JP2009216284A - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009216284A JP2009216284A JP2008059391A JP2008059391A JP2009216284A JP 2009216284 A JP2009216284 A JP 2009216284A JP 2008059391 A JP2008059391 A JP 2008059391A JP 2008059391 A JP2008059391 A JP 2008059391A JP 2009216284 A JP2009216284 A JP 2009216284A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- discharge electrode
- discharge
- air conditioner
- counter electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
- Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
Abstract
【解決手段】室内空気を吸い込む吸込口2a,2bと、吸い込んだ空気と熱交換する熱交換器6と、熱交換器6で熱交換された空気を搬送する室内ファン8と、室内ファン8から送風された空気を吹き出す吹出口10とを有する空気調和機の室内機に、放電電極72と、放電電極72に対向して配設された対向電極75と、高電圧電源24と、空気中の水分を凝縮するペルチェ素子36とを有し、放電電極72にペルチェ素子36により水を供給して放電電極72と対向電極75との間に高電圧電源24により高電圧を印加することによって静電ミストを発生させる静電霧化装置70をさらに備え、対向電極75の形状を、放電電極72側の内側面75bをドーム状のリング形状として構成した。
【選択図】図18
Description
<静電霧化装置を搭載した空気調和機の構成>
空気調和機は、通常冷媒配管で互いに接続された室外機と室内機とで構成されており、図1及び図2は、本発明にかかる空気調和機の室内機を示している。
空気調和機において、騒音の低減は大きな課題である。放電音が大きい静電霧化装置の搭載については課題が大きく、放電音の低減が必須である。従来公知の静電霧化ユニット30の概略については図5及び図6を参照してすでに説明したが、本発明の空気調和機における放電音低減の構成について、放電現象を交えて詳細に説明する。
対向電極73のリング内周部73aが放電電極72の中心軸側に移動することになり、先端水74の先端の動きが絞り込まれて全体の動きも抑制されて薄水部分Xが発生することを少なくすることができる。また、先端水74の裾部分74aとリング内周部73aとを結ぶ線の方向が放電電極72の中心軸と平行に近くなるので、見かけ上の水膜厚Wも大きくなる。
放電電流を一定にするようにペルチェ素子36の能力を制御して結露水を生成する場合には、放電距離自体が同等になるように対向電極73が離れた寸法dに相当する分だけ先端水74の高さが高くなるため、放電電極72の先端水74が大きくなり結露水量が増加する。この先端水74の円錐形状の裾部分74aは電界強度が小さいため、静電気力が弱まることで球状に近づいた形状で太くなる。以上のことから、放電の衝撃などによって前後左右方向及び上下方向に先端水74が動きながら霧化放電を繰り返しても、裾部分74aの水分量が確保できているため水膜厚Wが大きくなって薄水部分X自体の発生を防止することができ、放電音を抑制することができる。
静電気力が小さくなるため、先端水74の円錐形状の先鋭度合いが減少して裾部分74aが太くなることで水膜厚Wを大きくすることができる。また、先端水74の動き自体も小さくなり薄水部分Xが発生することを少なくすることができる。ただし、この場合は静電ミストの発生も減少してしまう。
対向電極75の内側面の曲率は同じままで放電電極72から寸法dだけ離すことにより、対向電極75のリング外周部75cがリング内周部75aと比較して相対的に放電電極72に近くなり、先端水74の裾部分74aの静電気力も相対的に大きくなる。これにより先端水74の裾部分74aの水膜厚Wも大きくなる。また、平板と同様に、放電電流を一定にするようにペルチェ素子36の能力を制御して結露水を生成する場合には、対向電極75が離れた寸法dに相当する分だけ先端水74が高くなるため、放電電極72の先端水74が大きくなり結露水量が増加する。この先端水74の円錐形状の裾部分74aは電界強度が小さいため、静電気力が弱まることで球状に近づいた形状で太くなる。以上のことから、放電の衝撃などによって前後左右方向及び上下方向に先端水74が揺れ動きながら霧化放電を繰り返しても、裾部分74aの水分量が確保できているため水膜厚Wが大きくなって薄水部分X自体の発生を防止することができ、放電音を抑制することができる。
静電気力が小さくなるため、先端水74の円錐形状の先鋭度合いが減少して裾部分74aが太くなることで水膜厚Wを大きくすることができる。また、先端水74の動き自体も小さくなり薄水部分Xが発生することを少なくすることができる。
例えば、対向電極75の球面中心Oを放電電極72の棒形状側に移動するようにして、放電電極72の先端より放電電極に沿って対向電極75から離れた位置を球面中心Oとした球面の一部として構成するものである。これにより、リング内周部75a側の静電気力がリング外周部75c側より相対的に大きくなって先端水74の先端の動きが絞り込まれて全体の動きも抑制されて薄水部分Xが発生することを抑制するとともに、もし薄水部分Xが発生したとしてもリング外周部75c側の放電が相対的に弱くなっているので放電音を抑制することができる。なお、リング形状の幅Lは、放電電極先端部72aから対向電極75までの距離が同じ場合と同様の角度範囲である。
対向電極75に開けられた円形の穴径Rについては、平板と違って条件により異なる。すなわち、元々放電範囲が広いので穴径Rが大きくなっても先端水74の動きが大きくなる割合が少なく、むしろ先端水74の先鋭度合いが低くなって裾部分74aが太くなって水膜厚Wが大きくなる傾向があり、穴径Rが大きくなっても放電音を抑制できることもある。
なお、対向電極の形状は上記の平板又はドーム状だけに限定するものではなく、ドーム状に近いもので、多角錐台形の側面部の形状としたものでも上記説明の考え方に沿って適用することができる。特に、対向電極75の幅Lがθ2−θ1=40°程度までで、長さ寸法としても数mm程度の小さな構成であれば、ドーム状でない直線状であっても放電の状態は大きくは変わらない。
空気調和機においては室内環境によって、例えば居住者の喫煙量が多かったり、空気中に多くの埃が舞っていたり、調理器具が近くにあって油煙が舞っていたりすることがあり、静電霧化ユニットの電極にこれらの汚れが付着することによって静電ミストの発生量が大きく低下する。特に、静電ミストを発生させるために高電圧を印加していることが、ヤニや油分や埃等の汚れ粒子にも帯電させることになり、帯電した汚れ粒子は対向電極に付着しやすくなる。
5 プレフィルタ、 6 熱交換器、 8 室内ファン、 10 吹出口、
12 上下羽根、 14 左右羽根、 16 換気ファンユニット、
18,18A 静電霧化装置、 20 主流路、 22 バイパス流路、
22a バイパス吸入口、 22b バイパス吹出口、 22c バイパス吸入管、
22d バイパス吹出管、 22e 収容部、 24 高電圧トランス、
26 バイパス送風ファン、 28 放熱部、 30 静電霧化ユニット、
32 サイレンサ、 34 ケーシング、 36 ペルチェ素子、 36a 放熱面、
36b 冷却面、 38 放電電極、 40 対向電極、 42 制御部、
44 ペルチェ駆動電源、 46 台枠、 46a 後部壁、 46b 側壁、
46c 隔壁、 46d 開口、 48 リヤガイダ、 48a 後部壁、
48b 側壁、 50 プレフィルタ自動清掃装置、 52 吸引ノズル、
54 ガイドレール、 56 吸引ダクト、 58 吸引装置、 58a 排気口、
60 排気ダクト、 62 開口部、 64 ダンパ、 66 ユニットハウジング、
68 サイレンサハウジング、 70 静電霧化ユニット、 72 放電電極、
72a 放電電極先端部、 73,75,76 対向電極、
73a,75a,76a リング内周部、 74 先端水、 74a 裾部分、
75b,76b 内側面、 75c リング外周部、 77 立設部、
77a 立設部先端、 H 立設部の高さ、 L 対向電極の幅、 O 球面中心、
R,Ra 穴径、 W 水膜厚、 X 薄水部分。
Claims (10)
- 室内空気を浄化する空気清浄機能を有する室内機を備えた空気調和機であって、
前記室内機が、室内空気を吸い込む吸込口と、吸い込んだ空気と熱交換する熱交換器と、該熱交換器で熱交換された空気を搬送する室内ファンと、該室内ファンから送風された空気を吹き出す吹出口とを備え、
放電電極と、前記放電電極に対向して配設された対向電極と、高電圧電源と、空気中の水分を凝縮するペルチェ素子とを有し、前記放電電極に前記ペルチェ素子により水を供給して前記放電電極と前記対向電極との間に前記高電圧電源により高電圧を印加することによって静電ミストを発生させる静電霧化装置をさらに備え、
前記対向電極の形状を、放電電極側の内側面をドーム状のリング形状として構成したことを特徴とする空気調和機。 - 放電電極は、先端部を球体形状又は先鋭形状として構成したことを特徴とする請求項1記載の空気調和機。
- 対向電極の放電電極側の内側面は、放電電極の先端を球面中心とした球面の一部として構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
- 対向電極の放電電極側の内側面は、放電電極の先端より放電電極に沿って対向電極から離れた位置を球面中心とした球面の一部として構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和機。
- 対向電極のリング内周部とリング外周部との幅は、球面中心を原点として放電電極の中心軸に対して垂直方向を0°とし、対向電極のリング外周部までをθ1、リング内周部までをθ2として角度で表した場合、θ1=0°からθ2=80°の範囲で構成したことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一項記載の空気調和機。
- θ2を50°以上に構成したことを特徴とする請求項5記載の空気調和機。
- 対向電極のリング内周部に立設部を放電電極と反対方向に向けて形成したことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一項記載の空気調和機。
- 立設部の高さは、対向電極の穴径と同等以下に形成したことを特徴とする請求項7記載の空気調和機。
- 立設部の根元の内側をラウンド形状に形成したことを特徴とする請求項7又は8記載の空気調和機。
- 立設部先端を外側に曲げて形成したことを特徴とする請求項7〜9のうちいずれか一項記載の空気調和機。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008059391A JP5060349B2 (ja) | 2008-03-10 | 2008-03-10 | 空気調和機 |
PCT/JP2009/000660 WO2009113244A1 (ja) | 2008-03-10 | 2009-02-18 | 空気調和機 |
CN2009801086219A CN101970942B (zh) | 2008-03-10 | 2009-02-18 | 空调机 |
TW098105972A TWI443292B (zh) | 2008-03-10 | 2009-02-25 | 空調機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008059391A JP5060349B2 (ja) | 2008-03-10 | 2008-03-10 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009216284A true JP2009216284A (ja) | 2009-09-24 |
JP5060349B2 JP5060349B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=41188333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008059391A Active JP5060349B2 (ja) | 2008-03-10 | 2008-03-10 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5060349B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014231047A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | パナソニック株式会社 | 静電霧化装置 |
JP2021051886A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放電装置及び電極装置 |
EP3846297A4 (en) * | 2018-08-29 | 2021-10-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | DISCHARGE DEVICE AND HAIR CARE DEVICE |
