JP5701240B2 - 光コネクタ収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は、主に引上げ管に取り付けて設置され、加入者側の光ケーブルと局側の光ケーブルを接続する光コネクタを収納する光コネクタ収納ケースに関する。
例えば、集合住宅などの建物内に、局側の光ケーブルを引き込み、加入者側の光ケーブルと接続する光コネクタを収納する光コネクタ収納ケースとして、下記特許文献1に記載される収納ケースが知られている。
特開2011−191333号公報
この収納ケースは、深さの浅いトレイ状のケースを備え、ケース内に光コネクタを並べて収納する収納部を設けるとともに、光ファイバの余長部分を巻回処理して収納する余長収納部を設けて構成され、2個のケースがピンにより上下に回動可能に枢支されて、ベース上に並設されて構成される。
ベースは、光接続箱に収納されて設置され、光接続箱に出入りする局側の光ケーブル(テンションメンバーと共に光ファイバ素線を被覆層で被覆したフラットケーブル)及び加入者側の同様の光ドロップケーブルの光コネクタが接続される接続部が各ケースの端部に設けられ、接続部の光コネクタを介してケース内に導入された光ファイバ素線を接続する光スプリッタモジュール、及び光ファイバ素線の余長収納部が、同じケース内に設けられている。
しかし、上記従来の収納ケースは、同一ケース内の狭い収納空間に、光スプリッタモジュール部及び余長収納部がそのまま分離されない状態で配置され、さらにそのケースの端部に、光コネクタの収納部が形成されるため、ケース内で多数の光ファイバ素線や光ケーブルが輻輳する状態となり、接続作業の作業性の悪化と共に、既設の光ファイバ素線に悪影響を与えやすい。
特に、光スプリッタモジュールと余長収納部が同じケース内に配置される場合、光スプリッタモジュールに入る光ケーブル、光スプリッタモジュールから導出される多数の光ファイバ素線及び光コネクタからの光ファイバ素線、さらに単独で光コネクタを通してケース内に導入された光ファイバ素線などは非常に錯綜しやすい。
このため、作業者が光接続箱内で光ケーブルの接続業務を行う際、既設の光ファイバ素線に触れてそれを大きく動かすと、光ファイバの伝送損失を悪化させやすいため、非常に注意深く作業を行なう必要があり、そのために効率良く光ケーブルの接続作業を行なうことが難しいという課題があった。
本発明は、上述の課題を解決するものであり、収納ケースに収納された光コネクタを用いて、光ケーブルを効率良く適正に接続することができる光コネクタ収納ケースを提供することを目的とする。
本発明に係る光コネクタ収納ケースは、
複数の光コネクタを収納するトレイを、収納ケース内に回動可能に配設した光コネクタ収納ケースにおいて、
被取付部に取り付けられる取付部を背面に有し、光スプリッタモジュールを収納するためのスプリッタ収納室を内側に有したベーストレイと、
該ベーストレイの表面側にヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられ、裏面側に光ファイバ素線の余長部分を収納する余長処理室を有し、表面側に該複数の光コネクタを収納する光コネクタ収納室を有した第1トレイと、
該第1トレイの表面側にヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられ、裏面側に光ファイバ素線の余長部分を収納する余長処理室を有し、表面側に該複数の光コネクタを収納する光コネクタ収納室を有した第2トレイと、
該第1トレイ及び該第2トレイを包囲して該ベーストレイに取り付けられるカバーと、
を備え、該収納ケースは該ヒンジ部のヒンジ軸を鉛直として該被取付部に縦に取り付けられ、該第1トレイ及び第2トレイは側端部に設けた該ヒンジ軸を介して前後に開閉可能に装着され、
該第1トレイ及び該第2トレイの光コネクタ収納室には、該光コネクタのコネクタプラグを上下方向から差込可能に、該光コネクタのコネクタソケットを保持する複数の光コネクタ保持枠が、各々枢支部を介して前方に引き出し回動可能に配設され、且つ光ケーブルの導出用把持溝を有するケーブル把持部を下部に設けた把持フレームが上枢支部を介して前方に引き出し回動可能に配設され、該導出用把持溝は、該コネクタプラグを先端に接続した光ケーブルを把持するように形成されたことを特徴とする。
この発明の光コネクタ収納ケースによれば、開閉可能な第1トレイ及び第2トレイに余長処理室を裏面側に設け、表面側に光コネクタ収納室を設けているため、余長処理と光コネクタの接続操作を分離して行なうことができ、光ファイバ素線と光ケーブルがケース内で輻輳する状態を回避して、光コネクタの接続作業を適正に効率良く行なうことができる。
