JP5682920B2 - プロトン伝導性ポリマーおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
−{O−R1(X)l−L1−R1(X)l−O−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−}n (1)
(1)式中、R1(X)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。
R2(Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。
−{O−R1−C(CH3)(R3(X)k)−R1−O−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−}n (2)
(2)式中、R1は、パラ位置換ベンゼン環を示す。
R3(X) k は、C原子との結合に対して3、4、5位の少なくとも一部が置換基Xにより置換されたベンゼン環を示す。
Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。
kはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<k≦3である。
R 2 (Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。
HO−R1(X)l−L1−R1(X)l−OH (3)
Z−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−Z (4)
(3)式中、R1(X)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH4、NR4等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、アミン塩、またはMe、Et等のエステル化合物、部分エステル化合物であってもよい。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。
(4)式中、R2(Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH4、NR4等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、またはアミン塩であってもよい。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
Zは−F、−Cl、−NO2より選択される末端基を示す。
HO−R1(Me)l−L1−R1(Me)l−OH (6)
(6)式中、R1(Me)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対するオルト位が全てHであるか、一部または全部がMe基であることを示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均Me基数であり、0≦l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。
HO−R1−C(CH3)(R3(Br)k)−R1−OH (7)
(7)式中、R1は、パラ位置換ベンゼン環を示す。
R3(Br) k は、C原子との結合に対して3、4、5位の少なくとも一部がBrにより置換されたベンゼン環を示す。
kはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0.01から3の間の数値を取る。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
本発明の実施の形態に係るプロトン伝導性ポリマーは、下記一般式(1)または(2)で表される。
−{O−R1(X)l−L1−R1(X)l−O−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−}n (1)
−{O−R1−C(CH3)(R3(X)k)−R1−O−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−}n (2)
ただし、R1、R1(X)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、一般式(1)におけるR1(X)lはO原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。
R2(Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。
一般式(2)におけるR3(X) k は、C原子との結合に対して3、4、5位の少なくとも一部が置換基Xにより置換されたベンゼン環を示す。
kはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<k≦3である。
本実施の形態において上記プロトン伝導性ポリマーは、芳香族ジオールと芳香族ジハライドの塩基共存下でのエーテル結合生成反応により、その基本骨格が形成される。この際、最終的にポリマーに残る2種類の官能基(スルフォン酸基、フォスフォン酸基)のうち、スルフォン酸基は芳香族ジハライドへ原料モノマーの段階で導入し、必要に応じてNa塩、K塩等の状態でポリマー形成反応に供される。一方、フォスフォン酸基に関しては、芳香族ジオール側へ導入されるが、スルフォン酸基と同様にフォスフォン酸、フォスフォン酸塩、フォスフォン酸エステルなどの形で予め導入されたモノマーを用いてもよいが、ポリマー主鎖形成後に官能基導入または変換反応を用いてフォスフォン酸へ導入してもよい。
以下,本発明における様々な形態の芳香族ジオールと芳香族ジハライドとによるポリマー形成反応に関して、代表的な合成手段を記載する。最終的なポリマー構造を得るための具体的な芳香族ジオール/芳香族ジハライドの組合せに関しては後述する。
下記一般式(3)で表される芳香族ジオールと、一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物との反応により、一般式(1)のプロトン伝導性ポリマーを得ることができる。
HO−R1(X)l−L1−R1(X)l−OH (3)
