JP5693399B2 - 更新システム、画像形成装置、更新方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 - Google Patents

更新システム、画像形成装置、更新方法、コンピュータプログラム及び記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、ファームウエアの更新に係る更新システム、画像形成装置、更新方法及びコンピュータプログラム、並びに該コンピュータプログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、画像形成装置には、技術発展と共に多様な機能が搭載され、利用者の利便性を高めている。
例えば、特許文献1においては、ネットワークを経由したリモート操作によって電源オンを行う場合、ターゲットとなる装置において、終了プロセスが明らかになっているアプリケーションだけをOS起動時に立ち上げて起動させるため、安全にリモート操作によって電源オフを行うことができるリモート起動方法が開示されている。
また、特許文献2においては、画像形成装置が非作動状態にあることを判別して、該画像形成装置へのダウンロードを行ない、また該画像形成装置が自動調整中又は使用中あるいは使用される可能性が高い時を除いた最適時期に、該画像形成装置からのアップロードが行われる画像形成装置管理システムが開示されている。
特開2001−228938号公報 特開平6−237330号公報
一方、パーソナルコンピュータのような装置においては、該装置の電源オフ時に、又は電源オフの指示をユーザから受け付けてから、ファームウエアのようなデータをダウンロードしてアップデートを行う機能が広く普及されている。
しかし、このような機能においては、当該装置の電源オフ時に、又は電源オフの指示をユーザから受け付けてから、データのダウンロード及びアップデートが行なわれるので、無駄な電力消費が行なわれる。また、電源オフの確認のためには、ユーザが当該ダウンロード及びアップデータの終了まで待つ必要があり、ユーザに不快感を覚えるという問題がある。
更に、当該装置の電源オフの状態で、データのダウンロード及びアップデートが行なわれる場合には、不意打ちの運転音が発生し、周囲の人間に違和感を与える恐れもある。しかしながら、上述した特許文献1及び特許文献2に係る発明では、このような問題を解決することが出来ない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有する画像形成装置と、前記機能の実行に係るファームウエアの更新に用いられる更新用データを前記画像形成装置に送信する通信装置とを含む更新システムにおいて、前記画像形成装置は、前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記更新用データを受信し、前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行ない、斯かるファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じて状態切換を行うことにより、無駄な電力消費を抑制し、また、ユーザに上述したような不快感又は違和感を与えることのない、更新システム、画像形成装置、更新方法及びコンピュータプログラム、並びに該コンピュータプログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
本発明に係る更新システムは、画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有する画像形成装置と、前記機能の実行に係るファームウエアの更新に用いられる更新用データを前記画像形成装置に送信する送信部を備える通信装置とを含む更新システムにおいて、前記画像形成装置は、前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付ける指示受付手段と、該指示受付手段が前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記更新用データを受信する通信部と、前記指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う更新手段と、該更新手段によるファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行う切換手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記画像形成装置において、前記指示受付手段が前記状態切換の指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記通信部が前記通信装置から前記更新用データを受信する。また、前記指示受付手段が前記状態切換の指示を受け付けた場合は、前記更新手段が既に受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う。該更新手段によるファームウエアの更新の後、前記切換手段は受け付けた状態切換の指示に応じた状態切換を行う。
本発明に係る更新システムは、前記画像形成装置は、複数種の機能を実行し、前記通信部は、夫々の機能に係るファームウエア毎の情報を前記通信装置に送信し、前記通信装置は、受信した情報に基づき、ファームウエア毎の更新要否の内訳を表す内訳データを作成する作成手段を備えており、前記送信部は、作成された内訳データを前記画像形成装置に送信し、前記更新手段は、該内訳データに基づき、前記更新を行うように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記画像形成装置の通信部が、夫々の機能に係るファームウエア毎の情報を前記通信装置に送信し、前記通信装置の作成手段は、受信した情報に基づき、前記内訳データを作成する。前記通信装置の送信部は、作成された内訳データを前記画像形成装置に送信し、前記画像形成装置の更新手段は、受信した内訳データに基づき、前記更新を行う。
