JP2002162496A - 放射性物質を収納する容器の防護装置 - Google Patents

放射性物質を収納する容器の防護装置

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JP2002162496A JP2000364531A JP2000364531A JP2002162496A JP 2002162496 A JP2002162496 A JP 2002162496A JP 2000364531 A JP2000364531 A JP 2000364531A JP 2000364531 A JP2000364531 A JP 2000364531A JP 2002162496 A JP2002162496 A JP 2002162496A
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Masahiko Tanabe
雅彦 田辺
Kenji Ishii
謙二 石井
Yoshihiko Tadokoro
良彦 田所
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Hitachi Life Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Life Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
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  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料収容容器を床スラブに固定しないで容易に
転倒を防止でき、収納効率及び作業効率の向上、そして
スペースの有効活用を図ることである。 【解決手段】燃料収容容器架台2に張り出し支持部材9
を設置することで燃料収容容器架台2に転倒防止装置4
で固定した燃料収容容器1の転倒を防止し、燃料収容容
器1を移送する際には、燃料収容容器1に張り出し支持
部材9付きの燃料収容容器架台2を一体化して一緒に移
動させ、転倒防止作業の時間を大幅に削減する。また、
燃料収容容器1と床スラブを固定しないことで、燃料収
容容器1の設置場所を限定することなく、スペースの有
効活用を図り、機器仮置プールに複数の燃料収容容器を
置くことを可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子力発電所等に
おいて、放射性物質を収容する容器を、床との接触によ
る損傷や転倒による損傷が生じないように防護する技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】容器を輸送する際には、その容器の下に
パレットを置いて輸送することが知られている。その一
例として特開平6−127549号公報や特開平9−2
473号公報に記載のパレットが知られている。
【0003】しかし、原子力発電所等での使用済み燃料
を収容する燃料収容容器は縦置きにすると、4メーター
以上の高さを有し、転倒し易い姿勢となるから、縦姿勢
でパレットに載せて移送することは行われていなかっ
た。
【0004】また、燃料収容容器(貯蔵キャスク)を縦
置きにした際の転倒防止という観点では、特開2000
−180591号公報の図1から図4にかけて掲載され
ているように隣接しあう貯蔵キャスク同志をトラニオン
部分で連結することにより転倒を防止する技術が知られ
ている。
【0005】しかし、貯蔵キャスク同志をトラニオン部
分で連結する転倒防止手段は、互いに転倒防止を隣接し
あう貯蔵キャスクに依存することになるので、貯蔵キャ
スク1体を転倒しないよう保管することは非常に困難で
ある。
【0006】一般に、原子力発電所では、使用済燃料等
の固体放射性廃棄物は、原子力発電所内において冷却水
が満たされた使用済燃料プールに一定期間保管されて冷
却後、移送用の燃料収容容器内に格納されて再処理工場
にその容器ごと送られる。このため、原子力発電所内に
は燃料収容容器が燃料収容容器固定治具を用いて置かれ
ている。
【0007】従来の燃料収容容器固定治具の概要につい
て図7〜図9を用いて説明する。図6は従来の燃料収容
容器の燃料収容容器固定治具を示す平面図、図8は図7
の正面立面図、図9は原子炉建屋14内を示す平面図で
ある。
【0008】この燃料収容容器1は、定期点検時等に機
器分解スペース17の阻害とならない原子炉建屋14内
の床スラブ5の上に定置し、燃料収容容器1の上端寄り
