JP5685810B2 - 透明導電膜用焼結体の原料粉末 - Google Patents

透明導電膜用焼結体の原料粉末 Download PDF

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Description

本発明は、電磁波加熱による透明導電膜用焼結体の製造に用いられる原料粉末に関する。
従来から透明導電膜用焼結体の焼成方法としては、常圧焼成法、ホットプレス法、熱間静水圧プレス(HIP)法等があるが、これらの焼成では電気炉等の外部熱源により加熱焼結するため、均一な焼成物を得るためには長時間の焼成時間が必要であり、エネルギーを多大に消費する製造方法であった。近年、自己加熱による均一加熱、焼成時間短縮による省エネ効果の観点からマイクロ波やミリ波といった電磁波を用いた自己加熱型焼結が検討されている(例えば特許文献1)。
マイクロ波等の電磁波を用いた加熱の場合、被焼成物の自己発熱を利用しており、被焼成物の発熱挙動を制御しながら焼成する必要がある。通常のアルミナ等のセラミックスでは室温付近では電磁波の吸収が弱く、焼成温度と共に吸収が高まる傾向を示す。一方、透明導電膜用焼結体の焼成の場合、一般的なセラミックス材料と異なり、室温から1600℃付近までの焼成温度域で被焼成物の電磁波の吸収が急激に変化する。これは被焼成物の導電率が焼結過程で変化するためである。そのため、焼成中に割れが発生したり、被焼成物の密度が十分に上がらない場合があった。
そのため、密度を高める方法として、焼成条件を最適化することが行われてきた(例えば特許文献2、3)。しかし、これらの方法では焼成中の割れに対しては効果は不十分であった。また、電磁波加熱のための透明導電膜用焼結体の原料粉末の物性に関しては検討されていなかった。
特開2007−223852号公報 特開2009−051675号公報 特開2009−051676号公報
電磁波加熱によって焼結する大型の透明導電膜用焼結体の製造において、電磁波吸収の急激な変化により生じる焼成割れを抑制し、歩留り良く製造することができる原料粉末を提供する。
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、電磁波加熱によって焼結する透明導電膜用焼結体の製造において、以下の物性をともに満たす原料粉末を用いることで、焼成割れの発生を抑制し、歩留り良く、透明導電膜用焼結体が得られることを見出した。
(イ)比表面積が5m/g以上、15m/g未満であること
(ロ)周波数が2.45GHzでの原料粉末の誘電損率が0.5以上であること。
すなわち本発明は、以下の物性を有することを特徴とする、電磁波加熱による透明導電膜用焼結体製造用原料粉末である。
(イ)比表面積が5m/g以上、15m/g未満、かつ
(ロ)周波数が2.45GHzでの原料粉末の誘電損率が0.5以上。
また本発明は、そのような原料粉末を成形後、電磁波加熱により焼結させることを特徴とする透明導電膜用焼結体の製造方法である。さらに本発明は、そのような方法により得られる透明導電膜用焼結体である。以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の電磁波加熱とは、電磁波を用いて加熱する焼結方法であれば特に限定されないが、電磁波としてはマグネトロンまたはジャイロトロン等から発生する連続またはパルス状の2.45GHz等のマイクロ波、28GHz等のミリ波、またはサブミリ波が利用できる。電磁波の周波数は、透明導電膜用焼結体の焼結挙動から適切なものを選択することができる。電磁波の周波数は、電磁界の均一性の観点からはミリ波が好ましいが、電磁波発振器のコスト等の面から、工業的に大型の成形体を焼成する場合はマイクロ波の方が好ましい。
本発明の透明導電膜用焼結体の原料粉末の電磁波の吸収、発熱は、原料粉末の誘電損、ジュール損、磁性損に依存する。透明導電膜材料は磁性材料でないため、電磁波の吸収には誘電損、ジュール損が重要であり、特に原料粉末および成形体では誘電損が大きいほど電磁波の吸収が大きい。電磁波加熱により特に大型の焼結体を得るためには、原料粉末の適切な誘電損が存在する。
また、本発明の透明導電膜用焼結体の原料粉末の比表面積は、電磁波吸収量および焼結体密度に大きく影響する。比表面積が小さくなるほど、電磁波の吸収が弱くなり、電磁波の吸収量の変化が緩慢になり、焼成時の割れが起こりにくくなるが、十分に焼結が進まず、高密度な焼結体が得られにくくなる。また、比表面積が大きいと電磁波の吸収が大きくなり、電磁波の吸収量の変化が急激になり、焼成時の割れが起こりやすくなる。
