JP5702862B2 - 電流検出回路モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、電流導線に流れる電流を検出する電流検出回路モジュールに関する。
電動車両には、駆動モータ、又はジェネレータ(発電機)を制御する三相インバータ回路モジュールが搭載されている。なお、以下の説明では、駆動モータ、及びジェネレータを特に区別する必要が無い場合は、これらを三相回転電機と称することにする。
一般に、三相インバータ回路モジュール80は、図13に示すように、三相回転電機81を駆動するパワーモジュールとしての三相インバータ回路82と、主バッテリ83から三相インバータ回路82に供給される電圧を安定化させる平滑コンデンサ84と、上記三相インバータ回路82を制御する三相インバータ制御回路部85と、三相回転電機に流れる電流を検出して三相インバータ制御回路部85に出力する電流検出回路モジュール86と、を備えている。
三相インバータ回路82は、例えばIGBT等のスイッチング素子87を直列に接続して成る上下アームを主バッテリ83に対し三相分並列に接続し、スイッチング素子87の直列接続点から延びるバスバー88を通じて交流電力を出力する回路である。三相回転電機81には、U相、V相、W相ごとに相端子(図示せず)が設けられており、各相端子に三相インバータ回路82から延びる電流導線としてのバスバー88が接続され、三相回転電機81に交流電力が供給される。
電流検出回路モジュール86は、電流センサたる磁気検出素子93(図14(A)、図14(B)参照)と、各種回路とをモジュール化して成り、三相回転電機のU相、V相、W相ごとに設けられ、各相の電流を検出して三相インバータ制御回路部85に出力する。
三相インバータ制御回路部85は、各相の電流値と、角速度検出センサ(図示せず)により検出される角度や角速度などから三相回転電機81を駆動するPWM信号を発生する制御回路90と、このPWM信号にしたがって三相インバータ回路82を駆動するパワーモジュール駆動回路91を備えて構成されている。
また一般に、電流検出回路モジュール86は、図14(A)に示すようにバスバー88を囲み、一部にギャップ97を有する環状の磁性コア92と、ギャップ内の磁束密度を検出する磁気検出素子93と、この磁気検出素子の電気出力を整える差動アンプ94と、磁気検出素子93に駆動電流を供給する定電流源95と、この定電流源95、及び差動アンプ94の両者、或いは、いずれかに、電流検出感度補正のための補正を行う補正回路96とを備えている。さらに、図14(B)に示すように、差動アンプ94の出力をフィードバックして、磁性コア92に取り付けた補正コイルに電流を流し、これによってリニアリティとヒステリシスを補正するようにした電流検出回路モジュール186も知られている。
磁気検出素子93には、具体的には、ホール素子や磁気抵抗(MR)素子(GMR、TMRなどを含む)、及び信号増幅器(アンプ)などを含んだICをワンパッケージ化して成るものが広く用いられている。
ところで、従来、三相インバータ回路モジュール80においては、電流検出回路モジュール86と三相インバータ制御回路部85の接続部分の部品実装数の削減のため、並びに耐ノイズ性向上のために、電流検出回路モジュール86を三相インバータ制御回路部85と一体化した構造が各種提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1には、三相インバータ制御回路部85の制御回路90を実装した基板(不図示)に磁性コア92や磁気検出素子93、差動アンプ94を実装し、この基板に平行にバスバーを延在させた構造が開示されている。
また特許文献2には、制御回路を実装した基板に磁気検出素子93や差動アンプ94を実装するとともに、磁性コアを、基板に設ける基板側コアとバスバーに設けるバスバー側コアとに分け、これら基板に設けた基板側コアと、バスバーに設けたバスバー側コアとを近接配置した構造が開示されている。
特許文献3には、制御回路を実装した基板に磁気検出素子93や差動アンプ94を実装するとともに、固定治具を用いて磁性コアを基板に固定し、この磁性コアにバスバーを通す構造が開示されている。
特許第3734122号公報 特開2005−300170号公報 特開2007−147565号公報
しかしながら、上記特許文献1、及び特許文献2の構造においては、磁気検出素子の電流検出感度を補正する場合、磁性コアと磁気検出素子が別構成のため、組み立てるまで電流検出自体ができないので補正ができない。このため、三相インバータ回路モジュール80のモジュールが組み立てられてから電流検出感度の補正を行うこととなるが、そうすると、電流検出感度の補正が十分でなくなる場合が多々あり、また組み立ての最終段階で不具合が発生した場合には仕掛損失が増大する、といった問題がある。
これに対して、特許文献3の構造によれば、制御回路を実装した基板の外に磁性コアを固定治具で固定する構造であるため、電流検出感度の補正用の導体を磁性コアに通すことで、バスバーを磁性コアに通すことなく、基板単体で電流検出感度の補正を行うことができる。
しかしながら、磁性コアが基板の外に設けられているため、機械的な衝撃に弱い構造となっていた。特に、電動車両では駆動による衝撃が大きいため、駆動時の耐機械的衝撃性が強く望まれていることから、電動車両に使用できないといった問題がある。