本発明に係る更新システムは、前記ファームウエアの情報には、該ファームウエアの版数が含まれ、前記通信装置は、前記作成手段が、前記ファームウエアの版数に基づき、前記内訳データを作成するように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記通信装置の作成手段は、前記ファームウエアの情報に含まれるファームウエアの版数に基づき、前記内訳データを作成する。
本発明に係る更新システムは、前記画像形成装置は、前記実行状態に、前記内訳データに基づき、前記更新用データを前記通信装置に要求する要求手段と、受信した更新用データを記憶する記憶部とを備えていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記画像形成装置の要求手段は、前記実行状態の間、前記内訳データに基づき、前記更新用データを前記通信装置に要求し、これによって受信された更新用データは前記記憶部に記憶される。
本発明に係る画像形成装置は、画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有する画像形成装置において、前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付ける指示受付手段と、該指示受付手段が前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記機能の実行に係るファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信する通信部と、前記指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う更新手段と、該更新手段によるファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行う切換手段とを備えることを特徴とする。
本発明にあっては、前記指示受付手段が、前記状態切換の指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記通信部が前記機能の実行に係るファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信する。一方、前記指示受付手段が前記状態切換の指示を受け付けた場合、前記更新手段は、既に受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う。該更新手段によるファームウエアの更新の後、前記切換手段は受け付けた状態切換の指示に応じた状態切換を行う。
本発明に係る画像形成装置は、前記機能は複数種であり、前記通信部は、外部から、ファームウエア毎の更新要否の内訳を表す内訳データを受信し、前記更新手段は、前記内訳データに基づき、前記更新を行うように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記通信部は、外部から、前記内訳データを受信し、前記更新手段は、前記内訳データに基づき、前記更新を行う。
本発明に係る画像形成装置は、前記実行状態に、前記内訳データに基づき、前記更新用データを前記外部に要求する要求手段と、受信した更新用データを記憶する記憶部とを備えていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記実行状態の間、前記要求手段は、前記内訳データに基づき、前記更新用データの送信を前記外部に要求する。これによって外部から受信された更新用データは前記記憶部に記憶される。
本発明に係る画像形成装置は、前記指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、一部への通電を遮断する遮断手段を備えており、前記一部への通電が遮断された後、前記更新手段によるファームウエアの更新が行われるように構成されていることを特徴とする。
本発明にあっては、前記指示受付手段が前記状態切換の指示を受け付けた場合、前記更新手段によるファームウエアの更新に必要でない当該画像形成装置の一部への通電が、前記遮断手段によって遮断される。前記一部への通電が遮断された後、前記更新手段によるファームウエアの更新が行われる。
本発明に係る更新方法は、画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有しており、外部とデータ通信を行う画像形成装置にて、前記機能の実行に係るファームウエアを更新する更新方法において、前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付ける指示受付ステップと、該指示受付ステップで前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記ファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信する受信ステップと、前記指示受付ステップで前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う更新ステップと、該更新ステップでのファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行う切換ステップとを含むことを特徴とする。
本発明に係るコンピュータプログラムは、画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有しており、外部とデータ通信を行う画像形成装置を構成するコンピュータに、前記機能の実行に係るファームウエアを更新させるコンピュータプログラムにおいて、コンピュータに、前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付けさせる指示受付ステップと、コンピュータに、前記指示受付ステップで前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記ファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信させる受信ステップと、コンピュータに、前記指示受付ステップで前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行わせる更新ステップと、コンピュータに、前記更新ステップでのファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行わせる切換ステップとを実行させることを特徴とする。
本発明にあっては、前記状態切換の指示が受け付けられる前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて外部から前記更新用データが受信される。また、前記状態切換の指示が受け付けられた場合は、既に受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新が行なわれる。斯かるファームウエアの更新の後、受け付けた状態切換の指示に応じた状態切換が行なわれる。
本発明に係る記録媒体は、前述の発明のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とする。
本発明にあっては、前記記録媒体に前述のコンピュータプログラムを記録する。コンピュータが前記記録媒体からコンピュータプログラムを読み出して、前述の更新システム、画像形成装置及び更新方法がコンピュータにより実現される。
本発明によれば、データのダウンロード及びアップデートにおける無駄な電力消費を抑制できる。また、待たせるという不快感をユーザに感じさせず、電源オフ中の装置から不意打ちの運転音が発生することによる違和感をユーザに与えることを未然に防止できる。
本発明に係る更新システムの構成を概念的に示す概念図である。 本発明に係る更新システムにおける、複合機の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る更新システムの複合機における、CPUの要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る更新システムにおける、サーバーの要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る更新システムにおいて、複合機による書換え用のファームウエアの受信を説明するフローチャートである。 本発明に係る更新システムにおいて、複合機によるファームウエアの書換えを説明するフローチャートである。 本発明の実施の形態2の複合機の要部構成を示す機能ブロック図である。
以下に、本発明に係る画像形成装置を複合機に適用して、本発明に係る更新システム、更新方法及びコンピュータプログラムを図面に基づいて詳述する。
(実施の形態1)
図1は本発明に係る更新システム100の構成を概念的に示す概念図である。本発明に係る更新システム100は、印刷、複写、ファクシミリ、原稿読込等の画像形成に係る機能を実行する複合機20と、該機能の実行に係るファームウエアの更新に用いられる更新用データを記憶しており、適宜複合機20に提供するサーバー30とを備えている。複合機20及びサーバー30はLAN50を介して接続されている。
なお、複合機20は、前記機能が実行可能な実行状態(いわゆる、通常モード)と、該機能の実行が制限される制限状態(例えば、省電力モード、電源オフ状態)を有する。
図2は本発明に係る更新システム100における、複合機20の要部構成を示す機能ブロック図である。
複合機20は、制御部1、画像読取部2、画像形成部3、表示部4、操作部5、ROM7、RAM8、記憶部6、通信部9、NCU(Network Control Unit)10、NIC11などを備えている。
複合機20は、画像読取部2にて原稿を読み取って画像データを得る読取機能、読み取った画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、又はネットワークとしてのLAN50を介して外部から受信した画像データに応じた画像を画像形成部3にて画像形成する画像形成機能(例えば、印刷、複写)、及び、LAN50を介して外部装置としてのサーバー30とデータの送受信を行い、また、読み取った画像データ又は受信した画像データをファクシミリ送信又はネットワーク送信する通信機能を併せ持っている。
制御部1は、CPU12を備えており、バス13を介して複合機20の上述したようなハードウェア各部と接続され、これらを制御すると共に、ROM7に格納された制御プログラムに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。
ROM7には各種の制御プログラム、演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータ等が予め格納されており、RAM8はデータを一時的に記憶し、記憶順、記憶位置等に関係なく読み出すことが可能である。また、RAM8は、例えば、ROM7から読み出されたプログラム、該プログラムを実行することにより発生する各種データ、該実行の際適宜変化するパラメータ等を記憶する。