本発明の透明導電膜用焼結体はスパッタリングターゲット用材料となるが、高密度であることと機械的強度が強いことが求められている。相対密度は95%以上である。相対密度が95%未満になると、スパッタリングターゲットとして使用中に異常放電の回数が増加するため好ましくない。また、機械的強度も相対密度が95%未満になると低下し、使用中に割れるリスクが高くなるために好ましくない。異常放電回数の低減、機械的強度の向上のためには、さらには98%以上、さらには99%以上が好ましい。また、電磁波加熱による透明導電膜用焼結体の原料粉末としては、適切な電磁波吸収特性と焼結体の高密度化の両方を満たすことが好ましく、原料粉末の誘電損率と比表面積が非常に重要であることが判明した。
本発明の透明導電膜用焼結体の原料粉末は比表面積が5m/g以上、15m/g未満である。比表面積が5m/g未満であると電磁波加熱によって得られる透明導電膜用焼結体の密度が低くなりやすい。比表面積が15m/g以上であると電磁波加熱による発熱量の変化が大きく、焼結体に割れが発生し、歩留りが低下しやすい。好ましくは比表面積が7m/g以上、12m/g未満である。この範囲では電磁波加熱による発熱量の変化が比較的小さく焼成割れが防止でき、また得られる透明導電膜用焼結体の密度が高くなるため、好ましい。
本発明の透明導電膜用焼結体の原料粉末の誘電損率は周波数が2.45GHzの時に0.5以上であり、上限は特に限定されないが、およそ20である。好ましくは、誘電損率は周波数が2.45GHzの時に0.5〜10である。さらに周波数が2.45GHzの時に誘電正接が0.03以上であることも好ましい。
固体試料の場合、2.45GHzのマイクロ波から28GHzのミリ波の周波数での誘電損率はあまり大きく変動しないため、代表値として、周波数が2.45GHzでの誘電損率で規定することができる。誘電損率が0.5未満であると電磁波の吸収が小さく、加熱効率が悪く、また、焼成過程での誘電損率の変化が大きくなるため、焼成割れが起きやすい。
尚、本発明の誘電損率とは、比誘電率と誘電正接の積で表せるものである。本発明において、透明導電膜用焼結体の原料粉末の誘電損率は原料粉末から成形体を作製し、誘電体プローブ法により測定した。成形体の作製は透明導電膜用焼結体の原料粉末を金型に導入し、所定の圧力にて加圧成形し、長さ30mm×幅30mm×高さ10mmの成形体を作製する。この成形体に誘電体プローブを接触させることにより測定した。
本発明の透明導電膜用焼結体を製造するために、焼結前の原料粉末の成形体の大きさは特に限定されないが、本発明では、最小厚みが5mm以上で、かつ、体積が50cm以上である大型サイズの成形体の電磁波加熱で効果的である。本発明では大型の成形体であっても、焼成割れを起こすことなく焼成できることを特徴としているからである。
本発明の透明導電膜用焼結体の原料粉末を成形し、焼成してなる透明導電膜用焼結体は特に限定されるものではないが、具体的には、インジウム、スズ及び酸素を含む焼結体、アルミニウム、亜鉛及び酸素を含む焼結体、ガリウム、亜鉛及び酸素を含む焼結体、インジウム、亜鉛及び酸素を含む焼結体などが挙げられる。
本発明の透明導電膜用焼結体の相対密度は95%以上が好ましく、98%以上がより好ましく、さらには99%以上が好ましい。相対密度が95%未満であるとスパッタリングターゲットとして使用した時、アーキングが多く起きる場合があるからである。
本発明の方法で得られた透明導電膜用焼結体を板状、円状等の所望の形状に研削加工した後、必要に応じて無酸素銅等からなるバッキングプレートにインジウム半田等を用いて接合し、または、本発明の方法で得られた透明導電膜用焼結体を円柱状に加工し、チタン等からなるバッキングチューブにインジウム半田等を用いて接合することにより透明導電膜用スパッタリングターゲットを得ることができる。
次に、本発明の透明導電膜用焼結体の製造方法について工程毎に具体的に説明する。
(1)原料混合工程
本発明で製造できる透明導電膜用焼結体は特に限定されるものではないが、具体的には、インジウム、スズ及び酸素を含んでなる焼結体、アルミニウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体、ガリウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体、インジウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体などが挙げられる。
