JP5369715B2 - ネットワーク装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ネットワーク装置に関し、特に、サーバから更新用ファームウェアを取得するネットワーク装置に関する。
従来、サーバから更新用ファームウェアを取得するネットワーク装置が知られている(たとえば、特許文献1〜5参照)。
上記特許文献1では、ファームウェアを書き換え可能に記憶する記憶部を備えたプリンタ(ネットワーク装置)が開示されている。このプリンタは、ネットワークを介してサーバから更新用ファームウェアを取得可能なコンピュータと接続されており、このコンピュータから更新用ファームウェアを取得して、記憶部に記憶されたファームウェアを更新するように構成されている。なお、上記特許文献1には、ファームウェアの更新処理の開始に関する具体的な記載はない。
上記特許文献2では、自装置の動作制御に用いられる複数種類のプログラム(ファームウェア)を書き換え可能に記憶する不揮発性メモリ(記憶部)を備え、ネットワークを介してプログラムサーバからプログラムを取得可能な画像形成装置(ネットワーク装置)が開示されている。この画像形成装置は、ネットワークを介してプログラムの更新動作を管理する管理サーバと接続されていて、プログラムの更新タイミングを管理サーバに通知するように構成されている。一方、管理サーバには、カスタマエンジニアによるプログラム更新の予約が入力される。管理サーバは、プログラム更新の予約が入力された状態で画像形成装置からの更新タイミングを受け取ると、プログラム更新の要否や更新順序を判別し、更新が必要と判断された場合に画像形成装置に対して更新処理の指示を送信するように構成されている。そして、この更新処理の指示に基づき、画像形成装置は、プログラムサーバからプログラムを取得し、更新するように構成されている。
上記特許文献3では、ファームウェアを書き換え可能に記憶する不揮発性メモリ(記憶部)と、ネットワークを介してサーバから更新用ファームウェアを取得してファームウェアの更新を行う制御部とを備えた、複合機(ネットワーク装置)が開示されている。この複合機では、ユーザによって手動アップデートキーが押し下げられるか、所定の時刻および頻度(毎日、週に1回、月に1回など)で予め設定されたアップデート開始時間になると、サーバと通信を行い、更新用ファームウェアのバージョンが、自機で使用中のファームウェアのバージョンよりも新しい場合には、ファームウェアの更新を行うように構成されている。
上記特許文献4では、ファームウェアを書き換え可能に記憶するフラッシュメモリ(記憶部)を備えた機器(ネットワーク装置)が開示されている。この機器は、PC(パーソナルコンピュータ)とケーブルにより接続されており、ケーブルを介してPCから更新用ファームウェアが送信されるように構成されている。なお、上記特許文献4には、ファームウェアの更新処理の開始に関する具体的な記載はない。
上記特許文献5では、プログラム(ファームウェア)を記憶するフラッシュメモリを内蔵し、外部コンピュータ(サーバ)からプログラムを取得して更新を行うCPUを備えた画像形成装置(ネットワーク装置)が開示されている。この画像形成装置のCPUは、オペレーションパネルを通じてオペレータからバージョンアップの指示を受け付けると、外部コンピュータからプログラムのファイルをダウンロードし、フラッシュメモリに記憶されたプログラムを書き換えるように構成されている。
特開2008−33709号公報 特開2007−334471号公報 特開2007−34913号公報 特開2006−4177号公報 特開2005−100362号公報
しかしながら、上記特許文献1では、プリンタ(ネットワーク装置)は、コンピュータから更新用ファームウェアを取得して、記憶部に記憶されたファームウェアを更新する構成が開示されている一方、ファームウェアの更新処理の開始時期については開示も示唆もされていない。
また、上記特許文献2では、画像形成装置から通知された更新タイミングに基づき、管理サーバがプログラム更新の要否を判別するので、機器(画像形成装置)が適切な更新タイミングでプログラムの更新を行うためには、機器(画像形成装置)のファームウェアの更新処理を管理するための専用の管理サーバを別途設ける必要があるという問題点がある。
また、上記特許文献3では、複合機(ネットワーク装置)は、手動または予め設定されたアップデート開始時間になることに基づいてファームウェアの更新を行うため、アップデート開始時間には、ネットワーク装置を使用することができなくなるという不都合がある。また、手動で更新処理を行う場合には、更新中にネットワーク装置を使用することができないという不都合がある。このため、ユーザの利便性を損なうという問題点がある。
また、上記特許文献4では、ケーブルを介してPCから機器(ネットワーク装置)に更新用ファームウェアが送信される構成が開示されている一方、ファームウェアの更新処理の開始時期については開示も示唆もされていない。
また、上記特許文献5では、画像形成装置(ネットワーク装置)は、オペレータによるバージョンアップの指示に基づいて、外部コンピュータからプログラムのファイルをダウンロードし、フラッシュメモリに記憶されたプログラムを書き換えるので、たとえばデジタルテレビやBD(ブルーレイディスク)プレーヤなどのネットワーク装置に適用した場合には、ユーザ自身が手動で更新処理を行う必要があるという不都合がある。このため、ユーザの利便性を損なうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、ユーザの利便性を損なわず、かつ、外部に専用の管理サーバを別途設けることなくファームウェアを更新することが可能なネットワーク装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の一の局面によるネットワーク装置は、ファームウェアを書き換え可能に記憶する記憶部と、ネットワークを介してサーバから更新用ファームウェアを取得して記憶部に記憶されたファームウェアの更新を行う制御部とを備え、制御部は、電源オフ要求を受け付けると、サーバと通信を行い、更新用ファームウェアのバージョンが記憶部に記憶されているファームウェアのバージョンよりも新しい場合に、ファームウェアの更新を行うように構成されており、制御部は、電源オフ要求に基づき、少なくともファームウェアの更新に必要な部分に電力供給が確保される省電力状態に切り替え、省電力状態で、更新用ファームウェアのバージョンが新しいか否かを判断するとともに、更新用ファームウェアのバージョンが新しい場合に更新用ファームウェアの取得および更新の両方を行うように構成されており、制御部は、更新用ファームウェアの取得中に電源オン要求を受け付けると、所定時間以内に更新用ファームウェアが取得できるか否かを判断するように構成されている
