JP5673014B2 - 位置決め装置、半導体露光装置、組立・検査装置及び精密工作機械 - Google Patents

位置決め装置、半導体露光装置、組立・検査装置及び精密工作機械 Download PDF

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Description

本発明は、半導体ウエハ、液晶パネルなどの平板状基板にパターンを形成するための半導体露光装置、組立・検査装置、精密工作機械などに用いられる位置決め装置に関するものである。
加工・組立・検査対象物などの所謂ワークに対する要求精度の高まりから、当該ワークをステージに搭載し、そのステージを直交2方向に移動し、位置決めする、所謂X−Yテーブルにも高い精度が要求されている。ワーク、即ちステージを直交2方向に自在に且つ高精度に移動させ且つ装置をコンパクトにするためには、ステージを搭載する各軸方向への2つのスライダを上下に階層する必要がある。このように2つのスライダを上下階層構造とした場合、ステージから遠い下方のスライダの運動誤差(真直度)と、ステージに近い上方のスライダの運動誤差(真直度)とが異なる(真直度の干渉ともいう)ため、下記特許文献1に記載される位置決め装置では、例えばステージから遠い下方のスライダとステージとの間に板バネなどのテンション部材を介装し、当該下方のスライダの運動誤差(真直度)を吸収するようにしている。また、下記特許文献2では、ステージが複数のガイド部材を介して移動される場合、個々のガイド部材の運動誤差がステージの移動誤差に及ぼす影響を抑制するため、それらのガイド部材を連結補強部材で連結し、その連結補強部材をステージに連結している。ちなみに、特許文献2では、前記連結補強部材とステージとの間に、移動誤差の影響を吸収するテンション部材を介装している。
特開2002−158274号公報 特開2005−302838号公報
ところで、前述のように直交2方向への2つのスライダを上下に階層した場合、特に上方のスライダは両端部のみを支持される構造となりやすい。このように両端部のみを支持される上方のスライダの中央部にはステージの質量が作用し、撓みが生じやすい。上方のスライダの撓みが大きくなると、当該上方のスライダに沿ったステージの移動誤差が大きくなる。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、直交2方向への2つのスライダを上下に階層し、下方のスライダとステージとの間にテンション部材を介装した場合に、上方のスライダの撓みを低減して上方のスライダに沿ったステージの移動誤差を小さくすることができる位置決め装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の位置決め装置は、第1方向に沿って互いに平行に設けられた二以上の第1レール部材及び前記第1方向と直行する第2方向に沿って互いに平行に設けられた二以上の第2レール部材を備えた固定部と、前記第1レール部材に沿って移動可能に支持された第1スライダと、前記固定部に対して前記第1スライダを第1レール部材に沿って移動し且つ位置決めする第1位置決め装置と、前記第2レール部材に沿って移動可能に支持され且つ前記第1スライダに対して上方に配設された第2スライダと、前記固定部に対して前記第2スライダを第2レール部材に沿って移動し且つ位置決めする第2位置決め装置と、前記第1スライダ上で前記第2方向に移動自在に支持され且つ前記第2スライダ上で前記第1方向に移動自在に支持されたステージと、前記ステージを支持するために当該ステージと前記第1スライダとの間に介装され且つ当該第1スライダの移動誤差を吸収するテンション部材とを備え、前記テンション部材による前記ステージの支持高さを調整可能としたものである。
また、前記ステージは複数のガイド部材を介して前記第1スライダ上で前記第2方向に移動自在に支持され、前記複数のガイド部材は連結補強部材で連結されると共に当該連結補強部材は前記テンション部材を介してステージに連結され、当該テンション部材の前記連結補強部材への取付高さ又は当該テンション部材の前記ステージへの取付高さを調整することでテンション部材によるステージの支持高さを調整可能としたものである。
また、前記テンション部材によるステージの支持高さは、ステージの質量が大きいほど、支持高さを高くするものである。