このように、制御回路を実装した基板と、電流検出回路モジュール86とを一体化した従来の構造では、上述の問題を有することから、最適値製造や仕掛損失低減のために、依然として、基板と、電流検出回路モジュール86とを別体にして製造しているのが現状である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、完成品の組み立ての前に電流検出感度の補正をすることができ、なおかつ、高い耐機械的衝撃性を実現できる電流検出回路モジュールを提供することを目的とする。
この明細書には、2011年8月31日に出願された日本国特許出願・特願2011−188301の全ての内容が含まれる。
上記目的を達成するために、本発明は、パワーモジュールを制御する制御回路を実装した制御回路基板と、前記パワーモジュールから延びる複数の電流導線のそれぞれに設けられ、前記電流導線を囲み、一部にギャップを有する磁性コアと、それぞれの前記磁性コアの前記ギャップの中に配置された磁気検出素子と、前記磁気検出素子の各々の出力が入力され、当該入力に応じて前記制御回路に前記電流導線の各々に流れる電流値の検出信号を出力する検出回路と、を備え、前記制御回路基板に前記検出回路を実装した電流検出回路モジュールであって、前記制御回路基板には、前記電流導線の各々を基板面に垂直に配置する切り欠き、或いは貫通孔による通し部を備え、前記通し部を通る電流導線を囲むように前記磁性コアの各々を前記制御回路基板に設け、当該磁性コアの各々のギャップの中に位置するように前記磁気検出素子の各々を前記制御回路基板に設け、複数の前記磁気検出素子の各々が、対応する電流導線を同一方向から挿入可能に前記制御回路基板の同一基板面の側に整列配置され、かつ、前記検出回路が、前記磁気検出素子の整列方向に対し前記電流導線と反対の側に配置されたことを特徴とする。
本発明によれば、制御回路、及び検出回路を実装した制御回路基板に、磁性コア、及び磁気検出素子を一緒に実装し、なおかつ、この制御回路基板には、検出対象の電流導線を通す通し部を設ける構成としたため、パワーモジュールの電流導線に代えて、感度補正用の電流を流す導体を通し部に通すことで、当該パワーモジュールを組み立てなくとも制御回路基板だけで磁気検出素子の感度を補正することができる。これにより、出荷検査工程の簡略化を行うことができ、仕掛損失を抑圧し、なおかつフレキシブル生産に貢献できる。
さらに磁性コアが制御回路基板に実装されることで、機械的衝撃に対する耐性が高められる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、前記制御回路基板の面内に収まるように前記磁性コアを配置したことを特徴とする。
本発明によれば、磁性コアを制御回路基板の面内に収めたため、磁性コアと制御回路基板の接触面積を最大として、機械的衝撃に対する耐性を最大限に高められる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、記磁気検出素子のそれぞれの出力を補正して前記検出回路に出力し、或いは前記検出回路が出力する各磁気検出素子の検出信号のそれぞれを補正して出力する補正回路を前記制御回路基板に実装したことを特徴とする。
本発明によれば、複数の磁気検出素子のそれぞれを補正する補正回路が1つに集積されるため、部品実装数を大幅に削減できる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、制御回路基板の面上に前記磁性コアを配置したことを特徴とする。
本発明によれば、制御回路基板の両面を効率良く使うことができ、また制御回路の実装面のレイアウトの自由度が高められる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、前記制御回路基板の表裏面に貫通させて前記磁性コアを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、制御回路基板の面からの磁性コアの出幅を抑えることができ、また磁性コアによって制御回路基板の剛性が高められる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、前記磁性コアを平面視略コ字状の第1磁性コア、及び第2磁性コアに分割し、前記制御回路基板を挟んで上下に前記第1及び第2磁性コアを、当該第1及び第2磁性コアの開放端部同士が平面視で重なるように配置し、当該第1及び第2磁性コアの開放端部の間に前記磁気検出素子を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、制御回路基板の両面を効率良く使うことができ、また制御回路の実装面のレイアウトの自由度が高められる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、前記磁性コアを制御回路基板に電気的に接地したことを特徴とする。
