JP2011086297A - 静電容量型タッチパネル用センシング回路 - Google Patents

静電容量型タッチパネル用センシング回路 Download PDF

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Abstract

【課題】センシング回路の出力端子で高い電圧低下を生成する静電容量型タッチパネル用のセンシング回路を提供する。
【解決手段】センシング回路は、オペレーションアンプ、第1から第6からなる6つのスイッチおよび第1と第2のフィードバックコンデンサーを有している。オペレーションアンプは正側入力端子、負側入力端子および出力端子を有し、基準電圧は正側入力端子に入力される。第1のスイッチは受信電極と負側入力端子の間で接続され、第2のスイッチは負側入力端子と出力端子の間で接続される。第3のスイッチは負側入力端子および第1のフィードバックコンデンサーに接続され、第4のスイッチは第1のフィードバックコンデンサーおよび出力端子に接続される。第5のスイッチは負側入力端子および第2のフィードバックコンデンサーに接続され、第6のスイッチは第2のフィードバックコンデンサーおよび出力端子に接続される。
【選択図】図4A

Description

本発明は、タッチパネル用のセンシング回路に関し、特に静電容量型タッチパネル用のセンシング回路に関する。この出願は2009年10月19日に出願された台湾出願第98135295号の利益を要求するものであって、その主題は参照によってここに組込まれるものとする。
図1は従来技術に従う静電容量型タッチパネルシステムを示す概略回路図である。図1に示すように、静電容量型タッチパネルシステムは駆動ユニットu1〜u6、センシング回路s1〜s6、及びタッチパネルを含む。タッチパネルは駆動電極d1〜d6と受信電極r1〜r6を含んでおり、それらは直接互いには接続されていない。駆動電極d1〜d6はそれぞれの駆動ユニットu1〜u6の出力端子に接続される。受信電極r1〜r6はそれぞれのセンシング回路s1〜s6の入力端子に接続される。等価なキャパシタンスCd1〜Cd6が駆動電極d1〜d6と接地の間に存在する。等価なキャパシタンスCr1〜Cr6は受信電極r1〜r6と接地の間に存在する。さらに、相互キャパシタンスCm11〜Cm66は駆動電極d1〜d6とそれぞれの受信電極r1〜r6の間に存在する。明確化のため、6つの駆動電極d1〜d6および6つの受信電極r1〜r6すなわち、タッチパネルが図1に示される。より多くの駆動電極および受信電極を備えた静電容量型タッチパネルは、同様の配置を有しているものとすることができ、余分にはここに記述されない。
図1の静電容量型タッチパネルは、複数の指用のタッチパネルである。伝導性の指示オブジェクト(例えば指)が静電容量型タッチパネルに触れるとき、相互の容量値が変更される。相互の容量値の変更に従って触れられた位置が認識される。一般に、一旦ユーザの指が静電容量型タッチパネルのタッチポイントに置かれれば、タッチポイントの相互の容量値が変更される。その間に、駆動信号は、対応する相互容量に送られる。その駆動信号に応じて、相互容量に格納された電気量は相応して変更される。その電気量の変更はセンシング回路によって検知される。前記センシング回路に接続された後段の回路(図示せず)は、電気量の変更によるタッチポイントの位置を認識することができる。さらに、電気量(Q)と電圧(V)および容量値(C)の関係は、方程式Q=CxVに従うので、センシング回路は後段の回路にさらに電圧変化を提供し得る。後段の回路は、電圧変化によるタッチポイントの位置を認識する。
再び図1を参照する。6つの駆動信号P1〜P6は、駆動ユニットu1〜u6を介し駆動電極d1〜d6にそれぞれのパルスを連続して供給する。相互のキャパシタンスCm11〜Cm66が駆動電極d1〜d6とそれぞれの受信電極r1〜r6の間で接続されているので、相互のキャパシタンスCm11〜Cm66の結合電荷は受信電極r1〜r6を介してセンシング回路s1〜s6に送られる。そのため、出力電圧Vo1〜Vo6はセンシング回路s1〜s6によってそれぞれ生成される。
例えば、駆動サイクルTで生成された第1の駆動信号P1のパルスは、第1の駆動電極d1に接続される相互のキャパシタンスCm11〜Cm16を充電する。相互のキャパシタンスCm11〜Cm16の結合電荷は受信電極r1〜r6を通してセンシング回路s1〜s6に送られる。相応して、出力電圧Vo1〜Vo6は、センシング回路s1〜s6によってそれぞれ生成される。
タッチポイントが相互のキャパシタンスCm11に近いものと仮定して、第1のセンシング回路s1によって生成された出力電圧Vo1は、センシング回路s2〜s6からそれぞれ出力される出力電圧Vo2〜Vo6とは異なるものとなる。2つのタッチポイントがそれぞれ相互のキャパシタンスCm11およびCm16と近いものであると仮定して、第1のセンシング回路s1および第6のセンシング回路s6によって生成された出力電圧Vo1、Vo6は、センシング回路s2〜s5からそれぞれ出力される出力電圧Vo2〜Vo5とは異なったものとなる。
次の駆動サイクルでは、駆動信号P2〜P6は、駆動電極d1〜d6に連続してパルスを供給する。相応して、出力電圧Vo1〜Vo6はセンシング回路s1〜s6によってそれぞれ生成される。
これらの6つの駆動サイクルT1は、走査サイクルτを構成すると考えられる。換言すれば、走査サイクルτの後は静電容量型タッチパネルのエリアはすべて一度走査されたものとなる。そういうものとして、タッチパネル上の少なくとも1つのタッチポイントの位置は認識することができる。
図2は、先行技術による静電容量型タッチパネルシステムのセンシング回路を例示する概略回路図である。図2に示すように、センシング回路sは積分回路によって構成される。センシング回路sはオペレーションアンプ200およびフィードバックコンデンサーCiを含む。基準電圧Vrefはオペレーションアンプ200の正側入力端子(+)に入力される。フィードバックコンデンサーCiの両端子は、負側入力端子(-)およびオペレーションアンプ200の出力端子Voにそれぞれ接続される。さらに、オペレーションアンプ200の負側入力端子(-)も受信電極rに接続される。相互のキャパシタンスCmは受信電極rと駆動電極dの間に接続される。等価なキャパシタンスCrは受信電極rと接地端子GNDの間に接続される。
オペレーションアンプ200の通常動作中において、オペレーションアンプ200の正側入力端子(+)および負側入力端子(-)に入力した電圧は、基準電圧Vrefと等しい。すなわち、キャパシタンスCrの両側の電圧は基準電圧Vrefと等しい。駆動電極dを通り抜けるパルスの振幅がVyであるという場合では、出力端子Voは電圧降下ΔVoを有する。
