JP5682260B2 - メール処理方法、プログラム及び装置 - Google Patents

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Description

本技術は、メールの返信を促す技術に関する。
通常、メール送信者は、メール受信者の状況(例えば、メールを確認できる状態であるか)を知ることはできない。そのため、すぐに回答が来ると思ってメールを送信した場合に、なかなか回答が来ないため、物事が先に進まないということが起こり得る。そこで、回答を要するメールを送信する場合には、期限までに回答を得られるように、期限に余裕を持たせたり、回答を促すメールを送信したりすることがある。
従来、回答を要するメールを送信した場合に、メールの受信側に対して回答の催促を行う技術が存在する。具体的には、回答を要するメールの送信側において回答の期限を管理しておき、回答の期限が迫ってきた場合に、送信側のユーザに対してその旨を提示したり、メールの受信側に対して回答を要するメールがあることを示すメッセージを通知する。
また、以下のような技術も存在する。具体的には、ユーザがメールに反応する確率を時刻及び場所に対応付けて格納するテーブルを保持しておく。そして、現在の時刻及び場所を検知し、現在の時刻及び場所に対応する確率が閾値以上である場合に、当該ユーザに対して通知すべき情報を通知する。
また、以下のような技術も存在する。具体的には、ユーザ自身の状態を表すコンテキスト情報とユーザ周辺の状態を表すコンテキスト情報とを収集し、ユーザが起こす可能性のある予定行動を推測する。また、推測された予定行動とユーザとの関係度を定量的に表す関係度情報を算出し、この関係度情報をもとに予定行動の中から行動支援対象とすべき予定行動を選択する。さらに、関係度情報の時系列変化を検出し、この時系列変化に基づいて行動支援情報を提供するタイミングを決定する。
しかし、上で述べたような技術によって回答を促すメールを送信した場合、期限までに回答をするメール受信者もいるが、メール受信者によっては、期限を過ぎてもなかなか回答をしないということがあった。
特開平4−294655号公報 特開2007-4781号公報 特開2005−71026号公報
従って、本技術の目的は、一側面によれば、回答を要するメールに対する回答を効果的に促すための技術を提供することである。
本実施の形態に係るメール処理方法は、(A)回答を要する第1のメールを送信した場合、メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さを表す尺度を格納する第1データ格納部から、第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定する特定ステップと、(B)特定された尺度に応じて、第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するタイミング決定ステップとを含む。
回答を要するメールに対する回答を効果的に促すことができるようになる。
図1は、第1の実施の形態に係るシステムの構成図である。 図2は、ユーザ端末の機能ブロック図である。 図3は、ルールDBに格納されているデータの一例を示す図である。 図4は、第1の実施の形態に係る依頼メール送信処理の処理フローを示す図である。 図5は、第1の実施の形態に係る監視DBに格納されているデータの一例を示す図である。 図6は、第1の実施の形態に係るレスポンスDBに格納されているデータの一例を示す図である。 図7は、回答要求処理の処理フローを示す図である。 図8は、回答メール受信処理の処理フローを示す図である。 図9は、尺度補正ルールを考慮しない場合における尺度更新処理の処理フローを示す図である。 図10は、尺度補正ルールを考慮する場合における尺度更新処理の処理フローを示す図である。 図11は、第2の実施の形態に係るシステムの構成図である。 図12は、メールサーバの機能ブロック図である。 図13は、DBに格納されている役職テーブルの一例を示す図である。 図14は、DBに格納されているユーザテーブルの一例を示す図である。 図15は、第2の実施の形態に係る依頼メール送信処理の処理フローを示す図である。 図16は、第2の実施の形態に係る監視DBに格納されているデータの一例を示す図である。 図17は、第2の実施の形態に係るレスポンスDBに格納されているデータの一例を示す図である。 図18は、尺度配信処理の処理フローを示す図である。 図19は、処理データ格納部に格納されているデータの一例を示す図である。 図20は、コンピュータの機能ブロック図である。
[実施の形態1]
図1に、第1の実施の形態に係るシステムの構成図を示す。第1の実施の形態に係るシステムにおいては、例えばLAN(Local Area Network)であるネットワーク11に、ユーザ端末13と、ユーザ端末15と、メールサーバ17とが接続されている。ユーザ端末は2つしか示していないが、数に限定は無い。また、メールサーバは1つしか示していないが、複数のメールサーバにより処理を行う場合もある。なお、第1の実施の形態におけるメールサーバ17は、一般的なメールサーバと同様の機能を有するものであるので、ここでは詳細な説明は省略する。
図2に、ユーザ端末13及びユーザ端末15の機能ブロック図を示す。ユーザ端末13及びユーザ端末15は、送受信部30と、メール格納部31と、回答要求部40とを含む。回答要求部40は、処理部33及びタイミング決定部34を含む管理部32と、監視DB(データベース)35と、レスポンスDB36と、ルールDB37と、フォーマットデータ格納部38と、メール生成部39とを含む。
メール送受信部30は、メールの送受信を行ったり、送信メール及び受信メールのデータをメール格納部31に格納する処理を行う。処理部33は、監視DB35及びレスポンスDB36に格納されているデータを管理する処理等を行う。タイミング決定部34は、回答を促すメールを送信するタイミングを決定する処理を行い、処理結果を監視DB35に格納する処理を行う。メール生成部39は、管理部32の指示に応じて、フォーマットデータ格納部38に格納されているデータを用いて回答を促すメールを生成し、生成したメールを送受信部30に出力する。
図3に、ルールDB37に格納されているデータの一例を示す。図3の例では、累計尺度の範囲毎に、回答を促すメールを送信するタイミングを定義するタイミングデータが格納されている。例えば1行目のレコードは、メール送信日から締切日(すなわち回答期限の日)までの1/2が経過した時点で確認メールを送信し、メール送信日から締切日までの3/4が経過した時点で確認メールを送信し、締切日になった時点で催促メールを送信することを表している。本実施の形態では、累計尺度が大きいほど、早い段階でメールを送信し、また頻繁にメールを送信するようになっている。また、本実施の形態では、督促メール、催促メール、確認メールの順に強く回答を促すメールであるとする。