本発明によれば、磁性コアと制御回路基板の間にある容量、及び磁性コアと磁気検出素子との間の容量を削減することができ、電流導線に印加された電圧に起因する静電誘導ノイズの影響を減らすことができる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、前記補正回路は、前記磁気検出素子のそれぞれの出力を増幅して前記検出回路に出力するアンプと、前記アンプのゲインを前記磁気検出素子ごとに調整するための抵抗値をデジタル設定可能な可変抵抗器と、前記磁気検出素子のそれぞれの出力のオフセットを調整するための直流電圧をデジタル設定可能な直流電圧可変電源と、前記可変抵抗器、及び前記直流電圧可変電源に対して、前記ゲイン、及び前記オフセットの調整値を前記磁気検出素子ごとに設定する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、デジタル式に補正できるため、例えばトリミング抵抗等を用いて抵抗値を可変して補正するアナログ式の補正に比べて、正確に、かつ再設定が可能になる。また、これらアンプ、可変抵抗器、直流電圧可変電源、及び制御手段をモノリシックデバイスとして構成することができ、1つの回路に集積することで、デジタル方式の補正をおこないつつも、部品実装数とコストの削減を図ることができる。
なお、上記アンプのゲインは、磁気検出素子に流す電流値を変えることでも補正する等の他の手法によっても補正することが可能であり、磁気検出素子の感度に応じてアンプのゲインを補正する補正回路をモノリシックデバイスとして構成し1つの回路に集積することもできる。
また本発明は、上記電流検出回路モジュールにおいて、前記制御回路基板には、前記磁気検出素子のそれぞれに定電流を供給する定電流源と、前記磁気検出素子のそれぞれの出力が入力され、それぞれを増幅して前記補正回路に出力する差動アンプと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、磁気検出素子ごとに必要な定電流源、及び差動アンプのそれぞれが集積されるため、部品実装数とコストの削減ができる。
本発明によれば、制御回路、及び検出回路を実装した制御回路基板に、磁性コア、及び磁気検出素子を一緒に実装し、なおかつ、この制御回路基板には、検出対象の電流導線を通す通し部を設ける構成としたため、パワーモジュールの電流導線に代えて、感度補正用の電流を流す導体を通し部に通すことで、当該パワーモジュールを組み立てなくとも制御回路基板だけで磁気検出素子の感度を補正することができる。これにより、出荷検査工程の簡略化を行うことができ、仕掛損失を抑圧し、なおかつフレキシブル生産に貢献できる。
さらに磁性コアが制御回路基板に実装されることで、機械的衝撃に対する耐性が高められる。
また本発明において、前記制御回路基板の面内に収まるように前記磁性コアを配置することで、磁性コアと制御回路基板の接触面積が最大となり、機械的衝撃に対する耐性を最大限に高められる。
また本発明において、前記パワーモジュールから延びる複数の電流導線のそれぞれに対して、前記磁性コア、及び前記磁気検出素子を有し、前記磁気検出素子のそれぞれの出力を補正して前記検出回路に出力し、或いは前記検出回路が出力する各磁気検出素子の検出信号のそれぞれを補正して出力する補正回路を前記制御回路基板に実装することで、複数の磁気検出素子のそれぞれを補正する補正回路が1つに集積され、部品実装数を大幅に削減できる。
また本発明において、制御回路基板の面上に前記磁性コアを配置することで、制御回路基板の両面を効率良く使うことができ、また制御回路の実装面のレイアウトの自由度が高められる。
また本発明において、前記制御回路基板の表裏面に貫通させて前記磁性コアを設けることで、制御回路基板の面からの磁性コアの出幅を抑えることができ、また磁性コアによって制御回路基板の剛性が高められる。
また本発明において、前記磁性コアを平面視略コ字状の第1磁性コア、及び第2磁性コアに分割し、前記制御回路基板を挟んで上下に前記第1及び第2磁性コアを、当該第1及び第2磁性コアの開放端部同士が平面視で重なるように配置し、当該第1及び第2磁性コアの開放端部の間に前記磁気検出素子を設けることで、制御回路基板の両面を効率良く使うことができ、また制御回路の実装面のレイアウトの自由度が高められる。
また本発明において、前記磁性コアを制御回路基板に電気的に接地することで、磁性コアと制御回路基板の間にある容量、及び磁性コアと磁気検出素子との間の容量を削減することができ、電流導線に印加された電圧に起因する静電誘導ノイズの影響を減らすことができる。
図1は、本発明の実施形態に係る三相インバータ回路モジュールの構造を模式的に示す図である。 図2は、図1における電流検出回路モジュールの近傍を拡大して示す図であり、(A)は側面視図、(B)は平面視図である。 図3は、電流検出感度補正時の電流検出回路モジュールの構成を示す図である。 図4は、磁気検出素子、及び電流センサ用回路の構成を示す回路図である。 図5は、補正回路の構成を示す回路図である。 図6は、制御回路基板への磁性コアの実装態様の変形例を示す図である。 図7は、制御回路基板への磁性コアの実装態様の変形例を示す図である。 図8は、制御回路基板への磁性コアの実装態様の変形例を示す図である。 図9は、制御回路基板への磁性コアの実装態様の変形例を示す図である。 図10は、制御回路基板の通し部の変形例を示す図である。 図11は、制御回路基板への磁気検出素子の実装態様の変形例を示す図である。 図12は、電流検出回路モジュールの変形例を示す回路図である。 図13は、従来の三相インバータ回路モジュールの一例を示す図である。 図14は、従来の電流検出回路モジュールの一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る三相インバータ回路モジュール1の構造を模式的に示す図である。