電圧降下ΔVoは次の方程式(I)、ΔVo=-Vy(Cm/Ci)によって計算される。図1の中で示される第1の駆動信号P1をとってみると、タッチポイントが作成されないという場合では、相互のキャパシタンスCm11〜Cm16の相互の容量値は不変である。したがって、センシング回路s1〜s6の出力端子Vo1〜Vo6の電圧降下は同一である。他方、もしタッチポイントが相互のキャパシタンスCm11に近い場合、相互のキャパシタンスCm11の相互の容量値は変更され、したがって、第1のセンシング回路s1の出力端子Vo1の電圧降下は、センシング回路s2〜s6の出力端子Vo2〜Vo6の電圧降下とは異なるものとなる。センシング回路s1〜s6の出力端子Vo1〜Vo6の電圧降下によれば、後段の回路は、タッチポイントの位置を認識することができる。
タッチポイントの相互のキャパシタンスCmの相互の容量値の変化が非常に小さい場合、相互のキャパシタンスCmの結合電荷は他の相互のキャパシタンスの結合電荷とはわずかに異なる。そのため、タッチポイントに対応するセンシング回路によって生成された電圧降下は、他のセンシング回路によって生成された電圧降下とはわずかに異なることになる。この場合において、後段の回路は、電圧降下の変化によるタッチポイントの位置を認識できない。
図3は、先行技術による他の1つの静電容量型タッチパネルシステムを例示する概略回路図である。図3に示すように、駆動信号P1〜P6の各々は、駆動サイクルTで、2つのパルスt1、t2を生成する。換言すれば、相互のキャパシタンスの結合電荷は、数回生成される。センシング回路s1〜s6は、相互のキャパシタンスの結合電荷を数回蓄積するように設計されている。そのため、センシング回路s1〜s6からの出力電圧Vo1〜Vo6は識別可能である。
図3に示すように、走査サイクルτは6つの駆動サイクルTを含んでおり、2つのパルスt1、t2が、各駆動サイクルTで生成される。すなわち、駆動信号P1〜P6の各々が各駆動サイクルTで、2つのパルスt1、t2を生成するので、相互のキャパシタンスの結合電荷は数回生成される。センシング回路s1〜s6、相互のキャパシタンスの結合電荷を数回蓄積するように設計され、タッチポイントの位置を決定するためのより高い電圧降下を生成する。換言すれば、走査サイクルτの後、静電容量型タッチパネルのすべてのエリアは一度に走査される。このようにタッチパネル上の少なくとも1つのタッチポイントの位置は認識される。
明確にするため、各駆動サイクルTで生成された2つのパルスt1、t2が、図3の中で示される。なお、2つより多いパルスを各駆動サイクルTで生成してもよい。そういうものとして、センシング回路s1〜s6はより高い電圧降下を生成する。相互のキャパシタンスの結合電荷を蓄積する多数のパルスの使用は、例えば「静電容量型センサーおよび配列」を名称とする米国特許第6,452,514号に示される。
本発明は当該センシング回路の出力端子で高い電圧低下を生成する静電容量型タッチパネルで使用するセンシング回路を提供する。タッチポイントからの電圧降下と、触っていないポインからの電圧降下は区別されることから、後段の回路は、容易に電圧降下の変化によるタッチポイントの実際の位置を認識することができる。
本発明の一態様に従って、静電容量型タッチパネルの受信電極で使用するセンシング回路が提供される。相互のキャパシタンスは、静電容量型タッチパネルおよび受信電極の駆動電極間で接続される。駆動電極は駆動信号を受け取る。センシング回路は、オペレーションアンプ、第1のスイッチ、第2のスイッチ、第1のフィードバックコンデンサー、第2のフィードバックコンデンサー、第3のスイッチ、第4のスイッチ、第5のスイッチおよび第6のスイッチを有する。オペレーションアンプには正側入力端子、負側入力端子および出力端子を有する。基準電圧はオペレーションアンプの正側入力端子に入力される。第1のスイッチは、受信電極とオペレーションアンプの負側入力端子の間で接続される。第2のスイッチは、負側入力端子とオペレーションアンプの出力端子の間で接続される。第3のスイッチは、オペレーションアンプの負側入力端子に第1の端子が接続され、第1のフィードバックコンデンサーの第1の端子に第2の端子が接続される。第4のスイッチは、第1のフィードバックコンデンサーの第2の端子に接続される第1の端子と、オペレーションアンプの出力端子に接続される第2の端子を有する。第5のスイッチは、オペレーションアンプの負側入力端子に接続される第1の端子と、第2のフィードバックコンデンサーの第1の端子に接続される第2の端子を有する。第6のスイッチは、第2のフィードバックコンデンサーの第2の端子に接続する第1の端子と、およびオペレーションアンプの出力端子に接続される第2の端子を有する。駆動信号は駆動サイクル中に少なくとも1つのパルスを生成する。パルスの立ち上がりエッジに応じて、第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチ、第4のスイッチ、第5のスイッチおよび第6のスイッチは制御され、その結果、第1のフィードバックコンデンサーは第1の充電方向に充電される。パルスの立ち下がりエッジに応じて、第1のスイッチ、第2のスイッチ、第3のスイッチ、第4のスイッチ、第5のスイッチおよび第6のスイッチは制御され、その結果、第2のフィードバックコンデンサーは第2の充電方向に充電される。
本発明の上述の内容は、詳細な説明および次に示す添付図面を考慮した後、当該技術の当業者により容易に明白とされるものである。
従来の技術の静電容量型タッチパネルシステムを例示する概略回路図である。 従来の技術による静電容量型タッチパネルシステムのセンシング回路を例示する概略回路図である。 従来の技術による他の静電容量型タッチパネルシステムを例示する概略回路図である。 本発明の第1の実施形態によるセンシング回路を例示する概略回路図である。 図4Aに示すセンシング回路の関連する信号処理を例示する概略タイミング波形図である。 プレチャージサイクル中の図4のセンシング回路を例示する概略回路図である。 駆動サイクルTの第1のパルスt1の先の時間間隔t1aの間の図4のセンシング回路を例示する概略回路図である。 駆動サイクルTの第1のパルスt1の後の時間間隔t1bの間の図4のセンシング回路を例示する概略回路図である。 出力サイクルOの間の図4のセンシング回路を例示する概略回路図である。 本発明の第2の実施形態によるセンシング回路を例示する概略回路図である。 図6Aに示されるセンシング回路の関連する信号処理を例示する概略タイミング波形図である。 