JP5696606B2 - ブラシレスモータ、および、それを備えた燃料ポンプ - Google Patents

ブラシレスモータ、および、それを備えた燃料ポンプ Download PDF

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Description

本発明はブラシレスモータ、および、そのブラシレスモータを備えた燃料ポンプに関する。
従来、車両の燃料タンク内に設けられ、燃料タンク内の燃料を昇圧し、内燃機関へ圧送する燃料ポンプが知られている。燃料ポンプは、ブラシレスモータ、および、そのブラシレスモータによって回転するインペラを備える。燃料ポンプは、インペラの回転により吸入口から吸入した燃料を昇圧し、その燃料を吐出口から吐出する。
特許文献1に記載のブラシレスモータは、シャフトの径外側にネオジボンド磁石を射出成形することでロータを構成している。
特許文献2に記載のブラシレスモータは、シャフトの径外側に設けられた円筒状のインナーロータ、および、そのインナーロータの径外側に設けられた磁石からロータを構成している。磁石は、インナーロータの径外方向の外壁に均一な板厚で設けられている。
特開2007−124845号公報 特開2006−320051号公報
特許文献1のロータを形成するネオジボンド磁石は、フェライト磁石に比べて高価である。また、ネオジボンド磁石は、希土類元素を使用するため供給リスクがある。このため、特許文献1では、ネオジボンド磁石の使用量が多くなると、ブラシレスモータの製造コストが高くなることが懸念される。また、希土類元素の供給リスクに対応することが困難になるおそれがある。
ところで、特許文献2に記載のロータを参考にして、インナーロータの径外方向に均一な板厚でネオジボンド磁石を射出成形すれば、ネオジボンド磁石の使用量を少なくすることが可能である。
しかしながら、ネオジボンド磁石の厚さを均一に薄くすると、ロータの磁束量が減少し、ブラシレスモータのトルクが低下することが懸念される。これにより、ブラシレスモータを備えた燃料ポンプの燃料の吐出効率が低下するおそれがある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ロータに用いられる永久磁石の使用量を低減することの可能なブラシレスモータ、および、そのブラシレスモータを備えた燃料ポンプを提供することを目的とする。
請求項1に係る発明によると、ブラシレスモータは、ハウジング、ステータ、コイル、シャフト、インナーコアおよび永久磁石を備える。
筒状に形成されたハウジングの内側に設けられたステータは、周方向に複数のティースおよびスロットを有する。このステータのティースに、通電により回転磁界を励磁するコイルが巻回される。
シャフトは、ステータの径内側に回転可能に設けられる。シャフトの径外側に固定されたインナーコアは、径外方向に突出する複数の凸部および径内方向に凹む複数の凹部を回転方向に交互に有する。
永久磁石は、インナーコアの各凹部の径外側に設けられる複数の磁極領域、および、インナーコアの各凸部の径外側に設けられる複数の接続領域を一体で有し、接続領域を挟んで回転方向に隣り合う各磁極領域に異種の磁極が着磁される。
その永久磁石の磁極領域は、周方向における中心部分が径内方向に突出している。
これにより、永久磁石は、磁極の形成される各磁極領域の中心部分が肉厚となり、磁極から離れた接続領域が薄肉となる。このため、ロータを流れる磁束量を増加すると共に、永久磁石の使用量を低減することが可能になる。したがって、ブラシレスモータの製造コストを低減することができる。また、永久磁石に希土類元素を使用する場合、その供給リスクに対応することができる。
さらに、永久磁石は、磁極領域および接続領域の軸方向の端部から径内方向に延び、インナーコアの軸方向の端部を覆う蓋部を有する。
ブラシレスモータは、蓋部とシャフトとの間にインナーコアが露出する空間を有する。
これにより、永久磁石の製造工程において、蓋部とシャフトとの間の空間から治具を挿し込み、インナーコアを軸方向に押圧し、永久磁石を射出成形する成形型からロータを取り出すことが可能になる。
また、蓋部とシャフトとの間に空間を形成することで、永久磁石の使用量を低減することができる。