三相インバータ回路モジュール1は、電気自動車等の電動車両に搭載されて、駆動モータ、又はジェネレータ(以下、これらを「三相回転電機」と称し、符号3を付す)を制御するものであり、図1に示すように、パワーモジュール5と、制御用IC7と、この制御用IC7を実装した制御回路基板9と、この制御回路基板9に制御用IC7とともに実装された電流検出回路モジュール11とを備えている。
パワーモジュール5は、例えば三相インバータ回路が備えるU相、V相、及びW相ごとの上下アームを構成する一対のスイッチング素子(図13参照)をパッケージにモジュール化したものであり、三相の各相に設けられている。ただし、パワーモジュール5の構成は、上下アームの一対のスイッチング素子を一つにモジュール化した構成に限らず、上アーム、及び下アームのスイッチング素子ごとにモジュール化した構成、或いは、U相、V相、及びW相の全ての上下アームのスイッチング素子を1つにモジュール化した構成であっても良い。
制御用IC7は、各パワーモジュール5を制御する回路であり、前掲図13で説明した従来の三相インバータ制御回路部85を構成するICをワンチップ化したものであり、制御回路基板9に実装されている。
制御回路基板9は、各種配線がプリントされたプリント基板であり、横並びに配置された各パワーモジュール5の上を覆う位置に配置されている。各パワーモジュール5からは、パワーモジュール制御端子13が上方に垂直に延びて制御回路基板9を貫通し、当該制御回路基板9に形成されている配線と接続され、これにより、制御用IC7とパワーモジュール5とが電気的に接続される。
各パワーモジュール5の上面にはバスバー15が接合されている。バスバー15は、パワーモジュール5等の各種機器が接続可能な端子台16Aに導体部16Bを垂直に立設して成る。すなわち、パワーモジュール5をバスバー15の端子台16Aに取り付けると、バスバー15の導体部16Bが上方に垂直に延び、この導体部16Bの上端部17が三相回転電機3の相端子(図示せず)に接続される。なお、バスバー15は、パワーモジュール5と一体に構成されていても良く、またバスバー15の上端部17に端子台を設けても良い。
電流検出回路モジュール11は、バスバー15ごとに設けられ、バスバー15を流れる電流を検出し制御用IC7に出力する装置であり、制御用IC7は、各相の電流値と、角速度検出センサ(図示せず)により検出される角度や角速度などから三相回転電機3を駆動するPWM信号を発生し、このPWM信号にしたがって各パワーモジュール5を駆動する。
図2は、図1における電流検出回路モジュール11の近傍を拡大して示す図であり、図2(A)は側面視図、図2(B)は平面視図である。
電流検出回路モジュール11は、図1、及び図2に示すように、磁性コア21、磁気検出素子40と、各磁気検出素子40で共用される電流センサ用回路25(図2には図示せず)とを備えている。
磁性コア21は、バスバー15を囲み、一部にギャップ27を有する略環状体を成す部材であり、バスバー15に流れる電流に応じた密度の磁束をギャップ27に発生する。本実施形態の磁性コア21には、辺の一部がギャップ27として開放した断面矩形枠状(いわゆるロ字状)であって、所定の高さを有する形状の部材が用いられており、係る磁性コア21が制御回路基板9の実装面9A(図2(B)参照)に実装されている。
更に詳述すると、図2(B)に示すように、制御回路基板9の実装面9Aには、垂直に上方に延びるバスバー15を表裏に通す通し部29が設けられている。この通し部29は、制御回路基板9の縁部31の一部を切り欠いて形成されており、この通し部29に通されるバスバー15を囲むように、磁性コア21が制御回路基板9に実装されている。
なお、制御回路基板9の縁部31を切り欠いて通し部29を形成する代わりに、制御回路基板9の面内に、バスバー15が挿入される開口を形成して通し部29を設けても良い。
磁性コア21を制御回路基板9に実装する際には、磁性コア21を樹脂材で被覆した後、略環状の磁性コア21の内周面21Aが制御回路基板9の実装面9Aに垂直になるように固定する。制御回路基板9への磁性コア21の固定手法については、例えば、ねじ止め、接着剤を用いた接着、バネ等の押圧機構を用いて磁性コア21を制御回路基板9に押し付け固定する、といった手法を用いることができる。
また、磁性コア21を制御回路基板9に実装する際に、磁性コア21を制御回路基板9に電気的に接地する構成とすることで磁性コア21と制御回路基板9の間にある容量、及び磁性コア21と磁気検出素子40との間の容量を削減することができる。これにより、バスバー15(電流導線)に印加された電圧に起因する静電誘導ノイズの影響を減らすことができる。磁性コア21を電気的に制御回路基板9に接地する固定手法としては、導電性接着剤、バネ、ガスケット等による接着、制御回路基板9に直接ろう接(はんだ付けなど)をする等がある。
磁性コア21は、ギャップ27が制御回路基板9の実装面9A内に位置する姿勢で実装され、このギャップ27の中に磁気検出素子40が実装されている。