Z−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−Z (4)
ただし、R1(X)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH4、NR4等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、アミン塩、またはMe、Et等のエステル化合物、部分エステル化合物であってもよい。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。
R2(Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH4、NR4等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、またはアミン塩であってもよい。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
Zは−F、−Cl、−NO2より選択される末端基を示す。
一般式(5)で表される芳香族ジオールと、前述一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物とを反応させてポリマーを得たのち、得られたポリマーに残留するBr基を3価のリン化合物と反応させることにより一般式(1)で表されるプロトン伝導性ポリマーを得る。
HO−R1(W)l−L1−R1(X)l−OH (5)
ただし、R1(W)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Wによって置換されていることを示す。
Wは−Brまたは−CH2−Br示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。
一般式(7)で表される芳香族ジオールと、一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物とを反応させてポリマーを得たのち、得られたポリマーに残留するBr基を3価のリン化合物と反応させることにより一般式(2)で表されるプロトン伝導性ポリマーを得る。
HO−R1−C(CH3)(R3(Br)k)−R1−OH (7)
ただし、R1は、パラ位置換ベンゼン環を示す。
R3(Br) k は、C原子との結合に対して3、4、5位の少なくとも一部がBrにより置換されたベンゼン環を示す。
kはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、1<k≦3である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
一般式(6)で表される芳香族ジオールと、一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物とを反応させてポリマーを得たのち、得られたポリマーをBr化剤によりBr基を導入、ついでBr基を3価のリン化合物と反応させることにより一般式(1)で表されるプロトン伝導性ポリマーを得る。
HO−R1(Me)l−L1−R1(Me)l−OH (6)
ただし、R1(Me)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対するオルト位が全てHであるか、一部または全部がMe基であることを示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均Me基数であり、0≦l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。
以上説明してきたような各手法により得られるスルフォン酸/フォスフォン酸導入ポリマーは、通常のPESやPEEKポリマーと同様に溶液粘度測定やGPCによって分子量が測定される。本発明においては、溶液粘度測定によるインヘレント粘度、もしくは、GPCで計測される重量平均分子量Mwを用いることとする。
本発明のある態様のプロトン伝導性ポリマーのプロトン伝導度を評価するため、薄膜化してプロトン伝導度を測定する手段について以下に記載する。
本発明のある態様のポリマーは、例えばキャスト法などにより薄膜へ加工することができる。薄膜をキャスト法により作成するための溶媒としては、N、N-ジメチルホルムアミド(DMF)、N、N-ジメチルアセトアミド(DMAc)、N-メチルピロリドン(NMP)等のアミド系溶媒、あるいはジメチルスルフォキシド(DMSO)などが好ましく用いられる。ポリマーに対して用いる溶媒量は、目的とする溶液の濃度、粘度によって組成比が変わってくるが、通常ポリマーの固形分総量が全溶液量に対して3〜30重量%、好ましくは5〜25重量%になるように溶媒を用いることが好ましい。
キャストで膜を作成する上で、溶液には、均等な分散、塗布時の均一性、キャストフィルムからの剥離性などが要求される。この目的で、本発明に界面活性剤を用いてもよい。界面活性剤としては、ノニオン系界面活性剤が特に好ましく用いられ、溶液重量に対して0.005〜5重量%、好ましくは0.01〜1重量%を添加すると得られる膜の均一性が向上する。
キャスト法を用いる場合は、スピンコーターやバー塗布などが好ましく用いられる。この際、基板としてガラス等を用いてもよいが、耐熱性、剥離性の良いポリマーフィルムを用いてもよく、例えばポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリイミドフィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリエチレンナフタレート(PEN)フィルム、ポリテトラフルオロエタン(PTFE)フィルムなどが好ましく用いられる。また、フィルム表面にポリビニルアルコール、ポリイミド等の薄膜を形成し、剥離性を改善したフィルムを用いることも出来る。
このようにしてキャストされた溶液は、乾燥工程によって溶媒成分をあらかた除去される。乾燥はホットプレート、熱風乾燥機、真空乾燥機により通常行われ、乾燥温度としては、用いる溶媒や作成する膜の性状により異なるため一概には言えないが、通常室温〜200℃、好ましくは40℃〜150℃の範囲で行われる。乾燥時間としては、通常10秒〜10時間、好ましくは30秒〜5時間の範囲である。また、低温である程度溶媒を除去したのちに、温度を上げて追加熱処理する手法も好ましく用いられる。