請求項2に係る発明によると、永久磁石の磁極領域は、軸方向から見てインナーコア側の端面が径内方向に凸状の円弧状である。
これにより、各磁極領域の周方向における中心部分の体積を大きく、その中心部分よりも接続領域側の体積を小さくすることができる。
請求項3に係る発明によると、永久磁石は、射出成形により形成されるボンド磁石である。
永久磁石を射出成形する成形型は、ボンド磁石を注入するゲートが磁極領域の軸方向の端面に位置する。
これにより、永久磁石の射出成形時において、ゲートから磁極領域にボンド磁石が直接注入される。このため、永久磁石がインナーコアの軸方向の端部を覆う蓋部を薄く、または、蓋部を設けることなく、永久磁石を形成することが可能になる。したがって、蓋部に使用される永久磁石の使用量を低減することができる。
請求項に係る発明によると、インナーコアは、軸方向に積層された複数の磁性鋼板から構成される。
複数の磁性鋼板は、一つの凸部が径方向に突出する方向と他の凸部が径方向に突出する方向とのなす角度で一枚づつ回転方向に向きを変えて積層される。
これにより、磁性鋼板に製造上の公差がある場合、ロータの重量バランスが良好になる。したがって、ロータの振動を低減することができる。
請求項に係る発明によると、永久磁石は、接続領域の径方向の距離Aと、磁極領域の径方向の距離Bとの関係が、0.2≦A/B≦0.66 である。
0.2≦A/B により、コギングトルクの増加を抑制することができる。
A/B≦0.66 により、ロータを流れる磁束量を増加すると共に、永久磁石の使用量を少なくすることができる。
請求項は、燃料ポンプの発明である。燃料ポンプは、ポンプカバー、ステータカバー、ブラシレスモータおよびインペラを備える。
ポンプカバーは、ハウジングの軸方向の一方に設けられ、吸入口を有する。
ステータカバーは、ハウジングの軸方向の他方に設けられ、吐出口を有する。
ブラシレスモータは、ポンプカバーとステータカバーとの間に設けられる。
インペラは、ブラシレスモータのシャフトとともに回転することで、吸入口から吸入した燃料を昇圧し、ステータとロータとの間に形成された燃料通路を経由して吐出口から燃料を吐出する。
ブラシレスモータのトルクが向上することで、燃料ポンプの吐出効率が向上する。また、ブラシレスモータの永久磁石の使用量を低減することで、燃料ポンプの製造コストを低減することができる。
本発明の一実施形態による燃料ポンプの横断面図である。 本発明の一実施形態による燃料ポンプの縦断面図である。 本発明の一実施形態による燃料ポンプのロータの断面図である。 図3のIV−IV線の断面図である。 図3のV−V線の断面図である。 本発明の一実施形態による燃料ポンプのロータの製造方法を示す説明図である。 本発明の一実施形態による燃料ポンプのロータの製造方法を示す説明図である。 本発明の一実施形態による燃料ポンプのロータの磁束の流れを示す説明図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。
(一実施形態)
本発明の一実施形態による燃料ポンプを図1から図8に示す。本実施形態の燃料ポンプ1は、車両の燃料タンク内に設置されるインタンク式のポンプである。
図2に示すように、燃料ポンプ1は、筒状のハウジング10の軸方向の一方に吸入口11有するポンプカバー12を備えている。燃料ポンプ1は、ハウジング10の軸方向の他方に吐出口13を有するステータカバー14を備えている。ステータカバー14は、ステータ30およびコイル31と一体にモールド成形されている。
燃料ポンプ1は、ハウジング10の径内側で、ポンプカバー12とステータカバー14との間にブラシレスモータ20を備えている。
ブラシレスモータ20は、ステータ30、コイル31およびロータ40を備えている。
ステータ30は、軸方向に積層された複数の磁性鋼板から構成され、ハウジング10の内側に設けられている。図1に示すように、複数の磁性鋼板は、かしめ位置32において互いにかしめられている。ステータ30は、環状のバックヨーク33と、このバックヨーク33から径内方向に延びるティース34とを有する。ティース34は、周方向に6個設けられている。ティース34とティース34との間に6個のスロット35が形成される。