磁気検出素子40は、ホール素子、或いは磁気抵抗(MR)素子(GMR、TMRなどを含む)等であり、本実施形態ではホール素子が用いられている。また、ホール素子に代えて、ロックインアンプ機能やオフセット補正回路を備えたホールICを用いることもできる。また、図2(A)に示すように、磁気検出素子40は、素子部32と、この素子部32の底部から下方に垂直に延びる端子部33とを備えている。
制御回路基板9の実装面9Aには、ギャップ27の中の略中央位置に、端子部33を挿入する挿入孔(図示せず)が形成されている。この挿入孔に端子部33を挿入することで、素子部32がギャップ27の中の略中央位置に、制御回路基板9の実装面9Aに垂直に立設し、ギャップ27に生じる磁束を素子部32でムラ無く正確に検知して正確な電流測定が行われる。
電流センサ用回路25は、各相のバスバー15に対応して設けた磁気検出素子40のそれぞれの出力に基づいて、各バスバー15の電流値の検出信号を生成し、それぞれを制御用IC7に出力する回路であり、後述する補正回路43、及び検出回路44(いずれも図4参照)を備えている。
本実施形態では、図1に示すように、各磁気検出素子40に共通に1個の電流センサ用回路25が用いられ、制御回路基板9の実装面9Aに実装され、実装面9Aにプリントされた配線を通じて制御用IC7と接続されている。
なお、電流センサ用回路25を磁気検出素子40ごとに個別に設けても良いことは勿論である。
このように、三相インバータ回路モジュール1では、制御用IC7を実装した制御回路基板9に電流検出回路モジュール11を実装しつつ、制御回路基板9に表裏にバスバー15を通す通し部29を設け、通し部29を通るバスバー15を電流検出回路モジュール11が備える磁性コア21が囲むように実装したため、モジュール組み立て前でも、制御回路基板9単体で電流検出回路モジュール11の電流検出感度の補正を行うことができる。
電流検出感度補正の手順について具体的には、先ず、制御用IC7、及び電流検出回路モジュール11(上記磁性コア21、磁気検出素子40、及び電流センサ用回路25)を制御回路基板9に実装する。その後、図3に示すように、制御回路基板9の通し部29にバスバー15を制御回路基板9の実装面9Aに垂直に通して磁性コア21に対してバスバー15を垂直に配置しつつ、バスバー15の端部に基準電流源50を接続する。基準電流源50は、基準のテスト電流を出力する電流電であり、かかる電流がバスバー15に流れることで、電流検出回路モジュール11の磁性コア21のギャップ27にテスト電流に応じた磁束が発生し、この磁束の密度に応じた信号が磁気検出素子40から電流センサ用回路25に出力される。
電流検出感度補正は、テスト電流をバスバー15に流した状態で磁気検出素子40からの出力を補正することで感度が補正され、かかる補正により得られた各種パラメータの補正値が、電流センサ用回路25の補正回路43に記録される。なお、制御回路基板9に別途に設けた記憶素子に補正値を記憶しても良い事は勿論である。
次いで、上述の磁気検出素子40、及び電流センサ用回路25について詳述する。
図4は、磁気検出素子40、及び電流センサ用回路25の構成を示す回路図である。
磁気検出素子40は、図4に示すように、この磁気検出素子40を駆動する安定化電源45と、磁気検出素子40の出力を増幅する差動アンプ42とともに電流検出回路部23を構成し、また、この電流検出回路部23と磁性コア21とを備えて、制御回路基板9に実装される電流検出装置24(図1)が構成される。
安定化電源45は、安定化電圧源、及び安定化電流源のいずれかを含み、ホール素子たる磁気検出素子40を磁束密度に対する出力特性の直線性が得られるように駆動する。
なお、同図において、Vrefは、例えば所定電圧(例えば5V)の基準電圧である。また、差動アンプ42、及び安定化電源45については、図1等の他の図において図示を省略している。
ここで、従来においては、それぞれの電流検出回路部23の中に、通常、磁気検出素子40の感度を補正するための素子が含まれている。係る感度補正は、差動アンプ42の非反転入力に接続される抵抗素子(図示せず)の抵抗値を変えることが一般的であり、この抵抗素子には、抵抗値が適宜に調整可能なトリミング抵抗等の素子が広く用いられる。
しかしながら、この構成では、それぞれの電流検出回路部23の抵抗素子を補正する必要があり、補正作業が繁雑となり、またトリミング抵抗による感度補正は、物理的加工等のプロセスにより抵抗値を変えて補正するアナログ方式の補正であるから補正精度にも限界があり、また補正の再設定ができない。
そこで本実施形態では、アナログ方式で補正するのではなく、デジタル方式での感度補正を可能にしている。デジタル方式で補正することで、アナログ方式での補正に比べ、補正値の書き込みに特別な設備を必要とせず、何度でも補正値の書き換えが可能であり、また、フィードバック制御による最適点への追い込み(最適点を与える補正値の特定)が可能である、といったメリットが得られる。
ただし、デジタル方式での感度補正の実現に際し、電流検出回路部23の抵抗素子をデジタルポテンショメータ等の抵抗値可変なデジタルデバイスに置き換えただけであると、補正値を記憶するための不揮発性メモリやデジタル制御回路などが必要となり、回路規模が大きくなり、さらには、不揮発性メモリやデジタル制御回路を動かす、電源と制御回路が必要になる、といったことから、部品点数の増大、及びコストアップを招くといったデメリットを生じる。
