JP5692185B2 - 半導体モジュール - Google Patents

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Description

本明細書に記載の技術は、半導体モジュールに関する。
半導体スイッチは、機器の電力系においてスイッチング素子として使用される。機器の電力系に使用される半導体スイッチの劣化を診断するための装置や回路が知られている。例えば、特許文献1には、定期点検時等に測定対象となる半導体スイッチに接続して測定電圧を印加して、劣化診断を行う装置が記載されている。
特開2003−294807号公報
従来の機器の電力系には、一般的には半導体スイッチの劣化を診断するための回路が設置されておらず、特許文献1のように、点検時に劣化診断用の装置を用いて劣化診断が行われる。このため、半導体スイッチの劣化を即時に知ることができない。
本明細書が開示する半導体モジュールは、機器の電力系に設けられている。この半導体モジュールは、半導体スイッチと、機器が実使用状態でない場合に、機器が実使用状態である場合の定格電圧以上の電圧をオフ状態の半導体スイッチに印加する電圧印加手段と、半導体スイッチのリーク電流を検出するリーク検出回路と、を備えている。
上記の半導体モジュールでは、機器が実使用状態でない場合に、オフ状態の半導体スイッチに電圧を印加して半導体スイッチのリーク電流を検出できるため、即時に劣化を知ることができる。また、半導体スイッチには、機器が実使用状態である場合の定格電圧以上の電圧が印加されるため、劣化をより確実に検出することができる。
上記の半導体モジュールでは、機器は、ジェネレータを含んでおり、半導体モジュールは、ジェネレータを制御する制御手段を含んでいてもよい。この場合、電圧印加手段は、半導体スイッチに接続された平滑コンデンサであってもよく、制御手段は、機器が実使用状態でない場合にジェネレータを駆動して平滑コンデンサに電荷を蓄積し、平滑コンデンサは、蓄積された電荷を用いて半導体スイッチに電圧を印加してもよい。
上記の半導体モジュールは、上アーム側の半導体スイッチと、下アーム側の半導体スイッチとを備えており、それぞれの半導体スイッチは、メイン領域と、メイン領域の電流を検知するセンス領域を備えていてもよい。この場合、電圧印加手段は、上アーム側と下アーム側のうちの一方の半導体スイッチがオン状態で、かつ、一方の半導体スイッチのセンス領域がリーク検出回路に接続された状態で、オフ状態の他方の半導体スイッチに電圧を印加してもよい。
上記の半導体モジュールが制御手段を備えており、かつ、上アーム側の半導体スイッチと、下アーム側の半導体スイッチとを備えており、それぞれの半導体スイッチは、メイン領域と、メイン領域の電流を検知するセンス領域を備えている場合、制御手段は、機器が実使用状態でない場合に、ジェネレータを駆動して平滑コンデンサに電荷を蓄積し、上アーム側と下アーム側のうちの一方の半導体スイッチをオン状態とし、かつ、他方の半導体スイッチをオフ状態とし、平滑コンデンサに蓄積された電荷を用いて、上アーム側と下アーム側のうちの一方のオン状態の半導体スイッチのセンス領域がリーク検出回路に接続された状態で、他方のオフ状態の半導体スイッチに電圧を印加してもよい。
上記の半導体モジュールでは、機器が実使用状態でない場合に電圧印加手段が半導体スイッチに印加する電圧は、機器が実使用状態である場合の定格電圧より高く、半導体スイッチの素子定格電圧より低いことが好ましい。
実施例1に係るハイブリッド車の電力系の模式的な回路図である。 図1の回路図の詳細を示す回路図である。 図2の等価回路図である。 図2の回路を流れる電流を示す図である。 図2の回路を流れる電流を示す図である。 実施例1に係るハイブリッド車のイグニッションオフ時に実行される処理のフローチャートである。 図6に示すリーク検出処理のフローチャートである。