コイル31は、スロット内に設けられ、ボビン36を介して各ティース34に巻回されている。コイル31は、ステータカバー14に設けられたターミナル15と電気的に接続している。ターミナル15からコイル31の形成するU相、V相およびW相に通電されると、回転磁界が励磁される。
ロータ40は、シャフト50、インナーコア60および永久磁石70から構成される。
シャフト50は、一端がポンプカバー12に設けられた軸受51に取り付けられ、他端がステータカバー14に設けられた軸受52に取り付けられている。これにより、シャフト50は、ステータ30の径内側に回転可能に設けられる。
インナーコア60は、図3〜図5に示すように、軸方向に積層された磁性鋼板から構成され、シャフト50に圧入されている。インナーコア60は、径外方向に突出する4個の凸部61と、径内方向に凹む4個の凹部62を回転方向に交互に有している。複数の磁性鋼板は、凸部61に設けられたかしめ位置63で、互いにかしめられている。
永久磁石70は、PPS(ポリフェニレンスルフィド)等の熱可塑性樹脂とNeFeBとを含むネオジボンド磁石である。永久磁石70は、径外方向の外壁が円筒状に形成されている。永久磁石70は、4個の磁極領域71、4個の接続領域72および蓋部73を有し、インナーコア60の外側に射出成形されている。シャフト50およびインナーコア60は、永久磁石70にモールドされている。
磁極領域71は、インナーコア60の各凹部62の径外側に設けられる。接続領域72は、インナーコア60の各凸部61の径外側に設けられ、各磁極領域71を接続している。なお、図3では、磁極領域71と接続領域72との境界を破線で示しているが、磁極領域71と接続領域72と蓋部73とは一体で形成される。
永久磁石70は、極異方性磁石であり、接続領域72を挟んで回転方向に隣り合う各磁極領域71に異種の磁極が着磁される。なお、永久磁石70は、等方性であっても異方性であってもよい。
磁極領域71は、軸方向から見て、インナーコア側の端面が径内方向に凸状の円弧状に形成されている。このため、磁極領域71は、周方向の中央部分が径内方向に突出し、肉厚に形成されている。
磁極領域71の径方向の中央部分の径方向の距離Bは、接続領域72の径方向の距離Aよりも大きい。磁極領域71の径方向の距離Bと、接続領域72の径方向の距離Aとの関係は、0.2≦A/B≦0.66 である。例えば、接続領域72の径方向の距離Aを1mmとしたとき、磁極領域71の径方向の距離Bは、5〜約1.5mmである。
蓋部73は、磁極領域71および接続領域72の軸方向の端部から径内方向に延び、インナーコア60の軸方向の端部を覆う。蓋部73は、インナーコア60と永久磁石70との軸方向の位置ずれを防ぐ。なお、蓋部73とシャフト50との間には、円環状の空間74が形成され、その空間74にインナーコア60が露出している。
図2に示すように、ポンプカバー12は、第1ポンプカバー121と第2ポンプカバー122とから構成されている。第1ポンプカバー121と第2ポンプカバー122との間には、円筒状のポンプ室16が形成されている。ポンプ室16には円盤状のインペラ17が設けられている。インペラ17は、シャフト50に固定されており、シャフト50とともに回転する。
第1、第2ポンプカバー121、122とインペラ17との間には、軸方向から見てC字状のポンプ流路18が形成される。インペラ17は、周方向に複数の羽根部19を有し、この羽根部19によって吸入口11からポンプ流路18に吸入した燃料を昇圧し、ステータ30およびロータ側へ吐出する。
ポンプ流路18から吐出された燃料は、ステータ30と永久磁石70との間に形成される燃料通路100を通り、ステータカバー14の吐出口13へ流れる。
ステータカバー14の吐出口13には、逆止弁21が設けられている。逆止弁21は、吐出口13に接続される図示しない燃料配管から燃料ポンプ内に燃料が逆流することを防止する。燃料通路側の燃料圧力が逆止弁21に作用する力が、燃料配管の燃料圧力が逆止弁21に作用する力とスプリング22の弾性力との和よりも大きくなると、逆止弁21が開弁する。そして、燃料は、吐出口13から燃料配管を通り内燃機関へ供給される。
次に、ブラシレスモータ20のロータ40の製造方法を説明する。