そこで本実施形態では、図4に示すように、各電流検出回路部23に、磁気検出素子40の感度補正のための部品を組み込むのではなく、各電流検出回路部23の磁気検出素子40の感度を補正する集積化した補正回路43を、各電流検出回路部23の後段に設ける構成としている。さらに、この補正回路43は、電流検出回路部23の信号に基づいて電流値の検出信号を生成して出力する検出回路44とともに集積化されて電流センサ用回路25として構成されており、部品点数の大幅な削減が実現されている。
図5は、デジタル方式で磁気検出素子40の感度を補正する補正回路43の構成例を示す回路図である。
本実施形態の補正回路43は、各電流検出回路部23から出力される信号に対する補正として、ゲイン補正、及びオフセット補正を行うものであり、図5に示すように、アンプ部60と、デジタル制御部67と、不揮発性メモリ68とを備えている。
アンプ部60は、電流検出回路部23の信号を増幅するアンプ61と、当該アンプ61のゲインを調整するための抵抗値をデジタル設定可能な可変抵抗器としてのデジタルポテンショメータ62と、電流検出回路部23の信号のオフセットを調整するための直流電圧をデジタル設定可能な直流電圧可変電源63とを有する補正ユニット64を、各電流検出回路部23の入力ごとに備え、デジタルポテンショメータ62の抵抗値に基づいてゲイン補正が行われ、また直流電圧可変電源63の電圧に基づいてオフセット補正が行われる。
不揮発性メモリ68は、伴い各デジタルポテンショメータ62の抵抗値、及び各直流電圧可変電源63の電圧値を、磁気検出素子40の感度の補正値として記憶する。かかる補正値は、出荷検査工程時等に行われる磁気検出素子40の感度補正作業によって不揮発性メモリ68に書き込まれる。
デジタル制御部67は、例えばマイコンを含んで構成され、不揮発性メモリ68の補正値をデジタルポテンショメータ62、及び直流電圧可変電源63に出力して、デジタルポテンショメータ62の抵抗値、及び直流電圧可変電源63の直流電圧として設定することで、上記ゲイン補正、及びオフセット補正をする。
補正回路43では、これらアンプ部60、デジタル制御部67、及び不揮発性メモリ68といった各デバイスがモノリシックデバイスとして構成され、各電流検出回路部23の後段に1つのICとして集積化されており、デジタル方式の補正をおこないつつも、部品実装数とコストの削減が図られている。
さらに、本実施形態では、この補正回路43が検出回路44とともに集積されて、1つの電流センサ用回路25として構成されているため、部品実装数とコストとが、より削減されている。
また、前掲図4に示すように、電流検出回路部23をディスクリート部品で構成し、各磁気検出素子40の感度をデジタル方式で補正する補正回路43を1つに集積化することができるので、各電流検出回路部23に磁気検出素子40の感度補正のための素子を含めて構成した場合に比べ、大幅な小型化とコストダウンを行うことできる。
補正回路43に温度センサを内蔵し、又は外部温度検出素子と接続することで、温度センサ又は外部温度検出素子が検出する温度情報を元に、温度補正を行う構成としても良い。
なお、補正回路43と、検出回路44とを別々に集積しても良く、また補正回路43にあっては、不揮発性メモリ68を補正回路43と別体に設けても良いことは勿論である。
以上説明したように、本実施形態によれば、制御用IC7、及び検出回路44を含む電流センサ用回路25を実装した制御回路基板9に、磁性コア21、及び磁気検出素子40を一緒に実装し、なおかつ、この制御回路基板9には、検出対象の電流導線であるバスバー15を通す通し部29を設ける構成としたため、パワーモジュール5のバスバー15に代えて、感度補正用の電流を流す導体を通し部に通すことで、当該パワーモジュール5を組み立てなくとも制御回路基板9だけで磁気検出素子40の感度を補正することができる。これにより、出荷検査工程の簡略化を行うことができ、仕掛損失を抑圧し、なおかつフレキシブル生産に貢献できる。
さらに磁性コア21が制御回路基板9に実装されることで、機械的衝撃に対する耐性が高められる。
特に本実施形態によれば、制御回路基板9の実装面9A内に収まるように磁性コア21を配置することで、磁性コア21と制御回路基板9の接触面積が最大となり、機械的衝撃に対する耐性を最大限に高められる。
さらに、磁性コア21を制御回路基板9に接地することで、磁性コア21と制御回路基板9の間にある容量、及び磁性コア21と磁気検出素子40との間の容量を削減できることができる。このことによって、バスバー15に流れる電流に起因する静電誘導ノイズの影響を減らすことができる。
また本実施形態によれば、パワーモジュール5から延びる複数のバスバー15のそれぞれに対して、磁性コア21、及び磁気検出素子40を有し、磁気検出素子40のそれぞれの出力を補正して検出回路44に出力する補正回路43を制御回路基板9に実装する構成とした。これにより、複数の磁気検出素子40のそれぞれを補正する回路が1つの補正回路43に集積され、部品実装数を大幅に削減できる。
