JP5674326B2 - 空気清浄機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内空気の微細浮遊物の捕集、脱臭を行うことのできる空気清浄機に係り、特に、静電霧化技術を利用してミストの希薄状態を防止し、また、ミストの吐出方向を制御することのできる空気清浄機に関するものである。
従来の、吸込み口から吸い込んだ空気をフィルタで浄化して吐出口から吐出させる送風部を有する空気清浄機において、水溜め部と、この水溜め部の水を水溜め部の外部に位置する先端部側へ毛細管現象で搬送する搬送部と、この搬送部の先端の水を霧化して活性種を含むナノメータサイズのミストを発生させるための高電圧を印加する高電圧印加部とを備えた静電霧化装置を設け、吸込み口から吐出口に至る風路内のフィルタの下流側に搬送部を設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、上記の静電霧化装置を設けた空気清浄機において、搬送部が、送風部により送風される空気流が直接当るのを防止するための壁面を隔てた位置に設けられ、この壁面を隔てて設けた搬送部の先端の水に高電圧を印加することで発生したミストを吸込み口から吐出口に至る風路を流れる空気流により誘引するための開口部が、フィルタよりも下流側であって風路の途中又は吐出口と併設して設けたものがある(例えば、特許文献2参照)。
さらに、毛細管現象によって水を搬送する水搬送部と、水搬送部に水を供給する水供給部と、水搬送部が搬送する水に対して電圧を印加する印加電極と、印加電極に高電圧を印加することで水搬送部の先端部で水を霧化させる高電圧印加部とを備えた静電霧化装置において、上記水供給部が、吸熱面及び放熱面を有するとともに吸熱面上で空気を冷却して結露水を生成する熱交換部を有し、この熱交換部の放熱面側を通って熱を奪う空気の流路を、吸熱面側を通る空気の流路とは別に形成し、水搬送部を吸熱面側を通る空気の流路中に位置させたものがある(例えば、特許文献3参照)。
また、ピコメートルサイズの小径ミストを発生させる静電霧化装置を備え、清浄化された空気を外部に吐出する吐出口と、上記のミストを外部に吐出する吐出口とを同一風路内に設けることにより、送風用ファンより発生する風にミストを乗せやすく、またミストを遠くまで運ぶことにより、除菌、脱臭効果より顕著に得られるようにした空気清浄機がある(例えば、特許文献4参照)。
特許第4003835号公報(第3−5頁、図1,図2) 特許第4004437号公報(第3−5頁、図1,図2) 特許第3980051号公報(第7頁、図13) 特開2009−5782号公報(第4−6頁、図3)
特許文献1の空気清浄機は、吐出口の上流側において、清浄化された空気の気流であるメイン気流とミストとが合流するようになっているため部屋中に拡散してしまい、ミストが希薄状態になってミストによる効果が大幅に減衰してしまうという問題があった。
また、特許文献2の空気清浄機は、誘引する風の風量や風速は、空気清浄機が行うメイン気流の制御に支配されるので、ミストの放出量を任意に制御することができないという問題がある。
さらに、特許文献3の静電霧化装置は、吸熱面側を通る空気の流路と放熱面側を通るメイン空気の流路とを別々に形成して吹出し口から排出するようにしているので、メイン空気の流路によりミストの放出方向が制限されてしまうという問題がある。
また、特許文献4の空気清浄機は、清浄化された空気を外部に吐出する吐出口と、ミストを吐出する吐出口とを同一風路内に設けたので、メイン気流とミストが合流して部屋中に拡散してしまい、ミストが希薄状態になってミストによる効果が大幅に減衰してしまうという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、ミストが希薄状態になるのを防止し、また、ミストの吐出方向を制御することのできる空気清浄機を提供することを目的としたものである。