インジウム、スズ及び酸素を含んでなる焼結体としては、インジウム、スズ及び酸素からなる焼結体や、この焼結体に対して更に第3元素を添加した焼結体を例示することができる。また、アルミニウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体としては、アルミニウム、亜鉛及び酸素からなる焼結体や、この焼結体に対して更に第3元素を添加した焼結体を例示することができる。また、インジウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体としては、インジウム、亜鉛及び酸素からなる焼結体や、この焼結体に対して更に第3元素を添加した焼結体を例示することができる。
これらの焼結体を得るための原料粉末は比表面積が5m/g以上、15m/g未満である。さらには比表面積が7m/g以上、12m/g未満が好ましい。かつ、誘電損率が0.5以上である。
原料粉末の比表面積を調整する方法として、配合する各原料の比表面積を5m/g以上、15m/g未満に予め調整したり、混合した原料を機械的に粉砕したりして比表面積を調整する。
また、原料粉末の誘電損率を調整する方法としては、原料粉末を大気中、酸素気流中、窒素、アルゴンなどの不活性気流中、水素、一酸化炭素を含む還元気流中で加熱処理する方法が有効である。例えば、インジウム、スズ及び酸素を含む焼結体、インジウム、亜鉛及び酸素を含む焼結体の原料の場合、酸素気流中、大気中で加熱することが好ましい。また、アルミニウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体の原料の場合、不活性気流中、還元気流中で加熱することが好ましい。加熱処理は原料作製段階、原料の混合前、混合後のいずれの段階でもよい。
原料の種類としては特に限定されるものではなく、例えば、焼結体を構成する金属元素の金属塩粉末、酸化物、塩化物、硝酸塩、炭酸塩等を用いることも可能であるが、取り扱い性を考慮すると酸化物粉末が好ましい。
各原料粉末の純度は、通常99%以上、好ましくは99.9%以上、より好ましくは99.99%以上である。純度が低いと、不純物物質により、本発明の透明導電膜用焼結体を用いたスパッタリングターゲットで形成された透明導電膜に影響が及ぼされることがあるからである。
これらの原料の配合は例えば、インジウム、スズ及び酸素を含んでなる焼結体を得る場合は、酸化物換算でSnO/(In+SnO)で4〜20重量%とすることが好ましく、さらに好ましくは5〜10重量%である。スズの含有量がこの範囲であると、スパッタリング法により成膜したときに得られる薄膜の抵抗率が低下する。
また、アルミニウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体を得る場合は、酸化物換算でAl/(ZnO+Al)で1〜10重量%とすることが好ましく、さらに好ましくは1〜5重量%である。アルミニウムの含有量がこの範囲であると、スパッタリング法により成膜したときに得られる薄膜の抵抗率が低下する。
また、インジウム、亜鉛及び酸素を含んでなる焼結体を得る場合は、酸化物換算でZnO/(In+ZnO)で4〜20重量%とすることが好ましく、さらに好ましくは5〜12重量%である。亜鉛の含有量がこの範囲であると、スパッタリング法により成膜したときに得られる薄膜の抵抗率が低下する。
これら各粉末の混合は、特に限定されるものではないが、ジルコニア、アルミナ、ナイロン樹脂等のボールやビーズを用いた乾式、湿式のメディア撹拌型ミルやメディアレスの容器回転式混合、機械撹拌式混合等の混合方法が例示される。具体的には、ボールミル、ビーズミル、アトライタ、振動ミル、遊星ミル、ジェットミル、V型混合機、パドル式混合機、二軸遊星撹拌式混合機等が挙げられる。この混合処理により、比表面積を5m/g以上、15m/g未満に調整する。
混合処理した原料粉末は、噴霧乾燥等より造粒することが好ましい。その理由としては、充填時の粉末が均一に充填され、均質な成形体が得られるからである。円筒などの複雑な形状をもつ成形体において均質な成形体が得られることは特に重要である。なぜなら、電磁波加熱においては、目的焼成物のマイクロ波吸収による自己発熱を利用するため、成形体の組成、組織の均一性は、均一な焼結体を得るために非常に重要な要因となる。造粒粒子の平均粒子径は30〜200μmとすることが好ましく、40〜150μmとすることがより好ましく、50〜100μmとすることがさらに好ましい。この範囲では、焼結体の組織が均一となり、焼結密度が高い焼結体を得ることが可能となる。
