JP5685772B2 - 水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置および水硬性固化材液置換杭の築造方法 - Google Patents
水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置および水硬性固化材液置換杭の築造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5685772B2 JP5685772B2 JP2010191722A JP2010191722A JP5685772B2 JP 5685772 B2 JP5685772 B2 JP 5685772B2 JP 2010191722 A JP2010191722 A JP 2010191722A JP 2010191722 A JP2010191722 A JP 2010191722A JP 5685772 B2 JP5685772 B2 JP 5685772B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sand
- auger
- excavation
- inverted conical
- material liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims description 101
- 238000010276 construction Methods 0.000 title claims description 81
- 230000002265 prevention Effects 0.000 title claims description 79
- 238000007711 solidification Methods 0.000 title claims description 53
- 230000008023 solidification Effects 0.000 title claims description 53
- 239000013049 sediment Substances 0.000 title claims description 38
- 238000009412 basement excavation Methods 0.000 claims description 161
- 239000004576 sand Substances 0.000 claims description 136
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 84
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 26
- 238000005553 drilling Methods 0.000 claims description 22
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 claims description 19
- 230000001154 acute effect Effects 0.000 claims description 11
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 claims description 4
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 12
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 5
- 230000009471 action Effects 0.000 description 3
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005056 compaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000000740 bleeding effect Effects 0.000 description 1
- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 230000011218 segmentation Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Piles And Underground Anchors (AREA)
- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Description
(1)まず、図11(a)に示すように施工装置10のオーガモータ15に取り付けた掘削オーガ11先端の中心を削孔位置(杭心位置)に合わせてセットする。
(2)次に、図11(b)に示すように掘削オーガ11を回転させながら、所定深度まで掘進する。
(3)掘削オーガ11が所定の深度に達したら、掘削オーガ11先端部の吐出口から水硬性固化材液の吐出を開始する(図11(c))。