プレチャージサイクル中の図6のセンシング回路を例示する概略回路図である。 駆動サイクルTの第1のパルスt1の先の時間間隔t1aの間の図6のセンシング回路を例示する概略回路図である。 駆動サイクルTの第1のパルスt1の後の時間間隔t1bの間の図6のセンシング回路を例示する概略回路図である。 出力サイクルOの間の図6のセンシング回路を例示する概略回路図である。 本発明の第3の実施形態によるセンシング回路を例示する概略回路図である。 図8Aに示すセンシング回路の関連する信号処理を例示する概略タイミング波形図である。 プレチャージサイクル中の図8のセンシング回路を例示する概略回路図である。 駆動サイクルTの第1のパルスt1の先の時間間隔t1aの間の図8のセンシング回路を例示する概略回路図である。 駆動サイクルTの第1のパルスt1の後の時間間隔t1bの間の図8のセンシング回路を例示する概略回路図である。 出力サイクルOの間の図8のセンシング回路を例示する概略回路図である。
本発明はここで次の実施形態を参照しながらより明確に記述される。なお、本発明の好適な実施形態の次の記述は、説明と解説だけの目的のためでここに示される。また、網羅するものあるいは開示されたところから正確さに制限されたものとなるように意図したものではない。
図4Aは、本発明の第1の実施形態に従いセンシング回路を例示する概略回路図である。図4Bは、図4Aに示すセンシング回路の関連する信号処理を例示する概略タイミング波形図である。センシング回路sはオペレーションアンプ400、第1のフィードバックコンデンサーCi1、第2のフィードバックコンデンサーCi2および8個のスイッチsw1〜sw8を有する。
基準電圧Vrefは、オペレーションアンプ400の正側入力端子(+)に入力される。第1のスイッチsw1は第1の制御信号ctr1によって制御され、受信電極rとオペレーションアンプ400の負側入力端子(-)の間に接続される。第2のスイッチsw2は第2の制御信号ctr2によって制御され、オペレーションアンプ400の負側入力端子(-)と出力端子Voの間に接続される。第3のスイッチsw3は第3の制御信号ctr3によって制御される。第3のスイッチsw3の第1の端子は、オペレーションアンプ400の負側入力端子(-)に接続される。第3のスイッチsw3の第2の端子は第1のフィードバックコンデンサーCi1の第1の端子に接続される。第4のスイッチsw4は第4の制御信号ctr4によって制御される。第4のスイッチsw4の第1の端子は第1のフィードバックコンデンサーCi1の第2の端子に接続される。第4のスイッチsw4の第2の端子はオペレーションアンプ400の出力端子Voに接続される。第5のスイッチsw5は第5の制御信号ctr5によって制御される。第5のスイッチsw5の第1の端子は、オペレーションアンプ400の負側入力端子(-)に接続される。第5のスイッチsw5の第2の端子は第2のフィードバックコンデンサーCi2の第1の端子に接続される。第6のスイッチsw6は第6の制御信号ctr6によって制御される。第6のスイッチsw6の第1の端子は第2のフィードバックコンデンサーCi2の第2の端子に接続される。第6のスイッチsw6の第2の端子はオペレーションアンプ400の出力端子Voに接続される。第7のスイッチsw7は第7の制御信号ctr7によって制御され、第3のスイッチsw3の第2の端子とオペレーションアンプ400の出力端子Voの間に接続される。第8のスイッチsw8は第8の制御信号ctr8によって制御され、第1のフィードバックコンデンサーCi1の第2の端子と第2のフィードバックコンデンサーCi2の第2の端子の間に接続される。
この実施形態では、第1のフィードバックコンデンサーCi1および第2のフィードバックコンデンサーCi2は、同じ容量値を持っており、それはCi/2と等しい。
図4Bに示すように、駆動信号Pの走査サイクルτは、プレチャージサイクル、駆動サイクルT、および出力サイクルOを有する。各駆動サイクルTで、駆動信号Pは3つのパルスt1、t2、t3を生成する。出力サイクルOは駆動サイクルTに続く。残りの時間はプレチャージサイクルである。8つの制御信号ctr1〜ctr8の高レベルの状態に応じて、スイッチsw1〜sw8は閉じた状態とされる。しかし、8つの制御信号ctr1〜ctr8の低レベルの状態に応じて、スイッチsw1〜sw8は開いた状態とされる。以下に、センシング回路sの動作について図4、5を参照しながら、より詳しく説明する。
図5Aはプレチャージサイクル中の図4Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。プレチャージサイクル中では、スイッチsw1〜sw6は全て閉じた状態とされるが、第7のスイッチsw7および第8のスイッチsw8は開いた状態とされる。プレチャージサイクル期間ではパルスが生成されず、第1のフィードバックコンデンサーCi1および第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端子は短絡しているため、第1のフィードバックコンデンサーCi1および第2のフィードバックコンデンサーCi2に蓄積された電荷量はゼロとなる。
図5Bは駆動サイクルTの第1のパルスt1の先の時間間隔t1aの間の図4Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図4B、5Bを参照する。第1のパルスt1の先の時間間隔t1aでは、第1のパルスt1は低レベルの状態から高レベルの状態まで切り替えられる。すなわち、第1のパルスt1の立ち上がりエッジは先の時間間隔t1aの内にある。その間に、第1のスイッチsw1、第3のスイッチsw3および第4のスイッチsw4は閉じた状態とされるが、第2のスイッチsw2およびスイッチsw5〜sw8は開いた状態とされる。
そのため、相互のキャパシタンスCmは第1のパルスt1の立ち上がりエッジで結合電荷を生成する。さらに、相互のキャパシタンスCmの正側端子(+)が駆動電極dに接続され、相互のキャパシタンスCmの負側端子(-)が受信電極rに接続されるので、第1のフィードバックコンデンサーCi1の第1の端子は正側端子(+)であり、第1のフィードバックコンデンサーCi1の第2の端子は負側端子(-)である。方程式(I)によれば、第1のフィードバックコンデンサーCi1の両端の電圧降下は次式ΔVo=2(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