本明細書が開示する半導体モジュールは、例えば、自動車等の輸送機器、産業機器、電機機器等の機器の電力系に設けられている。機器の実使用状態とは、機器が通電され、かつ実際に使用されている状態を意味する。限定されないが、例えば、機器が自動車の場合、機器が通電されて車両駆動モードにある状態は実使用状態に該当する。より具体的には、自動車のイグニッションオン時は実使用状態に該当し、自動車のイグニッションオフ時は実使用状態に該当しない。本明細書が開示する半導体モジュールによれば、機器が実使用状態でない場合にリーク検出を実施するため、機器が実使用状態である場合に用いられる構成をリーク検出の際に利用することも可能であり、リーク検出のために半導体モジュールが複雑化し過ぎないようにすることもできる。
リーク検出は、機器が実使用状態でない場合に行われればよく、そのタイミング、回数および頻度等については自由に設定できる。例えば、機器が実使用状態でなくなった時のみに実施されてもよいし、機器が実使用状態でない場合に所定の条件をさらに満たした場合に実施されてもよい。また、機器が実使用状態でない場合に所定の間隔で断続的に実施されてもよい。また、機器が実使用状態でない場合に機器の使用者等からの入力を受けて実施されてもよい。
半導体モジュールが備える半導体スイッチとしては、限定されないが、例えば、IGBT、MOSFET等のトランジスタ等を挙げることができる。半導体スイッチが大容量のパワー半導体である場合に、本明細書が開示する技術をより好適に用いることができる。
リーク検出の際に半導体スイッチに電圧を印加する電圧印加手段は、機器が実使用状態である場合に半導体スイッチに印加される定格電圧以上の電圧を印加できるものであればよい。リーク検出の際に半導体スイッチに電圧を印加する電圧印加手段は、機器が実使用状態である場合に用いられる電圧印加手段と共通していてもよいし、別に設けられていてもよい。機器が実使用状態でない場合に電圧印加手段が半導体スイッチに印加する電圧は、機器が実使用状態である場合の定格電圧(いわゆるシステム定格電圧)より高く、半導体スイッチの素子定格電圧より低いことが好ましい。良品の半導体スイッチが破壊されない範囲で、より高い電圧を印加してリーク検出を行うことができるため、半導体スイッチの劣化をより確実に検出することができる。
機器がジェネレータを含み、半導体モジュールがジェネレータを制御する制御手段を含んでいてもよい。さらに、電圧印加手段は、半導体スイッチに接続された平滑コンデンサであってもよく、制御手段によってジェネレータを駆動して平滑コンデンサに電荷を蓄積し、蓄積された電荷を用いて半導体スイッチに電圧を印加してもよい。これによって、リーク検出のための電圧印加手段を別途設けることなく、機器が実使用状態である場合に印加される定格電圧以上の電圧を、リーク検出時に半導体スイッチに印加することができる。なお、ジェネレータは、モータジェネレータであってもよい。
制御手段は、例えば、機器が実使用状態でない場合にジェネレータを駆動して平滑コンデンサに電荷を蓄積してもよい。その後、平滑コンデンサは、蓄積された電荷を用いて半導体スイッチに電圧を印加することができる。
上記の半導体モジュールは、上アーム側の半導体スイッチと、下アーム側の半導体スイッチとを備えていてもよく、それぞれの半導体スイッチは、メイン領域と、メイン領域の電流を検知するセンス領域を備えていてもよい。この場合、電圧印加手段は、上アーム側と下アーム側のうちの一方の半導体スイッチが、オン状態、かつ、そのセンス領域がリーク検出回路に接続された状態で、オフ状態の他方の半導体スイッチに電圧を印加してもよい。例えば、上アーム側の半導体スイッチに電圧を印加し、リーク電流が流れると、対向する下アーム側の半導体スイッチのセンス領域からリーク検出回路に電流が流れ、上アーム側の半導体スイッチのリーク電流を検知できる。各半導体スイッチのメイン領域の電流を検知するための回路をリーク検出回路として利用できるため、リーク検出専用の回路を設置する必要がない。
ジェネレータを駆動する制御手段は、半導体スイッチのオン/オフを制御可能であってもよい。この場合、制御手段は、ジェネレータを駆動して平滑コンデンサに電荷を蓄積し、機器が実使用状態でない場合に、上アーム側と下アーム側のうちの一方の半導体スイッチをオン状態とし、かつ、他方の半導体スイッチをオフ状態とし、平滑コンデンサに蓄積された電荷を用いて、上アーム側と下アーム側のうちの一方のオン状態の半導体スイッチのセンス領域がリーク検出回路に接続された状態で、他方のオフ状態の半導体スイッチに電圧を印加してもよい。