部分の外側面に固着したトラニオン3bと床スラブ5に
設置した埋込金物6上部のワイヤー取付け治具7とをワ
イヤー8を介して連結して縦姿勢にて置かれる。
【0009】この放射状に配置された複数のワイヤー8
によって、燃料収容容器1は転倒しないように床スラブ
5に固定されている。このような転倒防止手段は特開20
00−180591号公報の図5,図6に掲載されてい
る。
【0010】しかし、このような転倒防止手段では、原
子炉建屋14内の機器仮置きプール15に燃料収容容器
1を縦姿勢で収容して置こうとしても、機器仮置プール
15内面がライニング16構造であるため、埋込金物6
を設置することができず、燃料収容容器1は機器仮置プ
ール15に置くことができない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】特開2000−180
591号公報の図5,図6に掲載されている前記従来の
燃料収容容器1の転倒防止を兼ねた固定治具は、転倒防
止に際して隣接する燃料収容容器1に依存しないから、
安全で燃料収容容器の一容器ごとの取扱いに融通性が有
る。
【0012】しかし、燃料収容容器1の転倒を防止する
ため、燃料収容容器1と床スラブ5とを複数のワイヤー
8を介して連結する必要があり、転倒防止のワイヤーの
連結作業に時間がかかる。
【0013】そして、ワイヤー取付け治具7の埋込金物
6を床スラブ5に設置する際には、埋込金物6と鉄筋と
の干渉調整が必要となる。
【0014】また、燃料収容容器1は機器仮置プール1
5に置くことができず、床スラブ5に固定されることか
ら、定期点検時等に作業の阻害とならない場所に燃料収
容容器1を定置しなければならないため設置場所が限定
され、複数の燃料収容容器1を置くことができず、使用
済燃料等の固体放射性廃棄物の搬出時の作業効率が低
い。
【0015】さらに、複数のワイヤー8を燃料収容容器
1から放射線状に配置するため、燃料収容容器1を接近
して床スラブ5に定置することができず、収納効率が低
い。
【0016】また、床スラブ5に燃料収容容器1を置く
際に燃料収容容器1が損傷しないように気を配る必要性
があった。
【0017】従って、本発明の主目的は、移送や保管時
点で燃料収容容器等の放射性物質を収容する容器の損傷
を作業効率を低下させることなく防止することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の第1手段は、燃料等の放射性物質を収容する容器の下
に架台を設置している。容器と架台を一体に設置するこ
とで、容器と架台が一体で移動するから移動後に容器置
き場に置かれる際の衝撃を架台が受けて容器を保護し、
容器の破損防止を図る。
【0019】第2手段は、第1手段において、架台と容
器の下部のトラニオンとを固定する転倒防止装置を採用
して架台に設置した容器の安定性確保を図る。
【0020】第3手段は、第1手段に加えて、架台に、
張り出しの支持部材を設置している。第1手段による作
用に加えて、この張り出し支持部材を設置することで架
台に設置した容器の転倒防止の強化を図る。また、容器
の転倒防止を図る際に、容器と床スラブを固定していた
ワイヤー及びワイヤーを連結するワイヤー取付け治具の
埋込金物をなくすことができ、埋込金物を床スラブに設
置していた際必要であった、埋込金物と鉄筋との干渉調
整を不要とする。さらに、燃料収容容器と床スラブを固
定しないことで、燃料収容容器の設置場所を限定するこ
となく、スペースの有効活用を図り、機器仮置プールに
複数の燃料収容容器を置くことを可能とし、使用済燃料
等の固体放射性廃棄物の搬出時の作業効率を図る。
【0021】第4手段は、第1手段に加えて、架台自体
が容器よりも外側へ水平に張り出した部分を備えた形状
とされている。その張り出した部分がふんばることによ
って、第1手段による作用に加えて、その張り出した部
分を有することで架台に設置した容器の転倒防止の強化
を図る。また、容器の転倒防止を図る際に、容器と床ス
ラブを固定していたワイヤー及びワイヤーを連結するワ
イヤー取付け治具の埋込金物をなくすことができ、埋込
金物を床スラブに設置していた際必要であった、埋込金
物と鉄筋との干渉調整を不要とする。さらに、燃料収容
容器と床スラブを固定しないことで、燃料収容容器の設
置場所を限定することなく、スペースの有効活用を図
り、機器仮置プールに複数の燃料収容容器を置くことを
可能とし、使用済燃料等の固体放射性廃棄物の搬出時の
作業効率を図る。
【0022】第5手段は、第3又は第4手段に加えて、
支持部材又は水平に張り出した部分にクレーンに対する
