除去した前記窪み部よりも窪み量の小さい小窪み部が設けられた異形柱体により形成されたことを特徴とするタイヤ用スパイク。
  2. 前記ピンの他端面と前記窪み部との境界線が曲線により形成され、前記窪み部の窪み面が湾曲面により形成されたことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ用スパイク。
  3. 記柱体の他端面と前記柱体の周面とに跨る部分を除去した柱体側窪み部を備え、前記柱体の他端面と前記柱体側窪み部との境界線と前記ピンの他端面と前記窪み部との境界線とが前記柱体の中心軸を通る一直線と交差するように前記窪み部と前記柱体側窪み部とが配置されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ用スパイク。
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