この一の局面によるネットワーク装置では、上記のように、ネットワークを介してサーバから更新用ファームウェアを取得して記憶部に記憶されたファームウェアの更新を行う制御部を、電源オフ要求を受け付けると、サーバと通信を行い、更新用ファームウェアのバージョンが記憶部に記憶されているファームウェアのバージョンよりも新しい場合に、ファームウェアの更新を行うように構成することによって、たとえば、ユーザにより電源オフ要求がされる場合、その後一定時間は使用されないと考えることができるので、この不使用時間中にファームウェアの更新を行うことができる。これにより、手動または予め設定された時刻に定期的に更新を行う場合と異なり、ユーザの利便性を損なうことなくファームウェアの更新を行うことができる。また、電源オフ要求に基づいて、ファームウェアの更新を行うことにより、外部から更新の要否判断や更新の指示を受け付ける必要がないので、外部に専用の管理サーバを別途設けることなくファームウェアの更新を実施することができる。また、ユーザによる電源オフ要求に基づいて周辺装置(デジタルテレビではディスプレイやチューナなど、光ディスクレコーダなどでは、光ディスクドライブや音声および映像出力など)の電源供給を停止させる省電力状態に切り替えることにより、見た目上は電源オフ状態となる省電力状態でファームウェアの更新処理を実施することができる。これにより、ユーザの電源オフ要求にもかかわらず電源オフ状態に移行していないとユーザに認識される事態を回避することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。また、更新用ファームウェアの取得中にユーザによる電源オン要求がされた場合に所定時間内に更新用ファームウェアを取得できると判断した場合には、更新用ファームウェアを取得してから電源オン状態に移行しても、電源オン要求に適切に対応できると判断して、更新用ファームウェアの取得処理を即座に中断することなく所定の取得処理後に電源オン状態に移行することができる。これにより、ユーザからの電源オン要求に適切に対応しながら、更新用ファームウェアの取得を行うことができる。
この場合において、好ましくは、更新用ファームウェアは、複数の単位データ部分に分割して取得され、制御部は、単位データ部分毎に、所定時間以内に取得できるか否かを判断し、電源オン要求を受け付けてから所定時間以内に単位データ部分を取得できないと判断した場合には、単位データ部分の取得を中止するように構成されている。このように構成すれば、所定時間以内に単位データ部分を取得できない場合には、ユーザの電源オン要求に対応して、即座に更新用ファームウェアの取得を中止して電源オン状態に速やかに移行することができる。また、更新用ファームウェアを単位データ部分に分割してデータサイズを小さくすることにより、単位データ部分の取得を中止した場合にも、既に取得済みの単位データ部分を蓄積しておくことができる。これにより、単位データ部分の取得を中止した場合に、取得中の単位データ部分のデータのみを破棄すればよいので、無駄になるデータ量を少なくすることができる。
上記所定時間以内に単位データ部分を取得できないと判断した場合に単位データ部分の取得を中止する構成において、好ましくは、制御部は、単位データ部分の取得中止後、再度、電源オフ要求を受け付けると、取得を中止した単位データ部分を改めて取得するように構成されている。このように構成すれば、電源オン要求に基づいて単位データ部分の取得を中止した後にも、ユーザがネットワーク装置の使用を終了し、再度電源オフ要求を受け付けた後に、取得を中止した単位データ部分から更新用ファームウェアの取得を開始することができるので、電源オン要求と電源オフ要求が繰り返される場合にも、更新用ファームウェアの取得を継続することができる。
この場合において、好ましくは、制御部は、電源オン要求を受け付けてから所定時間以内に単位データ部分を取得できると判断した場合には、単位データ部分の取得を完了した後、電源オン状態に移行するように構成されている。このように構成すれば、電源オン要求を受け付けた時点で現在取得中の単位データ部分が所定時間以内に完了する場合には、単位データ部分を取得してから電源オン状態に移行することができるので、取得中止により取得中のデータを破棄することなく効率的に更新用ファームウェアの取得を行うことができる。
上記一の局面によるネットワーク装置において、好ましくは、ユーザに対してファームウェアの更新中であることを通知するための通知手段をさらに備え、制御部は、更新用ファームウェアの記憶部への書き換え中に電源オン要求を受け付けると、通知手段を用いてユーザにファームウェアの更新中である旨を通知するとともに、更新用ファームウェアの書き換えを継続することにより、ファームウェアの更新を完了させるように構成されている。このように構成すれば、電源オン要求に対応して、ユーザにファームウェアの書き換え中であることを認識させることができるので、ユーザの電源オン要求にもかかわらず電源オン状態に移行していないとユーザに認識される事態を回避することができる。
この場合において、好ましくは、制御部は、電源オン要求に基づき、ファームウェアの更新終了後に装置全体に電力供給を行う使用状態に移行するように構成されている。このように構成すれば、ユーザは、ファームウェアの更新終了後、速やかにネットワーク装置の使用を開始することができる。