上記ポリマー膜のプロトン伝導性能を測定する方法を以下に記載する。当該手法は、固体高分子形燃料電池の基本セル構造に類似し、図1に示すように、プロトン伝導性能測定用の基本セルは、膜10と、一対のガスシール材20a、20b、一対の電極12a、12bおよび一対のセパレータ30a、30bを含む。ガスシール材20a、20bは、膜10を挟んで配設されている。ガスシール材20aには、膜10側からセパレータ30a側に貫通する電極12aが設けられている。同様に、ガスシール材20bには、膜10側からセパレータ30b側に貫通する電極12bが設けられている。電極12a、12bとしては、繊維状炭素からなるカーボンペーパーなどが好ましく用いられる。セパレータ30a、30bは、それぞれ、ガスシール材20a、20bの外側に設けられており、セパレータ30a、30bに挟まれた部分が密閉領域となっている。セパレータ30a、30bは、それぞれ、ガス流路と集電板の機能を果たす。セパレータ30a、30bの内側に、さらにガスシール材20a、20bを配設することにより、ガスシール性が高められている。
このセルを、交流インピーダンス法を用いてインピーダンス測定を行い、得られた結果からプロトン伝導に起因する抵抗成分を分離する。具体的には、例えば100kHzから0.1Hzまでの交流正弦波をセルに印加し、得られたインピーダンスの実数成分、虚数成分をX-Y軸にプロットし(ナイキストプロット)、虚数成分が発散したところの実軸成分をRmとする方法である。このRmと、電極と接する長さL1、電極間の距離L2、膜の厚みdとセルの電極間に生じるプロトン移動抵抗Rmより、プロトン伝導度が下記式より計算できる。
プロトン伝導度σ(S/cm)=L2(cm)/(Rm(Ω)×d(cm)×L1(cm))
(重合)2、2−ビス(4−ヒドロキシ−3、5−ジメチルフェニル)プロパン 2.70g、ビス(4−フルオロフェニル)スルフォン 2.41g、炭酸カリウム 2.62gを50mL一口ナスフラスコに加えた後、あらかじめ蒸留により脱水したDMAc 20mLとトルエン 10mLを加えた。反応容器内を真空ポンプで脱気した後、窒素置換を行った。この操作を3回繰り返した。この溶液を170℃のオイルバスを用いて加熱し、ディーンスタークトラップにより6時間脱水を行った後、バス温度を190℃に上げ、さらに24時間加熱攪拌し、重合反応を行った。反応溶液を室温まで冷却した後、この溶液をメタノールと水の混合溶液(7:1)に滴下することで再沈殿を行った。ろ過により沈殿物を回収した後、減圧下120℃にて10時間乾燥させた。収率は95%(5.00g)であった。1H-NMRにより同定を行った。
2、2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン 1.16g、3、3−ジスルフォン酸ナトリウム−4、4’−ジクロロジフェニルスルフォン 1.30g、ビス(4−フルオロフェニル)スルフォン 0.622g、炭酸カリウム 1.41gを窒素ガスで充填した50mL三口フラスコに加えた後、あらかじめ蒸留により脱水したDMAc 9mLとトルエン 7mLを加えた。この溶液を170℃のオイルバスを用いて加熱し、ディーンスタークトラップにより6時間脱水を行った後、バス温度を180℃に上げ、さらに48時間加熱攪拌し、重合反応を行った。反応溶液を室温まで冷却した後、メタノールと水(7:1 v/v)の混合溶媒に滴下することで再沈殿を行った。ろ過により沈殿物を回収した後、減圧下140℃にて6時間乾燥させた。下記構造式で表されるスルフォン酸導入ポリエーテルスルフォンの収率は80%(2.70g)であった。インヘレント粘度は0.98であった。1H-NMRにより同定を行った。
<キャスト法を用いたスルフォン酸/フォスフォン酸導入ポリエーテルスルフォン(2)薄膜の形成>
実施例4で合成したポリマー 1gをDMSO 5.7mLに溶解させ、約15重量%のポリマー溶液を調製した。調製した溶液を10μmのフィルターでろ過した後、ガラス基板にキャストし、バー塗布を行った。減圧下、60℃にて2時間乾燥させた後、温度を100℃に上げさらに3時間乾燥させた。乾燥後、水に浸漬し、膜を剥離し自立膜を得た。
Claims (12)
- 下記一般式(1)で表されるプロトン伝導性ポリマー。
−{O−R1(X)l−L1−R1(X)l−O−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−}n (1)
(1)式中、R1(X)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。
R2(Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。 - 重量平均分子量が5,000乃至10,000,000の範囲である請求項1に記載のプロトン伝導性ポリマー。
- インヘレント粘度が0.3乃至3.0の範囲である請求項1または2に記載のプロトン伝導性ポリマー。
- 置換基XまたはYを1価の酸基とみなした場合のポリマー重量当たり酸価が、それぞれ0.1から5meq/g、0.5から4meq/gの範囲である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のプロトン伝導性ポリマー。
- 下記一般式(2)で表されるプロトン伝導性ポリマー。
−{O−R1−C(CH3)(R3(X)k)−R1−O−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−}n (2)
(2)式中、R1は、パラ位置換ベンゼン環を示す。
R3(X) k は、C原子との結合に対して3、4、5位の少なくとも一部が置換基Xにより置換されたベンゼン環を示す。
Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。
kはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<k≦3である。
R 2 (Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。 - 重量平均分子量が5,000乃至10,000,000の範囲である請求項5に記載のプロトン伝導性ポリマー。