噴霧乾燥のためのスラリーは、例えば、原料粉末と分散剤、有機バインダー、イオン交換水とを混合することにより調整することができる。分散剤としてはたとえば、アクリル酸塩、アクリル酸エステル等の単独又は共重合体からなるポリカルボン酸系化合物が挙げられる。また、有機バインダーとしては、たとえば、ポリビニルアルコールやアクリル酸・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・メタクリル酸共重合体等の混合物が挙げられる。分散剤、有機バインダーの添加量は原料粉末量に対して2重量%未満であることが好ましい。また、脱脂工程での歩留まりや生産性を高めるために有機バインダー、分散剤の添加量を1重量%未満にしても良く、または添加を行わなくても良い。本発明の噴霧乾燥に用いられる装置としては特に限定されるものではない。微粒子化方法としては、例えば回転円盤式、圧力噴射ノズル式、二流体ノズル式等が、乾燥方法も並流式、向流式、混合式等が挙げられる。
なお、成形処理に際しては、ポリビニルアルコール、アクリル系ポリマー、メチルセルロース、ワックス類、オレイン酸等の成形助剤を原料粉末に添加しても良い。
(2)成形工程
成形方法は、(1)工程で得た粉末を目的とした形状に成形できる成形方法を適宜選択することが可能であり、特に限定されるものではない。プレス成形法、鋳込み成形法、射出成形法等が例示できる。
成形圧力は成形体にクラック等の発生がなく、取り扱いが可能な成形体であれば特に限定されるものではないが、成形密度は相対密度で40〜70%になることが高密度な焼結体を得るためには好ましい。そのために冷間静水圧プレス(CIP)成形等の方法を用いることも可能である。CIP圧力は充分な圧密効果を得るため1ton/cm以上、好ましくは2ton/cm以上、さらに好ましくは2〜3ton/cmであることが望ましい。
ここで初めの成形を鋳込法により行い、続いてCIPを行った場合には、CIP後の成形体中に残存する水分及びバインダー等の有機物を除去する目的で脱バインダー処理を施してもよい。また、始めの成形をプレス法により行った場合でも、原料混合工程でバインダーを添加したときは、同様の脱バインダー処理を行うこともできる。
(3)焼成工程
次に得られた成形体を電磁波焼成炉内に投入して焼結を行う。電磁波としてはマグネトロンまたはジャイロトロン等から発生する連続またはパルス状の2.45GHz等のマイクロ波、28GHz等のミリ波、またはサブミリ波が利用できる。電磁波の周波数の選択披焼成物の焼結挙動から適切なものを選択することができるが、発振器のコスト等の経済性を考慮すると2.45GHzのマイクロ波が好ましい。
使用される電磁波焼成炉としては、バッチ式、連続式、外部加熱式とのハイブリット式等の種々の焼成炉を使用することができる。
電磁波焼成の場合、得られた成形体はセッターの上に置くことが好ましい。セッター材質としてはSiC質、アルミナ質、ムライト質の材料を用いることができる。
成形体の昇温速度は高速生産性と割れ発生防止の観点から、室温から400℃までの温度域では100〜300℃/時間が好ましく、100〜200℃/時間がより好ましい。400℃を超える温度域では、200〜600℃/時間が好ましく、300〜500℃/時間がより好ましい。
最高温度の設定は材料と目的の結晶粒径、密度により制御する。インジウム、スズ及び酸素を含んでなる成形体の場合は1400〜1650℃が好ましく、1450〜1600℃がより好ましく、1400〜1550℃がさらに好ましい。アルミニウム、亜鉛及び酸素を含んでなる成形体の場合は1100〜1400℃が好ましく、1100〜1300℃がより好ましい。インジウム、亜鉛及び酸素を含んでなる成形体の場合は1100〜1500℃が好ましく、1200〜1400℃がより好ましく、1300〜1400℃がさらに好ましい。
焼成時の保持時間は特に限定しないが、10時間以内で十分である。
降温速度は特に限定されず、焼結炉の容量、焼結体のサイズ及び形状、割れ易さなどを考慮して適宜決定すればよい。