本発明の第1実施形態によるBDプレーヤおよびサーバを説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるBDプレーヤの構成を示した図である。 本発明の第1実施形態によるBDプレーヤの更新用ファームウェアを説明するための図である。 本発明の第1実施形態によるBDプレーヤのファームウェア更新時の処理を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態によるBD(ブルーレイディスク)プレーヤ100の構成について説明する。なお、本実施形態では、ネットワーク装置の一例であるBDプレーヤ100に本発明を適用した場合について説明する。
図1に示すように、BDプレーヤ100は、家庭内などに設けられた光回線終端装置またはモデム、および、ルータなどの中継装置500を介してインターネット300と接続されている。BDプレーヤ100は、インターネット300を介してサーバ200と有線または無線により双方向通信を行うことにより、サーバ200からBDプレーヤ100の制御のための更新用ファームウェア210を取得するように構成されている。また、BDプレーヤ100は、デジタルテレビジョン400と接続され、デジタルテレビジョン400に映像信号および音声信号を出力して映像表示および音声出力を行うことが可能なように構成されている。なお、インターネット300は、本発明の「ネットワーク」の一例である。
図2に示すように、BDプレーヤ100は、BDプレーヤ100の各部を制御するCPU11と、ファームウェア110を格納するフラッシュメモリ12と、RAM13と、インターネット300と接続するためのネットワーク回路14とを備えている。また、BDプレーヤ100は、信号の復号処理を行うデコーダ15と、デジタルテレビジョン400(図1参照)に映像信号を出力するための映像出力部16と、データの読み出しおよび書き込みが可能なメモリカードやUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの外部記憶媒体17と、ブルーレイディスク(BD)などの光ディスクの再生を行う光学ディスクドライブ18と、電源オンおよび電源オフを行うための電源ボタン19とを備えている。BDプレーヤ100は、ユーザによる電源ボタン19またはリモコン101を用いた電源オン要求および電源オフ要求や、光ディスクの再生などの操作要求を受け付け、この電源オン要求、電源オフ要求および操作要求に対応する処理を実行するように構成されている。なお、CPU11およびフラッシュメモリ12は、それぞれ、本発明の「制御部」および「記憶部」の一例である。
CPU11は、フラッシュメモリ12に記憶されたファームウェア110に基づき、RAM13を作業領域として用いて各種演算処理を行うことにより、BDプレーヤ100の制御を行うように構成されている。ここで、ファームウェアとは、BDプレーヤ100を構成する複数の装置(ネットワーク回路14、デコーダ15および光学ディスクドライブ18など)の制御を行うためのプログラムである。CPU11は、ファームウェア110により、リモコン101などから入力された操作要求を受け付け、光学ディスクドライブ18を用いた光学ディスクの再生などを行い、映像信号を映像出力部16からデジタルテレビジョン400へ出力する機能を有する。また、CPU11は、ネットワーク回路14を用いてインターネット300と接続し、サーバ200から更新用ファームウェア210を取得するとともに、フラッシュメモリ12に記憶されているファームウェア110を更新用ファームウェア210に書き換えることにより、ファームウェア110の更新処理を行うように構成されている。
本実施形態では、CPU11は、電源ボタン19またはリモコン101からの電源オフ要求を受け付けると、BDプレーヤ100を、インターネット300との接続に必要な部分以外の周辺装置の電源をオフにする省電力モードに移行するように構成されている。ここで、インターネット300との接続に必要な部分以外の周辺装置とは、デコーダ15、映像出力部16および光学ディスクドライブ18などである。また、この省電力モードにおいて、CPU11は、ネットワーク回路14を用いてサーバ200と通信を行い、ファームウェア110の更新情報(更新用ファームウェア210のバージョン情報およびデータの大きさA(図3参照)など)を取得して、フラッシュメモリ12に記憶されたファームウェア110の更新が必要か否かを判断するように構成されている。具体的には、更新用ファームウェア210のバージョンがフラッシュメモリ12に記憶されているファームウェア110のバージョンよりも新しい場合に、ファームウェア110の更新が必要と判断するように構成されている。そして、更新が必要な場合には、CPU11は、省電力モードのまま、更新用ファームウェア210の取得と、ファームウェア110の更新用ファームウェア210への書き換えを行うように構成されている。
図3に示すように、CPU11は、ファームウェア110の更新時には、更新用ファームウェア210のデータを所定の大きさ(B)の分割データ111(111a、111b、111c、・・・)に分割した状態で取得するように構成されている。そして、すべての分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得が完了すると、これらの分割データ111(111a、111b、111c、・・・)を結合することにより、1つの更新用ファームウェア210とするように構成されている。この際の更新用ファームウェア210全体のデータの大きさは、Aである。なお、サーバ200から取得する個々のデータ120(120a、120b、120c、・・・)には、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)に加えて、エラーチェックコード121(121a、121b、121c、・・・)が含まれるように構成されている。エラーチェックコード121(121a、121b、121c、・・・)とは、たとえばチェックサムなどの誤り検出符号であり、CPU11が演算処理を行うことにより、サーバ200から取得した個々のデータ120(分割データ111)について、伝送上のエラーの有無を検出することが可能なデータである。なお、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)は、本発明の「単位データ部分」の一例である。