図1に、実施例1に係るハイブリッド車100の電力系の模式的な回路図を示す。ハイブリッド車100は、半導体モジュール2と、バッテリBTと、モータジェネレータMGと、エンジンENGとを備えている。半導体モジュール2は、バッテリBTおよびモータジェネレータMGと電気的に接続されている。バッテリBTは、充放電可能な二次電池である。モータジェネレータMGは、3相交流であり、コイルU,V,Wがデルタ結線されている。モータジェネレータMGは、動力分配器TMを介してエンジンENGと機械的に接続されている。動力分配器TMは、エンジンENGとモータジェネレータMGの出力を分配/融合して車軸WAに伝達するギアユニットである。ハイブリッド車100は、動力分配器TMを適宜に制御することによって、エンジンENGのみで走行すること、モータジェネレータMGのみで走行すること、及び、エンジンENGとモータジェネレータMGの出力の合力により走行することができる。また、ハイブリッド車100は、制動時の車両の運動エネルギを利用してモータジェネレータMGを出力側から駆動し、これによって発電し、バッテリBTを充電することもできる。
半導体モジュール2は、インバータ13と、コンデンサC1と、制御手段30とを備えている。バッテリBTの高電位側は、遮断リレー20を介してインバータ13の入力端に接続されている。インバータ13は、6個のトランジスタTr1〜Tr6と、トランジスタTr1〜Tr6にそれぞれ接続された6個のダイオードD1〜D6(還流ダイオード)および6個のドライバDr1〜Dr6を備えている。ドライバDr1〜Dr6は、トランジスタTr1〜Tr6のオン/オフを切り替えることができる。インバータ13は、3相インバータであり、図1に示すように、直列に接続された2個のトランジスタの組が3組、並列に接続されている。良く知られているように、高電位側のトランジスタTr1,Tr3,Tr5を通るラインは「上アーム」と呼ばれ、低電位側のトランジスタTr2,Tr4,Tr6を通るラインは「下アーム」と呼ばれる。また、上アームに電力を供給する共通の高電位線はP線と呼ばれ、下アームに共通する低電位線はN線と呼ばれることがある。N線は、バッテリBTの低電位側端子に直接繋がっている。制御手段30は、モータジェネレータMG、エンジンENG、遮断リレー20およびドライバDr1〜Dr6を制御可能に接続されている。
トランジスタTr1〜Tr6は、メイン領域と、メイン領域の電流を検知するためのセンス領域を有している。メイン領域とセンス領域は、同一の半導体基板に形成され、メイン領域及びセンス領域のそれぞれにはIGBT素子が形成されている。メイン領域とセンス領域は、ゲート端子、コレクタ端子を共有しており、エミッタ端子をそれぞれ別に有している。トランジスタTr1〜Tr6のコレクタ端子と、ゲート端子と、センス領域のエミッタ端子とは、ドライバDr1〜Dr6に接続されている。上アーム側のトランジスタTr1,Tr3,Tr5のメイン領域のエミッタ端子と、下アーム側のトランジスタTr2,Tr4,Tr6のコレクタ端子は、それぞれ互いに接続されている。上アーム側と下アーム側の接続点(インバータ13の出力端)は、モータジェネレータMGのコイルU,V,Wにそれぞれ接続されている。
典型的には、バッテリBTの出力電圧は200V程度であり、昇圧回路(図示していない)によって昇圧される。ハイブリッド車100が実使用状態にある場合、P線とN線との電位差をVHとした場合、VHは600〜700V程度である。ハイブリッド車100が実使用状態にある場合、トランジスタTr1〜Tr6に印加されるシステム定格電圧は、600〜700V程度である。この場合、トランジスタTr1〜Tr6としては、素子定格電圧が1200V〜1400Vのパワー半導体が用いられる。モータジェネレータMGに電力を供給して駆動する場合、インバータ13の出力はモータジェネレータMGに供給される。直列に接続された2個のトランジスタの組のそれぞれからUVWの3相の交流電力が出力される。
バッテリBTとインバータ13の間に、コンデンサC1が並列に接続されている。コンデンサC1は、インバータ13への入力電流を平滑化するために、インバータ13の入力端に備えられている。半導体モジュール2は、車両駆動用のモータを駆動するので、大きな電流を扱う。そのため、コンデンサC1には大容量のコンデンサが用いられる。図示を省略しているが、半導体モジュール2は、コンデンサC1を放電するための放電回路をさらに備えていてもよい。
図2は、トランジスタTr1、Tr2の接続状態をさらに詳細に示す図であり、図3はその等価回路を示す図である。なお、図中のGはゲート端子、Cはコレクタ端子、Eはメイン領域のエミッタ端子、Sはセンス領域のエミッタ端子をそれぞれ示している。集積回路IC1,IC2は、電圧監視ICであり、ドライバDr1,Dr2に内蔵されている。トランジスタTr1,Tr2のセンス領域のエミッタ端子は、それぞれ電圧変換器を介して集積回路IC1,IC2に接続している。集積回路IC1,IC2によってセンス領域を流れる電流を検知することができる。センス領域のエミッタ端子は、さらに、抵抗器を介して接地されている。図3に示すように、トランジスタTr1、Tr2の半導体基板には数万のIGBTセルが並列に接続されており、その1/10000程度がセンス領域として使用されている。メイン領域とセンス領域とは、コレクタ端子側で互いに接続される一方で、エミッタ端子側では、センス領域のエミッタ端子はメイン領域のエミッタ端子と接続されることなく、集積回路IC1,IC2に接続している。集積回路IC1,IC2によってセンス領域を流れる電流を検知することができる。ハイブリッド車100が実使用状態にある場合には、集積回路IC1,IC2は、トランジスタTr1,Tr2のメイン領域を流れる電流値を検知するために利用される。
トランジスタTr2のリーク検出は、トランジスタTr2〜Tr6をオフ状態にし、上アーム側のトランジスタTr1のゲートをオン状態にして、トランジスタTr1のコレクタ端子側とトランジスタTr2のエミッタ端子側との間に高電圧を印加することで実施できる。図4に示すように下アーム側のトランジスタTr2にリーク電流I2が流れると、対向する上アーム側のトランジスタTr1のメイン領域には電流I21Eが流れ、センス領域には電流I21Sが流れる。電流I21Sは、電圧変換器によって変換され、集積回路IC1に入力される。IC1によってトランジスタTr2のリーク電流I2を検知できる。
トランジスタTr1のリーク検出は、トランジスタTr1およびTr3〜Tr6をオフ状態にし、下アーム側のトランジスタTr2のゲートをオン状態にして、トランジスタTr1のコレクタ端子側とトランジスタTr2のエミッタ端子側との間に高電圧を印加することで実施できる。図5に示すように上アーム側のトランジスタTr1にリーク電流I1が流れると、対向する下アーム側のトランジスタTr2のメイン領域には電流I12Eが流れ、センス領域には電流I12Sが流れる。電流I12Sは、電圧変換器によって変換され、IC2に入力される。IC2によってトランジスタTr1のリーク電流I1を検知できる。
図6に示すように、制御手段30は、ハイブリッド車のイグニッション(IG)がオフ状態になると、ハイブリッド車100が実使用状態でない場合になったと判断し、リーク検出を行うために、エンジンENGをオン状態にし、エンジンENGによってモータジェネレータMGをジェネレータとして駆動して発電を開始する(ステップS101)。続いて、遮断リレー20をOFFにする(ステップS103)。モータジェネレータMGが発電した電力によって、コンデンサC1に電荷が蓄積され、P線とN線との電位差であるVHが上昇する。P線とN線との電位差であるVHがリーク検出電圧Vleakを超えるまで、エンジンENGの駆動およびモータジェネレータMGによる発電は継続される(ステップS105)。なお、リーク検出電圧Vleakは、ハイブリッド車100のイクニッションオン時にトランジスタTr1〜Tr6に印加される定格電圧である600〜700Vより高い。また、VHは、トランジスタTr1〜Tr6の素子定格電圧よりも低い。
ステップS107〜ステップS109では、直列に接続されたトランジスタごとに上下アーム側のリーク検出を行う。始めにトランジスタTr1,Tr2、続いてトランジスタTr3,Tr4、さらに続いてトランジスタTr5,Tr6について検出するが、いずれも同様の処理を行うため、トランジスタTr1,Tr2のリーク検出のみ説明する。
VH>Vleakとなると、制御手段30は、Dr1〜Dr6を制御して、トランジスタTr2〜Tr6をオフ状態にし、上アーム側のトランジスタTr1のゲートをオン状態にする(ステップS107)。これによって、トランジスタTr1のコレクタ端子側とトランジスタTr2のエミッタ端子側との間に電圧VHが印加され、下アーム側のトランジスタTr2のリーク検出が開始される。
図7は、ステップS109,S113で行われるリーク検出のフローの詳細を示す図である。ステップS131では、検出対象となるトランジスタのコレクタ―エミッタ間の電圧VCEがVleakより高い状態が検出許可時間TS1の間継続された場合に、リーク検出の実行が許可され、ステップS133に移行する。ステップS133では、検出対象となるトランジスタのコレクタ―エミッタ間の電流ICEがリーク検出電流Ileakを超えた状態がリーク検出時間TS2継続されると、「リークあり」と判定される(ステップS135)。ステップS133の条件を満たさない場合には、「リークなし」と判定される(ステップS137)。図4に示すように、トランジスタTr1,Tr2のコレクタ―エミッタ間の電流ICEは、トランジスタTr1,Tr2のセンス領域を利用してIC1,IC2によって検出され、制御手段30に出力され、制御手段30においてリークの有無の判定が行われる。
図6のステップS109のリーク検出が終了すると、ステップS111に移行する。ステップS111では、制御手段30は、Dr1〜Dr6を制御して、トランジスタTr1,Tr3〜Tr6をオフ状態にし、下アーム側のトランジスタTr2のゲートをオン状態にする。これによって、トランジスタTr1のコレクタ端子側とトランジスタTr2のエミッタ端子側との間に電圧VHが印加され、上アーム側のトランジスタTr1のリーク検出が開始される。既に説明したとおり、ステップS113では、ステップS109と同様に図7に示す処理が実行され、リークの有無が判定される。図5に示すように、トランジスタTr1のコレクタ―エミッタ間の電流ICEは、トランジスタTr2のセンス領域を利用してIC2によって検出される。なお、ステップS111,S113をステップS107,S109と入れ替えて、上アーム側のトランジスタTr1のリーク検出を先に行い、下アーム側のトランジスタTr2のリーク検出を後に行ってもよい。
トランジスタTr3〜Tr6についてステップS107〜S113と同様の処理を行ってリーク検出を実行した後、コンデンサC1を放電させ(ステップS115)、続いて停止処理を行う(ステップS117)。
上記のとおり、半導体モジュール2によれば、ハイブリッド車100のイグニッションオフ時にトランジスタTr1〜Tr6に電圧を印加してトランジスタTr1〜Tr6のリーク電流を検出できる。ハイブリッド車のイグニッションがオフになったときに制御手段30によって図6および図7のフローが実行され、トランジスタTr1〜Tr6のリーク電流を検出できるため、トランジスタTr1〜Tr6の劣化を即時に知ることができる。
また、制御手段30は、ハイブリッド車100の走行時等に用いられるエンジンENGおよびモータジェネレータMGを駆動させて発電し、これによって平滑化のためのコンデンサC1に電荷を蓄える。平滑化のために設けられたコンデンサC1を電圧印加手段として利用できるため、リーク検出専用の電圧印加手段を設置する必要がない。また、コンデンサC1に蓄積された電荷を用いることで、トランジスタTr1〜Tr6に、素子定格電圧を超えない範囲で、イグニッションオン時の定格電圧より高い電圧が印加されるため、劣化をより確実に検出することができる。素子定格電圧が1000Vを超えるパワー半導体であるトランジスタTr1〜Tr6の耐圧検査に十分な電圧を印加してリーク検出を行うことができる。
また、トランジスタTr1〜Tr6は、メイン領域と、センス領域を備えており、制御手段30は、上アーム側と下アーム側の1組のトランジスタ(例えばトランジスタTr1,Tr2)について、一方のトランジスタ(例えばトランジスタTr1)のセンス領域を利用して、対向する他方のトランジスタ(例えばトランジスタTr2)のリーク電流を検知できる。制御手段30は、センス領域を流れる電流を検知するための回路(例えば、集積回路IC1,IC2)をリーク検出回路として利用できるため、リーク検出専用の回路を設置する必要がない。
なお、図6では、ハイブリッド車100がイグニッションオフとなった時点で一連のフローの実行を開始したが、このタイミングで実行する必要はない。例えば、ハイブリッド車100がイグニッションオフ状態にある場合に、定期的に実行されてもよい。
上記の実施例ではハイブリッド車100を例としたが、本明細書が開示する技術は、半導体スイッチを備えた電力系を有する自動車等の輸送機器、産業機器、電機機器等に広く利用できる。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 半導体モジュール
13 インバータ
20 遮断リレー
30 制御手段
100 ハイブリッド車
BT バッテリ
C1 コンデンサ
D1〜D6 ダイオード
Dr1〜Dr2 ドライバ
ENG エンジン
IC1,IC2 集積回路
MG モータジェネレータ
TM 動力分配器
Tr1〜Tr6 トランジスタ

Claims (5)

  1. 機器の電力系に設けられた半導体モジュールであって、
    半導体スイッチと、
    機器が実使用状態でない場合に、機器が実使用状態である場合の定格電圧以上の電圧をオフ状態の半導体スイッチに印加する電圧印加手段と、
    半導体スイッチのリーク電流を検出するリーク検出回路と、を備え、
    機器は、ジェネレータを含んでおり、
    半導体モジュールは、ジェネレータを駆動する制御手段を含んでおり、
    電圧印加手段は、半導体スイッチに接続された平滑コンデンサであり、
    制御手段は、機器が実使用状態でない場合にジェネレータを駆動して平滑コンデンサに電荷を蓄積し、
    平滑コンデンサは、蓄積された電荷を用いて半導体スイッチに電圧を印加する、半導体モジュール。
  2. 機器の電力系に設けられた半導体モジュールであって、
    半導体スイッチと、
    機器が実使用状態でない場合に、機器が実使用状態である場合の定格電圧以上の電圧をオフ状態の半導体スイッチに印加する電圧印加手段と、
    半導体スイッチのリーク電流を検出するリーク検出回路と、を備え、
    上アーム側の半導体スイッチと、下アーム側の半導体スイッチとを備えており、
    それぞれの半導体スイッチは、メイン領域と、メイン領域の電流を検知するセンス領域を備えており、
    電圧印加手段は、上アーム側と下アーム側のうちの一方の半導体スイッチがオン状態で、かつ、一方の半導体スイッチのセンス領域がリーク検出回路に接続された状態で、オフ状態の他方の半導体スイッチに電圧を印加する、半導体モジュール。
  3. 上アーム側の半導体スイッチと、下アーム側の半導体スイッチとを備えており、
    それぞれの半導体スイッチは、メイン領域と、メイン領域の電流を検知するセンス領域を備えており、
    制御手段は、機器が実使用状態でない場合に、
    ジェネレータを駆動して平滑コンデンサに電荷を蓄積し、
    上アーム側と下アーム側のうちの一方の半導体スイッチをオン状態とし、かつ、他方の半導体スイッチをオフ状態とし、
    平滑コンデンサに蓄積された電荷を用いて、上アーム側と下アーム側のうちの一方のオン状態の半導体スイッチのセンス領域がリーク検出回路に接続された状態で、他方のオフ状態の半導体スイッチに電圧を印加する、請求項に記載の半導体モジュール。
  4. 上アーム側の半導体スイッチと、下アーム側の半導体スイッチとを備えており、
    それぞれの半導体スイッチは、メイン領域と、メイン領域の電流を検知するセンス領域を備えており、
    電圧印加手段は、上アーム側と下アーム側のうちの一方の半導体スイッチがオン状態で、かつ、一方の半導体スイッチのセンス領域がリーク検出回路に接続された状態で、オフ状態の他方の半導体スイッチに電圧を印加する、請求項1に記載の半導体モジュール。
  5. 機器が実使用状態でない場合に電圧印加手段が半導体スイッチに印加する電圧は、機器が実使用状態である場合の定格電圧より高く、半導体スイッチの素子定格電圧より低い、請求項1〜4のいずれか一項に記載の半導体モジュール。

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