JP5700446B2 - 筒体用反転治具及び筒体の反転方法 - Google Patents

筒体用反転治具及び筒体の反転方法 Download PDF

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本発明は、筒体を反転させるための筒体用反転治具及び筒体の反転方法に関するものである。
従来より、圧力容器工場などでは、大型の筒体(リング)を溶接して圧力容器を製作している。圧力容器を製作するための溶接作業は、縦置きの筒体を横置きに反転させて行う(筒体を直立させた状態から水平となる状態に反転させて行う)のが作業性が良い。このような大型の筒体は、重量や大きさが多大なため、簡単に反転することは難しいことから、筒体を反転させる様々な技術が開発されてきている(例えば、特許文献1〜3)。
特許文献1の短管の反転吊り具は、単管(筒体)の両縁を鉤片ではさみ、鉤爪を単管に引っ掛けて単管を反転するものである。
この特許文献1の反転吊り具を用いて単管を反転させるには、まず、単管の縁に鉤爪が引っかかる位置に鉤片を移動させると共に単管の縁に鉤爪が引っかかる位置に鉤片を移動させる。そして、吊り具に設けたボルト穴にボルトを通してボルト止めすることによって鉤を固定する。鉤片を固定した後、鉤片のつり耳孔にロープを取り付けて、クレーンにてロープを吊り上げることによって、単管を水平姿勢にすることによって単管を反転させる。さらに、この反転吊り具では、単管を水平姿勢にした後、単管の縁をクランプでつかんでこれをクレーンのフックで引き上げ、単管を起こした後、単管を床におろし、ボルトを外して鉤片をずらすことによってつり具を単管から取り外すようにしている。
また、特許文献2のリング反転装置は、リング(筒体)を起倒フレームに乗せ、起倒フレームをクレーンで垂直に引き起こすことによってリングを反転するものである。
この特許文献2のリング反転装置を用いてリングを反転させるには、まず、リング受け台に接するようにリングを反転装置に乗せる。そして、反転装置に設けたつり具にクレーンのフックをかけて、起倒フレームを垂直に引き起こすことによってリングを反転させる。さらに、このリング反転装置では、油圧シリンダにより支台を起倒フレームの下部に挿入し、つり具からクレーンのフックを外すようにしている。
特許文献3のレンガ積反転装置は、圧力容器などに用いる鉄製の筒体を反転させるものではないが、押棒を回してクッション材を環状レンガに密着させることで環状レンガを固定し、その後支持枠を軸を中心軸として回転させ環状レンガを反転している。
特開昭58−111183号公報 特開昭58−110606号公報 特開昭60−93679号公報
特許文献1の短管の反転吊り具では、単管を反転させることができるものの、次のような様々な問題がある。第1に、単管が大型である場合、ボルト穴にボルトを通してボルト止めしたりボルトを外したりする作業(止め外し作業)が単管を直立させた状態で行わなければならないため、止め外し作業が高所となる。そのため、止め外し作業の工数が掛かるばかりか安全に止め外し作業を行うことが難しい可能性がある。
第2に、鉤片の位置は、吊り具に設けたボルト穴の位置や数に依存してしまうため、単管の長さが短いときなど鉤片によって単管を保持することができない可能性がある。第3に、単管を水平姿勢にしたとき、単管の全重量を鉤爪だけで支える構造であるため、重量の重い単管を吊ることができない場合がある。
第4に、単管の両縁を鉤片ではさみ込む構造であるため、挟み込みが十分でないと、単管を直立姿勢から水平姿勢に姿勢変更したときに単管がつり具、即ち、鉤片から外れてしまう可能性がある。第5に、つり具と鉤爪との間に大きな隙間があるため、単管を直立姿勢から水平姿勢に姿勢変更したときに単管がつり具に接触して単管に疵が付く可能性がある。
このように、単管の両縁を鉤片ではさみ、鉤爪を単管に引っ掛けて単管を反転するようなつり具では、上述した様々な問題があるため、つり具として十分に満足できるものではなかった。
