JP5701786B2 - 収納容器用の貯蔵架台 - Google Patents

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Description

本発明は、主として原子力発電所から発生する使用済燃料を貯蔵するときに使用する収納容器用の貯蔵架台に関するものである。
原子力発電施設の炉心で一定期間使用された燃料は、炉心より取出されて使用済燃料プール等に一時保管される。この所定の冷却期間が終了した燃料は最終的に再処理工場に搬出され、再処理されウランとプルトニウムを再資源として取り出し、再利用される。
使用済燃料は、再処理されるまでの期間に適切に管理・貯蔵される必要がある。そのために、日本では原子力発電所の敷地内もしくは敷地外にて管理・貯蔵する方法として、コスト的にもまた長期に亘る安定貯蔵を考えた場合においても乾式貯蔵が注目されている。乾式貯蔵方式のうち、現在国内で実用化されているキャスク貯蔵方式は、金属製の放射性物質収納容器の中に使用済燃料を収納し貯蔵する方法である。
この収納容器は、一般的に放射性物質貯蔵施設内において貯蔵用の架台に搭載され、施設内に設けられた貯蔵場所の床面の所定の位置に、架台を固定することで貯蔵される。
収納容器は、重量が非常に重いため、従来その搬送は、放射性物質貯蔵施設の天井に設けられたクレーン等の設備を用いて行っていた。しかし、クレーン等を用いた放射性物質貯蔵施設では、収納容器の吊り下げ高さを確保するために、建屋が大型化することによる貯蔵コスト増加の要因となっていた。
そこで、収納容器の搬送にエアパレットを用いることが計画されてきている。収納容器の移送は、貯蔵架台に収納容器を固縛し、その貯蔵架台の空間部にエアパレットが装着して行うものである。(例えば特許第4575864号)
放射性物質貯蔵施設内に搬入された収納容器は、中心軸を水平にした横置きの状態で横置き用架台に仮置きされ、収納容器を貯蔵エリアに貯蔵のために移動するときは、天井クレーンを用いて収納容器の縦起こしを行い、その状態で貯蔵架台上面へ移動し、収納容器の固縛装置への衝突を避けるために固縛装置より上まで吊上げ、規定の搭載位置の真上まで移動した後に着座させてから収納容器のトラニオン部を固縛することになる。
従来の技術、例えば特開2008−298588では、固縛装置はトラニオン保持機構として、ブロック形状のものを2個配置し、収納容器の横ずれ防止としては、テーパ付き金具を用いた押圧機構を設けた構造としている。
特許第4575864号(特開2007−064681号)公報 特開2008−298588号公報
一方で、放射性物質貯蔵施設での取り扱いでは、収納容器の安全な取扱いを考慮し、収納容器を規定の高さ以下で吊上げることとしており、この場合、収納容器を貯蔵架台上面へ移動すると固縛装置と干渉することから、事前に固縛装置を取り外しておき、収納容器を設置してから固縛装置を取付けることが必要となる。
しかし、この固縛装置は重量物となることから、固縛装置の着脱にあたっては、別途小型のクレーン等を用いて取り扱う必要があった。
また、固縛装置には収納容器の底面を貯蔵架台に押付けるために押圧機能を有するが、地震力が押圧による収納容器と貯蔵架台接触面の摩擦力を上回った場合、収納容器が横ずれするという懸念があることから、前述のように従来技術ではテーパ付き金具を用いた押圧機構を設けたものもあった。
本発明の目的は、収納容器、特に放射性物質の収納容器を容易に着脱できる収納納容器用の貯蔵架台を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、柱状形状を有し柱状部に複数の突起部を有する収納容器と、前記収納容器を前記柱状部の中心軸が鉛直方向となるように搭載可能な架台基部を備えた収納容器用の貯蔵架台において、少なくとも以下に示す特徴を有する。
本発明は、前記突起部を前記架台基部の上面側に押付ける突起固定部を具備する固縛装置を前記架台基部の上面に設け、前記固縛装置は前記突起固定部を前記中心軸から離間させる方向に開く開閉機構を有する第1の固縛装置であることを特徴とする。
また、本発明は、前記収納容器を前記架台基部に搭載した状態での前記収納容器の周囲に前記収納容器の横ずれ防止金具を前記架台基部の上面に複数個配置し、前記横ずれ防止金具は前記収納容器を支持する支持部材の前記中心軸方向の位置を調整する調整機構を有することを特徴とする。