また本実施形態によれば、補正回路43は、磁気検出素子40のそれぞれの出力を増幅して検出回路44に出力するアンプ61と、アンプ61のゲインを磁気検出素子40ごとに調整するための抵抗値をデジタル設定可能な可変抵抗器としてのデジタルポテンショメータ62と、磁気検出素子40のそれぞれの出力のオフセットを調整するための直流電圧をデジタル設定可能な直流電圧可変電源63と、デジタルポテンショメータ62、及び直流電圧可変電源63に対して、ゲイン、及びオフセットの調整値を磁気検出素子40ごとに設定する制御手段としてのデジタル制御部67と、を備える構成とした。
これにより、各磁気検出素子40の感度をデジタル式に補正できるため、例えばトリミング抵抗等を用いて抵抗値を可変してゲインを補正するアナログ式の補正に比べて、正確に、かつ再設定が可能になる。また、これらアンプ61、デジタルポテンショメータ62、直流電圧可変電源63、及びデジタル制御部67をモノリシックデバイスとして構成することができ、1つの回路に集積することで、デジタル方式の補正をおこないつつも、部品実装数とコストの削減を図ることができる。
さらに本実施形態によれば、デジタル部を集積化することができるため、部品点数の削減と半導体自体のコスト削減が可能になる。
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
例えば、制御回路基板9への磁性コア21の配置については、磁性コア21の内周面21Aが制御回路基板9の実装面9Aに垂直になる配置であれば、任意の配置の態様をとることができる。すなわち、制御回路基板9の上面(制御用IC7が実装された実装面9A)に磁性コア21を配置する代わりに、図6(A)及び図6(B)に示すように、制御回路基板9の下面(制御用IC7が実装された実装面9Aの裏側の面)に磁性コア21を配置しても良く、また、図7(A)及び図7(B)に示すように、制御回路基板9を表裏に貫通させて磁性コア21を配置しても良い。図7の構成によれば、制御回路基板9の面からの磁性コア21の出幅を抑えることができ、また磁性コア21によって制御回路基板9の剛性が高められる。
なお、図6及び図7に示す構成において、制御回路基板9を両面実装型の基板として、表裏面のそれぞれに電気回路が実装されていても良い。
また、図8(A)及び図8(B)に示すように、磁性コア21を左右に分割して平面視略コ字状の上側磁性コア121A、及び下側磁性コア121Bに2分割構成し、それぞれを対向させた状態で、開放端部22同士が重なるように制御回路基板9を挟んで上下に配置し、各開放端部22の間に磁気検出素子40を配置する構成としても良い。ただし、この構成においては、耐衝撃性を上げるため、制御回路基板9の縁部31を切欠いてバスバー15の通し部29を形成するのではなく、制御回路基板9の面内に、バスバー15が貫通する部分だけ通し孔70を開けて通し部29を構成している。
図6及び図8の構成によれば、磁性コア21の全部、又は一部が裏面側に配置されることから、制御回路基板9の表裏面のそれぞれを効率良く使うことができ、また実装面9Aの側(両面実装型の制御回路基板9にあっては表裏面の両方)のレイアウトの自由度を高めることができる。
また磁性コア21は、制御回路基板9の実装面9Aの中に収まるように配置されている必要はなく、図9に示すように、一部が制御回路基板9の縁部31から突出していても良い。
また例えば、制御回路基板9の縁部31を切り欠いて通し部29を設ける代わりに、図10に示すように、制御回路基板9の実装面9A内に、バスバー15を表裏に貫通させる貫通孔71を形成し、この貫通孔71を囲むように磁性コア21を実装しても良い。
この図10、及び前掲図1〜図3に示すように、制御回路基板9の実装面9A内に収まるように磁性コア21を配置することで、磁性コア21と制御回路基板9との接触面積を増やすことができ、機械的衝撃に対する耐性を高めた構造とすることができる。
また例えば、磁性コア21のギャップ27に磁気検出素子40を実装するに際し、図11(A)〜図11(C)に示すように、制御回路基板9の実装面9Aのうち、磁性コア21のギャップ27の外に磁気検出素子40の端子部33を取り付け、IC31がギャップ27の中心に来るように端子部33を折り曲げて実装する構成としても良い。
また例えば、磁気検出素子40、安定化電源45、及び差動アンプ42を含んで電流検出回路部23を構成し、U相、V相、及びW相ごとに設ける構成としたが、これに限らず、磁気検出素子40を除く他のアナログ回路(安定化電源45、及び差動アンプ42)を、各磁気検出素子40に共通に集積しても良い。
すなわち、本変形例に係る電流検出回路モジュール111では、図12に示すように、磁気検出素子40のそれぞれに定電流を供給する安定化電源の一態様たる定電流源75と、磁気検出素子40のそれぞれの出力信号を増幅して出力する高入力インピーダンス差動アンプ76とを、補正回路43の前段に設け、これらを基準電圧Vrefに対してスター配線する。
これにより、定電流源75と高入力インピーダンス差動アンプ76とが集積されて、部品実装数とコストの削減ができる。なお、高入力インピーダンス差動アンプ76を補正回路43と一体化しても良く、これに加えて検出回路44も一体化しても良い。
また、この図12に示すように、各磁気検出素子40、定電流源75、及び高入力インピーダンス差動アンプ76のグランド(接地)の取り位置をスター・グランド結線にし、なおかつ、アナログ回路たる高入力インピーダンス差動アンプ76の入力インピーダンスを高めることで誤動作の原因となるグランドループをなくすことができる。