特許文献2のリング反転装置では、第1にリング(筒体)の外径に合わせたリング受け台を用意する必要があり、大きさの異なるリングの反転作業を行う場合にはリング受け台の組み替えと取り付けが必要であり、工数が掛かると共にコストも高くなる可能性がある。第2に、リング受け台など装置全体の大きさがリングの外径よりも大きくなるという構造であるため、反転装置の設置場所に広大なスペースが必要となり、反転作業を行う場所が非常に限られてしまう。第3に、起倒フレームを引き起こす際に引き起こす角度を大きくしてしまったり、引き起こす速度が速い場合には、リングが傾いて起倒フレームから落下する可能性があるため、引き起こし作業を慎重に行わなければならず非常に大変である。第4に、非常に大きなリングを反転させる場合には、反転装置自体が非常に大型化してしまいコストも高くなる。
このように、リングを起倒フレームに乗せ、起倒フレームをクレーンで垂直に引き起こするようなリング反転装置では、上述した様々な問題があるため、リング装置として十分に満足できるものではなかった。
特許文献3のレンガ積反転装置では、クッション材と環状レンガの摩擦力で環状レンガの重量を支える構造であるため、大型であって鉄製の筒体である場合は、多大な重量であるため、レンガ積反転装置は適用することができないのが実情である。
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、簡単に筒体の反転を行うことができる筒体用反転治具及び筒体の反転方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため以下の技術的手段を講じた。
本発明の筒体用反転治具は、筒体を縦置状態から横置状態乃至は横置状態から縦置状態へと反転させる際に用いる筒体用反転治具であって、前記筒体の長さよりも長く形成されると共に、前記筒体内に挿入され且つ当該筒体の内壁面の長手方向一端側から他端側に亘って面接触することで反転時の筒体を保持可能とするビーム部と、前記ビーム部から突出状に設けられ且つ前記筒体の縁部に係合する鉤部と、を備えていることを特徴とする。
好ましくは、横置状態となった筒体の内壁面を走行可能な搬送ローラが設けられているとよい。
好ましくは、前記鉤部には、係合している筒体の縁部との隙間を埋めるスペーサ部材が設けられているとよい。
好ましくは、前記鉤部には、前記筒部の縁部が当該鉤部から外れることを防止する外れ止め部が形成されているとよい。
好ましくは、前記筒体の内壁面と接触するビーム部の接触面側にクッション材が設けられているとよい。
好ましくは、前記クッション材が複数のクッション小部材に分割されており、前記複数のクッション小部材の少なくとも1つ以上がビーム部に対し着脱自在とされているとよい。
本発明の筒体の反転方法は、上記した筒体用反転治具を用いて筒体を反転する方法であって、縦置状態の筒体内に前記ビーム部を挿入すると共に、前記鉤部を筒体の縁部に係合させ、前記ビーム部と鉤部とをクレーンによって吊り上げて前記ビーム部の接触面側を筒体の内壁面と面接触させながら筒体を縦置状態から傾斜状態とし、傾斜状態となった筒体を支持するビーム部と鉤部とをクレーンによって吊り上げることによって、前記接触面側と筒体の内壁面とを面接触させながら筒体を傾斜状態から横置状態にすることを特徴とする。
また、本発明の筒体の反転方法は、上記した筒体用反転治具を用いて筒体を反転する方法であって、横置状態の筒体内に前記ビーム部を挿入すると共に、前記鉤部を筒体の縁部に係合させ、前記ビーム部と鉤部とをクレーンによって吊り上げて前記ビーム部の接触面側を筒体の内壁面と面接触させながら筒体を横置状態から傾斜状態とし、傾斜状態となった筒体を支持するビーム部をクレーンによって吊り上げることによって、前記接触面側と筒体の内壁面とを面接触させながら筒体を傾斜状態から縦置状態にすることを特徴とする。
なお、本発明にかかる筒体用反転治具の最も好ましい形態は、筒体を縦置状態から横置状態乃至は横置状態から縦置状態へと反転させる際に用いる筒体用反転治具であって、一端側及び他端側を前記筒体から突出させることができるように前記筒体の長さよりも長く形成されると共に、前記筒体内に挿入され且つ当該筒体の内壁面の長手方向一端側から他端側に亘って面接触することで反転時の筒体を保持可能とするビーム部と、前記ビーム部の他端側から前記筒体の径外方向に向かって突出状に設けられ且つ前記筒体の縁部に係合する鉤部と、を備え、前記筒体の長手方向一端側から突出した前記ビーム部の一端側と、前記筒体の長手方向他端側から突出した前記鉤部との2箇所で吊り上げ可能とされており、前記ビーム部における一端側と他端側との間の部分を前記筒体の内壁面に接触させた状態で前記筒体を支持する構成とされていることを特徴とする。
本発明によれば、簡単に筒体の反転を行うことができる。
第1実施形態における筒用反転治具にて筒体を反転する様子を示した図である。 筒用反転治具の全体側面図である。 第1実施形態の筒用反転治具を用いた筒体の反転作業を示す図である(その1)。 第1実施形態の筒用反転治具を用いた筒体の反転作業を示す図である(その2)。 第2実施形態における筒用反転治具の全体側面図である。 第2実施形態の筒用反転治具を用いた筒体の反転作業を示す図である(その1)。 第2実施形態の筒用反転治具を用いた筒体の反転作業を示す図である(その2)。 第2実施形態の筒用反転治具を用いた筒体の反転作業を示す図である(その3)。 クッション材が分割構造とされた筒用反転治具を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
[第1実施形態]
圧力容器工場などでは、石油精製用脱硫リアクター、熱交換機、天然ガス気化器、使用済み核燃料貯蔵容器等に用いられる圧力容器を製作している。このような圧力容器は、大型の筒体(リング)を用意して、この大型の筒体に様々な部材を溶接することによって構成される。
圧力容器に用いられる筒体は、重量が100tonを超えるような大型なものであるため、縦置状態(軸芯を垂直方向に向けた状態)で溶接作業や孔開け作業を行うことは難しく横置状態(軸芯を水平方向に向けた状態)でこれら作業を行うこととされている。そのため、溶接などの作業時には、筒体を縦置状態から横置状態へと反転させる反転作業が必要となってくる。なお、この発明では、縦置状態となっている筒体を横置状態に倒すことを「反転」と定義して説明する。本発明の筒体用反転治具は、このように溶接作業などを行うために、筒体を縦置状態から横置状態へと反転させるときに用いられるものである。
まず、筒体用反転治具について詳しく説明する。
図1に示すように、筒体用反転治具1は、筒体2の荷重を内面側から徐々に受けつつ当該筒体2を傾斜させ反転させるものである。
図1及び図2に示すように、この筒体用反転治具1は、L字状に形成されたもので、反転作業時に筒体2内に挿入されて筒体2の内壁面3に接触して筒体2の荷重を受けるビーム部4と、このビーム部4に設けられて筒体2に係合する鉤部5とを備えている。
詳しくは、ビーム部4は、長尺の箱型であって、その長さは筒体2の長さよりも長く形成されている。箱型のビーム部4において広面側の1つは、反転時に筒体2の長手方向一端側から他端側に亘って接触させる接触面側とされ、この接触面側にはクッション材6が設けられている。
このクッション材6は、筒体2よりも剛性が低い素材で構成されたもので、例えば、ゴムなどの弾性部材や木材で構成されている。そのため、反転時にクッション材6が筒体2の荷重を受けたときは、筒体2の内壁面3に掛かる衝撃を抑えて反転作業における筒体2の内壁面3の表面疵の発生を防止することができる。クッション材6を設ける場合は、筒体2の長さよりもクッション材6を長くすることが好ましい。なお、クッション材6は、ボルト等を介して着脱自在とし、交換できるようにしてもよい。
以降、説明の便宜上、図1に示すように筒体2が縦置状態であるときの上部側を一端側、下側を他端側とする。
ビーム部4の一端側にはシャックル7が取り付けられ、このシャックル7に吊り上げや吊り下ろしのためのワイヤー8が接続されるようになっている。ビーム部4の他端側であって接触面側とは反対側及び他端側に搬送ローラ9が設けられている。
鉤部5は、反転時に筒体2の縁部(他端側の縁部)2aに係合するものであって、ビーム部4の他端側から接触面側に突出して形成されている。鉤部5の突出長さLは、少なくとも反転する筒体2の厚みtよりも長く設定されている。鉤部5の先端には、ビーム部4と同様にシャックル10が設けられ、このシャックル10に吊り上げや吊り下ろしのためのワイヤー8が接続されるようになっている。