- インヘレント粘度が0.3乃至3.0の範囲である請求項5または6に記載のプロトン伝導性ポリマー。
- 置換基XまたはYを1価の酸基とみなした場合のポリマー重量当たり酸価が、それぞれ0.1から5meq/g、0.5から4meq/gの範囲である請求項5乃至7のいずれか1項に記載のプロトン伝導性ポリマー。
- 一般式(3)で表される芳香族ジオールと、一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物との反応により一般式(1)で表されるプロトン伝導性ポリマーを得る、プロトン伝導性ポリマーの製造方法。
−{O−R 1 (X) l −L 1 −R 1 (X) l −O−R 2 (Y) m −L 2 −R 2 (Y) m −} n (1)
HO−R1(X)l−L1−R1(X)l−OH (3)
Z−R2(Y)m−L2−R2(Y)m−Z (4)
(1)式中、R 1 (X) l は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH) 2 または−CH 2 −P(=O)(OH) 2 示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。
L 1 は結合基であり、−(単結合)、−CH 2 −、−CF 2 −、−C(CH 3 ) 2 −、−C(CF 3 ) 2 −より選択される結合を示す。
R 2 (Y) m は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO 3 Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L 2 は結合基であり、−C(=O)−、−SO 2 −より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。
(3)式中、R1(X)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH)2または−CH2−P(=O)(OH)2示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH4、NR4等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、アミン塩、またはMe、Et等のエステル化合物、部分エステル化合物であってもよい。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。
(4)式中、R2(Y)mは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO3Hを示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH4、NR4等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、またはアミン塩であってもよい。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L2は結合基であり、−C(=O)−、−SO2−より選択される結合を示す。
Zは−F、−Cl、−NO2より選択される末端基を示す。 - 一般式(5)で表される芳香族ジオールと、一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物とを反応させてポリマーを得たのち、得られたポリマーに残留するBr基を3価のリン化合物と反応させることにより一般式(1)で表されるプロトン伝導性ポリマーを得る、プロトン伝導性ポリマーの製造方法。
−{O−R 1 (X) l −L 1 −R 1 (X) l −O−R 2 (Y) m −L 2 −R 2 (Y) m −} n (1)
Z−R 2 (Y) m −L 2 −R 2 (Y) m −Z (4)
HO−R1(W)l−L1−R1(X)l−OH (5)
(1)式中、R 1 (X) l は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH) 2 または−CH 2 −P(=O)(OH) 2 示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。
L 1 は結合基であり、−(単結合)、−CH 2 −、−CF 2 −、−C(CH 3 ) 2 −、−C(CF 3 ) 2 −より選択される結合を示す。
R 2 (Y) m は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO 3 Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L 2 は結合基であり、−C(=O)−、−SO 2 −より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。
(4)式中、R 2 (Y) m は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO 3 Hを示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH 4 、NR 4 等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、またはアミン塩であってもよい。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L 2 は結合基であり、−C(=O)−、−SO 2 −より選択される結合を示す。
Zは−F、−Cl、−NO 2 より選択される末端基を示す。
(5)式中、R 1 (X) l は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH) 2 または−CH 2 −P(=O)(OH) 2 示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。
R1(W)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Wによって置換されていることを示す。