なお、各磁気検出素子40と、定電流源75、高入力インピーダンス差動アンプ76、及びグランドとを結ぶ配線をペアライン化することで、ノイズを低減することができる。また、高入力インピーダンス差動アンプ76の前段にローパスフィルタ(Low Pass Filter)を配置してノイズを除去しても良い。
また例えば、磁気検出素子40の電流検出感度を補正する手段としては、ゲイン補正やオフセット補正をハードウェア(上記デジタルポテンショメータ62や直流電圧可変電源63)を用いて行うハードウェア式の補正に限らず、ソフトウェア式の補正を用いることもできる。
すなわち、ソフトウェア式の補正を用いて磁気検出素子40の感度を補正する場合、補正回路43に代えて、検出回路44が備えるA/Dコンバータから出力された値(すなわち、各相の電流値)に、磁気検出素子40の補正係数(製造出荷時等の電流検出感度補正で求められた所定値)を加算して補正し、これを電流値として出力する回路を検出回路44の後段、或いは当該検出回路44と一緒に設ける。
なお、ハードウェア式の補正は、ソフトウェア式の補正に比べて応答性、及び追従性が良好なため、これが要求される場合には、ハードウェア式の補正を用いることが望ましい。
また例えば、図4に示す電流検出回路部23の構成において、磁性コア21に差動アンプ42の出力をフィードバックする回路を設けることで、電流検出回路部23がクローズドループ構造をとってもよい。
また例えば、パワーモジュールとして、三相インバータ回路を例示したが、これに限らず、比較的大きな電流が流れる任意のパワーモジュールの電流検出に対して、本発明の電流検出回路モジュールを適用することができる。
1 三相インバータ回路モジュール
3 三相回転電機
5 パワーモジュール
9 制御回路基板
9A 実装面
7 制御用IC(制御回路)
11、111 電流検出回路モジュール
15 バスバー(電流導線)
21 磁性コア
21A 内周面
23 電流検出回路部
25 電流センサ用回路
27 ギャップ
29 通し部
32 IC部
33 端子部
40 磁気検出素子
43 補正回路
44 検出回路
45 安定化電源
61 アンプ
62 デジタルポテンショメータ(可変抵抗器)
63 直流電圧可変電源
64 補正ユニット
67 デジタル制御部(制御手段)
68 不揮発性メモリ
71 貫通孔
75 定電流源
76 高入力インピーダンス差動アンプ(アンプ)

Claims (7)

  1. パワーモジュールを制御する制御回路を実装した制御回路基板と、
    前記パワーモジュールから延びる複数の電流導線のそれぞれに設けられ、前記電流導線を囲み、一部にギャップを有する磁性コアと、
    それぞれの前記磁性コアの前記ギャップの中に配置された磁気検出素子と、
    前記磁気検出素子の各々の出力が入力され、当該入力に応じて前記制御回路に前記電流導線の各々に流れる電流値の検出信号を出力する検出回路と、を備え、
    前記制御回路基板に前記検出回路を実装した電流検出回路モジュールであって、
    前記制御回路基板には、前記電流導線の各々を基板面に垂直に配置する切り欠き、或いは貫通孔による通し部を備え、前記通し部を通る電流導線を囲むように前記磁性コアの各々を前記制御回路基板に設け、当該磁性コアの各々のギャップの中に位置するように前記磁気検出素子の各々を前記制御回路基板に設け
    複数の前記磁気検出素子の各々が、対応する電流導線を同一方向から挿入可能に前記制御回路基板の同一基板面の側に整列配置され、かつ、前記検出回路が、前記磁気検出素子の整列方向に対し前記電流導線と反対の側に配置された
    ことを特徴とする電流検出回路モジュール。
  2. 前記制御回路基板の面内に収まるように前記磁性コアを配置したことを特徴とする請求項1に記載の電流検出回路モジュール。
  3. 記磁気検出素子のそれぞれの出力を補正して前記検出回路に出力し、或いは前記検出回路が出力する各磁気検出素子の検出信号のそれぞれを補正して出力する補正回路を前記制御回路基板に実装したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電流検出回路モジュール。
  4. 前記制御回路基板の面上に前記磁性コアを配置したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電流検出回路モジュール。
  5. 前記制御回路基板の表裏面に貫通させて前記磁性コアを設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電流検出回路モジュール。
  6. 前記磁性コアを平面視略コ字状の第1磁性コア、及び第2磁性コアに分割し、前記制御回路基板を挟んで上下に前記第1及び第2磁性コアを、当該第1及び第2磁性コアの開放端部同士が平面視で重なるように配置し、当該第1及び第2磁性コアの開放端部の間に前記磁気検出素子を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電流検出回路モジュール。
  7. 前記磁性コアを制御回路基板に電気的に接地したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の電流検出回路モジュール。
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