前記突起部を前記架台基部の上面側に押付ける突起固定部を具備する固縛装置を前記架
台基部の上面に設け、ジョッキを備えた移動台車を有し、前記固縛装置は、前記ジャッキ
で持ち上げられ、前記架台基部の上面を移動可能な第2の固縛装置であることを特徴とする。
また、前記第1の前記固縛装置は、前記収納容器を前記架台基部に搭載した状態での前
記収納容器の周囲に複数設けてもよい。
さらに、前記突起固定部は、一端が前記架台基部に固定可能又は回転可能な突起固定部
保持部材で保持されてもよい。
また、前記突起固定部保持部材は、前記突起固定部を上下移動可能とする上下移動手段
を有してもよい。
さらに、前記突起固定部保持部材は、離間した複数の位置に前記一端を有する、さらに
、前記開閉機構は、複数の前記一端のうち1箇所の一端を支点として前記突起固定部を回
転させる機構であってもよい。
らに、前記突起固定部保持部材は前記離間した複数の位置に前記一端を有してもよい。
また、前記開閉機構は、複数の前記一端のうち1箇所の一端を支点として前記突起固定部を回転させる機構であってもよい。
さらに、前記横ずれ防止金具を3個以上設けてもよい。
また、複数個の前記横ずれ防止金具うち1個を、前記中心軸に対して、その他の前記横ずれ防止金具より、外側に配置してもよい。
さらに、前記横ずれ防止金具を貯蔵架台上面に設けた窪みに設置してもよい。
本発明によれは、収納容器、特に放射性物質の収納容器を容易に着脱できる納容器用の貯蔵架台を提供できる。
実施形態である収納容器を搭載できる本発明の収納容器用の貯蔵架台の第1の実施例1の状態図を示す図である。 固縛装置と横ずれ防止金具を有する実施例1の収納容器用の貯蔵架台の傾斜図である。 実施例1の収納容器用の貯蔵架台が有する固縛装置のうち両脇側に設けられた固縛装置4B及び入口側に設けられた固縛装置4Cの構成と動作の説明図である。 実施例1における入口側の固縛装置を取り扱うための移動台車の正面図と断面図である。 実施例1における貯蔵架台に取付ける横ずれ防止金具の平面図と断面図である。 本発明の収納容器用の貯蔵架台の第2の実施例2を示す図である。 本発明の収納容器用の貯蔵架台の第2の実施例2の動作を説明するための図である。 固縛装置の他の実施例を有する本発明の収納容器用の貯蔵架台の第3の実施例3を示す。 実施例3におけるトラニオン固定金具の詳細を示す図である。 本発明の収納容器用の貯蔵架台の第4の実施例4を示す図である。
本発明の実施形態について図1〜10を用いて説明する。図1は実施形態である収納容器を搭載できる本発明の収納容器用の貯蔵架台の第1の実施例1の状態図を示す。なお、各図において、矢印で示される符号は、装置又は機構或いはある構成要素の集合部分を示し、矢印ない斜線で示される符号は部材又は構成要素を示す。
図1に示すように、貯蔵架台2は収納容器1を搭載する架台基部2Bを有し、架台基部の上面には、収納容器1のトラニオン3と呼ばれる突起部を固縛或いは固定するための固縛装置4と、収納容器1を貯蔵架台2へ搭載するときの位置決めや、貯蔵架台2に収納容器1を搭載した状態での貯蔵時の地震時における横ずれを防止するための横ずれ防止金具5とを設けている。なお、本実施形態の収納容器1は、円柱状の形状をしているが四角柱や多角柱などの柱状形状であればよい。
図2に、固縛装置と横ずれ防止金具を有する実施例1の収納容器用の貯蔵架台2の傾斜図を示す。
貯蔵架台2は金属製であり、例えば、3m(縦)×3m(横)×0.4m(高さ)である。貯蔵架台2の底面には、エアパレット(本図には図示していない)で搬送するための空間Aを設けている。貯蔵架台2の側面には、貯蔵架台2をエアパレットで貯蔵エリアに搬送し、貯蔵する定位置への位置決め時のガイドとするために、Vブロック22を備えている。
貯蔵架台2の上面中央には、収納容器1の搭載時に底面が密着するように、収納容器着座部Bの直径に対応した部分に面加工を施している。なお、収納容器1が密着できる程度の面精度があれば面加工は必ずしも必要ではない。貯蔵架台2上面には、収納容器1を搭載した状態で、放射性物質貯蔵施設内の貯蔵エリア床面に、貯蔵架台固定ボルト(図示せず)を用いて固定するための貯蔵架台固定ボルト穴17を設けている。また貯蔵架台2の上面には、収納容器1に設けている突起部であるトラニオン3を固縛するために、固縛装置4が設けられている。固縛装置4はそれぞれのトラニオンに対応する突起固定部であるトラニオン固定金具6を有し、トラニオン固定ボルト7a〜7dを介して貯蔵架台2にそれぞれ固定されている。
固縛装置4は、収納容器1の貯蔵架台2へ搭載時のトラニオン3の位置に応じて、構造が異なる。実施例1では、入口側の4C、収納容器搭載方向に対して両脇側の4B及び奥側の4Aの3構造となる。各固縛装置4の構成要素において、添え字のあるものは構造が異なることを示す。
まず、奥側の固縛装置4Aから説明する。奥側の固縛装置4Aは、図1に示すトラニオン3を押圧固定するためのトラニオン固定金具6をトラニオン固定ボルト7cの2本を介して貯蔵架台2に取付けている。また、2本のトラニオン固定ボルト7cは、それぞれに圧縮バネ支持用パイプ9に接合している。2本の圧縮バネ支持用パイプ9は、その間に2枚の連結部材12を水平に固定している(固縛装置4Cの図を参照)。2枚の連結部材12には、収納容器1搭載時の位置決め用として、トラニオン3をガイドするトラニオンガイド20が固定されている。
また、圧縮バネ支持用パイプ9とトラニオン固定金具6の間には、トラニオン固定金具の取扱いを容易にするために圧縮バネ8を設けている。収納容器1の搭載時には、あらかじめナット10を緩めることにより、圧縮バネ8のバネ力がトラニオン固定金具6の自重に打ち勝ち、トラニオン固定金具6も上方向に移動する。収納容器1を貯蔵架台2に搭載後のトラニオン3の固縛時には、ナット10を締めることにより、トラニオン固定金具6を降下させ、トラニオン固定金具6でトラニオンを固縛する。なお、図2では圧縮バネ8は1個であるが、必要に応じもう片方のトラニオン固定ボルト7cに設けても良い。
次に、図3を用いて実施例1の収納容器用の貯蔵架台が有する固縛装置4のうち両脇側に設けられた固縛装置4B及び入口側に設けられた固縛装置4Cの構成と動作を説明する。
まず、両脇側に設けられた固縛装置4Bの構成の動きを説明する。2つの固縛装置4Bは同一構成を有するので、一部を除いて左側の固縛装置4Bに符号を付す。
収納容器搭載方向に対して左右の配置となる固縛装置4Bのトラニオン固定金具6は、トラニオン固定ボルト7aのナット11を緩め、次にナット15を締め込むことより、トラニオン固定ボルト7aの先端部7asが貯蔵架台2の設けられたねじ穴24から外れ、その先端部が貯蔵架台2と干渉しない高さになるまで上げる。また、それと同時に圧縮バネ8を設けているトラニオン固定ボルト7bのナット10を緩めると、バネの力により、トラニオン固定金具6を、収納容器1の搭載時にトラニオン3(図1参照)と干渉を回避できる高さまで移動し、次にトラニオン固定ボルト7b側を軸としてトラニオン固定金具6を開く。図3の矢印に示すように、左右の固縛装置4Bのトラニオン固定ボルト7aの動作方向が異なり左右に開いているので、収納容器1を左右の固縛装置4Bとの干渉なく貯蔵架台2に搭載できる。
搭載後のトラニオン3の固縛時には、上記の順序とは逆の手順で行い、最後に、ナット10及び15を閉め込み、トラニオン固定金具6でトラニオン3を上から押え固縛することができる。
次に、収納容器搭載方向入口側に設置している固縛装置4Cを説明する。固縛装置4Cは、トラニオン固定金具6と、それぞれ左右に2個存在するトラニオン固定ボルト7d及び圧縮バネ8並びに連結部材12とが一体に構成している。固縛装置4Cは、固縛装置4Bと同様に、2本のトラニオン固定ボルト7dの下部に設けられたナット11を、例えばそれぞれトラニオン固定ボルト7dの頭部に設けた例えば平面部をまわして緩めることによって、貯蔵架台2のねじ穴24から取り外すことができる。
取り外した固縛装置4Cを移動させるために、図4に示すように、あらかじめジャッキ機能を備えた移動台車19を設ける。固縛装置4Cは取り外された時には移動台車19にセット保持されており、その状態で移動台車19によって移動することができる。
移動台車19の底部四隅には、手押しで移動可能とするためのキャスター23が設けられ、椅子の座面にあたる上面にはトラニオン固定金具6を保持し、貯蔵架台2から取り外し時の保持及び移動時に持ち上げるためのジャッキ21が取付けられている。図4では、ジャッキ21の爪21aをトラニオン固定金具6の下部に引っかけている。