次に、図4乃至図10を用いて、ユーザ端末13及びユーザ端末15の動作について説明する。ここでは、ユーザ端末13がユーザ端末15に対して依頼メールを送信する場合を例にして説明する。
まず、図4乃至図6を用いて、依頼メール送信処理について説明する。まず、ユーザ端末13の送受信部30は、ユーザからユーザ端末15宛の依頼メールの送信指示を受け付ける(図4:ステップS1)。ステップS1においては、例えばメール作成画面とは別に、依頼メールであるか否かの指定及び依頼メールである場合には回答期限の指定を行わせるための画面を表示することにより、依頼メールと通常のメールとを区別する。
そして、送受信部30は、当該依頼メールをメールサーバ17に送信し、当該依頼メールのデータをメール格納部31に格納する(ステップS3)。ステップS3においては、メールタイトルの先頭に「[依頼]」を付しておき、また回答期限のデータもメールのデータと共に格納しておく。なお、ユーザ自らがメールタイトルに「[依頼]」を付しておき、また回答期限についてもメール本文中に所定の形式で記載しておくことにより、ステップS5において処理部33が検出できるようにしてもよい。
一方、処理部33は、例えばメールタイトルに「[依頼]」が付されていることを確認することにより、メール格納部31に依頼メールが新たに格納されたことを検出すると、監視DB35にレコードを生成する(ステップS5)。
図5に、監視DB35に格納されているデータの一例を示す。図5の例では、宛先メールアドレスと、尺度と、依頼メール送信日と、確認メール送信日リストと、催促メール送信日リストと、督促メール送信日リストと、期日と、回答状況と、回答日と、メールIDと、送信元メールアドレスと、DB更新フラグと、メールタイトルとが格納されている。ステップS5の処理では、宛先メールアドレスと、依頼メール送信日と、期日と、メールIDと、送信元メールアドレスと、メールタイトルとが登録される。これらのデータは、メールのデータから抽出してもよいし、例えば期日についてはユーザから入力を別途受け付けるようにしてもよい。また、ステップS5の処理では、回答状況は「off」に設定され、DB更新フラグは「未」に設定される。
図4の説明に戻り、処理部33は、依頼メールの宛先メールアドレスについてのデータがレスポンスDB36に格納されているか判断する(ステップS7)。
図6に、レスポンスDB36に格納されているデータの一例を示す。図6の例では、送信元メールアドレスと、宛先メールアドレスと、累計尺度と、最新チェック済メールのIDと、回答メール総数と、回答期間平均と、最短回答期間と、最長回答期間と、回答遅れ数とが格納されている。ステップS7においては、依頼メールの宛先メールアドレスでレスポンスDB36を検索することにより判断する。レスポンスDB36にレコードが格納されている宛先メールアドレスは、以前に依頼メールを送信したことがあるメールアドレスである。なお、累計尺度は、依頼メールに対して回答を返信する早さを表す尺度であり、本実施の形態では、累計尺度が小さいほど依頼メールに対して回答を早く返信することを表している。累計尺度の計算方法については、後で説明する。
図4の説明に戻り、レスポンスDB36に宛先メールアドレスについてのデータが格納されていると判断された場合(ステップS5:Yesルート)、処理部33は、レスポンスDB36から依頼メールの宛先メールアドレスに対応する累計尺度を特定する(ステップS9)。
一方、レスポンスDB36に宛先メールアドレスについてのデータが格納されていないと判断された場合(ステップS7:Noルート)、処理部33は、図示しないデータベースから累計尺度のデフォルト値を読み出す(ステップS11)。
そして、処理部33は、ステップS9において特定又はステップS11において読み出された累計尺度が属する範囲に対応するタイミングデータをルールDB37から特定する(ステップS13)。また、処理部33は、ステップS13において特定されたタイミングデータと、監視DB35に格納されている依頼メール送信日及び期日のデータとを用いて送信日リスト(ここでは、確認メール送信日リスト、催促メール送信日リスト及び督促メール送信日リストの少なくともいずれか)を生成し、監視DB35に登録する(ステップS15)。そして処理を終了する。例えば、依頼メール送信日から期日までの長さが4日であり、タイミングデータが図3に示すテーブルの1行目のデータである場合には、依頼メール送信日から2日後及び3日後に確認メールを送信し、期日になったら催促メールを送信する。
以上のような処理を実施することにより、依頼メールの宛先ユーザに対して回答を効果的に促すことができるようになる。
次に、図7を用いて、回答要求処理について説明する。まず、ユーザ端末13の処理部33は、回答状況が「off」であるレコードのうち未処理のレコードを監視DB35から1つ特定する(図7:ステップS21)。
そして、処理部33は、現在の日付とステップS21において特定されたレコードに含まれる送信日リスト(ここでは、確認メール送信日リスト、催促メール送信日リスト又は督促メール送信日リスト)に含まれる日付とが一致するか判断する(ステップS23)。すなわち、回答を促すメールを送信するタイミングであるか判断する。回答を促すメールを送信するタイミングではないと判断された場合(ステップS23:Noルート)、ステップS29の処理に移行する。
一方、回答を促すメールを送信するタイミングであると判断された場合(ステップS23:Yesルート)、処理部33は、メール生成部39に対して回答を促すメールの生成を指示する。そして、メール生成部39は、フォーマットデータ格納部38に格納されているメールフォーマットに、処理部33から受け取ったデータ(例えば、宛先メールアドレス、依頼メールのタイトル、期日など)を埋め込むことにより、回答を促すメールを生成する(ステップS25)。なお、フォーマットデータ格納部38には、確認メールのためのメールフォーマット、催促メールのためのメールフォーマット及び督促メールのためのメールフォーマットが格納されている。
また、メール生成部39は、ステップS25において生成したメールを送受信部30に出力する。すると、送受信部30は、メール生成部39から受け取ったメールをメールサーバに送信する(ステップS27)。一方、処理部33は、監視DB35に、回答状況が「off」であり且つ未処理のレコードが有るか判断する(ステップS29)。回答状況が「off」であり且つ未処理のレコードが有ると判断された場合(ステップS29:Yesルート)、次のレコードについて処理するため、ステップS21の処理に戻る。一方、回答状況が「off」であり且つ未処理のレコードが無いと判断された場合(ステップS29:Noルート)、処理を終了する。