図2に示すように、フラッシュメモリ12は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、このフラッシュメモリ12には、ファームウェア110がバージョン情報などとともに格納されている。ファームウェア110の更新処理時には、フラッシュメモリ12は、CPU11により取得された更新用ファームウェア210が書き込まれるように構成されている。
RAM13は、書き換え可能な揮発性メモリから構成されている。RAM13は、CPU11によるBDプレーヤ100の制御に伴う一時データを記憶し、CPU11が演算処理を行うための作業領域として機能する。RAM13は、図3に示すように、ファームウェア110の更新処理時に、サーバ200から取得したデータ120(120a、120b、120c、・・・)をそれぞれ一時的に記憶するように構成されている。また、全てのデータ120(120a、120b、120c、・・・)がRAM13に記憶されると、RAM13は、CPU11により結合された分割データ111(111a、111b、111c、・・・)からなる更新用ファームウェア210を一時的に記憶するように構成されている。CPU11は、このRAM13で結合された更新用ファームウェア210を、フラッシュメモリ12に書き込むことにより、ファームウェア110の更新処理を行うように構成されている。
ネットワーク回路14は、LANケーブルなどを介してルータ、光回線終端装置またはモデムなどの中継装置500と接続され、インターネット300と双方向通信を行うように構成されている。CPU11は、このネットワーク回路14を用いてサーバ200からデータ120(更新用ファームウェア210の分割データ111)を取得するように構成されている。
デコーダ15は、光学ディスクドライブ18から読み出されたデータの復号処理を行い、復号された映像信号を映像出力部16に出力するように構成されている。
映像出力部16は、デコーダ15から映像信号を受け取り、図示しないケーブルなどにより接続されたデジタルテレビジョン400へ映像信号を出力するように構成されている。なお、BDプレーヤ100は、映像出力部16からOSD(On Screen Display)表示を行うための映像信号を出力することにより、デジタルテレビジョン400の画面上で各種設定や、状態(ファームウェア110の書き換え処理中など)の通知を行うことが可能なように構成されている。
外部記憶媒体17は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、データの書き込みおよび読み出しを行うことが可能なように構成されている。なお、サーバ200から取得したデータ120(120a、120b、120c、・・・)を、この外部記憶媒体17に一時記憶させるように構成してもよい。
光学ディスクドライブ18は、たとえばブルーレイディスク(BD)などの光ディスクからデータの読み出しを行い、CPU11に出力するように構成されている。
次に、図4を参照して、本発明の一実施形態によるBDプレーヤ100のファームウェア110の更新処理について説明する。
本実施形態によるファームウェア110の更新処理は、上記のように、ユーザによる電源ボタン19またはリモコン101を用いた電源オフ要求をCPU11が受け付けた場合に、実行される処理である。以下、ユーザがBDプレーヤ100の使用を終了し、CPU11により電源オフ要求が受け付けられたことを前提として説明する。また、このファームウェア110の更新処理は、大別して、ステップS4〜S10およびステップS15〜S18に示す更新用ファームウェア210の取得(ダウンロード)の段階と、ステップS11〜S14およびステップS19〜S22に示す更新用ファームウェア210のフラッシュメモリ12への書き換えの段階とがある。更新処理がユーザによる電源オフ要求に基づくため、それぞれの段階において任意のタイミングでユーザから電源オン要求が入力される可能性がある。これに対し、本実施形態では、この電源オン要求に対し、各段階でそれぞれ異なる動作が実行される。以下、詳細に説明する。
まず、ステップS1において、電源オフ要求に応じて、CPU11によりBDプレーヤ100が省電力モードへと移行される。具体的には、インターネット300との接続に必要なCPU11、フラッシュメモリ12、RAM13およびネットワーク回路14の電源供給は継続したまま、デコーダ15、映像出力部16および光学ディスクドライブ18などの周辺装置の電源供給は停止される。なお、この周辺装置の電源供給の停止に伴い、デジタルテレビジョン400への映像信号の出力も停止する。これにより、ユーザに対して、自らの電源オフ要求に応じてBDプレーヤ100の電源が(見かけ上)オフになったと認識させることが可能である。
ステップS2では、CPU11により、ネットワーク回路14を介してサーバ200と通信を行うことにより、ファームウェア110の更新情報が取得される。これにより、サーバ200に格納された更新用ファームウェア210のバージョン情報と、更新用ファームウェア210のデータの大きさA(図3参照)などの情報がCPU11により取得される。
次に、ステップS3において、CPU11により、ファームウェア110の更新が必要か否かが判断される。この際、CPU11によりフラッシュメモリ12に記憶された現時点のファームウェア110のバージョン情報が読み出され、更新用ファームウェア210のバージョン情報と比較される。更新用ファームウェア210のバージョンがフラッシュメモリ12に記憶されたファームウェア110のバージョンよりも新しい場合には、ファームウェア110の更新が必要と判断され、ステップS4に進む。一方、更新用ファームウェア210のバージョンがファームウェア110のバージョンよりも新しくない場合には、更新不要と判断され、ステップS14に移行する。
ステップS4では、RAM13に記憶されている、サーバ200から取得(ダウンロード)済みのデータ120(120a、120b、120c、・・・)がCPU11により確認される。この確認処理を行う理由は、前回電源オフ要求がされた際に、既に更新用ファームウェア210のデータ120(120a、120b、120c、・・・)の内のいくつかが部分的にダウンロードされていた場合には、RAM13にダウンロード済みの分割データ111(111a、111b、111c、・・・)が記憶されているためである。そして、ステップS5において、未ダウンロードの分割データ111(データ120)から、順次、サーバ200よりダウンロードされる。すなわち、図3に示すように、ステップS4で分割データ111aがダウンロード済みと確認された場合、次の分割データ111bからダウンロードが開始される。ダウンロード済みの分割データ111がRAM13に記憶されていなければ、最初の分割データ111aから、順次ダウンロードされる。なお、ダウンロード中のデータ120(分割データ111およびエラーチェックコード121)は、RAM13に記憶され、蓄積される。