(4)次に、図11(d)〜(e)に示すように掘削オーガ11を回転させ、または回転させないで、水硬性固化材液を掘削オーガ11先端部の吐出口より吐出しつつ引き上げる。
(5)図11(e)に示すように掘削オーガ11を引き上げてから、削孔に充填した水硬性固化材液8の液面レベル(杭頭レベル)が、逸水やブリーディングで低くなった場合は、図11(f)に示すように水硬性固化材液8を調整充填して該液面レベルを所定位置に合わせる。
(6)最後に、図11(f)に示すように掘削オーガ11を完全に引き上げ施工を完了する。
このような置換杭の築造方法は、例えば、特許文献1および非特許文献1等にも示されている。
この掘削土砂の落下防止の対策として、該置換杭施工中の孔口付近オーガ周囲に堆積した掘削土砂を人力で掻き出し、落下の虞のない場所まで移動させている。しかし、多数の杭を打設する施工現場では、掘削土砂を孔口から離れた場所に完全に移動させるのは困難であるし、さらに施工機械の移動や作業員の不注意による掘削土砂の掘削孔中への土砂落とし込みを防ぐことは不可能に近い。
したがって、土塊や一定量以上の土砂が未だ固まらない水硬性固化材液中に落ち込むと、除去作業をしなければならない。そのため、手間がかかる。また、土砂が置換杭中に深く沈降すれば、発見・除去することも困難となる。
また、本発明の請求項2に係る水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置は、上方が相対的に鈍角の逆錐状部で下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部の漏斗状形状であり、これが軸方向に少なくとも二分割されており、分割されたもの同士が連結部を介して一体化される構造であることを特徴とする。
この時、下方の筒状部は相対的に鋭角の逆錐状であるため、掘削オーガを中心として装置を傾斜させながら回転させることが可能になり、そのため、装置が孔口周囲の掘削土砂に接する面積が小さくなり、人力で掘削土砂を締め固め成形することが容易となった。つまり、装置を傾斜させながら回転することは、恰も装置の上方の逆錐状部の外面(下面)がコテの役目をするので、掘削土砂を押し付け成形するのが容易に可能となる。しかし、下方の筒状部が本発明のように逆錐状でなく、例えば、単に円筒状であれば掘削オーガとのクリアランス分しか装置を回転させることが出来ないので、装置で孔口周囲の掘削土砂を押さえ付けて成形するのに多大の労力が必要であるし、場合によっては掘削土砂の成形不良が発生する。また、現場の作業性を考慮して、本発明の土砂落下防止装置は、より軽量化が可能な三分割以上に分割することも可能である。
また、本発明による土砂落下防止装置は、水硬性固化材液置換杭の施工中で、かつ掘削土砂の排出が終了してから掘削オーガに装着するのが好ましいが、該装置を少なくとも二つ割り以上の構造にすることにより、施工中の掘削オーガに容易に着脱可能に装着することが可能になる。
さらに、本発明による土砂落下防止装置の下方を逆錐状の筒状部、例えば逆円錐状の円筒状部に形成することで、掘削オーガの軸心と該装置の軸心とを一致させることが容易になり、掘削オーガをガイドとして下方にスライドしてから軸(オーガ)を中心にして傾斜して回転させれば孔口付近の掘削土砂を押さえつける作業が確実かつ容易になる。
また、掘削オーガの軸心と該装置の軸心とがほぼ一致した状態であるため、該装置で押し付けられた孔口付近の掘削土砂もまた掘削軸心に対して対称の勾配を有するすり鉢状に形成され、掘削土砂がより孔口ヘ落ちにくくなる。
また、この発明で「最初に位置する分割片」と「最後に位置する分割片」とは、例えば、二分割された分割片の場合は、一方が最初に位置する分割片であり、他方が最後に位置する分割片であり、三分割された分割片の場合は、3枚の分割片を1枚目、2枚目、3枚目とこの順序で連結したとき、1枚目が最初に位置する分割片であり、2枚目が中間片となり、3枚目が最後に位置する分割片であり、四分割された分割片の場合は、1枚目が最初に位置する分割片であり、2枚目と3枚目が中間片となり、4枚目が最後に位置する分割片となる。以下、同様である。
なお、本発明では、掘削オーガを中心として装置を傾斜させながら回転させつつ上方の逆錐状部の下面(外面)を孔口周囲の掘削土砂に押し付けて、コテのように固定成形することができるため、逆錐状部の傾斜勾配に対し掘削土砂の成形形状は、ある程度調整可能となる。
掘削オーガが地中にある間に、または施工が終了して掘削オーガを地上に引き上げてしまう直前に、下記AまたはBの水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置を、削孔の口元に掘削オーガを中心に通して設置し、掘削オーガを中心に下方にスライドさせ上方の逆錐状部で削孔口周辺に押し付けて該装置を固定することを特徴とする。
A:
上方が相対的に鈍角の逆錐状部で下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部である漏斗状形状であり、これが軸方向に分割され、この分割された分割片を互いに連結して最初に位置する分割片と最後に位置する分割片とを合わせることで元の漏斗状形状に形成され、この連結された最初に位置する分割片と最後に位置する分割片との間で開閉可能となっており、この最初に位置する分割片と最後に位置する分割片とを合わせる端部には、両者の端部間を固定する固定具が設けられ、該互いの端部間を合わせて固定可能となっていることを特徴とする水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。
B:
上方が相対的に鈍角の逆錐状部で下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部である漏斗状形状であり、これが軸方向に少なくとも二分割されており、分割されたもの同士が連結部を介して一体化される構造であることを特徴とする水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。
特に、下方の筒状部は、逆錐状(例えば、逆円錐状)となっているので、装置を傾斜させて回転させつつ逆錘状部の下面でコテのように押し付け孔口周囲の孔壁を強固に成形することができるので、成形された掘削土砂は適度な角度で固定成形され、孔口内には一層落ちにくくなる。
(1)土砂落下防止装置は、少なくとも軸方向に二つ割りの構造で、一方は他方に対し開閉可能となっているので、両者を開放した状態で、掘削オーガが地中にある間に、または施工が終了して掘削オーガを地上に引き上げてしまう直前に、掘削オーガの地上部側に掘削オーガを中心に掘削オーガを抱き込むように装着し、開放部を閉じ互いの開放端部を合わせ両者間を固定具で固定して、または連結部を介して一体化して掘削オーガに摺動可能に取り付けることができ、その後、この土砂落下防止装置を掘削オーガを中心に該装置を下方にスライドさせることで、下方の逆錐状の筒状部が削孔の上部に貫入し、上方の逆錐状部で、掘削孔口周辺に排土された土砂を押し付けて該装置を固定したり、該装置を傾斜させて回転させることで上方の逆錐状部の下面でコテのように該土砂をも締め固め固定し成形することができる。
(3)本発明による土砂落下防止装置は、水硬性固化材液置換杭の施工中で、かつ掘削土砂の排出が終了してから掘削オーガが地中にある間に、または施工が終了して掘削オーガを地上に引き上げてしまう直前に、地上部側の掘削オーガに装着しなければならないが、該装置を少なくとも二つ割りの構造にすることにより、施工中の掘削オーガに着脱可能に装着することが可能になる。
特に、該装置を二つ割り以上の構造とし、互いに回動自在の例えば蝶番のようなヒンジ部材で開閉可能に連結し、互いの開放端部にフックのような固定具を設ければ、掘削オーガを抱き込むようにワンタッチで連結できるので、該装置の作業性や取扱いの利便性が増す。
(6)本発明による土砂落下防止装置の上方を逆錐状部に形成することで、孔口周辺の掘削土砂を据削オーガに装着した該装置の逆錐状部で下方に押付けることにより、該掘削土砂を該逆錐状部の形状に成形することができ、しかも上方の逆錐状部の傾斜勾配が下方の逆錐状の筒状部の軸心に対し30〜60度であるので、成形された掘削土砂の孔口側の勾配は適度な角度となり、掘削土砂がますます孔口へ落ちにくくなる。
本発明の水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置は、上方が相対的に鈍角の逆錐状部で、下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部となる漏斗状形状であり、これが軸方向に分割されている。
土砂落下防止装置1は、上方が逆円錐状部2で下方が逆円錐状の円筒状部3の漏斗状形状であり、軸方向(縦方向)に二分割1a、1bされており、一方の分割片1aと他方の分割片1bは連結部材4で開閉可能に連結され、互いの開放端2a、2bには、両者の端部間を固定する固定具5が設けられ、互いの開放端を互いに合わせ固定可能となっている。
また、本例の分割片1a、1bの端部間を固定する固定具5として、フック部材で示しているが、これもフック部材に制限されるものではなく、従来公知の手段を採用し得る。
ところが、図7に示すように掘削オーガ11がスパイラルスクリューオーガの場合には、スパイラルスクリューの排土機構により、掘進による施工開始から該オーガ11を地上に引き上げて施工を終了するまで連続的に掘削土砂が地上に排出される。したがって、掘削オーガ11がスパイラルスクリューオーガである場合は、図3(b)に示すように施工が終了して該オーガ11を地上に引上げてしまう直前に、少なくとも二つ割りの土砂落下防止装置1を開いて、該オーガ11を該装置の逆円錐状の円筒状部3で抱き込むようにして閉じ、少なくとも1箇所の固定具(フック部材)5で連結した上で、図3(b)に示すように下方にスライドして、該装置の逆円錐状部2で発生土砂13を押さえ込み、逆円錐状の円筒状部3を掘削孔12に貫入させる。
しかして、掘削オーガ11を地上に引き上げ、土砂落下防止装置1を取り除くと、削孔口12a周辺の掘削土砂(排土)13は、図5に示すようにすり鉢状に締め固め固定し成形され、掘削孔12内への土砂の落下が防止される。
従って、上方の逆円錐状部2の口径は大きく、相対的に鈍角の逆円錐状となっている。