焼結時の雰囲気としてはインジウム、スズ及び酸素からなる酸化物の場合、酸素気流中が好ましい。また、アルミニウム、亜鉛及び酸素からなる酸化物の場合は、大気中または、窒素等の不活性ガス中が好ましい。また、インジウム、亜鉛及び酸素からなる酸化物の場合、大気中、または、窒素等の不活性ガス中が好ましい。これらの雰囲気中で焼成を行うことで密度の高い焼結体を得ることができる。
本発明では、透明導電膜用焼結体を電磁波加熱によって製造する方法において、比表面積が5m/g以上、15m/g未満であり、かつ、周波数2.45GHzでの誘電損率が0.5以上である原料粉末を使用することにより、焼成割れが低減され、歩留まり良く高密度な透明導電膜用焼結体を製造することができる。
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。なお、本実施例における各測定は以下のように行った。
(1)比表面積の測定
比表面積の測定は自動比表面積・細孔分布測定装置(マイクロメリティックス社製 トライスター3000)を用い測定した。
(2)成形体密度
成形体密度は成形体重量を長さ、幅、厚みから求めた体積で割って求めた。
(3)焼結体密度
アルキメデス法により測定した。なお、相対密度(D)とは、インジウム、スズ及び酸素からなる焼結体の場合、InとSnOの真密度の相加平均から求められる理論密度(dITO)に対する相対値を示している。相加平均から求められる理論密度(dITO)とは、ターゲット組成において、InとSnO粉末の混合量をa(g)とb(g)とした時、それぞれの真密度7.18(g/cm)、6.95(g/cm)を用いて、
ITO=(a+b)/((a/7.18)+(b/6.95))
により求められる。焼結体の測定密度をdとすると、その相対密度Dは、D=d/dITO×100(%)で求められる。
また、アルミニウム、亜鉛及び酸素からなる焼結体の場合、同様にしてZnO及びAl粉末の混合量をx(g)及びy(g)としたとき、それぞれの真密度5.68(g/cm)及び3.99(g/cm)を用いて、理論密度(dAZO)は
AZO=(x+y)/((x/5.68)+(y/3.99))
により求めることができる。そして、実際に得られた焼結体の密度をdとすると、その相対密度Dは、D=d/dAZO×100で求めることができる。
また、インジウム、亜鉛及び酸素からなる焼結体の場合、同様にしてIn及びZnO粉末の混合量をx(g)及びy(g)としたとき、それぞれの真密度7.18(g/cm)及び5.68(g/cm)を用いて、理論密度(dIZO)は
IZO=(x+y)/((x/7.18)+(y/5.68))
により求めることができる。そして、実際に得られた焼結体の密度をdとすると、その相対密度Dは、D=d/dIZO×100で求めることができる。
(4)誘電損率の測定
透明導電膜用焼結体の原料粉末の誘電損率の測定は原料粉末から成形体を作製し、誘電体プローブ法により測定した。成形体の作製は透明導電膜用焼結体の原料粉末を金型に導入し、300kg/cmの圧力にて加圧成形して得た成形体を、CIP装置にて3ton/cmの圧力で成形を行い、約長さ30mm×幅30mm×高さ10mmの成形体を得る。この成形体の表面が平坦でない場合は表面を乾式研磨で平坦にする。この成形体に誘電体プローブを接触させ、原料粉末の比誘電率、誘電正接を測定し、誘電損率は比誘電率と誘電正接の積により求めた。
(測定条件)
装置:マイクロ波ネットワークアナライザ(Agilent E8363B)
測定方法:誘電体プローブ法
(Agilent 85070E誘電体プローブ・キット、プローブ;High Temperature Probe使用)
測定周波数:1GHz〜20GHz
測定温度:室温。
(5)放電評価
125mm×175mm×6mm厚さのターゲット用焼結体をインジウム半田を用いて無酸素銅製のバッキングプレートにボンディングしてターゲットとした。このターゲットを以下のスパッタリング条件で連続放電させてアーキング発生量を調べた。
(スパッタリング条件)
装置 :DCマグネトロンスパッタ装置
磁界強度 :500Gauss(ターゲット真上、水平成分)
基板温度 :25℃(無加熱)
到達真空度 :3×10−4Pa
スパッタリングガス :Ar+酸素
スパッタリングガス圧 :0.5Pa
DC電力 :300W
ガス圧 :7.0mTorr
酸素ガス濃度(O/Ar):0.05%
放電時間 :30時間
ここで、酸素ガス濃度は、得られる薄膜の抵抗率が最も低下する値に設定した。
(6)室温での曲げ強度