本発明は、吸引された空気を清浄化するフィルタと、ミストを生成する静電霧化装置とを備えた空気清浄機において、フィルタ及び静電霧化装置が設けられ、空気を取り込む吸込口と、フィルタによって清浄された空気を吐出する第1の吐出口と、第1の吐出口とは異なる方向に開口し、静電霧化装置で生成されたミストを含む空気を吐出する第2の吐出口とが形成され、風路を区画する前面板が設けられた本体ケースと、本体ケースに設けられ、水を貯留する水受け容器と、一部が水受け容器内の水に浸漬するように、本体ケースに設けられている加湿フィルタと、上流側が吸込口連通し、下流側が第1の吐出口連通する第1の風路と、上流側が吸込口連通し、下流側が第1の風路連通する第2の風路と、上流側が吸込口連通し、下流側が第2の吐出口連通し、第2の風路のうちの加湿フィルタの下流側及び第1の風路とは前面板を介して隔てられた第3の風路と、第1の風路に設けられ、フィルタによって清浄化された空気及び加湿フィルタで加湿された空気を第1の吐出口から外部へ吐出させる第1の送風手段と、第3の風路に設けられ、静電霧化装置で生成されたミストを含む空気を第2の吐出口から外部へ吐出させる第2の送風手段と、を有し、第2の送風手段を、第1の送風手段とは独立して制御するように構成し、第2の風路の空気は、加湿フィルタで加湿され、第1の送風手段の作用によって第1の風路に流入した後に第1の風路の空気とともに第1の吐出口から吐出され、第3の風路の空気は、加湿フィルタで加湿され、静電霧化装置で生成されたミストが供給され、第2の送風手段の作用によって第2の吐出口から吐出されるものである。
本発明によれば、ミストを含む空気を第1の吐出口とは異なる方向に開口した第2の吐出口から吐出させると共に、第2の送風手段を第1の送風手段と独立して制御するように構成したので、第1の吐出口から吐出する空気と合流してミストが希薄化することがなく、所望の風量で高濃度のミストを供給することができる。
また、気流偏向手段によりミストを含む空気の吐出方向を制御することにより、より広範囲に高濃度のミストを供給することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気清浄機の縦断面図である。 図1のX−X断面図である。 図1の正面外観図である。 実施の形態1の作用説明図である。 本発明の実施の形態2に係る空気清浄機の要部の断面図である。 図5の静電霧化送風装置の気流偏向手段の説明図である。 本発明の実施の形態3に係る空気清浄機の要部の断面図である。 図7の静電霧化送風装置の気流偏向手段の説明図である。 本発明の実施の形態4に係る空気清浄機の要部の断面図である。 実施の形態4の作用説明図である。 本発明の実施の形態5に係る空気清浄機の要部の断面図である。 本発明の実施の形態6に係る空気清浄機の要部の断面図である。
[実施の形態1]
本発明の実施の形態1に係る空気清浄機を説明するための図1〜図4において、空気清浄機1の外郭を構成する本体ケース2の前面側には、前面から背面側に後退した位置に、天板を有する前面板3が設けられており、前面板3の前面側には給水タンク17が収容される凹状の水タンク室5が形成されている。
また、本体ケース2の天板の前面側上部には、使用者が電源スイッチや風量調整等の操作を行うための操作手段を有する操作部ボックス6が設けられており、操作部ボックス6を含む本体ケース2の前面側には開閉又は着脱可能な前扉7が設けられている。
また、本体ケース2の背面板4の背面側には、複数の穴を有する例えば格子状の第1の吸込み口8が設けられており、第1の吸込み口8の下流側(本体ケース2の背面板4との間)には、集塵機能、脱臭機能を有し、また、集塵した塵埃等に対して抗菌、抗アレルゲン、抗ウィルス等の機能が付加された複数のフィルタからなるフィルタ群9が設置されている。なお、このフィルタ群9は、単体で構成してもよい。
10は本体ケース2の前後方向のほぼ中央部において、底部より上方から天板にかけて設けられた隔壁で、この隔壁10と背面板4との間には、背面板4に設けた第1の開口部4aを介して第1の吸込み口8と連通する第1の風路11が設けられており、本体ケース2の天板に設けた第1の吐出口12と連通している。13は第1の風路11内に設置された第1の送風手段である送風機で、操作部ボックス6に設けた操作手段や遠隔操作リモコンによって回転数を制御することにより、第1の吐出口12から吹き出す空気流の風量や風速を任意に調節することができ、これにより、使用者が空気清浄能力を適宜選択することができる。
14は本体ケース2の前面板3と隔壁10との間に形成された第2の風路で、下部は本体ケース2の下部に設けた加湿手段を構成する加湿室15を介して背面板4に設けた第2の開口部4bと連通しており、上部は隔壁10に設けた開口部10aを介して第1の風路11と連通している。
20は本体ケース2の天板、前面板3の天板及び隔壁10に囲まれて形成された前面側に開口部21を有するミスト生成室で、内部には、静電霧化装置22aと第2の送風手段である小形の送風機22bとからなる静電霧化送風装置22が設置されており、前扉7にはミスト生成室20の開口部21と連通する第2の吐出口23が設けられている。なお、このミスト生成室20は、前面板3の天板に設けた第2の吸込み口16を介して水タンク室5と連通しており、本体ケース2と前扉7との隙間から第2の吸込み口16を介して外気を取り込むようになっている。
そして、静電霧化送風装置22の第2の送風手段22bは、操作部ボックス6に設けた操作手段により、第1の送風手段13とは独立して制御されるようになっている。
25は本体ケース2の底部に設けた加湿室15内に設置された水受け容器で、フィルタ26を介して給水タンク17に連結されている。27は水受け容器25内に設置され、一部が水受け容器25内の水に浸漬された加湿フィルタである。
次に、上記のように構成した本実施の形態に係る空気清浄機1の作用について説明する。
操作部ボックス6の電源スイッチをONすると第1の送風手段13が駆動され、これによって第1の吸込み口8から吸引された室内の空気Aは、フィルタ群9によって清浄化されたのち第1の開口部4aを経て第1の風路11へ送られ、空気流Cとなって第1の吐出口12から上方に向って吐出される。
また、第1の吸込み口8から吸引された一部の空気Bは、本体ケース2の背面板4の下部に設けた第2の開口部4bから加湿室15内に流入し、加湿フィルタ27に接触して加湿され、第2の風路14を経て隔壁10の開口部10aから第1の風路11に流入し、空気流Cと合流して第1の吐出口12から吐出される(以下、この空気流Cをメイン空気流と記すことがある)。
一方、電源スイッチをONすると、静電霧化送風装置22が駆動されてミストが生成され、第2の吸込み口16から供給された空気Dと合流してミストを含む空気流Eとなり、メイン空気流Cの影響を受けることなく、高い濃度のミストを含む空気流Eを第2の吐出口23から前方に向って吐出する。
本実施の形態においては、メイン空気流Cを吐出する第1の吐出口12は本体ケース2の上方に、ミストを含む空気流Eを吐出する第2の吐出口23は本体ケース2の前方に、互いに異なる方向に設けたので、ミストを含む空気流Eはメイン空気流Cの影響を受けることなく室内に吐出すことができ、また、第2の送風手段22bは、第1の送風手段とは独立して制御するようにしたので、ミストが希薄化することもなく、室内に高濃度のミストを供給することができる。
[実施の形態2]
図5は本発明の実施の形態2に係る空気清浄装置の要部の断面図(図1のX−X断面に対応)、図6は図5の静電霧化送風装置の気流偏向手段の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、これと同じ符号が付してある。
本実施の形態は、ミスト生成室20に設けた静電霧化送風装置22の姿勢を自動的に変化させることにより、ミストを含む空気流Eの吐出方向の範囲を広げて広範囲に高濃度のミストを含む空気流Eを吐出させるようにしたものである。
図5、図6において、30はミスト生成室30内に設けられた、静電霧化送風装置22によるミストを含む空気流Eを偏向させるための気流偏向手段で、正逆回転可能で独立して制御される駆動手段(モータ)31と、その出力軸に設けた第1の歯車32と、静電霧化送風装置22の連結軸に設けられて、第1の歯車32と噛合う第2の歯車33とからなっている。
上記のように構成した本実施の形態に係る空気清浄機において、ミスト生成室20内のモータ31を駆動しない通常の場合は、静電霧化送風装置22は、図5に実線で示すように中央位置にあり、電源スイッチをONすると、実施の形態1の場合と同様に、メイン空気流Cは第1の吐出口12から上方に向って吐出し、ミストを含む空気流Eは、第2の吐出口23から前面側に向って吐出する。
次に、操作部ボックス6に設けたモータ31の操作スイッチをONして、ミスト生成室20内のモータ31に通電すると、モータ31は正方向又は逆方向に回転し、歯車32,33を介して静電霧化送風装置22を、図5に破線で示すように、第2の吐出口23の開口範囲に合わせて、a又はb方向に回動して姿勢を変更する。
これにより、ミストを含む空気流Eは、a方向又はb方向に偏向して第2の吐出口23から吹出し、濃度の高いミストを室内の広い範囲にわたって供給することができる。
この場合、本体ケース2内に人感センサを設置し、この人感センサにより人が存在する方向を判別して、静電霧化送風装置22を自動的に人のいる方向に向けることにより、ミストを必要とする人に濃度の高いミストを集中的に供給するようにしてもよい。
上記の説明では、静電霧化装置22aと第2の送風手段22bとを一体に構成した場合を示したが、両者を別体に構成し、第2の送風手段22bの姿勢を変化させてこの第2の送風手段22bが生成する空気流を偏向させ、この偏向した空気流が第2の吐出口23から吐出するまでの間に静電霧化装置22aを配置すれば、この静電霧化装置22aで生成されたミストを含む空気流Eの吐出方向を偏向させることができる。
このように構成することにより、第2の送風手段22bは静電霧化装置22aと一体に構成した場合に比べて軽量になり、駆動手段を小形化すると共に駆動電力を低減することができる。
本実施の形態によれば、実施の形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができ、さらに、ミストを含む空気流Eの吐出方向を広範囲に偏向しうるように構成したので、ミストを必要とする人に高濃度のミストを集中的に供給することができる。
[実施の形態3]
図7は本発明の実施の形態3に係る空気清浄装置の要部の断面図(図1のX−X断面に対応)、図8は図7の静電霧化送風装置の気流偏向手段の説明図である。なお、実施の形態1と同じ部分には、これと同じ符号が付してある。
本実施の形態は、ミスト生成室20の前面側に設けた開口部21及び第2の吐出口23(以下、両者を合せて第2の吐出口23という)に、ミストを含む空気流Eの吐出方向を偏向させるルーバー35からなる気流偏向手段30を設けたものである。
ルーバー35は、図8に示すように、複数のフィン36a〜36c(以下、単に36と記すことがある)の一端を固定軸37にそれぞれ回動自在に軸支すると共に、その上部を可動軸38にそれぞれ回動自在に軸支したものである。39は前扉7の前面側に設けられて、ルーバー35のいずれかのフィン(例えば、第1のフィン36a)に連結された操作レバーである。
上記のように構成したルーバー35において、操作レバー39を手動により例えば矢印c方向に操作すると、これと連結された第1のフィン36aはその下端部を支点として、破線で示すように矢印d方向に回動し、可動軸38で連結された他のフィン36b,36cもそれぞれ下端部を支点として矢印d方向に回動する。
操作レバー39を反矢印c方向に操作すれば、各フィン36はそれぞれ反矢印d方向に回動する。
本実施の形態においては、ルーバー35は通常はフィン36が中央の実線の位置(中立位置)にあり、ミストを含む空気流Eは正面に向って吐出される。
操作レバー39を手動により矢印c方向又は反矢印c方向に操作すると、フィン36は矢印d方向又は反矢印d方向に回動し、ミストを含む空気流Eをフィン36に沿って偏向して吐出させることができるので、使用者はこの空気流Eを任意の方向に偏向させることができる。
本実施の形態において、ルーバー35に、例えば、図6に示すような、正逆回転可能で独立して制御される駆動手段31(モータ)を装備すれば、自動的にルーバー35が操作されて、ミストを含む空気流Eの吐出方向を偏向させることができる。
本実施の形態によれば、実施の形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができるが、さらに静電霧化送風装置22を移動させることなく、簡単な構造でミストを任意の方向に偏向させることができる。
[実施の形態4]
図9は本発明の実施の形態4に係る空気清浄装置の要部の断面図(図1のX−X断面に対応)である。なお、実施の形態1と同じ部分には、これと同じ符号が付してある。
本実施の形態は、実施の形態1のミスト生成室20と同じような構成のミスト生成室20に複数(図には3個の場合が示してある)の静電霧化送風装置22を設けたものである。
本実施の形態におけるミスト生成室20においては、実施の形態1の場合と同様に、幅方向のほぼ中央部に第1の静電霧化送風装置22Cが配置されており、さらに左右の両側壁と対向して第2、第3の静電霧化送風装置22L,22Rを設けたもので、ミスト生成室20及び本体ケース2の側壁には、この第2、第3の静電霧化送風装置22L,22Rに対向して、第3、第4の吐出口23a,23bが設けられている(以下、これら複数の静電霧化送風装置22C,22L,22Rを一括して22と記すことがあり、また、第2、第3、第4の吐出口23,23a,23bを一括して第2の吐出口23,23a,23bと記すことがある)。
