JP5682890B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、コンバインに関する。
詳しくは、コンバインのグレンタンク内の圧力を開放する技術に関する。
一般に、グレンタンクを備えるコンバインは、脱穀した穀粒をグレンタンクに一旦貯蔵した後、排出オーガによって機外に排出するように構成される。このようなコンバインにおいて、グレンタンクが密閉されている場合、グレンタンクに穀粒が投入されることでグレンタンクの内圧が上昇する。そのため、排出オーガから穀粒を排出する際に、グレンタンク内の圧力によって穀粒が排出オーガの排出口から噴出する場合あった。また、貯留された穀粒の量を検出するための感圧センサがグレンタンク内の圧力上昇によって誤検出する場合があった。この穀粒の噴出や感圧センサの誤検出を防止するために、グレンタンクに排気装置(ファン機構)を設けたコンバインが知られている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
特許文献1に記載のコンバインは、グレンタンクに穀粒を搬送する縦オーガの端部にファン機構を設けたものである。当該コンバインのグレンタンクは、ファン機構によってグレンタンク内の空気を機外に排出するように構成されている。つまり、グレンタンクに穀粒が投入されても、グレンタンクの内部の空気が外部に排出されるのでグレンタンクの内圧は上昇しない。従って、穀粒の噴出や感圧センサの誤検出を防止することができる。
しかし、当該コンバインは、ファン機構を設けるために部品点数が増加し、生産コストの増大につながる。
実開昭56−97938号公報
本発明の目的は、生産コストを増大させることなく、グレンタンクの内圧の上昇を防止するコンバインを提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、グレンタンクと、収納位置から所定の範囲内で、縦排出オーガを回転中心として前後左右方向に回動可能で、かつ、排出口を最低位置から最高位置まで、後端部を回転中心として上下方向に移動可能に構成された横排出オーガと、前記横排出オーガが、前記グレンタンクや、キャビンへの接触するのを防止するガードパイプとを具備するコンバインにおいて、前記グレンタンクの後部上面にグレンタンク補強板を設け、前記ガードパイプの一側端部は、前記グレンタンク補強板に固定され、該グレンタンク補強板に固定された前記ガードパイプの、一側端部には第一の開口部が形成され、前記第一の開口部がグレンタンクの内部に開放されるとともに、該ガードパイプが、グレンタンクの外部に配置される部分に第二の開口部を形成し、該グレンタンクの内部の空気を、ガードパイプにより順次排出可能としたものである。
請求項2においては、前記第二の開口部は、下方に向かって形成されるものである。
請求項3においては、前記第二の開口部は、前記コンバインの後方に向かって形成されるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ガードパイプを通じてグレンタンクの内部の空気が排出されるので、排出ファンを別途設ける必要がない。これにより、生産コストを増大させることなく、グレンタンクの内圧の上昇を防止することがすることができる。
請求項2においては、ガードパイプからグレンタンクの内部に雨水等が浸入することを防止するための構造を別途設ける必要がない。これにより、生産コストを増大させることなく、グレンタンクの内圧の上昇を防止することがすることができる。
請求項3においては、粉塵が混入しているグレンタンクの内部の空気を作業者のいることが少ない方向に排出する。これにより、粉塵によって作業者の作業が阻害されることがない。
本発明の一実施形態に係る刈取部を具備するコンバインの側面図。 本発明の一実施形態に係る刈取部を具備するコンバインの平面図。 本発明の一実施形態に係る運転部用ガードパイプ及びグレンタンク用ガードパイプを示す斜視図。 本発明の一実施形態に係る横排出オーガの回転状態を示す平面図。 本発明の一実施形態に係るグレンタンク内部の空気の排出を示す概略斜視図。 本発明の他の実施形態に係るグレンタンク内部の空気の排出を示す概略斜視図。