図5Cは駆動サイクルTの第1のパルスt1の後の時間間隔t1bの間の図4Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図4B、5Cを参照する。第1のパルスt1の後の時間間隔t1bでは、第1のパルスt1は高レベルの状態から低レベルの状態まで切り替えられる。すなわち、第1のパルスt1の立ち下がりエッジは後の時間間隔t1bの内にある。その間に、第1のスイッチsw1、第5のスイッチsw5および第6のスイッチsw6は閉じた状態であるが、第2のスイッチsw2、第3のスイッチsw3、第4のスイッチsw4、第7のスイッチsw7および第8のスイッチsw8は、開いた状態である。
そのため、相互のキャパシタンスCmは第1のパルスt1の立ち下がりエッジで結合電荷を生成する。さらに、相互のキャパシタンスCmの負側端子(-)が駆動電極dに接続され、相互のキャパシタンスCmの正側端子(+)が受信電極rに接続されるので、第2のフィードバックコンデンサーCi2の第1の端子は負側端子(-)であり、第2のフィードバックコンデンサーCi2の第2の端子は正側端子(+)である。方程式(I)によれば、第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端の電圧降下は次式ΔVo=2(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
図5B、5Cから理解されるように、第1のフィードバックコンデンサーCi1は、駆動信号の第1のパルスt1の立ち上がりエッジに応じて第1の端子から第2の端子へ第1の充電方向に充電される。また、第2のフィードバックコンデンサーCi2は、駆動信号の第1のパルスt1の立ち下がりエッジに応じて第2の端子から第1の端子への第2の充電方向に充電される。
同様に、第2のパルスt2の先の時間間隔t2aの間、センシング回路sの動作状況は図5Bに述べたものと似ている。さらに、第1のフィードバックコンデンサーCi1は第1の端子から第2の端子へ充電され、第1のフィードバックコンデンサーCi1の両端の電圧降下は次式ΔVo=4(Vy(Cm/Ci))のように得られる。同様に、第2のパルスt2の後の時間間隔t2bの間、センシング回路sの動作状況は図5Cに述べたものと似ている。さらに、第2のフィードバックコンデンサーCi2は第2の端子から第1の端子へ充電され、第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端の電圧降下は次式ΔVo=4(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
同様に、第3のパルスt3の先の時間間隔t3aの間、センシング回路sの動作状況は図5Bに述べたものと似ている。さらに、第1のフィードバックコンデンサーCi1は第1の端子から第2の端子へ充電され、第1のフィードバックコンデンサーCi1の両端の電圧降下は次式ΔVo=6(Vy(Cm/Ci))のように得られる。同様に、第3のパルスt3の後の時間間隔t3bの間に、センシング回路sの動作状況は図5Cに述べたものと似ている。さらに第2のフィードバックコンデンサーCi2は第2の端子から第1の端子へ充電され、第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端の電圧降下は次式ΔVo=6(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
図5Dは出力されたサイクルOの間の図4Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図4B、5Dを参照する。出力サイクルOの期間では、第5のスイッチsw5、第7のスイッチsw7および第8のスイッチsw8は、閉じた状態であるが、スイッチsw1〜sw4および第6のスイッチsw6は開いた状態である。
明らかに、出力サイクルOの間に、第1のフィードバックコンデンサーCi1の両端の電圧は第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端の電圧によって増加する。そのため、出力端子Voの電圧降下は次式ΔVo=12(Vy(Cm/Ci))のように得られる。換言すれば、Nパルスが駆動サイクルTに生成されるという場合では、出力端子Voの電圧降下は次式ΔVo=4N(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
第1の実施形態では、センシング回路sの出力端子での電圧降下は、出力サイクル中に増加する。よって、タッチポイントからの電圧降下と、触っていないポインからの電圧降下は区別されることから、後段の回路は、容易に電圧降下の変化によるタッチポイントの実際の位置を認識することができる。
図6Aは、本発明の第2の実施形態に従ってセンシング回路を例示する概略回路図である。図6Bは、図6Aに示すセンシング回路の関連する信号処理を例示する概略タイミング波形図である。センシング回路sはオペレーションアンプ600、第1のフィードバックコンデンサーCi1、第2のフィードバックコンデンサーCi2および8つのスイッチsw1〜sw8を有する。
基準電圧Vrefは、オペレーションアンプ600の正側入力端子(+)に入力される。第1のスイッチsw1は第1の制御信号ctr1によって制御され、受信電極rとオペレーションアンプ600の負側入力端子(-)の間に接続される。第2のスイッチsw2は第2の制御信号ctr2によって制御され、負側入力端子(-)とオペレーションアンプ600の出力端子Voの間に接続される。第3のスイッチsw3は第3の制御信号ctr3によって制御される。第3のスイッチsw3の第1の端子は、オペレーションアンプ600の負側入力端子(-)に接続される。第3のスイッチsw3の第2の端子は第1のフィードバックコンデンサーCi1の第1の端子に接続される。第4のスイッチsw4は第4の制御信号ctr4によって制御される。第4のスイッチsw4の第1の端子は第1のフィードバックコンデンサーCi1の第2の端子に接続される。第4のスイッチsw4の第2の端子はオペレーションアンプ600の出力端子Voに接続される。第5のスイッチsw5は第5の制御信号ctr5によって制御される。第5のスイッチsw5の第1の端子は、オペレーションアンプ600の負側入力端子(-)に接続される。第5のスイッチsw5の第2の端子は第2のフィードバックコンデンサーCi2の第1の端子に接続される。第6のスイッチsw6は第6の制御信号ctr6によって制御される。第6のスイッチsw6の第1の端子は第2のフィードバックコンデンサーCi2の第2の端子に接続される。第6のスイッチsw6の第2の端子はオペレーションアンプ600の出力端子Voに接続される。第7のスイッチsw7は第7の制御信号ctr7によって制御され、第3のスイッチsw3の第2の端子とオペレーションアンプ600の出力端子Voの間に接続される。第8のスイッチsw8は第8の制御信号ctr8によって制御され、第1のフィードバックコンデンサーCi1の第2の端子とオペレーションアンプ600の負側入力端子(-)の間に接続される。この実施形態では、第1のフィードバックコンデンサーCi1および第2のフィードバックコンデンサーCi2は、同じ容量値を持っており、それはCi/2と等しい。