JIS R1601に準拠して、3点曲げ強度を測定した。試験片は長さ40mm、幅4mm、厚さ3mmに加工した。曲げ試験はインストロン万能試験機5582型(ロードセル5kN)を使用し、クロスヘッド速度0.5mm/min、曲げスパン距離30mm、冶具材質SiCにて測定した。各試料10本測定し、平均値を曲げ強度とした。
(実施例1)
比表面積15m/gの酸化インジウム粉末90重量部と比表面積8m/gの酸化スズ粉末10重量部とをポリエチレン製のポットに入れ、乾式ボールミルにより20時間混合した後、得られた混合粉末を電気炉にて酸素気流中、300℃で加熱処理した。得られた混合粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表1に示す。
この混合粉末を所定の焼結体厚みが得られるように成形型に入れ、1ton/cmの圧力でCIP成形した。この成形体を3ton/cmの圧力でCIPによる処理を行った。得られた成形体の密度は3.75g/cm、大きさは160×200×10mm厚さであった。
次にこの成形体を電磁波焼成炉(周波数=2.45GHz)に設置した。断熱材で囲まれた焼成炉内部に、アルミナ−ムライト質セッター(200×300×20mm厚み、Al=90%、SiO=9%、密度=3.0g/cm)の上にアルミナ板(100×100×2mm厚み、Al=99%)を敷き、その上に成形体を載せた。そして、以下の条件で焼結した。
(焼結条件)
昇温速度 :100℃/時間(室温から400℃)
300℃/時間(400℃から1550℃)
最高温度 :1550℃
1550℃での保持時間 :1時間
降温速度 :300℃/時間(最高温度から100℃)
焼成雰囲気 :純酸素ガスを炉内に導入
なお、0〜600℃までの温度の測定は低温用デジタル放射温度計を使用し、600〜1550℃までの温度の測定はファイバ型放射温度計を使用した。
表1に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況、放電評価、曲げ強度測定結果を示す。
(実施例2)
酸化インジウム粉末(比表面積15m/g)を電気炉にて大気中、400℃にて加熱した。この酸化インジウム粉末90重量部と比表面積が8m/gの酸化スズ粉末10重量部を秤量し、イオン交換水、ポリカルボン酸系分散剤とともに、ビーズミルを用いて、ジルコニアビーズ(0.3mmφ)にて粉砕・混合し、スラリー化した。このスラリーをスプレードライヤーにて噴霧乾燥して造粒粉末を得た。噴霧乾燥はスプレードライヤ−の条件としてディスク回転数=15000rpm、送風入口温度=180℃、出口温度=100℃、スラリー供給量=2.5kg/時間で行った。得られた造粒粉末の平均粒径は50μm、かさ密度は1.75g/cmであった。
得られた造粒粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表1に示す。
この造粒粉末を所定の焼結体厚みが得られるように成形型に入れ、1ton/cmの圧力でCIP成形した。この成形体を3ton/cmの圧力でCIPによる処理を行った。得られた成形体の密度は4.07g/cm、大きさは160×200×10mm厚さであった。
次にこの成形体をSiC質セッター(200×300×8mmt、SiC=99%、SiO=1%、密度=2.65g/cm)の上にアルミナ板(100×100×2mm厚み、Al=99%)を敷き、その上に載せ、室温から400℃までは150℃/時間、400℃から1400℃までは400℃/時間、最高温度1500℃とした以外は実施例1と同様にして電磁波焼成炉にて焼成試験を実施した。表1に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況、放電評価、曲げ強度測定結果を示す。
(実施例3)
酸化インジウム粉末(比表面積15m/g)を電気炉にて大気中、600℃にて加熱した。この酸化インジウム粉末95重量部と比表面積が8m/gの酸化スズ粉末5重量部を秤量し、イオン交換水、ポリカルボン酸系分散剤とともに、ビーズミルを用いて、ジルコニアビーズ(0.3mmφ)にて粉砕・混合し、スラリー化した。このスラリーをスプレードライヤーにて噴霧乾燥して造粒粉末を得た。噴霧乾燥はスプレードライヤ−の条件としてディスク回転数=15000rpm、送風入口温度=180℃、出口温度=100℃、スラリー供給量=2.5kg/時間で行った。得られた造粒粉末の平均粒径は60μm、かさ密度は1.70g/cmであった。得られた造粒粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表1に示す。