以上のような処理を実施することにより、依頼メール送信処理において設定した送信日リストに従って回答を促すメールを送信し、宛先メールアドレスのユーザの注意を喚起することができるようになる。
次に、図8を用いて、回答メール受信処理について説明する。まず、ユーザ端末13におけるメール送受信部30は、メールサーバ17からメールを受信し、メール格納部31に格納する(図8:ステップS31)。
そして、処理部33は、メール格納部31に新たに受信メールが格納されたことを検出すると、当該受信メールが依頼メールに対する回答メールであるか判断する(ステップS33)。ステップS33においては、例えば受信メールのヘッダに、監視DB35に格納されているメールIDのいずれかと一致するメールIDが含まれていれば回答メールであると判断する。
そして、回答メールではないと判断された場合(ステップS33:Noルート)、処理を終了する。一方、回答メールであると判断された場合(ステップS33:Yesルート)、処理部33は、監視DB35を更新する(ステップS35)。ステップS35においては、回答メールの監視DB35に格納されているレコードのうち、ステップS31において受信した回答メールに含まれるメールIDと回答メールの送信元アドレスとを含むレコードについて、回答状況を「on」に設定し、また回答日を登録する。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施することにより、依頼メールに対する回答が得られているかを管理することができるようになる。
次に、図9及び図10を用いて、尺度更新処理について説明する。尺度更新処理は、回答メール受信処理に続けて行うようにしてもよいし、例えばユーザ端末13が起動された場合などに行うようにしてもよい。
はじめに、図9を用いて、尺度補正ルールを考慮しない場合における尺度更新処理について説明する。まず、処理部33は、監視DB35から未処理のレコード(以下、処理対象のレコードと呼ぶ)を1つ特定する(図9:ステップS41)。そして、処理部33は、処理対象のレコードの回答状況が「on」であり且つDB更新フラグが「未」であるか判断する(ステップS43)。処理対象のレコードの回答状況が「off」又はDB更新フラグが「済」であると判断された場合(ステップS43:Noルート)、ステップS51の処理に移行する。
一方、処理対象のレコードの回答状況が「on」であり且つDB更新フラグが「未」であると判断された場合(ステップS43:Yesルート)、処理部33は、処理対象のレコードについて尺度を算出し、監視DB35に登録する(ステップS45)。ステップS45においては、(依頼メール送信日から回答日までの日数)/(依頼メール送信日から期日までの日数)を尺度とする。
また、処理部33は、処理対象のレコードに含まれる宛先メールアドレスについて累計尺度を再計算し、再計算された累計尺度でレスポンスDB36を更新する(ステップS47)。ステップS47においては、((更新前の累計尺度)*(回答メール総数)+(ステップS45において算出された尺度))/((回答メール総数)+1)を累計尺度とする。すなわち、宛先メールアドレスについて算出した尺度の平均値を累計尺度とする。また、ステップS47においては、累計尺度だけではなく、最新チェック済メールID、回答メール総数及び回答期間平均も更新する。また、場合によっては、最短回答期間、最長回答期間及び回答遅れ数も更新する。
そして、処理部33は、監視DB35に格納されている処理対象のレコードを更新する(ステップS49)。ステップS49においては、DB更新フラグを「済」に設定する。また、処理部33は、監視DB35に未処理のレコードが有るか判断する(ステップS51)。未処理のレコードが有ると判断された場合(ステップS51:Yesルート)、次のレコードについて処理するため、ステップS41の処理に戻る。一方、未処理のレコードが無いと判断された場合(ステップS51:Noルート)、処理を終了する。
このような処理を実施することにより、ユーザの回答実績を用いて実情に合った累計尺度を求めることができるようになる。
次に、図10を用いて、尺度補正ルールを考慮する場合における尺度更新処理について説明する。まず、処理部33は、監視DB35から未処理のレコード(以下、処理対象のレコードと呼ぶ)を1つ特定する(図10:ステップS61)。そして、処理部33は、処理対象のレコードの回答状況が「on」であり且つDB更新フラグが「未」であるか判断する(ステップS63)。処理対象のレコードの回答状況が「off」であるか又はDB更新フラグが「済」であると判断された場合(ステップS63:Noルート)、ステップS75の処理に移行する。
一方、処理対象のレコードの回答状況が「on」であり且つDB更新フラグが「未」であると判断された場合(ステップS63:Yesルート)、処理部33は、処理対象のレコードについて尺度を算出し、監視DB35に登録する(ステップS65)。ステップS65においては、(依頼メール送信日から回答日までの日数)/(依頼メール送信日から期日までの日数)を尺度とする。
そして、処理部33は、処理対象のレコードについて尺度補正ルールの適用があるか判断する(ステップS67)。尺度補正ルールの適用がないと判断された場合(ステップS67:Noルート)、ステップS71の処理に移行する。一方、尺度補正ルールの適用があると判断された場合(ステップS67:Yesルート)、処理部33は、ステップS65において算出された尺度を補正し、監視DB35に登録する(ステップS69)。
ここで、ステップS67及びS69において行われる処理について説明する。まず、ステップS67においては、処理対象のレコードのメールIDと同じメールIDを有するレコード(すなわち、同一の依頼メールに係るレコード)の尺度を監視DB35から特定する。そして、特定された尺度が、期日の設定が不適切であると判定するための条件を満たすか判断する。例えば、ほとんどの尺度が極端に小さい値(例えば0.1未満)であるような場合には、期日が遅いために小さい値になっている可能性がある。このような場合には、尺度補正ルールの適用があると判断し、ステップS69において尺度に所定の値(例えば0.3)を加える。また、例えば、ほとんどの尺度が極端に大きい値(例えば1.0以上)であるような場合には、期日が早いために大きい値になっている可能性がある。このような場合にも、尺度補正ルールの適用があると判断し、ステップS69において尺度から所定の値(例えば0.3)を減ずる。なお、ステップS67における尺度補正ルールはこのような例に限られない。
図10の説明に戻り、処理部33は、処理対象のレコードに含まれる宛先メールアドレスについて累計尺度を再計算し、再計算された累計尺度でレスポンスDB36を更新する(ステップS71)。ステップS71においては、((更新前の累計尺度)*(回答メール総数)+(ステップS69において算出された尺度))/((回答メール総数)+1)を累計尺度とする。すなわち、宛先メールアドレスについて算出した尺度の平均値を累計尺度とする。また、ステップS71においては、累計尺度だけではなく、最新チェック済メールID、回答メール総数及び回答期間平均も更新する。また、場合によっては、最短回答期間、最長回答期間及び回答遅れ数も更新する。
そして、処理部33は、監視DB35に格納されている処理対象のレコードを更新する(ステップS73)。ステップS73においては、DB更新フラグを「済」に設定する。また、処理部33は、監視DB35に未処理のレコードが有るか判断する(ステップS75)。未処理のレコードが有ると判断された場合(ステップS75:Yesルート)、次のレコードについて処理するため、ステップS61の処理に戻る。一方、未処理のレコードが無いと判断された場合(ステップS75:Noルート)、処理を終了する。
このように、実情に合わないと考えられる尺度を補正することにより、適切な累計尺度を求めることができるようになる。
[実施の形態2]
図11に、第2の実施の形態に係るシステムの構成図を示す。第2の実施の形態に係るシステムにおいては、例えばLAN(Local Area Network)であるネットワーク21に、ユーザ端末23と、ユーザ端末25と、メールサーバ27と、データベースサーバ29とが接続されている。また、データベースサーバ29にはDB291が接続されている。ここでは、ユーザ端末は2つしか示していないが、数に限定は無い。また、メールサーバは1つしか示していないが、複数のメールサーバにより処理を行う場合もある。
図12に、第2の実施の形態に係るメールサーバ27の機能ブロック図を示す。メールサーバ27は、送受信部71と、更新部72と、処理データ格納部73とを含む。送受信部71は、ユーザ端末23及びユーザ端末25から受信した処理要求に含まれるデータを更新部72に出力したり、処理データ格納部73に格納されているデータをユーザ端末23及びユーザ端末25に送信する処理等を行う。更新部72は、送受信部71から受け取ったデータを用いて処理データ格納部73を更新する処理を行う。
なお、第2の実施の形態に係るユーザ端末23及びユーザ端末25の機能ブロック図は図2に示した機能ブロック図と同じであるので、説明を省略する。
図13に、データベースサーバ29が管理するDB291に格納されている役職テーブルの一例を示す。図13の例では、役職のレベルの列と、役職の列とが含まれる。
図14に、データベースサーバ29が管理するDB291に格納されているユーザテーブルの一例を示す。図14の例では、メールアドレスの列と、氏名の列と、役職の列と、所属の列とが含まれる。
次に、図15乃至図17を用いて、ユーザ端末23及びユーザ端末25の動作について説明する。ここでは、ユーザ端末23がユーザ端末25に対して依頼メールを送信する場合を例にして説明する。但し、回答メール受信処理、回答要求処理及び尺度更新処理については第1の実施の形態の処理と同じであるので、ここでは依頼メール送信処理についてのみ説明する。
まず、ユーザ端末23の送受信部30は、ユーザからユーザ端末25宛の依頼メールの送信指示を受け付ける。そして、送受信部30は、当該依頼メールをメールサーバ17に送信し、当該依頼メールのデータをメール格納部31に格納する(図15:ステップS81)。
そして、処理部33は、メール格納部31に依頼メールが新たに格納されたことを検出すると、監視DB35にレコードを生成する(ステップS83)。ステップS83においては、例えばメールタイトルの先頭に「[依頼]」が付されている場合や、メール本文に所定のキーワード(例えば「回答期限」)が含まれる場合に依頼メールであると判断する。
図16に、監視DB35に格納されているデータの一例を示す。図16の例では、宛先メールアドレスと、役職比較データと、尺度と、依頼メール送信日と、確認メール送信日リストと、催促メール送信日リストと、督促メール送信日リストと、期日と、回答状況と、回答日と、メールIDと、送信元メールアドレスと、DB更新フラグと、メールタイトルとが格納されている。図5に示したデータとの違いは、役職比較データの列が設けられている点である。役職比較データは、宛先メールアドレスのユーザの役職が、ユーザ端末23のユーザの役職と比較した場合において上位、同列又は下位のいずれに該当するかを表している。
なお、ステップS83の処理では、宛先メールアドレスと、依頼メール送信日と、期日と、メールIDと、送信元メールアドレスと、メールタイトルとが登録される。これらのデータは、メールのデータから抽出してもよいし、例えば期日についてはユーザから入力を別途受け付けるようにしてもよい。また、ステップS83の処理では、回答状況は「off」に設定され、DB更新フラグは「未」に設定される。
図15の説明に戻り、処理部33は、依頼メールの宛先メールアドレスについてのデータがレスポンスDB36に格納されているか判断する(ステップS85)。
図17に、レスポンスDB36に格納されているデータの一例を示す。図17の例では、宛先メールアドレスと、役職比較データと、累計尺度と、最新チェック済メールのIDと、回答メール総数と、回答期間平均と、最短回答期間と、最長回答期間と、回答遅れ数とが格納されている。図6に示したデータとの違いは、役職比較データの列が設けられた点がある。
なお、ステップS85においては、依頼メールの宛先メールアドレスでレスポンスDB36を検索することにより判断を行う。レスポンスDB36にレコードが格納されている宛先メールアドレスとは、以前に依頼メールを送信したことがあるメールアドレスである。
図15の説明に戻り、レスポンスDB36に宛先メールアドレスについてのデータが格納されていると判断された場合(ステップS85:Yesルート)、処理部33は、レスポンスDB36から依頼メールの宛先メールアドレスに対応する累計尺度を特定する(ステップS87)。
そして、処理部33は、ステップS87において特定された累計尺度が属する範囲に対応するタイミングデータをルールDB37から特定する(ステップS89)。また、処理部33は、ステップS89において特定されたタイミングデータと、監視DB35に格納されている依頼メール送信日及び期日のデータとを用いて送信日リスト(ここでは、確認メール送信日リスト、催促メール送信日リスト及び督促メール送信日リストの少なくともいずれか)を生成し、監視DB35に登録する(ステップS91)。さらに、処理部33は、依頼メールの宛先メールアドレスに対応付けてレスポンスDB36に格納されている役職比較データを監視DB35に登録する(ステップS93)。
一方、レスポンスDB36に宛先メールアドレスについてのデータが格納されていないと判断された場合(ステップS85:Noルート)、送受信部30は、依頼メールの送信元メールアドレス及び宛先メールアドレスを含む取得要求をデータベースサーバ29に送信する。なお、データベースサーバ29へのアクセスには例えばLDAP(Lightweight Directory Access Protocol)が用いられる。一方、データベースサーバ29は、DB291に格納されているユーザテーブルから送信元メールアドレス及び宛先メールアドレスに対応する役職データを抽出すると共に、抽出された役職データに対応する役職のレベルのデータをDB291に格納されている役職テーブルから抽出し、ユーザ端末23に送信する。そして、ユーザ端末23の送受信部30は、データベースサーバ29から役職のレベルのデータを受信し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS95)。
そして、処理部33は、ステップS95において受信した役職のレベルのデータを比較することにより、依頼メールの宛先メールアドレスのユーザの役職が「上位」、「同列」又は「下位」のいずれに該当するかを決定して役職比較データを生成し、依頼メールの宛先メールアドレスに対応付けてレスポンスDB36及び監視DB35に登録する(ステップS97)。ステップS97においては、役職のレベルの値が大きい方が上位の役職であると判断する。
そして、処理部33は、図示しないデータベースから累計尺度のデフォルト値を読み出す(ステップS99)。ステップS99においては、例えばステップS97において生成した役職比較データに対応する累計尺度を図示しないデータベースから読み出す。
また、処理部33は、ステップS99において読み出された累計尺度が属する範囲に対応するタイミングデータをルールDB37から特定する(ステップS101)。また、処理部33は、ステップS101において特定されたタイミングデータと、監視DB35に格納されている依頼メール送信日及び期日のデータとを用いて送信日リスト(ここでは、確認メール送信日リスト、催促メール送信日リスト及び督促メール送信日リストの少なくともいずれか)を生成し、監視DB35に登録する(ステップS103)。そして処理を終了する。
以上のような処理を実施することにより、依頼メールの宛先ユーザに対して回答を効果的に促すことができるようになる。また、レスポンスDB36に役職比較データを登録しておくことにより、後述する尺度配信処理に利用することができる。
次に、図18及び図19を用いて、尺度配信処理について説明する。まず、ユーザ端末23の処理部33は、レスポンスDB36に格納されているデータを読み出し、送受信部30に出力する。そして、送受信部30は、処理部33から受け取ったデータを含む処理要求をメールサーバ27に送信する(図18:ステップS111)。
一方、メールサーバ27の送受信部71は、ユーザ端末23から処理要求を受信し、メインメモリ等の記憶装置に格納する(ステップS113)。そして、更新部72は、受信した処理要求に含まれるデータを用いて、処理データ格納部73に格納されている累計尺度を役職比較データの値毎に再計算し、再計算された累計尺度で処理データ格納部73を更新する(ステップS115)。ここでは、処理要求に含まれる累計尺度及び回答メール総数と、処理データ格納部73に含まれる累計尺度及び回答メール総数とを用いて累計尺度の平均値を算出する。また、ステップS115においては、累計尺度だけではなく、回答メール総数及び回答期間平均も更新する。また、場合によっては、最短回答期間、最長回答期間及び回答遅れ数も更新する。
図19に、処理データ格納部73に格納されているデータの一例を示す。図19の例では、役職比較データと、累計尺度と、回答メール総数と、回答期間平均と、最短回答期間と、最長回答期間と、回答遅れ数とが格納されるようになっている。
図18の説明に戻り、送受信部71は、処理データ格納部73に格納されているデータを含む処理結果をユーザ端末23に送信する(ステップS117)。一方、ユーザ端末23の送受信部71は、処理結果をメールサーバ27から受信し、累計尺度を役職比較データに対応付けて図示しないデータベースに格納する(ステップS119)。ステップS119において受信した累計尺度は、例えばステップS95において、累計尺度のデフォルト値として用いられる。
以上のような処理を実施することにより、宛先メールアドレスに対応する尺度がレスポンスDB36に格納されていない(すなわち、回答実績が無い)場合であっても、メールサーバ27から配信された累計尺度を用いて送信タイミングを適切に決定することができるようになる。
以上本技術の一実施の形態を説明したが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば、上で説明したユーザ端末及びメールサーバの機能ブロック図は必ずしも実際のプログラムモジュール構成に対応するものではない。
また、上で説明した各テーブルの構成は一例であって、必ずしも上記のような構成でなければならないわけではない。さらに、処理フローにおいても、処理結果が変わらなければ処理の順番を入れ替えることも可能である。さらに、並列に実行させるようにしても良い。
なお、第2の実施の形態においては、役職比較データの値毎に累計尺度を算出しているが、このような例に限られるわけではない。例えば、メールサーバ27において、所属グループやメーリングリスト毎に累計尺度を算出し、ユーザ端末に配信するようにしてもよい。
また、尺度配信処理については、上で述べた例のように、ユーザ端末から処理要求を受信した場合に行うようにしてもよいし、その他のタイミングで行うようにしてもよい。例えば、メールサーバ27がユーザ端末からレスポンスDB36に格納されているデータを適宜受信して蓄積しておき、所定のタイミング(例えば1ヶ月毎)において累計尺度の再計算を行い、ユーザ端末に配信するようにしてもよい。
また、第2の実施の形態においては、尺度配信処理をメールサーバ27が行うようにしているが、尺度配信処理のためのサーバを別途設けるようにしてもよい。
また、尺度更新処理については、例えば直近の1ヶ月や1年など所定の期間における回答実績を監視DB35から抽出して、累計尺度の算出に用いるようにしてもよい。
なお、上で述べたユーザ端末、メールサーバ及びデータベースサーバ29は、コンピュータ装置であって、図20に示すように、メモリ2501とCPU2503とハードディスク・ドライブ(HDD)2505と表示装置2509に接続される表示制御部2507とリムーバブル・ディスク2511用のドライブ装置2513と入力装置2515とネットワークに接続するための通信制御部2517とがバス2519で接続されている。オペレーティング・システム(OS:Operating System)及び本実施例における処理を実施するためのアプリケーション・プログラムは、HDD2505に格納されており、CPU2503により実行される際にはHDD2505からメモリ2501に読み出される。CPU2503は、アプリケーション・プログラムの処理内容に応じて表示制御部2507、通信制御部2517、ドライブ装置2513を制御して、所定の動作を行わせる。また、処理途中のデータについては、主としてメモリ2501に格納されるが、HDD2505に格納されるようにしてもよい。本技術の実施例では、上で述べた処理を実施するためのアプリケーション・プログラムはコンピュータ読み取り可能なリムーバブル・ディスク2511に格納されて頒布され、ドライブ装置2513からHDD2505にインストールされる。インターネットなどのネットワーク及び通信制御部2517を経由して、HDD2505にインストールされる場合もある。このようなコンピュータ装置は、上で述べたCPU2503、メモリ2501などのハードウエアとOS及びアプリケーション・プログラムなどのプログラムとが有機的に協働することにより、上で述べたような各種機能を実現する。
なお、図2及び図12に示した各処理部は、CPU2503及びプログラムの組み合わせ、すなわち、CPU2503がプログラムを実行することにより実現してもよい。より具体的には、CPU2503は、HDD2505又はメモリ2501に記憶されたプログラムに従った動作を行うことで、上で述べたような処理部として機能してもよい。また、図2及び図12に示した各データ格納部は、図20におけるメモリ2501やHDD2505等として実現してもよい。
以上述べた本技術の実施の形態をまとめると以下のようになる。
本実施の形態に係るメール処理方法は、(A)回答を要する第1のメールを送信した場合、メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さを表す尺度を格納する第1データ格納部から、第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定する特定ステップと、(B)特定された尺度に応じて、第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するタイミング決定ステップとを含む。
このように、回答に関するユーザの個性を反映した尺度を導入して回答を促すメールの送信タイミングを決定すれば、宛先メールアドレスのユーザに対して回答を効果的に促すことができるようになる。
また、上で述べた本方法が、(C)所定のタイミングにて、第2データ格納部に格納されているデータを読み出し、第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングであるか判断するステップと、(D)第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングであると判断された場合には、第1のメールに対する回答を促すメールを第1のメールの宛先メールアドレス宛に送信するステップとをさらに含むようにしてもよい。これにより、実際に回答を促すメールを送信し、宛先メールアドレスのユーザの注意を喚起することができる。
また、上で述べた本方法が、(E)第1のメールに対する回答の期限と第1のメールの送信時とを第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するステップと、(F)第1のメールの識別情報を含む回答メールを受信した場合、第2データ格納部に格納されているデータを用いて、第1のメールの送信時から第1のメールに対する回答の期限までの長さに対する、第1のメールの送信時から第1のメールに対する回答メールの受信時までの長さの割合を算出するステップと、(G)算出された割合と特定ステップにおいて特定された尺度とを用いて、第1のメールの宛先アドレスについての尺度を再計算し、再計算された当該尺度で第1データ格納部を更新するステップとをさらに含むようにしてもよい。このように、実際の回答実績を用いることにより、実情に合った尺度を算出することができるようになる。
また、上で述べた本方法が、(H)第1のメールに対する回答の期限と第1のメールの送信時とを第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するステップと、(I)第1のメールの識別情報を含む複数の回答メールを受信した場合、当該複数の回答メールの各々について、第2データ格納部に格納されているデータを用いて、第1のメールの送信時から第1のメールに対する回答の期限までの長さに対する、第1のメールの送信時から当該回答メールの受信時までの長さの割合を算出する算出ステップと、(J)算出ステップにおいて算出された複数の割合が、回答の期限の設定が不適切であることを判定するための条件を満たすか判断するステップと、(K)条件を満たすと判断された場合には、複数の割合の各々を補正するステップと、(L)補正後の割合と特定ステップにおいて特定された尺度とを用いて、第1のメールの宛先アドレスの各々について尺度を再計算し、再計算された当該尺度で第1データ格納部を更新するステップとをさらに含むようにしてもよい。例えば、算出された割合が全体的に極端に高いような場合には回答の期限までの時間が短いと考えられ、逆に算出された割合が全体的に極端に低いような場合には回答の期限までの時間が長いと考えられる。このような、回答の期限の設定が不適切である場合に算出された割合を用いて尺度を算出することは好ましくない。そこで、このような場合には割合の補正を行うことにより、実情に合わない尺度が算出されることを抑制することができるようになる。
また、上で述べたタイミング決定ステップが、(b1)回答を要するメールの送信時から回答の期限までの間において回答を促すメールを送信するタイミングを定義するタイミングデータを尺度の範囲毎に格納する第3データ格納部から、特定された尺度が属する範囲に対応するタイミングデータを特定するステップと、(b2)特定されたタイミングデータと第1のメールの送信時と第1のメールの回答の期限とを用いて、第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定するステップとを含むようにしてもよい。これにより、尺度に応じた適切な送信タイミングを決定することができるようになる。
また、上記第1データ格納部には、メールアドレス毎に当該メールアドレスを利用するユーザの特定の属性についての属性値がさらに格納されるようにしてもよい。そして、上で述べた本方法が、(M)第1データ格納部に格納されているデータを含む処理要求をサーバに送信するステップと、(N)サーバから、特定の属性についての属性値毎に算出された尺度を含む処理結果を受信し、記憶装置に格納するステップとをさらに含むようにし、上で述べた特定ステップが、(a1)第1データ格納部に第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度が格納されていない場合、記憶装置から、第1のメールの宛先メールアドレスを利用するユーザの特定の属性についての属性値に対応する尺度を特定するステップを含むようにしてもよい。このようにすれば、宛先メールアドレスに対応する尺度が第1データ格納部に格納されていない(すなわち、回答実績が無い)場合であっても対処することができるようになる。
なお、上記方法による処理をコンピュータに行わせるためのプログラムを作成することができ、当該プログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体又は記憶装置に格納される。尚、中間的な処理結果はメインメモリ等の記憶装置に一時保管される。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
回答を要する第1のメールを送信した場合、メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さを表す尺度を格納する第1データ格納部から、前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定する特定ステップと、
特定された前記尺度に応じて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを前記第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するタイミング決定ステップと、
を含み、コンピュータにより実行されるメール処理方法。
(付記2)
所定のタイミングにて、前記第2データ格納部に格納されているデータを読み出し、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングであるか判断するステップと、
前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングであると判断された場合には、前記第1のメールに対する回答を促すメールを前記第1のメールの宛先メールアドレス宛に送信するステップと、
をさらに含む付記1記載のメール処理方法。
(付記3)
前記第1のメールに対する回答の期限と前記第1のメールの送信時とを前記第1のメールの識別情報に対応付けて前記第2データ格納部に格納するステップと、
前記第1のメールの識別情報を含む回答メールを受信した場合、前記第2データ格納部に格納されているデータを用いて、前記第1のメールの送信時から前記第1のメールに対する回答の期限までの長さに対する、前記第1のメールの送信時から前記第1のメールに対する回答メールの受信時までの長さの割合を算出するステップと、
算出された前記割合と前記特定ステップにおいて特定された前記尺度とを用いて、前記第1のメールの宛先アドレスについての尺度を再計算し、再計算された当該尺度で前記第1データ格納部を更新するステップと、
をさらに含む付記1又は2記載のメール処理方法。
(付記4)
前記第1のメールに対する回答の期限と前記第1のメールの送信時とを前記第1のメールの識別情報に対応付けて前記第2データ格納部に格納するステップと、
前記第1のメールの識別情報を含む複数の回答メールを受信した場合、当該複数の回答メールの各々について、前記第2データ格納部に格納されているデータを用いて、前記第1のメールの送信時から前記第1のメールに対する回答の期限までの長さに対する、前記第1のメールの送信時から当該回答メールの受信時までの長さの割合を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにおいて算出された複数の割合が、回答の期限の設定が不適切であることを判定するための条件を満たすか判断するステップと、
前記条件を満たすと判断された場合には、前記複数の割合の各々を補正するステップと、
補正後の前記割合と前記特定ステップにおいて特定された前記尺度とを用いて、前記第1のメールの宛先アドレスの各々について尺度を再計算し、再計算された当該尺度で前記第1データ格納部を更新するステップと、
をさらに含む付記1又は2記載のメール処理方法。
(付記5)
前記タイミング決定ステップが、
回答を要するメールの送信時から回答の期限までの間において回答を促すメールを送信するタイミングを定義するタイミングデータを尺度の範囲毎に格納する第3データ格納部から、特定された前記尺度が属する範囲に対応するタイミングデータを特定するステップと、
特定された前記タイミングデータと前記第1のメールの送信時と前記第1のメールの回答の期限とを用いて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定するステップと、
を含む付記1乃至4いずれか1つ記載のメール処理方法。
(付記6)
前記第1データ格納部には、メールアドレス毎に当該メールアドレスを利用するユーザの特定の属性についての属性値がさらに格納されており、
前記第1データ格納部に格納されているデータを含む処理要求をサーバに送信するステップと、
前記サーバから、前記特定の属性についての属性値毎に算出された尺度を含む処理結果を受信し、記憶装置に格納するステップと、
をさらに含み、
前記特定ステップが、
前記第1データ格納部に前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度が格納されていない場合、前記記憶装置から、前記第1のメールの宛先メールアドレスを利用するユーザの前記特定の属性についての属性値に対応する尺度を特定するステップ
を含む付記1乃至5いずれか1つ記載のメール処理方法。
(付記7)
回答を要する第1のメールを送信した場合、メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さを表す尺度を格納する第1データ格納部から、前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定するステップと、
特定された前記尺度に応じて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを前記第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するステップと、
を、コンピュータに実行させるためのメール処理プログラム。
(付記8)
メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さを表す尺度を格納する第1データ格納部と、
回答を要する第1のメールを送信した場合、前記第1データ格納部から、前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定する特定部と、
特定された前記尺度に応じて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを前記第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するタイミング決定部と、
を有するメール処理装置。
11,21 ネットワーク 13,15,23,25 ユーザ端末
17,27 メールサーバ 29 データベースサーバ
291 DB 30 送受信部
31 メール格納部 32 管理部
33 処理部 34 タイミング決定部
35 監視DB 36 レスポンスDB
37 ルールDB 38 フォーマットデータ格納部
39 メール生成部 40 回答要求部
71 送受信部 72 更新部
73 処理データ格納部

Claims (8)

  1. 回答を要する第1のメールを送信した場合、メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さの程度を表す尺度を格納する第1データ格納部から、前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定する特定ステップと、
    特定された前記尺度に応じて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを前記第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するタイミング決定ステップと、
    を含み、コンピュータにより実行されるメール処理方法。
  2. 所定のタイミングにて、前記第2データ格納部に格納されているデータを読み出し、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングであるか判断するステップと、
    前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングであると判断された場合には、前記第1のメールに対する回答を促すメールを前記第1のメールの宛先メールアドレス宛に送信するステップと、
    をさらに含む請求項1記載のメール処理方法。
  3. 前記第1のメールに対する回答の期限と前記第1のメールの送信時とを前記第1のメールの識別情報に対応付けて前記第2データ格納部に格納するステップと、
    前記第1のメールの識別情報を含む回答メールを受信した場合、前記第2データ格納部に格納されているデータを用いて、前記第1のメールの送信時から前記第1のメールに対する回答の期限までの長さに対する、前記第1のメールの送信時から前記第1のメールに対する回答メールの受信時までの長さの割合を算出するステップと、
    算出された前記割合と前記特定ステップにおいて特定された前記尺度とを用いて、前記第1のメールの宛先アドレスについての尺度を再計算し、再計算された当該尺度で前記第1データ格納部を更新するステップと、
    をさらに含む請求項1又は2記載のメール処理方法。
  4. 前記第1のメールに対する回答の期限と前記第1のメールの送信時とを前記第1のメールの識別情報に対応付けて前記第2データ格納部に格納するステップと、
    前記第1のメールの識別情報を含む複数の回答メールを受信した場合、当該複数の回答メールの各々について、前記第2データ格納部に格納されているデータを用いて、前記第1のメールの送信時から前記第1のメールに対する回答の期限までの長さに対する、前記第1のメールの送信時から当該回答メールの受信時までの長さの割合を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにおいて算出された複数の割合が、回答の期限の設定が不適切であることを判定するための条件を満たすか判断するステップと、
    前記条件を満たすと判断された場合には、前記複数の割合の各々を補正するステップと、
    補正後の前記割合と前記特定ステップにおいて特定された前記尺度とを用いて、前記第1のメールの宛先アドレスの各々について尺度を再計算し、再計算された当該尺度で前記第1データ格納部を更新するステップと、
    をさらに含む請求項1又は2記載のメール処理方法。
  5. 前記タイミング決定ステップが、
    回答を要するメールの送信時から回答の期限までの間において回答を促すメールを送信するタイミングを定義するタイミングデータを尺度の範囲毎に格納する第3データ格納部から、特定された前記尺度が属する範囲に対応するタイミングデータを特定するステップと、
    特定された前記タイミングデータと前記第1のメールの送信時と前記第1のメールの回答の期限とを用いて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定するステップと、
    を含む請求項1乃至4いずれか1つ記載のメール処理方法。
  6. 前記第1データ格納部には、メールアドレス毎に当該メールアドレスを利用するユーザの特定の属性についての属性値がさらに格納されており、
    前記第1データ格納部に格納されているデータを含む処理要求をサーバに送信するステップと、
    前記サーバから、前記特定の属性についての属性値毎に算出された尺度を含む処理結果を受信し、記憶装置に格納するステップと、
    をさらに含み、
    前記特定ステップが、
    前記第1データ格納部に前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度が格納されていない場合、前記記憶装置から、前記第1のメールの宛先メールアドレスを利用するユーザの前記特定の属性についての属性値に対応する尺度を特定するステップ
    を含む請求項1乃至5いずれか1つ記載のメール処理方法。
  7. 回答を要する第1のメールを送信した場合、メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さの程度を表す尺度を格納する第1データ格納部から、前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定するステップと、
    特定された前記尺度に応じて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを前記第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するステップと、
    を、コンピュータに実行させるためのメール処理プログラム。
  8. 回答を要する第1のメールを送信した場合、メールアドレス毎に当該メールアドレスのユーザが回答を要するメールに対して回答メールを返信する早さの程度を表す尺度を格納する第1データ格納部から、前記第1のメールの宛先メールアドレスに対応する尺度を特定する特定部と、
    特定された前記尺度に応じて、前記第1のメールに対する回答を促すメールの送信タイミングを決定し、当該送信タイミングのデータを前記第1のメールの識別情報に対応付けて第2データ格納部に格納するタイミング決定部と、
    を有するメール処理装置。
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