図6Bに示すように、駆動信号のPの走査サイクルτは、プレチャージサイクル、駆動サイクルTおよび出力サイクルOを有する。各駆動サイクルTで、駆動信号のPは3のパルスt1、t2およびt3を生成する。出力サイクルOは駆動サイクルTに続く。残った時間はプレチャージサイクルである。8つの制御信号ctr1〜ctr8の高レベルの状態に応じて、スイッチsw1〜sw8は閉じた状態とされる。しかし、8つの制御信号ctr1〜ctr8の低レベルの状態に応じて、スイッチsw1〜sw8は開いた状態とされる。以下に、センシング回路sの動作については、図6、7を参照しながらより詳しく例示される。
図7Aはプレチャージサイクル中の図6Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。プレチャージサイクル中にすべてスイッチsw1〜sw6は閉じた状態とされるが、第7のスイッチsw7および第8のスイッチsw8は開いた状態とされる。プレチャージサイクル中にはパルスが生成されず、第1のフィードバックコンデンサーCi1および第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端子は短絡していることから、第1のフィードバックコンデンサーCi1および第2のフィードバックコンデンサーにCi2に充電される電荷量はゼロとなる。
図7Bは駆動サイクルTの第1のパルスt1の先の時間間隔t1aの間の図6Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図7Bの中の回路の接続は図5Bの中のそれで同じであり、余分にここに記述はしない。すなわち、方程式(I)によれば、第1のフィードバックコンデンサーCi1の両端の電圧降下は次式ΔVo=2(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
図7Cは駆動サイクルTの第1のパルスt1の後の時間間隔t1bの間の図6Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図7Cの中の回路の接続は図5Cの中のそれで同じであり、余分にここに記述はしない。すなわち方程式(I)によれば、第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端の電圧降下は次式ΔVo=2(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
図7B,7Cから理解されるように、第1のフィードバック・コンデンサーCi1は、駆動信号の第1のパルスt1の立ち上がりエッジに応じて第1の端子から第2の端子へ第1の充電方向に充電される。また、第2のフィードバック・コンデンサーCi2は、駆動信号の第1のパルスt1の立ち下がりエッジに応じて第2の端子から第1の端子への第2の充電方向に充電される。
同様に、第2のパルスt2の先の時間間隔t2aの間、センシング回路sの動作状況は図7Bに述べたものと似ている。さらに、第1のフィードバックコンデンサーCi1は第1の端子から第2の端子へ充電され、第1のフィードバックコンデンサーCi1の両端の電圧降下は次式ΔVo=4(Vy(Cm/Ci))のように得られる。同様に、第2のパルスt2の後の時間間隔t2bの間、センシング回路sの動作状況は図7Cに述べたものと似ている。さらに、第2のフィードバックコンデンサーCi2は第2の端子から第1の端子へ充電され、第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端の電圧降下は次式ΔVo=4(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
同様に、第3のパルスt3の先の時間間隔t3aの間、センシング回路sの動作状況は図7Bに述べたものと似ている。さらに、第1のフィードバックコンデンサーCi1は第1の端子から第2の端子へ充電され、第1のフィードバックコンデンサーCi1の両端の電圧降下は次式ΔVo=6(Vy(Cm/Ci))のように得られる。同様に、第3のパルスt3の後の時間間隔t3bの間、センシング回路sの動作状況は図7Cに述べたものと似ている。さらに、第2のフィードバックコンデンサーCi2は第2の端子から第1の端子へ充電され、第2のフィードバックコンデンサーCi2の両端の電圧降下は次式ΔVo=6(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
図7Dは出力されたサイクルOの間の図6Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図6B、7Dを参照する。出力サイクルOの間、スイッチsw5〜sw8は閉じた状態とされ、しかしスイッチsw1〜sw4は開いた状態とされる。
明らかに、出力サイクルOの間に、第1のフィードバックコンデンサーCi1および第2のフィードバックコンデンサーCi2は、互いに平行に接続される。そのため、出力端子Voの電圧降下は次式ΔVo=6(Vy(Cm/Ci))のように得られる。換言すれば、Nパルスが駆動サイクルTに生成されるという場合では、出力端子Voの電圧降下は次式ΔVo=2N(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
第2の実施形態では、センシング回路sの出力端子での電圧降下は、出力サイクル中に増加する。よって、タッチポイントからの電圧降下と、触っていないポインからの電圧降下は区別されることから、後段の回路は、容易に電圧降下の変化によるタッチポイントの実際の位置を認識することができる。
図8Aは、本発明の第3の実施形態に従うセンシング回路を例示する概略回路図である。図8Bは、図8Aの中で示されるセンシング回路における関連する信号処理を例示する概略タイミング波形図である。センシング回路sは、オペレーションアンプ800、フィードバック・コンデンサーCiおよび6つのスイッチsw1〜sw6を有する。