また、光コネクタを保持する各光コネクタ保持枠が前方に引き出し回動可能に枢支されているので、光コネクタのコネクタプラグをコネクタソケットに差し込んで接続する際、各光コネクタ保持枠を前方に引き出して、簡単に接続することができる。さらに、把持フレームを前に引き出した場合、光コネクタ保持枠に保持された既設の光コネクタとそこに接続された光ケーブルが前方に引き出されるので、第2トレイ内の未接続の光コネクタにコネクタプラグや光ファイバ素線を接続する際、既設の光コネクタや光ケーブルが邪魔にならず、既設の光ファイバ素線に触れずに安全に接続作業を行なうことができる。
ここで、上記第1トレイ、第2トレイのトレイ本体の上部には、裏面側と連通する開口部と共に裏面側の余長処理部からの光ファイバ素線を通すための複数の湾曲溝を有する上湾曲溝部が、上記各光コネクタ保持枠の位置に対応して形成されることが好ましい。これによれば、開口部及び湾曲溝を通して光ファイバ素線を、裏面側の余長処理部から表面側の光コネクタ収納部の各光コネクタ保持枠内の光コネクタに、輻輳したり折れ曲げたりせずに、安全に配線することができる。
また、上記第2トレイのトレイ本体の裏面側下部に、光ケーブルの導入・導出用の導入ケーブル把持部及び導出ケーブル把持部を設けることが好ましい。これによれば、導入ケーブル把持部を通して導入した光ケーブルの光ファイバ素線を、直ぐに余長処理室に入れて余長処理することができ、また、導出するために表面側の光コネクタからコネクタプラグを介して余長処理部に導入した光ファイバ素線を有する光ケーブルを、導出ケーブル把持部を通して安全に導出することができる。
また、上記第2トレイのトレイ本体の下部には、裏面側と連通する開口部と共に裏面側の余長処理部からの光ファイバ素線を通すための複数の湾曲溝を有する下湾曲溝部が、上記各光コネクタ保持枠の位置に対応して形成され、該下湾曲溝部は該余長処理室から引き出された該光ファイバ素線を上記光コネクタ保持枠に入れるように形成されることが好ましい。これによれば、第2トレイの光コネクタ収納室内に配された光コネクタコネクタプラグからの光ファイバ素線を、湾曲溝を通して裏面側の余長処理室に安全に配線することができる。
また、上記第1トレイ及び第2トレイの光コネクタ収納室内の光コネクタ保持枠には、各々、光コネクタの収納位置で係止される係止部が設けられ、該係止部は該光コネクタ保持枠の操作により係止と係止解除を可能に形成することが好ましい。
これによれば、光コネクタを保持した各光コネクタ保持枠を、光コネクタ収納室内の定位置で保持する一方、光コネクタのコネクタプラグをコネクタソケットに接続する際には、簡単に係止部の係止を外して、光コネクタ保持枠を引き出し回動させ、容易に接続作業を行うことができる。
この発明の光コネクタ収納ケースによれば、局側の光ケーブル及び加入者側の光ケーブルなどを、収納ケースに収納した光コネクタを介して、適正に効率良く接続することができる。
本発明の一実施形態を示す光コネクタ収納ケースの斜視図である。 同光コネクタ収納ケースの背面から見た斜視図である。 カバーを外した状態の正面からの斜視図である。 カバーを外した状態の正面図である。 カバーを外した状態の右側面図である。 ベーストレイに対し第1トレイ、第2トレイを開いた状態の斜視図である。 ベーストレイに対し第1トレイ、第2トレイを開いた状態の、側面から見た斜視図である。 第1トレイまたは第2トレイの斜視図である。 第1トレイまたは第2トレイの、光コネクタ保持枠及びケーブル把持部を外した状態の分解斜視図である。 一部の光コネクタ保持枠を引き出し回動させた状態の斜視図である。 第1トレイまたは第2トレイのトレイ本体の斜視図である。 同トレイ本体の斜め下側から見た斜視図である。 同トレイ本体の背面側から見た斜視図である。 右側から見た光コネクタ保持枠の斜視図(a)と背面側から見た光コネクタ保持枠の斜視図(b)である。 右側から見た把持フレームの斜視図(a)と背面側から見た把持フレームの斜視図(b)である。 把持フレームを引き出し回動させた状態の斜視図である。 光コネクタ保持枠を引き出し回動させた状態の斜視図である。 光コネクタを光コネクタ保持枠に組み付け、把持フレームを引き出し回動させた状態の右側から見た斜視図である。 光コネクタを光コネクタ保持枠に組み付け、把持フレームを引き出し回動させた状態の左側から見た斜視図である。 使用形態を示す光コネクタ収納ケースの正面図である。 同光コネクタ収納ケースの背面図である。 他の使用形態を示す正面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜3などに示すように、光コネクタの収納ケース1は、引上げ管Pなどの被取付部に取り付けられる取付部としての管クランプ28を背面に有し、光スプリッタモジュール10(図7)を収納するためのスプリッタ収納室21を内側に有したベーストレイ2と、ベーストレイ2の表面側にヒンジ部40aを介して開閉可能に取り付けられ、裏面側に光ファイバ素線の余長部分を収納する余長処理室49を有し、表面側に該複数の光コネクタを収納する光コネクタ収納室42を有した第1トレイ4と、第1トレイ4の表面側にヒンジ部50aを介して開閉可能に取り付けられ、裏面側に光ファイバ素線の余長部分を収納する余長処理室59を有し、表面側に該複数の光コネクタを収納する光コネクタ収納室52を有した第2トレイ5と、第1トレイ4及び第2トレイ5を包囲してベーストレイ2に取り付けられるカバー3と、を備えて構成される。