而して、本発明の位置決め装置によれば、固定部に対し、第1位置決め装置によって第1スライダを第1レール部材に沿って移動し且つ位置決めし、第2位置決め装置によって第2スライダを第2レール部材に沿って移動し且つ位置決めし、第2スライダを第1スライダに対して上方に配設し、ステージを第1スライダ上で第2方向に移動自在に支持すると共に第2スライダ上で第1方向に移動自在に支持し、ステージを支持するために当該ステージと第1スライダとの間にテンション部材を介装して当該第1スライダの移動誤差を吸収する場合に、テンション部材による前記ステージの支持高さを調整可能としたことにより、第1スライダ上方の第2スライダに係るステージの荷重配分を調整することができ、これにより上方の第2スライダの撓みを低減して上方の第2スライダに沿ったステージの移動誤差を小さくすることができる
また、複数のガイド部材を介してステージを第1スライダ上で第2方向に移動自在に支持し、複数のガイド部材を連結補強部材で連結すると共にテンション部材を介して連結補強部材をステージに連結し、当該テンション部材の連結補強部材への取付高さ又は当該テンション部材のステージへの取付高さを調整することでテンション部材によるステージの支持高さを調整可能としたことにより、複数のガイド部材の個々の移動誤差によるステージの移動誤差を抑制することができると共に、テンション部材に係るステージの荷重配分を調整することで上方の第2スライダに係る荷重配分を調整することができる。
また、テンション部材によるステージの支持高さは、ステージの質量が大きいほど、支持高さを高くすることにより、上方の第2スライダに係る荷重配分を適正に調整することができる。
本発明の位置決め装置の一実施形態を示す平面図である。 図1の位置決め装置の正面図である。 図1の位置決め装置の主要部を示す概略斜視図である。 図1のA−A断面図である。 図1の支持部材の平面図である。 図1の支持部材の斜視図である。 図4の連結補強部材の取付状態を示す斜視図である。
次に、本発明の位置決め装置の一実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本実施形態の位置決め装置の平面図、図2は、図1に示す位置決め装置の正面図、図3は、図1に示す位置決め装置の主要部の概略斜視図である。
本実施形態の位置決め装置1は、装置の基部となるベース(固定部)11と、第1スライダ12を図のX軸方向(第1方向)に位置決めするためにベース11上に設けられた第1位置決め装置10と、第2スライダ13を図のY軸方向(第2方向)に位置決めするためにベース11上に設けられた第2位置決め装置20と、第1位置決め装置10及び第2位置決め装置20によって図のX軸方向及びY軸方向に位置決めされるステージ30とを備えて構成されている。
また、ベース11上には、第1スライダ12を図のX軸方向に移動させるためのX軸リニアガイドレール(第1レール部材)22A、22Bが当該X軸方向に沿って敷設されると共に、第2スライダ13を図のY軸方向に移動させるためのY軸リニアガイドレール(第2レール部材)42A、42Bが当該Y軸方向に沿って敷設されている。
第1位置決め装置10は、ベース11に対し、第1スライダ12をX軸方向に移動させる第1位置決め手段としての第1駆動装置14を備えている。この第1駆動装置14は、第1スライダ12の下面(裏面)に固定されたX軸ボールネジナット15と、X軸ボールネジナット15に螺合し且つ回転することによってX軸ボールネジナット15をX軸方向に移動させるX軸ボールネジ軸16と、X軸ボールネジ軸16を回転させるX軸モータ17とを主要な構成としている。
X軸モータ17は、ベース11或いは図示しない実質的に動くことがない部位に固定されている。また、X軸ボールネジ軸16とX軸モータ17との間にはX軸カップリング18が介装されている。また、X軸ボールネジ軸16のX軸カップリング18の近傍及び反対側には、当該X軸ボールネジ軸16を回転可能にベース11に支持する軸受などのX軸ボールネジ軸支持部19、21が設けられている。
第1スライダ12は、Y軸方向に長手な長方形の平面を有し、その中央部には開口部24が形成されている。また、第1スライダ12のY軸方向両端部下面には、前記X軸リニアガイドレール22A、22Bに係合するX軸リニアガイドベアリング23A、23Bが各々2個ずつ設けられている。また、第1スライダ12のX軸方向両端部上面には、前記開口部24の縁に沿って、後述するステージ30をY軸方向に案内するステージ用Y軸リニアガイドレール25A、25Bが設けられている。
前記第2位置決め装置20は、ベース11に対し、第2スライダ13をY軸方向に移動させる第2駆動装置34を備えている。第2駆動装置34は、第2スライダ13の下面(裏面)に固定されたY軸ボールネジナット35と、Y軸ボールネジナット35に螺合し且つ回転することによってY軸ボールネジナット35をY軸方向に移動させるY軸ボールネジ軸36と、Y軸ボールネジ軸36を回転させるY軸モータ37とを主要な構成としている。