逆円錐状部2の傾斜勾配が逆円錐状の円筒状部3の軸心に対して0度の方に近づくと急勾配となり土砂が掘削孔12に落下しやすく締め固め固定し成形され、90度(水平)の方に近づくと緩勾配となるため土砂の押さえ付けに大きな力が必要になり作業性が低下する。従って、逆円錐状部2の傾斜勾配は、逆円錐状の円筒状部3の軸心に対して30〜60度の範囲が好ましい。30〜60度の範囲とすれば、掘削土砂の締め固め固定し成形することも容易となるし、締め固め固定し成形された掘削土砂の孔口12a側の勾配も適度な角度となり掘削土砂が孔口12aに落ちにくくなる。
従って、下方の逆円錐状の円筒状部3は、比較的に鋭角の逆円錐状となっている。鈍角の逆円錐状では孔口12aへの貫入が困難になり、鋭角でも傾斜が少ないと円筒状部3を中心に装置1を傾斜させて回転させることが困難になる。これらの点を考慮して孔口12aへの貫入が容易で、装置1を傾斜させて回転できる鋭角の逆円錐状が好ましい。
また、下方の逆円錐状の円筒状部3の長さは、掘削オーガ11に沿ってガイドすることができ、孔口12a内に少し進入でき、しかも装置1を傾斜させて回転できる程度の長さが必要である。逆円錐状の円筒状部3の長さが短いと、掘削オーガ11に対するガタツキが大きくなるし、孔口12a内への進入量も少なくなるので、セットした装置1の下方より孔口12a内に掘削土砂13が落下するおそれがあるし、逆に長いと、逆円錐状の円筒状部3を地盤中(孔口12a内)へ押し込む長さが長くなり、押し込むのに大きな力が必要となり作業性が低下するし、装置1を傾斜させて回転させ、掘削土砂13を固定成形するのも困難になる。従って、下方の逆円錐状の円筒状部3の長さは、2cm〜10cmの範囲がよく、特に、作業性を考慮すれば、円筒状部3の長さは、3cm〜7cmの範囲が好ましい。
さらに、掘削オーガ11と該土砂落下防止装置1の共回りを防止するため、掘削オーガ11と該装置1の下方の逆円錐状の円筒状部3の最短内径部との間でクリアランスが必要である。
なお、全ての実施の形態について言えるが、その材質は施工現場の取扱いを考慮して耐久性の大きな鋼材とすれば、必要な剛性を容易に得ることができる。必要な剛性と耐久性を得ることができれば、FRP、PVC等の樹脂でもよい。
ところが、図7に示すように掘削オーガ11がスパイラルスクリューオーガの場合には、スパイラルスクリューの排土機構により、掘進による施工開始から該オーガ11を地上に引き上げて施工を終了するまで連続的に掘削土砂が地上に排出される。従って、掘削オーガ11がスパイラルスクリューオーガである場合は、図3(b)に示すように施工が終了して該オーガ11を地上に引き上げてしまう直前に、土砂落下防止装置1をセットする必要があるからである。
これで孔口12a周囲の掘削土砂13の固定成形が充分の場合もあるが、さらに図4(a)(b)に示すように装置1を傾斜させ逆円錐状部2の下面で孔口12a周囲の掘削土砂13を押し付けながら回転させることで、コテのようにして掘削土砂13を締め固めしてさらに良好に固定成形する。これにより削孔口12a周辺の掘削土砂13は締め固め固定し成形される。従って、施工終了後に掘削オーガ11を地上に引き上げて、土砂落下防止装置1を取り除いても、削孔口12a周辺の掘削土砂13が削孔12内に落下し水硬性固化材液が未だ固まらないうちに混入することがなく施工できることになり、結果、硬化後の置換杭が品質不良になることを防止できる。
例えば、前記実施の形態では、逆錐状部2として逆円錐状部で示し、逆錐状の筒状部3として逆円錐状円筒状部で示しているが、逆錐状部2は、逆六角錐形状であったり、逆八角錐形状等の逆角錐形状であってもよく、また、筒状部3も逆六角錐形の筒状部や逆八角錐形の筒状部であってもよい。さらに、軸方向への分割も前記実施の形態では、二分割の場合で示しているが、これは三分割以上でもよい。
1a、1b 分割片
2 逆円錐状部(逆錐状部)
3 逆円錐状の円筒状部(逆錐状の筒状部)
4 連結部材(ヒンジ部材)
5 固定具
6 鍔体
7 上部筒体
8 水硬性固化材液
10 施工装置
11 掘削オーガ
11a 掘削オーガの地上部側
12 掘削孔(孔)
12a 掘削孔口
13 掘削孔周辺の掘削土砂(排土)
14 掘削爪
Claims (7)
- 上方が相対的に鈍角の逆錐状部で下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部である漏斗状形状であり、これが軸方向に分割され、この分割された分割片を互いに連結して最初に位置する分割片と最後に位置する分割片とを合わせることで元の漏斗状形状に形成され、この連結された最初に位置する分割片と最後に位置する分割片との間で開閉可能となっており、この最初に位置する分割片と最後に位置する分割片とを合わせる端部には、両者の端部間を固定する固定具が設けられ、該互いの端部間を合わせて固定可能となっていることを特徴とする水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。
- 上方が相対的に鈍角の逆錐状部で下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部である漏斗状形状であり、これが軸方向に少なくとも二分割されており、分割されたもの同士が連結部を介して一体化される構造であることを特徴とする水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。