また、この鉤部5には、ビーム部4から遠ざかるように突出し、さらにその突端からビーム部4の長手方向に沿って折り返し状に伸びる形状に形成されている。そして、この突端から折り返し方向に伸びる部分が、係止している筒体1の縁部(他端側)2aが当該鉤部5から外れることを防止する外れ止め部11とされている。外れ止め部11を形成することによって、鉤部5(突出部)に係止している筒体2の縁部2aが反転時に径外方向に位置ずれしてすべりが生じたとしても、筒体2の縁部2aが外れ止め部11に当接するため、筒体2が鉤部5から外れて落下してしまうことを防止することができる。
鉤部5であって外れ止め部11には、係合している筒体2の縁部2aとの隙間を埋めるスペーサ部材12が設けられている。詳しくは、スペーサ部材12は、ビーム部4の接触面と対向する外れ止め部11の対向面に設置されている。鉤部5にスペーサ部材12を取り付けることによって、筒体2の厚みtが鉤部5(突出部)の長さLよりも小さくても、確実に筒体2の縁部2aを係止することができる。
鉤部5(突出部)の他端側にも搬送ローラ9が設けられている。後述するように、ビーム部4や鉤部5に設けた搬送ローラ9によってビーム部4を簡単に抜き出すことができる。なお、鉤部5において筒体2と接触する接触面側にクッション材6を設けることが好ましい。
以上によれば、ビーム部4が長尺の箱型であって鉤部5がビーム部4から突出したL型の筒体用反転治具1であり、ビーム部4を起立させて使用するものであるため、全体をコンパクトにすることができ、反転作業を行うにあたっても従来のような広いスペースを必要としない。
加えて、筒体2の他端側に鉤部5を入れるスペースがあれば反転作業を行うことが可能となり、比較的スペースが狭くても様々な場所で反転作業を行うことができる。さらに、筒体用反転治具1は、従来のように筒体2を挟んで反転させるという構成ではないため、高所における筒体用反転治具1の取り付け作業などを省略することができる。筒体2を横置状態にしたときは筒体2の内壁面3の一端から他端までの全体をビーム部4で支えているため、スムーズに反転作業を行うことができる。
図3〜4に示すように、大型の筒体2を反転するには、筒体用反転治具1と、複数のクレーン(例えば、第1クレーン13、第2クレーン14)と、筒体2を支持する複数の支持台15(15a、15b)とを用いる。
まず、図3(a)に示すように、縦置状態の筒体2の径方向左下側(図3の左下側)を床等に置いた支持台(第1支持台)15aの上に乗せる。また、鉤部5を下側にした状態で上方から筒体2の一端側の開口部16bに鉤部5及びビーム部4を挿入して、挿入した鉤部5を筒体2の他端側の開口部16aから外部へ出す。また、ビーム部4に設けたシャックル7(第1シャックル7という)を縦置状態の筒体2の上部から突出状態にしておくと共に、鉤部5に設けたシャックル10(第2シャックル10という)も筒体2の下部から突出状態にしておく。
そして、ビーム部4に設けた第1シャックル7というに第1クレーン13のワイヤー8を接続すると共に、鉤部5に設けた第2シャックル10にも第2クレーン14のワイヤー8を接続する。なお、第1クレーン13のワイヤー8を第1シャックル7に接続するに際しては、筒体用反転治具1のビーム部4がほぼ水平となるように横倒し、その上で、ワイヤー8を第1シャックル7に取り付けることが好ましい。こうすることにより、高所でのワイヤ接続作業を行わなくても済むようになり、作業安全性や作業効率の向上を図ることができる。
その後、第1クレーン13及び第2クレーン14によってワイヤー8を巻き上げると共に第1クレーン13及び第2クレーン14を左右方向へ移動させて鉤部5に縦置状態の筒体2の他端部の縁部2aを係止させると共に、ビーム部4の接触面側(クッション材6)を筒体2の内壁面3に接触させ、筒体用反転治具1を筒体2にセットする。このとき、ビーム部4の一端側は筒体2の開口部16bから出た状態である。
次に、図3(b)に示すように、第2クレーン14のワイヤー8を巻き上げて鉤部5を吊り上げると共に第1クレーン13を左側へ移動させつつ当該第1クレーン13のワイヤー8を巻き上げてビーム部4も吊り上げ、縦置状態であった筒体2を徐々に左側に横に倒していく。つまり、縦置状態であって筒体2を徐々に左側へ倒して、左側へ傾いた傾斜状態とする。そして、第1クレーン13のワイヤー8及び第2クレーン14のワイヤー8の巻き上げをさらに続けることにより、図3(c)に示すように、傾斜状態となった筒体2を横置状態にする。