本実施の形態によれば、複数の静電霧化送風装置22C,22L,22Rを駆動することにより、互いに干渉することなく、前面及び両側面から高濃度のミストを含む空気流Eを吐出して、部屋の全域に亘って広範囲にミストを含む空気流Eを供給することができる。なお、静電霧化送風装置22,22L,22Rをそれぞれ独立して制御できるように構成すれば、必要な静電霧化送風装置22だけを駆動して、所望の方向にミストを含む空気流Eを吐出させることができる。
この場合、第1の吐出口12からはメイン空気流Cが上方に向って、第2の吐出口23〜23bからはミストを含む空気流Eが前面及び両側面に向って吐出されるが、さらに、図10に示すように、ミストを含む空気流Eの一部がメイン空気流Cに誘引されてミストを含むメイン空気流Fとなり、部屋の全域に亘って高濃度のミストを供給することができる(以下の実施の形態においても同様である)。
本実施の形態によれば、実施の形態1の場合とほぼ同様の効果を得ることができ、さらに、前面及び左右の両側面と広範囲に亘ってミストを供給することができる。
[実施の形態5]
図11は本発明の実施の形態5に係る空気清浄装置の要部の断面図(図1のX−X断面に対応)である。なお、実施の形態1,2及び4と同じ部分には、これと同じ符号が付してある。
本実施の形態は、駆動手段31(モータ)によって静電霧化送風装置22を回動するように構成した実施の形態2において、ミスト生成室20にさらに複数の静電霧化送風装置22L,22Rを設けたものである。
本実施の形態においては、ミスト生成室20の幅方向のほぼ中央部に、実施の形態2の場合と同様に、モータ31によって回動される第1の静電霧化送風装置22Cを設けると共に、左右の両側壁に対向して第2、第3の静電霧化送風装置22L,22Rを設けたものである。
本実施の形態によれば、第1の静電霧化送風装置22Cを回動させることにより、ミストを含む空気流Fを偏向させて、第2の吐出口23から前面側に広範囲に亘って吐出させると共に、第2、第3の静電霧化送風装置22L,22Rにより、左右の側面からミストを含む空気流を吐出させることができるので、部屋の全域にわたってミストを供給することができる。
さらに、第1〜第3の静電霧化送風装置22C,22L,22Rで生成され、第2〜第4の吐出口23,23a,23bから吐出したミストを含む空気流Eは、その一部が交差(重畳)して、より高濃度のミストを含む空気流Gとなり、図10で示したミストを含むメイン空気流Fと相俟って、部屋の隅々まで高濃度のミストを供給することができる。
上記の説明では、第2、第3の静電霧化送風装置22L,22Rを固定した場合を示したが、第1の静電霧化送風装置22Cのように回動可能に構成してミストを含む空気流Eを偏向しうるように構成すれば、ミストを広範囲に亘ってより効果的に供給することができる。
[実施の形態6]
図12は本発明の実施の形態6に係る空気清浄装置の要部の断面図(図1のX−X断面に対応)である。なお、実施の形態1,3及び4と同じ部分には、これと同じ符号が付してある。
本実施の形態は、ルーバー35により静電霧化送風装置22からのミストを含む空気流Eを偏向させるように構成した実施の形態3において、ミスト生成室20にさらに複数の静電霧化送風装置22L,22Rを設けたものである。
本実施の形態においては、ミスト生成室20の幅方向のほぼ中央部に第1の静電霧化送風装置22Cを設置し、その前面側の第2の吐出口23に図8で説明したルーバー35を設け、静電霧化送風装置22Cで生成されたミストを含む空気流Eを、ルーバー35により広範囲に偏向させると共に、第2、第3の静電霧化送風装置22L,22Rにより左右の側壁に設けた第3、第4の吐出口23a,23bからミストを含む空気流Eを吐出させるようにしたので、部屋の全域に亘ってミストを供給することができる。
さらに、第1〜第3の静電霧化送風装置22C,22L,22Rで生成され、第2〜第4の吐出口20,40,41から吐出したミストを含む空気流Eは、その一部が交差してより高濃度のミストを含む空気流Gとなり、図10で説明したミストを含むメイン空気流Fと相俟って、室内の隅々まで高濃度のミストを供給することができる。
上記の説明では、第2、第3の静電霧化送風装置22L,22Rで生成されたミストを含む空気流Eを、そのまま第3、第4の吐出口23a,23bから吐出させる場合を示したが、第3、第4の吐出口23a,23bにも前述のルーバー35を設けてミストを含む空気流Eを偏向させるようにしてもよい。