ステップS6では、取得中のデータ120(分割データ111)のダウンロードが完了するまでの間、電源オン要求がユーザから入力されたか否かが判断される。電源ボタン19またはリモコン101を用いた電源オン要求がCPU11に受け付けられると、電源オン要求に対応するため、ステップS15に移行する。一方、電源オン要求がなく、取得中のデータ120(分割データ111)のダウンロードが完了した場合には、ステップS7に進む。
ステップS7では、取得されたデータ120(分割データ111)のエラーチェックコード121を用いて、CPU11により伝送エラーの有無がチェックされる。そして、ステップS8において、取得した分割データ111にエラーがあるか否かが判断され、エラーがある場合には、ステップS5に移行して再度同じデータ120(分割データ111)のダウンロードが行われる。一方、エラーがない場合には、1つの分割データ111の取得が終了する。そして、ステップS9に進む。
ステップS9では、更新用ファームウェア210を構成する全ての分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得が完了したか否かが判断される。すなわち、ステップS2で取得した更新情報に含まれる更新用ファームウェア210全体のデータの大きさAと、各分割データ111のデータの大きさBの合計とが比較され、両者が一致する場合には全分割データ111のダウンロードが完了したと判断される。分割データ111のデータの大きさBの合計が更新用ファームウェア210のデータの大きさAよりも小さい場合には、ステップS5に戻り、次のデータ120(分割データ111)のダウンロードが開始される。以上のステップS5〜S9を全ての分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得が完了するまで繰り返し、1つずつ分割データ111をRAM13に蓄積させていくことにより、更新用ファームウェア210の全ての分割データ111がダウンロードされる。
また、全ての分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得が完了した場合には、ステップS10へ進み、各分割データ111(111a、111b、111c、・・・)がCPU11によって結合される。これにより、各分割データ111からなる更新用ファームウェア210が、RAM13に一時的に記憶される。これにより、更新用ファームウェア210の取得の段階が終了する。そして、ステップS11に移行する。
一方、ステップ6において、いずれかの分割データ111(111a、111bおよび111cなど)の取得中に電源オン要求があった場合には、ステップS15において、CPU11により、現在取得中のデータ120(分割データ111)のダウンロードが、10秒以内に完了するか否かが判断される。具体的には、図3に示すように、たとえば現在、データ120bのダウンロード中に電源オン要求があった場合には、前回のデータ120aを取得するのに要した時間と、現在取得中のデータ120bのダウンロード開始からの経過時間とに基づいて、10秒以内にダウンロードを完了することが可能か否かが判断される。つまり、たとえば前回、データ120aを取得するのに60秒を要したとすると、現在取得中のデータ120bのダウンロード開始から50秒経過した時点で電源オン要求を受け付けた場合には、残り10秒でデータ120bのダウンロードが完了すると見込まれることから、10秒以内にダウンロードが完了すると判断される。このステップS15において、10秒以内にダウンロードが完了しないと判断された場合には、ステップS18に移行して、ダウンロードが中止される。一方、10秒以内にダウンロードを完了することが可能と判断された場合には、ステップS16に進み、10秒間ダウンロードを継続する。このように、10秒間に区切ってダウンロードを完了させることが否かを判断することにより、ダウンロードを完了させることが可能な場合には、電源オン要求にもかかわらずBDプレーヤ100が電源オン状態に移行しないことに起因してユーザに装置の故障と誤認識させることなく、ダウンロードを継続することが可能となる。これにより、取得中のデータ120(分割データ111)を無駄にせずに済む。また、10秒以内にダウンロードを完了させることができない場合には、即座にダウンロードを中止して、電源オン要求に対応することが可能である。
ステップS16で10秒間ダウンロードを継続した場合には、ステップS17において、取得中のデータ120(分割データ111)のダウンロードが完了したか否かが判断される。たとえば通信速度の低下などによりダウンロードが完了しなかった場合には、ステップS18に移行して、ダウンロードが中止される。なお、この場合、ダウンロード中のデータ120(分割データ111)は破棄される。そして、再度電源オフ要求があった場合には、ダウンロードを中止したデータ120(分割データ111)を改めてダウンロードする。一方、10秒間のダウンロードにより、データ120(分割データ111)のダウンロードが完了した場合には、このデータ120(分割データ111)がRAM13に記憶され、ステップS22に移行する。また、ステップS15またはステップS17からステップS18に移行した場合には、ダウンロードを中止した後、ステップS22に移行する。ステップS22では、電源オン要求に応じて、省電力モードが解除されてBDプレーヤ100の全部に電源供給が開始され、ユーザにより使用可能な状態に移行する。
このように、更新用ファームウェア210の取得中に電源オン要求がされた場合には、データ120(分割データ111)のダウンロードが一時中断され、再度、ユーザにより電源オフ要求があると、ステップS1から開始してダウンロードを再開する。この場合には、ステップS4でRAM13に記憶されたダウンロード済みのデータ120(たとえばデータ120a)の存在が確認され、ステップS5において、次のデータ120(120b)のダウンロードが開始される。