吊り具を設置した。これによれば、第3又は第4手段に
よる作用に加えて、その吊り具部分をクレーンで吊るこ
とによって、例えば定期点検時等には作業の阻害となら
ない場所に容器を移動して置くといったような作業で、
容器と架台を一緒に移動させて個別の移動による作業効
率の低下を避けれる。
【0023】第6手段は、第3手段又は第4手段又は第
5手段に加えて、隣接する支持部材又は水平に張り出し
た部分を相互に連結する連結手段を備えている。そのた
め、第3手段又は第4手段又は第5手段の作用に加え
て、複数の容器を接近させて床スラブ上面等に定置し、
連結具で隣接する架台を相互に連結して複数の容器の転
倒防止の強化や地震などによる架台個々の滑り動きの抑
制を図る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1〜図
6を用いて説明する。図1は、その実施例の一例を示す
平面図であり、図2は、図1の正面立面図である。
【0025】この実施例の移動可能な燃料収容容器固定
治具は、円盤状の燃料収容容器架台2と燃料収容容器架
台2側面に固定設置した十字放射線状に張り出した燃料
収容容器架台支持部材9とによって構成されている。
【0026】また、図3は、本発明の他の実施例の一例
による燃料収容容器固定治具を示す平面図であり、燃料
収容容器架台2が十字放射線状に張り出した部分を有す
る燃料収容容器架台支持部材9で構成されている。
【0027】いずれの実施例でも、燃料収容容器架台2
の上面部には、燃料収容容器架台2の上面で燃料収容容
器1が滑らないよう、燃料収容容器1の下部のトラニオ
ン3aと燃料収容容器架台2とを連結固定する転倒防止
装置4が設置されている。
【0028】また、各燃料収容容器架台支持部材9の先
端上面部には、天井クレーンに対する吊り具12が設置
されている。さらに、各燃料収容容器架台支持部材9の
上面部には、燃料収容容器架台支持部材9同士を連結す
るためのネジ穴10が形成されている。
【0029】そのような連結手段は、ネジ穴10と平板
鋼板13aとボルト13bとからなり、図6のように、
ネジ穴10へ平板鋼板13aに通したボルト13bがね
じ込んだり、逆に抜いたり出来る。このような連結手段
は、図5のように、燃料収容容器架台2の一台毎に12
個所分散して装備されている。
【0030】以下に、上記実施例の作用を説明する。燃
料収容容器1が移送され、原子炉建屋内の床スラブ5の
上に設置する際、床スラブ5の上に燃料収容容器架台支
持部材9を設置した燃料収容容器架台2、または燃料収
容容器架台支持部材9を設置されている燃料収容容器架
台2を定置した後、その上に燃料収容容器1を吊り降ろ
して設置する。
【0031】次に、燃料収容容器1は燃料収容容器架台
2の上面で滑らないよう燃料収容容器1の下端部寄り部
分の外側面に固着したトラニオン3aと燃料収容容器架
台2を転倒防止装置4にて固定する。このことにより、
安定性を確保することができ、床スラブ5に固定しなく
ても容易に転倒を防止することができる。安定性を確保
する為に床スラブ5と燃料収容容器1の上部のトラニオ
ンとの間での固定作業をしなくて済むので、転倒防止作
業の時間が大幅に削減できる。
【0032】このように、一旦燃料収容容器1と燃料収
容容器架台2を一体に設けてしまえば、図4のように、
天井クレーン11のフックから垂らした吊ワイヤーを4
個所に分散している吊り具12に連結することによって
燃料収容容器1と燃料収容容器架台2を同時に天井クレ
ーン11で吊って移送出来る。
【0033】このように、燃料収容容器1と燃料収容容
器架台2を同時に天井クレーン11で吊って移送し、移
送先で吊り降ろしても、その吊り降ろしに際して燃料収
容容器架台2が移送先の床に接触するので、燃料収容容
器1が床に接触する際の損傷から免れる。
【0034】このように、定期点検時等には作業の阻害
とならない移送先の場所に燃料収容容器1を容易に移動
可能としており、スペースの有効活用を図ることができ
る。
【0035】また、互いに隣接する燃料収容容器架台支
持部材9を平板鋼板13aとボルト13bからなる連結
具13で連結可能としている。図5や図6のように、互
いに隣接する燃料収容容器架台支持部材9に形成されて
いるネジ穴10に、平板鋼板13aに通したボルト13
bをねじ込んで締め、燃料収容容器架台支持部材9同士
を連結具13にて連結する。
【0036】このような連結により、燃料収容容器1が
ばらつくことなく燃料収容容器1間隔が整然として狭ま
り、収納効率の向上を図れる。且つ隣接しあう燃料収容
容器架台2同志が連結しあって隣接しあう燃料収容容器