この造粒粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度4.23g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは200℃/時間、400℃から1500℃までは400℃/時間、最高温度1450℃とした以外は実施例1と同様にして電磁波焼成炉にて焼成試験を実施した。表1に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況、曲げ強度測定結果を示す。
(実施例4)
酸化亜鉛粉末(比表面積4m/g)を電気炉にて大気中、500℃にて加熱した。この酸化亜鉛粉末98重量部と比表面積が10m/gの酸化アルミニウム粉末2重量部を秤量し、イオン交換水、ポリカルボン酸系分散剤とともに、ビーズミルを用いて、アルミナビーズ(0.4mmφ)にて粉砕し、混合し、スラリー化した。このスラリーをスプレードライヤーにて噴霧乾燥して造粒粉末を得た。噴霧乾燥はスプレードライヤ−の条件としてディスク回転数=15000rpm、送風入口温度=200℃、出口温度=120℃、スラリー供給量=2.5kg/時間で行った。得られた造粒粉末の平均粒径は65μm、かさ密度は1.8g/cmであった。得られた造粒粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表1に示す。
この造粒粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度3.51g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは100℃/時間、400℃から1300℃までは400℃/時間、最高温度1300℃とし、焼成雰囲気を窒素ガスとした以外は実施例1と同様にして、電磁波焼成を実施した。表1に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況、曲げ強度測定結果を示す。
(実施例5)
酸化亜鉛粉末(比表面積4m/g)を電気炉にて窒素気流中、600℃にて加熱した以外は実施例4と同様にして、平均粒径は62μm、かさ密度は1.7g/cmの混合粉末を得た。得られた混合粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表1に示す。
この混合粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度3.48g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは200℃/時間、400℃から1200℃までは400℃/時間、最高温度1200℃とした以外は実施例4と同様にして、電磁波焼成を実施した。表1に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況、曲げ強度測定結果を示す。
(実施例6)
酸化インジウム粉末(比表面積14m/g)を電気炉にて大気中、400℃にて加熱した。また、酸化亜鉛粉末(比表面積4m/g)を電気炉にて水素0.5%含有の窒素気流中、400℃にて加熱した。得られた酸化インジウム粉末90重量部と酸化亜鉛粉末10重量部を使用した以外は実施例2と同様にして、平均粒径は58μm、かさ密度は1.5g/cmの混合粉末を得た。得られた混合粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表1に示す。
この混合粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度3.77g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは100℃/時間、400℃から1300℃までは300℃/時間、最高温度1300℃、焼成雰囲気を大気とした以外は実施例1と同様にして、電磁波焼成を実施した。表1に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況、曲げ強度測定結果を示す。
(比較例1)