以上のようにして、分割データ111を順次ダウンロードし、ステップS10で各分割データ111が結合されて更新用ファームウェア210が得られると、ステップS11に移行して、フラッシュメモリ12に記憶されたファームウェア110の、更新用ファームウェア210への書き換えが開始される。
ファームウェア110の書き換え中、ステップS12では、ユーザからの電源オン要求の有無が判断される。フラッシュメモリ12へ更新用ファームウェア210の書き換え中に電源オン要求があった場合には、ステップS19に移行する。一方、更新用ファームウェア210の書き換え中に電源オン要求がなければ、ステップS13に移行する。ステップS13では、更新用ファームウェア210のフラッシュメモリ12への書き換え処理が終了したか否かが判断され、書き換えが終了していない場合には、ステップS12に戻り、書き換え処理が終了するまでの間、電源オン要求の有無の判断を繰り返す。一方、更新用ファームウェア210の書き換え処理が完了した場合には、全てのファームウェア110の更新処理が終了し、ステップS14へ進む。
そして、ステップS14では、CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13およびネットワーク回路14の電源供給も停止され、BDプレーヤ100の全ての電源供給がオフとなる。なお、ステップS3において、ファームウェア110の更新が不要と判断された場合にも、このステップS14で、BDプレーヤ100全体の電源がオフとなる。
一方、ステップS12において、更新用ファームウェア210のフラッシュメモリ12の書き換え中に電源オン要求があった場合には、ステップS19において、CPU11により、映像出力部16の電源供給が開始される。これにより、接続されたデジタルテレビジョン400に、映像信号を出力することが可能となる。
次に、ステップS20において、CPU11によって、映像出力部16からファームウェア110の書き換え中である旨の表示信号が出力され、デジタルテレビジョン400の画面上にOSD表示される。これにより、ユーザは、BDプレーヤ100がファームウェア110の更新処理中であることを把握することが可能となる。
そして、ステップS21において、更新用ファームウェア210のフラッシュメモリ12への書き換えが完了したか否かが判断される。書き換え処理が終了するまでこのステップS21の判断を繰り返す。更新用ファームウェア210の書き換え処理が完了した場合には、全てのファームウェア110の更新処理が終了する。そして、ステップS22へ進む。
ステップS22では、ユーザからの電源オン要求に応じて、BDプレーヤ100のデコーダ15および光学ディスクドライブ18などへの電源供給が開始され、省電力モードから電源オン状態に移行する。これにより、ユーザは、BDプレーヤ100を使用することが可能となる。
以上のようにして、BDプレーヤ100のファームウェア110の更新処理が行われる。
本実施形態では、上記のように、インターネット300を介してサーバ200から更新用ファームウェア210を取得してフラッシュメモリ12に記憶されたファームウェア110の更新を行うCPU11を、電源オフ要求を受け付けると、サーバ200と通信を行い、更新用ファームウェア210のバージョンがフラッシュメモリ12に記憶されているファームウェア110のバージョンよりも新しい場合に、ファームウェア110の更新を行うように構成することによって、たとえば、ユーザにより電源オフ要求がされる場合、その後一定時間は使用されないと考えることができるので、この不使用時間中にファームウェア110の更新を行うことができる。これにより、手動または予め設定された時刻に定期的に更新を行う場合や、ユーザがファームウェア更新の予約を入力する場合と異なり、ユーザの利便性を損なうことなくファームウェア110の更新を行うことができる。また、電源オフ要求に基づいて、ファームウェア110の更新を行うことにより、外部から更新の要否判断や更新の指示を受け付ける必要がないので、外部に専用の管理サーバを別途設けることなくファームウェア110の更新を実施することができる。
また、本実施形態では、上記のように、CPU11を、電源オフ要求に基づき、少なくともファームウェア110の更新に必要な部分(CPU11、フラッシュメモリ12、RAM13およびネットワーク回路14)に電力供給が確保される省電力モードに切り替えるとともに、省電力モードで更新用ファームウェア210の取得および書き換えを行うように構成することによって、ユーザによる電源オフ要求に基づいて光学ディスクドライブ18や映像出力部16の電源供給を停止する省電力モードに切り替えることにより、見た目上は電源オフ状態となる省電力モードでファームウェア110の更新処理を実施することができる。これにより、ユーザの電源オフ要求にもかかわらず電源オフ状態に移行していないとユーザに認識される事態を回避することができるので、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、CPU11は、更新用ファームウェア210の取得中に電源オン要求を受け付けると、10秒以内に更新用ファームウェア210が取得できるか否かを判断するように構成することによって、更新用ファームウェア210の取得中にユーザによる電源オン要求がされた場合に10秒以内に取得できると判断した場合には、更新用ファームウェア210のデータ120(分割データ111)を取得してから電源オン状態に移行しても、電源オン要求に適切に対応できると判断して更新用ファームウェア210の取得処理を即座に中断することなく所定の取得処理後に電源オン状態に移行することができる。