収納ケース1のベースであり、背面に位置するベーストレイ2は、図7に示すように、浅いトレイ状に形成され、その内側に、光スプリッタモジュール10を収納するためのスプリッタ収納室21を内側に設けており、スプリッタ収納室21には光スプリッタモジュール10を定位置に止めるためのモジュール止め25が設けられる。また、ベーストレイ2の内側の一側部に、ヒンジ用の1対の支柱22が上部と下部に立設され、図6に示すように、各支柱22の先端近傍に支軸23が嵌着され、1対のヒンジ用の支軸23により、上記第1トレイ4、第2トレイ5がヒンジ部40a,50aを介して開閉可能に支持される。
また、図1,2のように、ベーストレイ2の両側部には、嵌合溝24が縦辺に沿って形成され、カバー3を被せる際、カバー3の両側の側縁部を嵌合溝24に嵌入してカバーを嵌着する。また、カバー3の両側下部には、係止部3aが設けられ、カバー3を被せたとき、その係止部3aをベーストレイ2の下部の係止部に係止させる構造となっている。カバー3は、ベーストレイ2上の第1トレイ4と第2トレイ5の全体を覆う大きさに形成されている
第1トレイ4と第2トレイ5は、基本的には、同一の構造のトレイを用いて構成され、同一の金型を用いて成型可能としている。ただし、第1トレイ4と第2トレイ5の機能は後述するように異なっており、表側の第2トレイ5では、図16に示すように、トレイ本体50の下部に設けた溝部が導入ケーブル把持部26及び導出ケーブル把持部27となっている一方、内側の第1トレイ4では、トレイ本体40の下部に設けた溝部は使用されていない。
第1トレイ4及び第2トレイ5のトレイ本体40,50は、図11〜図13に示すように、その表面の上部に上湾曲溝部41,51を設けるとともに、下部に下湾曲溝部43,53を設け、上湾曲溝部41,51と下湾曲溝部43,53の間に、光コネクタ収納室42,52を設けて構成され、光コネクタ収納室42,52には多数の光コネクタ保持枠48,58が上部の枢支部を軸に回動可能に並設される。また、並設された光コネクタ保持枠48,58を囲うように、光ケーブルを把持する把持フレーム44,54が手前に引き出し回動可能に軸支される。
トレイ本体40,50の裏面には、図13に示すように、余長処理室49,59が設けられ、余長処理室49,59には、光ファイバ素線の余長部分を、安全な曲げ半径(例えば半径15mm以上)の曲率で巻回するための円形枠49a,59aが設けられ、折曲がりを防止しつつ、円形枠49a,59aの周囲に光ファイバ素線を巻回して余長処理を行なうようになっている。
また、第2トレイ5のトレイ本体50の裏面側の下部には、導入する入側光ケーブルIDCを溝にはめ込んで把持する導入ケーブル把持部26と、導出する出側光ケーブルODCを溝に嵌め込んで把持する導出ケーブル把持部27が設けられ、この例では、最大2本の入側光ケーブルIDCを、外部から導入ケーブル把持部26を通して導入可能であり、最大4本の出側光ケーブルODCを、外部に導出ケーブル把持部27を通して導出することができる。
余長処理室49,59は、上部の余長室と下部の余長室に仕切りを介して分けられて形成され、上部の余長室には導入ケーブル把持部26を通して導入された入側光ケーブルIDCの光ファイバ素線が入り、下部の余長室には導出ケーブル把持部27を通して導出される出側光ケーブルODCの光ファイバ素線の余長を処理するようにし、これにより、導入用と導出用の光ファイバ素線の輻輳を防止している。
トレイ本体40,50の表面側上部に設けた上湾曲溝部41,51には、複数の湾曲した湾曲溝41a,51aが上部の中央位置から左右両側に開くように湾曲して形成される。それらの湾曲溝41a,51aには、ベーストレイ2の光スプリッタモジュール10から導出された光ファイバ素線、或いは第2トレイ5の裏面の余長処理室59から導入した光ファイバ素線が、素線毎に分離して通過し、トレイ本体40,50の表側の光ファイバ収納室42,52に導入されるようになっている。
一方、トレイ本体40,50の表面側下部に設けた下湾曲溝部43,53には、上部と上下逆方向の湾曲溝43a,53aが湾曲して設けられ、光コネクタ収納室42,52から下方に導出される光ファイバ素線を、左右両側に開いて配置された溝を通して中央に集めるように湾曲して形成される。特に、第2トレイ5のトレイ本体50は、それらの湾曲溝53aを通過した光コネクタ素線を、裏面側に導出させ、裏面側の余長処理室59を経て、導出ケーブル把持部27を通して導出される構造となっている。