まず、本発明の一実施形態に係る6条刈りコンバイン1の全体構成について、図1及び図2を用いて説明する。なお、本実施形態においては、6条刈りコンバイン1について説明するが、本発明はこれに限るものではなく、その他の条数(例えば、4条刈、7条刈、8条刈等)のコンバインにも適用可能である。以下の説明では矢印F方向をコンバイン1の前方向、矢印R方向をコンバイン1の右方向として前後左右上下方向を規定する。
図1及び図2に示すように、コンバイン1においては、走行フレーム2が左右一対のクローラ式走行装置3によって支持されている。圃場の穀稈を刈り取りながら取り込む刈取部4が、走行フレーム2の前部に昇降調節可能に装着されている。刈取部4により刈り取られた穀稈を脱穀する脱穀部5が、走行フレーム2の左上部に配置されている。脱穀部5により脱穀された処理物を選別する選別部6が、脱穀部5の下部に配置されている。選別部6により選別された穀粒を貯留及び排出する穀粒貯溜部7が走行フレーム2の右後部に配置されている。そして、キャビン8を有する運転部9が、走行フレーム2の右前部に配置されている。キャビン8内には、前記各部を操作する操作具類や運転席が配置されている。なお、本実施例において、運転部9はキャビン8を有するがこれに限らず、キャビンを有しない運転部9でもよい。
次に、穀粒貯溜部7の構成について図1から図3を用いて詳細に説明する。
穀粒貯溜部7は、穀粒を貯溜するとともに、貯溜した穀粒を機外に排出するものである。図1及び図2に示すように、穀粒貯溜部は、グレンタンク11、グレンタンク11の内部に配置される図示しない横送りコンベア、縦排出オーガ12、横排出オーガ13、運転部用ガードパイプ14、グレンタンク用ガードパイプ15等を具備する。
グレンタンク11は、穀粒を貯溜するための容器である。グレンタンク11は、雨水等が内部に浸入するような開放部を有さない容器から構成される。グレンタンク11は、走行フレーム2の右後部であって運転部9の後方に配置される。グレンタンク11は、選別部6から図示しない搬送スクリューによって穀粒が内部に投入されるように構成される。また、グレンタンク11の内部には、下部に図示しない横送りコンベアが送り方向を後方向として配置される。前記横送りコンベアの後端部(終端部)は、グレンタンク11の外側に配置される縦排出オーガ12の始端部に接続される。グレンタンク11は、横送りコンベアによってグレンタンク11に貯溜された穀粒を縦排出オーガ12に搬送可能に構成される。グレンタンク11の後上面には、2つの補強板11a・11bが左右方向かつ前後平行に配置される。
縦排出オーガ12は、グレンタンク11から前記横送りコンベアによって排出される穀粒を横排出オーガ13に搬送するものである。縦排出オーガ12は、パイプ形状に形成される縦排出オーガ筒12aの内部に図示しないらせんコンベアを回転自在に支持して構成される。縦排出オーガ12は、コンバイン1本体の後端部でグレンタンク11の後方に長手方向が上下方向になるように配置される。縦排出オーガ12の下端部(始端部)は、グレンタンク11の下部に配置される横送りコンベアの後端部(終端部)に接続される。詳しくは、縦排出オーガ筒12a内のらせんコンベアがグレンタンク11の内部に配置される横送りコンベアに接続される。縦排出オーガ12は、下端部から途中部までカバー18によって覆われている。縦排出オーガ12の上端部(終端部)は、グレンタンク11の外部に配置される横排出オーガ13の後端部(始端部)に接続される。このようにして、縦排出オーガ12は、横送りコンベアから搬送される穀粒をエンジンからの動力により回転されるらせんコンベアによって横排出オーガ13に搬送可能に構成される。
横排出オーガ13は、縦排出オーガ12から搬送される穀粒を機外に排出するものである。横排出オーガ13は、パイプ形状に形成される横排出オーガ筒13aの内部に図示しないらせんコンベアを回転自在に支持して構成される。横排出オーガ13は、オーガレスト16に載置される収納位置Aにあるとき、グレンタンク11、刈取部4及び脱穀部5の上方に、コンバイン1本体の後方から前方へ向けて略水平に配置される。横排出オーガ13の後端部(始端部)は、縦排出オーガ12の上端部(終端部)に接続される。詳しくは、横排出オーガ筒13a内のらせんコンベアが、縦排出オーガ筒12a内のらせんコンベアと接続される。横排出オーガ13の前端部(終端部)は、穀粒を機外に排出する排出口13bが構成される。このようにして、横排出オーガ13は、縦排出オーガ12から搬送される穀粒をエンジンからの動力により回転されるらせんコンベアによって穀粒を排出口13bから機外に排出可能に構成される。
横排出オーガ13は、あらかじめ設定された範囲において、油圧シリンダ17等のアクチュエータによって後端部を回転中心として前端部の排出口13bを上下方向に移動可能に構成される。つまり、横排出オーガ13は、排出口13bを最も低い位置とする最低位置から排出口13bを最も高い位置とする最高位置まで、後端部を回転中心として上下方向に移動可能に構成される。
また、横排出オーガ13は、あらかじめ設定された範囲において、図示しないモータ等のアクチュエータによって縦排出オーガ12を回転中心として排出口13bを前後左右方向に移動可能に構成される。つまり、横排出オーガ13は、収納位置A(図4参照)から所定の範囲内で縦排出オーガ12を回転中心として前後左右方向に移動可能に構成される。
運転部用ガードパイプ14は、運転部9に横排出オーガ13が接触しないようにするものである。図3に示すように、運転部用ガードパイプ14は、金属管等のパイプが所定の形状に屈曲されて形成される。運転部用ガードパイプ14は、縦排出オーガ12の近傍であってグレンタンク11の後上部に取り付けられる。運転部用ガードパイプ14は、一側端部がグレンタンク11の上面(外部)から内部に向かって挿入されてグレンタンク11内と連通するように補強板11aに固定される。
運転部用ガードパイプ14は、グレンタンク11の上面に固定される一側端部から上方に向かって所定の長さになる位置で左方に屈曲される。続けて、運転部用ガードパイプ14は、左方に屈曲された位置から所定の長さになる位置で下方に屈曲される。さらに、運転部用ガードパイプ14は、下方に屈曲された位置から所定の長さになる位置で下り傾斜になるように後方に向かって屈曲される。そして、運転部用ガードパイプ14は、他側端部がグレンタンク11の後端部の近傍に到達するように形成されて補強板11bに固定される。このように、運転部用ガードパイプ14は、グレンタンク11の上面から所定の長さで上方に向かう右辺部14a及び左辺部14cと、所定の長さで右辺部14a上端から左辺部14c上端に向かう上辺部14bと、左辺部14cの下端からグレンタンク11の後端部まで後方に向かう後方部14dとから形成される。つまり、運転部用ガードパイプ14は、グレンタンク11の上面から所定の上下方向高さ、かつ所定の左右方向幅に形成された矩形部分を有する。
グレンタンク用ガードパイプ15は、グレンタンク11に横排出オーガ13が接触しないようにするものである。グレンタンク用ガードパイプ15は、金属管等のパイプが所定の形状に屈曲されて形成される。グレンタンク用ガードパイプ15は、縦排出オーガ12の近傍であってグレンタンク11の後上部に取り付けられる。グレンタンク用ガードパイプ15は、一側端部がグレンタンク11の上面(外部)から内部に向かって挿入されるようにしてグレンタンク11内と連通するように補強板11aに固定される。
グレンタンク用ガードパイプ15は、グレンタンク11の上面に固定される一側端部から上方に向かって所定の長さになる位置で、右後方に下り傾斜になるように屈曲される。さらに、グレンタンク用ガードパイプ15は、右後方に屈曲された位置から所定の長さになる位置で、後方に下り傾斜になるように屈曲される。そして、グレンタンク用ガードパイプ15は、他側端部がグレンタンク11の後端部の近傍に到達するように形成されて補強板11bに固定される。このように、グレンタンク用ガードパイプ15は、グレンタンク11の上面から所定の長さで上方に向かう左辺部15aと、左辺部15a上端から所定の長さで右後方に向かう上辺部15bと、グレンタンク11の後端部まで後方に向かう右傾斜部15cとから形成される。
次に、図4を用いて、本発明の一実施形態に係る横排出オーガ13と運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15との位置関係について説明する。
図4に示すように、横排出オーガ13は、縦排出オーガ12を回転中心として収納位置Aから黒矢印方向(反時計回り方向)、及び白矢印方向(時計回り方向)に所定の角度まで回転可能に構成される。本実施形態において横排出オーガ13は、収納位置Aから反時計回り方向に90度、時計回り方向に180度回転可能に構成される。一方、横排出オーガ13は、運転部9のキャビン8等との接触を防止するために、所定の高さよりも低い位置にある状態で収納位置Aから時計回り方向への回転が行われないように制御手段によって可動範囲が制限される。同様に、横排出オーガ13は、所定の高さよりも低い位置にある状態で移動位置Bから反時計回り方向への回転が行われないように制御手段によって可動範囲が制限される。
運転部用ガードパイプ14は、その左辺部14cが収納位置Aにおける、横排出オーガ13(横排出オーガ筒13a)の右側面と近接し、その右辺部14aが移動位置Bにおける横排出オーガ13(横排出オーガ筒13a)の左側面に近接するように配置される。具体的には、運転部用ガードパイプ14は、横排出オーガ13が所定の高さよりも低い位置にある状態で収納位置Aから時計回り方向へ移動された場合、横排出オーガ筒13aの右側面が、機体の一部である運転部9のキャビン8等と接触するよりも先に左辺部14cに接触するように配置される。同様に、運転部用ガードパイプ14は、横排出オーガ13が所定の高さよりも低い位置にある状態で、移動位置Bから反時計回り方向へ移動された場合、横排出オーガ13の左側面が、運転部9のキャビン8等に接触するよりも先に右辺部14aに接触するように配置される。また、運転部用ガードパイプ14は、横排出オーガ13が上辺部14bよりも高い位置にある状態から下方へ移動された場合、横排出オーガ13の下側面が、運転部9のキャビン8等に接触するよりも先に上辺部14bに接触するように配置される。これにより、横排出オーガ13は、運転部用ガードパイプ14によって物理的に可動範囲が制限されるので運転部9のキャビン8等に接触することがない。
横排出オーガ13は、最低位置から最高位置までの間を上下方向の可動範囲として任意の上下位置に移動可能に構成される。つまり、横排出オーガ13は、上方向への回転によって最低位置から最高位置まで移動することができる。同様に、横排出オーガ13は、下方向への回転によって最高位置から最低位置まで移動することができる。一方、横排出オーガ13は、グレンタンク11との接触を防止するために、最低位置からさらに下方向への回転が行われないように制御手段によって可動範囲が制限される。
グレンタンク用ガードパイプ15は、その上辺部15bが最低位置における横排出オーガ13(横排出オーガ筒13a)の下側面と近接するようにして配置される。具体的には、グレンタンク用ガードパイプ15は、横排出オーガ13が最低位置から下方向へ回転された場合、横排出オーガ筒13aの下側面が、グレンタンク11に接触するよりも先に上辺部15bに接触するように配置される。同様に、グレンタンク用ガードパイプ15は、横排出オーガ13が最低位置にある状態で任意の左右前後位置から移動位置Bへ反時計回り方向に回転された場合、横排出オーガ筒13aの下側面が、グレンタンク11に接触するよりも先に上辺部15bに接触するように配置される。これにより、横排出オーガ13は、グレンタンク用ガードパイプ15によって物理的に可動範囲が制限されるのでグレンタンク11に接触することがない。
次に、図5を用いて、本発明の一実施形態に係る運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15によるグレンタンク11の内部の空気を排出する態様について説明する。
運転部用ガードパイプ14の一側端部には、第一の開口部14eが形成され、他側端部には、第二の開口部14fが形成される。同様に、グレンタンク用ガードパイプ15の一側端部には、第一の開口部15eが形成され、他側端部には、第二の開口部15fが形成される。すなわち、グレンタンク11の内部は、運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15を介してグレンタンク11の外部と連通されている。
グレンタンク11に穀粒が投入されると、穀粒によってグレンタンク11の内部の空気が圧縮される。圧縮された空気は、第一の開口部14e・15eから運転部用ガードパイプ14内及びグレンタンク用ガードパイプ15内に流入し、第二の開口部14f・15fからグレンタンク11の外部へ排出される。つまり、グレンタンク11に穀粒が投入されても運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15からグレンタンク11の内部の空気が順次排出される。従って、グレンタンク11の内圧が上昇することがない。
運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15の他側端部は、グレンタンク11の後端部に到達するように形成されている(図3参照)。つまり、運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15は、脱穀作業中に作業者がいることが少ないコンバイン1の後方に向かって、グレンタンク11の内部の空気を排出するように構成される。従って、グレンタンク11の内部の空気と一緒に藁屑等の粉塵が排出されても、作業者の作業を阻害することがない。さらに、第二の開口部14f・15fが縦排出オーガ12を覆うカバー18の内側となるように配置される。こうして、第二の開口部14f・15fから排出される空気が直接機外に吹き出さないようにして、例え、作業者等が後方へ回り込んだ時に直接埃等がかからないようにしている。
また、運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15は、一側から他側に向けて下り勾配に形成される部分を有する。そして、そのまま下り勾配に形成される運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15の他側端部には、第二の開口部14f・15fが、グレンタンク11の後端部で下方に向かって開口するように形成されている。つまり、運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15は、グレンタンク11の外部で下方に向かって形成される第二の開口部14f・15fからグレンタンク11の内部で開口している、第一の開口部14e・15eに向けて昇り勾配になる部分を有するように構成される。従って、第二の開口部14f・15fからグレンタンク11内に雨水等が侵入し難い。さらに、前記第二の開口部14f・15fはグレンタンク11の後面よりも後方に突出して配置され、埃や雨水の滴等がグレンタンク11後面に付着しにくい構成としている。
次に、図6を用いて、他の実施形態に係る運転部用ガードパイプ24、及びグレンタンク用ガードパイプ25によるグレンタンク11内部の空気の排出について説明する。以下では、一実施形態に係るコンバイン1と異なる点についてのみ説明し、コンバイン1と略同一の構成の部材には同一の符号を付し、説明を省略する。
運転部用ガードパイプ24の一側端部は、第一の開口部24eが形成されている。そして、運転部用ガードパイプ24の途中部には、複数の第二の開口部24f・24f・・が下方に向くようにして形成されている。同様に、グレンタンク用ガードパイプ25の一側端部には、第一の開口部25eが形成されている。そして、グレンタンク用ガードパイプ25の途中部には、第二の開口部25f・25f・・が下方に向くようにして形成されている。すなわち、グレンタンク11の内部は、運転部用ガードパイプ24及びグレンタンク用ガードパイプ25を介して外部と連通されている。なお、本実施形態において、運転部用ガードパイプ24の第二の開口部24f・24f・・は上辺部24bに、グレンタンク用ガードパイプ25の第二の開口部25f・25f・・は上辺部25bに複数形成されているが、これに限るものではなく任意の位置に下方に向くようにして単数又は複数の第二の開口部24f・25fが形成されていればよい。
グレンタンク11に穀粒が投入されると、穀粒によってグレンタンク11の内部の空気が圧縮される。圧縮された空気は、第一の開口部24e・25eから運転部用ガードパイプ24内及びグレンタンク用ガードパイプ25内に流入し、第二の開口部24f・25fからグレンタンク11の外部へ排出される。つまり、グレンタンク11に穀粒が投入されても運転部用ガードパイプ24及びグレンタンク用ガードパイプ25からグレンタンク11の内部の空気が順次排出される。従って、グレンタンク11の内圧が上昇することがない。
運転部用ガードパイプ24及びグレンタンク用ガードパイプ25の第二の開口部24f・25fは、脱穀作業中に作業者がいることが少ないコンバイン1の後方で下方に向かって開口している。従って、グレンタンク11の内部の空気と一緒に藁屑等の粉塵が排出されても作業者の作業を阻害することがない。また、グレンタンク11の外部で開口している第二の開口部24f・25fから運転部用ガードパイプ24及びグレンタンク用ガードパイプ25内に雨水等が侵入する可能性は低い。第二の開口部24f・25fが複数形成されている場合には、運転部用ガードパイプ24及びグレンタンク用ガードパイプ25内に雨水等が浸入したとしても、他の第二の開口部24f・25fから排出される。従って、第二の開口部24f・25fからグレンタンク11内に雨水等が浸入し難い。
以上の如く、本実施形態に係るコンバイン1は、グレンタンク11と、排出オーガである横排出オーガ13と、横排出オーガ13の機体である運転部9のキャビン8等のへの接触を防止するガードパイプである運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15と、を具備するコンバイン1において、運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15は、一側端部に第一の開口部14e・15eが形成され、一側端部をグレンタンク11の内部に挿入してグレンタンク11に固定されるとともに、グレンタンク11の外部に配置される部分の任意の位置に第二の開口部14f・15fが形成されるものである。このように構成することで、運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15を通じてグレンタンク11の内部の空気が排出されるので、排出ファンを別途設ける必要がない。これにより、生産コストを増大させることなく、グレンタンク11の内圧の上昇を防止することがすることができる。
また、第二の開口部14f・15f及び第二の開口部24f・25fは、下方に向かって形成されるものである。このように構成することで、運転部用ガードパイプ14及びグレンタンク用ガードパイプ15からグレンタンク11の内部に雨水等が浸入することを防止するための構造を別途設ける必要がない。これにより、生産コストを増大させることなく、グレンタンク11の内圧の上昇を防止することがすることができる。
また、第二の開口部14f・15fは、コンバイン1の後方に向かって形成されるものである。このように構成することにより、粉塵が混入しているグレンタンク11の内部の空気を作業者のいることが少ない方向に排出する。これにより、粉塵によって作業者の作業が阻害されることがない。
1 コンバイン
8 キャビン
9 運転部
11 グレンタンク
13 横排出オーガ
14 運転部用ガードパイプ
15 グレンタンク用ガードパイプ
14e 第一の開口部(運転部用ガードパイプ)
15e 第一の開口部(グレンタンク用ガードパイプ)
14f 第二の開口部(運転部用ガードパイプ)
15f 第二の開口部(グレンタンク用ガードパイプ)

Claims (3)

  1. グレンタンクと、
    収納位置から所定の範囲内で、縦排出オーガを回転中心として前後左右方向に回動可能で、かつ、排出口を最低位置から最高位置まで、後端部を回転中心として上下方向に移動可能に構成された横排出オーガと、
    前記横排出オーガが、前記グレンタンクや、キャビンへの接触するのを防止するガードパイプとを具備するコンバインにおいて、
    前記グレンタンクの後部上面にグレンタンク補強板を設け、
    前記ガードパイプの一側端部は、前記グレンタンク補強板に固定され、
    該グレンタンク補強板に固定された前記ガードパイプの、一側端部には第一の開口部が形成され、前記第一の開口部がグレンタンクの内部に開放されるとともに、
    該ガードパイプが、グレンタンクの外部に配置される部分に第二の開口部を形成し、該グレンタンクの内部の空気を、ガードパイプにより順次排出可能とした
    ことを特徴とするコンバイン。
  2. 前記第二の開口部は、下方に向かって形成されることを特徴とする請求項1記載のコンバイン。
  3. 前記第二の開口部は、前記コンバインの後方に向かって形成されることを特徴とする請求項1または請求項2記載のコンバイン。
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