先ず、凸部61及び凹部62を有する複数の磁性鋼板を積層し、その磁性鋼板を軸方向にかしめることで、インナーコア60を形成する。このとき、複数の磁性鋼板は、一つの凸部61が径方向に突出する方向と他の凸部61が径方向に突出する方向とのなす角度で、一枚づつ回転方向に向きを変えて積層される。本実施形態では、インナーコア60が4個の凸部61を等間隔に有するので、一つの凸部61が径方向に突出する方向と他の凸部61が径方向に突出する方向とのなす角度は、90°である。
次に、シャフト50にインナーコア60を圧入する。
続いて、図6に示すように、射出成形の成形型にシャフト50とインナーコア60を設置する。成形型は、第1〜第3成形型81、82、83から構成される。第1成形型81は、永久磁石70の外周を形成する。第2、第3成形型82、83は、永久磁石70の軸方向の端面を形成する。
第2成形型82に設けられたゲート84から加熱溶融したボンド磁石を注入する。ボンド磁石は、磁極領域71に直接注入され、接続領域72および蓋部73へ流れる。ボンド磁石が冷却、固化した後、第2、第3成形型82、83を軸方向に移動する。そして、蓋部73とシャフト50との間の空間74から図示しない治具を挿入し、インナーコア60を軸方向に押圧する。これにより、第1成形型81からロータ40を取り外す。
次に、図7に示すように、ロータ40の径外側に着磁ヨーク90を設置する。そして、着磁ヨーク90に巻回されたコイル91に電流を供給する。図7では、着磁ヨーク90に流れる磁束を模式的に一点鎖線で示している。これにより、ロータ40に着磁され、ロータ40が完成する。
図8に、ロータ40に着磁された磁束の流れを模式的に矢印φ1〜φ4で示す。ロータ40は、磁極領域71の周方向の中央部に磁極が形成されている。
本実施形態では、以下の作用効果を奏する。
(1)本実施形態では、永久磁石70は、径外方向の外壁が円筒状に形成されている。そして、磁極領域71は、周方向の中心部分が径内方向に突出している。このため、永久磁石70は、磁極の形成される各磁極領域71の周方向の中心部分が肉厚となり、中心部分から離れた接続領域側が薄肉となる。これにより、ロータ40に流れる磁束量を増加するとともに、永久磁石70の使用量を低減することが可能になる。したがって、ブラシレスモータ20の製造コストを低減することができる。よって、燃料ポンプ1の吐出効率を低下させることなく、燃料ポンプ1の製造コストを低減することができる。
また、希土類元素の供給リスクに対応することができる。
(2)本実施形態では、第2成形型82のゲート84が磁極領域71に位置する。このため、射出成型時において、ボンド磁石は、ゲート84から蓋部73を通ることなく、磁極領域71に直接注入される。したがって、永久磁石70の蓋部73を薄くすることが可能になるので、永久磁石70の使用量を低減することができる。
また、燃料ポンプ1の作動時において、永久磁石70のゲート痕75が燃料により膨潤した場合、ロータ40の回転が妨げられることを防ぐことができる。
(3)本実施形態では、永久磁石70は、接続領域72の径方向の距離Aと、磁極領域71の径方向の距離Bとの関係が、0.2≦A/B≦0.66 である。
0.2≦A/B により、コギングトルクの増加を抑制することができる。
A/B≦0.66 により、ロータ40に流れる磁束量を増加するとともに、永久磁石70の使用量を少なくすることができる。
(4)本実施形態では、インナーコア60を構成する複数の磁性鋼板は、一枚づつ回転方向に90°向きを変えて積層される。これにより、磁性鋼板に製造上の公差がある場合、ロータ40の重量バランスが良好になる。したがって、ロータ40の振動を低減することができる。
(5)本実施形態では、第1成形型81と第2成形型82との接続位置、および、第1成形型81と第3成形型83との接続位置が、ロータ40の軸方向の端面に位置している。これにより、射出成形によって永久磁石70にバリが形成された場合、そのバリによりロータ40の回転が妨げられることを防ぐことができる。
(他の実施形態)
上述した実施形態では、燃料ポンプ、およびそれに使用されるブラシレスモータについて説明した。これに対し、他の実施形態では、ブラシレスモータは、燃料ポンプ以外に用いられるものであってもよい。