また、ルーバー35に駆動手段(モータ)を装備して、ルーバー35を自動的に操作しうるようにしてもよい。
上記の説明では、図示の空気清浄装置に本発明を実施した場合を示したが、これに限定するものではなく、例えば加湿手段が設けられていない空気清浄機など、他の構造の空気清浄機にも本発明を実施することができる。
1 空気清浄機、2 本体ケース、3 前面板、4 背面板、6 操作部ボックス、7 前扉、8 第1の吸込み口、9 フィルタ、12 第1の吐出口、13 第1の送風手段、15 加湿室、16 第2の吸込み口、20 ミスト生成室、22 静電霧化送風装置、22a 静電霧化装置、22b 第2の送風手段、23 第2の吐出口、30 気流偏向手段、31 モータ、35 ルーバー。

Claims (8)

  1. 吸引された空気を清浄化するフィルタと、ミストを生成する静電霧化装置とを備えた空気清浄機において、
    前記フィルタ及び前記静電霧化装置が設けられ、空気を取り込む吸込口と、前記フィルタによって清浄された空気を吐出する第1の吐出口と、前記第1の吐出口とは異なる方向に開口し、前記静電霧化装置で生成されたミストを含む空気を吐出する第2の吐出口とが形成され、風路を区画する前面板が設けられた本体ケースと、
    前記本体ケースに設けられ、水を貯留する水受け容器と、
    一部が前記水受け容器内の水に浸漬するように、前記本体ケースに設けられている加湿フィルタと、
    上流側が前記吸込口連通し、下流側が前記第1の吐出口連通する第1の風路と、
    上流側が前記吸込口連通し、下流側が前記第1の風路連通する第2の風路と、
    上流側が前記吸込口連通し、下流側が前記第2の吐出口連通し、前記第2の風路のうちの前記加湿フィルタの下流側及び前記第1の風路とは前記前面板を介して隔てられた第3の風路と、
    前記第1の風路に設けられ、前記フィルタによって清浄化された空気及び前記加湿フィルタで加湿された空気を前記第1の吐出口から外部へ吐出させる第1の送風手段と、
    前記第3の風路に設けられ、前記静電霧化装置で生成されたミストを含む空気を前記第2の吐出口から外部へ吐出させる第2の送風手段と、
    を有し、
    前記第2の送風手段を、前記第1の送風手段とは独立して制御するように構成し、
    前記第2の風路の空気は、
    前記加湿フィルタで加湿され、前記第1の送風手段の作用によって前記第1の風路に流入した後に前記第1の風路の空気とともに前記第1の吐出口から吐出され、
    前記第3の風路の空気は、
    前記加湿フィルタで加湿され、前記静電霧化装置で生成されたミストが供給され、前記第2の送風手段の作用によって前記第2の吐出口から吐出される
    ことを特徴とする空気清浄機。
  2. 前記第2の吐出口から吐出するミストを含む空気流を偏向させる気流偏向手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  3. 前記気流偏向手段は、前記静電霧化装置及び第2の送風手段の両者の姿勢を変え、又は前記第2の送風手段の姿勢を変えることを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
  4. 前記気流偏向手段は、前記第2の吐出口にルーバーを設けたことを特徴とする請求項2記載の空気清浄機。
  5. 前記第2の吐出口を異なる方向に複数設け、これら複数の第2の吐出口に前記静電霧化装置及び第2の送風手段をそれぞれ配置し、ミストを含む空気を互いに異なる方向に吐出させることを特徴とする請求項1記載の空気清浄機。
  6. 前記複数の静電霧化装置及び第2の送風手段の全部又は一部に、前記請求項3又は4記載の気流偏向手段を用いたことを特徴とする請求項5記載の空気清浄機。
  7. 前記複数の第2の吐出口から吐出したミストを含む空気が前記第1の吐出口から吐出した空気と交差するように構成したことを特徴とする請求項5又は6記載の空気清浄機。
  8. 前記複数の第2の吐出口から吐出したミストを含む空気の一部が交差するように構成したことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の空気清浄機。
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