JP5700823B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents
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Description
この鞍乗型車両は、前記シートの下方に配置され乗員が足を載せることができる後部ステップと、この後部ステップより車両前方に配置され運転者が足を載せることができる前部ステップを備え、運転者は前記後部ステップと前記前部ステップを選択して使用することができ、
前記前部ステップは、可倒式ステップであって、不使用状態では収納状態にすることができ、
前記鞍乗型車両は、前部構造体と後部構造体を主要素とし、
前記前部構造体は、前部にヘッドパイプを備え車両前後方向に延びる車体フレームと、この車体フレームの後部に設けられる後部ステップと、前記車体フレームの後部から延びるシートフレームと、このシートフレームに支えられるシートと、前記ヘッドパイプに操向可能に取付けられるフロントフォークと、このフロントフォークの上端に取付けられる操向ハンドルと、前記フロントフォークの下端に取付けられる前輪と、からなり、
前記後部構造体は、前記前輪の後方に配置される後輪と、この後輪より車両前方に配置され前記後輪を駆動する駆動源と、この駆動源及び前記後輪を支える支持体と、この支持体の下部に設けられる前記前部ステップからなり、
前記前部構造体と前記後部構造体は、ヒンジ部を介して車両側面視で屈曲可能に連結され、
前記ヒンジ部を軸に前記前部構造体と前記後部構造体を車両側面視で任意の角度で屈曲設定することで車体形状を調節する車体形状調節機構を設けることを特徴とする。
運転者がスポーツ走行を望んで、前屈みになるときには、後部ステップに足を載せればよい。また、運転者がクルーズ走行を望んで、上半身を起こすときには、前部ステップに足を載せればよい。前部ステップは、不使用状態では収納状態にすることができる。
本発明によれば、運転者の好みに応じて乗車姿勢を大きく変えることができる鞍乗型車両が提供される。
本発明によれば、一台の車両でありながら、車両を前部構造体と後部構造体とにそれぞれモジュール化し、ヒンジ部を中心に車両側面視で前部構造体と後部構造体が屈曲することで、シート高さだけでなく、最低地上高、車両の重心位置及び、キャスター角を同時に変更でき、車体形状が変更できるため、乗員の好みに合わせて多様の形態を造り出すことができる鞍乗型車両が提供される。
なお、本発明の要部である前部ステップについては、図10〜図14で詳しく説明するが、その前に、図1〜図9に基づいて車両全般の構造を説明する。
また、「乗員」は車両に乗る人を指し、そのうちで運転に当たる乗員を「運転者」、運転に当たらない乗員を「同乗者」と呼ぶことにする。
さらに、駆動源支持ケース44の前壁48がくり抜かれそこに、電動モータ42を冷却するラジエータ49が配置される。
前部構造体20と後部構造体40はヒンジ部52で連結するとともに、後部構造体40に設けた車体形状調節機構60を前部構造体20に渡すことで、鞍乗型車両が完成する。
図4に示すように、車体形状調節機構60は、駆動源支持ケース44に取付けられるアクチュエータ61と、このアクチュエータ61から延ばされアクチュエータ61により回されるねじ軸62と、このねじ軸62にねじ込まれるナット63と、このナット63に揺動可能に連結され先端が駆動源支持ケース44に連結される第1リンクプレート64及び先端が車体フレーム24に連結される第2リンクプレート65とからなるトグル機構である。
アクチュエータ61は、電動機66と、この電動機66の回転速度を減速する減速機67とからなる。アクチュエータ61は、減速機を電動機ケースに内蔵した減速機付き電動機であっても良い。また、油圧モータを主要素とする油圧アクチュエータであってもよい。
図8(a)にスポーツモードに対応したナット63の位置が示される。第1・第2リンクプレート64、65は広がっている。
アクチュエータによりナット63を上へ移動すると、広がっていた第1・第2リンクプレート64、65は、図8(b)に示すように、V字形に折り畳まれ、結果、車体フレーム24にブラケット75が接近する。
図4に示す減速機67が支軸68を中心に図時計方向に回転する。減速機67の近傍にて駆動源支持ケース44にポケット部78が設けられている。このポケット部78は、駆動源支持ケース44を局部的に外側へ膨出させることで形成される。
駆動源支持ケース44を全体的に拡げることなく、局部的に膨出することで、揺動するアクチュエータ61を収納することができ、駆動源支持ケース44のコンパクト化が達成される。
図10に示すように前部ステップ51は、車体側に設けられる支持ブロック85と、ゴム又は硬質樹脂が上面に設けられている踏み板86と、車体前後方向に延び踏み板86を支持ブロック85に揺動可能に止める踏み板支軸87と、この踏み板支軸87の先端に嵌められ踏み板支軸87の抜け止めを図るクリップ88と、支持ブロック85と踏み板86との間に設けられ踏み板86を使用位置と不使用位置で固定するクリック機構90とからなる。
一方、支持ブロック85の一端にばね収納穴98が設けられ、このばね収納穴98にばね91が収納される。このばね91はボール92をクリック板97へ押し付ける。
図12(b)に示すように、前部ステップ51が不使用状態にあるときには、ボール92が第2クリック穴94に嵌って固定され、踏み板86が図面時計方向に倒れる心配はない。
駆動源支持ケース44の地上高さをH1とする。運転者79は後部ステップ29に足を載せる。不使用の前部ステップ51は収納状態にしておく。
第1・第2リンクプレート64、65は広がっている。ヒンジ部52の中心を通りステアリング軸81に直交する第1線分82と、ヒンジ部52の中心を通り後輪41の中心を通る第2線分83とのなす屈曲角θ1は、180°弱になる。
は大きくなる。キャスタ角α1は例えばクルーザモードに好適な26°で、キャスタ角α2はスポーツモードに好適な30°である。
結果、(a)のホイールベースW1に対して、(b)のホイールベースW2は長くなる。
この例によれば、従来のピリオンステップと称する同乗者専用ステップは不要となる。
さらに、駆動源支持ケース44の前壁48がくり抜かれそこに、内燃機関42を冷却するラジエータ49が配置される。
また、クリック機構は、クリック作用を発揮するものであればよく、本実施例の構造を変更することは差し支えない。
Claims (4)
- 乗員(79、99)がシート(26)を跨いて座る鞍乗型車両であって、
この鞍乗型車両は、前記シート(26)の下方に配置され乗員(79、99)が足を載せることができる後部ステップ(29)と、この後部ステップ(29)より車両前方に配置され運転者(79)が足を載せることができる前部ステップ(51)を備え、運転者(79)は前記後部ステップ(29)と前記前部ステップ(51)を選択して使用することができ、
前記前部ステップ(51)は、可倒式ステップであって、不使用状態では収納状態にすることができ、
前記鞍乗型車両は、前部構造体(20)と後部構造体(40)を主要素とし、
前記前部構造体(20)は、前部にヘッドパイプ(23)を備え車両前後方向に延びる車体フレーム(24)と、この車体フレーム(24)の後部に設けられる前記後部ステップ(29)と、前記車体フレーム(24)から延びるシートフレーム(25)と、このシートフレーム(25)に支えられる前記シート(26)と、前記ヘッドパイプ(23)に操向可能に取付けられるフロントフォーク(22)と、このフロントフォーク(22)の上端に取付けられる操向ハンドル(34)と、前記フロントフォーク(22)の下端に取付けられる前輪(21)と、からなり、
前記後部構造体(40)は、前記前輪(21)の後方に配置される後輪(41)と、この後輪(41)より車両前方に配置され前記後輪(41)を駆動する駆動源(42)と、この駆動源(42)及び前記後輪(41)を支える支持体(43)と、この支持体(43)の下部に設けられる前記前部ステップ(51)からなり、
前記前部構造体(20)と前記後部構造体(40)は、ヒンジ部(52)を介して車両側面視で屈曲可能に連結され、
前記ヒンジ部(52)を軸に前記前部構造体(20)と前記後部構造体(40)を車両側面視で任意の角度で屈曲設定することで車体形状を調節する車体形状調節機構(60)を設けることを特徴とする鞍乗型車両。 - 前記前部ステップ(51)は、足を載せる踏み板(86)と、車体前後方向に延び前記踏み板(86)を前記支持体(43)に揺動可能に止める踏み板支軸(87)と、前記踏み板(86)と前記支持体(43)の間に設けられ前記踏み板(86)を使用位置と不使用位置で固定するクリック機構(90)とからなることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記車体形状調節機構(60)によって前記シート(26)が高い位置に調節されたときには、前記後部ステップ(29)が使用され、前記前部ステップ(51)が収納状態とされることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
- 前記車体形状調節機構(60)によって前記シート(26)が低い位置に調節されたときには、前記前部ステップ(51)が使用され、前記後部ステップ(26)が収納状態とされることを特徴とする請求項1記載の鞍乗型車両。
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