JP5681614B2 - 遊技機の可動演出装置 - Google Patents

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Description

この発明は、図柄表示装置の表示部が臨む開口の外側部分に該開口に沿って配設され、前記図柄表示装置の遊技演出に合わせて所定の演出動作を行なう遊技機の可動演出装置に関するものである。
例えば、遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、固定枠としての外枠に開閉自在に組み付けられた本体枠としての中枠に、前面にパチンコ球が打ち出される遊技領域が画成された遊技盤が着脱自在に配設される。前記遊技盤の前側には、始動入賞装置や特別入賞装置が遊技領域内に配設されると共に、遊技状態に合わせて発光演出を行う発光演出装置等(以下、電気部品という)が該遊技領域の内外に設けられる。また、遊技盤の中央には、前後に開口した演出領域が形成されると共に、前記遊技盤の後側には箱状の設置部材が配設され、この設置部材には、各種図柄を変動表示して図柄変動演出を行う液晶式やドラム式等の図柄表示装置が、前記演出領域に表示部を臨ませた状態で配設される。このようなパチンコ機では、前記遊技領域に打ち出して該遊技領域内を流下する遊技球が前記始動入賞装置に設けた始動口に入賞することで、図柄表示装置での図柄変動演出を開始させると共に遊技球を賞球として払出すよう構成されている。そして、前記図柄変動演出の結果、図柄表示装置に特定の図柄の組合わせ(大当り図柄)が表示されると、遊技者に有利な特別遊技(大当り遊技)を発生して、図柄表示装置における演出に合わせて前記特別入賞装置の入賞口を開放した後に、予め設定された所定のラウンド遊技を繰返して、遊技者に多数の賞球を払出す好機を与えるようになっている。
前記設置部材は、前方に開放する箱状に形成され、前記遊技盤の後面に所定の間隔をおいて対向する設置壁部と、該設置壁部の周縁部から前方に延出する外周壁部とを備え、該外周壁部の前端縁を遊技盤の後側に当接して該遊技盤の後側に配設される。前記設置部材の設置壁部には窓口が形成され、該設置壁部の後側に配設した前記図柄表示装置の表示部が整合している。また、前記設置壁部の前側には、前記図柄表示装置の表示部において行なわれる遊技演出に連動して移動する演出部材を備えた可動演出装置や、遊技内容に合わせてデザインされた装飾部材等が配設され、これら可動演出装置および装飾部材は、前記演出領域に臨むようになっている。このような遊技機は、特許文献1に開示されている。
特開2010−259551号公報
前記可動演出装置は、前記演出部材による前記図柄表示装置の表示部での遊技演出に対する演出効果を高めるため、複数の前記演出部材を該表示部が臨む前記開口の外側部分に姿勢変位可能に配設した構成のものがある。このような可動演出装置では、前記特許文献1に開示されたように、前記各演出部材が直線状に配設されていれば、駆動手段により直線に移動する移動部材により複数の演出部材を連動的に姿勢変位することが可能である。しかるに、例えば前記各演出部材が前記開口に沿って円弧状に配設されている場合には、直線に移動する前記移動部材では各演出部材を連動的に姿勢変位することが不可能であり、各演出部材毎に個別の駆動手段を設けることになるため、可動演出装置の大型化、複雑化およびコストアップを招来していた。
すなわち本発明は、従来技術に係る遊技機に内在する前記問題に鑑み、これらを解決するべく提案されたものであって、小型化および簡素化を図り得ると共にコストダウンが図られた遊技機の可動演出装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決し、所期の目的を達成するため、本願の請求項1に係る遊技機は、
図柄表示装置(H)の表示部(H1)が臨む開口(34)の外側部分に配設され、前記図柄表示装置(H)の遊技演出に合わせて所定の演出動作を行なう遊技機の可動演出装置であって、
前記開口(34)の外側部分に配設された移動部材(75)と、
前記移動部材(75)を、前記開口(34)の外側で円弧状に移動させる駆動手段(78)と、
前記開口(34)の外側部分に該開口(34)に沿って配設され、前記移動部材(75)と連係手段(77)で連係されて、前記移動部材(75)の移動により第1位置と第2位置とに姿勢変位可能な複数の演出部材(76)とを備え、
前記連係手段(77)は、前記各演出部材(76)に突設された突出部(95)と、前記移動部材(75)に各演出部材(76)と個別に対応して形成され、前記突出部(95)が摺動可能な溝(82)とを備え、
前記溝(82)は、前記移動部材(75)の移動方向に延在する第1溝部(83)と、前記第1溝部(83)の端部から該移動方向に対し斜めに延在する第2溝部(84)と、前記第2溝部(84)における前記第1溝部(83)と反対側の端部から前記移動部材(75)の移動方向に延在する第3溝部(85)とを有し、
前記突出部(95)が前記第1溝部(83)に位置する際に前記演出部材(76)が前記第1位置に保持され、前記突出部(95)が前記第3溝部(85)に位置する際に前記演出部材(76)が前記第2位置に保持されると共に、前記突出部(95)が前記第2溝部(84)に位置する際に前記演出部材(76)が前記第1位置および第2位置の間に位置するよう構成され、
前記第1溝部(83)の長さは前記各溝(82)毎に異なっていると共に、前記第3溝部(85)の長さは各溝(82)毎に異なっており、
前記駆動手段(78)の駆動により前記移動部材(75)が前記開口(34)に沿って円弧状に移動することで、前記各演出部材(76)の前記第1位置および第2位置へ姿勢変位の開始タイミングおよび終了タイミングを異ならせるよう構成したことを要旨とする。
従って、請求項1に係る発明によれば、開口の外側部分に配設した移動部材が該開口の周方向へ円弧状に移動することで、該開口の外側部分に沿って円弧状に配設した複数の演出部材の各々を、図柄表示装置の表示部での遊技演出に合わせて第1位置と第2位置との間で姿勢変位させることができ、演出効果を向上することができる。そして、移動部材を開口に沿って円弧状に移動させるため、可動演出装置の設置スペースを小さくすることができる。
そして、第1溝部の長さおよび第3溝部の長さが各溝毎に異なっているので、該移動部材が円弧状に移動する際に各演出部材の姿勢変位の開始タイミングおよび終了タイミングを異ならせることができ、各演出部材による演出効果を高めることができる。
請求項2に係る遊技機では、
複数の前記移動部材(75)が、前記開口(34)の周方向へ所要の間隔をおいて、該開口(34)を囲繞するように円形に配列され、
前記各演出部材(76)が、所要間隔毎に前記開口(34)を囲繞するように円形に配列されて前記移動部材(75)の何れかに対応して連係されると共に、
前記駆動手段(78)が、前記各移動部材(75)毎に対応して設けられ、
前記各駆動手段(78)で前記各移動部材(75)を個別に移動させて、前記各演出部材(76)を姿勢変位するよう構成したことを要旨とする。
従って、請求項2に係る発明によれば、複数の演出部材が所要間隔毎に開口を囲繞するように円形に配列されて移動部材に連係されているので、各駆動手段を同期的に駆動させて各移動部材を同期的に移動させることで、複数の演出部材を同期的に表示部の周囲から前方へ臨ませることができ、各演出部材により演出効果を高めることができる。また、各駆動手段を非同期に駆動させて各移動部材を非同期的に移動させることで、各演出部材をタイミングをずらして姿勢変位させることができるから、更に多彩かつ多様な演出を行なうことができる。
請求項3に係る遊技機では、
前記移動部材(75)は、前記開口(34)の外側部分に設けられたガイド手段(69,81)で円弧状に移動するように案内され
前記各移動部材(75)は、前記開口(34)の外側部分に対向する面に、円弧状に延在すると共に該裏面から突出した突部(89)が、該移動部材(75)の移動方向と交差する方向に離間して複数形成され、
前記開口(34)の外側部分に、前記各移動部材(75)の各突部(89)が摺動可能な摺動面(66)が、段差なく前記開口(34)を囲繞するよう形成され、
隣接する移動部材(75)の移動領域は重なっていないことを要旨とする。
従って、請求項3に係る発明によれば、ガイド手段により、移動部材を開口に沿って適切な円弧軌道で移動させることができ、各演出部材を適切に姿勢変位させることができる。そして、移動部材は、突部の先端において摺動面に接触しているので、移動する際の摺動抵抗が減少してスムーズな移動が可能である。
請求項4に係る遊技機では、
前記各演出部材(76)は、前記移動部材(75)の前側に配設され、該移動部材(75)が円弧状に移動することで、該移動部材(75)の前側に重なった前記第1位置と前記開口(34)の前側へ移動した前記第2位置とに姿勢変位することを要旨とする。
従って、請求項4に係る発明によれば、各演出部材は、移動部材の前側に重なって第1位置では開口の前側から退避すると共に、開口の前側へ移動した第2位置では前記図柄表示装置の表示部の前側に移動するので、演出部材が該表示部の前方を進退するようになって演出効果を好適に向上させ得る。
本発明に係る遊技機の可動演出装置によれば、円弧状に配設された複数の演出部材を1つの駆動手段で姿勢変位させることができ、小型化および簡素化を図り得ると共にコストダウンが図られる。
実施例に係るパチンコ機の正面図である。 実施例のパチンコ機に装着される遊技盤の正面図である。 第1可動演出装置および第3装飾部材を前側に配設した設置部材を示す斜視図である。 図3のIV−IV線断面図である。 設置部材から第1可動演出装置を取り外した状態を示す斜視図である。 各回転演出部材が退避位置に保持された非作動状態の第1可動演出装置を示す斜視図である。 第1可動演出装置を構成する第1演出機構を、前側から見た状態で示す分解斜視図である。 第1可動演出装置を構成する第1演出機構を、後側から見た状態で示す分解斜視図である。 設置部材の前側に配設した第1可動演出装置を、各回転演出部材を取り外した状態で示す正面図である。 第1演出機構において、スライド部材に設けたカム溝と回転演出部材に設けたカムからなる連係機構の構成を示す説明図である。 設置部材に配設した第1可動演出装置を、各可動演出部材が退避位置にある状態で示す正面図である。 設置部材に配設した第1可動演出装置を、各可動演出部材が退避位置と移動位置との間にある状態で示す正面図である。 設置部材に配設した第1可動演出装置を、各可動演出部材が移動位置にある状態で示す正面図である。
次に、本発明に係る遊技機の可動演出装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、遊技機としては、一般的なパチンコ機Pを例にして説明する。また、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、特に断りのない限り、図1に示すようにパチンコ機Pを前側(遊技者側)から見た状態で指称する。
(パチンコ機)
実施例に係るパチンコ機Pは、図1に示すように、前後に開口する矩形枠状に形成されて遊技店の図示しない設置枠台に縦置き姿勢で設置される固定枠としての外枠Aの開口前面側に、遊技盤Dを着脱可能に保持する本体枠としての中枠Bが、開閉および着脱可能に組み付けられている。そして、前記遊技盤Dの裏側に、所定条件の成立(後述する始動入賞装置20の始動入賞口20Aへのパチンコ球(遊技球)の入賞)を契機として演出用の図柄を変動表示させて図柄変動演出を行なう図柄表示装置Hが着脱可能に配設されている。また、前記中枠Bの前面側には、前記遊技盤Dを透視保護するガラス板や透明な合成樹脂材により形成された透視保護板26で前後に開口する窓部を覆うよう構成された装飾枠としての前枠Cが開閉可能に組み付けられると共に、該前枠Cの下方にパチンコ球を貯留する下球皿Fが前記中枠Bに組み付けられる。更に、前記前枠Cの下部位置に、パチンコ球を貯留する上球皿Eが一体的に組み付けられており、前枠Cの開閉に合わせて上球皿Eも一体的に開閉するよう構成される。
前記中枠Bの右下方位置には、該中枠Bに配設された打球発射装置(図示せず)を作動する操作ハンドルGが設けられており、該操作ハンドルGの操作により打球発射装置が作動されることで、前記上球皿Eに貯留されたパチンコ球が所定間隔(例えば、0.6秒間隔)で1球ずつ前記遊技盤Dに向けて連続的に発射されるようになっている。なお実施例では、前記図柄表示装置Hとして、各種図柄を表示可能な液晶パネルを収容ケースに収容した液晶表示装置が採用されるが、これに限られるものではなく、ドラム式の図柄表示装置やドットマトリックス式の図柄表示装置等の各種図柄を停止および変動表示可能な従来公知の各種の表示装置を採用し得る。また、前記上球皿Eは、前記前枠Cと別体に形成して中枠Bに対して開閉可能に組み付けるようにしてもよい。
(遊技盤)
前記遊技盤Dは、図2に示すように、アクリルやポリカーボネート等の光透過性の合成樹脂製板やベニア等の木製合板を材質とし、前記中枠Bに設けた遊技盤保持部(図示せず)の内縁形状に整合する外縁形成された略矩形の平板状に形成され、その前側には遊技領域10が設けられると共に、その後側には図3に示す設置部材30が配設されている。遊技盤Dの前側には、左下部から右上部にかけて円弧状に延在する外レール11と、この外レール11の内側に中央下部から左上部にかけて並べて配置された内レール12と、外レール11の右上部から内レール12の下部までの間に右方へ凹む湾曲形状に構成された盤面飾り部材13等が配設されており、両レール11,12および盤面飾り部材13で囲まれた内側が前記遊技領域10として構成されている。これにより、前記打球発射装置から発射されたパチンコ球は、外レール11と内レール12との間を通って遊技領域10の左上部に打ち出された後、該遊技領域10内を流下する。但し、前記内レール12の延在長を大きく設定して、前記外レール11および該内レール12で遊技領域10を形成するように構成してもよい。
前記遊技盤Dには、図2に示すように、中央に大きな貫通口が形成され、前後に開口して遊技演出領域とされる表示窓口28Aが形成された枠状装飾部材28が、該貫通口の開口縁に配設されている。この枠状装飾部材28には、図柄表示装置H(後述)で行なわれる遊技内容に合わせた装飾が施されている。そして、前記設置部材30に着脱可能に配設された図柄表示装置Hにおける表示部H1や、該設置部材30の前側に配設される後述の第1〜第3の可動演出装置60,110,115等が、枠状装飾部材28の表示窓口28Aに臨むように配設されている。なお、前記枠状装飾部材28と前記盤面飾り部材13との間には、パチンコ球の流下が可能な流下経路15が形成されている。
また前記遊技盤Dには、前記貫通口の真下において、該遊技盤Dの左右中央に第1装着口が開設され、該貫通口の右下方(第1装着口の右側)に第2装着口が開設されると共に、前記第1装着口の左側に第3装着口が開設されている。前記第1装着口には始動入賞装置20が前側から配設され、前記第2装着口には特別入賞装置21が前側から配設されると共に、第3装着口には3つの入賞口22Aが左右に配列された普通入賞具22が配設されている。すなわち前記特別入賞装置21は、前記枠状装飾部材28の右側に形成された前記流下経路15の下方に位置している。なお、遊技盤Dの前面における前記遊技領域10内には、多数の球案内釘23および回転球案内具25等が配設されている。
前記始動入賞装置20、特別入賞装置21および普通入賞具22には、各々に入賞したパチンコ球を検知する球検知スイッチが個別に配設され、各球検知スイッチからの球検知信号は、前記設置部材30の後側に取り付けられて当該パチンコ機Pを総合的に制御する主制御装置(図示せず)に送出される。前記主制御装置は、前記始動入賞装置20の球検知スイッチからの検出信号を受けると、大当たり抽選を行なうと共に、前記設置部材30の後側に取り付けられた統括制御装置(図示せず)に制御信号を出力して前記図柄表示装置Hに図柄変動演出を行なわせると共に、前記中枠Bの後側に配設された払出制御装置(図示せず)に制御信号を出力して、球払出装置(図示せず)に所定数の賞球を払い出させる。そして、前記主制御装置における前記大当たり抽選の結果として大当たりが発生する場合には、図柄表示装置Hの表示部H1での図柄変動演出の後に、該表示部H1に所定の図柄組合わせで図柄が停止表示され、前記特別入賞装置21の開閉扉21Aが開放位置に姿勢変位して多数のパチンコ球の入賞が可能となる。また主制御装置は、前記特別入賞装置21の球検知スイッチからの検出信号を受けると、前記払出制御装置に制御信号を出力して前記球払出装置に所定数の賞球を払い出させる。更に主制御装置は、前記普通入賞具22の球検知スイッチからの検出信号を受けると、前記払出制御装置に制御信号を出力して前記球払出装置に所定数の賞球を払い出させる。
(設置部材)
前記設置部材30は、図3〜図5に示すように、前方に開放する略矩形のバケット状に一体成された合成樹脂製の部材であって、前側の開放端を遊技盤Dの後面に突き合わせて該遊技盤Dに取り付けられる。この設置部材30は、遊技盤Dの後面に対して後方から所要の間隔で対向して該遊技盤Dの後面を構成する設置壁部31と、この設置壁部31の周縁から前方へ延出形成された外周壁部32と、この外周壁部32の前端から外方に向けて屈曲形成された縁板部33等を備えている。すなわち設置部材30は、外周壁部32で囲われて遊技盤D側に開放する前部開口が矩形状に形成されると共に、縁板部33の外周縁が、遊技盤Dの外周縁より一回り小さい形状および大きさで形成されている。このような設置部材30は、縁板部33を遊技盤Dの後面にネジ止めすることで該遊技盤Dに固定され、遊技盤Dの後面から離間した設置壁部31の前側に、第1〜第3の各装飾部材40,45,50や、第1〜第3の各可動演出装置60,110,115や、その他の各種部材の配設を可能とする空間SPを画成する。
前記設置部材30の設置壁部31には、図3〜図5に示すように、前後に貫通する表示開口34が形成されている。この表示開口34は、上縁および下縁が水平に延在する直線をなすと共に左縁および右縁が垂直に延在する直線をなし、また上縁と左縁との間、上縁と右縁との間、下縁と左縁との間、下縁と右縁との間の各々が凹状の円弧をなす開口形状とされている。設置壁部31の後側には、前記図柄表示装置Hを固定するための取付部(図示せず)が設けられ、表示部H1を表示開口34に臨ませた状態で該図柄表示装置Hが着脱可能に取り付けられる(図3〜図5では、図柄表示装置Hは図示省略してある)。この図柄表示装置Hは、各種図柄を表示可能な表示部H1をなす液晶パネルが収容ケースに収容されたユニット部材であって、該収容ケースの後面には、該図柄表示装置Hの表示部H1の表示制御を行なう表示制御装置と、当該パチンコ機Pの遊技演出を統括的に制御する前記統括制御装置が配設される。統括制御装置には、設置壁部31の後側に配設した中継基板(図示せず)を介して前記図柄表示装置H、前記前枠Cに配設されたランプ装置や前記中枠Bに配設されたスピーカ等が電気的に接続されており、該統括制御装置から出力される制御信号に基づいて各装置が作動制御される。また統括制御装置には、中継基板を介して、設置壁部31の前側に配設された前記第1〜第3の装飾部材40,45,50に配設されたランプ装置や、前記第1〜第3の各可動演出装置60,110,115等が電気的に接続されており、該統括制御装置から出力される制御信号に基づいて各ランプ装置の点灯制御や各可動演出装置60,110,115の作動が制御される。なお前記設置壁部31は、表示開口34の上側部分を上板部31A、表示開口34の下側部分を下板部31Bと指称すると共に、表示開口34の右側部分を右板部31C、表示開口34の左側部分を左板部31Dと指称する。
前記設置部材30における設置壁部31の上板部31Aの前側には、図1および図2に示すように、該上板部31Aの左右幅に略同じ左右長に形成された横長の第2可動演出装置110が配設されている。すなわち、前記上板部31Aの前面における左端近傍および右端近傍には、水平前方へ突出した複数の第1取付ボス35が形成されており、第2可動演出装置110は、その左端部分および右端部分を各第1取付ボス35の前部に支持された状態で、上板部31Aとの間に空間SP1を画成した状態で該上板部31Aに前方に配設されている。そして第2可動演出装置110には、図1および図2に示すように、第1装飾部材40が配設されている。
前記設置壁部31の右板部31Cの前側には、図1および図2に示すように、該右板部31Cの上下幅と略同じ上下長に形成された縦長の第3可動演出装置115が配設されている。すなわち、前記右板部31Cの前面における上端近傍および下端近傍には、水平前方へ突出した複数の第2取付ボス36が形成されており、第3可動演出装置115は、その上端部分および下端部分を各第2取付ボス36の前部に支持された状態で、右板部31Cとの間に空間SP1を画成した状態で該右板部31Cに配設されている。そして第3可動演出装置115には、図1および図2に示すように、後述する第2装飾部材45が配設されている。更に、前記設置壁部31の左板部31Dの前側には、図1〜図4に示すように、該左板部31Dの上下幅と略同じ上下長に形成された縦長の第3装飾部材50が配設されている。すなわち、前記左板部31Dの前面における上端近傍および下端近傍には、水平前方へ突出した複数の第3取付ボス37が形成されており、第3装飾部材50は、その上端部分および下端部分を各第3取付ボス37の前部に支持された状態で、左板部31Dとの間に空間SP1を画成した状態で該左板部31Dに配設されている。
(第1可動演出装置)
前記設置部材30の設置壁部31の前側には、図3〜図5に示すように、前記表示開口34を囲繞する第1可動演出装置60が配設されている。この第1可動演出装置60は、前記設置壁部31と、前記第2可動演出装置110、第3可動演出装置115および第3装飾部材50との間に画成された前記空間SP1内で姿勢変位可能に配設されている。すなわち、前記第2可動演出装置110および第3可動演出装置115が、前記第1装飾部材40の前側および第2装飾部材45の前側に夫々配設されて遊技盤Dの前面と略同じ位置に臨むようになっているのに対し、前記第1可動演出装置60は、設置部材30の前記設置壁部31に直接に取り付けられているため、前記第2可動演出装置110(第1装飾部材40)、第3可動演出装置115(第2装飾部材45)および第3装飾部材50の後側において、遊技盤Dの前面からかなり奥まった位置に配設されている。
(第1〜第3の演出機構)
実施例の第1可動演出装置60は、図3、図5、図6および図11に示すように、前記表示開口34の外側部分に位置し、この表示開口34の周方向へ配列されて該表示開口34を円形に囲繞する第1〜第3の演出機構61,62,63から構成されている。すなわち、前記設置壁部31の前側において、表示開口34の上方に第1演出機構61が配設され、該表示開口34の左側から下方にかけて第2演出機構62が配設される共に、該表示開口34の右側から下方にかけて第3演出機構63が配設されている。従って第1〜第3の各演出機構61,62,63は、表示開口34の外周部分を周方向へ複数(実施例では3つ)に分割した各々の領域に配設されている。
前記第1〜第3の演出機構61,62,63は、図6および図7に示すように、前記設置壁部31の前面に接触するように配設され、表示開口34の外周方向へ円弧状に延在する摺動面66が形成された固定ベース部材65を備えている。そして前記固定ベース部材65には、前記摺動面66に沿って周方向へ移動可能な円弧状のスライド部材(移動部材)75と、前記摺動面66において前記固定ベース部材65の前側に配設された前記回転演出部材(演出部材)76と、前記スライド部材75と前記回転演出部材76とを連係する連係機構(連係手段)77と、前記スライド部材75を前記第3演出機構63に沿って移動させる電動モータ(駆動手段)78とが配設されている。なお、第1〜第3の各演出機構61,62,63は、スライド部材75の形状や電動モータ78の配設位置等に若干の違いはあるものの基本的な構成は同じである。従って、ここでは第1演出機構61についてのみ詳細構成を図示し、各演出機構61,62,63における同一の部材、部位については同一の符号を付して説明する。
(固定ベース部材)
前記固定ベース部材65は、図7および図8に示すように、左右方向に細長い形状に形成されると共に、前面には前記摺動面66が円弧状でかつ平面状に形成されている。前記摺動面66の円弧方向の長さは、前記表示開口34の外周部分における周長の略1/3に設定されている。そして、前記摺動面66の前面には、該摺動面66の幅方向の中央より表示開口34となる内側に、前方に軸心を向けた複数(実施例では3個)の第1支軸67が、周方向へ等間隔に配設されている。各第1支軸67には、前記回転演出部材76が回転自在に配設されるようになっている。また前記摺動面66には、図7に示すように、該摺動面66の幅方向の中央より外側に、前方に軸心を向けた複数(実施例では2個)の第2支軸68が、周方向へ所要の間隔に配設されている。各第2支軸68には、前記摺動面66に沿って周方向へ移動可能な円弧状のスライド部材75に設けたガイドレール(ガイド部)81に係合するガイドローラ(ガイド部)69が回転自在に配設されている。なお、各第2支軸68は、前記各第1支軸67に対して、周方向へ適宜偏倚した位置に設けられている。また、固定ベース部材65の前記摺動面66が形成された部位の右上には、前記電動モータ78およびギアが配設される機構設置部70が設けられている。更に、前記固定ベース部材65の摺動面66から外れた左右両側部分は、適宜基板やその他の機器が配設される機器設置部71が設けられている。
(スライド部材)
前記各スライド部材75は、図6および図7に示すように、前記摺動面66の曲率と同じ曲率に形成された長円弧状の板状部材であり、前記摺動面66の円弧方向の長さより短く形成されている。そしてスライド部材75は、対応する摺動面66と常に前後に重なる範囲内において、該摺動面66の周方向への往復スライド移動が可能となっている。スライド部材75における前記摺動面66に対向する裏面には、図8に示すように、該スライド部材75の長手方向へ延在する複数(実施例では4本)の円弧突部89が、該スライド部材の短手方向へ所要間隔毎に形成されている。従ってスライド部材75は、各円弧突部89の先端において前記摺動面66に接触するようになっており、円弧状に移動する際の摺動抵抗が減少するよう構成されている。
また前記スライド部材75には、図7〜図9に示すように、前記第1支軸67,67,67に各々対応する位置に、摺動面66の周方向へ円弧状に延在する退避部80,80,80が形成されている。なお、図7において、左側および中央に位置する退避部80,80は、前記スライド部材75に円弧状の開口する長孔形態に形成され、右側に位置する退避部80は、該スライド部材75の端縁部に開口した凹部となっている。従って、各退避部80に各第1支軸67が位置していることで、スライド部材75が後述する原点位置とスライド位置との間をスライド移動が可能になっている。
(ガイド部)
ガイド部としての前記各ガイドレール81,81は、前記スライド部材75において、該スライド部材75の曲率と同じ曲率で円弧状に形成されている。前記各ガイドレール81の周方向への長さは、当該スライド部材75の周方向への移動ストロークを規定するものである。また、ガイド部しての前記各ガイドローラ69,69は、前記第2支軸68,68に回転自在に配設され、図8に示すように、前記スライド部材75を前後から挟み込むよう前後に分割されて、2つのローラ半体69A,69Bから構成されている。すなわち各ガイドローラ69は、第2支軸68に一方のローラ半体69Aを配設したもとで前記スライド部材75の前記ガイドレール81へ該第2支軸68を挿通させ、挿通した該第2支軸68に対して他方のローラ半体69Bを装着することで、該スライド部材75を前後から挟持した状態となる。なお、各ガイドローラ69,69の他方のローラ半体69Bには、前端面に前記ガイドレール81の短手方向の開口幅より大径のリブが形成されており、前記スライド部材75は、両ガイドローラ69,69により固定ベース部材65から前方へ離脱することが防止されるようになっている。
従って前記スライド部材75は、前記ガイドローラ69,69が対応のガイドレール81,81に沿って転動することで、原点位置(図8参照)と、前側から見て該原点位置から反時計方向へ円弧状にスライド移動したスライド位置(図9参照)との間をスライド移動するようになっている。なお、スライド部材75の前記原点位置では、前記各ガイドローラ69は対応するガイドレール81の左端に近接または当接するようになり、スライド部材75の前記スライド位置では、前記各ガイドローラ69は対応するガイドレール81の右端に近接または当接するようになっている。
(カム溝)
そして、図7〜図9に示すように、スライド部材75には、各回転演出部材76に設けられて連係機構77を構成するカム(突出部)95が摺動するカム溝(溝)82が、該スライド部材75の前後方向に貫通した状態に形成されている。このカム溝82は、スライド部材75の円弧方向と交差する幅方向の中央よりも外側において周方向へ延在する第1溝部83と、この第1溝部83の右端から半径方向の内方へ斜めに延在する第2溝部84と、この第2溝部84の端部からスライド部材75の円弧方向と交差する幅方向の中央よりも内側において周方向へ延在する第3溝部85とから構成されている。そして、前記スライド部材75が摺動面66に沿って周方向へスライド移動して、前記カム95が該カム溝82の第1溝部83、第2溝部84および第3溝部85に沿って摺動することで、後述するように、当該カム95が配設された回転演出部材76が、前記第1支軸67を中心として回転しながら姿勢変位するように構成されている。
また、スライド部材75における外周側端部の右側部分には、該外周側端部に沿って周方向へ延在するラックギア86が形成されている。更に、スライド部材75の外周側端部の左方には、半径方向の外方へ延出する検知片87が形成されており、該スライド部材75の原点位置を検出する原点検知センサ88での検知が可能となっている。すなわち、前記スライド部材75が前記原点位置となった場合に前記検知片87が前記原点検知センサ88に検知されるように構成されている。
(回転演出部材)
前記各回転演出部材76は、図7、図8および図10に示すように、前記第1支軸67に枢支される枢支体部90と、この枢支体部90に固定されて前面が所要の意匠形状に形成されて演出体部91とを備えている。前記枢支体部90は、前記演出体部91を固定するための取付座が形成された板状の取付部92と、この取付部92の一端に設けられて前記第1支軸67が挿通する支持孔94が形成された支持部93と、前記取付部92の前記支持部93と反対側の他端側において後方へ突出するピン状の前記カム95とを備えた一体成形部材である。すなわち前記カム95は、前記支持孔94から所要距離離間した位置に配設されており、該支持孔94に挿通した前記第1支軸67を中心として枢支体部90が回転変位することで円弧状の軌跡に沿って移動し得るようになっている。
前記演出体部91は、図7および図8に示すように、前記枢支体部90の取付部92に固定される固定部96と、この固定部96に一体的に形成された意匠部97とを備えると共に、該意匠部97の後側に、LED基板を備えた照明装置(図示せず)が配設されている。前記意匠部97は、前記固定部96側が幅広で、該固定部96から離間するにつれて徐々に幅狭になり、該固定部96と反対側の先端部分が、該固定部96と略同じ幅に形成されている。そして前記意匠部97は、光の透過が可能な半透明の部材であり、前記照明装置を点灯制御することで明輝して演出効果が発現されるようになっている。
前述のように構成された各回転演出部材76は、図7および図8に示すように、前記固定ベース部材65に設けた摺動面66に前記スライド部材75を予めセットしたもとで、前記枢支体部90の支持部93に形成された支持孔94に前記第1支軸67の先端部を突入して係合させることで、該固定ベース部材65に回転自在に配設される。そして、固定ベース部材65を設置部材30における設置壁部31の前面に固定すると、各回転演出部材76は、前方へ軸心が延在する前記第1支軸67を回転中心として前記固定ベース部材65に設けた前記摺動面66の前面と平行な方向で回転変位が可能となっている。これにより回転演出部材76は、図10に示すように、前記枢支体部90に設けたカム95を前記スライド部材75のカム溝82に係合させることで、姿勢が規定されるようになる。
すなわち各回転演出部材76は、図6および図11に示すように、前記カム95が前記カム溝82の第1溝部83に位置している場合は、摺動面66の前側に位置してスライド部材75と前後に重なり得る退避位置に保持されるようになっている。また各回転演出部材76は、図10および図13に示すように、前記カム95が前記カム溝82の第3溝部85に位置している場合は、前記表示開口34の中央方向を指向して前記図柄表示装置Hの表示部H1の前方に延出した移動位置に保持されるようになっている。更に各回転演出部材76は、図12に示すように、前記カム95が前記カム溝82の第2溝部84に位置している場合は、前記退避位置と前記移動位置との間に位置するように構成されている。
従って第1可動演出装置60では、スライド部材75が前記原点検知センサ88が前記検知片87を検知した原点位置にある場合には、図3、図6および図11に示すように、前記カム95が前記カム溝82の第1溝部83に位置して、前記退避位置に保持される。そして各回転演出部材76は、退避位置に保持されている場合に、図1および図2に示すように、前記第2可動演出装置110、第3可動演出装置115および第3装飾部材50の背後に位置して、遊技盤Dの前側からは全く視認されないようになっている。
そして、前記電動モータ78の駆動により、前記スライド部材75が前側から見て反時計方向へ円弧状に移動すると、図12に示すように、前記カム95が前記カム溝82の第1溝部83から第2溝部84へ相対的に移動して該第2溝部84に沿って摺動するようになることで、回転演出部材76は前から見て反時計方向へ回転するようになる。更に、前記スライド部材75が所定の距離だけ反時計方向へ円弧状に移動すると、前記カム95が前記カム溝82の第2溝部84から第3溝部85へ相対的に移動して該第3溝部85に沿って摺動するようになり、これにより回転演出部材76は、前記移動位置に姿勢変位して保持される(図13)。なお各回転演出部材76は、前記移動位置において前記表示窓口28Aへ延出して、図柄表示装置Hの表示部H1の前方に位置して、遊技盤Dの前側から好適に視認されるようになる。
ここで、前記スライド部材75に設けた3つの各カム溝82は、図10に示すように、該スライド部材75の長手方向における第1溝部83の長さと第3溝部85の長さが各々異なっている。すなわち、正面左側のカム溝82は、第1溝部83の長さL1が最も長く形成され、中央のカム溝82における第1溝部83の長さL1は正面左側のカム溝82の第1溝部83より短く形成され、正面右側のカム溝82における第1溝部83の長さL1は中央のカム溝82の第1溝部83より更に短く設定されている。従って、前記スライド部材75が前記原点位置からスライド位置に向けて円弧状に移動する際には、正面右側の回転演出部材76、中央の回転演出部材76および正面左側の回転演出部材76の退避位置から移動位置への姿勢変位の開始タイミングおよび終了タイミングが異なるようになっている。すなわち、スライド部材75が原点位置からスライド位置へ移動する際には、図12に示すように、正面右側の回転演出部材76の姿勢変位が最も早く開始され、次いで中央の回転演出部材76、正面左側の回転演出部材76の順で姿勢変位が開始される。
一方、正面左側のカム溝82は、第3溝部85の長さL2が最も短く形成され、中央のカム溝82における第3溝部85の長さL2は正面左側のカム溝82の第3溝部85より長く形成され、正面右側のカム溝82における第3溝部85の長さL2は中央のカム溝82の第3溝部85より更に長く設定されている。従って、前記スライド部材75が前記スライド位置から原点位置に向けて円弧状に移動する際には、正面右側の回転演出部材76、中央の回転演出部材76および正面左側の回転演出部材76の移動位置から退避位置への姿勢変位の開始タイミングおよび終了タイミングが異なるようになっている。すなわち、スライド部材75がスライド位置から原点位置へ移動する際には、正面左側の回転演出部材76の姿勢変位が最も早く開始され、次いで中央の回転演出部材76、正面右側の回転演出部材76の順で姿勢変位が開始される。
(電動モータ)
前記電動モータ78は、例えば正逆回転が可能なステッピングモータ等であり、減速用のギアボックス100を備えており、図7および図8に示すように、前記固定ベース部材65の機構設置部70に固定される。前記ギアボックス100における出力軸101には、駆動ギア102が設けられていると共に、前記機構セット板38には、前記駆動ギア102に噛合する第1中継ギア103と、この第1中継ギア103に噛合すると共に前記スライド部材75の端部に設けたラックギア86に噛合する第2中継ギア104とが配設されている。従って、前記電動モータ78を正逆駆動させることで、前記駆動ギア102の回転に対して第1中継ギア103および第2中継ギア104が各々従動回転するようになり、これにより前記スライド部材75を原点位置とスライド位置との間に円弧状に移動させることが可能となっている。なお電動モータ78は、前述した統括制御装置により駆動制御される。また駆動手段としては、前記電動モータ78に限らず、流体を使用するアクチュエータや、ロータリーソレノイド等であってもよい。また、前記第2演出機構62および第3演出機構63では、電動モータ78とラックギア86に隣接して電動モータ78を配設することができるため、中継ギアを不要として、駆動ギア102がラックギア86と直接に噛合している。
前述のように構成された第1〜第3の演出機構61,62,63から構成された第1可動演出装置60は、図5および図10に示すように、前記設置部材30における設置壁部31の前面に各演出機構61,62,63の固定ベース部材65を固定すると、各々の固定ベース部材65に形成された前記摺動面66の両端部が隣接する摺動面66の端部と段差泣く整合するようになり、3つの摺動面66は同一円周上に配列されて1つの円形の摺動面を構成する。また、第1〜第3の演出機構61,62,63における前記スライド部材75も、各摺動面66と同じ同一円周上に配列される。また、第1〜第3の演出機構61,62,63に配設された3つずつの各回転演出部材76は、図11に示すように、同一円周上でかつ周方向へ等間隔に配置される。
(第2可動演出装置)
前記第2可動延出装置110は、図1および図2に示すように、第1演出部材111と、該第1演出部材111の右側に並んで該第1装飾部材40に昇降移動可能に配設された第2演出部材112と、これら第1演出部材111および第2演出部材112を昇降させる駆動機構等を備えている。そして第2可動演出装置110は、前記駆動機構の駆動により第1演出部材111および第2演出部材112が同期的または別々に昇降移動して、前記第1装飾部材40の前側に重なった退避位置と、前記表示開口34へ延出して前記表示部H1の前側に位置する移動位置との間を昇降変位するように構成されている。
(第3可動演出装置)
第3可動演出装置115は、図1および図2に示すように、その下端部が枢支された揺動部材116と、該揺動部材116の上端側に回転可能に配設された回転部材117とを備えると共に、図示省略したリンク機構および電動モータからなる駆動機構とを備えている。そして第3可動演出装置115は、前記駆動機構の駆動により揺動部材116が揺動変位して、前記第2装飾部材45の前側に重なった退避位置と、前記表示開口34へ延出して前記表示部H1の前側に位置する移動位置との間を回転変位するように構成されている。
(実施例の作用)
前述のように構成された第1可動演出装置60等を備えた実施例のパチンコ機Pでは、前記遊技盤Dの遊技領域10へ打ち出されたパチンコ球が前記始動入賞装置20の始動入賞口20Aに入賞して、該始動入賞装置20に配設された球検知スイッチによる球検知信号を前記主制御装置が受けると、該主制御装置は、大当たり抽選を行なうと共に、前記統括制御装置に制御信号を出力して前記図柄表示装置Hの表示部H1において図柄変動演出を行なわせる。そして主制御装置は、前記大当たり抽選の結果として大当たりが発生すると、前記統括制御装置を介して図柄表示装置Hの表示部H1に所定の図柄組合わせで図柄を停止表示させ、前記特別入賞装置21の開閉扉21Aを開放動作させて入賞口を開放させる。
また前記統括制御装置は、前記主制御装置からの制御信号に基づき、前記第1可動演出装置60、第2可動演出装置110および第3可動演出装置115等を、前記図柄表示装置Hの表示部H1での遊技内容に合わせて総合的に作動制御する。すなわち統括制御装置は、前記図柄表示装置Hの表示部H1での遊技内容に基づき、前記第1〜第3の各可動演出装置60,110,115の何れかを単独で作動させたり、各可動演出装置60,110,115を同時または同期的に作動させる。
前記第1可動演出部材60では、前記第1〜第3の各演出機構61,62,63は、前記電動モータ78の駆動制御前においては、図3および図11に示すように、各スライド部材75が原点位置に停止保持されていることで、前記カム95が前記カム溝82の第1溝部83に位置するので、各回転演出部材76は前記退避位置に停止保持されている。従って、各回転演出部材76は、第2可動演出装置110(第1装飾部材40)、第3可動演出装置115(第2装飾部材45)および第3装飾部材50の背後に位置しており、遊技盤Dの前面からはその存在を認識することができない。
そして、第1〜第3の各演出機構61,62,63の前記電動モータ78が駆動制御されると、各スライド部材75が摺動面66に沿って周方向(実施例では前側から見て反時計方向)へスライドして前記原点位置からスライド位置に向けて移動する。このスライド部材75のスライド移動により、各回転演出部材76は、適宜時間差をもって前記退避位置から移動位置に向けて姿勢変位を開始する(図12参照)。そして、全ての回転演出部材76が夫々移動位置まで回転すると、各回転演出部材76における演出体部91の先端が環状に整列した状態で図柄表示装置Hの表示部H1の前側に位置するので、演出効果を好適に向上させることができる。しかも、第1可動演出装置60の各回転演出部材76は、第2可動演出装置110(第1装飾部材40)、第3可動演出装置115(第2装飾部材45)および第3装飾部材50の後側において表示部H1の直前で姿勢変位するため、表示窓口28Aの奥まった位置で姿勢変位する。
前述のように構成された実施例の第1可動演出装置60によれば、遊技盤Dの後方に位置する設置壁部31の前面に該第1可動演出装置60を配設することで、各スライド部材75が該設置壁部31に設けた表示開口34の外側部分に配設されて該表示開口34を囲繞すると共に、各回転演出部材76が、表示開口34の外側部分において該表示開口34を囲繞するように円形に配列される。従って、前記第1〜第3の各演出機構61,62,63では、円弧状の各スライド部材75を移動させると、各々3個ずつの各回転演出部材76が、該設置壁部31に形成した表示開口34から退避した退避位置および該表示開口34に臨む表示部の前方に臨む移動位置の間を姿勢変位するので、演出効果を好適に向上させることができる。また、第1〜第3の各演出機構61,62,63では、1つの電動モータ78および1つのスライド部材75により、円弧状に配列された3個の各回転演出部材76を姿勢変位させることができ、第1可動演出装置60の小型化および構成の簡素化を図ることができると共に、電動モータ78を各回転演出部材76毎に個別に設ける必要がないからコスト低減にも寄与し得る。
また前記第1可動演出装置60は、設置部材30の設置壁部31の前面に配設され、前記第2可動演出装置110(第1装飾部材40)、第3可動演出装置115(第2装飾部材45)および第3装飾部材50の後側において、遊技盤Dの後方の奥まった位置で各回転演出部材76が姿勢変位するので、奥行き感のある立体的な演出効果を得ることができる。また、各回転演出部材76は、表示開口34に臨む図柄表示装置Hの表示部H1の直前で姿勢変位するから、該表示部H1で表示演出される図柄と該回転演出部材76との同調性を向上させることができる。
また、第1〜第3の各演出機構61,62,63を設置部材30の設置壁部31の前側に配設すると、各固定ベース部材65に設けた前記各摺動面66が表示開口34の外側において真円をなすと共に、各スライド部材75が円弧状に形成されているから、前方に開放した設置部材30の縦幅および予横幅に対してサイズに対して該スライド部材75の長さを大きく設定することができ、1つのスライド部材75で複数(実施例では3個)の回転演出部材76を姿勢変位させることが可能である。しかも、設置部材30の設置壁部31に、第1〜第3の各演出機構61,62,63の固定ベース部材65を広い領域で直接固定するので、該設置部材30が適切に補強されるようになり、設置壁部31の後側に配設した図柄表示装置Hや各種機器等の重みによる設置部材30の変形を防止し得る。
更に、実施例の第1可動演出装置60では、第1〜第3の各演出機構61,62,63を備えているため、各演出機構61,62,63の電動モータ78を同期的に駆動させることで、9個の各回転演出部材76を同期的に表示部H1の前方へ臨ませることができ、各回転演出部材76により演出効果を高めることができる。また、第1〜第3の各演出機構61,62,63を非同期的に動作させることで、各回転演出部材76を選択的に姿勢変位させることもできるから、更に多彩かつ多様な演出を行なうことができる。
また、実施例の第1可動演出装置60では、前記スライド板75と各回転演出部材76とを連係する各カム溝82の第1溝部83および第3溝部85の形状を変更してあることにより、第1〜第3の各演出機構61,62,63では、各回転演出部材76毎に退避位置と移動位置との間での姿勢変位のタイミングをずらすことができるから、演出効果を更に高めることができる。
〔変更例〕
本発明に係る遊技機は、実施例に例示の形態に限らず種々の変更が可能である。
(1)演出部材76は、実施例に例示した回転形態のものに限らず、設置壁部31の前面の面方向(固定ベース部材65の面方向)に沿って直線状または曲線状にスライドして、前記表示開口34内へ延出するスライド形態であってもよい。
(2)実施例では、スライド部材75および回転演出部材76を、表示開口34を囲繞する円形に配列した形態を例示したが、円形に限定されず、前記表示開口34の外側部分を所要長(例えば半円等)で円弧状に配列したものとしてもよい。
(3)前記スライド部材75は、複数に分割したものを円形に配列した形態に限らず、1つのリング状に形成されたものであってもよい。
(4)前記スライド部材75は、周方向へ所要長に往復移動するものではなく、表示開口34の周囲全周を回転するものであってもよい。
(5)前記スライド部材75は、実施例で示した円弧板状のものに限らず、円弧状に移動可能であれば様々な形状とすることができる。
(6)各固定ベース部材65の内側に表示開口34に臨むように形成された開口は、円形に限らず、楕円形や多角形、または前記表示開口34の如く円弧部と直線部とを組み合わせた形状等であってもよい。
(7)固定ベース部材65の内側には、図柄表示装置Hの表示部H1だけでなく、各種装飾部材や別の演出装置を配置するようにしてもよい。
(8)連係手段77は、実施例に例示したカムおよびカム溝が係合したカム機構に限らず、リンク部材を利用したリンク機構や、ベルトやチェン等を利用したベルト機構等であってもよい。
(9)実施例では、3組の演出機構61,62,63から構成された第1可動演出装置61を例示したが、この演出機構の数はこれに限定されず、単一の演出機構で構成してもよいし、2組または4組以上から構成してもよい。
(10)駆動手段78は、実施例に例示した電動モータに限らず、ロータリーソレノイドやリニアソレノイド、流体アクチュエータ(エアシリンダ等)であってもよい。
(11)連係機構77における各カム溝82の延在形状を同一とすれば、スライド部材75のスライド移動に対して各回転演出部材76を同時かつ同期的に姿勢変位させ得る。
(12)実施例では、遊技機としてのパチンコ機を示したが、遊技機はパチンコ機に限られるものではなく、アレンジボール機等であってもよい。
34 表示開口(開口),66 摺動面,69 ガイドローラ(ガイド部),
75 スライド部材(移動部材),76 回転演出部材(演出部材),
77 連係機構(連係手段),78 電動モータ(駆動手段),81 ガイドレール(ガイド部)
82 カム溝(溝),83 第1溝部,84 第2溝部,85 第3溝部
89 円弧突部(突部),95 カム(突出部),H 図柄表示装置,H1 表示部

Claims (4)

  1. 図柄表示装置の表示部が臨む開口の外側部分に配設され、前記図柄表示装置の遊技演出に合わせて所定の演出動作を行なう遊技機の可動演出装置であって、
    前記開口の外側部分に配設された移動部材と、
    前記移動部材を、前記開口の外側で円弧状に移動させる駆動手段と、
    前記開口の外側部分に該開口に沿って配設され、前記移動部材と連係手段で連係されて、前記移動部材の移動により第1位置と第2位置とに姿勢変位可能な複数の演出部材とを備え、
    前記連係手段は、前記各演出部材に突設された突出部と、前記移動部材に各演出部材と個別に対応して形成され、前記突出部が摺動可能な溝とを備え、
    前記溝は、前記移動部材の移動方向に延在する第1溝部と、前記第1溝部の端部から該移動方向に対し斜めに延在する第2溝部と、前記第2溝部における前記第1溝部と反対側の端部から前記移動部材の移動方向に延在する第3溝部とを有し、
    前記突出部が前記第1溝部に位置する際に前記演出部材が前記第1位置に保持され、前記突出部が前記第3溝部に位置する際に前記演出部材が前記第2位置に保持されると共に、前記突出部が前記第2溝部に位置する際に前記演出部材が前記第1位置および第2位置の間に位置するよう構成され、
    前記第1溝部の長さは前記各溝毎に異なっていると共に、前記第3溝部の長さは各溝毎に異なっており、
    前記駆動手段の駆動により前記移動部材が前記開口に沿って円弧状に移動することで、前記各演出部材の前記第1位置および第2位置へ姿勢変位の開始タイミングおよび終了タイミングを異ならせるよう構成した
    ことを特徴とする遊技機の可動演出装置。
  2. 複数の前記移動部材が、前記開口の周方向へ所要の間隔をおいて、該開口を囲繞するように円形に配列され、
    前記各演出部材が、所要間隔毎に前記開口を囲繞するように円形に配列されて前記移動部材の何れかに対応して連係されると共に、
    前記駆動手段が、前記各移動部材毎に対応して設けられ、
    前記各駆動手段で前記各移動部材を個別に移動させて、前記各演出部材を姿勢変位するよう構成した請求項1記載の遊技機の可動演出装置。
  3. 前記移動部材は、前記開口の外側部分に設けられたガイド手段で円弧状に移動するように案内され
    前記各移動部材は、前記開口の外側部分に対向する面に、円弧状に延在すると共に該裏面から突出した突部が、該移動部材の移動方向と交差する方向に離間して複数形成され、
    前記開口の外側部分に、前記各移動部材の各突部が摺動可能な摺動面が、段差なく前記開口を囲繞するよう形成され、
    隣接する移動部材の移動領域は重なっていない請求項2記載の遊技機の可動演出装置。
  4. 前記各演出部材は、前記移動部材の前側に配設され、該移動部材が円弧状に移動することで、該移動部材の前側に重なった前記第1位置と前記開口の前側へ移動した前記第2位置とに姿勢変位する請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技機の可動演出装置。
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