Y軸モータ37は、ベース11或いは図示しない実質的に動くことがない部位に固定されている。また、Y軸ボールネジ軸36とY軸モータ37との間にはY軸カップリング38が介装されている。また、Y軸ボールネジ軸36のY軸カップリング38の近傍及び反対側には、当該Y軸ボールネジ軸36を回転可能にベース11に支持する軸受などのY軸ボールネジ軸支持部39、41が設けられている。
第2スライダ13は、X軸方向に長手な長方形の平面を有し、その中央部には開口部44が形成されている。また、第2スライダ13のX軸方向両端部下面には、前記Y軸リニアガイドレール42A、42Bに係合するY軸リニアガイドベアリング43A、43Bが各々2個ずつ設けられている。また、第2スライダ13のY軸方向両端部上面には、前記開口部44の縁に沿って、後述するステージ30をX軸方向に案内するステージ用X軸リニアガイドレール45A、45Bが設けられている。
なお、第2スライダ13は、第1スライダ12に対し、上方向、即ちX軸方向及びY軸方向に直行するZ軸方向に、互いに干渉することなく重合する状態に配置されている。
ステージ30は、略正方形の平面を有し、その中央部に方形の開口部54が開設されている。また、ステージ30のY軸方向両端部下面には、前記第2スライダ13に設けられたステージ用X軸リニアガイドレール45A、45Bと係合するステージ用X軸リニアガイドベアリング32A、32Bが設けられている。また、ステージ30のX軸方向両端部下面は、ステージ用Y軸リニアガイドベアリング(ガイド部材)31A、31Bを介して前記第1スライダ12に設けられたステージ用Y軸リニアガイドレール25A、25Bと係合するのであるが、ステージ30とステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31Bとの間には連結補強部材63が介装されているので、その連結構造について図4〜図6を用いて詳述する。
ステージ30のX軸方向両端部下面にはステージ用板バネ取付部材62A、62Bが取付けられており、このステージ用板バネ取付部材62A、62Bに板状のテンション部材61A、61Bの一方の端部が当接され、その当接端部が補強部材64A、64Bを介してボルト65により支持部材62A、62Bに固定されている。なお、テンション部材61A、61Bには、水平方向に剛性があり、水平方向の真直度、ヨーイング精度に優れた板バネを使用した。なお、ステージ30のX軸方向両端部は、前記ステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31B、或いはステージ用Y軸リニアガイドレール25A、25Bの上方に位置する。
一方、テンション部材61A、61Bの他方の端部には連結補強部材用板バネ取付部材59A、59Bが当接され、その当接端部が補強部材64A、64Bを介してボルト65により固定されている。更に、連結補強部材用板バネ取付部材59A、59Bが、ステージ30と略同形の平面形状を有する連結補強部材63の上端部にボルト65を介して取付けられている。なお、連結補強部材用板バネ取付部材59A、59Bは上下方向に移動可能に連結補強部材63に取付けられているが、その取付構造については後段に詳述する。
連結補強部材63の上端部は、前記ステージ30と同等の正方形の平面を有し、中央部に開口部63Dが開設されている。この開口部63Dは、ステージ30の形状に合わせたもので、これはステージ30に設置する装置がステージ30の上面から下方に突出した形状のものである場合を想定し、これとの干渉をさけるために開口しているのであり、このような必要がなければ開口部63Dは必ずしも設けなくてもよい。
連結補強部材63のX軸方向両端部の中央部下面からは、夫々、下向きの脚部63Aが突設されている。また、各脚部63Aの下端部は拡幅されてフランジ部63Bとなっている。このフランジ部63Bには貫通孔63Cが穿設され、各貫通孔63Cに貫通されたボルト67が前記ステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31Bに螺合し締付けられて、脚部63Aを介してステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31Bに連結補強部材63が取付けられている。換言すれば、2つのステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31Bは連結補強部材63によって連結され、ステージ30にも連結されている。
また、図6、図7に示すように、前記連結補強部材63の連結補強部材用板バネ取付部材59A、59B取付部のY軸方向両側には、当該連結補強部材用板バネ取付部材59A、59BのY軸方向への取付位置を規制する板バネ取付部材位置決め突子63Eが突設されている。また、連結補強部材63の連結補強部材用板バネ取付部材59A、59B取付部には、前記ボルト65を螺合するためのネジ孔63Fが形成されており、連結補強部材用板バネ取付部材59A、59Bのネジ孔63Fに対向する位置にはボルト65のネジ部を挿通するための長孔60が開設されている。この長孔60は、図の上下方向、即ちZ軸方向に長手な長円断面を有する。従って、連結補強部材用板バネ取付部材59A、59Bは板バネ取付部材位置決め突子63EによってY軸方向への位置を規制されながら、ボルト65のネジ部の位置を長孔60内で移動させることにより、Z軸方向、即ち図の上下方向に取付位置(高さ)を調整することができる。この連結補強部材用板バネ取付部材59A、59BのZ軸方向への取付位置調整は、即ちテンション部材61A、61BのZ軸方向への取付位置調整であり、それはテンション部材61A、61Bによるステージ30の支持高さ調整となる。
本実施形態の位置決め装置で、ステージ30のX軸方向の位置決めを行う場合には、X軸モータ17を駆動させてX軸ボールネジ軸16を回転させると、X軸ボールネジナット15がX軸ボールネジ軸16に沿って移動し、これに伴ってステージ30がX軸方向に移動される。ステージ30がX軸方向の所定位置に到達したらX軸モータ17を停止すればよい。また、ステージ30のY軸方向の位置決めを行う場合には、Y軸モータ37を駆動させてY軸ボールネジ軸36を回転させると、Y軸ボールネジナット35がY軸ボールネジ軸36に沿って移動し、これに伴ってステージ30がY軸方向に移動される。ステージ30がY軸方向の所定位置に到達したらY軸モータ37を停止すればよい。
この際、本実施形態のように第1スライダ12の上方に第2スライダ13を配設して2つのスライダ12、13を上下に階層構造とする場合、ステージ30から遠い下方の第1スライダ12の運動誤差(真直度)と、ステージ30に近い上方の第2スライダ13の運動誤差(真直度)とは異なる(真直度の干渉)。夫々のスライダの運動誤差(真直度)は、それらを支持するリニアガイドレールやリニアガイドベアリングの加工精度並びに組立精度、スライダ自体の加工精度、ステージなどの質量によるスライダの撓みなどに影響される。また、装置全体の小型化などの目的のために、第2スライダ13に対しては計4個のステージ用X軸リニアガイドベアリング32A、32Bでステージ30が支持されて剛性を高めやすいのに対し、第1スライダ12に対しては計2個のステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31Bでステージ30が支持されているだけなので剛性を高めにくい。そこで、本実施形態では、第1スライダ12とステージ30との間にテンション部材61A、61Bを介装し、第1スライダ12の運動誤差(真直度)が及ぼすステージ30の移動誤差を吸収することができる。
また、第1スライダ12上に設けられ、ステージ30のY軸方向への移動をガイドするステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31Bを連結補強部材63によって連結したことにより、個々のステージ用Y軸リニアガイドベアリング31A、31Bの運動誤差を抑制してステージ30のY軸方向への動剛性を向上することができる。
更に、本実施形態では、テンション部材61A、61BのZ軸方向への取付位置、即ちテンション部材61A、61Bによるステージ30の支持高さを調整可能とした。本実施形態の場合、第2スライダ13は第1スライダ12の上方に配設されているため、第2スライダ13はベース11から遠く、且つ両端部のみがY軸リニアガイドレール42A、42B、Y軸リニアガイドベアリング43A、43Bによって支持されている。そして、第2スライダ13のX軸方向中央部にはステージ30の質量が作用する。このため、第2スライダ13には撓みが生じやすく、ステージ30のX軸方向への移動誤差が生じる。
本実施形態では、テンション部材61A、61BのZ軸方向、即ち上下方向への取付位置、即ちステージ30の支持高さを調整することにより、第2スライダ13に係るステージ30の荷重配分を調整することができる。即ち、ステージ30が重い(質量が大きい)ほど、テンション部材61A、61Bの取付位置(高さ)を上方向とすることで、第2スライダ13に係るステージ30の荷重配分を小さくすることができ、これにより第2スライダ13に生じる撓みを小さくすることができる。