1どうしで互いに転倒を抑制しあう。この様なことは図
1と図3のいずれの実施例でも同じである。
【0037】燃料収容容器架台2は4方向への張り出し
長さがすべて同じ十字状の平面形状を備えるので、図5
に見られるように、隙間無く床スラブ上に置くことが出
来、スペース効率がよい上、歩行に際しても安全であ
る。
【0038】燃料収容容器1と燃料収容容器架台2を同
時に天井クレーン11で吊って移送する先が原子炉建屋
内のライナー貼り構造の機器仮置きプールであっても、
そのプール内に燃料収容容器1を縦姿勢で安定良く収納
出来る。
【0039】なお、本発明の移動可能な燃料収容容器固
定治具は上述した実施の形態のみに限定されるものでは
なく、例えば以下に示すような変形等も本発明に含まれ
るものであり、本発明の要旨を逸脱しない範囲において
変更を加えることは勿論である。
【0040】すなわち、前記各実施例では、燃料収容容
器架台支持部材9が設置された、または設置されている
燃料収容容器架台2は、板状の構造としているが、鉄骨
の組み合わせ構造であってもよい。
【0041】また、燃料収容容器架台2には2つの転倒
防止装置4を設置しているが、転倒防止装置4の数は任
意であってよい。
【0042】以上のように、燃料収容容器1の下に燃料
収容容器架台2を一体に設置したことにより、燃料収容
容器1の破損を防止することができる。
【0043】また、燃料収容容器架台2に燃料収容容器
1を固定する転倒防止装置4を設置することにより、燃
料収容容器架台2に設置した燃料収容容器1の安定性を
容易に確保することができ、転倒防止作業の時間が大幅
に削減できる。
【0044】そして、燃料収容容器1と床スラブを固定
していたワイヤー及びワイヤーを連結するワイヤー取付
け治具の埋込金物をなくすことができ、埋込金物を床ス
ラブに設置していた際必要であった、埋込金物と鉄筋と
の干渉調整を不要とすることができる。
【0045】また、ワイヤー取付け治具7による床から
の突起をなくすことが可能とできるので、床スラブ上で
の定期点検等の作業時の安全性の向上を図ることができ
る。
【0046】さらに、燃料収容容器1と床スラブを固定
しないことで、燃料収容容器1の設置場所を限定しない
で設置することができ、スペースの有効活用を図ること
ができる。
【0047】また、原子炉建屋においては、機器仮置プ
ールがライニング構造であるため、埋込金物を設置する
ことができず燃料収容容器1を置けなかったが、機器仮
置プールに複数の燃料収容容器1を置くことを可能とす
ることができ、使用済燃料等の固体放射性廃棄物搬出時
の作業効率を図ることができる。
【0048】また、MOX燃料においては、直接原子炉
建屋の機器仮置プールに受入れられるので、新燃料受入
れ建屋の合理化及びコスト低減という効果が得られる。
【0049】また、燃料収容容器1の下に設置した燃料
収容容器架台2に、張り出しの支持部材9を設置したこ
とにより、燃料収容容器1を床スラブに固定しなくても
燃料収容容器1の転倒を容易に防止することができる。
また、張り出しの支持部材を十字に設置することで、床
面上に配列した場合に無駄な隙間を生じにくくすること
が可能となり、且つコストの削減を図ることができる。
【0050】また、天井クレーン11にて燃料収容容器
1を燃料収容容器架台2と一緒に移動可能とする吊り具
12を設置したことにより、定期点検時等には作業の阻
害とならない場所に燃料収容容器1を燃料収容容器架台
2と一緒に迅速に移動させることが可能とできる。
【0051】また、隣接する燃料収容容器架台2の支持
部材9を相互に連結する連結具13を備えたことによ
り、燃料収容容器1の間隔が整然と狭まり、収納効率の
向上を図ることが可能となり、且つ複数の燃料収容容器
1の転倒防止を強化できる。
【0052】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、放射性物質を
収容する容器の下に架台を一体に設置することで、容器
と架台が一体で移動するから移動後に容器置き場に置か
れる際の衝撃を架台が受けて容器を保護し、容器の破損
防止効果が得られるうえ、移動先での架台の容器への設
定作業が発生せずに簡便である。
【0053】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、架台と容器の下部のトラニオンと
を固定して架台に設置した容器の安定性確保を容易に達
成出来る効果が得れる。
【0054】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、架台に張り出し支持部材を設置す
ることで架台に設置した容器の転倒防止の強化を図れる
効果が得られる。また、容器の転倒防止を図る際に、容
器と床スラブを固定していたワイヤー及びワイヤーを連
結するワイヤー取付け治具の埋込金物をなくすことがで
き、埋込金物を床スラブに設置していた際必要であっ
た、埋込金物と鉄筋との干渉調整を不要とする。さら
に、燃料収容容器と床スラブを固定しないことで、燃料
収容容器の設置場所を限定することなく、スペースの有
効活用を図り、機器仮置プールに複数の燃料収容容器を
置くことを可能とし、使用済燃料等の固体放射性廃棄物
の搬出時の作業効率を図れる効果が得られる。
【0055】請求項4の発明によれば、既述の請求項3
の発明による効果と同じ効果が得られる。
【0056】請求項5の発明によれば、請求項3又は請
求項4の発明による効果に加えて、例えば定期点検時等
には作業の阻害とならない場所に容器を移動して置くと
いったような作業で、クレーンを用いて容器と架台を一
緒に移動させて個別の移動による作業効率の低下を避け
れるという効果が得られる。
【0057】請求項6の発明によれば、請求項3又は請
求項4又は請求項5の発明による効果に加えて、連結具
で隣接する架台を相互に連結して複数の容器の転倒防止
の強化や地震などによる架台個々の相対的動きやずれの
抑制を図る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による燃料収容容器固定治具の
一例を示す平面図。
【図2】本発明の実施例による燃料収容容器固定治具の
一例を示す正面立面図。
【図3】本発明の他の実施例による燃料収容容器固定治
具の一例を示す平面図。
【図4】本発明の実施例による天井クレーンを用いた燃
料収容容器固定治具吊り状態を示す正面立面図。
【図5】本発明の実施例による連結具を用いた燃料収容
容器固定治具の連結状態を示す平面図。
【図6】図5の連結具の使用状態を示す拡大縦断面図。
【図7】従来の実施例による燃料収容容器固定治具を示
す平面図。
【図8】従来の実施例による燃料収容容器固定治具を示
す正面立面図。
【図9】従来の実施例による原子炉建屋内を示す平面
図。
【符号の説明】
1…燃料収容容器、2…燃料収容容器架台、3a…トラ
ニオン(下部)、3b…トラニオン(上部)、4…転倒
防止装置、9…燃料収容容器架台支持部材、10…ネジ
穴、11…天井クレーン、12…吊り具、13…連結
具、13a…平板鋼板、13b…ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B65G 1/00 521 G21F 5/00 J (72)発明者 石井 謙二 茨城県日立市幸町一丁目20番2号 株式会 社日立ライフ内 (72)発明者 田所 良彦 茨城県日立市幸町一丁目20番2号 株式会 社日立ライフ内 Fターム(参考) 3E062 AA06 AB03 CA08 3F022 AA00 BB00 CC08 MM51 MM66

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放射性物質を収納する容器の下に架台を前
    記容器と一体に設置した放射性物質を収納する容器の防
    護装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、架台と容器の下部のト
    ラニオンとを固定する転倒防止装置を備えることを特徴
    とする放射性物質を収納する容器の防護装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、架台に前記架台から水
    平方向に張り出した支持部材を設置したことを特徴とす
    る放射性物質を収納する容器の防護装置。
  4. 【請求項4】請求項1において、架台自体が容器よりも
    外側へ水平に張り出した部分を備えた形状とされている
    ことを特徴とする放射性物質を収納する容器の防護装
    置。
  5. 【請求項5】請求項3又は請求項4において、支持部材
    又は水平に張り出した部分にクレーンに対する吊り具を
    設置したことを特徴とする放射性物質を収納する容器の
    防護装置。
  6. 【請求項6】請求項3又は請求項4又は請求項5におい
    て、隣接する支持部材又は水平に張り出した部分を相互
    に連結する連結手段を備えていることを特徴とする放射
    性物質を収納する容器の防護装置。
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