比表面積が15m/gの酸化インジウム95重量部と比表面積が8m/gの酸化スズ粉末5重量部を使用した以外は実施例5と同様にして、比表面積18m/gの混合粉末を得た。得られた混合粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表2に示す。
この混合粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度3.66g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは100℃/時間、400℃から1450℃までは400℃/時間、最高温度1450℃とした以外は実施例1と同様にして、電磁波焼成を実施した。表2に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況を示す。
(比較例2)
酸化インジウム粉末(比表面積15m/g)を電気炉にて大気中、800℃にて加熱した。この酸化インジウム粉末90重量部と比表面積が8m/gの酸化スズ粉末10重量部を使用し、実施例1と同様にして、平均粒径は58μm、かさ密度は1.5g/cmの混合粉末を得た。得られた混合粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表2に示す。
この混合粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度4.25g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは200℃/時間、400℃から1500℃までは300℃/時間、最高温度1500℃とした以外は実施例1と同様にして、電磁波焼成を実施した。表2に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況、放電評価、曲げ強度測定結果を示す。
(比較例3)
比表面積4m/gの酸化亜鉛粉末98重量部と比表面積4m/gの酸化アルミニウム粉末2重量部とをポリエチレン製のポットに入れ、乾式ボールミルにより20時間混合し、混合粉末を調製した。得られた混合粉末の比表面積は4m/gであった。得られた混合粉末の比表面積と誘電損率の測定結果を表2に示す。
この混合粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度3.55g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは200℃/時間、400℃から1200℃までは400℃/時間、最高温度1200℃とした以外は実施例4と同様にして、電磁波焼成を実施した。表2に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況を示す。
(比較例4)
比表面積が4m/gの酸化亜鉛粉末97重量部と比表面積が13m/gの酸化アルミニウム粉末3重量部を使用し、ビールミルの運転時間を2倍にした以外は実施例4と同様にして、平均粒径は61μm、かさ密度は1.4g/cmの混合粉末を得た。
この混合粉末を使用し、実施例1と同様にして成形体密度3.33g/cm、大きさ160×200×10mm厚さの成形体を電磁波焼成炉に設置した。そして、室温から400℃までは150℃/時間、400℃から1300℃までは300℃/時間、最高温度1300℃とした以外は実施例4と同様にして、電磁波焼成を実施した。表2に得られた焼結体の密度、焼成割れ発生状況を示す。
Figure 0005685810
Figure 0005685810

Claims (5)

  1. 以下の物性を有し、加熱処理が施されていることを特徴とする、電磁波加熱による透明導電膜用焼結体製造用原料粉末。
    (イ)比表面積が5m/g以上、15m/g未満、かつ
    (ロ)周波数が2.45GHzでの原料粉末の誘電損率が0.5以上。
  2. 原料粉末がインジウム、スズ及び酸素を含むことを特徴とする請求項1に記載の原料粉末。
  3. 原料粉末がアルミニウム、亜鉛及び酸素を含むことを特徴とする請求項1に記載の原料粉末。
  4. 原料粉末がインジウム、亜鉛及び酸素を含むことを特徴とする請求項1に記載の原料粉末。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の原料粉末を成形後、電磁波加熱により焼結させることを特徴とする透明導電膜用焼結体の製造方法。
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