筒体2が縦置状態から傾斜状態となる過程では、ビーム部4の接触面側が筒体2の内壁面3と面接触するため、次第に筒体2の荷重は鉤部5からビーム部4に掛かっていき、ビーム部4は筒体2の重量を一端側から他端側までの面全体で支持することになる。さらに、筒体2が傾斜状態から横置状態となる過程においても、ビーム部4の接触面側が筒体2の内壁面3と面接触するため、ビーム部4は筒体2の重量を一端側から他端側までの全面で保持することになる。
図4(a)に示すように、筒体2が横置状態となると、図4(b)に示すように第1クレーン13のワイヤー8及び第2クレーン14のワイヤー8を同時に緩めて次第に横置状態の筒体2を下側に移動させ、第1支持台15a及び第2支持台15b上に横置状態の筒体2を置く。なお、第2支持台は、筒体用反転治具1を筒体2にセットした後に、第1支持台15aとは離れた位置に設置しておくことが好ましい。
筒体2が横置状態で第1支持台15a及び第2支持台15bに掛け渡されて置かれた後は、第1クレーン13のワイヤー8及び第2クレーン14のワイヤー8をさらに緩めて、筒体2の内壁面3とビーム部4との接触状態を解除して筒体用反転治具1を下方へ移動させる。
図4(c)に示すように、ビーム部4の他端側に設けた搬送ローラ9が筒体2の内壁面3に到達して搬送ローラ9を内壁面3上に接地させると、第2クレーン14のワイヤー8を第2シャックル10から取り外し、第1クレーン13のワイヤー8を巻き上げることによって、搬送ローラ9を筒体2内の他端側から一端側へと走行させることによって、筒体2の一端側の開口部16bからビーム部4、即ち、筒体用反転治具1を筒体2の外部へ抜き出す。
縦置状態の筒体2に筒体用反転治具1をセットしてから、この筒体2を横置状態に向きを変えるとき、ビーム部4が筒体2の内壁面3に一端側から他端側までの範囲で面接触して、ビーム部4の重量を一端側から他端側までの面全体で支えるため、反転作業を安定して簡単に行うことができる。
なお、本実施形態の筒体用反転治具1を用いることで、筒体2を横置状態から縦置状態へと反転させることもできる。
すなわち、横置状態の筒体2内にビーム部4を挿入すると共に、鉤部5を筒体2の縁部2aに係合させ、ビーム部4と鉤部5とをクレーン13,14によって吊り上げてビーム部4の接触面側を筒体2の内壁面3と面接触させながら筒体2を横置状態から傾斜状態とし、傾斜状態となった筒体2を支持するビーム部4をクレーン13,14によって吊り上げることによって、接触面側と筒体2の内壁面3とを面接触させながら筒体2を傾斜状態から縦置状態にすることができる。
詳しくは、まず、横置状態の筒体2に対して、搬送ローラ9を筒体2内の一端側から他端側へと走行させることによって、筒体2の一端側の開口部16bからビーム部4、即ち、筒体用反転治具1を筒体2の内部へ差し入れる。
その後、横倒しとなった筒体用反転治具1に対して、第2クレーン14のワイヤー8を第2シャックル10へ取り付けると共に、第1クレーン13のワイヤー8を第1シャックル7へ取り付ける。
第1クレーン13のワイヤー8及び第2クレーン14のワイヤー8を巻き上げて、筒体2の内壁面3(上方の内壁面3)とビーム部4とを接触させると共に、鉤部5に横置状態の筒体2の他端部の縁部2aを係止させる。
その上で、第1クレーン13を右側へ移動させつつ当該第1クレーン13のワイヤー8を巻き上げてビーム部4を吊り上げる。このとき、第2クレーン14のワイヤー8を若干緩めるようにする。こうすることで、横置状態であった筒体2を傾斜状態を経て縦置状態にすることができる。
筒体2が縦置状態となった後に、第2クレーン14のワイヤー8を第2シャックル10から外し、さらに鉤部5と筒体2の他端部の縁部2aとの係止を解除して、筒体2の一端側の開口部16bから筒体用反転治具1を上方に抜き取るようにする。
このようにすることで、筒体用反転治具1を用いて、筒体2を横置状態から縦置状態へと反転させることができる。
[第2実施形態]
第1実施形態の筒体用反転治具1は、ビーム部4の他端側に鉤部5を設けたL型のものであったが、この第2実施形態では、ビーム部4の一端側も鉤部5を設けて筒体用反転治具1をコの字型で構成したものである。
詳しくは、図5に示すように、ビーム部4の長手方向両端部側には、2つの鉤部5A、5Bが形成されている。即ち、ビーム部4の他端側から突出して鉤部5A(第1鉤部5Aという)が構成され、ビーム部4の一端側から突出して鉤部5B(第2鉤部5B)が構成されている。第1鉤部5Aは第1実施形態と同じ構成であるため説明を省略する。なお、説明の便宜上、第1鉤部5Aに設けられた外れ止め部11を第1外れ止め部11aという。この実施形態では、第1外れ止め部11aに第2シャックル10が設けられている。
第2鉤部5Bには、当該第2鉤部5Bの突出部の端部からビーム部4の長手方向に折り返して構成された外れ止め部11b(第1外れ止め部11bという)が形成されている。 第2外れ止め部11bの対向面にスペーサ部材12が設け設けられ、第2外れ止め部11bに第1シャックル7が設けられている。なお、ビーム部4の一端側にも搬送ローラ9が設けられ、第2鉤部5Bにも搬送ローラ9が設けられている。
鉤部5が2つ設けられたコの字型の筒体用反転治具1では、第1実施形態に示したように縦置状態から横置状態へと反転させるだけでなく、一旦横置状態とした筒体2を縦置状態に再び戻すことができる。
以下、コの字型の筒体用反転治具1を用いて筒体2を反転する方法を説明する。
図6(a)に示すように、第1鉤部5Aに筒体2の縁部(他端側の縁部)2aを係止すると共に、ビーム部4の接触面側を筒体2の内壁面3と平行として、筒体用反転治具1をセットする。
次に、図6(b)に示すように、第2クレーン14のワイヤー8を巻き上げて第1鉤部5Aを吊り上げると共に第1クレーン13を左側へ移動させつつ当該第1クレーン13のワイヤー8を巻き上げてビーム部4も吊り上げ、縦置状態であった筒体2を徐々に左側に横に倒していく。つまり、縦置状態であって筒体2を徐々に左側へ倒して、左側へ傾いた傾斜状態とする。そして、第1クレーン13のワイヤー8及び第2クレーン14のワイヤー8の巻き上げをさらに続けることにより、図6(c)に示すように、傾斜状態となった筒体2を横置状態にする。
図7(a)に示すように、筒体2が横置状態となると、図7(b)に示すように第1クレーン13のワイヤー8及び第2クレーン14のワイヤー8を同時に緩めて次第に横置状態の筒体2を下側に移動させ、第1支持台15a及び第2支持台15b上に横置状態の筒体2を置く。これにより、縦置状態となっていた筒体2を左側に横置きすることができる。
この横置状態の筒体2を縦置状態にするには、図7(c)に示すように、第1クレーン13及び第2クレーン14を右側に動かして第2鉤部5Bに筒体2の縁部(一端側の縁部)2bを係止する。次ぎに、図8(a)及び(b)に示すように、筒体2の一端側の縁部2bを第2鉤部5Bに係止した後は、第2クレーン14のワイヤー8を巻き上げて筒体2の他端側の縁部2aを上方に吊り上げると共に第1クレーン13のワイヤー8を緩めて、横置状態であった筒体2を右側へ傾いた傾斜状態とする。図8(c)に示すように、第1クレーン13のワイヤー8の緩み及び第2クレーン14のワイヤー8の巻き上げをさらに続けることにより、傾斜状態となった筒体2を縦置状態する。なお、縦置状態とたとき、2つの支持台15b、15cによって筒体2を支えることが好ましい。また、筒体2を縦置状態にした際には、第2鉤部5Bを筒体2の縁部2bから外し、第1クレーン13のワイヤー8を巻き上げることによって、ビーム部4を筒体2から外方へと取り外す。
この実施形態においても、縦置状態の筒体2に筒体用反転治具1をセットしてから、筒体2を横置状態に向きを変え、さらに、横置状態の筒体2を縦置状態にするときにも、筒体2の内壁面3の一端側から他端側までの範囲をビーム部4が面接触によって保持するため、反転作業を安定して簡単に行うことができる。
なお、今回開示された実施形態において、明示的に開示されていない事項、例えば、運転条件や操業条件、各種パラメータ、構成物の寸法、重量、体積などは、当業者が通常実施する範囲を逸脱するものではなく、通常の当業者であれば、容易に想定することが可能な事項を採用している。
例えば、図9(a)に示すように、筒体2の内壁面3と接触するビーム部4の接触面側に設けられたクッション材6は一体もので構成される必要はない。分割状の複数のクッション小部材20が連接された構成であってもよい。この複数のクッション小部材20は、その少なくとも1つ以上がビーム部4に対し着脱自在とされていることが好ましい。