画像読取部2は、例えばCCDを利用した光学系で原稿を読み取り、読み取った画像データを出力する。詳しくは、画像読取部2は、CCD(Charge Coupled Device )等の光センサを備えたカラースキャナを用いて構成されており、紙等の記録シートにカラー画像が記録された原稿からの反射光像をRGB(R:赤,G:緑,B:青)の各色に分解して光センサで読み取り、RGBのアナログ信号に変換して出力する。また、画像読取部2は、画像読取処理の制御プログラムを格納しているフラッシュROM2aを有しており、フラッシュROM2aに格納された制御プログラム(ファームウエア)に従って、画像読取処理が行われる。
画像形成部3は、電子写真方式のプリンタ装置であって、画像読取部2にて読み取った原稿の画像データ、ファクシミリ通信により受信した画像データ、外部装置のサーバー30から送られてきた画像データなどに応じた画像を用紙にプリントアウトする。画像形成部3は、画像形成処理の制御プログラムを格納しているフラッシュROM3aを有しており、フラッシュROM3aに格納された制御プログラム(ファームウエア)に従って、印刷、複写等の処理が行われる。
表示部4は、液晶表示装置又はCRTディスプレイ等の表示装置であり、複合機20の動作状態を表示し、ユーザへ操作入力を促す画面又はユーザへ警告を発する画面を表示し、送信すべく読み取った原稿の画像データに基づく画像、他のファクシミリ装置等から送信された画像データに基づく画像などの表示を行う。
操作部5は、複合機20を操作するために必要な文字キー、テンキー、短縮ダイヤルキー、ワンタッチダイヤルキー、各種の機能を実行するためのファンクションキー、電源をオン/オフする電源キー、省電力モードへの移動、通常モードへの復帰のための節電キーなどを備えている。操作部5は、これらキーを介して、当該キーに係る指示をユーザから受け付ける。なお、表示部4をタッチパネル方式とすることにより、操作部5の各種のキーの内の一部又は全部を代用することも可能である。
記憶部6は、DRAM等で構成され、原稿を読み取って符号化した画像データ、他のファクシミリ装置のような外部から受信して画像データなどを蓄積する。また、記憶部6には、複合機20が有しており、各種機能の実行の際に用いられるファームウエア毎の情報が記憶されている。該情報には、例えば、各ファームウエアのバージョン(版数)が含まれる。更に、記憶部6は、サーバー30から受信した書換え用のファームウエアのデータ(更新用データ)を一時的に格納する。
通信部9は、バス13に接続され、ファクシミリ通信及びサーバー30との通信が可能である。また、通信部9は、NCU10と、NIC11を備えている。
NCU10は、公衆電話回線網(PSTN:Public Switched Telephone Network)との回線40の閉結及び開放の動作を行うハードウェアであり、必要に応じて通信部9をPSTNと接続する。そして、複合機20は、PSTNによって他のファクシミリ装置と接続されており、通常のファクシミリ通信が行えるように構成されている。
NIC11は、LAN50を介して外部のサーバー30に接続されており、NIC11を介してサーバー30とのデータの送受信が行なわれる。NIC11は、通信プロトコルの送受信処理、通信プロトコル上のデータ解析処理及びデータ作成処理などを行なう。
図3は本発明に係る更新システム100の複合機20における、CPU12の要部構成を示す機能ブロック図である。CPU12は、指示受付部121、更新部122、切換部123、要求部124及び遮断部125を備えている。
指示受付部121は、実行状態(通常モード)から、制限状態(省電力モード又は電源オフ状態)への移行指示(状態切換の指示)を受け付ける。すなわち、指示受付部121は、操作部5の前記電源キー又は節電キーを介して、ユーザから斯かる移行指示を受け付ける。
更新部122は、後述する内訳データに基づき、既存のファームウエアを最新バージョンのファームウエアに書換え(更新)する。詳しくは、更新部122は、前記内訳データに基づいて、書換えすべきファームウエアを特定し、該ファームウエアをサーバー30から受信した最新バージョンのファームウエアに書換える。
切換部123は、更新部122によるファームウエアの書換えの後、指示受付部121が受け付けた移行指示に係る状態の切換を行う。
要求部124は、複合機20が実行状態である間、前記内訳データに基づき、書換え用のファームウエアの送信をサーバー30に要求する。すなわち、要求部124は、前記内訳データに基づき、書換えが必要なファームウエアを特定し、特定されたファームウエアの最新バージョンの送信をサーバー30に要求する。
遮断部125は、指示受付部121が前記移行指示を受け付けた場合、ファームウエアの書換えに必要としない、複合機20の一部への通電を遮断する。このように、遮断部125によって、複合機20の一部への通電が遮断された状態にて、更新部122は、ファームウエアの書換え(更新)を行う。
図4は本発明に係る更新システム100における、サーバー30の要部構成を示す機能ブロック図である。サーバー30は、LAN50と接続された通信部35、複合機20に送信すべきデータを記憶している記憶部34、これらを制御して本発明に係るサーバー30として実行させる制御部31を備えている。
制御部31は、CPU32及び作成部33を備えている。
CPU32は、記憶部34に記憶されている、前記内訳データ、前記書換え用のファームウエアのデータ等の複合機20への送信を実行させる。更に、CPU32は、複合機20が有するファームウエアと、記憶部34に記憶されているファームウエアとを比較し、複合機20が有するファームウエアが最新バージョンのファームウエアであるか否かを判定する。
作成部33は、このようなCPU32の判定の結果に基づき、該判定結果をまとめた内訳データを作成する。すなわち、該内訳データは、複合機20の各種機能の実行の際に用いられるファームウエア毎に、書換え(更新)が必要か否かを表したデータである。
記憶部34は、例えば、フラッシュメモリ、EEPROM、HDD、MRAM(磁気抵抗メモリ)、FeRAM(強誘電体メモリ)、又は、OUM等の不揮発性の記憶媒体により構成されている。また、記憶部34は、作成部33によって作成された前記内訳データ、及び複合機20に送信すべき書換え用のファームウエアのデータ等を記憶している。すなわち、記憶部34は、複合機20の各種機能の実行の際に用いられる各ファームウエアに対応する最新バージョンを記憶している。
通信部35は、LAN50を介して、複合機20から、前記内訳データ、書換え用のファームウエアのデータ等の要求を受信する。また、通信部35は、作成部33によって作成された内訳データ、記憶部34に記憶されている書換え用のファームウエアのデータを、LAN50を介して複合機20に送信する。なお、通信部35の構成は、複合機20の通信部9と同様であり、詳しい説明を省略する。
本発明に係る更新システム100においては、複合機20が、LAN50を介して外部のサーバー30から、フラッシュROM2a、フラッシュROM3a等に格納されているファームウエアに対応する書換え用のファームウエアのデータを受信し、受信されたデータに基づいて、フラッシュROM2a、フラッシュROM3a等に格納されているファームウエアを書換えることが出来るように構成されている。
より詳しくは、本発明に係る更新システム100において、複合機20は、通常モードの際に、サーバー30から書換え用のファームウエアを受信して記憶部6に記憶しておき、その後、例えば、ユーザから省電力モードへの移行指示、電源オフの指示等を受け付けた場合、記憶部6に記憶しておいた書換え用のファームウエアに基づくファームウエアの書換えが行なわれる。
以下において、本発明に係る更新システム100における、ファームウエアの書換えの処理について詳しく説明する。図5は本発明に係る更新システム100において、複合機20による書換え用のファームウエアの受信を説明するフローチャートであり、図6は本発明に係る更新システム100において、複合機20によるファームウエアの書換えを説明するフローチャートである。
まず、図5に基づき、複合機20による書換え用のファームウエアの受信について説明する。説明の便宜上、フラッシュROM2a及びフラッシュROM3aのファームウエアに対応する書換え用のファームウエアを受信する場合を例に挙げて説明する。
複合機20においては、CPU12は図示しない計時部の計時結果に基づき、所定時間が経過したか否かを判定する(ステップS101)。
CPU12は、所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS101:NO)、所定時間の経過まで斯かる判定を繰り返す。
一方、CPU12は、所定時間が経過したと判定した場合(ステップS101:YES)、フラッシュROM2a及び画像形成部3のファームウエアの情報をサーバー30に送信するように、通信部9に指示する。すなわち、記憶部6に記憶されている、フラッシュROM2a及びフラッシュROM3aのファームウエアに対する情報、例えばバージョン情報が通信部9に送られ、通信部9は該情報をサーバー30に送信する。
この際、サーバー30においては、通信部35がLAN50を介して前記情報(バージョン情報)を受信する(ステップS201)。
次いで、サーバー30のCPU32は、受信したバージョン情報に基づき、記憶部34に記憶されているファームウエア(以下、自己保有ファームウエアと言う。)に係るバージョン情報と比較して、受信したバージョン情報に係るバージョンが最新バージョンであるか否かを判定する(ステップS202)。すなわち、受信したバージョン情報に係るバージョンが、前記自己保有ファームウエアのバージョンと同一又は以上である場合、最新バージョンであると判定する。
このようなCPU32の比較及び判定の結果に基づき、作成部33は前記内訳データを作成する(ステップS203)。すなわち、CPU32によって受信したバージョン情報に係るバージョンが最新バージョンであると判定された場合、斯かるバージョン情報に対応するファームウエアの書換えは不必要である旨の内訳データが作成される。一方、CPU32によって受信したバージョン情報に係るバージョンが最新バージョンでないと判定された場合、斯かるバージョン情報に対応するファームウエアの書換えは必要である旨の内訳データが作成される。
作成された内訳データは通信部35に送られ、通信部35が該内訳データを複合機20に送信する(ステップS204)。
以下においては、フラッシュROM2aのファームウエアに対しては書換えが不必要であり、フラッシュROM3aのファームウエアに対しては書換えが必要である旨の内訳データが作成されたものとする。
この際、複合機20においては、通信部9がLAN50を介して当該内訳データを受信する(ステップS103)。受信した内訳データは記憶部6に記憶される。
次いで、CPU12は、受信した内訳データに基づき、書換えが必要なファームウエアがあるか否かを判定する(ステップS104)。例えば、CPU12によって、書換えが必要なファームウエアがないと判定された場合(ステップS104:NO)、処理は終了する。
一方、本実施例においては、上述したように、斯かる内訳データにおいて、フラッシュROM2aのファームウエアに対しては書換えが不必要であり、フラッシュROM3aのファームウエアに対しては書換えが必要である旨が表されているので、CPU12は、書換えが必要なファームウエアがあると判定する(ステップS104:YES)ことになる。
このように、CPU12は、書換えが必要なファームウエアがあると判定した場合、現在、何れのジョブも実行されていない休止状態であるか否かを判定する(ステップS105)。CPU12は、現在、休止状態でないと判定した場合(ステップS105:NO)、休止状態になるまで斯かる判定を繰り返して行う。
また、CPU12は、現在、休止状態であると判定した場合(ステップS105:YES)、斯かる休止状態の開始から所定時間以上経過しているか否かを判定する(ステップS106)。
CPU12は休止状態の開始から所定時間が経過していないと判定した場合(ステップS106:NO)、処理をステップS105に戻す。
一方、CPU12が休止状態の開始から所定時間以上経過していると判定した場合(ステップS106:YES)、CPU12の要求部124はサーバー30にファームウエアを要求する。すなわち、要求部124は、ステップS103にて受信した内訳データに基づき、書換えが必要なファームウエアを特定し、特定されたファームウエアに対応する書換え用のファームウエアの送信を要求する旨の要求データを通信部9に送る。通信部9は該要求データをサーバー30に送信する(ステップS107)。
本実施例においては、CPU12によって、書換えが必要なファームウエアとして、フラッシュROM3aのファームウエアを特定され、前記要求データはフラッシュROM3aのファームウエアに対応する書換え用のファームウエアを要求する旨を表している。
この際、サーバー30においては、通信部35がLAN50を介して該要求(要求データ)を受信する(ステップS205)。
次いで、CPU32は、受信した要求に基づいて、前記自己保有ファームウエアからフラッシュROM3aのファームウエアに対応する書換え用のファームウエアを特定し、記憶部34から対応するファームウエアを読み出す。すなわち、CPU32は、書換え用のファームウエアとして、フラッシュROM3aのファームウエアの最新バージョンを記憶部34から読み出し、通信部35に送る。通信部35は、書換え用のファームウエア(フラッシュROM3aのファームウエアの最新バージョン)を、LAN50を介して複合機20に送信する(ステップS206)。
複合機20においては、通信部9がサーバー30から書換え用のファームウエアを受信する(ステップS108)。このように通信部9によって受信された書換え用のファームウエアは、記憶部6に一時的に記憶される(ステップS109)。
以上に記載したように、本発明に係る更新システム100においては、複合機20が通常モードである場合であって、ジョブの実行が休止している間、書換え用のファームウエアを受信しておく。換言すれば、前記制限状態にて書換え用のファームウエアの受信が行われるためには、別途に通電を行う必要があるのに対し、本発明に係る更新システム100は、このような、追加的通電を必要としない。更に、ジョブの実行が休止している間、書換え用のファームウエアを受信するので、ジョブの実行を妨げない。
なお、前記休止状態は、上述したように、何れのジョブも実行されていない状態に限るものでない。例えば、ジョブの処理中であっても、通信部9を使用していない状態、及び大量原稿の印刷/複写等の連続ジョブの処理中でなく、複合機20に大きな負荷が掛かっていない状態を含むものであっても良い。
以上の説明においては、休止状態であるか否かの判定結果に基づき、書換え用のファームウエアを受信する場合を例として説明したが、これに限るものでない。例えば、特定の時間帯であるか否かの判定結果に基づき、書換え用のファームウエアを受信するように構成しても良い。該特定の時間帯としては、例えば、使用環境に応じた使用頻度の低い時間帯等が挙げられる。
次に、図6に基づき、複合機20によるファームウエアの書換えについて説明する。説明の便宜上、複合機20が操作部5を介してユーザから電源オフの指示を受け付けた場合に、フラッシュROM3aのファームウエアを書換え(更新)する場合を例にして説明する。また、上述したように、複合機20の記憶部6には、受信した内訳データ及びフラッシュROM3aのファームウエアの最新バージョンが記憶されているものとする。
まず、ユーザが操作部5の前記電源キーを操作する。この際、CPU12の指示受付部121は操作部5の前記電源キーを介して、ユーザから電源オフの指示を受け付ける(ステップS301)。
次いで、CPU12は、記憶部6に記憶されている内訳データに基づき、書換えが必要なファームウエアがあるか否かを判定する(ステップS302)。例えば、CPU12によって、書換えが必要なファームウエアがないと判定された場合(ステップS302:NO)、処理はステップS306に進む。
一方、本実施例においては、上述したように、斯かる内訳データが、フラッシュROM2aのファームウエアに対しては書換えが不必要であり、フラッシュROM3aのファームウエアに対しては書換えが必要である旨を表しているので、CPU12は、書換えが必要なファームウエアがあると判定する(ステップS302:YES)。
このように、CPU12によって書換えが必要なファームウエアがあると判定された場合、遮断部125は複合機20の一部への通電を遮断する(ステップS303)。該一部は、ファームウエアの書換えに必要としない部分であって、例えば、発熱部、モータ、発光部(図示せず)、表示部4等である。
次いで、CPU12の更新部122は、ファームウエアの書換えを開始する(ステップS304)。すなわち、更新部122は、既存のフラッシュROM3aのファームウエアを、記憶部6に記憶されている最新バージョンのファームウエアに書換える。
このように、更新部122によるフラッシュROM3aのファームウエアの書換えが終了した後、CPU12は、前記内訳データに基づき、ファームウエアの書換えが完了したか否かを判定する(ステップS305)。
すなわち、前記内訳データが、フラッシュROM3aのファームウエア以外、他のファームウエアを、書換えが必要なファームウエアとして表している場合は、CPU12はファームウエアの書換えが完了していないと判定し(ステップS305:NO)、処理をステップS304に戻して当該他のファームウエアの書換えを行う。
一方、CPU12によってファームウエアの書換えが完了したと判定された場合(ステップS305:YES)、切換部123は、ステップS301にて指示受付部121が受け付けた電源オフの指示に応じて状態の切換を行う。すなわち、切換部123は複合機20を電源オフの状態にする(ステップS306)。
以上の説明においては、フラッシュROM3aのファームウエアを書換える(更新)場合を例として説明したが、これに限るものでなく、各種機能に係るファームウエアに対しても適用可能であることは言うまでもない。
以上の記載のように、本発明に係る更新システム100においては、前以て書換え用のファームウエアを取得して記憶しておき、前記状態の切換の指示を受け付けた場合、既に取得している書換え用のファームウエアを用いてファームウエアの書換えを行うので、速やかに書換えを行なうことが出来る。
また、前記状態の切換の指示を受け付けた後に、斯かるファームウエアの書換えが行なわれるので、機能の実行を妨げることがない。
さらに、斯かる書換えにおいても、ファームウエアの書換えに必要としない一部分への通電を遮断した状態にて書換えが行なわれるので、無駄な電力消耗の防止、斯かる部分の運転音による違和感の防止、及び発煙等の危険防止の効果を奏する。
また、ユーザから電源オフの指示を受け付けた際、すなわち、ユーザが電源オフのために電源キーを操作した際に、表示部4等への通電が遮断されるので、ユーザは外見から複合機20が停止状態に移行したものと認識できる。すなわち、電源キーを操作したにも関わらず、表示部4等への通電が続くことにより、ユーザに与え得る不快感を未然に防止できる。
なお、複合機20が完全に電源オフの状態になる前に、ファームウエアの書換えが完了するので、電源オフ中に不意打ちの運転音が発生することにより、周囲の人間に違和感を与える恐れを排除できる。
(実施の形態2)
図7は本発明の実施の形態2の複合機20の要部構成を示す機能ブロック図である。実施の形態2の複合機20は、動作を行うためのコンピュータプログラムが、I/F14を介してCD−ROM等の可搬型記録媒体Aで提供することも可能であるように構成されている。さらに、実施の形態2の複合機20は、前記コンピュータプログラムを、図示しない外部装置から通信部9を介してダウンロードすることも可能であるように構成されている。以下に、その内容を説明する。
実施の形態2の複合機20は外装(又は内装)の記録媒体読み取り装置(図示せず)を備えており、該記録媒体読み取り装置に、実行状態から制限状態への状態切換の指示を受付させ、指示を受け付ける前、ファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信させ、指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行わせファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行わせるプログラム等が記録された可搬型記録媒体Aを挿入して、例えば、CPU12がROM7にこのプログラムをインストールする。かかるプログラムはRAM8にロードして実行される。これにより、実施の形態2の本発明の複合機20として機能する。
前記記録媒体としては、いわゆるプログラムメディアであっても良く、磁気テープ及びカセットテープ等のテープ系、フレキシブルディスク及びハードディスク等の磁気ディスク並びにCD−ROM/MO/MD/DVD等の光ディスクのディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROM等による半導体メモリを含めた固定的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。
通信部9を介してネットワークからプログラムコードをダウンロードするように流動的にプログラムコードを担持する媒体であっても良い。なお、このように通信ネットワークからプログラムをダウンロードする場合には、そのダウンロード用のプログラムは予め本体装置に格納しておくか、あるいは別な記録媒体からインストールされるものであっても良い。なお、本発明は、前記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
実施の形態1と同様の部分については、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
6 記憶部
9 通信部
12 CPU
20 複合機
30 サーバー
32 CPU
33 作成部
34 記憶部
35 通信部
100 更新システム
121 指示受付部
122 更新部
123 切換部
124 要求部
125 遮断部
A 記録媒体

Claims (11)

  1. 画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有する画像形成装置と、前記機能の実行に係るファームウエアの更新に用いられる更新用データを前記画像形成装置に送信する送信部を備える通信装置とを含む更新システムにおいて、
    前記画像形成装置は、
    前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付ける指示受付手段と、
    該指示受付手段が前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記更新用データを受信する通信部と、
    前記指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う更新手段と、
    該更新手段によるファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行う切換手段と
    を備えることを特徴とする更新システム。
  2. 前記画像形成装置は、
    複数種の機能を実行し、
    前記通信部は、夫々の機能に係るファームウエア毎の情報を前記通信装置に送信し、
    前記通信装置は、
    受信した情報に基づき、ファームウエア毎の更新要否の内訳を表す内訳データを作成する作成手段を備えており、
    前記送信部は、作成された内訳データを前記画像形成装置に送信し、
    前記更新手段は、該内訳データに基づき、前記更新を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の更新システム。
  3. 前記ファームウエアの情報には、該ファームウエアの版数が含まれ、
    前記通信装置は、
    前記作成手段が、前記ファームウエアの版数に基づき、前記内訳データを作成するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の更新システム。
  4. 前記画像形成装置は、
    前記実行状態に、前記内訳データに基づき、前記更新用データを前記通信装置に要求する要求手段と、
    受信した更新用データを記憶する記憶部と
    を備えていることを特徴とする請求項2又は3に記載の更新システム。
  5. 画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有する画像形成装置において、
    前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付ける指示受付手段と、
    該指示受付手段が前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記機能の実行に係るファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信する通信部と、
    前記指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う更新手段と、
    該更新手段によるファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行う切換手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記機能は複数種であり、
    前記通信部は、外部から、ファームウエア毎の更新要否の内訳を表す内訳データを受信し、
    前記更新手段は、前記内訳データに基づき、前記更新を行うように構成されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記実行状態に、前記内訳データに基づき、前記更新用データを前記外部に要求する要求手段と、
    受信した更新用データを記憶する記憶部と
    を備えていることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記指示受付手段が前記指示を受け付けた場合、一部への通電を遮断する遮断手段を備えており、
    前記一部への通電が遮断された後、前記更新手段によるファームウエアの更新が行われるように構成されていることを特徴とする請求項5から7の何れか一つに記載の画像形成装置。
  9. 画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有しており、外部とデータ通信を行う画像形成装置にて、前記機能の実行に係るファームウエアを更新する更新方法において、
    前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付ける指示受付ステップと、
    該指示受付ステップで前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記ファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信する受信ステップと、
    前記指示受付ステップで前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行う更新ステップと、
    該更新ステップでのファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行う切換ステップと
    を含むことを特徴とする更新方法。
  10. 画像形成に係る機能が実行可能な実行状態、及び該機能の実行が制限される制限状態を有しており、外部とデータ通信を行う画像形成装置を構成するコンピュータに、前記機能の実行に係るファームウエアを更新させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、前記実行状態から前記制限状態への状態切換の指示を受け付けさせる指示受付ステップと、
    コンピュータに、前記指示受付ステップで前記指示を受け付ける前、自装置の前記機能の実行の状況に応じて前記ファームウエアの更新に用いられる更新用データを外部から受信させる受信ステップと、
    コンピュータに、前記指示受付ステップで前記指示を受け付けた場合、受信した更新用データに基づき、ファームウエアの更新を行わせる更新ステップと、
    コンピュータに、前記更新ステップでのファームウエアの更新の後、受け付けた指示に応じた状態切換を行わせる切換ステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  11. 請求項10に記載のコンピュータプログラムを記録してあることを特徴とするコンピュータでの読み取りが可能な記録媒体。
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