JP5672833B2 - 照明ユニット及びこれを用いた表示装置 - Google Patents
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Description
この照明装置で消費する電力は、液晶表示装置全体で消費する電力の相当部分を占める。 従って、所定の輝度を提供するのに必要な照明装置の消費電力を低減することは、液晶表示装置全体の省電力化に寄与することになる。
一方、エッジライト方式の照明装置は、光源の配設位置が導光板の側部に限定された構成であるため、大型のディスプレイ装置には向いておらず、主としてノート型パソコン、液晶モニター、携帯情報端末等に適用されている。
一般的に、エッジライト方式は、導光板と呼ばれる透光性の板の端面にのみ光源が配設される構造のため、光源設置数に限界がある。従って、液晶表示装置が大型になるにつれ、エッジライト方式ではディスプレイ全体を明るくすることが難しくなり、輝度を向上させる光学シートの役割が重要となる。
図12は、液晶表示装置180に、BEF185を配設した一例を示す断面模式図である。この液晶表示装置180は、光源182の光出射側にBEF185を配設し、その射出面側に液晶表示パネル184を配設した構成を有している。図13は、BEF185の斜視図である。図12、図13に示すように、BEF185は、基板部材186上に断面三角形状の単位プリズム187が一方向に周期的に配列された光学フィルムである。この単位プリズム187は光の波長に比較して大きいサイズ(ピッチ)とされている。
さらにまた、レンズシートと液晶パネル184との間に拡散フィルムを配置した場合には、BEF185等のプリズムレンズシートに起因する射出光のサイドローブを低減させることもできる。
ここで、隠蔽レンズシートにおいて、第一の線状レンズの第一の基材と接する点から配列方向への変位をx1とし、第一の線状レンズの延在方向に直交する断面の上枠線をf1(x1)としたとき、(1)式で表される傾き密度d1(x1)の最大値と最小値の差分が、傾き密度d1(x1)の平均値の1.5倍以下になる、つまり、接線の傾きdf(x)/dxが或る範囲の値を満遍なく有することで、光を均一に拡散して擬似光源の隠蔽性を高めることができる。そのため、表示画面の輝度ムラを効果的に低減することができる。
輝度を向上できる。
また、第一の線状レンズと第二の線状レンズの少なくとも一部の配列方向を略平行な方向とすることで、配列方向と略直交する方向に対する視野を狭くすることがない。そのため、導光板の光反射面に設けた光学構造物の疑似光源を隠蔽し且つ正面方向の輝度を向上させながらも、視野が極端に狭くなることを防ぐことができる。
これにより隠蔽レンズシートを経由した光が集光シートによって高輝度を達成できる。
これによって、隠蔽レンズシートの第一の線状レンズを通過する疑似光源の光を広い範囲に亘って線状に広げることができる。
この構成を採用すれば、二種類の第一及び第三の線状レンズが略直交して配設されているため、第一の線状レンズの配列方向に対する配光分布も大きく変化することはない。そのため、第一の線状レンズによる隠蔽効果や輝度向上効果を失うことはなく、しかも、第三の線状レンズは、第一の線状レンズによっては広げることのできない方向に疑似光源を広げることができるため、隠蔽効果を高めることが可能になる。
導光体の光反射面に予め設定されている光学構造物の配列に対して、任意の光学構造物から第2近接光学構造物へ向かう方向を、隠蔽レンズシートの第一の線状レンズと集光シートの第二の線状レンズとの配列方向と略同一とすることで、疑似光源の広がり方向と略直交する方向における疑似光源の広がりが互いに近接することになり、輝度ムラを低減できる。
これにより、光源から導光体に出射する光の一部が射出面とは反対側に漏洩しても、反射シートによって隠蔽レンズシートの方向に反射させて向かわせることができる。
本発明による表示装置によれば、照明ユニットによって疑似光源による明暗の輝度ムラを抑制して高輝度の表示画像を観察できる。
画素単位で光を透過/遮光して画像を表示するものであれば、照明ユニットにより輝度ムラの低減された光を利用することで、画像品位の高い画像を表示させることができる。
また、(1)式で表される傾き密度d(x)の最大値と最小値の差分を、傾き密度d(x)の平均値の1.5倍よりも小さくしたから、接線の傾きdf(x)/dxが、ある範囲の値を満遍なく有することになって疑似光源を均一に線状に引き延ばして明暗の差を抑制して、隠蔽することができる。そのため、表示画面の輝度ムラを効果的に低減することができる。
さらに、傾き密度d(x)が最大値となる上枠線f(x)の接線の傾きdf(x)/dx(x=x0)が、(2)式の範囲に規定されることで、疑似光源を広げると共に輝度を高めることができる。
図1に示す本発明の実施の形態による画像表示装置1は、照明ユニット2と画像表示パネル3とを配設した構成を有している。なお、図1から図10は、本発明の実施の形態を説明するために模式的に示した図であり、各部の大きさや形状は理解を容易にするために適宜誇張して示しており、正確な寸法比を示すものではない。
画像表示パネル3は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する素子であることが望ましい。画素単位で光を透過/遮光して画像を表示するものであれば、照明ユニット2により輝度ムラの低減された光を利用することで、画像品位の高い画像を表示させることができる。
画像表示素子6として選択される液晶表示素子は、画素単位で光を透過/遮光して画像を表示する代表的な素子であり、他の表示素子と比べて、画像品位を高くすることができる。
光源8としては、例えば線状光源や点状光源が挙げられる。線状光源としては、CCFLやHCFL、EEFL等の蛍光管が挙げられる。点状光源としては、LEDが挙げられる。LEDとしては白色LEDやRGB−LED等が挙げられる。図1では、光源8が導光板9の1つの端面に配置された例を示しているが、これに限らず、対向する2つの端面に配置する場合、または4つの端面に配置される場合なども採用できる。このとき、導光板9の形状は、図1に示すような楔形状であってもよく、或いは図2に示すように平板形状であってもよい。
光学構造物15としては、例えば白色拡散反射ドットが印刷されて配設されている。また別の例として、マイクロレンズ形状やプリズム形状等の構造物が形成されていてもよい。一例として、図2に示す導光板9では、光反射面14に白色拡散反射ドットパターンが所定間隔で印刷された平板形状が示されており、光源8から入射する光の光路が例示されている。
導光板9の背面側、即ち隠蔽レンズシート10と反対側には反射シート12が設けられている。そのため、導光板9を射出面13とは反対側の光出射面14側から出射した光は反射ミラー12によって導光板9内に戻され、射出面13から出射させられる。
また、隠蔽レンズシート10の観察者側Fには集光シート11が配設されている。集光シート11は、第二の基材20の観察者F側の面に断面略三角形状のプリズムを第二の線状レンズ21として複数配列させた構成を有している。これら第二の線状レンズ21は、その配列方向が隠蔽レンズシート10における第一の線状レンズ18と略一致するように平行に配設した。第二の線状レンズ21の上枠線21aは、例えばその長手方向に直交する断面視において略二等辺三角形状でその頂部を凸アール状に丸く面取りした形状を呈する。
第一の線状レンズ18と第二の線状レンズ21の配列方向を略一致させることで、これらの線状レンズ18,21とは略直交する方向の視野を十分に確保することが可能となる。
例えば、第一の線状レンズ18の延在方向に直交する面(XZ平面)における断面図を図4に示す。図4に示す隠蔽レンズシート10において、第一の線状レンズ18の第一の基材17と接する点から配列方向への変位xmをx1とし、第一の線状レンズ18の延在方向に直交するXZ平面で切った断面の略凸曲線形状の上枠線18aを変位x1の関数としてf1(x1)とする。
また、図4において、傾き密度d1(x1)の平均値は、隠蔽レンズシート10の第一の線状レンズ18の配列ピッチをPとしたとき、下記(5)式により表される。
本実施形態における隠蔽レンズシート10では、傾き密度d1(x1)の最大値と最小値の差が、平均値の1.5倍よりも小さくなることを特徴とする、つまり、接線19の傾きdf1(x1)/dx1は、ある範囲の値を満遍なく有する。そのため、観察者側Fから観察したとき、擬似光源15′は線状に均一に広がったように見える。
接線の傾きが満遍なく広がることで、あらゆる角度の入射光を満遍なく均一に立ち上げることができることになる。逆に言うと、変位x1に対して傾き密度d1(x1)の変化が大きいということは、直線部分等の特定の傾きが多くなってしまったり、もしくは、少なくなってしまうということである。この場合、擬似光源15′が線状に広がっても、特定の傾きに対応した位置において、明るい点もしくは暗い点が生じてしまう。
なお、図5(a)、(b)中の破線は、隠蔽レンズシート10や集光シート11を配置しなかった場合の光強度の空間的依存性を示している。これらの場合、疑似光源15′の前方に隠蔽レンズシート10や集光シート11を配設しないと、いずれの場合も、破線で示すように、疑似光源15に対応する中央部でのみ極めて強い光強度を呈することになる。
この図6(a)に示す上枠線18aの傾き密度d1(x1)は図6(c)に示すようになる。図6(c)において、傾き密度d1(x1)は上枠線18aの第一の基材17との交点から次第に増大して最大値となり、その後小さくなって上枠線18aの頂点で最も小さい最小値となる。その後、傾き密度d1(x1)は増大して同様に最大値を経由して最小値に至るサインカーブに近い形状を呈するグラフが得られる。
そして、図6(c)に示すように、傾き密度d1(x1)の最大値と最小値の差分が、傾き密度d1(x1)の平均値の1.5倍以下になることを特徴としている。最大値と最小値の差が1.5倍より大きいと特定の傾きが大きくなり、隠蔽性が悪く輝度ムラが生じる不具合がでる。
図7(a)、(b)は、側面に光源8を設けた導光板9の上に光学シートを配置した照明光学系のシミュレーション結果を示す図であり、光学シートがプリズムシートである場合にプリズムの頂角を変化させた場合の正面輝度を輝度比としてプロットしたものである。ここで、輝度比とは、プリズムシートにおけるプリズム頂角が90度の場合の正面輝度を1とした場合の正面輝度の比である。
図7(a)は光学シートとして、隠蔽レンズシート10を簡略化した頂角可変のプリズムシート10Aとその上に設置した固定された頂角90度のプリズムシート11Aとを、プリズムが同一方向を向くように重ねて配設し、その下側にバックライトとして光源8と導光板9を設けた場合である。そして、下側のプリズムシート10Aの頂角を変化させた場合における輝度比を図7(a)にプロットした。
また、図7(b)は光学シートとして頂角可変のプリズムシート10Aを一枚だけバックライトの前方に配置した場合の輝度比を示す図である。
つまり、プリズムシート10A,11Aを二枚配設した構成において、一枚目のプリズムシート10Aは断面三角形のプリズムの頂角100度の場合に、その両側の傾き角が40度付近の割合が多いほど高輝度になり、このときには、正面輝度を十分確保することができる。そして、一枚目のプリズムシート10Aのプリズム頂角が90度〜125度の範囲で両側の傾き角は45度〜27.5度の範囲となり、この範囲で輝度比は1以上という高い輝度が得られることがわかった。
そのため、傾き密度d1(x1)が最大値(x=x10)の場合、接線19の傾きdf1(x1)/dx1(x=x10)は、(2)式の範囲に規定される必要がある。
1.19ラジアンは角度で表すと50度になり、この値以上でなければ線状の広がりが十分とは言えない。一方、2.14ラジアンは角度で表すと65度になり、この値までであれば光学構造物15の配置を変更しても十分な線状の広がりを得ることができる。
しかし、接線19の傾きが50度に満たない場合には線状の広がりは十分といえず、傾きが65度を超える場合には光が斜めに広がりすぎて正面輝度の向上効果が小さくなる欠点が生じる。
接線19の傾きの絶対値|df1(x1)/dx1(x1=0)|が50度に満たない場合には、図8(b)に示すように隠蔽レンズシート10を透過した疑似光源15′の線状の広がりが十分でなく、擬似光源15′の広がりが重ならずに分離された状態のため明暗が強く観測されてしまう。一方で、接線19の傾きの絶対値|df(x)/dx(x=0)|が50度以上である場合には、図8(a)に示すように、線状の広がりが隣の擬似光源15′の広がりと重なり、明暗の境界がなくなり、高い隠蔽性を有するといえる。
導光板9の厚みや光学構造物15の間隔等によるが、図9(a)に示すように、隠蔽レンズシート10のみ配設した場合では、擬似光源15′の線状の広がりが不十分になる場合がある。そこで、図9(b)に示すように、隠蔽レンズシート10の観察者F側に更に集光シート11を配置することで、各シート10,11を透過する光の線状の広がりが互いに重なり合わせられることで、擬似光源15′の線状の広がりを十分にもたせることもできる。
しかも、隠蔽レンズシート10は、第一の線状レンズ18の上枠線18′における(1)式で規定する傾き密度d1(x1)の最大値と最小値の差分が平均値の1.5倍以下に設定され、(2)式で規定する範囲の値を満遍なく有するため、光学構造物15の像である疑似光源15′は線状に均一に広げることができて、明暗を低減できる。
また、隠蔽レンズシート10の変位x1=0の点における接線19の傾きが(4)式を満たすことで、疑似光源15′を広い範囲に亘って線状に十分広げて互いに重ねることができるから、正面輝度を向上させつつ、明暗の境界がなくなって高い隠蔽性を発揮できる。
更に、隠蔽レンズシート10の前方側に集光シート11を設けて第二の線状レンズ21の上枠線である頂部が凸アールをなす略プリズムに対する接線の傾きを(3)式の範囲に設定したから、正面輝度を高く設定できる。
具体的には、図10に示す照明ユニット2において、導光板9の光反射面14に予め配列された光学構造物15が六方配置されている場合、第一の線状レンズ18の配列方向の違いによる六方配置された擬似光源15′の像の広がり方の違いを示している。
導光板9の光反射面14に、光学構造物15及び疑似光源15′が正六角形の各角部と中心とに六方配置された構成を有するとして、そのうちの一部の光学構造物15及び疑似光源15′にアルファベットの符号をつけて個別に表示するものとする。
この場合、擬似光源15′は、光学構造物15pから最近接光学構造物15qへ向かう方向に延びて広がっているが、光学構造物15pから2番目に近接する1つの第2近接光学構造物15rに向かう方向には広がらないため、両者間に大きな隙間が作られてしまう。
この場合、擬似光源15′は、光学構造物15pから第二近接光学構造物15rへ向かう方向に広がり、光学構造物15pから最近接光学構造物15qへ向かう方向には広がらない。しかし、光学構造物15p、15q間の距離は近接しているため、大きな隙間にはならない。そのため、光学構造物15の六方配列の構造から、図10(b)のように第一の線状レンズ18の配列した構成を採用した方が、図10(a)の場合よりも輝度ムラを抑制することができて好ましい。
隠蔽レンズシート10の入射面に設けた第三の線状レンズ24は、第一の線状レンズ18によっては広げることのできない方向に疑似光源15′を広げることができるため、隠蔽効果を高めることが可能になる。
また、導光板9から射出される光は、光反射面14によって反射されて射出面13から射出されるため、観察者F側の方向に対して大きく傾斜した角度の光が多い。そのため、その角度の傾いた射出光を正面方向へ立ち上げるために、隠蔽レンズシート10の入射面側に第三の線状レンズ24を設けることとしてもよい。
ただし、上述の隠蔽レンズシート10により輝度ムラの低減が図れるため、拡散要素を含んだ光学シートは、拡散特性の強い拡散シートを使用する必要はない。そのため、全光線透過率を大きくすることができて、この拡散要素を含んだ光学シートによる輝度の低減を抑えることが出来る。
次に、本実施形態に基づく実施例について詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
このような構成を備えた照明ユニット2の下記実施例1〜6と比較例について、照明光を観察者側から目視観察して疑似光源15′の像について隠蔽性の可否を輝度ムラの有無として目視確認した。また、照明ユニット2の観察者側にトプコン製の分光放射輝度計SR−3Aを配置させて正面輝度を測定した。
(実施例1)
隠蔽レンズシート10における第一の線状レンズ18の略凸曲線状の上枠線18aは、上枠線18aに対する接線19の傾きの傾き密度d1(x1)の最大値と最小値の差分が、傾き密度d1(x1)の平均値のn倍になるような形状とした。
nの値は、1.8、1.6、1.5、1.4、1.2、1.0、0.5の7つの異なる値を設定した。傾き密度d1(x1)が最大値となる変位x10における第一の線状レンズ18の上枠線18aの接線19の傾きdf1(x1)/dx1の最大値(x1=x10)は、全て0.36とした。
(実施例2)
(実施例3)
(実施例4)
(実施例5)
(実施例6)
(比較例)
表1において、縦枠にn値、横枠に傾きdf1(x1)/dx1の最大値(x1=x10)をとり、実施例1乃至6について、各枠内において、その左側は隠蔽性の結果を、右側は輝度の結果を表している。隠蔽性に関しては、目視により輝度ムラが観測できなかったものを○、観測できたものを×とした。また、輝度に関しては、比較例の輝度を基準として、比較例より輝度が高かったものを○、低かったものを×とした。
そのため、照明ユニット2は、隠蔽レンズシート10の第一の線状レンズ18における上枠線18aに対する接線19の傾きdf1(x1)/dx1の最大値(x1=x10)が0.52〜1.00(ラジアン)の範囲即ち接線の角度27.5度〜45度の範囲で高い輝度が得られた((2)式参照)。また、傾き密度の最大値と最小値の差分が傾き密度の平均値に対して1.5倍以下であれば、光学構造物15の疑似光源15′の像を隠蔽できた。
2 照明ユニット
3 液晶表示パネル
8 光源
9 導光板
10 隠蔽レンズシート
11 集光シート
15 光学構造物
15′ 疑似光源
17 第一の基材
18 第一の線状レンズ
18a 上枠線
19 接線
20 第二の基材
21 プリズム
Claims (8)
- 光源と、
前記光源から射出される光を入射させて観察者側へ射出する射出面と、入射光の一部を反射させて前記射出面へ導く光反射面と、を有する導光体と、
前記導光体の射出面から射出する光を入射する光透過性の第一の基材と、該第一の基材の光射出面側に設けられていて入射光を均一化して射出するために少なくとも一方向に配列されてなる複数の第一の線状レンズと、を有する隠蔽レンズシートと、
前記隠蔽レンズシートの射出面から射出する光を入射する第二の基材と、該第二の基材の光射出面側に設けられ前記第一の線状レンズの少なくとも一部の配列方向と同方向に配列されていて入射光を集光して射出する第二の線状レンズと、を有する集光シートと、を備えた照明ユニットであって、
前記第一の線状レンズの前記第一の基材または第二の線状レンズの第二の基材と接する点から配列方向への変位をxm(但し、mは第一の線状レンズでは1、第二の線状レンズでは2とする)とし、前記第一の線状レンズまたは第二の線状レンズの延在方向に直交する断面の稜線に沿う上枠線をfm(xm)とすると、前記変位に対する前記第一または第二の線状レンズの上枠線fm(xm)への接線の割合を規定した傾き密度dm(xm)は、以下に示す(1)式で表すものとして、
- 前記隠蔽レンズシートの入射面側に、前記第一の線状レンズと略直交する方向に配列された第三の線状レンズが配列されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載された照明ユニット。
- 前記導光体の光反射面には入射光を反射させる複数の光学構造物が規則的に配置されており、任意の前記光学構造物から該光学構造物に2番目に近接する他の光学構造物である第2近接光学構造物へ向かう方向と前記第一及び第二の線状レンズの配列方向が略同一であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載された照明ユニット。
- 前記導光体に対して前記隠蔽レンズシートとは反対側の位置に、前記導光体の前記光反射面から射出する光を反射して再度前記導光体へと導く反射シートをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載された照明ユニット。
- 請求項1乃至6の何れか1項に記載された照明ユニットと、
表示画像を規定する画像表示素子と、を有することを特徴とする表示装置。 - 前記画像表示素子が、画素単位での透過/遮光により画像を表示することを特徴とする請求項7に記載された表示装置。
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