基準電圧Vrefは、オペレーションアンプ800の正側入力端子(+)に入力される。第1のスイッチsw1は第1の制御信号ctr1によって制御され、受信電極rとオペレーションアンプ800の負側入力端子(-)の間に接続する。第2のスイッチsw2は第2の制御信号ctr2によって制御され、負側入力端子(-)とオペレーションアンプ800の出力端子Voの間に接続する。第3のスイッチsw3は第3の制御信号ctr3によって制御される。第3のスイッチsw3の第1の端子は、オペレーションアンプ800の負側入力端子(-)に接続される。第3のスイッチsw3の第2の端子はフィードバックコンデンサーCiの第1の端子に接続される。第4のスイッチsw4は第4の制御信号ctr4によって制御される。第4のスイッチsw4の第1の端子はフィードバックコンデンサーCiの第2の端子に接続される。第4のスイッチsw4の第2の端子はオペレーションアンプ800の出力端子Voに接続される。第5のスイッチsw5は第5の制御信号ctr5によって制御され、オペレーションアンプ800の負側入力端子(-)とフィードバック・コンデンサーCiの第2の端子の間に接続される。 第6のスイッチsw6は第6の制御信号ctr6によって制御され、オペレーションアンプ800の出力端子Voとフィードバック・コンデンサーCiの第1の端子の間に接続される。
図8Bに示すように、駆動信号Pの走査サイクルτはプレチャージサイクル、駆動サイクルTおよび出力サイクルOを有する。各駆動サイクルTで、駆動信号のPは3のパルスt1、t2およびt3を生成する。出力サイクルOは駆動サイクルTに続く。残る時間はプレチャージサイクルである。6つの制御信号ctr1〜ctr6の高レベルの状態に応じて、スイッチsw1〜sw6は閉じた状態とされる。しかし、8つの制御信号ctr1〜ctr6の低レベルの状態に応じて、スイッチsw1〜sw6は開いた状態とされる。以下に、図8、9を参照して、センシング回路sのオペレーションはより詳しく説明される。
図9Aはプレチャージサイクル中の図8Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。プレチャージサイクル中に、スイッチsw1〜sw6は閉じた状態とされる。プレチャージサイクル中にはパルスが生成されず、フィードバックコンデンサーCiの両端子は短絡していることから、フィードバックコンデンサーCiに充電される電荷量はゼロとなる。
図9Bは駆動サイクルTの第1のパルスt1の先の時間間隔t1aの間の図8Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図8B、9Bを参照する。第1のパルスt1の先の時間間隔t1aでは、第1のパルスt1は低レベルの状態から高レベルの状態まで切り替えられる。その間に、第1のスイッチsw1、第3のスイッチsw3および第4のスイッチsw4は、閉じた状態とされるが、第2のスイッチsw2、第5のスイッチsw5および第6のスイッチsw6は、開いた状態とされる。
そのため、相互のキャパシタンスCmは第1のパルスt1の立ち上がりエッジで結合電荷を生成する。
さらに、相互のキャパシタンスCmの正側端子(+)が駆動電極dに接続され、相互のキャパシタンスCmの負側端子(-)が受信電極rに接続されるので、フィードバックコンデンサーCiの第1の端子は正側端子(+)である。また、フィードバックコンデンサーCiの第2の端子は負側端子(-)である。方程式(I)によれば、フィードバックコンデンサーCiの両端の電圧降下は次式ΔVo=Vy(Cm/Ci)のように得られる。
図9Cは駆動サイクルTの第1のパルスt1の後の時間間隔t1bの間の図8Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。図8B、9Cを参照する。第1のパルスt1の後の時間間隔t1bでは、第1のパルスt1は高レベルの状態から低レベルの状態まで切り替えられる。その間に、第1のスイッチsw1、第5のスイッチsw5および第6のスイッチsw6は、閉じた状態とされ、第2のスイッチsw2、第3のスイッチsw3および第4のスイッチsw4は、開いた状態とされる。
そのため、相互のキャパシタンスCmは第1のパルスt1の立ち下がりエッジで結合電荷を生成する。さらに、相互のキャパシタンスCmの負側端子(-)が駆動電極dに接続され、相互のキャパシタンスCmの正側端子(+)が受信電極rに接続されるので、フィードバックコンデンサーCiの第2の端子は負側端子(-)である。また、フィードバックコンデンサーCiの第1の端子は正側端子(+)である。方程式(I)によれば、フィードバックコンデンサーCiの両端の電圧降下は次式ΔVo=Vy(Cm/Ci)のように蓄積される。
同様に、第2のパルスt2の先の時間間隔t2aでのセンシング回路sの動作状況は図9Bに述べたものと似ている。さらに、フィードバックコンデンサーCiの両端の電圧降下は次式ΔVo=3Vy(Cm/Ci)のように得られる。同様に、第2のパルスt2の後の時間間隔t2bでのセンシング回路sの動作状況は図9Cに述べたものと似ている。さらに、フィードバックコンデンサーCiの両端の電圧降下は次式ΔVo=4Vy(Cm/Ci)のように得られる。
同様に、第3のパルスt3の先の時間間隔t3aでのセンシング回路sの動作状況は図9Bに述べたものと似ている。さらに、フィードバックコンデンサーCiの両端の電圧降下は次式ΔVo=5Vy(Cm/Ci)のように得られる。同様に、第3のパルスt3の後の時間間隔t3bでのセンシング回路sの動作状況は図9Cに述べたものと似ている。さらに、フィードバックコンデンサーCiの両端の電圧降下は次式ΔVo=6Vy(Cm/Ci)のように得られる。
図9Dは出力されたサイクルOの間の図8Aのセンシング回路を例示する概略回路図である。 図8B、9Dを参照する。出力サイクルOの間に、第5のスイッチsw5および第6のスイッチsw6は閉じた状態とされ、しかしスイッチsw1〜sw4は開いた状態とされる。
明らかに、出力サイクルOの間に、出力端子Voの電圧降下は次式ΔVo=6Vy(Cm/Ci)のように得られる。換言すれば、Nパルスが駆動サイクルTに生成されるという場合では、出力端子Voの電圧降下は次式ΔVo=2N(Vy(Cm/Ci))のように得られる。
第3の実施形態では、センシング回路sの出力端子での電圧降下は、出力サイクル中に増加する。よって、タッチポイントからの電圧降下と、触っていないポインからの電圧降下は区別されることから、後段の回路は、容易に電圧降下の変化によるタッチポイントの実際の位置を認識することができる。