この移動台車19にジャッキ機能を持たせることにより、トラニオン固定金具6を貯蔵架台2から取り外すときは、取り外し時の緩め量に応じて、ジャッキ21で少しずつトラニオン固定金具6を持ち上げて容易に取り外すことが可能となる。
以上説明した実施例1の固縛装置によれば、収納容器1の搭載時には、収納容器が入ってくる入口側の固縛装置4Cを取り外し、両脇側の固縛装置4Bを左右に開くことによって、収納容器を貯蔵架台2と干渉しない高さで搬送し、貯蔵架台に容易に搭載でき、その後、各固縛装置4A、4B及び4Cによって、各トラニオン3を容易に固縛できる。
即ち、実施例1の固縛装置によれば、収納容器を容易に着脱ができる。また、収納容器を貯蔵架台へ搭載するときの吊上げ高さに制約があっても、固縛装置の着脱が容易にできる。さらに、放射線環境下においては、放射性物質の収納容器を短時間で貯蔵架台2に固縛できるので、作業員の放射線被曝量を低減できる。
また、以上説明した実施例1の固縛装置によれば、固縛装置は重量物であるが、クレーン等を介さず固縛装置の開閉や移動を行うことができる。
次に、横ずれ防止金具5の実施例を図3乃至図5を用いて説明する。図5は貯蔵架台に取付ける横ずれ防止金具の平面図と断面図である。
横ずれ防止金具5は、貯蔵架台2の上面に設けられ、収納容器1を収納する時のガイド及び貯蔵時の地震による収納容器の横ずれ防止する役目を果たし、貯蔵架台2から取り外し可能である。本実施例では横ずれ防止金具5は、図3に示すように、各固縛装置4の位置に設けられている。しかし、必ずしも、横ずれ防止金具5を固縛装置4の位置に設ける必要はない。
横ずれ防止金具5は、図4、図5に示すように、金具本体14の中央に押しボルト13を組み込み、その押しボルト先端には、パッドプレート15が固定ボルト18を介して取付いている。また、金具本体14は、貯蔵架台2に設けた窪みCに設置することにより、収納容器の横ずれ時の荷重Dのうち、引張荷重は横ずれ防止金具の固定ボルト16で受け、せん断荷重は、窪みCで受けることが可能となる。
収納容器1を貯蔵架台2に搭載するときは、搭載方向入口側の横ずれ防止金具のみ取り外し、それ以外は、収納容器のガイドとなるように、収納容器保持部の寸法に対して若干の隙間を空けるように押しボルト13を回して調整する。この状態で、収納容器1を規定の高さに吊上げて、貯蔵架台2上の搭載位置まで搬入する。このときの収納容器1と貯蔵架台2の中心の位置決めは、横ずれ防止金具5で行い、回転方向は、固縛装置4Aのトラニオンガイド20で行う。
位置が決まったら収納容器1を貯蔵架台2に設置し、固縛装置4によりトラニオン3を固定する。このとき固縛装置4の構成部材のひとつであるトラニオン固定ボルト7(7a乃至7d)には、地震による収納容器の浮き上がりを防止するため、規定のプリテンションを加える。収納容器搭載方向入口側の横ずれ防止金具5については、収納容器1の中心軸に対して他の横ずれ防止金具5よりも外側に取付ける。収納容器1が搭載されていることから、これにより、この位置の横ずれ防止金具の取り付けが容易にできるようにしている。最後に押しボルト13で収納容器の横ずれを防止する。
以上説明した横ずれ防止金具の実施例1によれば、横ずれ防止金具は、トラニオン固定ボルトと干渉しない押しボルトを備え、収納容器の大きさに合わせ押しボルトの先端に設けたパッドプレートを収納容器に容易に接触させ固定することができる。
また、以上説明した横ずれ防止金具の実施例1によれば、貯蔵架台上へ収納容器を移動し着座させるときは、押しボルトを調整することにより、パッドプレートが収納容器をガイドし、位置決めを容易に行うことができる。
さらに、以上説明した横ずれ防止金具の実施例1によれば、収納容器を貯蔵架台へ搭載するときの吊上げ高さに制約があっても貯蔵架台上において低位置で収納容器をガイドでき、さらに地震時の荷重を横ずれ防止金具で受けることがでる。
さらにまた、以上説明した横ずれ防止金具の実施例1によれば、収納容器の固縛作業時間の低減を図れる貯蔵架台を得ることができる。
さらに、放射線環境下においては、放射性物質の収納容器を短時間で貯蔵架台2に固縛できるので、作業員の放射線被曝量を低減できる。
(実施例2)
図6に、本発明の収納容器用の貯蔵架台の第2の実施例2を示す。図7に、実施例2おける固縛装置4B及び横ずれ防止金具5の動作を説明するための図を示す。