- 前記上方の逆錐状部の傾斜勾配が、下方の逆錐状の筒状部の軸心に対し30〜60度であることを特徴とする請求項1または2記載の水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。
- 前記下方の逆錐状の筒状部の長さが短くとも2cm、長くとも10cmであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。
- 内部に水硬性固化材液の供給通路を有する掘削オーガの先端部に、少なくとも掘削爪と該水硬性固化材液の吐出口を備え、該掘削オーガをオーガモータを備えた施工装置で回転(正回転または逆回転)させながら所定深度まで掘進し、その後水硬性固化材液を該吐出口より吐出しつつ、該掘削オーガを回転(正回転または逆回転)させながら、または回転させないで引上げ、掘削部の所定区間を該水硬性固化材液で充填する水硬性固化材液置換杭の築造方法において、
掘削オーガが地中にある間に、または施工が終了して掘削オーガを地上に引き上げてしまう直前に、下記AまたはBの水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置を、削孔の口元に掘削オーガを中心に通して設置し、掘削オーガを中心に下方にスライドさせ上方の逆錐状部で削孔口周辺に押し付けて該装置を固定することを特徴とする水硬性固化材液置換杭の築造方法。
A:
上方が相対的に鈍角の逆錐状部で下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部である漏斗状形状であり、これが軸方向に分割され、この分割された分割片を互いに連結して最初に位置する分割片と最後に位置する分割片とを合わせることで元の漏斗状形状に形成され、この連結された最初に位置する分割片と最後に位置する分割片との間で開閉可能となっており、この最初に位置する分割片と最後に位置する分割片とを合わせる端部には、両者の端部間を固定する固定具が設けられ、該互いの端部間を合わせて固定可能となっていることを特徴とする水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。
B:
上方が相対的に鈍角の逆錐状部で下方が相対的に鋭角の逆錐状の筒状部である漏斗状形状であり、これが軸方向に少なくとも二分割されており、分割されたもの同士が連結部を介して一体化される構造であることを特徴とする水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置。 - 前記水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置AまたはBの上方の逆錐状部の傾斜勾配が、下方の逆錐状の筒状部の軸心に対して30〜60度であることを特徴とする請求項5記載の水硬性固化材液置換杭の築造方法。
- 前記水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置AまたはBの下方の逆錐状の筒状部の長さが短くとも2cm、長くとも10cmであることを特徴とする請求項5または6記載の水硬性固化材液置換杭の築造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010191722A JP5685772B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置および水硬性固化材液置換杭の築造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010191722A JP5685772B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置および水硬性固化材液置換杭の築造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012047002A JP2012047002A (ja) | 2012-03-08 |
JP5685772B2 true JP5685772B2 (ja) | 2015-03-18 |
Family
ID=45902154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010191722A Active JP5685772B2 (ja) | 2010-08-30 | 2010-08-30 | 水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置および水硬性固化材液置換杭の築造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5685772B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111455986B (zh) * | 2020-04-11 | 2021-10-01 | 广东建兴基础工程有限公司 | 一种旋挖桩结构及其施工方法 |