第1及び第2の実施形態では、静電容量型タッチパネルのセンシング回路は少なくとも2つのフィードバックコンデンサーを有する。駆動サイクル中のパルスの立ち上がりエッジに応じて、第1のフィードバックコンデンサーは第1の充電方向に充電される。その結果、相互のキャパシタンスによって生成された結合電荷は、第1のフィードバックコンデンサーに格納される。駆動サイクル中のパルスの立ち下がりエッジに応じて、第2のフィードバックコンデンサーは第2の充電方向に充電される。その結果、相互のキャパシタンスによって生成された結合電荷は、第2のフィードバックコンデンサーに格納される。出力サイクル中に、第1のフィードバックコンデンサーおよび第2のフィードバックコンデンサーは平行、あるいは直列に接続される。その結果、電圧降下は出力端子で生成される。
第3の実施形態では、静電容量型タッチパネルのセンシング回路はフィードバックコンデンサーを含む。立ち上がりエッジあるいは駆動サイクル中のパルスの立ち下がりエッジに応じて、フィードバックコンデンサーは同じ充電方向に充電される。その結果、相互のキャパシタンスによって生成された結合電荷は、フィードバックコンデンサーに格納される。出力サイクル中に、フィードバックコンデンサーの両端の電圧に従って電圧降下は出力端子で生成される。
上記の記述から、本発明の静電容量型タッチパネルのセンシング回路は、出力端子で高い電圧低下を生成することができる。結果として、信号対雑音比(SNR)は増加される。さらに、センシング回路のオペレーションアンプの負側入力端子(-)が、基準電圧Vrefで安定して維持されるので、受信電極rとアース端子GNDの間で接続される等価な容量Crは、電圧降下に影響がない。この状況においては、寄生容量効果は除かれる。
本発明が最も実際的で好ましい実施形態と考えられるものの点から記述されているが、本発明は開示された実施形態に制限される必要がないことが理解される。一方、このような変形例および同様の構造をすべて包含するように最も広い解釈で与えられる追加されたクレームの精神および範囲内に含まれた様々な変形例および同様の構造を範疇とするように、これは意図されたものである。

Claims (12)

  1. 静電容量型タッチパネルの受信電極と、該静電容量型タッチパネルの駆動電極と前記受信電極と間に存在する相互のキャパシタンスと、および、駆動信号を受け取る前記駆動電極とを備えた使用のためのセンシング回路であって、
    正側入力端子、負側入力端子および出力端子を有し、基準電圧が当該オペレーションアンプの前記正側入力端子に入力されるオペレーションアンプと、
    前記受信電極と前記オペレーションアンプの前記負側入力端子の間で接続される第1のスイッチと、
    前記オペレーションアンプの前記負側入力端子と前記出力端子の間で接続している第2のスイッチと、
    第1のフィードバックコンデンサーと、
    第2のフィードバックコンデンサーと、
    前記オペレーションアンプの前記負側入力端子に接続された第1の端子、および前記第1のフィードバックコンデンサーの第1の端子に接続された第2の端子を有する第3のスイッチと、
    前記第1のフィードバックコンデンサーの第2の端子に接続された第1の端子、および前記オペレーションアンプの前記出力端子に接続された第2の端子を有する第4のスイッチと、
    前記オペレーションアンプの前記負側入力端子に接続された第1の端子、および前記第2のフィードバックコンデンサーの第1の端子に接続された第2の端子を有する第5のスイッチと、
    前記第2のフィードバックコンデンサーの第2の端子に接続された第1の端子、および前記オペレーションアンプの前記出力端子に接続された第2の端子を有する第6のスイッチと、
    前記駆動信号は、駆動サイクル中に少なくとも1つのパルスを生成し、該パルスの立ち上がりエッジに応じて前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチ、前記第4のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチは制御され、前記第1のフィードバックコンデンサーが第1の充電方向に充電され、前記パルスの立ち下がりエッジに応じて、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチ、前記第4のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチは制御され、前記第2のフィードバックコンデンサーは第2の充電方向に充電されることを特徴とするセンシング回路。
  2. 請求項1記載のセンシング回路であって、第1のフィードバックコンデンサーは第1のフィードバックコンデンサーの第1の端子から第2の端子へ第1の充電方向に充電され、第2のフィードバックコンデンサーは、第2のフィードバック・コンデンサーの第2の端子から第1の端子へ第2の充電方向に充電されることを特徴とするセンシング回路。
  3. 請求項1記載のセンシング回路であって、各パルスがそれぞれ第1の時間間隔および第2の時間間隔を有し、低レベル状態から高レベル状態まで切り替えられたパルスの立ち上がりエッジは前記第1の時間間隔内であり、前記高レベル状態から前記低レベル状態まで切り替えられたパルスの立ち下がりエッジは前記第2の時間間隔内にあり、前記第1の時間間隔内では、前記第1のスイッチ、前記第3のスイッチおよび前記第4のスイッチは閉じた状態とされるように制御されると共に前記第2のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチは開いた状態とされるように制御され、前記第2の時間間隔では、前記第1のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチは閉じた状態とされるように制御されると共に前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチおよび前記第4のスイッチは開いた状態とされるように制御されることを特徴とするセンシング回路。
  4. 請求項1記載のセンシング回路であって、前記駆動信号のプレチャージサイクル中では、前記第1のフィードバックコンデンサーおよび前記第2のフィードバックコンデンサーに格納される電荷量がゼロとなるように、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチ、前記第4のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチは閉じた状態となるように制御されることを特徴とするセンシング回路。
