JP5680467B2 - 吊り下げ用治具 - Google Patents
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Description
この吊り用治具のように、荷物などの対象物を吊るための吊り下げ用治具が特許文献1および2に開示されている。
このように、吊り下げアーム群は、吊り下げアーム群の複数のアームどうしの開き角度をある角度に保持する角度保持部材を備えていることにより、複数のアームどうしの開き角度をある角度よりも小さくなることを防ぐことができるため、複数のアーム間にリング状成形体を設置しやすい。
また、一の吊り下げアーム群でリング状成形体を吊り下げるため、アームの係止部をリング状成形体に係止させるとき、他の吊り下げアーム群のアームがリング状成形体に干渉しないように、それらアームを開き状態すなわち待機状態にすることができる。
図1および図2に示すように、本実施形態による吊り下げ用治具1は、第1リング状成形体(リング状成形体)21(図2参照)および第2リング状成形体(リング状成形体)22(図2参照)を吊るために使用する治具である。
そして、吊り下げ用治具1は、ホイストクレーンなどのクレーン(吊り下げ手段)23(図1参照)に吊り下げられるブロック2と、上端部3aがブロック2に取り付けられて下端部3bに第1リング状成形体21を係止して保持する第1係止部(係止部)4を備える一対の第1アーム3,3と、上端部5aがブロック2に取り付けられて下端部5bに第2リング状成形体22を係止して保持する第2係止部(係止部)6を備える一対の第2アーム5,5と、一対の第1アーム3,3どうしを所定の開き角度に保持する第1角度保持部材(角度保持部材)7と、一対の第2アーム5,5どうしを所定の開き角度に保持する第2角度保持部材(角度保持部材)8と、を備えている。
そして、第1係止部4および第2係止部6は、フック状に形成されていて、凹部21aには第1係止部4が掛けられ、凹部22aには第2係止部6が掛けられるように構成されている。
第1屈曲部材13は、曲げられた屈曲部13aが上側、端部13b,13bが下側となるように配されている。また、第1屈曲部材13は、アーム保持部材12に形成された水平方向に貫通する穴12aに挿通されていて、上側の屈曲部13aが穴12aに係止されているとともに穴12aの中で鉛直方向に回転可能に保持されている。このため、第1屈曲部材13は、屈曲部13aを中心として鉛直方向に回転可能に構成されている。
一対の第1アーム3,3は、アーム保持部材12を中心に対向するように配設されていて、第1アーム群(吊り下げアーム群)9を構成している。
なお、第1補強部材14は、第1屈曲部材13の端部13b以外に設けられていてもよく、複数設けられていてもよい。
そして、図1および図2(b)に示すように、一の第1アーム3の第1係止部4は、それぞれ対向する他の第1アーム3側(図の内側)に突出するフック状に形成されていることにより、一対の第1アーム3,3が第1リング状成形体21に近接したときに、第1リング状成形体21の凹部21aに掛けられる。
そして、この状態で吊り下げ用治具1が吊上げられると、第1リング状成形体21も第1係止部4に掛けられた状態のまま吊上げられることになる。
第2屈曲部材15は、曲げられた屈曲部15aが上側、端部15b,15bが下側となるように配されている。また、第2屈曲部材15は、アーム保持部材12に形成された水平方向に貫通する穴12bに挿通されていて、上側の屈曲部15aが穴12bに係止されているとともに穴12bの中で鉛直方向に回転可能に保持されている。このため、第2屈曲部材15は、屈曲部15aを中心として鉛直方向に回転可能に構成されている。
一対の第2アーム5,5は、アーム保持部材12を中心に対向するように配設されていて、第2アーム群(吊り下げアーム群)10を構成している。
なお、第2補強部材16は、第2屈曲部材15の端部15b以外に設けられてもよく、複数設けられてもよい。
そして、図1および図2(b)に示すように、一の第2アーム5の第2係止部6は、それぞれ対向する他の第2アーム5側(図の内側)に突出するフック状に形成されていることにより、一対の第2アーム5が第2リング状成形体22に近接したときに、第2リング状成形体22の凹部22aに掛けられる。
そして、この状態で吊り下げ用治具1が吊上げられると、第2リング状成形体22も第2係止部6に掛けられた状態のまま吊上げられることになる。
これにより、第1アーム群9が第1リング状成形体21を係止することと、第2アーム群10が第2リング状成形体22を係止することと、を同時に行うことができる。
これにより、第1アーム3,3に係止された第1リング状成形体21と、第2アーム5,5に係止された第2リング状成形体22とが吊り下げられたときに、第1リング状成形体21と第2リング状成形体22とが接触することを防ぐことができる。
第2角度保持部材8は、棒状の部材で、一方の端部8aが第2アーム群10の一方の第2アーム5に鉛直方向に回転可能に保持されて、他方の端部8bが、他方の第2アーム5に着脱可能に構成されている。
なお、第1角度保持部材7および第2角度保持部材8は、図示しないターンバックルなどを備えていて、それぞれ延在方向に長さ調整可能としてもよい。このように、第1角度保持部材7の長さが調整可能であることにより、一対の第1アーム3,3どうしの開き角度を所望の角度に調整することができ、また第2角度保持部材8の長さが調整可能であることにより、一対の第2アーム5,5どうしの開き角度を所望の角度に調整することができる。
まず、図1に示すクレーン23のフック23aにブロック2のリング材11を掛けて、吊り下げ用治具1がクレーン23にセットされた状態とする。
このとき、クレーン23および吊り下げ用治具1の下方に、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22を仮置きできる図示しない台が設置されている状態とする。そして、本実施形態では、台上面に、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22を台の上面と平行にスライド可能とする図示しないガイド部材が設けられている状態とする。なお、台やガイド部材が設けられていない状態としてもよい。
このとき、第1リング状成形体21をガイド部材の上に設置し、ガイド部材に沿ってスライドさせて吊り下げ用治具1の下に設置する。
そして、第1アーム3,3下端部の第1係止部4を第1リング状成形体21の凹部21aに係止させる。
まず、クレーン23を駆動させて、吊り下げ用治具1を第1リング状成形体21と共に上昇させ、第1リング状成形体21とガイド部材との間に第2リング状成形体22が設置できる状態とする。このとき、一対の第2アーム5,5間は、第2リング状成形体22が設置可能な開き角度に保持された状態とする。
そして、第2リング状成形体22をガイド部材の上に設置し、スライドさせて、第1リング状成形体21の下方に位置させる。
そして、第2アーム5下端部の第2係止部6を第2リング状成形体22の上部側の凹部22aに係止させる。
このとき、第1アーム3の第1係止部4と第2アーム5の第2係止部6との間隔は、第1リング状成形体21の高さ寸法よりも大きくなっているため、第1リング状成形体21と第2リング状成形体22との接触を防ぐことができる。
まず、クレーン23を駆動させて、吊り下げ用治具1を上昇させる。これに伴い、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22が上昇する。そして、クレーン23を所望の場所に水平移動させることによって、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22が所望の場所に移動することになる。
なお、吊上げた状態で第1リング状成形体21および第2リング状成形体22にエッチング処理などの作業を行ってもよい。
まず、クレーン23を下降させて、第2リング状成形体22を下方のガイド部材と当接させる。そして、この状態で第2アーム5,5を外方にずらして第2係止部6と第2リング状成形体22の凹部22bとの係止を解く。これにより、第2リング状成形体22と第2アーム5,5とが離間する。
そして、第2リング状成形体22をガイド材に沿ってスライドさせて所定の位置に移動させる。
そして、第1リング状成形体21をガイド材に沿ってスライドさせて所定の位置に移動させる。
なお、第2リング状成形体22を所定の位置に下ろした後に、再度クレーン23を上昇させ、水平方向に移動させてからクレーン23を下降させ、第2リング状成形体22を下ろした位置と異なる位置に第1リング状成形体21を下ろしてもよい。
本実施形態による吊り下げ用治具1によれば、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22を同時に吊上げることができるため、従来のように1つずつリング状成形体を吊上げて作業を行う場合と比べて、作業時間を短縮することができる効果を奏する。
また、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22は接触しないため、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22に同時にエッチング処理などの作業を行うことができる。
また、第1アーム3および第2アーム5がアーム保持部材12を中心に鉛直方向へ回転可能であることにより、一対の第1アーム3,3どうしの開き角度および一対の第2アーム5,5どうしの開き角度を所望の角度に調整することができる。このため、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22の大きさが異なる場合でも、同一の第1アーム3、第2アーム5を使用することができ、同一の吊り下げ用治具1で各種寸法の第1リング状成形体21および第2リング状成形体22を吊り下げることができる。
例えば、上述した実施形態では、吊り下げ用治具1は、第1角度保持部材7および第2角度保持部材8を備えているが、第1角度保持部材7および第2角度保持部材8を備えていない構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、第1アーム群9および第2アーム群10を備えているが、3つ以上のアーム群を備えて、3つ以上のリング状成形体を吊上げる構成としてもよい。
また、上述した実施形態では、第1および第2アーム群9,10は、それぞれ一対の第1アーム3,3または一対の第2アーム5,5を備えているが、3つ以上のアームを備え、3つ以上のアームで第1リング状成形体21または第2リング状成形体22を保持しても良い。
また、上述した実施形態では、第1アーム3、第2アーム5は、略直線状の部材を曲げた屈曲部材とこれを補強する補強部材とを備えているが、第1アーム3、第2アーム5は、これ以外の形状であってもよい。
また、上述した実施形態では、第1リング状成形体21および第2リング状成形体22は、第1係止部4、第2係止部6が係止する凹部21a、22aがそれぞれ上端部近傍に設けられているが、上端部近傍以外の位置に設けられていてもよい。
また、上述した実施形態では、第2係止部6がフック状に形成され、第2リング状成形体22の凹部22aに掛けられることで、第2アーム5が第2リング状成形体22を係止するように構成されているが、第2アーム5が第2リング状成形体22を係止する構成は、これ以外の構成としてもよい。
2 ブロック
3 第1アーム
4 第1係止部
5 第2アーム
6 第2係止部
7 第1角度保持部材
8 第2角度保持部材
9 第1アーム群(吊り下げアーム群)
10 第2アーム群(吊り下げアーム群)
21 第1リング状成形体
22 第2リング状成形体
23 クレーン(吊り下げ手段)
Claims (2)
- 吊り下げ手段に吊り下げられて複数のリング状成形体を鉛直方向に並べて吊り下げる吊り下げ用治具であって、
吊り下げ手段に吊り下げられるブロックと、
該ブロックに上端部が鉛直方向に回転可能に取り付けられると共に上端部よりも下側に前記リング状成形体を係止する係止部を有する複数のアームを有する吊り下げアーム群とを備え、
前記吊り下げアーム群が、前記ブロックを中心に周方向に沿って複数取り付けられ、
前記複数の吊り下げアーム群どうしの間では、前記アームの係止部の取り付け高さが異なっていることを特徴とする吊り下げ用治具。 - 前記吊り下げアーム群は、該吊り下げアーム群の前記複数のアームどうしの開き角度をある角度に保持する角度保持部材を備えていることを特徴とする請求項1に記載の吊り下げ用治具。
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