まず、実施例1では、大きな地震力に対処するために、固縛装置4を4台設け、収納容器1に取り付けている4個のトラニオン3をそれぞれで固定したケースである。実施例2は、地震力が小さいケースで、両脇側に配置した2台の固縛装置4Bで2個のトラニオンのみを固定する例である。
図6の状態から図7に示す状態を経て収納容器1を固縛するには、入口側の横ずれ防止金具5を外し、両脇側の固縛装置4Bを開く(ステップ1)。次に、収納容器1を設置する(ステップ2)。そして、両脇側の固縛装置4Bを閉じ、入口側の横ずれ防止金具5を設置する(ステップ3)。最後に、4個の横ずれ防止金具5で収納容器1を固定する(ステップ4)。
実施例2の場合は、トラニオン固定金具6を、収納容器1の搭載方向に対して、両脇に配置することにより、入口側の固縛装置4Cは設置が不要となることから、固縛装置4Cの取り外し作業が不要となる。また、横ずれ防止金具5の取り外しのみの作業となることから、容易に収納容器1を搭載することができる。
(実施例3)
図8に、固縛装置4の他の実施例を有する本発明の収納容器用の貯蔵架台の第3の実施例3を示す。また、図9に、実施例3におけるトラニオン固定金具6Aの詳細を示す。実施例1ではトラニオン固定ボルト7aとトラニオン固定金具6を開閉したのに対し、実施例3では、トラニオン固定金具6Aの開閉部にはU字型の溝25を設け、トラニオン固定金具6Aのみ開閉する構造とし、トラニオン固定金具6Aを開後、トラニオン固定ボルト7aを取り外す方式とした。
実施例3においても、横ずれ防止金具5の取り外しのみの作業となることから、容易に収納容器1を貯蔵架台2に搭載することができる。
(実施例4)
図10に、本発明の収納容器用の貯蔵架台の第4の実施例4を示す。実施例1では4台の固縛装置4A、4B、4B、4Cに対しそれぞれ4個の横ずれ防止金具5を設けていたが、実施例4では4台の固縛装置4A、4B、4B、4Cに対し3個の横ずれ防止金具5を配置した例である。3個の横ずれ防止金具5は、入口側の固縛装置4Cに設けられた横ずれ防止金具5cに対し、他の2つの横ずれ防止金具5a、5bを等角度間隔、例えば120度に配置されている。なお、横ずれ防止金具5は、トラニオン固定金具と同位置に配置する必要はなく、3個以上配置できれば、目的を達することができる。
実施例4によれば、固縛装置4と横ずれ防止金具5を別の位置に設けることができ、固縛作業が実施し易い利点がある。
また、実施例4によれば、上記利点と合わせて、調整すべき横ずれ防止金具の数が少ないので固縛作業時間を短くできる。
1:収納容器 2:貯蔵架台
2B:架台基部 3:トラニオン
4:固縛装置 5:横ずれ防止金具
6:トラニオン固定金具 7、7a〜7d:トラニオン固定ボルト
8:圧縮バネ 9:圧縮バネ支持用パイプ
10、11:ナット 12:連結部材
13:押しボルト 14:金具本体
15:パッドプレート 16:横ずれ防止金具の固定ボルト
17:貯蔵架台固定ボルト穴 18:パッドプレートの固定ボルト
19:移動台車 20:トラニオンガイド
21:ジャッキ 22:Vブロック
23:キャスター 24:ねじ穴
25:U字型の溝

Claims (14)

  1. 柱状形状を有し柱状部に複数の突起部を有する収納容器と、前記収納容器を前記柱状部
    の中心軸が鉛直方向となるように搭載可能な架台基部を備えた収納容器用の貯蔵架台において、
    前記突起部を前記架台基部の上面側に押付ける突起固定部を具備する固縛装置を前記架
    台基部の上面に設け、前記固縛装置は前記突起固定部を前記中心軸から離間させる方向に
    開く開閉機構を有する第1の固縛装置であることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  2. 請求項1に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記第1の前記固縛装置は、前記収納容器を前記架台基部に搭載した状態での前記収納
    容器の周囲に複数設けられていることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  3. 請求項1または2に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記突起固定部は、一端が前記架台基部に固定可能又は回転可能な突起固定部保持部材で保持されることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  4. 請求項3に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記突起固定部保持部材は、前記突起固定部を上下移動可能とする上下移動手段を有す
    ることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  5. 請求項4に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記上下移動手段はバネであることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  6. 請求項3に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記突起固定部保持部材は、離間した複数の位置に前記一端を有することを特徴とする
    収納容器用の貯蔵架台。
  7. 請求項6に記載の収納容器用の貯蔵架台において
    前記開閉機構は、複数の前記一端のうち1箇所の一端を支点として前記突起固定部を回転
    させる機構であることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  8. 請求項2に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    複数設けられた前記第1の固縛装置は、収納容器の貯蔵架台への搭載方向に対して左右
    対称位置に配置されたことを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  9. 請求項1に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記収納容器を前記架台基部に搭載した状態での前記収納容器の周囲に、前記収納容器
    の横ずれ防止金具を前記架台基部の上面に複数個配置し、前記横ずれ防止金具は前記収納
    容器を支持する支持部材の前記中心軸方向の位置を調整する調整機構を有することを特徴
    とする収納容器用の貯蔵架台。
  10. 請求項9に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記複数個は3個以上であることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  11. 請求項9又は10に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記複数個のうち1個の前記横ずれ防止金具を、前記中心軸に対して、その他の前記横
    ずれ防止金具より、外側に配置したことを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  12. 請求項9又は10に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記横ずれ防止金具は、貯蔵架台上面に設けた窪みに設置したことを特徴とする収納容
    器用の貯蔵架台。
  13. 柱状形状を有し柱状部に複数の突起部を有する収納容器と、前記収納容器を前記柱状部
    の中心軸が鉛直方向となるように搭載可能な架台基部を備えた収納容器用の貯蔵架台において、
    前記突起部を前記架台基部の上面側に押付ける突起固定部を具備する固縛装置を前記架
    台基部の上面に設け、ジャッキを備えた移動台車を有し、前記固縛装置は、前記ジャッキ
    で持ち上げられ、前記架台基部の上面を移動可能な第2の固縛装置であることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
  14. 請求項1または9或いは13に記載の収納容器用の貯蔵架台において、
    前記収納容器は放射性物質収納容器であることを特徴とする収納容器用の貯蔵架台。
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