この構成であれば、図9(b)に示すように、筒体2の内壁面3に凸部21が形成されていた場合、この凸部21に対面するクッション小部材20を外しておくことで、ビーム部4の接触面(クッション部材6)と筒体2の内壁面3とが確実に面で接触し、筒体2を安定して反転することができるようになる。
1 筒体用反転治具
2 筒体
2a 筒体の他端側の縁部
2b 筒体の一端側の縁部
3 筒体の内壁面
4 ビーム部
5 鉤部
6 クッション材
7 シャックル(第1シャックル)
8 ワイヤー
9 搬送ローラ
10 シャックル(第2シャックル)
11 外れ止め部
12 スペーサ部材
13 クレーン(第1クレーン)
14 クレーン(第2クレーン)
15 支持台
15a 第1支持台
15b 第2支持台
16a 筒体の他端側の開口部
16b 筒体の一端側の開口部
20 クッション小部材
21 凸部

Claims (8)

  1. 筒体を縦置状態から横置状態乃至は横置状態から縦置状態へと反転させる際に用いる筒体用反転治具であって、
    一端側及び他端側を前記筒体から突出させることができるように前記筒体の長さよりも長く形成されると共に、前記筒体内に挿入され且つ当該筒体の内壁面の長手方向一端側から他端側に亘って面接触することで反転時の筒体を保持可能とするビーム部と、
    前記ビーム部の他端側から前記筒体の径外方向に向かって突出状に設けられ且つ前記筒体の縁部に係合する鉤部と、
    を備え、
    前記筒体の長手方向一端側から突出した前記ビーム部の一端側と、前記筒体の長手方向他端側から突出した前記鉤部との2箇所で吊り上げ可能とされており、前記ビーム部における一端側と他端側との間の部分を前記筒体の内壁面に接触させた状態で前記筒体を支持する構成とされていることを特徴とする筒体用反転治具。
  2. 横置状態となった筒体の内壁面を走行可能な搬送ローラが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の筒体用反転治具。
  3. 前記鉤部には、係合している筒体の縁部との隙間を埋めるスペーサ部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の筒体用反転治具。
  4. 前記鉤部には、前記筒部の縁部が当該鉤部から外れることを防止する外れ止め部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の筒体用反転治具。
  5. 前記筒体の内壁面と接触するビーム部の接触面側にクッション材が設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の筒体用反転治具。
  6. 前記クッション材が複数のクッション小部材に分割されており、前記複数のクッション小部材の少なくとも1つ以上がビーム部に対し着脱自在とされていることを特徴とする請求項5に記載の筒体用反転治具。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の筒体用反転治具を用いて筒体を反転する方法であって、
    縦置状態の筒体内に前記ビーム部を挿入すると共に、前記鉤部を筒体の縁部に係合させ、前記ビーム部と鉤部とをクレーンによって吊り上げて前記ビーム部の接触面側を筒体の内壁面と面接触させながら筒体を縦置状態から傾斜状態とし、傾斜状態となった筒体を支持するビーム部と鉤部とをクレーンによって吊り上げることによって、前記接触面側と筒体の内壁面とを面接触させながら筒体を傾斜状態から横置状態にすることを特徴とする筒体の反転方法。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載の筒体用反転治具を用いて筒体を反転する方法であって、
    横置状態の筒体内に前記ビーム部を挿入すると共に、前記鉤部を筒体の縁部に係合させ、前記ビーム部と鉤部とをクレーンによって吊り上げて前記ビーム部の接触面側を筒体の内壁面と面接触させながら筒体を横置状態から傾斜状態とし、傾斜状態となった筒体を支持するビーム部をクレーンによって吊り上げることによって、前記接触面側と筒体の内壁面とを面接触させながら筒体を傾斜状態から縦置状態にすることを特徴とする筒体の反転方法。
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