WO2023045471A1 (zh) * | 2021-09-26 | 2023-03-30 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 空调器及控制方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234245A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 空気清浄機能付き空気調和機 |
JP2007137282A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Japan Climate Systems Corp | 空調装置 |
-
2008
- 2008-03-10 JP JP2008059391A patent/JP5060349B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006234245A (ja) * | 2005-02-23 | 2006-09-07 | Matsushita Electric Works Ltd | 空気清浄機能付き空気調和機 |
JP2007137282A (ja) * | 2005-11-18 | 2007-06-07 | Japan Climate Systems Corp | 空調装置 |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014231047A (ja) * | 2013-05-29 | 2014-12-11 | パナソニック株式会社 | 静電霧化装置 |
EP3846297A4 (en) * | 2018-08-29 | 2021-10-20 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | DISCHARGE DEVICE AND HAIR CARE DEVICE |
US11889907B2 (en) | 2018-08-29 | 2024-02-06 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Discharge device and hair care device |
JP2021051886A (ja) * | 2019-09-24 | 2021-04-01 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放電装置及び電極装置 |
EP4037116A4 (en) * | 2019-09-24 | 2022-11-02 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | ELECTRIC DISCHARGE DEVICE AND ELECTRODE DEVICE |
JP7228764B2 (ja) | 2019-09-24 | 2023-02-27 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放電装置及び電極装置 |
JP7457955B2 (ja) | 2019-09-24 | 2024-03-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放電装置 |
JP7457956B2 (ja) | 2019-09-24 | 2024-03-29 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 放電装置 |
WO2023045471A1 (zh) * | 2021-09-26 | 2023-03-30 | 青岛海信日立空调系统有限公司 | 空调器及控制方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5060349B2 (ja) | 2012-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
WO2009113244A1 (ja) | 空気調和機 | |
JP4366406B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP5405943B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4168085B1 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009216286A (ja) | 空気調和機 | |
JP5060349B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP5189381B2 (ja) | 空気調和機 | |
WO2010029713A1 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009216312A (ja) | 空気調和機 | |
JP5109889B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009198108A (ja) | 空気調和機 | |
JP5120168B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2010164251A (ja) | 空気調和機 | |
WO2010029755A1 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009198110A (ja) | 空気調和機 | |
JP2014020578A (ja) | 空気調和機 | |
JP2009204230A (ja) | 空気調和機 | |
JP2009216313A (ja) | 空気調和機 | |
JP5526508B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4985567B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP4867953B2 (ja) | 空気調和機 | |
JP2009210227A (ja) | 空気調和機 | |
JP2014020577A (ja) | 空気調和機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110310 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20120113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120724 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120803 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5060349 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |