JP5702511B1 - 指定位置検出装置 - Google Patents

指定位置検出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5702511B1
JP5702511B1 JP2014555430A JP2014555430A JP5702511B1 JP 5702511 B1 JP5702511 B1 JP 5702511B1 JP 2014555430 A JP2014555430 A JP 2014555430A JP 2014555430 A JP2014555430 A JP 2014555430A JP 5702511 B1 JP5702511 B1 JP 5702511B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
detection
input
axis
position detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014555430A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2015083196A1 (ja
Inventor
研二 田原
研二 田原
康史 関沢
康史 関沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEWCOM TECHNO INC.
Original Assignee
NEWCOM TECHNO INC.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEWCOM TECHNO INC. filed Critical NEWCOM TECHNO INC.
Application granted granted Critical
Publication of JP5702511B1 publication Critical patent/JP5702511B1/ja
Publication of JPWO2015083196A1 publication Critical patent/JPWO2015083196A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0445Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using two or more layers of sensing electrodes, e.g. using two layers of electrodes separated by a dielectric layer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/046Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by electromagnetic means
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/0416Control or interface arrangements specially adapted for digitisers
    • G06F3/04166Details of scanning methods, e.g. sampling time, grouping of sub areas or time sharing with display driving
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04106Multi-sensing digitiser, i.e. digitiser using at least two different sensing technologies simultaneously or alternatively, e.g. for detecting pen and finger, for saving power or for improving position detection

Abstract

XY座標形成部に対するタッチ座標位置を簡便に検出する。互いに交差するそれぞれ複数の線体でなるXY座標形成部11に対して駆動信号入力部21及び位置検出信号出力部31を設け、単体構成のXY座標形成部11に対して駆動信号入力部21から駆動信号を入力すると共に、反対構成のXY座標形成部11に対して位置指定手段5、6により位置を指定したとき位置検出信号出力部31から指定位置検出信号を得るようにすると共に、モード切換部12、13によってXY座標形成部11の指定位置検出モードを静電結合方式又は電磁誘導方式に切り換えるようにしたことにより、簡易な構成の指定位置検出装置を実現できる。

Description

本発明は指定位置検出装置に関し、例えばタブレット表示面を有する情報処理装置に適用して好適なものである。
タブレット表示面を有する情報処理装置は、ユーザが操作表示面上の特定の表示位置を指定することにより、当該表示位置に対応する情報の処理を簡便に実行できる手段として多用されている。
この種の情報処理装置については、ユーザが操作表示面上に指定した位置を検出する検出手段として、操作表示面に設けられた多数のループコイルに対して、並列共振回路や磁性体などを内蔵するペン形式の位置指定部材を近接させることにより、当該近接した座標位置をユーザの指定位置として検出する電磁方式の構成のものが提案されている(特許文献1、2参照)。
またこの外に、指定位置検出手段として、複数のX電極とこれに交差する複数のY電極に対して指先を静電容量結合させることによりタッチパネルのタッチ箇所の二次元座標を検出する静電容量方式の構成のものが提案されている(特許文献3、4参照)。
特開平7−44304号公報 特開2010−85378号公報 特開2010−176571号公報 特開2013−131079号公報
タブレット表示面を有する情報処理装置においては、ユーザの操作表示面上の指定位置の検出をできるだけ簡便な構成によって、できるだけ高い検出精度を維持できるようにすることが、情報処理装置の実用性を向上させる手段として有効であると共に、指先による情報入力操作と、ペン形式の位置指定部材による情報入力操作とを組み合せれば、操作表示面から多様な情報を簡便に入力できると考えられる。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、高い位置検出精度で、多様な情報を簡便に入力できるようにした位置検出装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため、請求項1の発明においては、X軸線体及びY軸線体を互いに交差させた構成を有するXY座標形成部に駆動信号入力部と位置検出信号出力部を設けると共に、駆動信号入力部及び位置検出信号出力部が設けられていない端部に第1及び第2のモード切換部を設け、駆動信号入力部、位置検出信号出力部、第1のモード切換部及び第2のモード切換部を静電結合優先検出動作させることにより、指タッチ入力操作できる期間の割合をペンタッチ入力操作に対して大きくするようにする。
また請求項5の発明においては、駆動信号入力部、位置検出信号出力部、第1のモード切換部及び第2のモード切換部を電磁誘導優先検出動作させることにより、ペンタッチ入力操作できる期間の割合を指タッチ入力操作に対して大きくするようにする。
さらに、請求項9の発明においては、駆動信号入力部、位置検出信号出力部、第1のモード切換部及び第2のモード切換部が、ユーザが静電結合検出に関する指定入力をしたか又は電磁誘導検出に関する指定入力をしたかを確認する待機動作を実行し、確認結果に応じて静電結合優先検出動作又は電磁誘導優先検出動作を実行するようにする。
本発明によれば、X軸線体及びY軸線体を互いに交差させた構成を有するXY座標形成部に駆動信号入力部と位置検出信号出力部を設けると共に、駆動信号入力部及び位置検出信号出力部が設けられていない端部に第1及び第2のモード切換部を設け、駆動信号入力部、位置検出信号出力部、第1のモード切換部及び第2のモード切換部が、静電結合優先検出動作、又は電磁誘導優先検出動作、又はユーザの静電結合検出指定入力若しくは電磁誘導検出指定入力を確認する待機動作の結果に応じて静電結合優先検出動作若しくは電磁誘導優先検出動作を実行するようにしたことにより、XY座標形成部を、ユーザの必要に応じて簡便に、指タッチ入力操作又はペンタッチ入力操作できるような指定位置検出装置を実現できる。
本発明の指定位置検出装置を適応した情報処理装置の全体構成を示すブロック図である。 図1のタブレット表示板部3の詳細構成を示す略線図である。 図1の指定位置検出部4の詳細構成を示す電気的接続図である。 図3のXY座標形成部11の構成を示す電気的接続図である。 図4のXY座標形成部11によって形成される電磁誘導方式のXY座標系の説明に供する略線図である。 図3の同期検波回路37の詳細構成を示す電気ブロック図である。 XY座標形成部11によって形成される静電結合方式のXY座標系の説明に供する略線図である。 図7の静電結合方式のXY座標系に対する指先によるタッチ操作の説明に供する略線図である。 指定位置検出モード切換処理手順を示すフローチャートである。 図9の待受検出動作モード処理SP1の説明に供する信号波形図である。 図9の固定検出モード処理手順SP3の詳細構成を示すフローチャートである。 図11の静電結合固定検出処理手順SP12の説明に供する信号波形図である。 図11の電磁誘導固定検出処理手順SP14の説明に供する信号波形図である。 図19の優先検出モード処理手順SP5の詳細構成を示すフローチャートである。 図14の待機動作処理手順SP21の説明に供する信号波形図である。 待機動作から静電結合優先動作への説明に供する信号波形図である。 待機動作から電磁誘導優先動作への動作の説明に供する信号波形図である。 図14の静電結合優先処理手順SP23の詳細構成を示すフローチャートである。 静電結合優先検出動作の説明に供する信号波形図である。 図14の電磁誘導優先処理手順SP24の詳細構成を示すフローチャートである。 静電結合優先制御から電磁誘導優先動作への動作の説明に供する信号波形図である。 図20の静電優先切換チェック処理手順SP47の詳細構成を示すフローチャートである。 静電優先切換チェック処理動作の説明に供する信号波形図である。
(1)情報処理装置の全体構成
図1において、1は全体として第1の実施の形態における情報処理装置を示し、中央処理ユニット2がタブレット表示板部3との間に情報表示信号S1の交換をすると共に、タブレット表示板部3を含む指定位置検出部4において、ユーザが当該タブレット表示板部3のXY表示面上の特定の位置を、タブレット表示板部3の表示面に指先5を接触ないし近接させる動作をし(これを「指タッチ動作」と呼ぶ)、又はペン形状を有する位置指定具6を接触又は近接させる動作(これを「ペンタッチ動作」と呼ぶ)を行うことによって指定したとき、その指定位置を表す指定位置検出信号S2を指定位置検出制御部7から中央処理ユニット2に出力し、中央処理ユニット2が多様な情報の処理を実行するようになされている。
この実施の形態の場合、タブレット表示板部3は、図2に示すように、中央処理ユニット2から与えられる情報表示信号S1を表示する情報表示板部3A上に、間に絶縁層材3Bを挟んで重ね合されたX軸線板部3C及びY軸線板部3Dを重積させ、かくして単体構成として重積されたX軸線板部3C及びY軸線板部3Dを操作表示面を形成する透明保護ガラス板部材3Eによって保護した構成を有する。
かくしてタブレット表示板部3は、ユーザが透明保護ガラス板部材3E側から情報表示板部3A上に映出された情報表示を読み取って、特定の情報表示素材をユーザの指先5又はペン形状を有する位置指定具6によって指定できるようになされている。
(2)座標位置指定入力手段
この実施の形態の場合、タブレット表示板部3はX軸線板部3C、絶縁層材3B及びY軸線板部3Dによって座標位置指定入力手段としてXY座標形成部11を構成し、当該XY座標形成部11を、指定位置検出制御部7からX軸線モード切換部12及びY軸線モード切換部13に与えられる動作モード切換信号S3によって、電磁誘導方式の指定位置検出動作モードと、静電結合方式の指定位置検出動作モードとを切換自在に実行できるようになされている。
タブレット表示板部3のXY座標形成部11を構成するX軸線板部3Cは、図3及び図4に示すように、Y軸方向に直線状に延長し、かつX軸方向に等しい間隔で互いに平行に配設された複数N本(例えば32本)の直線状のX軸線体X1、X2……XNを有する。
これに対してY軸線板部3Dは、X軸方向に直線状に延長し、かつY軸方向に等しい間隔で互いに平行に配設された複数M本(例えば20本)の直線状のY軸線体Y1、Y2……YMを有する。
かくして絶縁層材3Bを間に挟んで、X軸線体X1、X2……XN及びY軸線体Y1、Y2……YMを互いに直交するように交差させ、重積されたX軸線板部3C及びY軸線板部3Dを有するXY座標形成部11が、タブレット表示板部3の表示面すなわち透明保護ガラス板部材3Eの操作表示面上のXY座標位置として、X軸線体X1、X2……XN及びY軸線体Y1、Y2……YMの交点によって座標位置を特定できるようになされている。
Y軸線板部3DのY軸線体Y1、Y2……Y(M−3)、Y(M−2)、Y(M−1)、YM(図4)の一端は、図3に示すように、駆動信号入力部21において対応するように設けられている半導体スイッチでなる信号入力スイッチ22Y1、22Y2……22Y(M−3)、22Y(M−2)、22Y(M−1)、22YMに接続されている。
信号入力スイッチ22Y1、22Y2……22YMのうち、1つ置きの信号入力スイッチ22Y1、22Y3、22Y5……22Y(M−5)の他端は、共通信号ライン23に接続され、当該共通信号ライン23がモード切換スイッチST1を通じて入力駆動パルス発生回路24に接続され、これにより入力駆動パルス発生回路24の駆動パルス発生回路24Aにおいて発生された駆動パルス信号S4を増幅回路24Bを介して共通信号ライン23に供給する。
信号入力スイッチ22Y1、22Y2……22YMの残る信号入力スイッチ22Y2、22Y4……22Y(M−4)、22Y(M−3)、22Y(M−2)、22Y(M−1)、22YMは、共通信号ライン25に接続され、当該共通信号ライン25がモード切換スイッチST2を介して入力駆動パルス発生回路24の増幅回路24Bの出力端に接続されると共に、モード切換スイッチST3を介してアースに接続されている。
かくして、後述するように、電磁誘導方式の指定位置検出動作モード時にモード切換スイッチST1及びST3が指定位置検出制御部7から与えられる制御信号S6に基づいて、オン動作したとき、共通信号ライン23から駆動パルス信号S4をY軸線体に供給すると共に、当該駆動パルス信号S4が共通信号ライン25から導出されてアースに流れることにより、Y軸線体を電磁誘導方式の指定位置検出動作モードにおける電磁駆動入力手段であるY軸ループコイルとして動作させるようになされている。
これに対して静電結合方式の指定位置検出動作モード時にモード切換スイッチST1及びST2がオン動作したとき、入力駆動パルス発生回路24から送出される駆動パルス信号S4を共通信号ライン23及び25を介して全部のY軸線体Y1、Y2……YMに供給し、これにより、Y軸線体を静電結合方式の指定位置検出モード時における静電駆動入力手段として動作させるようになされている。
X軸線板部3CのX軸線体X1、X2……XNの一端は、位置検出信号出力部31において対応するように設けられた信号出力スイッチ32X1、32X2……32XNに接続されている。
この信号出力スイッチ32X1、32X2……32XNのうち、1つ置きの信号出力スイッチ32X1、32X3、32X5……32X(N−5)は共通信号ライン33に接続され、当該共通信号ライン33がモード切換スイッチSR1を介して差動増幅回路構成の電磁誘導信号出力回路34の非反転入力端に接続される。
さらに信号出力スイッチ32X1、32X2……32XNの残る信号出力スイッチ32X2、32X4……32X(N−4)、32X(N−3)、32X(N−2)、32X(N−1)、32XNが共通信号ライン35に接続され、当該共通信号ライン35がモード切換スイッチSR2を介して電磁誘導信号出力回路34の反転入力端にアースラインと共に接続されている。
かくして、後述するように、電磁誘導方式の指定位置検出動作モード時にモード切換スイッチSR1及びSR2がオン動作したとき、共通信号ライン33及び35を通じて指定位置検出信号が流れることにより、X軸線体を電磁誘導方式の指定位置検出動作モードにおけるX軸ループコイルとして動作させるようになされている。
これにより、電磁誘導信号出力回路34の出力端に得られる電磁誘導検出信号S11が出力切換スイッチSC1を介して指定位置検出出力信号S12として出力される。
これに対して、共通信号ライン33及び35がそれぞれモード切換スイッチSR3及びSR4を介して静電結合信号出力回路36の入力端に接続され、その出力端に得られる静電結合検出信号S13が出力切換スイッチSC2を介して指定位置検出出力信号S12として出力され、これにより、X軸線体を静電結合方式の指定位置検出モード時における静電駆動出力手段として動作させるようになされている。
当該指定位置検出出力信号S12は、同期検波回路37において同期検波処理された後、位置検出信号出力部31の指定位置検出信号S14として指定位置検出制御部7に送出される。
(3)モード切換部14
モード切換部14は、図3のX軸線モード切換部12とY軸線モード切換部13とで構成され、X軸線板部3C上に配設されたX軸線体X1〜XNと、Y軸線板部3D上にX軸線体X1〜XNと交差するように設けられたY軸線体Y1〜YMとを用いて電磁誘導方式の指定位置検出動作モードと、静電結合方式の指定位置検出動作モードとを、一枚の単板構成のXY座標形成部11を用いて実行できるようにする。
この実施の形態の場合、X軸線モード切換部12において、X軸方向に配設されたN本(N=32本)のX軸線体のうち、間に4本のX軸線体を挟む2本の線体X1及びX6、X3及びX8、X5及びX10……X(N−5)及びXNの一端間にそれぞれモード選択スイッチSX1、SX3、SX5……SX(N−5)を設ける。
かくしてX軸線モード切換部12は、X軸線体X1〜XNについて、モード選択スイッチSX1、SX3、SX5……SX(N−5)がオン動作したとき、X軸線体X1及びX6、X3及びX8、X5及びX10……X(N−5)及びXNを接続することにより、図5に示すように、Y軸方向に縦長に延長する出力用ループコイルLO1、LO2……LOJを形成する。
同様に、Y軸線モード切換部13は、Y軸線体Y1〜YMについて、Y軸線体Y1及びY6、Y3及びY8、Y5及びY10……Y(M−5)及びYMの他端間にモード選択スイッチSY1、SY3、SY5……SY(M−5)を設け、これらのモード選択スイッチがオン動作したとき、これらのY軸線体を互いに接続することにより、当該一対のY軸線体Y1及びY6、Y3及びY8、Y5及びY10……Y(M−5)及びYMによってX軸方向に縦長な入力用ループコイルLI1、LI2、LI3……LIKを、X軸線板部3Cによって形成された出力用ループコイルLO1、LO2……LOJと直交するように形成する。
かくしてX軸線板部3C及びY軸線板部3Dにおいて、それぞれX軸線モード切換部12のモード選択スイッチSX1、SX3、SX5……SX(N−5)を閉じると共に、Y軸線モード切換部13においてモード選択スイッチSY1、SY3、SY5……SY(M−5)を閉じることにより、XY座標形成部11上にXY座標系を形成することにより、電磁誘導方式に基づきペン型の位置指定具6によってユーザが座標位置を指定したとき、位置検出信号出力部31から電磁誘導方式の指定位置検出信号S14を送出できるような電磁誘導方式指定位置検出動作モードを設定できる。
(4)電磁誘導方式による指定位置検出動作モードの構成
中央処理ユニット2は、ユーザが電磁誘導方式による指定位置検出動作モードを指定したとき、指定位置検出制御部7を介してモード切換部14のX軸線モード切換部12及びY軸線モード切換部13を制御することにより、入力用ループコイルLI1、LI2……LIK及び出力用ループコイルLO1、LO2……LOJ(図5)を形成させると共に、駆動信号入力部21及び位置検出信号出力部31を電磁誘導検出動作モードに切り換える(図3)。
このときのXY座標形成部11の指定位置検出動作を「電磁誘導検出動作」と呼ぶ。
このとき駆動信号入力部21は、モード切換スイッチST1及びST3をオン動作させると共に、信号入力スイッチ22Y1及び22Y6、22Y3及び22Y8……22Y(M−5)及び22YMを基準検出周期で順次オン動作させ、これにより入力用ループコイルLI1、LI2……LIKに順次駆動入力電流を流すことにより誘導電磁界をY軸線板部3Dに発生させる。
この状態においてユーザは、ペン型の位置指定具6を、XY座標形成部11のXY座標面上に、「ペンタッチ操作」をすることにより座標位置を指定する。
この実施の形態の場合、位置指定具6は誘導コイル6A及び共振コンデンサ6Bでなる共振回路を有し、ユーザが「ペンタッチ操作」をした位置にある入力用ループコイルLI1、LI2……LIKによって発生された電磁界によって誘導コイル6A及び共振コンデンサ6Bに同調共振電流を生起させると共に、当該同調共振電流に基づいて誘導コイル6Aに発生する誘導電磁界に基づいて「ペンタッチ操作」をした位置にある出力用ループコイルLO1、LO2……LOJに誘導電圧を誘導させる。
このとき位置検出信号出力部31は、出力用ループコイルLO1、LO2……LOJに接続された信号出力スイッチ32X1及び32X6、32X3及び32X8……32X(N−5)及び32XNから当該誘導電圧に基づく検出電圧をモード切換スイッチSR1及びSR2を通じて電磁誘導信号出力回路34に受けて、これを出力切換スイッチSC1を介して指定位置検出出力信号S12として出力する。
この実施の形態の場合、位置検出信号出力部31の信号出力スイッチ32X1及び32X6、32X3及び32X8……32X(N−5)及び32XNのオン動作期間は、駆動信号入力部21の信号入力スイッチ22Y1及び22Y6、22Y3及び22Y8……22Y(M−5)及び22YMの各オン動作期間の間に一巡するタイミングに選定されており、これにより、入力用ループコイルLI1、LI2……LIKにそれぞれ駆動入力パルス電流が流れている各駆動期間の間に、全ての出力用ループコイルLO1、LO2……LOJ(「ペンタッチ動作」がなされた出力用ループコイルを含めて)から位置検出出力を得ることができるようになされている。
この実施の形態の場合、位置指定具6の共振コンデンサ6Bの値は、ユーザが位置を指定するためにペン先をXY座標形成部11の透明保護ガラス板部材3E(図2)の操作表示面に押しつけたときの筆圧に応じて変化するように構成されており、これにより位置指定具6に生起される同調共振電流の位相、従って出力用ループコイルLO1、LO2……LOJの誘導電圧の位相が変化することを利用して、位置検出信号出力部31の電磁誘導信号出力回路34から得られる電磁誘導検出信号S11、従って指定位置検出出力信号S12の位相を同期検波回路37において検出することにより筆圧を検出する。
同期検波回路37は、図6に示すように、電磁誘導信号出力回路34から得た電磁誘導検出信号S11に基づく指定位置検出出力信号S12を、ノッチフィルタ及びローパスフィルタでなるフィルタ回路41及びプログラマブルゲイン増幅回路42を介して0[°]位相基準信号成分及び+90[°]位相信号成分を含む位相信号S13に変換した後、0°基準位相検出回路43A及び+90°位相検出回路43Bにおいて位相成分を分離して積分回路44A及び44Bに与え、当該積分出力をサンプルホールド回路45A及び45Bにおいてサンプリングすると共に当該サンプリング値を保持し、当該サンプリングホールド値をADコンバータ46A及び46Bにおいてディジタル値に変換する。
かくして、0°基準位相側のADコンバータ46Aからペンタッチ動作がなされた座標位置から得られた指定位置検出出力信号S12の基準位相成分を表す0°位相検出信号S21Aが得られると共に、90°位相側のADコンバータ46Bから指定位置検出出力信号S12の90°位相検出信号S21Bが得られ、これが指定位置検出信号S14の一部として送出される。
この実施の形態の場合、差動増幅回路構成の電磁誘導信号出力回路34(図3)の非反転入力端には、駆動信号入力部21の駆動パルス発生回路24Aの駆動パルス信号S4が減衰回路50を介して接続され、これにより信号入力スイッチ22Y1、22Y3……22Y(M−5)を通じて入力用ループコイルLI1、LI2……LIKに与えられた駆動パルス信号S4の位相が差動入力端の一方に基準位相情報として与えられることになり、これにより同期検波回路37が基準位相となる0°位相検出信号S21Aと、+90°位相検出信号S21Bとを簡便に求めることができる。
(5)静電結合方式による位置検出動作モードの構成
図3のXY座標形成部11のX軸線板部3C及びY軸線板部3Dの構成において、中央処理ユニット2が、X軸線モード切換部12のモード選択スイッチSX1、SX3、SX5……SX(N−5)をオフ動作させ、かつY軸線板部3Dのモード選択スイッチSY1、SY3、SY5……SY(M−5)をオフ動作させたとき、指定位置検出部4は静電結合式位置検出動作モードの処理を実行する。
このときのXY座標形成部11の指定位置検出動作を「静電結合検出動作」と呼ぶ。
このときX軸線体X1〜XN及びY軸線体Y1〜YMはそれぞれX軸線板部3C及びY軸線板部3D上において、互いに直交するXY座標系を形成しており、これにより図7に示すように、X軸線体X1〜XN及びY軸線体Y1〜YMの交差位置を中心として浮遊静電容量CZによる静電界を形成している。
この静電界は、図7において、互いに積層されたX軸線板部3C及びY軸線板部3Dを透明保護ガラス板部材3Eの板表面から見たとき、XY座標系の各格子空間において、1つの交点の座標(Xn、Ym)を中心として、互いに対向するように隣合う2本のX軸線体X(n−1)及びX(n+1)並びに2本のY軸線部Y(m−1)及びY(m+1)間に形成される浮遊静電容量CZがXY座標系にほぼ均一に生ずる。
このようなXY座標系の静電界において、図8に示すように、ユーザが指先5によって座標(Xn、Ym)をタッチすると、当該指定位置とその周囲にあるX軸線体X(n−1)、Xn、X(n+1)及びY軸線体Y(m−1)、Ym、Y(m+1)との間の浮遊容量値Cfの合計容量値が分布される。
この状態において、Y軸線Ymに駆動パルス電圧が入力されると、当該浮遊容量値Cfに対応する電圧出力がX軸線Xnに伝達される。
これにより、XY座標形成部11について、中央処理ユニット2が、駆動信号入力部21の信号入力スイッチ22Y1、22Y2……22YMを順次オン動作させると同時に、位置検出信号出力部31の信号出力スイッチ32X1、32X2……32XNを順次オン動作させたとき(この一巡のオン動作を検出スキャンと呼ぶ)、信号入力スイッチ22YMのオン動作状態において、信号出力スイッチ32Xnのオン動作時に検出出力が得られ、これが座標(Xn、Ym)位置が指先5によってタッチ操作された際の静電結合検出信号S13として静電結合信号出力回路36から出力され、結局位置検出信号出力部31の指定位置検出信号S14として送出される。
かくして、ユーザが指先5によってXY座標形成部11の任意の位置に対応する透明保護ガラス板部材3Eの操作入力面を指タッチ操作したとき、当該指定された位置における静電界がユーザの指に対応する静電値に変更させることができることにより、これが位置検出信号出力部31の静電結合信号出力回路36の出力端に当該静電容量の変化を表す変化を生じさせることになり、これにより静電容量方式の位置検出動作モードにおける指定位置検出信号S14を得ることができる。
かくしてこの実施の形態のXY座標形成部11は、間に絶縁層材3Bを挟んでX軸線板部3C及びY軸線板部3Dを積層させた単体構成の構成をもちながら、X軸線モード切換部12及びY軸線モード切換部13でなるモード切換部14を切換制御されることにより、電磁誘導方式によるペンタッチ操作における指定位置検出動作を行うことができることに加えて、静電結合方式による指タッチ操作における指定位置検出動作を行うことができる。
(6)指定位置検出モード切換処理手順
(6−1)待受検出動作モード
図1において、中央処理ユニット2に対してユーザが指定位置検出モードを指定したとき、中央処理ユニット2は指定位置検出制御部7に対して図9に示す指定位置検出モード切換処理手順RT1を実行することにより、指定位置検出制御部7が駆動信号入力部21及び位置検出信号出力部31に対して位置検出モードの切換動作を内容とする指定位置検出モード指令信号S18及びS19を与えることにより、先ずステップSP1において待受検出動作モード処理を実行する。
指定位置検出モード切換処理手順RT1に入ったときの中央処理ユニット2によるXY座標形成部11に対する動作は、基本的に、例えば図10(A)〜(G)に待受検出動作モード時の信号波形として示すような動作条件に基づいて各検出動作モードを実行する。
この待受検出動作モード処理を実行することにより、中央処理ユニット2は、その後ユーザが行う検出モードに対して指定位置検出部4が応動動作できる動作条件を整える。
すなわち中央処理ユニット2は、図10(A)に示すように、指定された検出モードを実行するための検出モード期間(この場合は検出動作の開始に整えた待受検出モード期間T1)を設定し、この検出モード期間について、基準クロック信号CL(図10(D))の1周期分を、指定された検出動作(図10(C))を1回だけ実行する基準動作期間t1として規定し、切換信号S21(図10(E))を静電結合切換レベルL1または電磁誘導切換レベルL2に切り換え(ユーザが指定した検出モードに応じて)ると共に、位置検出信号出力部31から実際に得られる指定位置検出信号S14に応じて指タッチ検出出力S23(図10(F))(静電結合検出モード時に得られる)又はペンタッチ検出出力S24(図10(G))(電磁誘導検出モード時に得られる)を生成する。
これにより中央処理ユニット2は、図10(A)〜(F)に示す条件の下に、XY座標形成部11を、図5について上述した電磁誘導方式によるXY座標系として動作させるか、又は図7及び図8について上述した静電結合方式によるXY座標系として動作させるかを制御して行く(図10(C))。
図10(A)〜(G)の動作条件は、待受検出動作モード処理SP1の場合の制御について示したもので、中央処理ユニット2は、待受検出モード期間T1(図10(A))の間に、基準クロック信号CL(図10(D))の1周期分の基準動作期間t1(図10(B))ごとに、XY座標形成部11を待受動作させる(図10(C))。
この待受動作時には、切換信号S21は静電結合切換レベルL1に設定されているが、XY座標形成部11は静電結合方式のXY座標系としても電磁誘導方式のXY座標系としても動作させていないので、指タッチ検出出力S23(図10(F))及びペンタッチ検出出力S24(図10(G))はいずれも有効な信号レベルには立ち上がっていない。
図9の待受検出動作モード処理SP1において、ユーザが中央処理ユニット2に対して動作モードを指定すると、中央処理ユニット2は、処理ステップSP2において指定された動作モードが何であるかを判断する。
この実施の形態の場合、中央処理ユニット2がXY座標形成部11を制御できる動作モードは、固定検出モードとしての「静電結合固定検出モード」及び「電磁誘導固定検出モード」と、優先検出モードとしての「待機動作モード」、「静電結合優先検出動作モード」及び「電磁誘導優先検出動作モード」と、「優先なし検出モード」と、「他の検出モード」とが設定されている。
(6−2)固定検出モード
中央処理ユニット2は、図9の処理ステップSP2において固定検出モードが指定されたと判断すると、固定検出モード処理手順SP3に入り、図11に示すように、先ずステップSP11において、指定された固定検出モードが静電結合固定検出モードか否かの判断をし、肯定結果が得られたときステップSP12に移って静電結合固定検出処理手順を実行した後、図9のメインルーチンのステップSP3に戻って、当該指定位置検出モード切換処理手順RT1を終了する。
この静電結合固定検出処理手順SP12は、図12(A)に示すように、静電結合固定検出動作モード期間T2において、図12(D)に示す基準クロック信号CLの1周期分の基準動作期間t1(図12(B))ごとに、連続的に(これを固定検出動作と呼ぶ)、図12(C)に示すように静電結合検出動作を実行する。
この静電結合検出動作は、図7及び図8について上述したように、静電結合方式のXY座標系のX軸線体X1〜XN及びY軸線体Y1〜YM間の浮遊静電容量CZについて、座標位置(Xn、Ym)にユーザの指先5がタッチ動作したとき、図12(F)に示すように、静電結合検出信号S13に基づく指タッチ検出出力S23を得るような検出動作が行われる。
この静電結合固定検出動作モード期間T2において中央処理ユニット2は図12(E)に示すように、静電結合切換レベルL1又は電磁誘導切換レベルL2のいずれかに設定される切換信号S21をユーザの動作モードの指定に応じて生成させ、切換信号S21が静電結合切換レベルL1にあるときXY座標形成部11を静電結合検出動作をさせることにより、ユーザが指先5による指先タッチ動作をしたとき、図12(F)に示すような指タッチ検出出力S23を、静電結合信号出力回路36から送出される静電結合検出信号S13に基づいて、形成する。
このときXY座標形成部11は電磁誘導検出動作をしないことにより、中央処理ユニット2は、図12(G)に示すように、電磁誘導信号出力回路34から電磁誘導検出信号S11が得られない状態になっているので、ペンタッチ検出出力S24は形成されない。
かくして中央処理ユニット2は静電結合固定検出処理手順SP12を実行することにより、ユーザがXY座標形成部11に対して指先タッチ動作をしたとき静電結合検出信号S13に基づく指タッチ検出出力S23が得られるのに対して、当該指先タッチがされていないときには有効な信号レベルの指タッチ検出出力S23は得られなくなる。
このようにして中央処理ユニット2は、ユーザが静電結合固定検出モードの指定操作を中止するまで指タッチ検出出力S23を形成し続けるのに対して、操作を中止したときステップSP4に戻って当該指定位置検出モード切換処理手順RT1を終了する。
これに対して、図11のステップSP11において否定結果が得られると、このことはユーザが中央処理ユニット2に対して行った固定検出モードの固定動作は電磁誘導固定検出モードであったことを意味し、このとき中央処理ユニット2はステップSP14に移って電磁誘導固定検出処理手順を実行する。
この電磁誘導固定検出処理手順は図12との対応部分に同一符号を付して図13に示すように、電磁誘導固定検出動作モード期間T3(図13(A))の基準動作期間t1(図13(B))ごとに、連続的に(これを固定検出動作と呼ぶ)、図5の電磁誘導方式のXY座標系について上述したように、XY座標形成部11に対して位置指定具6によって行われるペンタッチ動作による電磁誘導検出動作を実行する(図13(C))。
この電磁誘導固定検出動作時には、切換信号S21は、電磁誘導切換レベルL2に切り換えられると共に、ユーザによるXY座標形成部11に対するペンタッチ動作があれば、図13(G)に示すように、電磁誘導検出信号S11に基づくペンタッチ検出出力S24が形成されるのに対して、図13(F)に示すように、静電結合検出信号S13に基づく指タッチ検出出力S23は形成されないことになる。
この電磁誘導固定検出動作は、ユーザが中央処理ユニット2に電磁誘導固定検出モードの指定を中止するまで続き、ユーザによる当該操作が中止されたとき、中央処理ユニット2は、ステップSP4から図9のメインルーチンにリターンして、当該指定位置検出モード切換処理手順RT1を終了する。
(6−3)待機動作処理動作
中央処理ユニット2は、図9の指定位置検出モード切換処理手順RT1のステップSP2においてユーザが優先検出モードを指定したと判断したとき、図14に示す優先検出モード処理手順SP5に入る。
このとき中央処理ユニット2は、先ず待機動作処理手順SP21において、図15(A)の待機動作モード期間T4について、図15(B)の基準動作期間t1ごとに、図15(C)に示すように、連続的に所定回数q回の待機動作を繰返し実行すると共に、次のq回の待機動作1〜qとの間の静電結合動作期間T21及び電磁誘導動作期間T22において、静電結合検出動作と電磁誘導検出動作とを順次1回ずつ実行する。
このq回の待機動作時、中央処理ユニット2は、切換信号S41を静電結合切換レベルL1に設定しながら(図15(E))、XY座標形成部11を静電結合方式のXY座標系とも電磁誘導方式のXY座標系とも動作させない。
ここで、ユーザが優先検出モードを指定したことは、ユーザがXY座標形成部11を指タッチ操作モードで使用したいと意図しているか、又はペンタッチ操作モードで使用したいと意図しているかのいずれかであることを意味している。
一般に、タッチパネルを利用した入力操作機器では、指タッチ操作の方が機会が多く、これにより簡便に情報の入力操作ができると考えられるので、XY座標形成部11を静電結合方式のXY座標系として指定位置を検出する検出頻度は、何時でも検出できる状態になるように選定することが期待される。
これに対して、一般に、電子ペンなどの位置指定具を用いてペンタッチ操作する場合は、手書きメモや、絵を書き込むといった特別な機会で利用される場合が多く、このときは応答性が良いことが求められる。
従ってXY座標形成部11をペンタッチ操作されるときの指定位置の検出頻度は、操作されたタイミングに近いタイミングで検出動作に移行することが求められると共に、位置指定具6がタッチ操作面から離れた場合には、一定の時間は電磁誘導方式のXY座標系として検出動作し続けることが期待される。
これらの条件に適正に対応するため、この実施の形態においては、XY座標形成部11を静電結合方式と電磁誘導方式とで動作させる検出頻度にそれぞれ優先度を与えるようにする(その頻度比率は、1対10〜1対100程度に選定する)と共に、ユーザが優先検出モードを指定した場合には、静電結合優先処理及び電磁誘導優先処理を行わない待機動作1〜q相互間に静電結合検出動作及び電磁誘導検出動作を1回ずつ実行することにより、ユーザがどちらの検出動作を指定したかを確認する(図15(B))。
このとき切換信号S41は、図15(E)に示すように、電磁誘導動作期間T22において電磁誘導切換レベルL2側に切り換わるのに対して、静電結合動作期間T21及びq回の待機動作期間の間静電結合検出レベルL1側に維持されている。
この状態において、中央処理ユニット2は、図14の検出出力の確認処理ステップSP22を実行し、これにより電磁誘導動作期間T22及び静電結合動作期間T21(図15(A))において、図15(G)及び(F)に示すペンタッチ検出出力S24又は指タッチ検出出力S23が得られるか否かの確認をする。
このステップSP22において否定結果が得られると、中央処理ユニット2は上述のステップSP21に戻って待機動作処理手順を繰り返し実行する(図15(C))。
このような待機動作モード期間T4において、図16(A)に示す静電結合動作期間T31において図16(F)に示すように指タッチ検出出力S23が得られると、中央処理ユニット2はステップSP22からステップSP23に移って、静電結合優先処理手順を実行することにより静電結合優先検出モード期間T5に移行する(図16(A))。
これに対して図17(A)に示す電磁誘導動作期間T42において、図17(G)に示すようにペンタッチ検出出力S24が得られると、中央処理ユニット2はステップSP22からステップSP24に移って電磁誘導優先処理手順を実行することにより電磁誘導優先検出モード期間T6に移行する(図17(A))。
このようにして中央処理ユニット2は、XY座標形成部11を待機動作させる状態において、ユーザがXY座標形成部11に対して指タッチ操作又はペンタッチ操作したとき、これに対応するように、XY座標形成部11を静電結合優先検出動作状態又は電磁誘導優先検出動作状態に移行させる。
(6−4)静電結合優先処理手順
中央処理ユニット2は静電結合優先処理手順SP23に入ると、図18に示すように、先ずステップSP31においてXY座標形成部11を図7及び図8について上述した静電結合方式のXY座標系となる動作モードに切り換えた後、次の静電結合優先検出モード期間T5(図19(A))について、ステップSP32において座標検出のスキャンを1回実行した後、ステップSP33においてスキャン回数が所定の回数q回終了したか否かの判断をし、否定結果が得られたとき上記ステップSP32に戻ってスキャン回数が所定回数q回だけ終了するまでステップSP32〜SP33のスキャン動作を繰り返す(図19(C))。
やがて図19(A)の電磁誘導動作期間T53について、ステップSP33において肯定結果が得られたとき、中央処理ユニット2は次のステップSP34において電磁誘導検出モードに切り換えた後(図19(C))、ステップSP35において電磁誘導検出モードにおける座標検出のスキャンを1回実行する。
続いて中央処理ユニット2は、次のステップSP36においてペンタッチ検出出力があるか否かの判断をし、否定結果が得られたとき上述のステップSP31に戻る。
かくして中央処理ユニット2は図19(C)に示すように、静電結合優先検出モード期間T5において、q回の静電結合検出動作を続けた後(図19(C))、電磁誘導動作期間T53において電磁誘導検出動作を行うことにより(図19(E))、ペンタッチ検出出力S24(図19(G))が得られるか否かの判断をする。
図19の場合は、電磁誘導動作期間T53において指タッチ検出出力S23が出力されている(図19(F))が、ペンタッチ検出出力S24(図19(G))は出力されていなので、ステップSP36において否定結果が得られ、これにより中央処理ユニット2はステップSP36から上述のステップSP31に戻り、かくして再度q回の静電結合検出処理を繰り返す。
かくして中央処理ユニット2はq回の静電結合検出動作ごとに1回の電磁誘導結合動作をすることによりq回の静電給電検出頻度を1回の電磁誘導検出頻度に優先させることにより、通常のタッチパネルを操作する場合のように、優先的に指タッチ検出動作を行わせることが必要な場合に、これに適合するような検出動作を行うことができる。
これに対してステップSP36において肯定結果が得られると、このことは、静電結合優先検出モード期間T5(図19(A))について、q回の静電検出動作に続く電磁誘導動作期間T53において図19(G)の場合はペンタッチ検出出力S24が得られていない場合を示しているのに対して、ペンタッチ検出出力S24が得られた場合を意味しており、このとき中央処理ユニット2はステップSP36からメインルーチン(図14)のステップSP25に移って当該優先検出モード処理手順SP5を終了するか否かの判断をし、否定結果が得られたとき、ステップSP24に移って電磁誘導優先処理手順を実行する。
これに対して中央処理ユニット2はステップSP25において肯定結果が得られたとき、当該優先検出モード処理手順SP5を終了して、図9のメインルーチンのステップSP6において当該指定位置検出モード切換処理手順RT1を終了する。
(6−5)電磁誘導優先処理手順
中央処理ユニット2は、図14において、ステップSP22又はステップSP25から電磁誘導優先処理手順SP24に入ると、先ず図20のステップSP41に移ってペンフラグ(FLG)(これを「ペンFLG」とも呼ぶ)を無効に設定する。
ここでペンフラグ(FLG)は、電磁誘導検出動作時にユーザが行うペンタッチ動作の有効性を中央処理ユニット2が判断するためのフラグであって、中央処理ユニット2が当該ペンタッチ動作時にペンタッチ検出出力S24(図21(G))が有効であるか否かを表示する。
そこで、電磁誘導優先処理手順SP24に入ったとき中央処理ユニット2はステップSP41において先ずは当該ペンFLGを無効であると設定し、これにより中央処理ユニット2は電磁誘導優先処理手順SP24に入ったとき、それ以前にはペンタッチ動作がなかったものとペンフラグ(FLG)によって表示させたことになる。
続いて中央処理ユニット2はステップSP42において、XY座標形成部11を図5について上述した電磁誘導方式のXY座標系として動作させる状態に切り換えて、次のステップSP43において座標検出のスキャンを実行する。
このときの中央処理ユニット2の動作は、図21(A)に示すように、前回の静電結合優先検出モード期間T5の電磁誘導動作期間T62において切換信号S41が静電結合切換レベルL1から電磁誘導切換レベルL2に切り換ったとき、ユーザは指タッチ操作はしておらず(図21(F))に、ペンタッチ操作をしていた状態にあったことを表わしており、従って中央処理ユニット2は、電磁誘導動作期間T62において、ステップSP43の処理によってペンタッチ検出出力S24を形成する(図21(G))状態になったものである。
これによりXY座標形成部11に対して位置指定具6によってペンタッチ動作がされているときには、ペンタッチ検出出力S24(図21(G))が位置検出信号出力部31から中央処理ユニット2に送出される状態になる。
続いて中央処理ユニット2は、ステップSP44においてペンタッチ検出出力があるか否かの判断をする。
中央処理ユニット2は、当該ステップSP44において肯定結果が得られたときには、ステップSP45に移ってペンフラグ(FLG)を有効レベルに設定してステップSP46に移るのに対して、否定結果が得られたときにはステップSP45Xにおいてペンフラグ(FLG)を無効レベルに設定した後ステップSP46に移る。
ここで、中央処理ユニット2は、ステップSP46の処理を行う際には、実際に電磁誘導検出信号S11に基づいて生成されたペンタッチ検出出力S24(図21(G))が得られたときには、ペンフラグ(FLG)を有効レベルに設定するのに対して、ペンタッチ検出出力S24がないときにはペンフラグ(FLG)を無効レベルに設定することになる。
このように、ペンフラグ(FLG)を用いてペンタッチの状態を表示するのは、ペンタッチの状態は現実的には不安定で、位置指定具6がXY座標形成部11の操作表示面から跳びはねて離れることもあるのに対して、たとえそうであっても、ユーザがペンタッチ操作をしていることを、適正にペンフラグ(FLG)の有効又は無効に反映させることができるからである。
中央処理ユニット2は、ステップSP46において電磁誘導検出動作回数であるスキャン回数が所定の値r回になったか否かの判断をし、否定結果が得られたとき上述のステップSP43に戻って座標検出のスキャン動作を繰り返す。
かくして中央処理ユニット2は、図21に示すように、電磁誘導優先検出モード期間T6(図21(A))において、電磁誘導動作期間T62についてにペンタッチ検出出力S24(図21(G))が得られたとき、ステップSP45においてペンフラグ(FLG)を有効に設定したことによってステップSP46−SP43のループを介して座標検出スキャン動作を繰り返すことにより、所定回数r回の電磁検出動作(図21(C))を実行することになる。
ステップSP46において肯定結果が得られると、中央処理ユニット2は次のステップSP47に移って静電優先切換チェック処理を実行する。
この静電優先切換チェック処理手順SP47は、電磁誘導優先検出モード期間T6において静電結合検出モードに切り換える際に、その適性を確認する処理で、中央処理ユニット2は、図22に示すように、先ずステップSP61においてXY座標形成部11を電磁誘導検出モードに切り換える。
続いて中央処理ユニット2は、ステップSP62において座標検出のスキャンを実行した後、ステップSP63においてペンタッチ検出出力S24があるか否かの判断をする。
ここで肯定結果が得られたとき、中央処理ユニット2は、ステップSP64においてペンフラグ(FLG)を有効に設定した後、ステップSP65においてスキャン回数がs回終了したか否かの判断をする。
これに対してステップSP63において否定結果が得られたとき、中央処理ユニット2はステップSP64Xにおいてペンフラグ(FLG)を無効に設定する。
かくして中央処理ユニット2は、ステップSP64及びSP64Xにおいてペンフラグ(FLG)を実際に電磁誘導検出信号S11に基づいて生成されたペンタッチ検出出力S24の有無を表すように設定し直す。
ステップSP65において否定結果が得られると、中央処理ユニット2は上述のステップSP62に戻ってステップSP62〜SP65の処理を繰り返す。
かくして中央処理ユニット2は図23に示すように、静電結合優先切換チェック動作期間T7(図23(A))について、s回の電磁誘導検出動作を実行する(図23(C))。
当該静電結合優先切換チェック動作期間T7では切換信号S41は電磁誘導切換レベルL2側に切り換わっており(図23(E))、従って指タッチ検出出力S23(図23(F))は検出出力がない状態になるのに対して、ペンタッチ検出出力S24(図23(G))は、s回の電磁誘導検出動作の間に検出出力が得られなくなることもある。
このような状態は、中央処理ユニット2が次のステップSP67においてXY座標形成部11の検出動作を静電結合検出モードに切り換えた後、ステップSP68において座標検出のスキャンを実行することにより、静電結合検出モードにおける実際の指タッチ動作の有無を検出できる。
この検出結果は、中央処理ユニット2が、ステップSP69において指タッチ検出出力がありかつペンフラグ(FLG)が無効か否かの判断をすることにより確認される。
このステップSP69の判断において中央処理ユニット2が肯定結果を得ると、このことは実際に指タッチ動作が行われていると同時にペンタッチ検出出力が無効の状態(従ってペンタッチ動作は行われていない)ことを表しており、このとき中央処理ユニット2は、処理動作節点「2」から電磁誘導優先処理手順SP24(図20)の処理ステップSP49に移って、XY座標形成部11を静電結合動作モードに切り換える処理をする。
この処理は続いて、ステップSP50において座標検出のスキャンを実行することによりXY座標形成部11についてユーザが指タッチ動作を行っているかどうかを確認するための検出動作をすることになり、中央処理ユニット2は、次のステップSP51において、タッチ検出出力がありかつペンフラグ(FLG)が無効か否かの判断をする。
ここで肯定結果が得られると、このことは実際にユーザがXY座標形成部11を静電結合動作モードにおいて指タッチ動作をしていることを意味し、このとき中央処理ユニット2は優先検出モード処理手順SP5(図14)の処理ステップSP26にリターンする。
この処理ステップSP26で中央処理ユニット2は、ユーザが当該優先検出処理モードの終了を指定したか否かを判断して、否定結果が得られたとき、上述の静電結合優先処理手順SP23に移って、XY座標形成部11を電磁誘導優先処理動作状態から静電結合優先処理手順動作状態に切り換える。
これに対してステップSP51において否定結果が得られたときは、指タッチ検出出力がないか、あるいはペンフラグ(FLG)が無効レベルにはないこと、従ってユーザがXY座標形成部11に対してペンタッチ動作を現実に行っていることを表わしており、このとき中央処理ユニット2は上述の処理ステップSP42に戻って再度処理ステップSP42〜SP46についてXY座標形成部11を電磁誘導検出モードで動作させる状態に移行する。
このようにして中央処理ユニット2は、電磁誘導優先処理手順SP24のステップSP42〜SP46の処理を実行した後、静電優先切換チェック処理手順SP47からステップSP51までの処理を実行することにより、静電結合優先検出動作が必要であるか否かを確認し、必要であれば静電結合優先処理に移行するのに対して、必要でなければ電磁誘導優先処理を繰り返す。
その結果、XY座標形成部11に対するユーザのタッチ操作が指タッチ操作であるか又はペンタッチ操作であるかに適確に対応して、XY座標形成部11を静電結合方式のXY座標系又は電磁誘導方式のXY座標系の操作入力手段として機能させることができる。
(6−6)優先なし処理手順
中央処理ユニット2は、図9の処理ステップSP2において、優先なし検出モードが指定されたことを検出すると、ステップSP7において、優先なし検出モード処理手順を実行して、ステップSP8において当該指定位置検出モード切換処理手順RT1を終了する。
このとき中央処理ユニット2は、単位処理時間ごとに、交互に、静電結合処理手順及び電磁誘導処理手順を実行し、各単位処理時間の検出頻度は各処理手順について予め決められた値とする。
単位処理時間における検出頻度は、例えば、静電結合処理手順について10[回/秒]とし、かつ電磁誘導処理手順について50[回/秒]とする。
かくして優先なし検出モード処理手順によれば、例えば、XY座標形成部11の表示操作面に対してユーザが、「お手つき」をしながら、電子ペンによって入力操作するような場合に、静電結合方式による指定位置検出動作結果と、電磁誘導方式による指定位置検出動作結果とを所定の優先度で確実に得ることができる。
(6−7)他の検出モード処理手順
図9の「固定検出」動作モード、「優先検出」動作モード及び「優先なし検出」動作モード以外の検出動作モードがユーザによって指定された場合、中央処理ユニット2は、処理ステップSP9において当該他の検出モード処理手順を実行した後、ステップSP10において当該指定位置検出モード切換処理手順RT1を終了する。
このようにすれば、XY座標形成部11に対してユーザが行った入力操作について、過不足なく指定位置検出動作結果を得ることができる。
(6−8)上述の指定位置検出モード切換処理手順によれば、XY座標形成部11に対する静電結合検出動作及び電磁誘導検出動作を、静電結合固定検出動作、電磁誘導固定検出動作、待機動作処理動作、静電結合優先処理動作及び電磁誘導優先処理動作として、X軸線モード切換部12及びY軸線モード切換部13の切換動作によって、中央処理ユニット2に対するユーザの指定入力の仕方に応じて実行することができることにより、絶縁層材3Bを間に挟んでX軸線板部3C及びY軸線板部3Dを積層した簡易な構成によって、ユーザの指タッチ操作又はペンタッチ操作をユーザの必要に応じた適確に対応動作させることができるような指定位置検出装置を実現できる。
(7)他の実施の形態
(7−1)上述の実施の形態においては、XY座標形成部11のY軸線板部3Dに対して駆動信号入力部21を設けると共にX軸線板部3Cに対して位置検出信号出力部31を設けるようにしたが、これを相互に入れ換えて、Y軸線板部3Dに対して位置検出信号出力部31を設けると共にX軸線板部3Cに対して駆動信号入力部21を設けるようにしても、上述の場合と同様の作用効果を得ることができる。
(7−2)上述の実施の形態においては、X軸線板部3C及びY軸線板部3Dに線状の線体を用いるようにした場合について述べたが、線体として、帯状のものを適用しても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。また、線体として、細線を格子状に組み合わせた帯状のものを適用しても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
(7−3)上述の実施の形態においては、ペンタッチ型の位置指定具6として、誘導コイル6A及び共振コンデンサ6Bの直列共振回路を用いた場合について述べたが、位置指定具6としては種々の構成のものを適用しても良く、要するに、入力用ループコイルLI1〜LIKに入力送信号を供給したとき、その入力信号を位置指定具6を介して入力用ループコイルLI1〜LIKと交差する出力用ループコイルLO1〜LOJに誘導電圧を発生させるような構成のものを適用すれば良く、このようにしても、上述の場合と同様の作用効果を得ることができる。
(7−4)上述の実施の形態の場合は、図5の電磁誘導方式のXY座標系を構成するXY座標形成部11として、N本のX軸線体X1〜XN及びM本のY軸線体Y1〜YMのうち、間に4本の線体を挟む2本の線体によって、出力用ループコイルLO1〜LOJ及び入力用ループコイルLI1〜LIKを形成するようにしたが、間に挟む線体の本数は4本に限らず、0本〜3本や、5本以上であっても、上述の場合と同様の効果を得ることができる。
本発明はタブレット表示面を有する情報処理装置にタッチ入力信号を入力する場合に利用できる。
1……情報処理装置、2……中央処理ユニット、3……タブレット表示板部、3A……情報表示板部、3B……絶縁層材、3C……X軸線板部、3D……Y軸線板部、3E……透明保護ガラス板部材、4……指定位置検出部、5……指先、6……位置指定具、11……XY座標形成部、12……X線モード切換部、13……Y軸線モード切換部、14……モード切換処理部、21……駆動信号入力部、22Y1〜22YM……信号入力スイッチ、23……共通信号ライン、24……入力駆動パルス発生回路、25……共通信号ライン、31……位置検出信号出力部、32X1〜32XN……信号出力スイッチ、33……共通信号ライン、34……電磁誘導信号出力回路、36……静電結合信号出力回路、37……同期検波回路、X1〜XN……X軸線体、Y1〜YM……Y軸線体、LI1〜LIK……入力用ループコイル、LO1〜LIJ……出力用ループコイル

Claims (12)

  1. 複数の線体でなるX軸線体及び複数の線体でなるY軸線体を互いに交差させた構成を有するXY座標形成部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか一方の一端側に設けられ、駆動入力信号を入力する駆動信号入力部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか他方の他端側に設けられ、位置指定手段が上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、当該指定した座標位置に対応する位置検出信号を出力する位置検出信号出力部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか一方の上記駆動信号入力部が設けられていない他端側に設けられた第1のモード切換部と
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか他方の上記位置検出信号出力部が設けられていない他端側に設けられた第2のモード切換部と
    を具え、
    上記駆動信号入力部、上記位置検出信号出力部、上記第1のモード切換部及び上記第2のモード切換部は、静電結合優先検出動作させることにより、上記XY座標形成部について指定位置検出動作に必要な単位時間ごとに、静電結合検出モードで指タッチ入力操作できる動作状態に設定された期間の割合を、電磁誘導検出モードによるペンタッチ入力操作に対して大きくした
    ことを特徴とする指定位置検出装置。
  2. 上記XY座標形成部は、
    上記X軸線体を配設してなるX軸線板部と、
    上記Y軸線体を配設してなるY軸線板部と
    を有し、上記X軸線板部及び上記Y軸線板部を絶縁層材を間に挟んで積層した構成を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の指定位置検出装置。
  3. 記駆動信号入力部は、接続された線体の一端のうちから2本を順次選択して上記駆動入力信号を入力すると共に、上記第1のモード切換部は当該順次選択された上記2本の線体の他端間をそれぞれ接続することによりそれぞれ当該2本の線体によって入力信号入力用のループコイルを形成し、
    上記位置検出信号出力部は、接続された線体のうちから2本を順次選択して上記位置検出信号を出力すると共に、上記第2のモード切換部は当該選択された上記2本の線体の他端を接続することにより当該2本の線体によって位置検出信号出力用のループコイルを形成し、
    ペンタッチ型の上記位置指定手段が上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、上記形成された入力信号入力用のループコイルから入力された入力信号を、上記位置指定手段を介して上記位置検出信号出力用のループコイルに伝達することにより、上記位置検出信号出力部から電磁誘導検出モードのペンタッチ動作検出出力として出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の指定位置検出装置。
  4. 記第1及び第2のモード切換部上記線体間を接続しない動作状態において、上記駆動信号入力部は上記接続された線体の一端に順次上記駆動入力信号を入力すると共に、ユーザの指先が、上記位置指定手段として、上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、上記駆動信号入力部から入力され、上記ユーザの指先によって上記線体間の浮遊容量に生じた変化を受けながら伝達された上記駆動入力信号を、上記位置検出信号出力部から静電結合検出モードの指タッチ動作検出出力として出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の指定位置検出装置。
  5. 複数の線体でなるX軸線体及び複数の線体でなるY軸線体を互いに交差させた構成を有するXY座標形成部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか一方の一端側に設けられ、駆動入力信号を入力する駆動信号入力部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか他方の他端側に設けられ、位置指定手段が上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、当該指定した座標位置に対応する位置検出信号を出力する位置検出信号出力部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか一方の上記駆動信号入力部が設けられていない他端側に設けられた第1のモード切換部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか他方の上記位置検出信号出力部が設けられていない他端側に設けられた第2のモード切換部と
    を具え、
    記駆動信号入力部、上記位置検出信号出力部、上記第1のモード切換部及び上記第2のモード切換部は、電磁誘導優先検出動作させることにより、上記XY座標形成部について指定位置検出動作に必要な単位時間ごとに電磁誘導検出モードでペンタッチ入力操作できる動作状態に設定された期間の割合を、静電結合検出モードによる指タッチ入力操作に対して大きくした
    ことを特徴とする指定位置検出装置。
  6. 上記XY座標形成部は、
    上記X軸線体を配設してなるX軸線板部と、
    上記Y軸線体を配設してなるY軸線板部と
    を有し、上記X軸線板部及び上記Y軸線板部を絶縁層材を間に挟んで積層した構成を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の指定位置検出装置。
  7. 上記駆動信号入力部は、接続された線体の一端のうちから2本を順次選択して上記駆動入力信号を入力すると共に、上記第1のモード切換部は当該順次選択された上記2本の線体の他端間をそれぞれ接続することによりそれぞれ当該2本の線体によって入力信号入力用のループコイルを形成し、
    上記位置検出信号出力部は接続された線体のうちから2本を順次選択して上記位置検出信号を出力すると共に、上記第2のモード切換部は当該選択された上記2本の線体の他端を接続することにより当該2本の線体によって位置検出信号出力用のループコイルを形成し、
    ペンタッチ型の上記位置指定手段が上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、上記形成された入力信号入力用のループコイルから入力された入力信号を、上記位置指定手段を介して上記位置検出信号出力用のループコイルに伝達することにより、上記位置検出信号出力部から電磁誘導検出モードのペンタッチ動作検出出力として出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の指定位置検出装置。
  8. 上記第1及び第2のモード切換部が上記線体間を接続しない動作状態において、上記駆動信号入力部は上記接続された線体の一端に順次上記駆動入力信号を入力すると共に、ユーザの指先が、上記位置指定手段として、上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、上記駆動信号入力部から入力され、上記ユーザの指先によって上記線体間の浮遊容量に生じた変化を受けながら伝達された上記駆動入力信号を、上記位置検出信号出力部から静電結合検出モードの指タッチ動作検出出力として出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の指定位置検出装置。
  9. 複数の線体でなるX軸線体及び複数の線体でなるY軸線体を互いに交差させた構成を有するXY座標形成部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか一方の一端側に設けられ、駆動入力信号を入力する駆動信号入力部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか他方の他端側に設けられ、位置指定手段が上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、当該指定した座標位置に対応する位置検出信号を出力する位置検出信号出力部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか一方の上記駆動信号入力部が設けられていない他端側に設けられた第1のモード切換部と、
    上記X軸線体及び上記Y軸線体のいずれか他方の上記位置検出信号出力部が設けられていない他端側に設けられた第2のモード切換部と
    を具え、
    上記駆動信号入力部、上記位置検出信号出力部、上記第1のモード切換部及び上記第2のモード切換部は、指定位置検出動作を開始する際に、ユーザが静電結合検出に関する指定入力をしたか又は電磁誘導検出に関する指定入力をしたかを検出し確認する待機動作を実行し、当該待機動作後、当該確認結果に応じて静電結合優先検出動作又は電磁誘導優先検出動作を実行する
    ことを特徴とする指定位置検出装置。
  10. 上記XY座標形成部は、
    上記X軸線体を配設してなるX軸線板部と、
    上記Y軸線体を配設してなるY軸線板部と
    を有し、上記X軸線板部及び上記Y軸線板部を絶縁層材を間に挟んで積層した構成を有する
    ことを特徴とする請求項9に記載の指定位置検出装置。
  11. 上記駆動信号入力部は、接続された線体の一端のうちから2本を順次選択して上記駆動入力信号を入力すると共に、上記第1のモード切換部は当該順次選択された上記2本の線体の他端間をそれぞれ接続することによりそれぞれ当該2本の線体によって入力信号入力用のループコイルを形成し、
    上記位置検出信号出力部は接続された線体のうちから2本を順次選択して上記位置検出信号を出力すると共に、上記第2のモード切換部は当該選択された上記2本の線体の他端を接続することにより当該2本の線体によって位置検出信号出力用のループコイルを形成し、
    ペンタッチ型の上記位置指定手段が上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、上記形成された入力信号入力用のループコイルから入力された入力信号を、上記位置指定手段を介して上記位置検出信号出力用のループコイルに伝達することにより、上記位置検出信号出力部から電磁誘導検出モードのペンタッチ動作検出出力として出力する
    ことを特徴とする請求項9に記載の指定位置検出装置。
  12. 上記第1及び第2のモード切換部が上記線体間を接続しない動作状態において、上記駆動信号入力部は上記接続された線体の一端に順次上記駆動入力信号を入力すると共に、ユーザの指先が、上記位置指定手段として、上記XY座標形成部のXY座標位置を指定したとき、上記駆動信号入力部から入力され、上記ユーザの指先によって上記線体間の浮遊容量に生じた変化を受けながら伝達された上記駆動入力信号を、上記位置検出信号出力部から静電結合検出モードの指タッチ動作検出出力として出力する
    ことを特徴とする請求項9に記載の指定位置検出装置。
JP2014555430A 2013-12-03 2013-12-03 指定位置検出装置 Active JP5702511B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2013/007081 WO2015083196A1 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 指定位置検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5702511B1 true JP5702511B1 (ja) 2015-04-15
JPWO2015083196A1 JPWO2015083196A1 (ja) 2017-03-16

Family

ID=52875933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014555430A Active JP5702511B1 (ja) 2013-12-03 2013-12-03 指定位置検出装置

Country Status (5)

Country Link
JP (1) JP5702511B1 (ja)
KR (1) KR101501422B1 (ja)
CN (1) CN104969153A (ja)
TW (1) TW201535189A (ja)
WO (1) WO2015083196A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056259A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ニューコムテクノ株式会社 指定位置検出ユニット
CN106843596A (zh) * 2017-03-20 2017-06-13 深圳市亿维自动化技术有限公司 一种触摸检测方法和装置
US11249610B2 (en) 2018-02-13 2022-02-15 Wacom Co., Ltd. Position detection device, and position detection method based on electromagnetic inductive coupling and capacitive coupling

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6605292B2 (ja) * 2015-10-16 2019-11-13 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
JP6901655B2 (ja) * 2016-06-10 2021-07-14 株式会社レゾンテック 位置検出装置及び位置検出方法
JP6606024B2 (ja) 2016-06-28 2019-11-13 ルネサスエレクトロニクス株式会社 半導体装置及び位置検出装置
JP6854743B2 (ja) * 2017-11-15 2021-04-07 株式会社ジャパンディスプレイ 表示装置
WO2020003970A1 (ja) 2018-06-25 2020-01-02 株式会社ワコム タッチic及び外部プロセッサを含むシステムで実行される方法
CN113358014B (zh) * 2020-03-06 2023-02-24 深圳普赢创新科技股份有限公司 电磁感应式坐标定位装置
KR102504329B1 (ko) * 2022-11-15 2023-02-28 (주) 아하 융합 터치센서 사이의 절체 제어가 자동으로 가능한 전자칠판

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06124162A (ja) * 1992-10-09 1994-05-06 Graphtec Corp デジタイザ
JPH1049301A (ja) * 1996-08-01 1998-02-20 Sharp Corp 座標入力装置
JP2006085488A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Canon Inc 座標検出装置
JP2007287118A (ja) * 2006-03-23 2007-11-01 Wacom Co Ltd 情報処理装置、操作入力方法及びセンス部品
JP2008152640A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Sony Corp 座標入力装置及び座標入力システム
JP2011086297A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Orise Technology Co Ltd 静電容量型タッチパネル用センシング回路
JP2011185680A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Wacom Co Ltd 位置検出装置
JP2013069270A (ja) * 2011-09-23 2013-04-18 Kye Systems Corp デュアルモードタブレットとその信号検出方法及び切換方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102163112B (zh) * 2011-04-07 2014-07-23 台均科技(深圳)有限公司 传感器、双模式触控模组及双模式触控电子装置
CN102436333B (zh) * 2011-10-25 2014-11-19 汉王科技股份有限公司 兼容电容定位和电磁定位的输入装置及其输入方法
CN103279273B (zh) * 2013-06-19 2016-08-10 广州视源电子科技股份有限公司 一种电磁与电容双模触摸屏的触控切换方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06124162A (ja) * 1992-10-09 1994-05-06 Graphtec Corp デジタイザ
JPH1049301A (ja) * 1996-08-01 1998-02-20 Sharp Corp 座標入力装置
JP2006085488A (ja) * 2004-09-16 2006-03-30 Canon Inc 座標検出装置
JP2007287118A (ja) * 2006-03-23 2007-11-01 Wacom Co Ltd 情報処理装置、操作入力方法及びセンス部品
JP2008152640A (ja) * 2006-12-19 2008-07-03 Sony Corp 座標入力装置及び座標入力システム
JP2011086297A (ja) * 2009-10-19 2011-04-28 Orise Technology Co Ltd 静電容量型タッチパネル用センシング回路
JP2011185680A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Wacom Co Ltd 位置検出装置
JP2013069270A (ja) * 2011-09-23 2013-04-18 Kye Systems Corp デュアルモードタブレットとその信号検出方法及び切換方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017056259A1 (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 ニューコムテクノ株式会社 指定位置検出ユニット
CN106843596A (zh) * 2017-03-20 2017-06-13 深圳市亿维自动化技术有限公司 一种触摸检测方法和装置
US11249610B2 (en) 2018-02-13 2022-02-15 Wacom Co., Ltd. Position detection device, and position detection method based on electromagnetic inductive coupling and capacitive coupling
US11644936B2 (en) 2018-02-13 2023-05-09 Wacom Co., Ltd. Position detection device, and position detection method based on electromagnetic inductive coupling and capacitive coupling

Also Published As

Publication number Publication date
TW201535189A (zh) 2015-09-16
CN104969153A (zh) 2015-10-07
JPWO2015083196A1 (ja) 2017-03-16
KR101501422B1 (ko) 2015-03-10
WO2015083196A1 (ja) 2015-06-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5702511B1 (ja) 指定位置検出装置
JP5819565B1 (ja) 位置検出ユニット
US8395598B2 (en) Position detection apparatus
US20150277601A1 (en) Specified position detection device
WO2014097499A1 (ja) 触覚入出力装置
JP6862072B2 (ja) 指示体検出装置及びその信号処理方法
JP5626962B2 (ja) 位置検出装置および位置入力装置
CN104731464A (zh) 利用车辆的操作系统的触摸板的多操作系统和方法
JPWO2016006272A1 (ja) 位置指示器、位置検出装置及び位置検出装置の入力制御方法
CN102314305A (zh) 显示控制装置和显示控制方法、显示控制程序和记录介质
KR101680939B1 (ko) 터치 패널 스캐닝 방법 및 이를 수행하기 위한 터치 집적 회로
JPH10222283A (ja) 座標読取装置およびその座標指示器
JP6214065B2 (ja) 電子機器
JP7189291B2 (ja) 位置検出センサおよび位置検出装置
KR101489131B1 (ko) 지정 위치 검출 장치
WO2017056259A1 (ja) 指定位置検出ユニット
JP2016031767A (ja) 位置検出ユニット
TW201133066A (en) Proximity sensing panel
TW200935279A (en) Touch display device
JP5851107B2 (ja) 測定装置およびスクロール表示方法
JPS63115220A (ja) 位置検出装置
JPH047721A (ja) 座標入力装置
JPS63108425A (ja) 位置検出装置
JPH07160421A (ja) タッチパネル装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20150210

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150217

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5702511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250