JP5696618B2 - 押付けロールの速度制御方法および押付けロール用速度制御装置 - Google Patents
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Description
制御性を向上させるための方法としては、例えば、特許文献1に開示されるように、押付け時の制御ゲインを指令と検出値との偏差によって可変とする方法や、特許文献2に開示されるように、定常電流値の記憶値と電流検出値を比較することによりすべりを防止する方法などが提案されている。
本発明に係る押付けロール用速度制御装置は、圧下量計測手段を有するが、この例では、図2において、符号10が圧下量計測手段を構成する距離検出器である。本実施形態の例ではレーザー式の距離検出器を用いた。この距離検出器10は、押付けロール1の構成材のうち、例えばチョック1cの上面など、押付けによりロール中心位置Oとの相対位置が変化しない点を検出可能に設置する。この例では、このような相対位置が変化しない点(位置)としてチョック1cの上面に検出点Pを設定した。
D0=A0−B0−R (式1)
L=D−D0=D−(A0−B0−R) (式2)
上述のように、この押付けロール用速度制御装置は、上記距離検出器10および制御部20を備え、制御部20は、距離検出器10で計測した検出距離D等に基づいて、圧下量Lを算出する圧下量算出手段22と、この圧下量算出手段22で算出された圧下量Lに基づいて当該ロールの変形による押付けロールの回転角あたりの金属帯Kの搬送距離の変化量Yを予め設定した変化量設定情報である図4に示す近似式(モデル式)から求める搬送距離変化量算出手段24と、この搬送距離変化量算出手段24により求めた搬送距離変化量Yに基づいて基準となる回転数指令Nを補正して補正回転数指令N'を駆動装置に与える回転数指令補正手段26とを有しており、また、これを用いた押付けロールの速度制御方法は、押付けロール1の回転角あたりの金属帯Kの搬送距離の変化量Yを用いて、基準となる基準回転数指令Nを補正回転数指令N'に補正するようにしているので、金属帯Kの搬送速度と押付けロール周速の差異がなくなり、過負荷によるトリップや押付けロール1と金属帯Kとのスリップを防止することができる。
例えば、上記実施形態では、押付けロール1の位置を計測する距離検出器10を設けて検出距離Dを求め、実装されたロール径R等が与えられれば、押付けロール1の圧下量Lを圧下量算出手段22で求めることができる例を説明したが、圧下量計測手段はこれに限らず、押付けロール1の圧下量Lを求めることができる構成であれば、種々の構成を採用することができる。例えば、押付けロール1を実際に押し付けたときのロール変形量の実測値を求めてもよい。
例えば、表2および図5に示すように、例えば押付けロール1を実際に金属帯Kに押し付けたときのロール変形量から求めたテーブル値を変化量設定情報とし、これに基づき補正してもよい。
Y=S0/S=f(L) (式3)
但し、S:ロール圧下量Lの時のロール単位回転角あたりの金属帯Kの搬送距離、S0:ロール圧下量0の時のロール単位回転角あたりの金属帯Kの搬送距離である。
上記のいずれを変化量設定情報とした場合でも、計測した圧下量Lによりロール回転角あたりの金属帯Kの搬送距離の変化量Yを算出することが可能である。
2 ロール断面形状(非圧下時)
3 ロール断面形状(圧下時)
4 接触角度(非圧下時)
5 接触角度(圧下時)
6 接触部ロール周長(非圧下時)
7 接触部ロール周長(圧下時)
8 ロールの回転角あたりの金属帯の搬送距離(圧下時)
10 距離検出器
20 速度制御部
22 圧下量算出手段
24 搬送距離変化量算出手段
26 回転数指令補正手段
K 金属帯
P 距離検出器の検出点
Claims (4)
- 金属帯に押し付けて使用するライニング材として弾性素材を用いた押付けロールを有する設備における前記押付けロールの速度制御方法であって、
前記押付けロールの圧下量を計測し、その計測した圧下量に基づいて、当該ロールの変形による押付けロールの回転角あたりの金属帯の搬送距離の変化量を、ロール圧下量とロール回転角あたりの金属帯の搬送量または搬送距離との関係を近似したモデル式により求め、その求めた搬送距離の変化量に基づいて基準となる回転数指令を補正することを特徴とする押付けロールの速度制御方法。 - 金属帯に押し付けて使用するライニング材として弾性素材を用いた押付けロールを有する設備における前記押付けロールの速度制御方法であって、
前記押付けロールの圧下量を計測し、その計測した圧下量に基づいて、当該ロールの変形による押付けロールの回転角あたりの金属帯の搬送距離の変化量を、ロール圧下量とロール回転角あたりの金属帯の搬送距離の変化量との関係を近似したモデル式により求め、その求めた搬送距離の変化量に基づいて基準となる回転数指令を補正することを特徴とする押付けロールの速度制御方法。 - 金属帯に押し付けて使用するライニング材として弾性素材を用いた押付けロールを有する設備に用いられる前記押付けロールの速度制御装置であって、
前記押付けロールの圧下量を計測する圧下量計測手段と、該圧下量計測手段で計測した圧下量に基づいて、当該ロールの変形による押付けロールの回転角あたりの金属帯の搬送距離の変化量を、ロール圧下量とロール回転角あたりの金属帯の搬送量または搬送距離との関係を近似したモデル式により求める搬送距離変化量算出手段と、該搬送距離変化量算出手段により求めた搬送距離の変化量に基づいて基準となる回転数指令を補正する回転数指令補正手段とを有することを特徴とする押付けロール用速度制御装置。 - 金属帯に押し付けて使用するライニング材として弾性素材を用いた押付けロールを有する設備に用いられる前記押付けロールの速度制御装置であって、
前記押付けロールの圧下量を計測する圧下量計測手段と、該圧下量計測手段で計測した圧下量に基づいて、当該ロールの変形による押付けロールの回転角あたりの金属帯の搬送距離の変化量を、ロール圧下量とロール回転角あたりの金属帯の搬送距離の変化量との関係を近似したモデル式により求める搬送距離変化量算出手段と、該搬送距離変化量算出手段により求めた搬送距離の変化量に基づいて基準となる回転数指令を補正する回転数指令補正手段とを有することを特徴とする押付けロール用速度制御装置。
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