上述した実施形態では、ネオジボンド磁石から永久磁石を形成した。これに対し、他の実施形態では、他の磁石を含むボンド磁石から永久磁石を形成してもよい。また、焼結磁石または鋳造磁石から永久磁石を構成してもよい。
上述した実施形態では、ロータの極数を4極とした。これに対し、他の実施形態では、ロータの極の数に制限はなく、例えば8極であってもよい。
上述した実施形態では、ロータを積層鋼板で構成した。これに対し、他の実施形態では、ロータを樹脂から形成してもよく、または、金属から一体で形成してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の形態で実施することができる。
1 ・・・燃料ポンプ
10 ・・・ハウジング
11 ・・・吸入口
12 ・・・ポンプカバー
13 ・・・吐出口
14 ・・・ステータカバー
17 ・・・インペラ
20 ・・・ブラシレスモータ
30 ・・・ステータ
31 ・・・コイル
34 ・・・ティース
35 ・・・スロット
50 ・・・シャフト
60 ・・・インナーコア
61 ・・・凸部
62 ・・・凹部
70 ・・・永久磁石
71 ・・・磁極領域
72 ・・・接続領域
100・・・燃料通路

Claims (6)

  1. 筒状に形成されたハウジングと、
    前記ハウジングの内側に設けられ、周方向に複数のティースおよびスロットを有するステータと、
    前記ステータの前記ティースに巻回され、通電により回転磁界を励磁するコイルと、
    前記ステータの径内側に回転可能に設けられるシャフトと、
    前記シャフトの径外側に固定され、径外方向に突出する複数の凸部および径内方向に凹む複数の凹部を回転方向に交互に有するインナーコアと、
    前記インナーコアの前記凹部の径外側に設けられる複数の磁極領域、および、前記インナーコアの前記凸部の径外側に設けられる複数の接続領域を一体で有し、前記接続領域を挟んで回転方向に隣り合う前記磁極領域に異種の磁極が着磁された永久磁石と、を備え、
    前記永久磁石の前記磁極領域は、周方向における中心部分が径内方向に突出しており、
    前記永久磁石は、前記磁極領域および前記接続領域の軸方向の端部から径内方向に延び、前記インナーコアの軸方向の端部を覆う蓋部を有し、
    前記蓋部と前記シャフトとの間に前記インナーコアが露出する空間を有することを特徴とするブラシレスモータ。
  2. 前記永久磁石の前記磁極領域は、軸方向から見て前記インナーコア側の端面が径内方向に凸状の円弧状であることを特徴とする請求項1に記載のブラシレスモータ。
  3. 前記永久磁石は、射出成形により形成されるボンド磁石であり、
    前記永久磁石を射出成形する成形型は、前記ボンド磁石を注入するゲートが前記磁極領域の軸方向の端面に位置することを特徴とする請求項1または2に記載のブラシレスモータ。
  4. 前記インナーコアは、軸方向に積層された複数の磁性鋼板から構成され、
    複数の前記磁性鋼板は、一つの前記凸部が径方向に突出する方向と他の前記凸部が径方向に突出する方向とのなす角度で、一枚づつ回転方向に向きを変えて積層されることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  5. 前記永久磁石は、前記接続領域の径方向の距離Aと、前記磁極領域の径方向の距離Bとの関係が、
    0.2≦A/B≦0.66 であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載のブラシレスモータ。
  6. 前記ハウジングの軸方向の一方に設けられ、吸入口を有するポンプカバーと、
    前記ハウジングの軸方向の他方に設けられ、吐出口を有するステータカバーと、
    前記ポンプカバーと前記ステータカバーとの間に設けられた請求項1〜のいずれか一項に記載のブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータの前記シャフトとともに回転することで、前記吸入口から吸入した燃料を昇圧し、前記ステータと前記ロータとの間に形成された燃料通路を経由して前記吐出口から燃料を吐出するインペラと、を備えた燃料ポンプ。
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