第2トレイのトレイ本体50の下部に設けた導入ケーブル把持部26及び導出ケーブル把持部27は、1本または2本以上の光ファイバ素線を有する光ケーブルを導入し或いは導出する部分である。つまり、1本または2本以上の光ファイバ素線を有する導入用の入側光ケーブルIDCは、この第2トレイの導入ケーブル把持部26を通して収納ケース1内に導入され、それらの光ファイバ素線は、上部の余長処理室49内で余長処理された後、表側の上湾曲溝部41を通して光コネクタ収納室42に入り、光コネクタ収納室42の光コネクタ保持枠48に収納されたコネクタソケットCSに、コネクタプラグCPを介して接続される。
光コネクタ収納室42の各光コネクタ保持枠48にはコネクタソケットCSが保持されており、コネクタソケットCSの下部には導出側のコネクタプラグCPが接続される。導出側のコネクタプラグCPに接続された導出用の光ファイバ素線またはその光ケーブルは、下湾曲溝部43の湾曲溝43aを通して第2トレイ5の裏面に入り、余長処理室49にて余長処理された後、或いはそのままの出側光ケーブルODCとして、導出ケーブル把持部27から外側に導出される。或いは、コネクタソケットCSの下部から導出側のコネクタプラグCPを介して導出された光ケーブルは、第1トレイ4のトレイ本体40に設けた開口部から第2トレイ5の側部を通過し、ベーストレイ2のスプリッタ収納室21に入り、光スプリッタモジュール10(図7)に入るように配線接続される。
図9に示すように、第1トレイ4、第2トレイ5の各トレイ本体40,50の表側に設けた光コネクタ収納室42には、多数の光コネクタ保持枠48,58がその上部の枢支部48a,58aを介して、前方に引き出し回動可能に、左右横方向に並べて並設される。光コネクタ保持枠48,58は、図14に示すように、断面をコ字状として縦長のアングル材状に形成され、その内部に、規格化されたコネクタソケットCSを、密に嵌入可能な大きさに形成されている。
また、光コネクタ保持枠48,58には、その底部に嵌合部が設けられ、コネクタソケットCSを光コネクタ保持枠48,58内の定位置に挿入したとき、その嵌合部が嵌合してコネクタソケットCSを保持枠内に保持するようになっている。
さらに、光コネクタ保持枠48,58の下部の奥側に、係止部48b、58bが設けられ、光コネクタ保持枠48,58をトレイ本体40,50内の光コネクタ収納室42,52に戻し回動したとき、光コネクタ収納室42,52の表面に設けた係止凸部42a,52a(図12)に係止され、光コネクタ保持枠48,58が光コネクタ収納室42,52の定位置に保持される構造である。
一方、係止部48b、58bを外して光コネクタ保持枠48,58を手前に回動させる際には、光コネクタ保持枠48,58の下部に設けた把手部48c、58cを持って、反係止側に光コネクタ保持枠48,58を撓ませれば、係止部48b、58bが係止凸部42a,52aから外れる構造となっている。また、図17に示すように、光コネクタ保持枠48,58を光コネクタ収納室42,52の定位置から手前に引き出し回動した場合、例えば鉛直線に対し約30程度の角度で停止するために係止部が設けられている。
さらに、図9に示す如く、第1トレイ4、第2トレイ5の各トレイ本体40,50の表側には、光コネクタ収納室42の光コネクタ保持枠48,58の周囲を囲うように、コ字状の把持フレーム44,54が手前に引き出し回動可能に取り付けられる。把持フレーム44,54は、図15に示すように、上向きコ字状の枠型に形成され、下部にケーブル把持部45,55が設けられ、上両端部に枢支部44a,54aが形成される。把持フレーム44,54は、その上部の枢支部44a,54aを、図9のように、トレイ本体40,50の上部に設けた上枢支部47,57に回動可能に嵌合され、図18に示す如く、鉛直線に対し例えば約30度の角度まで手前に引き出し回動可能となっている。
さらに、把持フレーム44,54の下部には、図15に示す如く、多数の導出用把持溝46,56を所定間隔で形成したケーブル把持部45,55が水平に設けられる。このケーブル把持部45,55の導出用把持溝46,56は、光コネクタ保持枠48,58と同数だけ(例えば8個)所定の間隔で並設され、光コネクタ保持枠48,58内のコネクタソケットCSに接続する光ケーブルを通したとき、安定して保持可能な真下位置に配置される。導出用把持溝46,56の内側には複数の凸部が形成され、配線時、光ケーブルを導出用把持溝46,56内に前側から押し込むだけで、容易に把持されるようになっている。なお、把持フレーム44,54は、図16のような所定角度まで引き出し回動したとき、所定位置で停止する構造であり、トレイ本体40,50の内側の収納位置に戻したとき、定位置で係止される係止部がトレイ本体40,50に設けられている。
これにより、把持フレーム44,54を手前に引き出し回動したとき、そのケーブル把持部45,55に光ケーブルが把持されている場合、その光ケーブルも手前に引き出されることとなる。このため、光ケーブルが接続されたコネクタソケットCSが収納された光コネクタ保持枠48,58の係止部48b、58bを外した状態とすれば、コネクタソケットCSを保持した光コネクタ保持枠48,58がその上部の枢支部48a,58aを介して手前に回動して引き出されるので、光ケーブルが接続されていない光コネクタ保持枠48,58は光コネクタ収納室42に残ることになる。
したがって、光コネクタ保持枠48、58に新たなコネクタソケットCSを嵌め込んでコネクタプラグCPなどを接続する作業を行なう場合、既に接続されたコネクタソケットCSやコネクタプラグCPに触れることなく、容易に接続作業を行うことができる。また、コネクタソケットCSを保持する光コネクタ保持枠48,58は、各々が単独で、上部の枢支部48a,58aを介して手前に引き出し可能となっているので、必要な光コネクタ保持枠48,58を手前に引き出して、簡単にコネクタソケットCSを嵌め込み、その上部と下部に、光ケーブル或いは光ファイバ素線の端部のコネクタプラグCPを簡単に差し込んで接続することができる。
図10,18,19に示すように、ベーストレイ2の上(手前)には、第1トレイ4がヒンジ部40aを介して開閉可能に取り付けられるが、その第1トレイ4の上(手前)には、第2トレイ5がヒンジ部50aを開閉可能に取り付けられる。ヒンジ部40a及びヒンジ部50aは同一の支軸23(図6)により軸支される。この例の第1トレイ4は、基本的には、光スプリッタモジュール10から分岐されて導出された複数の光ファイバ素線を、余長処理室49で余長処理した後、表側のコネクタソケットCSに接続し、各々の単芯ドロップケーブルを、把持フレーム44の導出用把持溝46を通して外部に導出するようになっている。
第2トレイ5は、第1トレイ4と同じ構成のトレイであり、その内側の光コネクタ収納室52には、多数の光コネクタ保持枠58がその上部の枢支部58aを介して引き出し回動可能に取り付けられ、さらに、その光コネクタ保持枠58を収納した光コネクタ収納室52の周囲を囲うように、コ字状の把持フレーム54がその上部を、上枢支部57を介して手前に引き出し回動可能に取り付けられる。
第2トレイ5は、図16のように、そのトレイ本体50の背面側の下部に、導入ケーブル把持部26と導出ケーブル把持部27が設けられ、外部から導入される入側光ケーブルIDCを、導入ケーブル把持部26を通して、第2トレイ5の裏面に設けた余長処理室59に導入するようになっており、さらに、導出ケーブル把持部27を通して出側光ケーブルODCを導出する構造となっている。この導出ケーブル把持部27を通して外部に導出される光ケーブルは、その内部に2本以上の光ファイバ素線を有する光ケーブルであり、その場合に導出ケーブル把持部27は使用される。なお、加入者側に引き落とすための、1本の光ファイバを有した単芯ドロップケーブルは、上記第1トレイ4下部のケーブル把持部45及び第2トレイ5下部のケーブル把持部55の各導出用把持溝46,56を通して導出するようになっている。
次に、上記構成の光コネクタ収納ケースの使用態様を説明する。例えば、集合住宅等の建物において、地下から光ケーブル用の引上げ管Pがその上部を露出して鉛直に埋設され、引上げ管Pを通して局側の光ケーブルが建物に引き込まれる場合がある。そのような場合、図2,20,21に示すように、光コネクタの収納ケース1は、そのベーストレイ2の背面に設けた管クランプ28を用いて、引上げ管Pに固定され、或いは図22のよう、に引上げ管Pに隣接して設けられたサポート管SPに立設姿勢で固定される。
図2,20,21の場合の引上げ管Pの上部は開口し、そこから入側光ケーブルIDCが引き出され、収納ケース1内に入側光ケーブルIDCが導入される。図22のように、引上げ管Pの上部に、既存の端子函TKが取り付けられている場合、引上げ管Pの隣接位置にサポート管SPが取付ブラケットTBを介して取り付けられ、そのサポート管SPの上部に収納ケース1が取付固定される。なお、収納ケース1は、引上げ管Pやサポート管SPのほか、壁面などに取り付けることもできる。
収納ケース1内の第1トレイ4の光コネクタ収納室42及び第2トレイ5の光コネクタ収納室52には、必要な数のコネクタソケットCSが、光コネクタ収納室42内の光コネクタ保持枠48及び光コネクタ収納室52内の光コネクタ保持枠58に、嵌め込まれて嵌着される。この図例の場合、第1トレイ4及び第2トレイ5の光コネクタ収納室42、52の光コネクタ保持枠48,58には、最大16個のコネクタソケットCSを収納して光ケーブルの接続に使用することができる。
引上げ管Pを通して導入される局側の入側光ケーブルIDCは、第2トレイ5を開き、その下部背面側の導入ケーブル把持部26から収納ケース1内に導入される。この図例では、1本または2本の入側光ケーブルIDCが導入ケーブル把持部26の把持溝26a(図13)を通して導入され、各入側光ケーブルIDCは把持溝26aに押し込むことにより、溝内に簡単に保持させることができる。導入された入側光ケーブルIDCは、導入ケーブル把持部26から第2トレイ5の裏面側上部の余長処理室59に入り、ここで光ケーブルの被覆層を剥離して露出した光ファイバ素線が、余長処理室59内の円形枠59aに巻回されて余長処理される。さらに、光ファイバ素線の先端側は、第2トレイ5の上部開口を通してその表側に入り、各光ファイバ素線の先端にコネクタプラグCPが接続される。各コネクタプラグCPは光コネクタ収納室52内の光コネクタ保持枠58内のコネクタソケットCSに上から差し込み接続される。
(第1使用形態)
例えば、導入ケーブル把持部26に把持される入側光ケーブルIDCに複数(1〜8本)の光ファイバ素線が包含される場合、それらの光ファイバ素線は余長処理された後、各光ファイバ素線の先端にコネクタプラグCPが接続され、各光ファイバ素線は第2トレイ5の上部開口から上湾曲溝部51の湾曲溝51aを通り、光コネクタ収納室52内に並設された複数の光コネクタ保持枠58内の各コネクタソケットCSに、上から差し込み接続される。このとき、各光ファイバ素線は上湾曲溝部51の湾曲溝51aを通り平面的に分散するように広げられ、光コネクタ収納室52に入るので、複数の光ファイバ素線を輻輳させずに、適正に配線することができる。また、各コネクタソケットCSにコネクタプラグCPを接続する際、コネクタソケットCSの光コネクタ保持枠58は単独で手前に引き出し回動することができるので、図17に示すように全体を、或いは任意の数だけ、手前に引き出し回動させ、簡便にコネクタプラグCPの接続作業を行なうことができる。
導出ケーブルとして、複数の光ファイバ素線を含む出側光ケーブルODCを使用する場合、第2トレイ5の背面側下部の導出ケーブル把持部27に出側光ケーブルODCを把持させて導出用に配線する。この場合、第2トレイ5の導出ケーブル把持部27の把持溝27a(図13)には、例えば2〜8本の光ファイバ素線を含む出側光ケーブルODCを最大4本まで通して把持させ、使用することができる。導出ケーブル把持部27の把持溝27aを通り第2トレイ5の背面側に入った導出側の出側光ケーブルODCは、その被覆層を剥離して2〜8本の光ファイバ素線を露出させ、それらの光ファイバ素線を余長処理室59内で余長処理した後、光ファイバ素線の先端を余長処理室59からトレイの開口を通してトレイ表側に引き出し、下湾曲溝部53の各湾曲溝53aを通して光コネクタ収納室52に入れる。
各光ファイバ素線の先端には所定のコネクタプラグCPが接続され、光コネクタ収納室52内に並設した各光コネクタ保持枠58内のコネクタソケットCSの下側に各コネクタプラグCPが差し込まれ接続される。これにより、導入ケーブル把持部26を通して導入した複数の光ファイバ素線を含む入側光ケーブルIDCは、余長処理された状態で、光コネクタ収納室52のコネクタソケットCSとコネクタプラグCPからなる光コネクタを通り、複数の光ファイバ素線を含む出側光ケーブルODCが導出ケーブル把持部27を通して導出されることとなる。
このような接続作業のとき、例えば、既に第2トレイ5の把持フレーム54下部のケーブル把持部55を通してドロップケーブルが一部のコネクタソケットCSに接続されて配線されている場合、ケーブル把持部55を図19のように手前に引き出し回動したとき、光コネクタ保持枠58の係止部58bの係止を外しておけば、既に接続されているドロップケーブルDCが光コネクタ保持枠58のコネクタソケットCSと共に手前に引き出し回動される。このため、第2トレイ5の光コネクタ収納室52に残る光コネクタ保持枠58内のコネクタソケットCSには、既に配線されたドロップケーブルDCや光ファイバ素線に触れずに、ドロップケーブルや光ファイバ素線が作業の邪魔にならず、容易に接続作業を行うことができる。
(第2使用形態)
一方、光コネクタ収納室52内の各光コネクタ保持枠58に保持された各コネクタソケットCSの下側に、加入者側に接続されるドロップケーブルDCを接続する場合、図17に示すように、最大8本のドロップケーブルDC(単芯ファイバケーブル)を、第2トレイ5の把持フレーム54下部のケーブル把持部55の各導出用把持溝56に、押し込むように把持させて配線する。単芯の光ファイバ素線を有する各ドロップケーブルDCの先端は、被覆層を剥離して、その光ファイバ素線の先端にコネクタプラグCPが接続される。各ドロップケーブルDCのコネクタプラグCPは、上記光コネクタ収納室52内の各光コネクタ保持枠58に保持された各コネクタソケットCSの下側に差し込まれ、接続される。
この場合、図18の如く、把持フレーム54を手前に引き出し回動させて、ケーブル把持部55を手前に引き出すことができ、光コネクタ保持枠58の係止部58bの係止を外せば、各コネクタソケットCSを保持する各光コネクタ保持枠58を手前に引き出し回動することができるので、ドロップケーブルDCの接続やコネクタプラグCPの接続作業を簡便に行うことができる。
このとき、既に接続されているドロップケーブルDCは、光コネクタ保持枠58のコネクタソケットCSと共に手前に引き出し回動される。このため、第2トレイ5の光コネクタ収納室52に残る光コネクタ保持枠58内のコネクタソケットCSには、既に配線されたドロップケーブルDCや光ファイバ素線に触れずに、ドロップケーブルDCや光ファイバ素線が作業の邪魔にならず、容易に接続作業を行うことができる。
このように、導出側のドロップケーブルDC(加入者側に落とす単芯ファイバケーブル)が複数本(ここでは最大8本)ある場合、各ドロップケーブルDCは、第2トレイ5のケーブル把持部55の導出用把持溝56を通り、光コネクタ収納室52内に入れられ、各ドロップケーブルDCは把持フレーム54の下部のケーブル把持部55の導出用把持溝56に押し込むことにより、簡単に収納ケース1内に保持させることができる。
また、光コネクタ保持枠58内の各コネクタソケットCSにドロップケーブルDCを接続する場合には、各ドロップケーブルDCの光ファイバ素線の先端にコネクタプラグCPを接続し、各コネクタプラグCPを各コネクタソケットCSに下から差し込み接続すればよく、この場合も、各コネクタソケットCSを保持する光コネクタ保持枠58は、第2トレイ5の光コネクタ収納室52から手前に引き出し回動することができるので、コネクタソケットCSへの接続作業を容易に行うことができる。
(第3使用形態)
一方、第2トレイ5の光コネクタ収納室52内に導入された光ケーブルまたはその一部の光ファイバ素線を、光スプリッタモジュール10を通して複数の光ファイバ素線に分岐して導出する場合、ベーストレイ2内に収納された光スプリッタモジュール10を使用する。
すなわち、光スプリッタモジュール10の入力側の光ケーブルを、光コネクタ収納室52内の該当する光コネクタ保持枠58に保持されたコネクタソケットCSの下側に、その光スプリッタモジュール10の入力側の光ケーブルの先端のコネクタプラグCPを差し込んで接続する。
この場合も、当該コネクタソケットCSを保持した光コネクタ保持枠58は単独で手前に引き出し回動することができるので、簡便に接続作業を行なうことができる。また、既に一部の光コネクタ保持枠58のコネクタソケットCSに、把持フレーム54の下部のケーブル把持部55を通してドロップケーブルDCが接続されている場合には、その光コネクタ保持枠58の係止部58bを外し、把持フレーム54を手前に引き出すように回動した状態とすれば、既に配線された光ファイバ素線や光ケーブルに触れずに、接続作業を行なうことができる。
光スプリッタモジュール10により分岐された各光ファイバ素線を、ドロップケーブルに接続して加入者側に導出する場合、導出する場加入者側へのドロップケーブルDCは、図18のように、第1トレイ4の把持フレーム44下部のケーブル把持部45に設けた導出用把持溝46に嵌め込むように把持され、収納ケース1内に引き込まれる。ドロップケーブルDCの先端は、被覆層を剥離し、露出した光ファイバ素線の先端にコネクタプラグCPを接続し、それらのコネクタプラグCPは、光コネクタ収納室42の光コネクタ保持枠48内に保持されるコネクタソケットCSの下部に差し込まれて接続される。
このように、導入された光ケーブルの光ファイバ素線を、光スプリッタモジュール10を通して複数の光ファイバ素線に分岐して配線する場合、光スプリッタモジュール10の分岐出力側の複数の光ファイバ素線は、ベーストレイ2内のスプリッタ収納室21からその上側の第1トレイ4の余長処理室49に入り、そこで余長処理された後、複数の光ファイバ素線は、トレイ上部の開口から第1トレイ4の表側の上湾曲溝部41の各湾曲溝41aを通り、光コネクタ収納室42の上部に入る。
この場合も、複数の光ファイバ素線は、上記と同様に、上湾曲溝部41の各湾曲溝41aを通ることにより、平面的に分散されて光コネクタ収納室42に配線され、光ファイバ素線を輻輳させることなく配線することができる。分岐された複数の光ファイバ素線の先端にはコネクタプラグCPが接続され、それらのコネクタプラグCPは、第1トレイ4の光コネクタ収納室42に並設された各光コネクタ保持枠48内のコネクタソケットCSの上部に差し込まれ接続される。
これにより、導入ケーブル把持部26を通して導入された光ケーブルは、その一部の光ファイバ素線が光スプリッタモジュール10により複数に分岐され、分岐された光ファイバ素線が、第1トレイ4の各光コネクタ保持枠48内のコネクタソケットCSに接続され、把持フレーム44下部のケーブル把持部45に把持された単芯ファイバの各ドロップケーブルDCにコネクタソケットCSを介して接続され、加入者側のドロップケーブルDCとしてケーブル把持部45から導出されることとなる。
このように、開閉可能な第1トレイ4及び第2トレイ5の裏面側に、余長処理室49,59を設け、表面側に光コネクタ収納室42,52を設けているため、余長処理と光コネクタの接続操作を分離して行なうことができ、光ファイバ素線と光ケーブルがケース内で輻輳する状態を回避して、光コネクタの接続作業を適正に効率良く行なうことができる。
また、光コネクタを保持する各光コネクタ保持枠48,58が前方に引き出し回動可能に枢支されているので、コネクタプラグCPをコネクタソケットCSに差し込んで接続する際、各光コネクタ保持枠48,58を前方に引き出して、簡単に接続することができる。さらに、把持フレーム44,54を前に引き出した場合、光コネクタ保持枠48,58に保持された既設の光コネクタとそこに接続された光ケーブルが前方に引き出されるので、第2トレイ5内の未接続の光コネクタにコネクタプラグCPや光ファイバ素線を接続する際、既設の光コネクタや光ケーブルが邪魔にならず、既設の光ファイバ素線に触れずに安全に接続作業を行なうことができる。
1 収納ケース
2 ベーストレイ
3 カバー
3a 係止部
4 第1トレイ
5 第2トレイ
10 光スプリッタモジュール
21 スプリッタ収納室
22 支柱
23 支軸
24 嵌合溝
26 導入ケーブル把持部
26a 把持溝
27 導出ケーブル把持部
27a 把持溝
28 管クランプ
40 トレイ本体
40a ヒンジ部
41 上湾曲溝部
41a 湾曲溝
42 光コネクタ収納室
42a 係止凸部
43 下湾曲溝部
43a 湾曲溝
44 把持フレーム
44a 枢支部
45 ケーブル把持部
46 導出用把持溝
47 上枢支部
48 光コネクタ保持枠
48a 枢支部
48b 係止部
48c 把手部
49 余長処理室
49a 円形枠
50 トレイ本体
50a ヒンジ部
51 上湾曲溝部
51a 湾曲溝
52 光コネクタ収納室
53 下湾曲溝部
53a 湾曲溝
54 把持フレーム
55 ケーブル把持部
56 導出用把持溝
57 上枢支部
58 光コネクタ保持枠
58a 枢支部
58b 係止部
59 余長処理室
59a 円形枠

Claims (5)

  1. 複数の光コネクタを収納するトレイを、収納ケース内に回動可能に配設した光コネクタ収納ケースにおいて、
    被取付部に取り付けられる取付部を背面に有し、光スプリッタモジュールを収納するためのスプリッタ収納室を内側に有したベーストレイと、
    該ベーストレイの表面側にヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられ、裏面側に光ファイバ素線の余長部分を収納する余長処理室を有し、表面側に該複数の光コネクタを収納する光コネクタ収納室を有した第1トレイと、
    該第1トレイの表面側にヒンジ部を介して開閉可能に取り付けられ、裏面側に光ファイバ素線の余長部分を収納する余長処理室を有し、表面側に該複数の光コネクタを収納する光コネクタ収納室を有した第2トレイと、
    該第1トレイ及び該第2トレイを包囲して該ベーストレイに取り付けられるカバーと、
    を備え、該収納ケースは該ヒンジ部のヒンジ軸を鉛直として該被取付部に縦に取り付けられ、該第1トレイ及び第2トレイは側端部に設けた該ヒンジ軸を介して前後に開閉可能に装着され、
    該第1トレイ及び該第2トレイの光コネクタ収納室には、該光コネクタのコネクタプラグを上下方向から差込可能に、該光コネクタのコネクタソケットを保持する複数の光コネクタ保持枠が、各々枢支部を介して前方に引き出し回動可能に配設され、且つ光ケーブルの導出用把持溝を有するケーブル把持部を下部に設けた把持フレームが上枢支部を介して前方に引き出し回動可能に配設され、該導出用把持溝は、該コネクタプラグを先端に接続した光ケーブルを把持するように形成されたことを特徴とする光コネクタ収納ケース。
  2. 前記第1トレイ、第2トレイのトレイ本体の上部には、裏面側と連通する開口部と共に裏面側の余長処理部からの光ファイバ素線を通すための複数の湾曲溝を有する上湾曲溝部が、前記各光コネクタ保持枠の位置に対応して形成されたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ収納ケース。
  3. 前記第2トレイのトレイ本体の裏面側下部に、光ケーブルの導入用の導入ケーブル把持部及び光ケーブルの導出用の導出ケーブル把持部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ収納ケース。
  4. 前記第2トレイのトレイ本体の下部には、裏面側と連通する開口部と共に裏面側の余長処理部からの光ファイバ素線を通すための複数の湾曲溝を有する下湾曲溝部が、前記各光コネクタ保持枠の位置に対応して形成され、該下湾曲溝部は該余長処理室から引き出された該光ファイバ素線を前記光コネクタ保持枠に入れるように形成されたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ収納ケース。
  5. 前記第1トレイ及び第2トレイの前記光コネクタ収納室内の前記光コネクタ保持枠には、各々、光コネクタの収納位置で係止される係止部が設けられ、該係止部は該光コネクタ保持枠の操作により係止と係止解除を可能に形成されたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタ収納ケース。
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