これにより、ユーザの電源オン要求に適切に対応しながら、更新用ファームウェア210の取得を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、CPU11を、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)毎に、10秒以内に取得できるか否かを判断し、電源オン要求を受け付けてから10秒以内に分割データ111(111a、111b、111c、・・・)を取得(ダウンロード)できないと判断した場合には、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得(ダウンロード)を中止するように構成することによって、10秒以内に分割データ111(111a、111b、111c、・・・)を取得できない場合には、ユーザの電源オン要求に対応して、即座に更新用ファームウェア210(分割データ111)の取得を中止して電源オン状態に速やかに移行することができる。また、更新用ファームウェア210を分割データ111(111a、111b、111c、・・・)に分割してデータサイズを小さくすることにより、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得を中止した場合にも、既に取得済みの分割データ111(たとえば、分割データ111a)を蓄積しておくことができる。これにより、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得を中止した場合に、取得中の分割データ111(たとえば、分割データ111b)のデータのみを破棄すればよいので、無駄になるデータ量を少なくすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、CPU11を、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得中止後、再度、電源オフ要求を受け付けると、取得を中止した分割データ111(111a、111b、111c、・・・)を改めて取得するように構成することによって、電源オン要求に基づいて分割データ111(たとえば、分割データ111b)の取得を中止した後にも、ユーザがBDプレーヤ100の使用を終了し、再度電源オフ要求を受け付けた後に、取得を中止した分割データ111(たとえば、分割データ111b)から更新用ファームウェア210(分割データ111)の取得を開始することができるので、電源オン要求と電源オフ要求が繰り返される場合にも、更新用ファームウェア210(分割データ111)の取得を継続することができる。
また、本実施形態では、上記のように、CPU11を、電源オン要求を受け付けてから10秒以内に分割データ111(111a、111b、111c、・・・)を取得できると判断した場合には、分割データ111(111a、111b、111c、・・・)の取得を完了した後、電源オン状態に移行するように構成することによって、電源オン要求を受け付けた時点で現在取得中の分割データ111(たとえば、分割データ111b)が10秒以内に完了する場合には、分割データ111(たとえば、分割データ111b)を取得してから電源オン状態に移行することができるので、取得中止により取得中のデータ120(分割データ111)を破棄することなく効率的に更新用ファームウェア210の取得を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、CPU11は、更新用ファームウェア210のフラッシュメモリ12への書き換え中に電源オン要求を受け付けると、OSD表示を用いてユーザにファームウェア110の更新中である旨を通知するとともに、更新用ファームウェア210の書き換えを継続することにより、ファームウェア110の更新を完了させるように構成することによって、電源オン要求に対応して、ユーザにファームウェア110の書き換え中であることを認識させることができるので、ユーザの電源オン要求にもかかわらず電源オン状態に移行していないとユーザに認識される事態を回避することができる。
また、本実施形態では、上記のように、CPU11は、電源オン要求に基づき、ファームウェア110の更新終了後に装置全体に電力供給を行う電源オン状態に移行するように構成することによって、ユーザは、ファームウェア110の更新終了後、速やかにBDプレーヤ100の使用を開始することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、本発明のネットワーク装置の一例としてBDプレーヤ100を示したが、本発明はこれに限らず、BDプレーヤ以外のネットワーク装置にも適用可能である。たとえば、図1に示すデジタルテレビジョン400に本発明を適用してもよい。また、本発明のネットワーク装置をチューナおよび内部記憶媒体(ハードディスクドライブなど)を備えたBDレコーダや他のレコーダ装置に適用してもよい。本発明は、インターネットに接続可能な、いわゆるネットワーク家電に相当する機器全般にも適用することが可能である。
また、上記実施形態では、フラッシュメモリ12にファームウェア110を記憶させるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、記憶部を、フラッシュメモリ以外の不揮発性メモリにより構成してもよい。たとえば、記憶部にハードディスクドライブなどを用いてもよい。
また、上記実施形態では、BDプレーヤ100を、インターネット300を介してサーバ200から更新用ファームウェア210を取得するように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、インターネット以外のネットワークを介して更新用ファームウェアを取得してもよい。たとえば、LAN(Local Area Network)などを介してサーバから更新用ファームウェアを取得するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、BDプレーヤ100(CPU11)は、ユーザによる電源ボタン19またはリモコン101を用いた電源オン要求または電源オフ要求を受け付けるように構成して例を示したが、本発明はこれに限らず、制御部は、電源ボタンおよびリモコン以外の手段により、電源オフ要求または電源オン要求を受け付けるように構成してもよい。たとえば、ネットワーク接続された他のネットワーク装置からの操作要求を受け付けるように構成してもよい。