その際、例えば第2ステージ13に係る荷重をバネばかりなどの測定器で測定しながら、前記連結補強部材側板バネ取付部材59A、59BのZ軸方向、即ち上下方向の位置(高さ)を調整し、測定される第2ステージ13の荷重が所定値になったところで連結補強部材側板バネ取付部材59A、59Bを連結補強部材63に固定するようにするのが望ましい。なお、連結補強部材側板バネ取付部材59A、59BのZ軸方向、即ち上下方向への取付位置調整機構は前記に限定されるものではなく、例えばネジの推力を用いて連結補強部材側板バネ取付部材が上下方向に移動されるような構造でもよいし、連結補強部材側板バネ取付部材を下方から支持する支持部との間に楔を抜き差しできるような構造でもよい。また、目的はステージ30を支持するテンション部材61A、61BのZ軸方向、即ち上下方向への取付位置調整であるから、テンション部材61A、61Bの取付位置そのものを上下方向に調整できるような構造でもよい。
なお、前記実施形態では、テンション部材61A、61Bの連結補強部材63への取付高さを調整することでテンション部材61A、61Bによるステージ30の支持高さを調整する構成としたが、テンション部材61A、61Bのステージ30への取付高さを直接調整することでテンション部材によるステージの支持高さを調整することもできるのはいうまでもない。
また、前記実施形態では、便宜上、下方のスライダ、即ち第1スライダ12をX軸方向のスライダとし、上方のスライダ、即ち第2スライダ13をY軸方向のスライダとしたが、2つのスライダは直交2方向の夫々の移動方向の何れかであればよいので、例えば直交2方向を表すX軸方向、Y軸方向が何れであってもよいのはいうまでもない。
1は位置決め装置
10は第1位置決め装置
11はベース
12は第1スライダ
13は第2スライダ
14は第1駆動装置
15はX軸ボールネジナット
16はX軸ボールネジ軸
17はX軸モータ
18はX軸カップリング
19はX軸ボールネジ軸支持部
20は第2位置決め装置
21はX軸ボールネジ軸支持部
22A、22BはX軸リニアガイドレール
23A、23BはX軸リニアガイドベアリング
24は開口部
25A、25Bはステージ用Y軸リニアガイドレール
30はステージ
31A、31Bはステージ用Y軸リニアガイドベアリング
32A、32Bはステージ用X軸リニアガイドベアリング
34は第2駆動装置
35はY軸ボールネジナット
36はY軸ボールネジ軸
37はY軸モータ
38はY軸カップリング
39はY軸ボールネジ軸支持部
41はY軸ボールネジ軸支持部
42A、42BはY軸リニアガイドレール
43A、43BはY軸リニアガイドベアリング
44は開口部
45A、45Bはステージ用X軸リニアガイドレール
59A、59Bはステージ用板バネ取付部材
60は長孔
61A、61Bはテンション部材
62A、62Bは連結補強部材用板バネ取付部材
63は連結補強部材
63Eは板バネ取付部材位置決め突子
63Fはネジ孔
64A、64Bは補強部材
65はボルト
67はボルト

Claims (5)

  1. 第1方向に沿って互いに平行に設けられた二以上の第1レール部材及び前記第1方向と直行する第2方向に沿って互いに平行に設けられた二以上の第2レール部材を備えた固定部と、前記第1レール部材に沿って移動可能に支持された第1スライダと、前記固定部に対して前記第1スライダを第1レール部材に沿って移動し且つ位置決めする第1位置決め装置と、前記第2レール部材に沿って移動可能に支持され且つ前記第1スライダに対して上方に配設された第2スライダと、前記固定部に対して前記第2スライダを第2レール部材に沿って移動し且つ位置決めする第2位置決め装置と、前記第1スライダ上で前記第2方向に移動自在に支持され且つ前記第2スライダ上で前記第1方向に移動自在に支持されたステージと、前記ステージを支持するために当該ステージと前記第1スライダとの間に介装され且つ当該第1スライダの移動誤差を吸収するテンション部材とを備え、前記テンション部材による前記ステージの支持高さを調整可能とし、前記ステージは複数のガイド部材を介して前記第1スライダ上で前記第2方向に移動自在に支持され、前記複数のガイド部材は連結補強部材で連結されると共に当該連結補強部材は前記テンション部材を介してステージに連結され、当該テンション部材の前記連結補強部材への取付高さ又は当該テンション部材の前記ステージへの取付高さを調整することでテンション部材によるステージの支持高さを調整可能とした位置決め装置。
  2. 前記テンション部材によるステージの支持高さは、ステージの質量が大きいほど、支持高さを高くする請求項に記載の位置決め装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の位置決め装置を備えた半導体露光装置。
  4. 前記請求項1又は2に記載の位置決め装置を備えた組立・検査装置。
  5. 前記請求項1又は2に記載の位置決め装置を備えた精密工作機械。
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