  5. 請求項1記載のセンシング回路であって、前記駆動信号が前記駆動サイクル中に1つのパルスを生成する場合、電圧降下は第1の電圧値と等しくされ、前記駆動信号が前記駆動サイクル中にNパルスを生成する場合、電圧降下は前記第1の電圧値のN倍と等しくされ、前記駆動信号の出力サイクル中に、前記第1のフィードバックコンデンサーおよび前記第2のフィードバックコンデンサーは直列に接続され、第1の電圧値の2N倍の電圧降下がオペレーションアンプの出力端子で生成されることを特徴とするセンシング回路。
  6. 請求項5記載のセンシング回路であって、前記第3のスイッチの前記第2の端子と前記オペレーションアンプの前記出力端子の間で接続している第7のスイッチと、前記第1のフィードバックコンデンサーの第2の端子と前記第2のフィードバックコンデンサーの第2の端子の間で接続している第8のスイッチとを有し、前記駆動信号の出力サイクル中に、前記第7のスイッチおよび前記第8のスイッチは閉じた状態とされるように制御されることを特徴とするセンシング回路。
  7. 請求項1記載のセンシング回路であって、前記駆動信号が前記駆動サイクル中に1つのパルスを生成する場合、電圧降下は第2の電圧値と等しくされ、前記駆動信号が前記駆動サイクル中にNパルスを生成する場合、電圧降下は第2の電圧値のN倍と等しくされ、前記駆動信号の出力サイクル中に、第1のフィードバックコンデンサーおよび第2のフィードバックコンデンサーは互いに平行に接続されて、第2の電圧値のN倍の電圧降下がオペレーションアンプの出力端子で生成されることを特徴とするセンシング回路。
  8. 請求項7記載のセンシング回路であって、前記第3のスイッチの前記第2の端子と前記オペレーションアンプの前記出力端子の間で接続している第9のスイッチと、そして前記第1のフィードバックコンデンサーの前記第2の端子と前記オペレーションアンプの前記負側入力端子の間で接続している第10のスイッチとを有し、前記駆動信号の出力サイクル中に、前記第9のスイッチおよび前記第10のスイッチは閉じた状態とされるように制御されることを特徴とするセンシング回路。
  9. 静電容量型タッチパネルの受信電極と、該静電容量型タッチパネルの駆動電極と前記受信電極と間に存在する相互のキャパシタンスと、および、駆動信号を受け取る前記駆動電極とを備えた使用のためのセンシング回路であって、
    正側入力端子、負側入力端子および出力端子を有し、基準電圧が当該オペレーションアンプの前記正側入力端子に入力されるオペレーションアンプと、
    前記受信電極と前記オペレーションアンプの前記負側入力端子の間で接続される第1のスイッチと、
    前記オペレーションアンプの前記負側入力端子と前記出力端子の間で接続している第2のスイッチと、
    フィードバックコンデンサーと、
    前記オペレーションアンプの前記負側入力端子に接続された第1の端子、および前記フィードバックコンデンサーの第1の端子に接続された第2の端子を有する第3のスイッチと、
    前記フィードバックコンデンサーの第2の端子に接続された第1の端子、および前記オペレーションアンプの前記出力端子に接続された第2の端子を有する第4のスイッチと、
    前記フィードバックコンデンサーの前記第2の端子と前記オペレーションアンプの前記負側入力端子の間で接続された第5のスイッチと、
    前記フィードバック・コンデンサーの前記第1の端子と前記オペレーションアンプの前記出力端子の間で接続された第6のスイッチと、
    前記駆動信号は、パルスの立ち上がりエッジおよび立ち下がりエッジに応じて前記駆動サイクル中に少なくとも1つのパルスを生成し、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチ、前記第4のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチが制御されて、前記フィードバックコンデンサーは第1の充電方向に充電されることを特徴とするセンシング回路。
  10. 請求項9記載のセンシング回路であって、前記フィードバックコンデンサーは、当該フィードバックコンデンサーの前記第1の端子から前記第2の端子へ前記第1の充電方向に充電され、各パルスはそれぞれ第1の時間間隔および第2の時間間隔を有し、低レベル状態から高レベル状態まで切り替えられたパルスの立ち上がりエッジは前記第1の時間間隔内であり、前記高レベル状態から前記低レベル状態まで切り替えられたパルスの立ち下がりエッジは前記第2の時間間隔内にあり、前記第1の時間間隔内では、前記第1のスイッチ、前記第3のスイッチおよび前記第4のスイッチは閉じた状態とされるように制御されると共に前記第2のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチは開いた状態とされるように制御され、前記第2の時間間隔では、前記第1のスイッチ、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチは閉じた状態とされるように制御されると共に前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチおよび前記第4のスイッチは開いた状態とされるように制御されることを特徴とするセンシング回路。
  11. 請求項9記載のセンシング回路であって、前記駆動信号のプレチャージサイクル中では、前記フィードバックコンデンサーに格納される電荷量がゼロとなるように、前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチ、および前記第4のスイッチは閉じた状態となるように制御されることを特徴とするセンシング回路。
  12. 請求項9記載のセンシング回路であって、前記駆動信号の出力サイクル中では、前記第5のスイッチおよび前記第6のスイッチが閉じた状態となるように制御され、且つ前記第1のスイッチ、前記第2のスイッチ、前記第3のスイッチおよび前記第4のスイッチは開いた状態となるように制御され、前記駆動信号が前記駆動サイクル中に1つのパルスを生成する場合、電圧降下は第3の電圧値と等しくされ、前記駆動信号が前記駆動サイクル中にNパルスを生成する場合、電圧降下は前記第3の電圧値のN倍と等しくされ、前記駆動信号の出力サイクル中に前記フィードバック・コンデンサーによって第3の電圧値のN倍の電圧降下がオペレーションアンプの出力端子で生成されることを特徴とするセンシング回路。
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