CN112127395A (zh) * | 2020-10-09 | 2020-12-25 | 瞿启芳 | 一种提高桩基自平衡桩体结构强度的荷载箱 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59145826A (ja) * | 1983-02-04 | 1984-08-21 | Kajima Corp | 杭周塗布材の塗布方法 |
JPS6231153U (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-24 | ||
JPH0621964Y2 (ja) * | 1987-06-12 | 1994-06-08 | 三谷セキサン株式会社 | 現場打ち杭用コンクリ−ト打設装置 |
JPH01131717A (ja) * | 1987-11-17 | 1989-05-24 | Mitani Sekisan Co Ltd | 現場打ち杭施工方法 |
JP4797147B2 (ja) * | 2005-04-04 | 2011-10-19 | 株式会社テノックス | コラムの置換築造方法及び置換コラム |
-
2010
- 2010-08-30 JP JP2010191722A patent/JP5685772B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012047002A (ja) | 2012-03-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5230576B2 (ja) | 土中試料の採取装置、該採取装置を取り付けたヘッド、および該ヘッドを用いた土中試料の採取方法 | |
JP2006328941A (ja) | パイル立設のための掘削及び突き固め用ビット及び該ビットを備えた掘削装置 | |
JP2009102817A (ja) | ソイルセメント採取装置と既成杭先端根固め強度確認方法 | |
JP2010236323A (ja) | 現場造成による基礎杭構造及び基礎杭の構築方法 | |
JP2008075266A (ja) | 杭の構築方法 | |
JP2008175012A (ja) | 場所打ち杭の施工方法及び施工装置 | |
JP5685772B2 (ja) | 水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置および水硬性固化材液置換杭の築造方法 | |
CN113338942A (zh) | 一种大直径嵌岩桩全套管全回转钻机用钻进装置 | |
EP3318677A1 (en) | Method for forming a reinforced pile and accessory for use therein | |
AU2013351554B2 (en) | Method for manufacturing a pile | |
JP5463587B2 (ja) | 水硬性固化材液置換杭築造用土砂落下防止装置および水硬性固化材液置換杭の築造方法 | |
JP2002061162A (ja) | 試料土採取方法および装置 | |
JP4872561B2 (ja) | 既製杭の施工方法 | |
JP6391981B2 (ja) | オーガ装置及び地盤改良工法 | |
JP6409196B2 (ja) | 水硬性固化材液置換コラム築造方法および該築造方法に使用するコラム築造装置 | |
JP2013142244A (ja) | 土中試料の採取装置および採取方法 | |
JP2012140787A (ja) | 杭体の施工方法およびそれに用いられるケーシングパイプとそれによって施工された基礎構造体 | |
JP2005188237A (ja) | 柱状地盤改良装置および柱状地盤改良工法 | |
JP5769122B1 (ja) | 基礎杭施工方法 | |
JP4505841B2 (ja) | 井筒基礎を使用した橋脚躯体の構築方法 | |
JP2776751B2 (ja) | 軟弱地盤の改良工法 | |
JP5864517B2 (ja) | コラム築造装置 | |
CN211816246U (zh) | 一种用于壤土、流塑淤泥质地层的震动桩机上料料斗 | |
JP3909585B2 (ja) | 鋼管杭先端根固め工法 | |
JP2017172247A (ja) | 既製杭の杭頭部における固化物の撤去方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140319 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20141201 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20141225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5685772 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |