JP5690953B1 - 接着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】部材の貼り合わせ後に高周波加熱などの大掛かりな加熱処理を行う必要がない。【解決手段】板材91の接着面91aを加熱テーブル51の上面に面接触させることで、板材91の内部まで加熱する。次に、板材91をステージ31上に設置し、塗布ローラ12に、接着面91aに湿気硬化型の接着剤を塗布させる。その後、接着剤が塗布された板材91と別の板材91とを接着剤を介して貼り合わせ、加圧することで、板材91同士を接着する。【選択図】図4

Description

本発明は、接着方法、特に、加熱により溶融させた接着剤を用いた部材同士の接着方法に関する。
従来、湿気硬化型接着剤等の加熱溶融式の接着剤を用いて部材同士を接着させる特許文献1のような技術がある。特許文献1によれば、接着剤を塗布した表面材と木質材とを貼りあわせた後、マイクロ波照射による高周波加熱によってこれらを加熱することで接着剤に吸湿させるとのことである。また、特許文献1に記載の従来技術によれば、高温設定された加熱養生室で部材を加熱するとのことである。
特開平11−170219号公報
高周波加熱は電磁波放射のために取り扱いが難しく、消費電力も大きいという問題がある。また、加熱養生室を設置するにしても大掛かりである。
本発明の目的は、部材の貼り合わせ後に高周波加熱などの大掛かりな加熱処理を行う必要がない、加熱により溶融させた接着剤を用いた接着方法を提供することにある。
本発明の接着方法は、それぞれが一方向に長尺な平板部材であり、板厚方向に対して斜めに且つ板の長尺方向に沿うように接着面がそれぞれ形成された、前記接着面に塗布された接着剤が部材内まで浸透する材質の第1部材と第2部材を接着する接着方法であって、前記第1部材及び第2部材の両方を加熱する加熱工程と、前記第1部材における前記加熱工程によって加熱された前記接着面に、加熱により溶融させた接着剤を塗布する塗布工程と、前記加熱工程及び前記塗布工程の両方を経て前記接着剤が塗布された前記第1部材と少なくとも前記加熱工程を経て前記接着面が加熱された前記第2部材との前記接着面同士を、前記接着剤を介して接触させつつ、前記第1部材及び前記第2部材を互いに前記接着面を押し付けるように加圧する加圧工程とを備えており、水平方向に沿った第1方向に長尺な発熱面を有する加熱手段と、前記第1方向に長尺であり、前記塗布工程において前記第1部材が設置される台と、溶融させた接着剤が塗布された塗布ローラとが、前記第1方向に直交する方向であって水平方向に沿った第2方向に関して前記発熱面、前記台及び前記塗布ローラの順に配置されており、前記加熱工程において、前記第1部材及び前記第2部材を複数枚、前記板厚方向に重ね合わせ、前記第1部材及び前記第2部材におけるそれぞれの前記接着面を前記発熱面に面接触させると共に、前記第1部材及び前記第2部材の前記接着面が板の幅方向に関する反対側の表面よりも前記第2方向に関して前記台に近い位置に配置されるように、前記第1部材及び前記第2部材を所定の時間をかけて前記発熱面上に配置しておくことで、前記加圧工程以降に加熱処理を実施しなくても前記第1部材と前記第2部材が互いに接着されるような加熱条件を満たすように、前記第1部材及び第2部材をその内部まで加熱させ、前記塗布工程において、前記接着面が前記第2方向に関して前記塗布ローラ側へと前記台から突出して前記塗布ローラに上方から面するように、前記第1部材を前記加熱手段から前記台上へと前記第2方向に関して移動させた後に、前記塗布ローラを、前記台上に設置された前記第1部材の前記接着面に接触させつつ当該第1部材に対して前記第1方向に相対移動させることで前記接着面に溶融させた前記接着剤を塗布する。また、別の観点において、本発明の接着方法は、板厚方向に対して接着面が斜めに形成された、前記接着面に塗布された接着剤が部材内まで浸透する材質の平板部材である第1部材と第2部材を接着する接着方法であって、前記第1部材及び第2部材の両方を加熱する加熱工程と、前記第1部材を支持装置に支持させると共に、前記支持装置に支持された前記第1部材における前記加熱工程によって加熱された接着面に、加熱により溶融させた接着剤が塗布された塗布ローラによって当該接着剤を塗布する塗布工程と、前記加熱工程及び前記塗布工程の両方を経て前記接着剤が塗布された前記第1部材と少なくとも前記加熱工程を経て接着面が加熱された前記第2部材との接着面同士を、前記接着剤を介して接触させつつ、前記第1部材及び前記第2部材を互いに接着面を押し付けるように加圧する加圧工程とを備えており、前記支持装置が、前記第1部材を支持するように動作する支持ユニットと、当該支持ユニットに支持された前記第1部材の接着面が下方に向けられ且つ前記塗布ローラの表面に沿うように前記支持ユニットを前記塗布ローラに対して回転移動させる駆動ユニットとを備えており、前記加熱工程において、前記第1部材及び第2部材の各接着面に面接触可能な発熱面を有する加熱手段に、前記発熱面と前記第1部材及び第2部材の各接着面とを所定の時間をかけて面接触させておくことにより、前記加圧工程以降に加熱処理を実施しなくても前記第1部材と前記第2部材が互いに接着されるような加熱条件を満たすように、前記第1部材及び第2部材をその内部まで加熱させ、前記塗布工程において、前記支持ユニットに前記第1部材を支持させる動作と前記駆動ユニットに前記支持ユニットを移動させる動作とを一連の動作として前記支持装置に実行させた後に、前記塗布ローラを、前記支持ユニットに支持された前記第1部材の前記接着面に接触させつつ当該第1部材に対して相対移動させることで、前記接着面に溶融させた前記接着剤を塗布し、前記塗布工程後であって、前記加圧工程前に、前記駆動ユニットに前記支持ユニットを移動前の位置に戻させる動作と前記支持ユニットに前記第1部材の支持を解除させる動作とを一連の動作として前記支持装置に実行させる。さらに別の観点において、本発明の接着方法は、板厚方向に対して接着面が斜めに形成された、前記接着面に塗布された接着剤が部材内まで浸透する材質の平板部材である第1部材と第2部材を接着する接着方法であって、前記第1部材及び第2部材の両方を加熱する加熱工程と、前記第1部材における前記加熱工程によって加熱された接着面に、加熱により溶融させた接着剤を塗布する塗布工程と、前記第1部材及び第2部材を互いの前記接着面を接触させた状態で支持する支持台と、前記支持台に接近した第1位置と前記支持台から離隔した第2位置の間で一方向に沿って移動可能である2つの加圧ローラと、前記2つの加圧ローラを前記支持台に向けて弾性的に加圧する加圧部材とを備えた加圧装置を使用して、前記加熱工程及び前記塗布工程の両方を経て前記接着剤が塗布された前記第1部材と少なくとも前記加熱工程を経て接着面が加熱された前記第2部材との接着面同士を、前記接着剤を介して接触させつつ、前記第1部材及び前記第2部材を互いに接着面を押し付けるように加圧する加圧工程とを備えており、前記加熱工程において、前記第1部材及び第2部材の各接着面に面接触可能な発熱面を有する加熱手段に、前記発熱面と前記第1部材及び第2部材の各接着面とを所定の時間をかけて面接触させておくことにより、前記加圧工程以降に加熱処理を実施しなくても前記第1部材と前記第2部材が互いに接着されるような加熱条件を満たすように、前記第1部材及び第2部材をその内部まで加熱させ、前記加圧工程において、前記第1部材及び第2部材を互いの前記接着面が接着剤を介して接触するように前記支持台上に設置した後に、前記2つの加圧ローラの一方を前記第1部材に、前記2つの加圧ローラの他方を前記第2部材にそれぞれ接触するように、前記2つの加圧ローラを前記第2位置から前記第1位置へと前記一方向に沿って前記第1部材及び前記第2部材の各表面に対して斜め方向に手動で移動させることで、前記第1部材及び前記第2部材の前記接着面が互いに押し付けられるように、前記2つの加圧ローラに前記接着面を挟んだ両側から前記第1部材及び第2部材を加圧させる

本発明者は、部材の貼り合わせ後に加熱処理を施すことなく接着を完了するために、以下の点が重要であることに気付いた。まず、接着剤の塗布前の加熱とその条件が重要である。具体的には、接着剤の塗布前に、接着対象となる部材の接着面のみならず、部材の内部まで加熱することが重要である。なぜなら、部材を内部まで加熱すると、接着剤の塗布時に、接着剤を部材の内部まで浸透させることができるからである。これによって、接着剤が確実に部材同士を固着させる。一方、部材の内部まで加熱しないと、塗布した接着剤が部材の内部まで浸透する前に冷えて固まってしまい、十分に浸透しない。
この点について、特許文献1によれば、接着対象となる部材を接着剤の塗布前に面ヒータで加熱するとのことである。しかし、特許文献1の図1を見れば分かるように、面ヒータが部材から離隔している。このように、ヒータを部材から離隔させて部材を加熱すると、部材の表面は加熱されても、内部までは加熱されにくい。また、特許文献1では、接着対象となる一方の部材のみを加熱し、他方の部材を加熱しない。したがって、その後に部材同士を貼り合わせた際に、接着剤が冷えやすい。これらにより、特許文献1の図2に、加熱によって上昇した部材の表面温度が一旦低下することが示されているように、接着剤を塗布しても、内部まで浸透することなく接着剤が冷えてしまう。これによって結局のところ、部材の貼り合わせ後に、高周波加熱などの大掛かりな加熱手段を用いた再度の加熱処理が必要となるものと考えられる。
これに対し、本発明の接着方法によると、部材の接着面を加熱手段の発熱面に直接面接触させて部材を加熱する。このため、部材を内部まで十分に加熱させることができる。また、本発明では、接着の対象となる第1部材及び第2部材の両方を加熱する。したがって、一方のみを加熱する場合と比べて、塗布した接着剤が冷えにくい。これらにより、接着剤の塗布時に部材の内部まで接着剤を浸透させられる。よって、部材の貼り合わせ後に大掛かりな加熱処理をしなくても、部材同士を確実に接着させることができる。なお、本明細書において「加圧」とは“圧力を印加すること”を意味し、“何らかの手段で圧力を印加している場合にその手段による印加圧力を増大させること”の意味に限定されない。
本発明の一実施形態において使用される塗布装置と加圧装置の平面図である。 (a)本実施形態において接着対象となるサイディング出隅の斜視図である。(b)サイディング出隅を構成する板材の貼り合わせ前の平面図である。(c)サイディング出隅を構成する板材の貼り合わせ後の平面図である。 塗布装置に設けられた塗布ユニットの平面図である。 塗布装置の概略構成を示す正面図である。 (a)〜(c)板材に接着剤が塗布されるまでの各状態を示す塗布装置の正面図である。 加圧装置の概略構成を示す正面拡大図である。図を見やすくするため、加圧装置の本体を破線にしている。 加圧装置の側面拡大図である。 加圧装置において加圧部周辺の正面拡大図である。 本実施形態に係る接着方法の一連の工程を示すフロー図である。 複数組の板材を順次、加圧装置に設置し、加圧し、加圧装置から取り外す一連の流れを示す模式図である。
以下、本発明を実施するための一形態であるサイディング出隅接着方法について、図面を参照しつつ説明する。
本接着方法は、図1に示す塗布装置1及び加圧装置2を用いて実施される。塗布装置1と加圧装置2とは一方向(以下、「横方向」とする)に離隔して配置され、そこに作業員の作業領域が形成されている。作業員は、作業領域において塗布装置1と加圧装置2とを操作する。
本実施形態に係る接着方法は、一例として、図2(a)に示すサイディング出隅90を作製する際に用いられる。サイディング出隅90はいわゆる窯業系サイディングであり、セメント系材料と木質系などの繊維質の材料とを主材料とした材質からなる。サイディング出隅90は、同じ形状、同じ大きさ且つ同じ材質の2枚の板材91から構成される。なお、かかる2枚の板材91とは異なる2つの部材同士の接着に本発明が適用されてもよい。例えば、接着面の形状・大きさは同じであるが、その他の部分の形状が互いに異なる2つの部材同士の接着に本発明が適用されてもよい。板材91は平板材であり、その一方の端面が斜めに形成されて接着面91aを構成している。接着面91aに接着剤を塗布後、図2(a)及び図2(b)に示すように板材91同士を貼り合わせて接着することでサイディング出隅90が作製される。
次に、塗布装置1について、図1及び図3〜5に沿って説明する。塗布装置1は、板材91の加熱工程及び塗布工程に用いられる。塗布装置1は、板材91の接着面91aに接着剤を塗布する装置である。塗布装置1は、塗布ユニット10を有している。塗布ユニット10は、トロッコ11、トロッコ11上に設置された塗布ローラ12等を有している。トロッコ11は、水平且つ横方向に直交した方向に沿って直線状に延びるレール21に、レール21に沿って移動可能に支持されている。以下、レール21に沿った方向を「基準方向」とする。レール21は基準方向に関して、ほぼ塗布装置1の端から端まで延びている。
トロッコ11は走行機構を有しており、レール21に沿って走行するように構成されている。塗布ローラ12は円柱の概略形状を有し、横方向に沿った回転軸13を介して回転可能にトロッコ11に支持されている。回転軸13は、トロッコ11の側面に固定された回転駆動装置14に接続されている。回転駆動装置14は、回転軸13を介して塗布ローラ12を回転駆動する。回転駆動装置14は、トロッコ11が停止している時にもレール21に沿って走行している時にも塗布ローラ12を回転駆動可能である。
塗布ローラ12の下方には、トロッコ11の内部に固定された接着剤貯留槽15が設けられている。接着剤貯留槽15の内底は薬研のようにV字状に構成されており、下方に向かって窄まっている。接着剤貯留槽15は液状の接着剤を貯留する。トロッコ11には接着剤貯留槽15内の接着剤を接着剤貯留槽15の外側から加熱するヒータが設けられている。塗布ローラ12は、その下部が接着剤貯留槽15内の接着剤に浸るように配置されている。この状態で回転駆動装置14が塗布ローラ12を回転させると、接着剤貯留槽15内の接着剤が撹拌されると共に、塗布ローラ12の表面に接着剤が付着する。
接着剤貯留槽15には接着剤供給管22から接着剤が供給される。接着剤供給管22の一端は、接着剤を加熱しつつ貯留する接着剤アプリケータに接続されている。本実施形態では、いわゆる湿気硬化型の接着剤として、ポリウレタン−ホットメルト(PUR−HM)接着剤が用いられる。この接着剤は、常温で固形であるため、加熱により溶融した状態で接着剤アプリケータに供給される。この種の接着剤が使用される場合には、作業中に外気の湿気で固まるのを防ぐため、外気を遮断した空間内で作業が実施されることが多い。一方、本実施形態の塗布ローラ12や接着剤貯留槽15は接着剤が外気にさらされた状態で使用される。本発明者の知見では、このような使用方法であっても、所定時間内に接着作業を完了する場合には十分な接着品質が確保される。
接着剤供給管22の他端22aは、トロッコ11が図1の位置にあるとき、接着剤貯留槽15のちょうど上方に図3に示すように配置される。接着剤供給管22は銅管で構成され、管の周囲にはアルミホイールなどの断熱材やラインヒータが設けられている。接着剤アプリケータは、ポンプによって接着剤供給管22の一端から溶融した接着剤を流し込む。接着剤供給管22の一端に流し込まれた接着剤は、接着剤供給管22の他端22aから流れだし、下方の接着剤貯留槽15へと落下する。
塗布装置1には、塗布ローラ12によって接着剤が塗布される位置において板材91を支持する板材支持ユニット30が設けられている。板材支持ユニット30は、図1及び図4に示すように、ステージ31、ステージ31上に固定された支持板32、支持板32に支持されたエアシリンダ33等を有している。ステージ31は、基準方向の両端部が回転軸37を介して回転駆動装置36に回転可能に支持されている。回転駆動装置36はステージ31を図4のR方向に回転駆動する。ステージ31は、横方向に関して塗布ローラ12の通過経路に隣接した位置に配置されている。ステージ31は平らな上面を有しており、この上面に板材91が並べられる。ステージ31は、基準方向に複数枚の板材91を並べられる長さを有している。ステージ31の上面には支持板32が固定されている。支持板32は基準方向に延びていると共に、おおむね上方に向かって延びている。
エアシリンダ33は、支持板32の表面であって、横方向に塗布ローラ12に近い面に固定されている。エアシリンダ33は空気圧によってシリンダロッド34を上下方向に駆動する。シリンダロッド34が上下に移動すると、シリンダロッド34の下端に固定された支持部35が上下に移動する。支持部35の下面は平らであり、ステージ31の上面と平行に配置されている。板材支持ユニット30は、支持部35を下方へと移動させることで、支持部35の下面とステージ31の上面との間に板材91を挟み込んで支持できる。
また、塗布装置1には、板材91を位置決めする位置決めユニット40が設けられている。位置決めユニット40は電動シリンダ43を有している。電動シリンダ43は、横方向に関してステージ31との間に塗布ローラ12の通過経路を挟む位置に設けられている。電動シリンダ43内には、外表面に雄螺子が形成されたシリンダロッド42が出入りする空間が形成されている。この空間の内面には雌螺子が形成されており、この雌螺子がシリンダロッド42側の雄螺子とかみ合っている。電動シリンダ43はシリンダロッド42を回転させるモータを有し、シリンダロッド42を回転駆動することで横方向に移動させる。シリンダロッド42が横方向に移動すると、シリンダロッド42の先端に固定された位置決め部41が横方向に移動する。位置決め部41は基準方向に延びる柱状の部材である。位置決め部41においてステージ31に対向する面は、基準方向及び鉛直方向に沿った平らな面である。板材91をステージ31上に配置する際には板材91の接着面91aをこの面に接触させることで、板材91を横方向に位置決めできる。