また、上記実施形態では、CPU11によって、ネットワーク回路14を介して取得された更新用ファームウェア210のバージョン情報と、フラッシュメモリ12に記憶された現時点のファームウェア110のバージョン情報とが比較されることにより、ファームウェア110の更新処理の要否が判断されるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、CPU11がサーバ200と通信することによって、サーバ200にファームウェア110のバージョン情報を送信し、サーバ200がファームウェア110の更新の要否を判断するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、省電力モードでは、インターネット300との接続に必要なCPU11、フラッシュメモリ12、RAM13およびネットワーク回路14の電源供給は継続したまま、デコーダ15、映像出力部16および光学ディスクドライブ18などの周辺装置の電源供給を停止するように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、省電力モードでは、少なくともインターネット300との接続に必要なCPU11、フラッシュメモリ12、RAM13およびネットワーク回路14の電源供給を継続すれば、たとえば光学ディスクドライブ18など、インターネット接続に必要でない他の一部分への電源供給も継続してよい。また、電源オフ要求があった場合に省電力モードへ移行せずに、たとえば電源オン状態を示すLED素子の点灯のみを消灯して、電源オフ状態になったとユーザに認識させた状態で、ファームウェアの更新処理を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、分割データ111(111a、111bおよび111cなど)の取得中に電源オン要求があった場合には、CPU11を、現在取得中のデータ120(分割データ111)が、10秒以内にダウンロード完了するか否かを判断するように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、制御部が取得可能か否か(ダウンロードを継続するか否か)を判断する所定時間は、10秒間でなくてもよい。この所定時間は、10秒未満でも、10秒よりも長くてもよく、ユーザの利便性を損なわない範囲で設定すればよい。
また、上記実施形態では、CPU11によって、映像出力部16からファームウェア110の書き換え中である旨の表示信号が出力され、デジタルテレビジョン400の画面上にOSD表示されるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らず、OSD表示以外の通知手段により、ファームウェアの更新中である旨を通知するように構成してもよい。たとえば、BDプレーヤに表示部またはLEDなどを設け、表示部へのメッセージ表示や、LED素子による発光表示によりファームウェアの更新中である旨を通知するように構成してもよい。また、音声を出力することによりファームウェアの更新中である旨を通知するように構成してもよい。
11 CPU(制御部)
12 フラッシュメモリ(記憶部)
100 BDプレーヤ(ネットワーク装置)
110 ファームウェア
111、111a、111b、111c 分割データ(単位データ部分)
200 サーバ
210 更新用ファームウェア
300 インターネット(ネットワーク)

Claims (6)

  1. ファームウェアを書き換え可能に記憶する記憶部と、
    ネットワークを介してサーバから更新用ファームウェアを取得して前記記憶部に記憶された前記ファームウェアの更新を行う制御部とを備え、
    前記制御部は、電源オフ要求を受け付けると、前記サーバと通信を行い、前記更新用ファームウェアのバージョンが前記記憶部に記憶されている前記ファームウェアのバージョンよりも新しい場合に、前記ファームウェアの更新を行うように構成されており、
    前記制御部は、前記電源オフ要求に基づき、少なくとも前記ファームウェアの更新に必要な部分に電力供給が確保される省電力状態に切り替え、前記省電力状態で、前記更新用ファームウェアのバージョンが新しいか否かを判断するとともに、前記更新用ファームウェアのバージョンが新しい場合に前記更新用ファームウェアの取得および更新の両方を行うように構成されており、
    前記制御部は、前記更新用ファームウェアの取得中に電源オン要求を受け付けると、所定時間以内に前記更新用ファームウェアが取得できるか否かを判断するように構成されている、ネットワーク装置。
  2. 前記更新用ファームウェアは、複数の単位データ部分に分割して取得され、
    前記制御部は、前記単位データ部分毎に、前記所定時間以内に取得できるか否かを判断し、前記電源オン要求を受け付けてから前記所定時間以内に前記単位データ部分を取得できないと判断した場合には、前記単位データ部分の取得を中止するように構成されている、請求項に記載のネットワーク装置。
  3. 前記制御部は、前記単位データ部分の取得中止後、再度、前記電源オフ要求を受け付けると、取得を中止した前記単位データ部分を改めて取得するように構成されている、請求項に記載のネットワーク装置。
  4. 前記制御部は、前記電源オン要求を受け付けてから前記所定時間以内に前記単位データ部分を取得できると判断した場合には、前記単位データ部分の取得を完了した後、電源オン状態に移行するように構成されている、請求項に記載のネットワーク装置。
  5. ユーザに対して前記ファームウェアの更新中であることを通知するための通知手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記更新用ファームウェアの前記記憶部への書き換え中に前記電源オン要求を受け付けると、前記通知手段を用いてユーザに前記ファームウェアの更新中である旨を通知するとともに、前記更新用ファームウェアの書き換えを継続することにより、前記ファームウェアの更新を完了させるように構成されている、請求項1〜のいずれか1項に記載のネットワーク装置。
  6. 前記制御部は、前記電源オン要求に基づき、前記ファームウェアの更新終了後に装置全体に電力供給を行う電源オン状態に移行するように構成されている、請求項に記載のネットワーク装置。
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