Wは−Brまたは−CH2−Br示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。 - 一般式(6)で表される芳香族ジオールと、一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物とを反応させてポリマーを得たのち、得られたポリマーをBr化剤によりBr基を導入、ついでBr基を3価のリン化合物と反応させることにより一般式(1)で表されるプロトン伝導性ポリマーを得る、プロトン伝導性ポリマーの製造方法。
−{O−R 1 (X) l −L 1 −R 1 (X) l −O−R 2 (Y) m −L 2 −R 2 (Y) m −} n (1)
Z−R 2 (Y) m −L 2 −R 2 (Y) m −Z (4)
HO−R1(Me)l−L1−R1(Me)l−OH (6)
(1)式中、R 1 (X) l は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Xによって置換されていることを示す。
Xは−P(=O)(OH) 2 または−CH 2 −P(=O)(OH) 2 示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<l≦2である。
L 1 は結合基であり、−(単結合)、−CH 2 −、−CF 2 −、−C(CH 3 ) 2 −、−C(CF 3 ) 2 −より選択される結合を示す。
R 2 (Y) m は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO 3 Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L 2 は結合基であり、−C(=O)−、−SO 2 −より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。
(4)式中、R 2 (Y) m は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO 3 Hを示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH 4 、NR 4 等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、またはアミン塩であってもよい。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L 2 は結合基であり、−C(=O)−、−SO 2 −より選択される結合を示す。
Zは−F、−Cl、−NO 2 より選択される末端基を示す。
(6)式中、R1(Me)lは、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、OH基に対するオルト位が全てHであるか、一部または全部がMe基であることを示す。
lはベンゼン環1つ当たりの平均Me基数であり、0≦l≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L1は結合基であり、−(単結合)、−CH2−、−CF2−、−C(CH3)2−、−C(CF3)2−より選択される結合を示す。これらについても、複数の結合基を有する化合物を組成物として用いてもよい。 - 一般式(7)で表される芳香族ジオールと、一般式(4)で表される芳香族ジハライドまたはジニトロ化合物とを反応させてポリマーを得たのち、得られたポリマーに残留するBr基を3価のリン化合物と反応させることにより一般式(2)で表されるプロトン伝導性ポリマーを得る、プロトン伝導性ポリマーの製造方法。
−{O−R 1 −C(CH 3 )(R 3 (X) k )−R 1 −O−R 2 (Y) m −L 2 −R 2 (Y) m −} n (2)
Z−R 2 (Y) m −L 2 −R 2 (Y) m −Z (4)
HO−R1−C(CH3)(R3(Br)k)−R1−OH (7)
(2)式中、R 1 は、パラ位置換ベンゼン環を示す。
R 3 (X) k は、C原子との結合に対して3、4、5位の少なくとも一部が置換基Xにより置換されたベンゼン環を示す。
Xは−P(=O)(OH) 2 または−CH 2 −P(=O)(OH) 2 示す。
kはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<k≦3である。
R 2 (Y) m は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO 3 Hを示す。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。
L 2 は結合基であり、−C(=O)−、−SO 2 −より選択される結合を示す。
nはポリマーの平均的な繰り返し単位数を示し、別途定める重量平均分子量によりその平均値が定まる。
(4)式中、R 2 (Y) m は、パラ位がポリマー主鎖となるベンゼン環を示し、O原子結合に対してオルト位の少なくとも一部が、置換基Yによって置換されていることを示す。
Yは−SO 3 Hを示す。ポリマー合成反応に際しては、これらはNa、K、NH 4 、NR 4 等(RはHまたはアルキル基)のアルカリ塩、アンモニウム塩、またはアミン塩であってもよい。
mはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0<m≦2である。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
L 2 は結合基であり、−C(=O)−、−SO 2 −より選択される結合を示す。
Zは−F、−Cl、−NO 2 より選択される末端基を示す。
(7)式中、R1は、パラ位置換ベンゼン環を示す。
R3(Br) k は、C原子との結合に対して3、4、5位の少なくとも一部がBrにより置換されたベンゼン環を示す。
kはベンゼン環1つ当たりの平均置換基数であり、0.01から3の間の数値を取る。また、複数の置換数を有する原料を組成物として用いてもよい。
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