さらに、塗布装置1には、図4に示すように、加熱テーブル51(加熱手段)が設けられている。加熱テーブル51の上面(発熱面)は、水平に配置された金属(例えば、鉄)製の平板によって構成されている。かかる金属製平板の下方にはヒータ52が設けられている。ヒータ52は面方向に水平に広がっており、金属製平板を下方から加熱する。金属製平板は熱伝導性が高いため、加熱テーブル51の上面からは均等且つ広範囲に発熱がなされる。図4に示すように、加熱テーブル51の上面に接着面91aを面接触させつつ複数枚の板材91を並べる。このとき、接着面91aと加熱テーブル51の上面との間にできるだけ隙間が生じないようにすることが好ましい。そして、最も端に配置された板材91と加熱テーブル51の上面との間に支持材53を挟み込み、支持材53に板材91を支持させる。この状態でヒータ52を作動させることで、板材91の接着面91aを均等且つ十分に加熱することができる。加熱テーブル51の作業領域に面した表面には、図1に示すように、動作ボタン51aが設けられている。動作ボタン51aは、基準方向に関して後述の制御装置5とは反対側に配置されている。このボタンの機能については後述する。
板材91を加熱する条件は、接着面91aの表面温度の目標が60℃以上、接着面91aから面に直交する方向に深さ約10mmの内部における温度目標が25℃以上である(条件1)。好ましくは、表面温度の目標が70℃以上、深さ約10mmの内部における温度目標が30℃以上である(条件2)。このような加熱条件が採用された理由は後述する。
基準方向に関して塗布装置1の傍には制御装置5が設置されている。制御装置5は、塗布装置1の各部と接続されており、各部の動作を制御する。制御装置5は、コンピュータや、コンピュータを塗布装置1の制御装置として機能させるプログラム等を備えている。制御装置5の横方向に作業領域側の側面にはタッチパネルが設けられている。作業員は、このタッチパネルを介して、接着剤貯留槽15を加熱するトロッコ11上のヒータやヒータ52による加熱温度を調整できる。また、作業員は、このタッチパネルを介して位置決めユニット40が位置決め部41を横方向に移動させる移動量を調整できる。これにより、位置決め部41によって板材91を位置決めした際における、板材91の接着面91aの横方向に関する位置を調整できる。かかる位置を調整することにより、後述のようにテーブル31が図5(c)の位置に配置された際に、板材91の接着面91aが塗布ローラ12に対してどのように配置されるかを調整できる。
タッチパネルの下には動作ボタン5aが設けられている。制御装置5は、動作ボタン5aからの入力信号に基づき、塗布装置1の各部に下記の通りに一連の接着剤塗布動作を実行させる。まず、動作実行前に、作業員は、図5(a)に示すように、接着面91aが下方に面すると共に位置決め部41に接触するように、複数枚の板材91をステージ31上に基準方向に並べて配置する。板材91は位置決め部41によって横方向に位置決めされ、いずれも横方向に同じ位置に配置される。この状態で作業員が動作ボタン5aを操作すると、制御装置5が塗布装置1に接着剤塗布動作を開始させる。なお、加熱テーブル51に設けられた動作ボタン51aも、動作ボタン5aと全く同じ機能を有する。
接着剤塗布動作が開始すると、図5(b)に示すように、電動シリンダ43が位置決め部41を板材91から離隔する方向に退避させる。これと同時にエアシリンダ33が支持部35を下方へと移動させる。これによって、支持部35とステージ31とが、図5(b)に示すように、板材91を互いの間に挟み込んで支持する。この状態で、回転駆動装置36がステージ31を、板材91の接着面91aが塗布ローラ12の上端よりわずかに上方に位置するように、図5(c)のR方向に回転させる。そして、回転駆動装置14が塗布ローラ12を回転させつつ、トロッコ11が図1の位置から基準方向に反対側の位置までレール21に沿って片道移動する。回転駆動装置14が塗布ローラ12を回転させる方向は、回転によって塗布ローラ12の上端が移動する方向がトロッコ11の移動方向とは反対方向(図1中の下方)となるような方向である。これにより、塗布ローラ12が回転し且つ基準方向に平行移動しつつ、板材91の接着面91aに接着剤を塗布していく。
トロッコ11が基準方向にすべての板材91を通過することで接着剤を塗布すると、回転駆動装置36がステージ31を、その上面が水平になる図5(b)の位置まで回転させる。ステージ31が図5(b)の位置に戻ると、エアシリンダ33が支持部35を図5(a)の位置まで上昇させ、板材91を解放する。そして、トロッコ11が基準方向に図1の位置まで戻る。トロッコ11が図1の位置まで戻ると、接着剤アプリケータが接着剤供給管22を介して接着剤貯留槽15に所定量の接着剤を供給する。以上が、1回分の接着剤塗布動作の一連の流れである。
次に、加圧装置2について、図1及び図6〜図8に従って説明する。加圧装置2は板材2の加圧工程において使用される。加圧装置2は、接着剤を介して貼り合わせた2枚の板材91に接着のための圧力を印加する。加圧装置2は、軸方向が基準方向に沿った円柱の概略形状を有する本体61、本体61の外周に配列された複数の加圧部70等を有している。本体61の基準方向に両側には、図6のP方向に回転可能に軸受64に支持された軸支部63が固定されている。一方の軸支部63は本体回転機構65に接続されている。本体回転機構65には、作業員が操作可能なハンドル66が設けられている。本体回転機構65は、作業員がハンドル66を回転操作した際に、その回転力を軸支部63に伝達する。これにより、作業員は、ハンドル66を操作することで本体61を図6のP方向に回転させることができる。
本体61には、基準方向に沿って直線状に延びる5本の固定梁81が設けられている。固定梁81は本体61の周方向に等間隔に配列されている。固定梁81には加圧部70が固定されている。周方向に固定梁81同士の間には板材91を支持する支持台82が設けられている。支持台82は、周方向の一方に向かって尖ったV字形状を有している。2枚の板材91が接着剤を介して貼り合された状態でこのV字形状に沿って支持台82上に設置される。
加圧部70は、固定梁81に沿って等間隔に配列されている。このような基準方向に沿った加圧部70の列が、本体61の周方向に等間隔に5列、設けられている。加圧部70は、図7及び図8に示すように、4つの加圧ローラ71を有している。加圧ローラ71は、ローラ支持ロッド77の下端のローラ支持部77aに回転可能に支持されている。ローラ支持ロッド77は、上下方向にスライド可能にローラフレーム72に支持されている。ローラ支持部77aには突起部77bが設けられている。この突起部77bは、ローラフレーム72に接触することにより、図8(a)の位置より下方には移動できないようにローラ支持ロッド77の移動を規制している。ローラ支持部77aとローラフレーム72との間にはコイルばね76が設けられている。コイルばね76は下方へと押し下げるようにローラ支持部77aを加圧しているため、ローラ支持ロッド77は、図8(a)の状態では、突起部77bがローラフレーム72に接触して下方への移動が規制されたまま維持される。
ローラフレーム72の上部にはスライドロッド73が固定されている。スライドロッド73は上下方向に沿っており、ロッド支持板78に上下方向に平行移動可能に支持されている。ロッド支持板78は固定梁81に固定されている。ハンドル75は、図8(a)のQ方向に回転可能に、軸支部78aにおいてロッド支持板78に支持されている。ハンドル75とスライドロッド73とはクランク機構74を介して連動する。クランク機構74は、ハンドル75が操作された際、その回転力をスライドロッド73に伝達し、スライドロッド73を上下方向に移動させる。これにより、例えば、作業員がハンドル75を図8(a)の状態から図8(b)の状態へと移動させると、スライドロッド73が下方へと平行移動する。スライドロッド73が移動すると、ローラフレーム72、コイルばね76及びローラ支持部77aを介して、加圧ローラ71も下方に移動する。
支持台82上には、加圧部70が図8(a)に示す状態にあるときに2枚を一対とする複数組の板材91が作業員によって設置される。これら複数組の板材91は、図7に示すように基準方向に沿って配列される。各組においては、まず、接着剤が塗布されていない板材91が設置される。そして、接着剤が接着面91aに塗布された板材91が、図8(b)に示すように、先に設置された板材91と接着剤を介して貼り合わされるように設置される。この状態でスライドロッド73が下方に移動することで、加圧ローラ71が斜め上方から板材91に接触する。加圧ローラ71が板材91に接触すると、コイルばね76による加圧力に抗しながら、さらにスライドロッド73が下降する。したがって、スライドロッド73が下がり切った図8(b)の状態においては、コイルばね76が加圧ローラ71を板材91に押し当てるように加圧する。加圧ローラ71は斜め上方から板材91を加圧するため、それぞれの接着面91aを相手の接着面91aに対して押し付けるような圧力が2枚の板材91に作用する。接着剤が固まるまでこの状態で加圧部70が保持された後、ハンドル75が図8(b)の位置から図8(a)の位置まで操作されることで、板材91が解放される。
板材91が支持台82上に設置される際は、図6の位置Xに示すように作業領域側に面している加圧部70に設置される。この加圧部70に接着剤が固まった状態の板材91が保持されている場合には、ハンドル75が操作されることで板材91が解放されて支持台82から取り外された後で新たな板材91が支持台82上に設置される。そして、その加圧部70においてハンドル75が操作され、板材91が加圧ローラ71によって加圧された状態にされる。次に、ハンドル66の操作によって加圧装置2の本体61が周方向の一方に所定の角度だけ回転されることで、隣の加圧部70が位置Xに配置される。そして、新たに位置Xに配置された加圧部70に上記と同様に新たな板材91が設置される。このような作業を繰り返すことで、板材91を保持した加圧部70が周方向に一方に向かって、本体61の周りを一回転する。この一回転の間に接着剤が固まるように適切な速さで作業を進めることで、加圧工程を効率よく実行できる。
以下、本実施形態に係るサイディング出隅90の作製工程について図9を参照しつつ説明する。まず、図9に示すように、複数枚の板材91を加熱テーブル51上に置くことにより、加熱工程を実施する(S1)。すべての板材91は、上記の加熱条件を満たすように所定の時間以上、加熱テーブル51上に置かれた後、加熱テーブル51から適宜取り出されて使用される。このように、すべての板材91が加熱テーブル51上に置かれることにより、共通の加熱環境で同時に加熱できる。このため、すべての板材91を適切な加熱条件で確実に加熱できる。
次に、複数枚の板材91からなる1組の板材91を加熱テーブル51上から取り出し、塗布工程を実施する(S2)。塗布工程においては、これら1組の板材91をステージ31上に設置する(本発明の第4工程)と共に、これら1組の板材91に対し、塗布装置1に接着剤塗布動作を実施させる(本発明の第5工程)。これら1組の板材91に対して接着剤塗布動作を実行中に、これら1組の板材91と対となる複数枚の板材91を加熱テーブル51上から取り出し、これらを加圧装置2に設置する第1設置工程(S3)を実施する。具体的には、接着剤が塗布されていないこれら複数枚の板材91を、図6の位置Xにある支持台82上に設置する(本発明の第1工程)。一方、上記塗布工程が終了すると、接着剤が塗布された板材91を、その接着面91aを支持台82上にすでに設置された板材91の接着面91aと接着剤を介して接触させつつ支持台82上に設置する(本発明の第1工程)。次に、加圧部70を駆動し(S5)、支持台82上の板材91を加圧した状態とする(本発明の第2工程)。
次に、ハンドル66を操作し、すでに板材91を加圧状態にした加圧部70及び支持台82を位置Xから移動させると共に、次の加圧部70及び支持台82を図6の位置Xに配置する。そして、この支持台82に次の板材91を設置し、加圧部70を加圧状態とする。このようにして板材91の設置、加圧状態のセット及びハンドル66の操作を繰り返すことにより、複数組の板材91を加圧装置2に設置し、加圧状態にしていくことができる。この間、板材91は加圧状態に保持されつつ、本体61の軸周りを回転していく(S6)。そして、本体61の軸周りを1回転し、元の位置Xに戻ってくると、板材91を支持台82から取り外す(S7)。具体的には、加圧部70を操作して加圧状態を解除すると共に、板材92を支持台82上から取り外す(本発明の第3工程)。
以下、加圧装置2において、複数組の板材91を加圧装置2に設置し、加圧状態にしていく工程について、図10を参照しつつより詳しく説明する。加圧装置2に設けられた5つの支持台82を支持台82A〜82Eと区別して表す。支持台82A〜82Eは、ABCDEの順で本体61の周方向に並んでいるものとする。図10のA〜Eは支持台82A〜82Eに対応する。
まず、図6の位置Xに支持台82Aが配置されているとする。図9のS1〜S4の工程を実施することで、この支持台82Aに複数組の板材91を設置する。このときに支持台82A上に設置される互いに貼り合わされた複数組の板材91を「1組目」とする。次に、支持台82Aに対応する加圧部70を駆動し、支持台82A上の1組目を加圧した状態とする。次に、ハンドル66を操作し、支持台82Bを図6の位置Xに配置する。次に、加熱テーブル51上の別の複数枚の板材91について、1組目と同じ作業を繰り返すことにより、支持台82B上において加圧された状態とする。このときに支持台82B上に設置される互いに貼り合わされた複数組の板材91を「2組目」とする。同様の作業をさらに3回繰り返すことで、支持台82C〜82D上においても、3組目〜5組目が加圧された状態となる。5組目を加圧した状態とした後、支持台82Aを図6の位置Xに配置する。このとき、支持台82A上の1組目は、加圧された状態で本体61の軸周りに1回転したことになる。
次に、支持台82Aに対応する加圧部70を操作し、状態を解除すると共に、支持台82A上から1組目を取り外す。その後、6組目に関して上記と同様の設置作業を行い、6組目を支持台82A上で加圧された状態とする。さらに、2組目、3組目…について取り外し作業を行うと共に、7組目、8組目…について設置作業を続けていく。以上の作業により、位置Xにある支持台82上で板材91を取り外す作業、及び、次の板材91を設置する作業が、その他の支持台82上では別の組の板材91が加圧された状態に保持されている間になされることになる。このため、取り外し及び設置作業を効率よく実行できる。これらの作業は、各板材91が本体61の周囲を1回転する間にほぼ接着剤が固まるまでの時間が経過するようになされることが好ましい。
以下、上述の加熱条件1及び条件2の導出方法について説明する。従来、湿気硬化型の接着剤を使用する場合には通常、接着剤を介して貼り合わせた部材を加圧しながら加熱していた。このとき、部材や接着剤を効率よく加熱するため、高周波加熱が用いられることが多かった。しかし、高周波加熱はマイクロ波放射を伴うため周囲に影響を与えるおそれがあり、電力消費も大きいという問題がある。また、加熱室を設けて室内で部材を加熱したり、湿度を高めた空気を吹き掛けつつ部材を加熱したりといった方法も考えられるが、いずれも加熱手段が大掛かりになり過ぎる。
そこで、本発明者は、高周波加熱などの大掛かりな加熱手段を使用せずに済む方法の開発を目的とし、部材の貼り合わせ後にそのような加熱処理を施さなくても接着品質を確保できる接着方法を模索した。その結果、接着剤の塗布前に部材を加熱する条件を以下のように工夫することで、部材の貼り合わせ後に大掛かりな加熱処理を施さなくても十分な接着品質を確保する方法に到達した。本加熱条件には、部材の接着面の温度のみならず、部材内部の温度が重要である。なぜなら、部材内部の温度を十分に上昇させなければ、部材の接着面に接着剤を塗布した際に、接着剤が内部まで浸透する前に冷えて固まりやすい。一方、部材内部の温度を十分に上昇させると、接着剤が内部まで浸透するからである。この接着剤の内部(例えば、接着面からの深さが数mm程度)までの浸透が接着品質の確保に非常に重要であることを本発明者は発見した。
そこで、本発明者は以下の破壊試験を実施した。本破壊試験は、北海道夕張郡由仁町にある本出願人の工場において、さまざまな気候条件(温度条件及び湿度条件)下で行われた。まず、図9の加熱工程S1において、さまざまな材質及び形状のサイディング出隅90をさまざまな加熱温度の条件で加熱後、S2〜S7の工程を実施することでサイディング出隅90を作製した。そして、作製した各サイディング出隅90を、2枚の板材91が上下に並ぶように(つまり、横から見てサイディング出隅90が「く」の字型に立つように)水平な台上に配置した。そして、その状態のサイディング出隅90上に平板状の部材を水平に配置し、かかる平板状の部材と台とでサイディング出隅90を上下に挟みつつ、平板上の部材を上方向からサイディング出隅90に向けて押し下げることで、「く」の字の両端を互いに近づかせるような荷重をサイディング出隅90に印加した。そして、これによってサイディング出隅90を構成する2枚の板材91が接着面91aの箇所において互いに剥離するか、いずれかの板材91自体が接着面91a以外の箇所で破断するまで、荷重を大きくし続けた。このうち、いずれかの板材91自身が接着面91a以外の箇所で破断したもの、つまり、接着箇所の強度が板材91自身の強度を上回ったものを合格品とした。加熱条件1は、破壊試験において、いずれかの気候条件下において合格品となったサイディング出隅90が存在した最低の加熱温度を下限とした。また、加熱条件2は、いずれの気候条件下においてもほぼすべてのサイディング出隅90が合格品となった加熱条件を下限とした。なお、表面温度は、放射温度計を用いて計測した。また、約10mm内部の温度についても放射温度計を用いて測定した。具体的には、板材91の側面(板材91の長尺方向の両端面)における、接着面91aから約10mm離れた箇所の温度を計測した。放射温度計とは、物体からの赤外線や可視光線の強度に基づき、物体の温度を測定する計測器である。
また、本発明者は、さまざまな加熱方法を試した結果、ヒータの発熱面と部材の接着面とを直接面接触させてしばらく時間を置くことで、上記の加熱条件を満たしやすくする方法にも到達した。これにより、例えば部材から離隔したヒータで表面のみを加熱する場合と比べ、部材の内部まで確実に加熱することができる。さらに、接着剤を介して互いに貼り合わされる両方の部材の接着面を加熱することとした。これにより、一方のみを加熱する場合と比べ、貼り合わせた際に接着剤が冷えにくくなり、温度が適切に保持されやすい。
以上により、貼り合わされた板材91を加圧しつつ加熱しなくても、確実に板材91同士を接着することが可能となった。また、通常はプライマー処理が必要となることが多い接着処理が、プライマーを使用することなく実施可能なものとなった。なお、上記のような湿気硬化型の接着剤以外にも、加熱によって溶融する性質を有する接着剤に本発明を適用することも考えられる。接着剤の浸透を考慮することにより接着品質を向上させることは、湿気硬化型の接着剤以外にも適用可能な場合があると考えられるためである。
<変形例>
以上は、本発明の好適な実施形態についての説明であるが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、課題を解決するための手段に記載された範囲の限りにおいて様々な変更が可能なものである。
例えば、上述の実施形態では、2枚の板材91の一方の接着面91aのみに接着剤を塗布してこれらを貼り合わせている。しかし、両方の板材91の接着面91aに接着剤を塗布して貼り合わせてもよい。
また、上述の実施形態では、板材91を固定し、これに対して塗布ローラ12を平行移動させることで板材91に接着剤を塗布している。しかし、塗布ローラ12を平行移動させず、塗布ローラ12に接着面91aを接触させつつ塗布ローラ12に対して板材91を移動させることで接着剤を塗布してもよい。
また、上述の実施形態では、接着の対象がサイディング出隅90を構成する板材91であるが、その他の部材であってもよい。例えば、同様の材質のタイル同士が接着対象であってもよい。また、本実施形態は窯業系の材質のみならず、その他の材質の部材にも応用が可能である。
1 塗布装置
2 加圧装置
5 制御装置
10 塗布ユニット
12 塗布ローラ
15 接着剤貯留槽
51 加熱テーブル
52 ヒータ
70 加圧部
90 サイディング出隅
91 板材
91a 接着面

Claims (10)

  1. それぞれが一方向に長尺な平板部材であり、板厚方向に対して斜めに且つ板の長尺方向に沿うように接着面がそれぞれ形成された、前記接着面に塗布された接着剤が部材内まで浸透する材質の第1部材と第2部材を接着する接着方法であって、
    前記第1部材及び第2部材の両方を加熱する加熱工程と、
    前記第1部材における前記加熱工程によって加熱された前記接着面に、加熱により溶融させた接着剤を塗布する塗布工程と、
    前記加熱工程及び前記塗布工程の両方を経て前記接着剤が塗布された前記第1部材と少なくとも前記加熱工程を経て前記接着面が加熱された前記第2部材との前記接着面同士を、前記接着剤を介して接触させつつ、前記第1部材及び前記第2部材を互いに前記接着面を押し付けるように加圧する加圧工程とを備えており、
    水平方向に沿った第1方向に長尺な発熱面を有する加熱手段と、前記第1方向に長尺であり、前記塗布工程において前記第1部材が設置される台と、溶融させた接着剤が塗布された塗布ローラとが、前記第1方向に直交する方向であって水平方向に沿った第2方向に関して前記発熱面、前記台及び前記塗布ローラの順に配置されており、
    前記加熱工程において、
    前記第1部材及び前記第2部材を複数枚、前記板厚方向に重ね合わせ、前記第1部材及び前記第2部材におけるそれぞれの前記接着面を前記発熱面に面接触させると共に、前記第1部材及び前記第2部材の前記接着面が板の幅方向に関する反対側の表面よりも前記第2方向に関して前記台に近い位置に配置されるように、前記第1部材及び前記第2部材を所定の時間をかけて前記発熱面上に配置しておくことで、前記加圧工程以降に加熱処理を実施しなくても前記第1部材と前記第2部材が互いに接着されるような加熱条件を満たすように、前記第1部材及び第2部材をその内部まで加熱させ、
    前記塗布工程において、前記接着面が前記第2方向に関して前記塗布ローラ側へと前記台から突出して前記塗布ローラに上方から面するように、前記第1部材を前記加熱手段から前記台上へと前記第2方向に関して移動させた後に、前記塗布ローラを、前記台上に設置された前記第1部材の前記接着面に接触させつつ当該第1部材に対して前記第1方向に相対移動させることで前記接着面に溶融させた前記接着剤を塗布することを特徴とする接着方法。
  2. 前記加熱工程後であって前記塗布工程の前に、前記第2方向に関して前記台との間に前記発熱面を挟む位置における作業員が、前記発熱面から前記台へと前記第1部材を手動で移動させることを特徴とする請求項1に記載の接着方法。
  3. 前記塗布工程において、前記第1部材を固定すると共に、前記塗布ローラを前記接着面に接触させつつ移動させることを特徴とする請求項1又は2に記載の接着方法。
  4. 前記加圧工程が、
    前記第1部材及び第2部材を互いの前記接着面に押し当てるように加圧する加圧装置に前記第1部材及び第2部材を設置する第1工程と、前記加圧装置を前記第1部材及び第2部材を加圧した状態とする第2工程と、前記加圧した状態を解除して前記第1部材及び第2部材を前記加圧装置から取り外す第3工程とを含んでいることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接着方法。
  5. 一組の前記第1部材及び前記第2部材に関して前記第2工程を実行している間に、別の組の前記第1部材及び前記第2部材に関して前記第3工程を、さらに別の組に関して前記第1工程を実行することを特徴とする請求項4に記載の接着方法。
  6. 前記塗布工程が、
    前記第1部材の前記接着面に前記接着剤を塗布するように前記塗布ローラを駆動する塗布装置に前記第1部材を設置する第4工程と、前記塗布装置に前記塗布ローラを駆動させて前記第1部材に前記接着剤を塗布する第5工程とを含んでおり、
    前記第1工程において、
    前記第1部材に関して前記第4工程及び前記第5工程を実行している間に前記第2部材を前記加圧装置に設置し、前記第4工程及び前記第5工程後の前記第1部材を前記加圧装置に設置することを特徴とする請求項4又は5に記載の接着方法。
  7. 前記塗布工程において、前記第1方向に沿って並ぶように支持された複数の前記第1部材に前記接着剤を塗布するように前記塗布ローラを駆動する塗布装置が用いられ、
    前記加圧工程において、前記第2方向に関して前記塗布装置との間に作業領域を挟んで配置され、前記第1部材及び第2部材を加圧する加圧装置が用いられ、
    前記作業領域において作業する作業員が、前記塗布工程において前記接着剤が塗布された前記複数の第1部材を前記塗布装置から取り外すと共に、前記加圧工程において、当該複数の第1部材を前記第1方向にほぼ沿って並ぶように前記加圧装置に設置することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の接着方法。
  8. 板厚方向に対して接着面が斜めに形成された、前記接着面に塗布された接着剤が部材内まで浸透する材質の平板部材である第1部材と第2部材を接着する接着方法であって、
    前記第1部材及び第2部材の両方を加熱する加熱工程と、
    前記第1部材を支持装置に支持させると共に、前記支持装置に支持された前記第1部材における前記加熱工程によって加熱された接着面に、加熱により溶融させた接着剤が塗布された塗布ローラによって当該接着剤を塗布する塗布工程と、
    前記加熱工程及び前記塗布工程の両方を経て前記接着剤が塗布された前記第1部材と少なくとも前記加熱工程を経て接着面が加熱された前記第2部材との接着面同士を、前記接着剤を介して接触させつつ、前記第1部材及び前記第2部材を互いに接着面を押し付けるように加圧する加圧工程とを備えており、
    前記支持装置が、前記第1部材を支持するように動作する支持ユニットと、当該支持ユニットに支持された前記第1部材の接着面が下方に向けられ且つ前記塗布ローラの表面に沿うように前記支持ユニットを前記塗布ローラに対して回転移動させる駆動ユニットとを備えており、
    前記加熱工程において、
    前記第1部材及び第2部材の各接着面に面接触可能な発熱面を有する加熱手段に、前記発熱面と前記第1部材及び第2部材の各接着面とを所定の時間をかけて面接触させておくことにより、前記加圧工程以降に加熱処理を実施しなくても前記第1部材と前記第2部材が互いに接着されるような加熱条件を満たすように、前記第1部材及び第2部材をその内部まで加熱させ、
    前記塗布工程において、
    前記支持ユニットに前記第1部材を支持させる動作と前記駆動ユニットに前記支持ユニットを移動させる動作とを一連の動作として前記支持装置に実行させた後に、前記塗布ローラを、前記支持ユニットに支持された前記第1部材の前記接着面に接触させつつ当該第1部材に対して相対移動させることで、前記接着面に溶融させた前記接着剤を塗布し、
    前記塗布工程後であって、前記加圧工程前に、前記駆動ユニットに前記支持ユニットを移動前の位置に戻させる動作と前記支持ユニットに前記第1部材の支持を解除させる動作とを一連の動作として前記支持装置に実行させることを特徴とする接着方法。
  9. 板厚方向に対して接着面が斜めに形成された、前記接着面に塗布された接着剤が部材内まで浸透する材質の平板部材である第1部材と第2部材を接着する接着方法であって、
    前記第1部材及び第2部材の両方を加熱する加熱工程と、
    前記第1部材における前記加熱工程によって加熱された接着面に、加熱により溶融させた接着剤を塗布する塗布工程と、
    前記第1部材及び第2部材を互いの前記接着面を接触させた状態で支持する支持台と、前記支持台に接近した第1位置と前記支持台から離隔した第2位置の間で一方向に沿って移動可能である2つの加圧ローラと、前記2つの加圧ローラを前記支持台に向けて弾性的に加圧する加圧部材とを備えた加圧装置を使用して、前記加熱工程及び前記塗布工程の両方を経て前記接着剤が塗布された前記第1部材と少なくとも前記加熱工程を経て接着面が加熱された前記第2部材との接着面同士を、前記接着剤を介して接触させつつ、前記第1部材及び前記第2部材を互いに接着面を押し付けるように加圧する加圧工程とを備えており、
    前記加熱工程において、
    前記第1部材及び第2部材の各接着面に面接触可能な発熱面を有する加熱手段に、前記発熱面と前記第1部材及び第2部材の各接着面とを所定の時間をかけて面接触させておくことにより、前記加圧工程以降に加熱処理を実施しなくても前記第1部材と前記第2部材が互いに接着されるような加熱条件を満たすように、前記第1部材及び第2部材をその内部まで加熱させ、
    前記加圧工程において、
    前記第1部材及び第2部材を互いの前記接着面が接着剤を介して接触するように前記支持台上に設置した後に、前記2つの加圧ローラの一方を前記第1部材に、前記2つの加圧ローラの他方を前記第2部材にそれぞれ接触するように、前記2つの加圧ローラを前記第2位置から前記第1位置へと前記一方向に沿って前記第1部材及び前記第2部材の各表面に対して斜め方向に手動で移動させることで、前記第1部材及び前記第2部材の前記接着面が互いに押し付けられるように、前記2つの加圧ローラに前記接着面を挟んだ両側から前記第1部材及び第2部材を加圧させることを特徴とする接着方法。
  10. 前記加圧装置において、前記2つの加圧ローラを前記第1位置と前記第2位置の間で移動させる移動機構と前記支持台と前記2つの加圧ローラと前記加圧部材とをそれぞれが有する複数の加圧部が、水平方向を回転軸として回転可能に、前記回転軸に関する周方向に配列されていることを特徴とする請求項9に記載の接着方法。
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